JP2002056875A - 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム - Google Patents

燃料電池を用いたコージェネレーションシステム

Info

Publication number
JP2002056875A
JP2002056875A JP2000244168A JP2000244168A JP2002056875A JP 2002056875 A JP2002056875 A JP 2002056875A JP 2000244168 A JP2000244168 A JP 2000244168A JP 2000244168 A JP2000244168 A JP 2000244168A JP 2002056875 A JP2002056875 A JP 2002056875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
reformer
fuel
hot water
cogeneration system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000244168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4030256B2 (ja
Inventor
Osamu Tajima
収 田島
Akira Fujio
昭 藤生
Taketoshi Ouki
丈俊 黄木
Katsuyuki Makihara
勝行 槇原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000244168A priority Critical patent/JP4030256B2/ja
Publication of JP2002056875A publication Critical patent/JP2002056875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4030256B2 publication Critical patent/JP4030256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改質器を有する燃料電池を用いたコージェネ
レーションシステムは、該コージェネレーションシステ
ムの運転と停止の繰り返しによって構成機器や改質器の
触媒に熱歪等の影響を生じやすい。構成機器の作動や停
止に伴う熱的な弊害を極力生じさせないようにしたコー
ジェネレーションシステムを提供する。 【解決手段】 燃料電池6と、該燃料電池6に改質ガス
を供給する改質器3と、改質器3で得られた改質ガスを
燃料にして温水加熱をすることができる熱交換器46等
とをコージェネレーションシステムに備え、該コージェ
ネレーションシステムの運転中は、燃料電池6の作動、
停止の状態とは独立して前記改質器3の作動を継続さ
せ、該改質器3で発生した改質ガスを温水加熱に活用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水素を燃料電池
の燃料ガスとし空気を酸化剤として使用する燃料電池
と、原燃料ガスを水素に改質して前記燃料電池に供給す
る改質器と、該改質器で発生した改質ガスを燃料として
温水加熱をすることができる燃焼装置等とを有し、外部
負荷に電力を供給するとともに温水供給をすることがで
きる燃料電池を用いたコージェネレーションシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水素を燃料ガスとし、空気中の酸素を酸
化剤として使用する固体高分子型燃料電池(以下単に燃
料電池という)は、酸やアルカリによる腐食の心配がな
く寿命が長い特徴を有している。
【0003】このような、燃料電池は、原燃料ガスを水
素に改質して前記燃料電池に供給する改質器を有し、燃
料電池で発電された電力を外部の電気負荷等に供給でき
るように構成されている。
【0004】また、燃料電池や改質器から排出される未
燃焼ガスを使用して温水を加熱すれば、電力供給と併せ
て給湯を行なうコージェネレーションシステムを構築す
ることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、家庭の電力消
費は夜間と昼間とで大きな差があり、夜間の家庭の電気
消費量は、300W/時程度と些少であるために、家庭
で使用される小型のコージェネレーションシステムを夜
間に運転することは経済的でない。
【0006】通常は、小型のコージェネレーションシス
テムは昼間にのみ運転し、夜間は停止され、コージェネ
レーションシステムの運転の停止時には、改質器や燃料
電池及び関連機器の作動が停止される。
【0007】改質器や燃料電池の作動を停止すること
は、これに応じて関連する全ての機器、例えば、水蒸気
や原燃料を改質器へ供給する管路に設けられた開閉弁及
び空気や改質ガスの流れを制御する制御弁は閉止され、
燃焼空気や反応空気を送るガスポンプ及び水を送るポン
プ等の機器も停止されるように制御される。
【0008】逆に、コージェネレーションシステムの運
転を再開するときは、改質器や燃料電池の作動を再開す
るのみならず、閉止されていた制御弁や停止されていた
ポンプ等の機器の作動をすべて再開することである。
【0009】しかしながら、燃料電池を用いたコージェ
ネレーションシステムの運転と停止を頻繁に行なうこと
は、上述した関連機器の作動の発停が繰返されるばかり
でなく、燃料電池に改質ガスを供給する改質器の加熱装
置(例えば、バーナ等の燃焼装置)の点火と消火を頻繁
に繰返すことでもある。
