JP2002056174A - メール通信システムおよびその方法ならびにメール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

メール通信システムおよびその方法ならびにメール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002056174A
JP2002056174A JP2000244842A JP2000244842A JP2002056174A JP 2002056174 A JP2002056174 A JP 2002056174A JP 2000244842 A JP2000244842 A JP 2000244842A JP 2000244842 A JP2000244842 A JP 2000244842A JP 2002056174 A JP2002056174 A JP 2002056174A
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JP2000244842A
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Izumi Harada
泉 原田
Fumio Inoue
二三夫 井上
Norihisa Takayama
典久 高山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにデータベースを開放することなく、
ユーザの顧客に対して、所望の電子メールを配信するこ
とのできるメール通信システムを提供する。 【解決手段】 ダイレクトメールの送信を要求する販売
店ユーザ200は、インターネット10を介して、メー
ルサーバのあるホストコンピュータ101にアクセスす
る。ホストコンピュータ101は、これを受けて、顧客
情報等が格納されているデータベース105から、販売
店ユーザ200の顧客を抽出する。また、ホストコンピ
ュータ101は、販売店ユーザ200からの宣伝広告等
の入力データに基づいて、電子メールを作成する。そし
て、抽出した顧客300に対してその電子メールを送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメール通信システム
およびその方法ならびにメール通信プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、
販売店等のユーザが、メーカー等のデータベースの内容
を知ることなく、そのデータベースを使用して、顧客に
ダイレクトメールを発信することのできるメール通信シ
ステムおよびその方法ならびにメール通信プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ある小売店で購入歴のある顧客
は、次にまたその小売店で商品を購入することが多い。
従って、小売店から送信する販売促進のためのダイレク
トメールも、購入歴のある顧客に送付する方がそれ以外
の人に送付するときよりも成功率が高い。
【0003】また、特定の商品を買った顧客は、その商
品用の付属品、消耗品、または、その商品の改良品等を
購入することが期待される。従って、小売店としては、
そのような優良顧客に照準を合わせた拡販戦略をとるこ
とが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
小売店ではそのような優良顧客についての十分な顧客デ
ータベースを有していない。たとえ顧客データベースを
持っていたとしても、顧客の住所、氏名、電話番号等、
レジカウンターで収集可能なデータに関するものに限ら
れる。したがって、その顧客が購入した商品、顧客のイ
ンターネットアドレスなど、詳しいデータまではデータ
ベース化されていないことが多い。特に、一般の人は自
分のメールアドレスを正確に覚えていないため、メール
アドレスについての情報を収集することは困難である。
【0005】一方、メーカー側では、保証書やユーザサ
ポート登録の段階で、質の高いユーザ情報を得ることが
できる。したがって、単に住所、氏名等のみならず、購
入店、購入製品、購入者のメールアドレス等、小売店で
は収集することのできないような詳細な情報についてデ
ータベース化が可能である。
【0006】このため、メーカー側でこの情報を用いて
ダイレクトメールを出すことも検討され、実行されてい
る。しかし、購入につながる成功率は高くなかった。ダ
イレクトメールを受け取った顧客は、その発信人がメー
カの場合、単なる新製品の案内くらいと思い、開封せず
に捨てることが多いからである。
【0007】これに対して、小売店からのダイレクトメ
ールの場合、何かお得な情報があるのではという期待感
から、ダイレクトメールの開封率が高くなるという調査
結果もある。
【0008】したがって、メーカーの有するデータベー
スを小売店に開放すれば、小売店はその情報を基に成功
率の高いダイレクトメール戦術をとることができる。そ
れに伴い、メーカーの販売実績をも伸ばすことが期待で
きる。
【0009】しかしながら、メーカーのデータベースに
登録された情報は企業秘密である。したがって、第三者
に公表することがでず、小売店にもそのデータベースを
開放することができなかった。
【0010】本発明はかかる実状に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、ユーザにデータベースを開放す
ることなく、ユーザの顧客に対して、所望の電子メール
を配信することのできるメール通信システムおよびその
方法ならびにメール通信プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のある局面に従うと、メール通信システム
は、顧客に関するデータおよびユーザに関するデータを
記録したデータベースと、ユーザを識別する識別子を取
得する第1の取得手段と、ユーザからの所定のデータを
取得する第2の取得手段と、データベースから、取得さ
れた識別子に対応する顧客を抽出する第1の抽出手段
と、取得された所定のデータに基づいて、抽出された顧
客に電子メールを送信する送信手段とを備える。
【0012】この発明に従うと、ユーザによりネットワ
ーク等を介して送信されてきた識別子が取得されると、
その識別子に対応する顧客、すなわち、そのユーザの顧
客がデータベースから抽出される。そして、抽出された
顧客に対して、ユーザから送信されてきた広告宣伝等の
所定のデータに基づく電子メールが送信される。
【0013】したがって、システムを利用するユーザに
顧客情報等のデータベースを開放することなく、ユーザ
