JP2002055968A - マイクロコンピュータの入出力制御回路 - Google Patents

マイクロコンピュータの入出力制御回路

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JP2002055968A
JP2002055968A JP2000239522A JP2000239522A JP2002055968A JP 2002055968 A JP2002055968 A JP 2002055968A JP 2000239522 A JP2000239522 A JP 2000239522A JP 2000239522 A JP2000239522 A JP 2000239522A JP 2002055968 A JP2002055968 A JP 2002055968A
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microcomputer
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Yoichi Kudo
洋一 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象の増加に係わらず、マイクロコンピ
ュータの入出力端子数を良好に低減できるマイクロコン
ピュータの入出力制御回路を提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータとそれによって制
御される任意数の制御対象との間のデータの授受を制御
するマイクロコンピュータの入出力制御回路であって、
制御対象の各入出力端子にそれぞれ個別に接続された制
御回路5と、マイクロコンピュータからアドレスが入力
され、それに応じて制御回路5のうちのいずれか1つを
選択的に動作させる選択回路としてのアドレスデコード
回路4などとを備え、各制御回路5は、マイクロコンピ
ュータから制御対象に供給すべきデータが他の全ての制
御回路5と共通の第1配線を介して入力され、かつ、制
御対象からマイクロコンピュータに供給すべきデータを
他の全ての制御回路5と共通の第2配線に出力する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータとそれによって制御される任意数の制御対象との間
のデータの授受を制御するマイクロコンピュータの入出
力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器は勿論のこと、AV機器
や各種の家電機器など、あらゆる電気電子機器にマイク
ロコンピュータが利用されている。この結果、1個のマ
イクロコンピュータで制御すべき制御対象が増加し、マ
イクロコンピュータの高性能化とも相まって、マイクロ
コンピュータの入出力端子数の飛躍的な増大を招いてい
る。
【0003】マイクロコンピュータの入出力端子には、
シリアルデータ用端子と、パラレルデータ用端子と、割
込信号受信用端子とが存在するが、制御対象の増加に伴
い、特にパラレルデータ用端子と割込信号受信用端子と
が端子数の増加要因となっている。
【0004】すなわち、従来のマイクロコンピュータに
おいては、制御対象毎に個別にパラレルデータ用端子と
割込信号受信用端子とを設けていたので、制御対象の増
加に伴って飛躍的に入出力端子数が増加し、100〜2
00個程度の入出力端子を備えたマイクロコンピュータ
も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにマイクロコ
ンピュータの入出力端子数が増大すると、マイクロコン
ピュータを実現しているチップなどを実装するための回
路基板の配線が極めて複雑になり、マイクロコンピュー
タを実現しているチップの実装位置の問題も含めて設計
の自由度が小さくなるとともに、設計に多くの時間とコ
ストとを要する。しかも、マイクロコンピュータを動作
させるためのプログラムが複雑になり、プログラミング
やデバッグにも多くの時間とコストとを要する。これら
の結果、製品の開発や製造に要する時間やコストが増大
するばかりでなく、製品の信頼性を低下させる可能性が
あるという課題があった。
【0006】本発明は、このような事情のもとで考え出
されたものであって、制御対象の増加に係わらず、マイ
クロコンピュータの入出力端子数を良好に低減できるマ
イクロコンピュータの入出力制御回路を提供すること
を、その課題としている。
【0007】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0008】本発明の第1の側面によれば、マイクロコ
ンピュータとそれによって制御される任意数の制御対象