【0010】コージェネレーションシステムの運転開始
時には、改質器の加熱装置の着火の失敗を生じる可能性
がある。着火に失敗がないときでも、コージェネレーシ
ョンシステムの頻繁な発停は、改質器その他の機器を高
温にしたり常温に戻したりさせるヒートサイクルにさら
すことは避け難く、改質器や関連する機器の構成部品
は、このヒートサイクルに伴って生じる熱伸縮歪みや熱
化学的な変化によって、改質触媒の耐久性を低下させた
り、燃料電池を構成する機器の劣化を早めるという問題
がある。
【0011】この発明は、水素を燃料電池の燃料ガスと
し空気を酸化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガス
を水素に改質して前記燃料電池に供給する改質器と、該
改質器で発生した改質ガスを燃料として貯湯タンクの温
水加熱をすることができる燃焼装置とを有するコージェ
ネレーションシステムにおいて、該コージェネレーショ
ンシステムのエネルギ効率の低下を防ぎつつ、コージェ
ネレーションシステムを構成する機器や装置の耐久性を
損なわないようなコージェネレーションシステムを提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のコ
ージェネレーションシステムは、水素を燃料電池の燃料
ガスとし空気を酸化剤として使用する燃料電池と、原燃
料ガスを水素に改質して前記燃料電池に供給する改質器
と、該改質器への原燃料ガスの供給量を制御する燃料供
給制御手段と、前記改質器加熱用の加熱装置と該加熱装
置における加熱量の制御手段とを有するとともに、前記
燃料電池の作動、停止の状態とは独立して前記改質器の
作動を継続させる制御手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項2のコージェネレーションシ
ステムは、水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸化剤
として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改質し
て前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発生し
た改質ガスを燃料にして温水加熱をすることができる燃
焼装置とを有するコージェネレーションシステムにおい
て、該コージェネレーションシステムの運転中は前記改
質器の作動を継続しつつ電気負荷の増減に応じて前記燃
料電池の出力の増減制御や作動と停止の制御をする制御
手段を有していることを特徴としている。
【0014】また、請求項3のコージェネレーションシ
ステムは、水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸化剤
として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改質し
て前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発生し
た改質ガスを燃料にして温水加熱をすることができる燃
焼装置とを有するコージェネレーションシステムにおい
て、前記改質器には原燃料ガスの供給量を制御する燃料
供給制御手段及び改質反応用の加熱装置を設けるととも
に、前記コージェネレーションシステムの運転中は改質
器の作動を継続しつつ電気負荷の増減に応じて前記燃料
電池の出力の増減制御や作動と停止の制御をし、かつ、
燃料電池の作動停止時には、改質器の温度をほぼ一定に
保つ制御手段を有していることを特徴としている。
【0015】さらに、請求項4のコージェネレーション
システムは、水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸化
剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改質
して前記燃料電池に供給する改質器と、温水加熱をする
燃焼装置とを有するとともに、夜間は改質器の作動を継
続しつつ、前記燃料電池の作動を停止し、前記改質器で
発生した改質ガスを燃料として前記燃焼装置を作動させ
る制御手段が備えられていることを特徴としている。
【0016】さらに、請求項5のコージェネレーション
システムは、水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸化
剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改質
して前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発生
した改質ガスを燃料として温水加熱をすることができる
燃焼装置と、該燃焼装置で加熱された温水を貯える貯湯
タンクを有するとともに、夜間は燃料電池の作動を停止
し改質器と該燃焼装置とを作動させつつ、前記燃焼装置
による貯湯タンクの温水の加熱温度を約80℃以上に昇
温させるように制御する制御手段を有していることを特
徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1はこの発明に係る燃料電池を用いたコ
ージェネレーションシステムの機器の構成を示す図であ
る。符号6は、例えば、固体高分子型燃料電池等、10
0℃以下で動作する低温動作型の燃料電池、3は原燃料
ガスを改質して燃料電池6に供給する改質器、70は燃
料電池6から電力の供給を受ける電気負荷、WSはコー
ジェネレーションシステムの一部を構成する温水供給装
置、95はこれらの機器の制御装置である。
【0019】燃料電池6は燃料極6a、空気極6k及び
冷却部6cを有している。燃料極6aは管路64を介し