の顧客に対して、所望の電子メールを配信することので
きるメール通信システムを提供することが可能となる。
【0014】好ましくは、メール通信システムは、ユー
ザに対して所定のフォーマットに従ったデータ入力を要
求する要求手段をさらに備え、第2の取得手段により取
得される所定のデータは、要求手段による要求に従って
入力されるデータを含み、送信手段は、取得された所定
のデータに基づいて電子メールを作成する作成手段を含
み、作成された電子メールを送信することを特徴とす
る。
【0015】これによると、ユーザに対して、所定のフ
ォーマットに従ったデータ入力が要求される。そして、
その要求に従って入力されたデータに基づいて、送信対
象となる電子メールが作成される。このため、簡易な入
力操作により、送信すべき所望の電子メールを自動作成
することが可能となる。
【0016】好ましくは、作成手段は、テキスト文書を
作成するテキスト作成手段と、画像文書を作成する画像
作成手段とを含み、送信手段は、作成されたテキスト文
書に作成された画像文書を添付して送信する。
【0017】これによると、テキスト文書と画像文書と
が作成され、これらが共に顧客に送信される。したがっ
て、顧客に対する宣伝広告効果の高い電子メールが送信
されることになる。
【0018】好ましくは、メール通信システムは、第1
の取得手段により取得された識別子をデータベースと照
合する照合手段と、照合手段による照合の結果、取得さ
れた識別子が適正であると判断された場合に要求手段を
能動化するよう制御する制御手段とをさらに備える。
【0019】これによると、ネットワーク等を介して送
信されてきた識別子が適正な場合にのみ、電子メール作
成のための要求手段が能動化される。したがって、不適
切なアクセスに対して、セキュリティの向上を図ること
が可能となる。
【0020】好ましくは、メール通信システムは、第1
の取得手段により取得された識別子に基づき、対応する
ユーザに関する情報を前記データベースから抽出する第
2の抽出手段と、抽出されたユーザに関する情報に基づ
いて送信元情報を作成する送信元情報作成手段とをさら
に備え、送信手段は、作成された送信元情報とともに電
子メールを送信することを特徴とする。
【0021】これによると、ユーザに関する情報に基づ
いて送信元情報が作成され、これが電子メールとともに
顧客に送信される。このため、電子メールを受け取った
顧客は、その送信元が、データベースを所有するサーバ
ではなく、ユーザであると理解する。したがって、電子
メールの開封率を高くすることができる。
【0022】好ましくは、データベースに記録されたユ
ーザに関する情報は、ユーザのメールアドレスを含み、
メール通信システムは、第1の取得手段により取得され
た識別子に基づき、対応するユーザのメールアドレスを
データベースから読み出す読出手段をさらに備え、送信
手段は、さらに読み出されたユーザのメールアドレスに
電子メールを送信することを特徴とする。
【0023】これによると、顧客へのメール配信を要求
したユーザに対しても同じ電子メールが送信される。こ
のため、ユーザは、顧客へ送信されたメールの内容を確
認することが可能となる。
【0024】本発明の別の局面に従うと、メール通信方
法は、顧客に関するデータおよびユーザに関するデータ
をデータベースに記録するステップと、ユーザを識別す
る識別子を取得する第1の取得ステップと、ユーザから
の所定のデータを取得する第2の取得ステップと、デー
タベースから、取得された識別子に対応する顧客を抽出
する第1の抽出ステップと、取得された所定のデータに
基づいて、抽出された顧客に電子メールを送信する送信
ステップとを備える。
【0025】この発明に従うと、ユーザによりネットワ
ーク等を介して送信されてきた識別子が取得されると、
その識別子に対応する顧客、すなわち、そのユーザの顧
客がデータベースから抽出される。そして、抽出された
顧客に対して、ユーザから送信されてきた広告宣伝等の
所定のデータに基づく電子メールが送信される。
【0026】したがって、システムを利用するユーザに
顧客情報等のデータベースを開放することなく、ユーザ
の顧客に対して、所望の電子メールを配信することので
きるメール通信方法を提供することが可能となる。
【0027】好ましくは、メール通信方法は、ユーザに
対して所定のフォーマットに従ったデータ入力を要求す
る要求ステップをさらに備え、第2の取得ステップにお
いて取得される所定のデータは、要求ステップにおける
要求に従って入力されるデータを含み、送信ステップ
は、取得された所定のデータに基づいて電子メールを作
成する作成ステップを含み、作成された電子メールを送
信することを特徴とする。
【0028】これによると、ユーザに対して、所定のフ
ォーマットに従ったデータ入力が要求される。そして、
その要求に従って入力されたデータに基づいて、送信対
象となる電子メールが作成される。このため、簡易な入
力操作により、送信すべき所望の電子メールを自動作成
することが可能となる。
【0029】好ましくは、作成ステップは、テキスト文
書を作成するテキスト作成ステップと、画像文書を作成
する画像作成ステップとを含み、送信ステップは、作成
されたテキスト文書に作成された画像文書を添付して送
信する。
【0030】これによると、テキスト文書と画像文書と
が作成され、これらが共に顧客に送信される。したがっ
て、顧客に対する宣伝広告効果の高い電子メールが送信
されることになる。
【0031】好ましくは、メール通信方法は、第1の取
得ステップにおいて取得された識別子をデータベースと
照合する照合ステップと、照合ステップにおける照合の
結果、取得された識別子が適正であると判断された場合
に要求ステップを能動化するよう制御する制御ステップ
とをさらに備える。
【0032】これによると、ネットワーク等を介して送
信されてきた識別子が適正な場合にのみ、電子メール作
成のための要求手段が能動化される。したがって、不適
切なアクセスに対して、セキュリティの向上を図ること
が可能となる。
【0033】好ましくは、メール通信方法は、第1の取
得ステップにおいて取得された識別子に基づき、対応す
るユーザに関する情報を前記データベースから抽出する
第2の抽出ステップと、抽出されたユーザに関する情報
に基づいて送信元情報を作成する送信元情報作成ステッ
プとをさらに備え、送信ステップは、作成された送信元
情報とともに前記電子メールを送信することを特徴とす
る。
【0034】これによると、ユーザに関する情報に基づ
いて送信元情報が作成され、これが電子メールとともに
顧客に送信される。このため、電子メールを受け取った