との間のデータの授受を制御するマイクロコンピュータ
の入出力制御回路であって、制御対象の各入出力端子に
それぞれ個別に接続された制御回路と、マイクロコンピ
ュータからアドレスが入力され、それに応じて制御回路
のうちのいずれか1つを選択的に動作させる選択回路と
を備え、各制御回路は、マイクロコンピュータから制御
対象に供給すべきデータが他の全ての制御回路と共通の
第1配線を介して入力され、かつ、制御対象からマイク
ロコンピュータに供給すべきデータを他の全ての制御回
路と共通の第2配線に出力する構成としたことを特徴と
する、マイクロコンピュータの入出力制御回路が提供さ
れる。
【0009】好ましい実施の形態によれば、選択回路
は、マイクロコンピュータからシリアルに供給されるア
ドレスを、クロック信号に同期して順次ラッチするアド
レスラッチ回路と、マイクロコンピュータからのアドレ
スイネーブル信号に応じて、マイクロコンピュータから
のクロック信号を、全ての制御回路に供給する状態とア
ドレスラッチ回路に供給する状態とに切り替わるクロッ
クセレクト回路と、アドレスラッチ回路にラッチされた
アドレスに応じて、制御回路のうちの1つに選択的にデ
コード信号を供給することにより、その制御回路を動作
させるアドレスデコード回路とを有する。
【0010】他の好ましい実施の形態によれば、各制御
回路は、制御対象からマイクロコンピュータに供給すべ
き割込信号が出力されたときに、その割込信号を他の全
ての制御回路と共通の割込信号用配線に出力することに
よりマイクロコンピュータに供給する。
【0011】他の好ましい実施の形態によれば、各制御
回路は、選択回路によって選択されているときに、制御
対象からマイクロコンピュータに供給すべき割込信号が
出力されれば、その割込信号を第2配線にも出力する。
【0012】本発明によれば、制御対象の増加に係わら
ず、マイクロコンピュータの入出力端子数を良好に低減
できる。
【0013】すなわち、各制御回路が、マイクロコンピ
ュータから制御対象に供給すべきデータが他の全ての制
御回路と共通の第1配線を介して入力され、かつ、制御
対象からマイクロコンピュータに供給すべきデータを他
の全ての制御回路と共通の第2配線に出力するので、マ
イクロコンピュータと各制御回路との間の配線を全ての
制御回路について共通化できることから、制御対象の入
出力端子数の合計に係わらず、マイクロコンピュータの
入出力端子数を一定の小さな数にできる。
【0014】したがって、マイクロコンピュータを実現
しているチップを実装するための回路基板の配線や、マ
イクロコンピュータを動作させるためのプログラムが簡
単になり、製品の開発や製造に要する時間やコストを低
減できるとともに、製品の信頼性を向上させることがで
きる。
【0015】なお、マイクロコンピュータからのアドレ
スに応じて選択回路が1つの制御回路を選択的に動作さ
せるので、マイクロコンピュータと各制御回路との間の
配線を全ての制御回路について共通化しても、マイクロ
コンピュータと制御対象との間のデータの授受に支障を
来すことはない。
【0016】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明に係るマイクロコンピュー
タの入出力制御回路の回路ブロック図である。この入出
力制御回路は、クロックセレクト回路1、アドレスラッ
チ回路2、比較回路3、アドレスデコード回路4、複数
の制御回路5、制御回路5と同数の入出力端子6、入力
端子7〜11、および出力端子12,13を備えてい
る。この入出力制御回路は、1チップにより構成されて
いる。
【0019】クロックセレクト回路1は、マイクロコン
ピュータ(図示せず)から入力端子8を介して供給され
るアドレスイネーブル信号がアサートされているときす
なわちハイレベルのときに、マイクロコンピュータから
入力端子7を介して供給されるスキャンクロック信号を
アドレスラッチ回路2に供給し、アドレスイネーブル信
号がネゲートされているときすなわちローレベルのとき
に、スキャンクロック信号を全ての制御回路5に供給す
る。
【0020】アドレスラッチ回路2は、クロックセレク
ト回路1からのスキャンクロック信号に同期して、マイ
クロコンピュータから入力端子9を介してシリアルに供
給されるスキャンアドレスをラッチし、そのスキャンア
ドレスのうちのチップアドレス以外の部分をアドレスデ
コード回路4に供給するとともに、スキャンアドレスの
うちのチップアドレス部分を比較回路3に供給する。
【0021】比較回路3は、アドレスラッチ回路2から
のスキャンアドレスのうちのチップアドレス部分とチッ
プ固有のチップアドレスとを比較し、両者が一致すれ
ば、アドレスデコード回路4に供給しているイネーブル