て改質器3に接続され、改質器3から高濃度の水素ガス
(改質ガス)を燃料電池6の燃料ガスとして導入し、発
電に使用する。燃料極6aで反応されなかった余剰水素
はオフガスとして制御弁40又は92を経て管路38又
は15に送出される。
【0020】空気極6kは、管路16を介して空気ポン
プ11に接続され、酸化剤としての反応空気を導入して
燃料電池6の発電に使用し、燃料電池6で反応に使われ
た後の空気は、管路27を経て大気中に排出される。
【0021】燃料電池6の冷却部6cは、燃料電池6の
燃料極6a、空気極6kに並置された冷却装置であり、
燃料電池6自身の反応熱等で燃料電池6が過熱しないよ
うにしている。
【0022】冷却部6cにはポンプ48(図2参照)を
用いて水等の冷却流体が循環され、燃料電池6内の温度
が発電に適した温度、例えば、70℃〜80℃の作動温
度に保たれるように冷却制御される。これにより、燃料
電池6の温度が反応熱で過度に上昇し過ぎて、電池の構
成材料の機能が低下したり、電池の固体高分子膜が損傷
されたりしないようにしている。
【0023】改質器3へは、天然ガス、都市ガス、メタ
ノール、LPG、ブタン等の原燃料ガスが燃料管1、燃
料供給制御弁41経由、昇圧ポンプ10で昇圧されて供
給される。
【0024】改質器3に供給された原燃料ガスは、水蒸
気源20から供給された水蒸気と混合し、加熱装置12
で加熱されて、水素、二酸化炭素及び一酸化炭素を含む
改質ガスが生成される。
【0025】改質器3を出た改質ガスは、CO変成器4
やCO除去器5を経て、一酸化炭素濃度が10ppm以
下に低減された水素濃度の高い改質ガスとして、燃料電
池の燃料極6aに供給される。
【0026】上記構成において、加熱装置12として
は、例えば、ガスバーナ等の燃焼装置或いはその他の触
媒加熱等の適当な加熱装置が用いられる。加熱装置12
は、改質器3における改質反応に必要とされる熱を供給
し、改質反応を維持している。以下の説明では、加熱装
置12にガス燃焼装置を使用した例で説明をする。
【0027】加熱装置12へは、燃焼制御弁42を有す
る燃料管13を介して燃料ガスが供給される一方、オフ
ガス制御弁92を有する管路15を介して燃料電池6で
発電に使用されなかった水素ガス(オフガス)が供給さ
れ、送風機14経由で供給される空気を燃焼空気として
燃焼される。
【0028】図1のコージェネレーションシステムの温
水供給装置WSは、温水加熱用の燃焼装置34、温水加
熱用の熱交換器46、該熱交換器46に温水を循環させ
るポンプ47、加熱された温水を貯える貯湯タンク50
等から構成されている。
【0029】燃焼装置34では、管路35、38を経由
して改質器3から供給される改質ガスが、送風機37を
介して供給される空気を燃焼空気として燃焼され、該燃
焼ガスによって熱交換器46に循環される水を加熱する
ものである。
【0030】貯湯タンク50には、管路28を経て市水
が供給され、ポンプ47によって上記熱交換器46に循
環し加熱された温水が貯えられる。貯湯タンク50の温
水は、管路62を経て、風呂や洗面所、台所等の給湯負
荷に供給される。
【0031】燃料電池6から電力供給を受ける外部の電
気負荷70としては、このコージェネレーションシステ
ムが設置されている家庭の照明装置やテレビ等の電気機
器やコージェネレーションシステムの運転を維持するポ
ンプや送風機等の電気機器の他に、DC/DCコンバー
タ107や系統連系インバータ108を介して商用電源
に接続されているその他の電気機器等があるが、図1で
は、これらの電気機器をまとめて、電気負荷70とい
う。
【0032】なお、73は、上述した種々の電気機器
(図示せず)や電気負荷70へ電力を供給するようにし
た分電盤である。
【0033】制御装置95は、改質器3や燃料電池6の
温度を温度センサ44、45で監視しつつ、改質器3に
供給される原燃料ガスや燃料電池6へ供給される改質ガ
スの流れやその量及び燃料電池6で発電されて電気負荷
に供給される電力の供給先や電力量の制御をしている。
さらに制御装置95は、改質器3の加熱装置12と該加
熱装置における加熱量の制御を行なう装置でもある。な
お、49は、燃料電池6で発電された電気の電流量を検
出する電流計である。
【0034】制御装置95による燃料ガスや改質ガスの
制御は、燃料管1及び13に設けられた燃料供給制御弁
41及び燃焼制御弁42、改質ガスが流れる管路64及
び35に設けられた開閉弁91及び36、並びに、オフ
ガスが流れる管路38及び15に設けられた制御弁40
及びオフガス制御弁92の開閉制御によっておこなわれ
る。
【0035】以上のように構成されたコージェネレーシ
ョンシステムは、起動時には、改質器3及び燃料電池6
の温度が共に低く、オフガスの発生もないので、改質器
3の加熱装置12では、燃焼制御弁42、燃料管13を
経て供給される燃料ガスが燃焼される。
【0036】加熱装置12によって改質器3の加熱が開
始され、改質器3で改質ガスの発生が始まっても、初め
は、改質ガスの組成は安定していない。
【0037】制御装置95は、改質器3を構成する機器
の作動及び温度が安定するまでは、開閉弁91を閉じて
改質ガスを燃料極6aに供給しない。制御装置95は、
開閉弁36を開くことにより、組成が不安定な改質ガス
を、管路35経由で燃焼装置34に導き、ここで燃焼さ
せるように制御をする。で燃焼させるように制御をす
る。
【0038】このようにしてコージェネレーションシス
テムの運転を開始させ、改質器3を含む各機器の温度や
作動が安定した後に、制御装置95は、開閉弁36を閉
じ、開閉弁91を開くことにより、改質ガスを燃料極6
aに導入し、燃料電池6における発電を開始させる。
【0039】改質ガスの導入によって発電を開始した燃