顧客は、その送信元が、データベースを所有するサーバ
ではなく、ユーザであると理解する。したがって、電子
メールの開封率を高くすることができる。
【0035】好ましくは、データベースに記録されたユ
ーザに関する情報は、ユーザのメールアドレスを含み、
メール通信方法は、第1の取得ステップにより取得され
た識別子に基づき、対応するユーザのメールアドレスを
データベースから読み出す読出ステップをさらに備え、
送信ステップは、さらに読み出されたユーザのメールア
ドレスに電子メールを送信することを特徴とする。
【0036】これによると、顧客へのメール配信を要求
したユーザに対しても同じ電子メールが送信される。こ
のため、ユーザは、顧客へ送信されたメールの内容を確
認することが可能となる。
【0037】本発明のさらに別の局面に従うと、コンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体は、上記いずれかに記載
のメール通信方法をコンピュータに実行させるためのメ
ール通信プログラムを記録する。
【0038】この発明に従うと、システムを利用するユ
ーザに顧客情報等のデータベースを開放することなく、
ユーザの顧客に対して、所望の電子メールを配信するこ
とのできるメール通信方法をコンピュータに実行させる
ためのメール通信プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0040】図1は、本発明の実施の形態におけるメー
ル通信システムの全体構成を示した図である。メール通
信システムは、インターネット等のネットワーク10に
接続されたメーカーのメール通信装置100と、販売店
のコンピュータ200と、複数の顧客端末300とで構
成される。
【0041】メール通信装置100は、ホストコンピュ
ータ101と、それに接続されたハードディスクドライ
ブ103と、顧客情報等が格納されているデータベース
105と、プリンタ107とを含む。
【0042】ホストコンピュータ101は、電子メール
を配信・受信するメールサーバと、インターネット上に
ホームページを提供するためのウエブサーバとを含む。
メールサーバは、販売店200から送信されてきた広告
用データ等に基づき作成された電子メールを、該当する
顧客端末300に配信する。ウェブサーバは、販売店2
00からのアクセスに対して、メーカーのホームページ
を提供する。
【0043】データベース105は、販売店データベー
ス、顧客データベース、パターンデータベース、およ
び、商品データベースを含む。なお、データベース10
5は、本図のように、ホストコンピュータ101とは独
立した記憶装置に記憶されていてもよいし、また、内蔵
の記憶装置に記憶されていてもよい。
【0044】ホストコンピュータ101内には、図示し
ないファイアーフォールが設けられており、一般ユーザ
がインターネット10を介してアクセスできる部分を制
限することにより、システム全体の安全を確保してい
る。
【0045】販売店200は、販売店のパーソナルコン
ピュータを用い、自己の契約するプロバイダーを介して
インターネット10に接続する。ユーザとしての販売店
は、インターネット10上でメーカー(以下、例として
「abc株式会社」を用いる)のホームページにアクセス
し、自動配信を希望するダイレクトメールに必要なデー
タを入力する。
【0046】ホストコンピュータ101は、ユーザによ
り入力された情報に基づいて、ダイレクトメールを作成
する。また、顧客データベースを参照して、対象となる
顧客300にダイレクトメールを電子配信する。
【0047】ダイレクトメールの受信者である顧客は、
パソコン、携帯電話、電子メール装置等の顧客端末30
0により、ダイレクトメールを受信する。プリンタ30
7に接続可能な顧客端末300を有する顧客は、必要に
応じて、プリンタ307にてそのメールをプリントアウ
トする。
【0048】ホストコンピュータ101は、メール通信
方法を実行するためのプログラムを、ハードディスクド
ライブ103内に記憶している。このメール通信プログ
ラムは、ハードディスクドライブ103にあらかじめイ
ンストールされている。
【0049】また、メール通信プログラムは、CD-ROM、
MO、DVD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク等の記
憶媒体に記憶されているものであってもよい。この場
合、記憶媒体から直接的にプログラムを読み出すことに
よりメール通信方法を実行してもよいし、一旦、ハード
ディスクドライブ103にプログラムを複写して、そこ
から読み出して実行してもよい。
【0050】また、記録媒体としては、ネットワーク1
0からメール通信プログラムがダウンロードされるよう
に、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよ
い。
【0051】なお、上記記録媒体に格納される内容とし
ては、プログラムに限定されず、データであってもよ
い。
【0052】次に、図2から図5を用いて、メール通信
装置100のデータベース105について説明する。
【0053】図2は、データベース105に格納されて
いる販売店データベースの一例を示す図である。本図を
参照して、販売店データベースは、例えば、販売店コー
ド、販売店名、住所、電話番号、営業時間、地図、メー
ルアドレス、ホームページアドレス等を含む。これらの
情報は、事前にシステム管理者により登録されている。
【0054】上記情報のうち、地図以外の情報はテキス
トデータである。地図の情報は、例えば、JPG、TIFF、G
IF等の画像データである。
【0055】このデータベースは、システム管理者の所
有物であり、システム管理者以外による追加、訂正は禁
止されている。ただし、登録済みの販売店が、処理選択
画面にて“販売店データの修正”を選択した場合、自店
のデータに限り修正が許可される。
【0056】図3は、データベース105に格納されて
いる顧客データベースの一例を示す図である。本図を参
照して、顧客データベースは、例えば、顧客コード、住
所、氏名、性別、電話番号、メールアドレス、購入物
品、販売店コード、識別コード等を含む。これらの情報
も、事前にシステム管理者により登録されている。
【0057】このデータベースも、システム管理者の所
有物であり、システム管理者以外による追加、訂正は禁
止されている。ただし、登録済みの販売店が、処理選択
画面にて“顧客リストへの追加”を選択した場合、自店
の顧客を追加することができる。この際、販売店の追加
した顧客データと管理者が入力した顧客データとを区別