信号をアサートする。すなわち、入出力制御回路のチッ
プを製作するときには、制御回路5の数すなわち入出力
端子6の数を特定する必要があるので、任意数の制御対
象(図示せず)の入出力端子数の合計が入出力制御回路
の入出力端子6の数を越えている場合、複数のチップを
用いる必要がある。この場合、各チップ毎にアドレスデ
コード回路4の回路構成を異ならせるのはチップの製作
上現実的でない。そこで、チップを特定するためのチッ
プアドレスを設定しておき、そのチップアドレスに対応
する1つのチップのアドレスデコード回路4のみを動作
させることにより、全てのチップのアドレスデコード回
路4の回路構成が同一になり、かつその回路構成が簡単
になるようにしているのである。チップアドレスは、た
とえば、入出力制御回路のチップに内臓された図外のE
EPROM(electrically erasable and programmable
read only memory )に記憶させ、チップの外部から書
き換えが可能なように構成すればよい。
【0022】アドレスデコード回路4は、比較回路3か
らのイネーブル信号がアサートされているときに、アド
レスラッチ回路2からのスキャンアドレスのうちチップ
アドレス以外の部分をデコードし、そのアドレスに対応
する1つの制御回路5に複数のスキャンデコード信号A
〜Fをシーケンシャルに順次供給する。すなわちアドレ
スデコード回路4は、クロックセレクト回路1、アドレ
スラッチ回路2、および比較回路3とともに、マイクロ
コンピュータからのアドレスに応じて制御回路5のうち
のいずれか1つを選択的に動作させる選択回路を構成し
ている。
【0023】制御回路5は、図2のように、アドレスデ
コード回路4からのスキャンデコード信号A〜Fによっ
て制御されて、マイクロコンピュータから入力端子10
を介して供給されるデータすなわちスキャンデータを、
クロックセレクト回路1からのスキャンクロックに同期
して、入出力端子6を介して制御対象の入出力端子に供
給する。また制御回路5は、アドレスデコード回路4か
らのスキャンデコード信号A〜Fによって制御されて、
制御対象の入出力端子から入出力端子6を介して供給さ
れるデータを、クロックセレクト回路1からのスキャン
クロックに同期して、出力端子12を介してマイクロコ
ンピュータの入出力端子に供給する。さらに制御回路5
は、アドレスデコード回路4からのスキャンデコード信
号A〜Fによって制御されて、制御対象の入出力端子か
ら入出力端子6を介して供給される割込信号を、出力端
子13を介してマイクロコンピュータの割込信号入力用
の入出力端子に供給する。また制御回路5は、アドレス
デコード回路4からのスキャンデコード信号A〜Fによ
って制御されて、制御対象の入出力端子から入出力端子
6を介して供給される割込信号を、出力端子12を介し
てマイクロコンピュータの入出力端子に供給する。さら
に全ての制御回路5は、マイクロコンピュータから入力
端子11を介して供給されるリセット信号により、同時
にリセットされる。
【0024】各入出力端子6は、それぞれ個別に制御回
路5に接続されているとともに、制御対象の各入出力端
子にそれぞれ個別に接続される。すなわち、制御対象の
入出力端子がパラレル入力ポートあるいはパラレル出力
ポートである場合、1つの制御対象に対してそれらポー
トの数だけ入出力端子6が存在する。
【0025】入力端子7は、クロックセレクト回路1の
入力端に接続されているとともに、マイクロコンピュー
タのスキャンクロック信号出力用の入出力端子に接続さ
れる。
【0026】入力端子8は、クロックセレクト回路1の
制御入力端に接続されているとともに、マイクロコンピ
ュータのアドレスイネーブル信号出力用の入出力端子に
接続される。
【0027】入力端子9は、アドレスラッチ回路2の入
力端に接続されているとともに、マイクロコンピュータ
のスキャンアドレス出力用の入出力端子に接続される。
【0028】入力端子10は、全ての制御回路5の入力
端に接続されているとともに、マイクロコンピュータの
スキャンデータ出力用の入出力端子に接続される。
【0029】入力端子11は、全ての制御回路5の入力
端に接続されているとともに、マイクロコンピュータの
リセット信号出力用の入出力端子に接続される。
【0030】出力端子12は、全ての制御回路5の出力
端に接続されているとともに、マイクロコンピュータの
データ入力用の入出力端子に接続される。
【0031】出力端子13は、全ての制御回路5の割込
信号出力用の出力端に接続されているとともに、マイク
ロコンピュータの割込信号入力用の入出力端子に接続さ
れる。
【0032】図2は、1つの制御回路5の回路ブロック