料電池6も直ちに定格安定出力状態にはならない。制御
装置95は、燃料電池6の温度が低く、発電の出力も僅
かな中は、燃料電池6に過度の負荷がかからないように
負荷の制御をする。
【0040】即ち、制御装置95は、温度センサ45に
よって燃料電池6の温度を監視しながら、燃料電池6の
温度に応じた電力を燃料電池6から取出し、燃料電池6
の温度が上がるに従って取出し電流値を増やす形で燃料
電池6にかける電気負荷の量を徐々に増大させ、自己発
熱によって、燃料電池6の温度を上げるように(負荷昇
温)制御をする。
【0041】このような負荷昇温の制御は、例えば、燃
料電池6へ改質ガスの供給を開始した後、燃料電池6の
オープン電圧が確認されたら、直ちにオープン電圧から
DC/DCコンバータ107や系統連係インバータ10
8を介した電力系統(外部負荷)への連係を行い、発電
能力が小さい中から、燃料電池6に電気負荷をかけ始め
る形で行われる。
【0042】その後も制御装置95は、燃料電池6を損
傷しない範囲で最大負荷を燃料電池6に与え続け、燃料
電池6の自己反応熱によって、電池の温度をできるだけ
早く定格安定出力状態の温度に上げて、すみやかに定常
の作動状態に移行させるものである。このようにして燃
料電池6を起動する際のエネルギ損失を極限まで少なく
することができる。
【0043】燃料電池6の温度が負荷昇温によって上昇
し、定常の作動温度(例えば、70℃〜80℃)で安定
し、定格出力状態に達した後は、燃料極6aから排出さ
れるオフガスの組成も安定してくる。制御装置95は、
制御弁40を閉じ、オフガス制御弁92を開き、オフガ
スの流れを管路38から管路15に切替えて、オフガス
が改質器3の加熱装置12で燃焼されるように制御す
る。その後は、加熱装置12では、管路15経由で供給
されるオフガスが燃焼されて改質器3の加熱が継続され
る。
【0044】燃料電池6が定常作動状態に達した後、燃
料電池6は、冷却部6cによって燃料電池の作動温度
(例えば、70℃〜80℃)に保たれ、連続して定格発
電が行なわれる。この時、上述したガスの管路15、3
5、38、64の弁の開閉は、開閉弁91と制御弁92
が開かれ、開閉弁36と制御弁40が閉じられている。
【0045】燃料電池6の定常作動状態では、改質ガス
の大部は発電に使われ、燃料電池6で得られた電力は上
述のようにDC/DCコンバータ107、系統連系イン
バータ108経由で電気負荷70に供給され、制御装置
95は、電気負荷70の負荷量の増減に応じて燃料電池
6の出力の増減の制御や燃料電池6の作動を開始維持さ
せたり、作動を停止する等の制御が行われる。
【0046】なお、燃料電池6が定格安定出力状態にな
った後は、コージェネレーションシステムや燃料電池6
を構成する附属機器、例えば、ポンプ10、47や送風
機11、14、37、制御弁40、41、42、92や
開閉弁36、91或いは、制御装置95等を作動させる
電力は燃料電池6で発電された電力によってまかなうよ
うにしてもよい。
【0047】また、制御装置95によって、改質器3の
温度を温度センサ44で監視しつつ、改質器3の加熱装
置12には、制御弁92を経由したオフガスと燃焼制御
弁42を経由した燃料ガスとを並行して供給して燃焼さ
せるようにしてもよい。
【0048】制御装置95は、コージェネレーションシ
ステムの運転中は、燃料電池6の出力に応じて改質器3
へ導入する原燃料の量を制御する。一方、燃料電池6の
作動を停止したときは、燃料電池6から独立して改質器
3の作動を継続するように制御される。このとき、改質
器3の温度が燃料電池6の作動中とほぼ同じ温度になる
ように加熱装置12の作動が制御される。
【0049】この発明のコージェネレーションシステム
には、改質器3と、該改質器3で発生した改質ガスを燃
料として発電をする燃料電池6と、同じく改質器3で発
生した改質ガスを燃料にして温水加熱をすることができ
る燃焼装置34が備えられ、かつ、該コージェネレーシ
ョンシステムの運転中は、夜間や家人の留守等で電気負
荷量が、例えば、300W以下に減少すると予想され、
燃料電池6の作動を停止するときでも、改質器3の作動
を継続させるように制御する制御装置95が備えられて
いる。
【0050】これにより、改質器3は、燃料電池6の作
動状態とは独立してその温度をほぼ一定に保たれ、この
間に改質器3で発生した改質ガスは燃焼装置34で燃焼
されて温水加熱に利用され、エネルギ効率の低下を防い
だコージェネレーションシステムを得ることができる。
【0051】また、改質器3の温度がほぼ一定に保たれ
ることにより、改質器3の触媒や加熱装置、その他の関
連する機器に対してはヒートサイクルの影響を極力避け
てその耐久性の低下を防止し、コージェネレーションシ
ステムを構成する機器の機能の安定性を向上させること
ができる。
【0052】また、コージェネレーションシステムの運
転中は、改質器3がほぼ一定温度に維持されるように加
熱装置12を作動させて改質ガスを生成しているので、
電気負荷70の増減等に速やかに追随させて、燃料電池
6の発電量を増減制御できる。さらに、燃料電池6の作
動の停止や作動再開の制御を行なっても、燃料電池6の
起動開始ごとに、改質器3の加熱装置12の着火を行な
う必要はなく、着火失敗のトラブルも減り、また、燃料
電池6の発電開始の立ち上がりも早いので、コージェネ
レーションシステムの運転に対する信頼性が向上する。
【0053】なお、制御装置95には、夜間や電気負荷
量が数百W以下に低下すると予想される特定の時間帯
に、自動的に燃料電池6の作動を停止するタイマ(図示
せず)を内蔵させたり、コージェネレーションシステム
の使用者が半日とか数日の間、外出をするときに、切替