するために、販売店の追加した顧客データには、“識別
コード”として販売店コードが自動的に付される。な
お、管理者の入力した顧客データには、識別コードとし
て“000000”が自動的に付される。
【0058】図4は、データベース105に格納されて
いるパターンデータベースの一例を示す図である。本図
を参照して、パターンデータベースには、それぞれのパ
ターンコードに対して、デザイン名、デザインファイル
が記憶されている。
【0059】図5は、データベース105に格納されて
いる商品データベースの一例を示す図である。本図を参
照して、商品データベースには、それぞれの商品コード
に対して、商品名、写真(商品画像)、および、商品の
説明がなされているホームページアドレス(リンクアド
レス)が記憶されている。
【0060】続いて、図1に戻って、メール通信方法が
実行される場合のシステム全体の処理の流れについて説
明する。
【0061】まず、ユーザ(例えばXXXX販売株式会社)
200は、インターネット10を介してabc株式会社の
ホームページにアクセスする。アドレスは HYPERLINK "
http://www.abc.ne.jp" http://www.abc.co.jpである。
ユーザ200は、自己の販売店コード“s1001”を入力
して販売店ページにログインし、引き続き、画面の指示
に従って値段情報等、チラシに載せるべき情報を入力す
る。
【0062】メール通信装置100のホストコンピュー
タ101は、入力された情報に基づき、テキスト文書と
画像文書を作成する。また、入力された販売店コードを
基に、データベース105の顧客データベースの中か
ら、XXXX販売株式会社の顧客を検索し、その情報および
他の情報を組み合わせて「送信者リスト」を作成する。
【0063】図6に、メール通信装置100において作
成される送信者リストの一例を示す。この送信者リスト
は、ユーザがホストコンピュータ101にアクセスし販
売店コードを入力したとき、その販売店コードに基づい
て作成されるものである。なお、ユーザがホストコンピ
ュータ101にアクセスする前に用意されたものであっ
てもよい。
【0064】本図を参照して、送信者リストには、作成
された電子メールを送信するための情報が含まれる。例
えば、送信番号、顧客コード、メール種別、あて先アド
レス、送信者名、送信者アドレス、返信用アドレス等で
ある。
【0065】送信番号とは、XXXX販売店の顧客を顧客番
号の若い順に並べたときの順番を示す番号である。ここ
では、販売店にもメールが送信されるため、販売店には
“0000”が割り付けられている。
【0066】顧客コードとは、顧客を識別するためのコ
ードであり、販売店データベースの“顧客コード”の欄
に記載のコードが引用される。メール種別はメール送信
の際の種類を示すものであり、顧客には“Bcc(Blind Ca
rbon Copy)”、販売店には“To”がつけられる。送信者
名には、販売店データベースの“販売店名”の欄に記載
の名称が引用される。送信者アドレスには、および、返
信用アドレス“Replyto”には、いずれも、販売店デー
タベースの“メールアドレス”に記載のアドレス“gues
t@xxx.co.jp”が引用される。
【0067】ホストコンピュータ101は、作成したこ
の送信者リストに従って、販売店200に対して、テキ
スト文書および画像文書からなるメールを送付する。そ
れとともに、同じものをBcc(Blind Carbon Copy)として
該当する顧客300に送信する。なお、画像文書は、テ
キスト文書の添付メール文書として送信される。
【0068】顧客300は、メールのヘッダー情報とし
て、 送信者名: XXXX販売株式会社 送信者アドレス: HYPERLINK "mailto:guest@xxx.
co.jp" guest@xxx.co.jp Reply to: HYPERLINK "mailto:guest@xxx.
co.jp" guest@xxx.co.jp が表示されるメールを受け取ることになる。
【0069】このため、受け取った顧客300は、この
ダイレクトメールがXXXX販売株式会社から送られてきた
ものと理解する。また、質問等があり返信メールを出し
た場合も、そのメールはホストコンピュータ101のあ
るabc株式会社ではなく、XXXX販売会社に直接送信され
る。
【0070】次に、販売店のユーザ200が本メール通
信システムを利用する際の具体的な処理の流れについ
て、図7から図17を用いて説明する。
【0071】図7は、メール通信システムを利用する際
の処理の流れを示したフローチャートである。本図を参
照して、ユーザ200がabc株式会社のホームページに
アクセスすると、初期画面が表示される(ステップS7
01)。
【0072】図8に、画面に表示される初期画面の具体
例を示す。本図に示すように、ホームページの初期画面
には、会社案内、ニュース、製品案内、サポート、採用
案内、関連会社リンク、販売店ページの各スイッチが設
けられている。ユーザ200は、希望するスイッチ上に
カーソルを移動しクリックすることにより、関連ページ
に画面を切り替えることができる。
【0073】ここで、販売店ページがクリックされたと
きは(ステップS703で“Yes”)、販売店画面に
画面が切り替わる(ステップS707)。この画面から
次へは、販売店コードを有する販売店のみがアクセス可
能である。
【0074】なお、会社案内等のその他のスイッチがク
リックされたときは、対応するその他の処理が行なわれ
る(ステップS705)。
【0075】図9に、画面に表示される販売店画面の具
体例を示す。販売店画面では、ユーザに販売店コードの
入力を促す表示が行なわれる。
【0076】ユーザ200は、予め、図2で示した販売
店データベースに登録されている販売店コード、例え
ば、“s1001”を入力し(ステップS709)、確認ボ
タンを押す(ステップS711)。入力コードが適正で
あれば、ログイン画面に切り替わる(ステップS71
3、S715)。なお、適切な販売店コードが入力され
なければ、次の画面へは進めない(ステップS713で
“No”)。
【0077】図10に、画面に表示されるログイン画面
の具体例を示す。本図を参照して、ログイン画面に入る
と、販売店データベースの中から販売店コード“s100
1”に該当する販売店の名前“XXXX販売株式会社”が呼
び出され、「販売店表示エリア」に表示される。
【0078】また、顧客データベースが検索され、販売
店コード“s1001”を持つ顧客数がカウントされる。そ
してそのカウント値、例えば、“137”が「顧客数表示