図であって、全ての制御回路5は同じ回路構成である。
各制御回路5は、フリップフロップ回路21〜25、セ
レクト回路26、トライステートバッファ27〜30、
論理積回路31,32、および排他的論理和回路33を
備えている。
【0033】フリップフロップ回路21は、アドレスデ
コード回路4からのスキャンデコード信号Aがアサート
されているときに、クロックセレクト回路1からのスキ
ャンクロック信号に同期して、入力端子10からのスキ
ャンデータをラッチし、それをセレクト回路26および
トライステートバッファ27の制御入力端に供給する。
【0034】フリップフロップ回路22は、アドレスデ
コード回路4からのスキャンデコード信号Bがアサート
されているときに、クロックセレクト回路1からのスキ
ャンクロック信号に同期して、セレクト回路26からの
データをラッチし、それをトライステートバッファ27
の入力端およびトライステートバッファ28の入力端に
供給する。
【0035】フリップフロップ回路23は、アドレスデ
コード回路4からのスキャンデコード信号Dがアサート
されているときに、クロックセレクト回路1からのスキ
ャンクロック信号に同期して、入力端子10からのスキ
ャンデータをラッチし、それを排他的論理和回路33の
一方の入力端に供給する。
【0036】フリップフロップ回路24は、排他的論理
和回路33からの信号がアサートされたときに、ハイレ
ベルの信号をトライステートバッファ29の入力端およ
びトライステートバッファ30の制御入力端に供給す
る。
【0037】フリップフロップ回路25は、アドレスデ
コード回路4からのスキャンデコード信号Cがアサート
されているときに、クロックセレクト回路1からのスキ
ャンクロック信号に同期して、入力端子10からのスキ
ャンデータをラッチし、それを論理積回路31の一方の
入力端に供給する。
【0038】フリップフロップ回路21,22,23,
25は、入力端子11からのリセット信号がアサートさ
れることにより、一括してクリアされる。フリップフロ
ップ回路24は、論理積回路32からのリセット信号が
アサートされることによりクリアされる。
【0039】セレクト回路26は、フリップフロップ回
路21のQ出力端からの制御信号に応じて、入力端子1
0からのスキャンデータをフリップフロップ回路22の
D入力端に供給する状態と入出力端子6からのデータを
フリップフロップ回路22のD入力端に供給する状態と
に切り替わる。
【0040】トライステートバッファ27は、フリップ
フロップ回路21のQ出力端からの制御信号に応じて、
フリップフロップ回路22のQ出力端からの出力を入出
力端子6に供給する状態と、ハイインピーダンスの状態
とに切り替わる。
【0041】トライステートバッファ28は、アドレス
デコード回路4からのスキャンデコード信号Bに応じ
て、フリップフロップ回路22のQ出力端からの出力を
出力端子12に供給する状態と、ハイインピーダンスの
状態とに切り替わる。
【0042】トライステートバッファ29は、アドレス
デコード回路4からのスキャンデコード信号Eに応じ
て、フリップフロップ回路24のQ出力端からの出力を
出力端子12に供給する状態と、ハイインピーダンスの
状態とに切り替わる。
【0043】トライステートバッファ30は、フリップ
フロップ回路24のQ出力端からの出力に応じて、ロー
レベルの信号を出力端子13に供給する状態と、ハイイ
ンピーダンスの状態とに切り替わる。
【0044】論理積回路31は、フリップフロップ回路
25のQ出力端からの出力と入出力端子6からの信号と
の論理積を演算し、それを排他的論理和回路33の他方
の入力端に供給する。
【0045】論理積回路32は、クロックセレクト回路
1からのスキャンクロック信号とアドレスデコード回路
4からのスキャンデコード信号Fとの論理積を演算し、
それをリセット信号としてフリップフロップ回路24の
クリア信号入力端に供給する。
【0046】排他的論理和回路33は、フリップフロッ
プ回路23のQ出力端からの出力と論理積回路31の出
力との排他的論理和を演算し、それをクロック信号とし
てフリップフロップ回路24のクロック信号入力端に供
給する。
【0047】次に動作を説明する。入力端子8からのア
ドレスイネーブル信号がハイレベルのときには、クロッ
クセレクト回路1が、入力端子7からのスキャンクロッ
ク信号をアドレスラッチ回路2に供給する。これにより
アドレスラッチ回路2が、クロックセレクト回路1から
のスキャンクロック信号に同期して、入力端子9からの
スキャンアドレスを1ビットづつ順次ラッチする。
【0048】アドレスラッチ回路2にラッチされたスキ
ャンアドレスは、チップアドレス部分が比較回路3によ
りチップ毎に予め設定されているチップアドレスと比較