えスイッチ(図示せず)を操作してこの期間は燃料電池
6の作動を停止させるようにしてもよい。
【0054】このようにして燃料電池6が作動を停止し
ているときは、改質器3の温度をほぼ一定に保ったり、
或いは、改質器3の温度が低下し過ぎない範囲(温度変
化で改質器を構成する触媒や部品或いは関連する機器に
ヒートサイクル(熱膨張収縮の繰返し)の影響やこれに
よる熱化学的な変化を生じさせない温度範囲)に改質器
3の温度の変動を抑えて作動を継続させる。このような
改質器3の作動制御にすれば、少量の燃料ガス(エネル
ギ消費)で改質器3の温度を略一定の温度に保つことが
できる。
【0055】また、コージェネレーションシステムの運
転の制御は、例えば、2〜3日の外出(燃料電池6の作
動停止)であれば、コージェネレーションシステムの運
転と改質器3の作動は継続させて温水の供給だけは可能
にし、それ以上の期間ににわたって留守にするなどして
燃料電池の作動が停止されるようなときは、コージェネ
レーションシステムの運転も停止させ無駄な燃料消費を
防ぎ、このようにして改質器3の温度変化や点火と消火
とによるヒートサイクルの発生の機会を極力減じるのが
好ましい。
【0056】図2はこのようなコージェネレーションシ
ステムの第2の実施形態を示す機器構成図であり、コー
ジェネレーションシステムの中の温水供給装置の機構を
主に示している。
【0057】図2の実施形態では、水蒸気源20の一例
として、加熱装置12の排ガスが流れる排気管31に熱
交換器17を設け、ポンプ22を用いて水タンク21か
ら供給された水を熱交換器17で加熱、水蒸気化して改
質器3に供給する構成が示されている。この水蒸気源2
0によれば、改質器3における反応加熱に使用された加
熱装置12の燃焼排ガスの熱を活用して原燃料の改質に
必要な水蒸気を得ることができる。
【0058】また、排気管31には、熱交換器17と独
立した熱交換器32が設けられ、この熱交換器32に、
貯湯タンク50からの水をポンプ33で循環することに
より排ガスの熱の回収が行われる。さらに、燃料電池6
の空気極6kから排出される空気の管路27に熱交換器
67を設け、この熱交換器67にポンプ66を用いて貯
湯タンク50からの水を循環させることにより燃料電池
6からの排出空気の熱が貯湯タンク50回収される。さ
らにまた、改質器3とCO変成器4との間及びCO変成
器4とCO除去器5との間にそれぞれ熱交換器18、1
9を設け、ポンプ23、24を用いて水タンク21の水
を熱交換器18、19に循環することにより、管路64
を流れる改質ガスの熱を水タンク21に回収し、かつ、
水タンク21と貯湯タンク50との間に熱交換器61を
設けて水タンク21の熱を貯湯タンク50に回収するよ
うにした点等が図1に示す実施形態と異なる。
【0059】その他、図2において、図1と同様な機
器、部品については、同じ番号を付してその説明を省略
する。
【0060】図2に示す実施形態のコージェネレーショ
ンシステムでは、該システムから排出される熱をできる
限り温水の加熱エネルギとして回収する機構となってい
る。
【0061】また、図1と同様に、コージェネレーショ
ンシステムの起動時やコージェネレーションシステムの
運転をしつつ燃料電池6の作動が休止されているときに
は、改質器3からの改質ガスを燃焼装置34で燃焼させ
てその熱エネルギを貯湯タンク50に回収し、原燃料ガ
スが有するエネルギを無駄に排出しないように活用して
いる。
【0062】さらに、燃料電池6の作動中は、得られた
電力を電気負荷(図示省略)に供給すると同時に、熱交
換器32、61、67を用いて熱回収を行い、コージェ
ネレーションシステムで使用される原燃料のエネルギの
有効活用を図るようにしている。
【0063】図2の実施形態においても、燃焼装置34
では改質ガスが燃焼され、熱交換器46による温水加熱
をしているが、この温水加熱温度は、上述した熱交換器
32、61、67による熱回収よりも高い温度に温水加
熱をすることができるので、例えば、貯湯タンク50に
貯えられる水の温度を90℃以上に昇温させたり、排気
や廃熱回収系の熱交換器32、61、67等で得られた
温水の温度を高めて給湯に使うような、追いだきの温水
加熱装置(図示せず)として熱交換器46を機能させる
ことができる。
【0064】このように図2のコージェネレーションシ
ステムでは、改質器3と燃料電池6とを有し、燃料電池
6で得られた電力を電気負荷(図示省略)に供給すると
ともに、熱交換器32、61、67を用いて熱回収のよ
うにして貯湯タンク50の温水加熱をするとともに、燃
焼装置34及び熱交換器46によって追いだき装置のよ
うにして温度を高めた温水を貯湯タンク50に貯えて洗
面や風呂等の給湯負荷に供給するようにしている。
【0065】このようなコージェネレーションシステム
は、夜間や留守中等、電力負荷量が少なく燃料電池6の
作動を停止させて負荷への給電をしていないときでも、
改質器3を作動させ、改質器3で得られた改質ガスを燃
焼装置34で燃焼させ、貯湯タンク50に温水として熱
回収することにより、エネルギの損失を防ぎつつ機器の
作動の安定性と耐久性を向上させ、かつ、システムに対
する信頼性を向上させたコージェネレーションシステム
を提供することができる。
【0066】特に、第2図に示す構成の実施形態におい
ては、熱交換器32、61、67によって得られた温水
を追だきするような形で改質器3及び燃焼装置34、ポ
ンプ47等を制御し、約80℃以上に加熱、好ましく
は、朝の給湯開始までに90〜95℃の温度に昇温され
た温水として貯湯タンク50に温水を貯えたり、貯えら
れた温水の温度を高めて給湯負荷に供給できるものであ
る。
【0067】このために、図2においても、(図示され
ていない)制御装置95が、図1の実施形態と同様に、