エリア」に表示される。この表示により、ユーザ200
は、自店の顧客の数を把握することができる。
【0079】なお、販売店画面まではHTTPで通信し、ロ
グイン画面を含むそれ以降の画面は、暗号化されたセキ
ュリティの高い通信方法をとるようにしてもよい。
【0080】ログイン画面において、次ページボタンが
押されると(ステップS717)、処理選択画面が表示
される(ステップS719)。
【0081】図11に、画面に表示される処理選択画面
の具体例を示す。本図を参照して、処理選択画面では、
可能な処理の一覧が表示される。例えば、ダイレクトメ
ール発送処理、顧客リストへの追加処理、販売店データ
の修正処理等がある。
【0082】ダイレクトメール発送処理では、ダイレク
トメールの原稿作成、及び、顧客へのダイレクトメール
発送を行うことができる。
【0083】顧客リストへの追加処理では、顧客データ
ベースに対して、販売店の希望するユーザを入力するこ
とができる。
【0084】販売店データの修正処理では、販売店デー
タベースに対して、自店のデータを修正することができ
る。
【0085】ユーザ200によりいずれかの処理が選択
され(ステップS721)、確認キーがクリックされる
と(ステップS723)、選択された内容に応じた処理
が行なわれる(ステップS725)。
【0086】図12は、図7のステップS725におい
て、ダイレクトメール発送処理が選択された場合の処理
の流れを示したフローチャートである。図12を参照し
て、ダイレクトメール発送処理が選択され、確認キーが
押されると(ステップS1201)、宣伝入力画面に表
示が切り替わる(ステップS1203)。
【0087】図13に、画面に表示される宣伝入力画面
の具体例を示す。本図を参照して、宣伝入力画面では、
“宣伝内容を入力してください”というメッセージが表
示され、ユーザ200に宣伝内容に関する入力を促すメ
ッセージが表示される。
【0088】ユーザ200により、セール名の欄には、
例えば、“クリスマスセール”と入力される。また、期
間の欄には、例えば、“12月10日〜25日”と入力
される。
【0089】商品名の欄の右側にはプルダウンスイッチ
が設けられており、このスイッチを押すことにより一覧
表示される商品名の中から一つを選択することができ
る。なお、商品名は、あらかじめデータベース105の
中の商品データベースに格納されている。
【0090】商品名として、ここでは、例えば、上段の
商品名の欄には“商品001”、中段の商品名の欄には
“商品002”、下段の商品名の欄には“商品名003”が入
力される。
【0091】それぞれの商品に対する値段は、例えば
“19,800円”のように販売価格を直接入力することがで
きる。また、“店頭価格の1000円引き”という入力もで
きる。さらに、“店頭価格の5%引き”という入力もで
きる。
【0092】備考欄には、例えば、“このチラシをご持
参の方に粗品進呈”なるメッセージを入れることもでき
る。
【0093】すべての入力が終わり、次のページキーが
押されると(ステップS1205、S1207)、テキ
スト確認画面に画面表示が切り替わる(ステップS12
09)。
【0094】図14に、画面に表示されるテキスト確認
画面の具体例を示す。本図を参照して、テキスト確認画
面では、顧客に送られる電子メールのテキスト部分が表
示される。ホストコンピュータ101は、宣伝入力画面
にてユーザ200により入力された情報に基づき、発信
人名として“XXXX株式会社”、タイトルとして“クリス
マスセール”、内容として各商品名と値段を書き込む。
【0095】ホストコンピュータ101は、また、備考
として入力された“このチラシをご持参の方に粗品進
呈”をそのまま書き込むのではなく、同趣旨であるより
ふさわしい表現、例えば、“添付ファイルのプリントア
ウトをご持参の方に粗品進呈”と修正してテキスト中に
書き込む。
【0096】そして、最後に、販売店データベースから
販売店名、住所、電話番号、営業時間、メールアドレ
ス、ホームページアドレスが読み出される。そして、テ
キストメール本文が作成され、表示される。
【0097】表示された内容に修正部分を発見したとき
は、修正スイッチを押すことにより宣伝入力画面にもど
り、修正が可能となる。
【0098】表示された内容でよければ、確認スイッチ
を押すことにより(ステップS1211)、パターン選
択画面へと画面が切り替えられる(ステップS121
3)。
【0099】図15に、画面に表示されるパターン選択
画面の具体例を示す。本図を参照して、パターン選択画
面では、宣伝入力画面で入力された情報に基づいてチラ
シを作成するための、あらかじめ用意されたデザインパ
ターンを選択することができる。
【0100】デザインパターンは、図4で示したような
パターンデータベースに複数のパターンが記憶されてい
る。季節、行事等をモチーフとしたもの、たとえばクリ
スマスのデザイン、桜のデザイン、雪のデザイン等があ
る。
【0101】そして、この中から、例えば、“パターン
01”が選択され(ステップS1215)、確認スイッチ
が押されると、添付ファイル確認画面へと画面表示が切
り替わる(ステップS1219)。
【0102】ホストコンピュータ101は、宣伝入力画
面で入力された情報およびパターン選択画面で選択され
たパターン情報に基づき、画像ファイルを作成する。画
像ファイルとしては、例えば、JPEG、TIFF、GIF等の型
式で作成される。
【0103】図16は、画面に表示される添付ファイル
確認画面の具体例を示した図である。添付ファイル確認
画面では、本図に示すように、顧客に送られる電子メー
ルの画像部分が表示される。宣伝入力画面でセール名と
して入力された“クリスマスセール”の文字は、例え
ば、チラシの上部中央に、32ポイントの太字フォント
を用いて赤字で書き込まれる。
【0104】また、商品名として入力された“商品00
1”“商品002”“商品003”の文字は、それぞれ、値段
として入力された“19,800円”“店頭価格の1000円引
き”“店頭価格の5%引き”の文字と並んで、同種類の
フォント、例えば、16ポイントの青色で書き込まれ
る。
【0105】そして、商品データベースから“商品00
1”に対応する画像データ“商品001.jpg”が読み出さ
れ、その写真画像が“商品001”の文字の左側に書き込
まれる。同様に、商品データベースから“商品002”
“商品003”に対応する画像データ“商品002.jpg”“商
品003.jpg”も読み出され、その写真画像が“商品002”
“商品003”の文字それぞれの左側に書き込まれる。
【0106】さらに、宣伝入力画面で入力された商品名