され、両者が一致していれば、比較回路3からアドレス
デコード回路4に供給されているイネーブル信号がアサ
ートされる。
【0049】比較回路3からアドレスデコード回路4に
供給されているイネーブル信号がアサートされると、ア
ドレスデコード回路4が、アドレスラッチ回路2にラッ
チされているスキャンアドレスのうちチップアドレス以
外の部分をデコードし、それに応じた1つの制御回路5
に供給しているスキャンデコード信号A〜Fを順次アサ
ートする。
【0050】一方、スキャンアドレスがアドレスラッチ
回路2にラッチされると、所定のタイミングで入力端子
8からのアドレスイネーブル信号がネゲートされ、クロ
ックセレクト回路1によって全ての制御回路5にスキャ
ンクロック信号が供給される。そして、選択された1つ
の制御回路5について、アドレスデコード回路4からの
スキャンデコード信号Aがアサートされると、その制御
回路5のフリップフロップ回路21が、クロックセレク
ト回路1からのスキャンクロック信号に同期して、入力
端子10からのスキャンデータをラッチし、Q出力端に
出力する。すなわち、スキャンデータがハイレベルであ
ると、セレクト回路26の制御入力端およびトライステ
ートバッファ27の制御入力端にハイレベルの信号が供
給される。
【0051】アドレスデコード回路4からのスキャンデ
コード信号Bがアサートされると、スキャンクロック信
号に同期してフリップフロップ回路22がセレクト回路
26からのスキャンデータをラッチする。フリップフロ
ップ回路22のQ出力端からのスキャンデータは、トラ
イステートバッファ27および入出力端子6を介して制
御対象の入出力端子に供給される。
【0052】スキャンデータがローレベルになると、ス
キャンクロック信号に同期してフリップフロップ回路2
1のQ出力端がローレベルになり、セレクト回路26が
制御対象の入出力端子からの信号をフリップフロップ回
路22の入力端に供給する。フリップフロップ回路22
は、スキャンクロック信号に同期して、制御対象の入出
力端子から入出力端子6を介して供給された信号をラッ
チする。この信号は、フリップフロップ回路22のQ出
力端から出力され、トライステートバッファ28および
出力端子12を介してスキャンアウト信号としてマイク
ロコンピュータの入力端子に供給される。
【0053】アドレスデコード回路4からのスキャンデ
コード信号Cがアサートされると、フリップフロップ回
路25が、スキャンクロック信号に同期してスキャンデ
ータをラッチする。このスキャンデータは、フリップフ
ロップ回路25のQ出力端から論理積回路31の一方の
入力端に供給される。なお、フリップフロップ回路25
は、制御対象の入出力端子からの信号を割込信号として
取り込むか否かを制御するために設けられている。
【0054】アドレスデコード回路4からのスキャンデ
コード信号Dがアサートされると、フリップフロップ回
路23が、スキャンクロック信号に同期してスキャンデ
ータをラッチする。このスキャンデータは、フリップフ
ロップ回路23のQ出力端から排他的論理和回路33の
一方の入力端に供給される。
【0055】制御対象の入出力端子からハイレベルの割
込信号が出力されると、その割込信号は、入出力端子6
を介して論理積回路31の他方の入力端に供給される。
論理積回路31のハイレベルの出力は、排他的論理和回
路33の他方の入力端に供給され、排他的論理和回路3
3の出力は、フリップフロップ回路24のクロック信号
入力端に供給される。これによりフリップフロップ回路
24のQ出力端からハイレベルの信号が出力され、その
信号はトライステートバッファ30の制御入力端に供給
される。これによりトライステートバッファ30は、ロ
ーレベルの信号を割込信号として出力端子13に供給す
る。この割込信号は、マイクロコンピュータの割込信号
入力用の入出力端子に供給される。なお、排他的論理和
回路33は、割込信号の極性すなわち立上がり、立下が
りを選択するために設けられており、フリップフロップ
回路23は、割込信号の極性を設定するために設けられ
ている。
【0056】アドレスデコード回路4からのスキャンデ
コード信号Eがアサートされると、フリップフロップ回
路24のQ出力端からの出力が、トライステートバッフ
ァ29を介して出力端子12に出力される。この信号
は、割込信号を出力している制御対象の入出力端子を特
定するためのスキャンアウト信号としてマイクロコンピ
ュータの入出力端子に供給される。
【0057】アドレスデコード回路4からのスキャンデ
コード信号Fがアサートされると、スキャンクロック信
号に同期して論理積回路32の出力がハイレベルにな
り、フリップフロップ回路24がクリアされる。
【0058】以上の動作がスキャンアドレスによって指