コージェネレーションシステムの運転中は前記改質器3
の作動を継続しつつ電気負荷70の増減に応じて前記燃
料電池6の作動及び停止の制御をする。また、燃料電池
6の停止しているときは、改質器3から発生する改質ガ
スを燃焼装置(燃焼装置)34で燃焼させて温水加熱に
利用するように機器の制御をしている。さらに、夜間
は、改質器3の温度をほぼ一定に保つ範囲の最低出力で
改質器3の作動を継続させつつ、貯湯タンク50の温水
温度に応じて改質器3の出力を増減して追いだき量を調
整し、朝には、常に90〜95℃の温水が貯湯タンク5
0に満たされるように制御するようにしている。
【0068】このように、図2の実施形態のコージェネ
レーションシステムは、夜間は燃料電池6の作動を停止
し、改質器3の作動を継続しつつ前記改質器3で発生し
た改質ガスを燃料として燃焼装置34を作動させ、夜間
における前記貯湯タンク50の温水の温度を約80℃以
上(好ましくは90〜95℃の温水)に昇温させるよう
追いだき的に制御するので、エネルギの有効活用が可能
となり、改質触媒の耐久性を低下させたり、燃料電池を
構成する機器の劣化を減らし、機器や装置の耐久性を損
なわないようにしつつ、コージェネレーションシステム
全体としてのエネルギ効率や経済性の向上を図ることが
できる。
【0069】図3は、この発明による燃料電池を用いた
コージェネレーションシステムの全体構成の一実施形態
を示す模式図である。
【0070】図3において、図1及び図2と同様な機
器、部品については、同じ番号を付してその説明を省略
する。
【0071】図3の実施形態のコージェネレーションシ
ステムにおいては、燃料電池6と、改質器3、CO変成
器4やCO除去器5等を具備した改質装置30と、制御
装置95等と共に、燃焼装置34や熱交換器46、3
2、61、67等が機体57の中に収納され、該機体5
7と貯湯タンク50とを温水管路で接続してコージェネ
レーションシステムを構成している。
【0072】このコージェネレーションシステムにおい
ても、燃料電池6で発電が開始される前のエネルギは、
温水に替えて利用されるようにしつつ、速やかに燃料電
池6を安定出力状態に移行させる。
【0073】燃料電池6で得られた電力を電気負荷に供
給すると共に、改質器3や燃料電池6で生じる熱及び燃
料電池6で使用されなかった改質ガスなどを熱として回
収し、貯湯タンク50に貯えるので、燃料電池6を用い
たコージェネレーションシステム全体としてのエネルギ
の有効活用が図られる。
【0074】また、図3のコージェネレーションシステ
ムも、図1及び図2のコージェネレーションシステムと
同様に、その運転中は改質器3の作動を継続しつつ、電
気負荷量に応じて燃料電池6の発電量及び停止等を制御
し、燃料電池6の停止中に発生する改質ガスを燃焼装置
34で燃焼させて温水加熱に利用するようにしたので、
コージェネレーションシステム全体としてのエネルギの
有効活用を図りつつ、改質器3がヒートサイクルによる
弊害を受け難くし、コージェネレーションシステムの耐
久性を向上させることができる。
【0075】なお、燃料電池6の作動が停止していると
きは、改質器3の温度が低下しない範囲(改質器の温度
変化で改質器に熱的な影響が生じない範囲)に燃料供給
を減じた最低の出力状態に作動させるのが好ましい。
【0076】また、上記の実施形態においては、改質器
やCO変成器4やCO除去器5等を独立した構成で説明
をしたが、本発明の改質器は、CO変成器やCO除去器
が別体に構成された改質器に限らず、これらを一体にし
た改質装置30を改質器として使用しても本発明を逸脱
するものではない。
【0077】さらにまた、上述の実施の形態では燃料電
池として、固体高分子型燃料電池を中心に説明をした
が、この発明が使用できる燃料電池は、改質器を燃料電
池の燃料ガス(水素)の供給源とする電池であれば、他
の電池、例えば、PAFC(燐酸電解質型)やAFC
(アルカリ水溶液電解質型)等の電池にも使用できるも
のである。
【0078】
【発明の効果】この発明の燃料電池を用いたコージェネ
レーションシステムによれば、コージェネレーションシ
ステムの運転中は、燃料電池の作動や停止、外部負荷へ
の給電の有無にかかわらず、改質器については、ほぼ一
定の温度に保つようにして改質器にヒートサイクルの弊
害が極力生じないようにしたので、コージェネレーショ
ンシステムの構成機器およびコージェネレーションシス
テム全体としての耐久性が向上する。
【0079】また、燃料電池の起動ごとに、改質器の加
熱装置の着火を行なう必要はなくなるので、着火失敗の
トラブルも減り、コージェネレーションシステムとして
の信頼性が向上する。
【0080】また、夜間に貯湯タンクの温水温度に応じ
て改質器の出力を増減し、朝には、常に90〜95℃の
温水で満たされるように追いだき量を調整すれば、小さ
な貯湯タンクで必要な給湯量をまかなうことができるよ
うになり、コージェネレーションシステムを小型化する
ことも可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による燃料電池を用いたコージェネレ
ーションシステムの第一の実施形態を示す構成図であ
る。
【図2】この発明による燃料電池を用いたコージェネレ
ーションシステムの第二の実施形態における温水加熱機
構を示す構成図である。
【図3】この発明による燃料電池を用いたコージェネレ