と値段情報に基づき、商品と値段を特定するためのバー
コードも作成され、それぞれの価格の右側に書き込まれ
る。
【0107】また、備考として入力された“このチラシ
をご持参の方に粗品進呈”という文章も、例えば、商品
等の宣伝の最後尾に書き込まれる。なお、場合によって
は、そのまま書き込まれるのではなく、同趣旨であるが
添付ファイルにふさわしい表現に修正されて書き込まれ
る。
【0108】また、販売店コードを用いて販売店データ
ベースから、販売店名、住所、電話番号、営業時間、メ
ールアドレス、ホームページアドレスおよび地図等が検
索され、これらもチラシに書き込まれる。
【0109】この際、商品画像にその商品の説明がなさ
れているホームページアドレスをリンクさせるように、
アドレスが書き込まれる。例えば、“商品001”の画像
には、商品データベースからリンクアドレス“http://w
ww.xxx.co.jp/g1001”が関連付けられる。他の商品につ
いても同様である。
【0110】ユーザ200は、ホストコンピュータ10
1により作成され、表示された画像の内容に誤りがない
と判断すると、確認スイッチを押す(ステップS122
1)。すると、表示画面が送信確認画面に切り替わる
(ステップS1223)。
【0111】図17に、画面に表示される送信確認画面
の具体例を示す。本図を参照して、送信確認画面では、
“送信の準備が整いました”というメッセージが表示さ
れ、引き続いて、“作成したダイレクト電子メールを13
7人に送信します”と表示される。
【0112】この表示により、ユーザ200は、自分の
作成されたダイレクト電子メールが何人の顧客に送信さ
れるのかを確認することができる。
【0113】送信スイッチが押されると(ステップS1
225)、ホストコンピュータ101は、顧客データベ
ースを基に作成された送信者リストに基づいて、対象と
なる顧客のメールアドレス宛てにメールを送信する(ス
テップS1227)。送信されるメールの型式は、前述
したように、テキスト確認画面で示したテキスト部分
と、添付ファイル確認画面で示した画像ファイル部分と
から構成されるものである。
【0114】図6の送信者リストのメール種別の欄でも
示したように、このメールは、ユーザ200(入力した
販売店)宛て(To)に送付され、顧客300には、Bcc
(Blind Carbon Copy)として送信される。したがっ
て、ユーザ200は、顧客300に送付されたメールの
内容を確認することができるが、ユーザ200(および
顧客300)は、そのメールが誰に送付されたかを知る
ことはできない。よって、企業秘密のデータベースがユ
ーザ200等の第3者に知られることはない。
【0115】以上説明したように、本実施の形態におけ
るメール通信システムによると、販売店たるユーザは、
顧客についての詳細なデータベースを作成せずとも、メ
ーカーの所有するデータベースを利用して、自己の顧客
に所望のダイレクトメールを送信することが可能とな
る。
【0116】この際、ダイレクトメールは、メーカー側
のメール通信装置から自動配信されるため、ユーザ側
に、メーカーのデータベースの内容が公表されるもので
はない。したがって、メーカーの企業秘密を担保しつ
つ、ユーザおよびメーカーのいずれにとっても有効なダ
イレクトメールの送信を行なうことができる。
【0117】すなわち、ユーザ(販売店)にとっては、
過去に購入暦のある優良顧客に絞ってダイレクトメール
を送信することができ、購入に繋がる成功率を高くする
ことができる。メーカーにとっては、このような販売店
の売上向上に寄与することで、結局は自己の商品の販売
実績を伸ばすことができる。
【0118】なお、今回の実施の形態においては示して
いないが、メーカー側において、顧客宛てのダイレクト
メールに、新製品情報など、メーカーからの宣伝情報を
マージすることもできる。
【0119】この場合、発信者がメーカーであれば注目
され難いダイレクトメールも、発信者が販売店であるこ
とから注目されやすくなり、これを受けた顧客の開封率
も高くなる。よって、メーカーからの宣伝情報が顧客の
目に触れる機会を多くすることができる。
【0120】また、ダイレクトメールを受け取った顧客
は、必要な場合にのみそれをプリントアウトして販売店
に持っていくため、不必要な紙の消費が回避される。し
たがって、自然にやさしいシステムが提供されることに
なる。
【0121】なお、図7のステップS703および図9
等では、販売店ユーザに割り当てられた販売店コードの
入力のみにより、ログイン画面に入ることができた。こ
れを、さらなるセキュリティの向上のために、別途暗証
番号が要求されるようにしてもよい。すなわち、予め販
売店データベースに登録されている販売店コードと暗証
番号が入力されて初めて、ログイン画面に切り替わるよ
うにする。適切な販売店コードおよび暗証番号が入力さ
れなければ、次の画面へは進めない。
【0122】図18に、販売店コードおよび暗証番号が
要求される場合の販売店画面の具体例を示す。本図に示
すように、ユーザに対して、販売店コードの入力のみな
らず暗証番号の入力もが要求される。
【0123】図19に、販売コードおよび暗証番号が要
求される場合の販売店データベースの一例を示す。ここ
では、図2に示したデータベースに加えて、各販売店に
割り当てられた暗証番号がそれぞれ記録されている。販
売店画面で入力された販売店コードおよび暗証番号が適
正か否かの判断には、この販売店データベースが参照さ
れる。
【0124】また、図6では、ホストコンピュータ10
1により作成される送信者リストとして、送信者アドレ
ス、および、返信用アドレスに、販売店(ユーザ)20
0のアドレスが記録されている。しかし、このようなケ
ースに限定されるものではない。
【0125】図20は、返信用アドレスとして、販売店
(ユーザ)200のアドレスではなく、abc株式会社の
メールサーバのアドレスが記録される場合の送信者リス
トの例を示した図である。本図に示すように、送信者ア
ドレスには、販売店のアドレスではなく、メールサーバ
のアドレスが記録されるようにしてもよい。
【0126】したがって、この送信者リストに基づき送
信されたメールを受け取った顧客300側では、メール
のヘッダー情報として、 送信者名: XXXX販売株式会社 送信者アドレス: guest@xxx.co.jp Reply to: directmail@aaa.abc.co.jp が表示される。このため、受け取った顧客300は、こ
のメールがXXXX販売株式会社からきたものと理解する。
なお、質問等があり返信メールを出す場合は、ホストコ