定された制御回路5毎に順次行われ、全ての制御対象の
全ての入出力端子とマイクロコンピュータとの間の信号
の授受が、上記入出力制御回路によって実現される。
【0059】このように、マイクロコンピュータから制
御対象に供給すべきデータが全ての制御回路5について
共通の入力端子10に入力され、かつ、制御対象からマ
イクロコンピュータに供給すべきデータが全ての制御回
路5について共通の出力端子12から出力されるので、
マイクロコンピュータと各制御回路との間の配線を全て
の制御回路について共通化できることから、制御対象の
入出力端子数の合計に係わらず、マイクロコンピュータ
の入出力端子数を一定の小さな数にできる。この結果、
制御対象の増加に係わらず、マイクロコンピュータの入
出力端子数を良好に低減できる。たとえば、制御対象が
多く、しかも多くの制御対象がパラレル入力ポートやパ
ラレル出力ポートを備えている場合、従来はマイクロコ
ンピュータの入出力端子数が100を大きく越えてしま
うこともあったが、上記入出力制御回路を採用すれば、
マイクロコンピュータの入出力端子数が7で済む。
【0060】したがって、マイクロコンピュータを実現
しているチップを実装するための回路基板の配線や、マ
イクロコンピュータを動作させるためのプログラムが簡
単になり、製品の開発や製造に要する時間やコストを低
減できるとともに、製品の信頼性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロコンピュータの入出力制
御回路の回路ブロック図である。
【図2】図1に示す入出力制御回路に備えられた制御回
路の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 クロックセレクト回路 2 アドレスラッチ回路 3 比較回路 4 アドレスデコード回路 5 制御回路 6 入出力端子 7〜11 入力端子 12,13 出力端子 21〜25 フリップフロップ回路 26 セレクト回路 27〜30 トライステートバッファ 31,32 論理積回路 33 排他的論理和回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータとそれによって制
    御される任意数の制御対象との間のデータの授受を制御
    するマイクロコンピュータの入出力制御回路であって、 前記制御対象の各入出力端子にそれぞれ個別に接続され
    た制御回路と、 前記マイクロコンピュータからアドレスが入力され、そ
    れに応じて前記制御回路のうちのいずれか1つを選択的
    に動作させる選択回路とを備え、 前記各制御回路は、前記マイクロコンピュータから前記
    制御対象に供給すべきデータが他の全ての制御回路と共
    通の第1配線を介して入力され、かつ、前記制御対象か
    ら前記マイクロコンピュータに供給すべきデータを他の
    全ての制御回路と共通の第2配線に出力する構成とした
    ことを特徴とする、マイクロコンピュータの入出力制御
    回路。
  2. 【請求項2】 前記選択回路は、 前記マイクロコンピュータからシリアルに供給されるア
    ドレスを、クロック信号に同期して順次ラッチするアド
    レスラッチ回路と、 前記マイクロコンピュータからのアドレスイネーブル信
    号に応じて、前記マイクロコンピュータからの前記クロ
    ック信号を、全ての前記制御回路に供給する状態と前記
    アドレスラッチ回路に供給する状態とに切り替わるクロ
    ックセレクト回路と、 前記アドレスラッチ回路にラッチされたアドレスに応じ
    て、前記制御回路のうちの1つに選択的にデコード信号
    を供給することにより、その制御回路を動作させるアド
    レスデコード回路とを有する、請求項1に記載のマイク
    ロコンピュータの入出力制御回路。
  3. 【請求項3】 前記各制御回路は、前記制御対象から前
    記マイクロコンピュータに供給すべき割込信号が出力さ
    れたときに、その割込信号を他の全ての制御回路と共通
    の割込信号用配線に出力することにより前記マイクロコ
    ンピュータに供給する、請求項1または2に記載のマイ
    クロコンピュータの入出力制御回路。
  4. 【請求項4】 前記各制御回路は、前記選択回路によっ
    て選択されているときに、前記制御対象から前記マイク
    ロコンピュータに供給すべき割込信号が出力されれば、
    その割込信号を前記第2配線にも出力する、請求項3に
    記載のマイクロコンピュータの入出力制御回路。
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