ーションシステムの全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 原燃料管 3 改質器 6 燃料電池 12 改質器の加熱装置(燃焼装置) 15、35、38 管路 34 燃焼装置 32、46、61、67 熱交換器 36、91 開閉弁 40、92 制御弁 41 燃料供給制御弁 42 燃焼制御弁 44、45 温度センサ 47 ポンプ 49 電流計 50 貯湯タンク 57 コージェネレーションシステムの機体 70 電気負荷 92 オフガス制御弁 95 制御装置 107 DC/DCコンバータ 108 系統連系インバータ WS 温水供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/08 H01M 8/08 8/10 8/10 (72)発明者 黄木 丈俊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 槇原 勝行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA03 AA04 AA06 5H027 AA03 AA04 AA06 BA01 BA17 CC06 DD06 KK21 KK42 KK46 KK52 MM02 MM13 MM27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を
    酸化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に
    改質して前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器へ
    の原燃料ガスの供給量を制御する燃料供給制御手段と、
    前記改質器加熱用の加熱装置と該加熱装置における加熱
    量の制御手段とを有するとともに、前記燃料電池の作
    動、停止の状態とは独立して前記改質器の作動を継続さ
    せる制御手段を備えていることを特徴とする燃料電池を
    用いたコージェネレーションシステム。
  2. 【請求項2】 水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸
    化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改
    質して前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発
    生した改質ガスを燃料にして温水加熱をすることができ
    る燃焼装置とを有するコージェネレーションシステムに
    おいて、該コージェネレーションシステムの運転中は前
    記改質器の作動を継続しつつ電気負荷の増減に応じて前
    記燃料電池の出力の増減制御や作動と停止の制御をする
    制御手段を有していることを特徴とする燃料電池を用い
    たコージェネレーションシステム。
  3. 【請求項3】 水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸
    化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改
    質して前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発
    生した改質ガスを燃料にして温水加熱をすることができ
    る燃焼装置とを有するコージェネレーションシステムに
    おいて、前記改質器には原燃料ガスの供給量を制御する
    燃料供給制御手段及び改質反応用の加熱装置を設けると
    ともに、前記コージェネレーションシステムの運転中は
    改質器の作動を継続しつつ電気負荷の増減に応じて前記
    燃料電池の出力の増減制御や作動と停止の制御をし、か
    つ、燃料電池の作動停止時には、改質器の温度をほぼ一
    定に保つ制御手段を有していることを特徴とする燃料電
    池を用いたコージェネレーションシステム。
  4. 【請求項4】 水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸
    化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改
    質して前記燃料電池に供給する改質器と、温水加熱をす
    る燃焼装置とを有するとともに、夜間は改質器の作動を
    継続しつつ、前記燃料電池の作動を停止し、前記改質器
    で発生した改質ガスを燃料として前記燃焼装置を作動さ
    せる制御手段が備えられていることを特徴とする燃料電
    池を用いたコージェネレーションシステム。
  5. 【請求項5】 水素を燃料電池の燃料ガスとし空気を酸
    化剤として使用する燃料電池と、原燃料ガスを水素に改
    質して前記燃料電池に供給する改質器と、該改質器で発
    生した改質ガスを燃料として温水加熱をすることができ
    る燃焼装置と、該燃焼装置で加熱された温水を貯える貯
    湯タンクを有するとともに、夜間は燃料電池の作動を停
    止し改質器と該燃焼装置とを作動させつつ、前記燃焼装
    置による貯湯タンクの温水の加熱温度を約80℃以上に
    昇温させるように制御する制御手段を有していることを
    特徴とする燃料電池を用いたコージェネレーションシス
    テム。
JP2000244168A 2000-08-11 2000-08-11 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム Expired - Fee Related JP4030256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000244168A JP4030256B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000244168A JP4030256B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002056875A true JP2002056875A (ja) 2002-02-22