ンピュータのあるabc株式会社に送信されることにな
る。
【0127】なお、送信者名に販売店が明記されれば、
送信者アドレスおよび返信用アドレスには、販売店およ
びメールサーバいずれのアドレスが記載されてもよい。
【0128】また、今回示した実施の形態では、ユーザ
(販売店)200からのダイレクトメールは、ホストコ
ンピュータ101からの誘導に従ってユーザ入力された
データに基づき、作成されるものである。しかし、この
ような構成に限られず、たとえば、電子メールの本文部
分は全てユーザ側で作成され、ヘッダ情報等のみがホス
トコンピュータ101により作成されるよにしてもよ
い。
【0129】さらに、今回は、テキスト文書および画像
文書からなる電子メール文書がダイレクトメールとして
送信される場合を説明したが、テキスト文書あるいは画
像文書のいずれか一方のみが送信される場合も本発明は
適用される。
【0130】なお、今回示した実施の形態では、小売店
(販売店)の顧客データベースが不充分で、メーカーの
顧客データベースが優れているという前提において、小
売店(ユーザ)がメーカーのデータベースを利用する場
合を示したが、このような場合に限られるものではな
い。
【0131】たとえば、大型小売店では、メーカー以上
に質の高い顧客データベースを保有している場合があ
る。そのような場合においても、本発明を適用すること
が可能である。
【0132】具体的には、本実施の形態で示したような
販売店とメーカーとの関係が逆転することになる。すな
わち、小売店のホームページに対してメーカーがアクセ
スし、その小売店の所有する顧客データベースのうち、
そのメーカーの製品を購入した顧客に対して、ダイレク
トメールを発送する。
【0133】このような場合には、メーカーが「ユー
ザ」に該当することになり、小売店がユーザとしてのメ
ーカーに対してID(識別子)を発行することになる。ま
た、小売店の顧客データベースには、販売店コードに変
えてメーカーコードを入れるなどの変更が行なわれる。
【0134】また、今回示した実施の形態においては、
図3および図6等に示したように、販売店コードのみに
基づき、送信対象となる顧客が選択されている。すなわ
ち、今回は、図3に示す顧客データベースの中から、送
信要求を行なうユーザ(販売店コード)に対応する顧客
が抽出され、その抽出された顧客について図6に示す送
信者リストが作成されている。
【0135】しかし、送信者リストの作成には、このよ
うな方法に限られず、例えば、購入物品をも考慮して行
なうようにしてもよい。すなわち、販売店コードに対応
する顧客の中から、所定の物品を購入した顧客に絞って
メールを送信するようにしてもよい。この場合、たとえ
ば、図17に示した送信確認画面において、さらに、購
入物品をも考慮して送信するか否か、および、考慮する
場合の購入物品等について、入力が促されるようにして
もよい。この場合、送信者リストは、購入物品も考慮し
た絞込みが行なわれた後に作成されることになる。
【0136】このように顧客の過去の購入物品をも考慮
して送信先が決定されることにより、一層、成功率の高
いダイレクトメール戦術をとることが可能となる。
【0137】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるメール通信シス
テムの全体構成を示した図である。
【図2】 データベース105に格納されている販売店
データベースの一例を示す図である。
【図3】 データベース105に格納されている顧客デ
ータベースの一例を示す図である。
【図4】 データベース105に格納されているパター
ンデータベースの一例を示す図である。
【図5】 データベース105に格納されている商品デ
ータベースの一例を示す図である。
【図6】 メール通信装置100において作成される送
信者リストの一例を示す図である。
【図7】 メール通信システムを利用する際の処理の流
れを示したフローチャートである。
【図8】 画面に表示される初期画面の具体例を示した
図である。
【図9】 画面に表示される販売店画面の具体例を示し
た図である。
【図10】 画面に表示されるログイン画面の具体例を
示した図である。
【図11】 画面に表示される処理選択画面の具体例を
示した図である。
【図12】 図7のステップS725において、ダイレ
クトメール発送処理が選択された場合の処理の流れを示
したフローチャートである。
【図13】 画面に表示される宣伝入力画面の具体例を
示した図である。
【図14】 画面に表示されるテキスト確認画面の具体
例を示した図である。
【図15】 画面に表示されるパターン選択画面の具体
例を示した図である。
【図16】 画面に表示される添付ファイル確認画面の
具体例を示した図である。
【図17】 画面に表示される送信確認画面の具体例を
示した図である。
【図18】 販売店コードおよび暗証番号が要求される
場合の販売店画面の具体例を示した図である。
【図19】 販売コードおよび暗証番号が要求される場
合の販売店データベースの一例を示した図である。
【図20】 返信用アドレスとして、abc株式会社のメ
ールサーバのアドレスが記録される場合の送信者リスト
の例を示した図である。
【符号の説明】
10 インターネット、100 メール通信装置、10
1 ホストコンピュータ、103 ハードディスクドラ
イブ、105 データベース、107,207,307
プリンタ、200 販売店コンピュータ(ユーザ)、
300 顧客端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 典久 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 AA05 AA06 BB49 CC08 DD01 EE05 FF03 FF09 GG02 GG04 GG07 5K101 KK02 KK15 NN21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客に関するデータおよびユーザに関す
    るデータを記録したデータベースと、 ユーザを識別する識別子を取得する第1の取得手段と、 前記ユーザからの所定のデータを取得する第2の取得手
    段と、 前記データベースから、前記取得された識別子に対応す
    る顧客を抽出する第1の抽出手段と、 前記取得された所定のデータに基づいて、前記抽出され
    た顧客に電子メールを送信する送信手段とを備えた、メ
    ール通信システム。
  2. 【請求項2】 ユーザに対して所定のフォーマットに従
    ったデータ入力を要求する要求手段をさらに備え、 前記第2の取得手段により取得される所定のデータは、
    前記要求手段による要求に従って入力されるデータを含
    み、 前記送信手段は、 前記取得された所定のデータに基づいて電子メールを作
    成する作成手段を含み、 前記作成された電子メールを送信することを特徴とす
    る、請求項1に記載のメール通信システム。
  3. 【請求項3】 前記作成手段は、 テキスト文書を作成するテキスト作成手段と、 画像文書を作成する画像作成手段とを含み、 前記送信手段は、前記作成されたテキスト文書に前記作
    成された画像文書を添付して送信する、請求項2に記載
    のメール通信システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の取得手段により取得された識
    別子を前記データベースと照合する照合手段と、 前記照合手段による照合の結果、前記取得された識別子
    が適正であると判断された場合に前記要求手段を能動化
    するよう制御する制御手段とをさらに備えた、請求項2
    または3に記載のメール通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の取得手段により取得された識
    別子に基づき、対応するユーザに関する情報を前記デー
    タベースから抽出する第2の抽出手段と、 前記抽出されたユーザに関する情報に基づいて送信元情
    報を作成する送信元情報作成手段とをさらに備え、 前記送信手段は、前記作成された送信元情報とともに前
    記電子メールを送信することを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれかに記載のメール通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースに記録されたユーザに
    関する情報は、ユーザのメールアドレスを含み、 前記第1の取得手段により取得された識別子に基づき、
    対応するユーザのメールアドレスを前記データベースか
    ら読み出す読出手段をさらに備え、 前記送信手段は、さらに前記読み出されたユーザのメー
    ルアドレスに電子メールを送信することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載のメール通信システム。
  7. 【請求項7】 顧客に関するデータおよびユーザに関す
    るデータをデータベースに記録するステップと、 ユーザを識別する識別子を取得する第1の取得ステップ
    と、 前記ユーザからの所定のデータを取得する第2の取得ス
    テップと、 前記データベースから、前記取得された識別子に対応す
    る顧客を抽出する第1の抽出ステップと、 前記取得された所定のデータに基づいて、前記抽出され
    た顧客に電子メールを送信する送信ステップとを備え
    た、メール通信方法。
  8. 【請求項8】 ユーザに対して所定のフォーマットに従
    ったデータ入力を要求する要求ステップをさらに備え、 前記第2の取得ステップにおいて取得される所定のデー
    タは、前記要求ステップにおける要求に従って入力され
    るデータを含み、 前記送信ステップは、 前記取得された所定のデータに基づいて電子メールを作
    成する作成ステップを含み、 前記作成された電子メールを送信することを特徴とす
    る、請求項7に記載のメール通信方法。
  9. 【請求項9】 前記作成ステップは、 テキスト文書を作成するテキスト作成ステップと、 画像文書を作成する画像作成ステップとを含み、 前記送信ステップは、前記作成されたテキスト文書に前
    記作成された画像文書を添付して送信する、請求項8に
    記載のメール通信方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の取得ステップにおいて取得
    された識別子を前記データベースと照合する照合ステッ
    プと、 前記照合ステップにおける照合の結果、前記取得された
    識別子が適正であると判断された場合に前記要求ステッ
    プを能動化するよう制御する制御ステップとをさらに備
    えた、請求項8または9に記載のメール通信方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の取得ステップにおいて取得
    された識別子に基づき、対応するユーザに関する情報を
    前記データベースから抽出する第2の抽出ステップと、 前記抽出されたユーザに関する情報に基づいて送信元情
    報を作成する送信元情報作成ステップとをさらに備え、 前記送信ステップは、前記作成された送信元情報ととも
    に前記電子メールを送信することを特徴とする、請求項
    7〜10のいずれかに記載のメール通信方法。
  12. 【請求項12】 前記データベースに記録されたユーザ
    に関する情報は、ユーザのメールアドレスを含み、 前記第1の取得ステップにより取得された識別子に基づ
    き、対応するユーザのメールアドレスを前記データベー
    スから読み出す読出ステップをさらに備え、 前記送信ステップは、さらに前記読み出されたユーザの
    メールアドレスに電子メールを送信することを特徴とす
    る、請求項7〜11のいずれかに記載のメール通信方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12のいずれかに記載のメ
    ール通信方法をコンピュータに実行させるためのメール
    通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006215593A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Dainippon Printing Co Ltd ダイレクトメールの開封率調査方法
JP2007249706A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Hitachi East Japan Solutions Ltd 立替払い支援システム

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JPH0991358A (ja) * 1995-09-28 1997-04-04 Fujitsu Ltd 情報提供装置および方法

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