JP4030256B2 JP4030256B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=18734893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000244168A Expired - Fee Related JP4030256B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4030256B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004006281A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Kri Inc エネルギ生成装置及びエネルギ搬送システム
JP2006252928A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2009181941A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Toshiba Corp 燃料電池システム
JP2009245948A (ja) * 2009-06-10 2009-10-22 Toshiba Home Technology Corp 燃料電池装置
JP2013157313A (ja) * 2003-04-04 2013-08-15 Texaco Development Corp 燃料処理装置用の冷却剤システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004006281A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Kri Inc エネルギ生成装置及びエネルギ搬送システム
JP2013157313A (ja) * 2003-04-04 2013-08-15 Texaco Development Corp 燃料処理装置用の冷却剤システム
JP2006252928A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2009181941A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Toshiba Corp 燃料電池システム
JP2009245948A (ja) * 2009-06-10 2009-10-22 Toshiba Home Technology Corp 燃料電池装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4030256B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5194425B2 (ja) 燃料電池システム
JP5100912B1 (ja) 水素生成装置およびこれを備える燃料電池システム
JP5441694B2 (ja) 水素生成装置および燃料電池システム
JP4836950B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池システム
WO2002056403A1 (fr) Dispositif de production de puissance par pile a combustible a electrolyte haut polymere solide
JP2003197231A (ja) 燃料電池発電システムおよびその制御方法
JP3416653B2 (ja) 固体高分子形燃料電池発電装置
JP2002063927A (ja) 燃料電池システムの制御方法及びその装置
JP2001143736A (ja) 電源システム
JP3889553B2 (ja) 燃料電池システムの制御方法およびその装置
JP2001068125A (ja) 燃料電池発電システム
JP4030256B2 (ja) 燃料電池を用いたコージェネレーションシステム
JP5796227B2 (ja) 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの運転停止方法
JP3992423B2 (ja) 燃料電池システムの運転起動方法およびその装置
JPH11317239A (ja) エネルギー供給システム
JP5145313B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005135738A (ja) 燃料電池システムの制御装置
JP2006147588A (ja) 燃料電池システム
JP2004213985A (ja) 燃料電池システム
JP2005085663A (ja) 燃料電池システムの制御装置
JPH11317233A (ja) 燃料電池発電システム
JP3939333B2 (ja) 給湯システム
JP2000294264A (ja) 高分子電解質型燃料電池システム
JP2010150119A (ja) 水素生成装置及びそれを備える燃料電池システム
JP2008135402A (ja) 固体酸化物形燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4030256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees