JP2002055925A - 音声読み上げ装置および情報処理装置 - Google Patents

音声読み上げ装置および情報処理装置

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JP2002055925A
JP2002055925A JP2000239025A JP2000239025A JP2002055925A JP 2002055925 A JP2002055925 A JP 2002055925A JP 2000239025 A JP2000239025 A JP 2000239025A JP 2000239025 A JP2000239025 A JP 2000239025A JP 2002055925 A JP2002055925 A JP 2002055925A
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Akio Shiga
昭夫 志賀
Hidetoshi Kitajima
秀俊 北島
Jun Ito
純 伊藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 返信・転送の履歴のある1通のメールを理解
し易く読み上げる。 【解決手段】 返信・転送の履歴がある1通メールを件
名・送信者などが記述されているヘッダ情報を区切りと
して複数のユニットに分割し、書かれた日付が古いユニ
ットから順次音声読み上げを行うようにする。このよう
な読み上げ機能を携帯端末などの情報処理装置に搭載す
る。これによって、携帯時のメールの受信内容の確認が
容易となり、使用性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト文書や電
子メールで受信した文章を音声で読み上げる音声読み上
げ装置、およびこの音声読み上げ装置を備えた情報処理
装置に係り、特に、小型で携帯性に優れた携帯端末に好
適な音声読み上げ機能を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの小型化が進み、携
帯性に重点をおいたコンピュータが普及している。携帯
性に重点をおいたコンピュータ(以下、「携帯端末」と
称する。)は、通常のコンピュータとほぼ同様の機能を
有するが、本体重量がノートブック型のものよりもさら
に軽減され、携帯に便利な特徴を備えている。このよう
な携帯端末の多くは、携帯電話機や公衆回線を通してE
−メールなどの電子メールを送受信することができ、外
出先でも情報の送受信を行うことができるので、メール
機能が携帯端末の主な用途の1つとなっている。
【0003】通常、この種の携帯端末を用いて電子メー
ルの操作を行う場合には、この携帯端末をひざや机の上
においたり、あるいは片手で携帯端末を持ち、ディスプ
レイを見ながら、キーボードやマウスにより操作する。
【0004】また、音声読み上げ機能を使用する場合に
は、携帯端末の本体にイヤホンを接続し、読み上げ機能
により受信した電子メールの内容を読み上げさせること
ができ、これによってユーザは受信したメールの内容な
どを確認することができる。電子メールを音声で再生す
るシステムは、例えば特開平10−333876号公報
に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術の
音声読み上げ機能は、1通のメールにおいては、メール
の文字列の先頭から順次読み上げるようにしているの
で、図5に示すように返信や転送の内容が付加された1
通のメールを読み上げる場合には、最新に書かれたメー
ル部分から順にそれ以前に書かれたメール部分を読み上
げていくので、読み上げの順序が経時的には書かれた順
序とは逆となり、メールの内容を理解することが困難で
ある。また、以前に受け取ったメールに同様の部分が書
かれているような場合には、既読済みの内容の部分を再
び読み上げることになることから、重複して読み上げる
内容が多くなる問題がある。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、メールを
理解し易いように読み上げることができるようにするこ
とにある。
【0007】本発明の第2の目的は、受け取った1通の
メール内に同様の内容が重複して書かれているような
(既読済みの)場合には、重複して読み上げないように
して読み上げの無駄と混雑を省くことにある。
【0008】本発明の第3の目的は、メールを理解し易
い音声で読み上げることができるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、記憶手段に記憶されたメールを音声読み
上げする音声読み上げ手段を備えた音声読み上げ装置に
おいて、返信・転送の履歴がある1通のメールの読み上
げ行うときに、ヘッダ情報を区切りとしてメール内を複
数のユニットに分割し、書かれた日付が古いユニットか
ら順次音声読み上げを行う返信・転送メール用音声読み
上げ手段を設けたことを特徴とする。
【0010】この場合、前記返信・転送用メール音声読
み上げ手段で音声読み上げを行うときに、読み上げ開始
位置指定の条件が設定されていた場合には、読み上げ不
要なユニット部分は読み上げ対象としないように読み上
げ開始位置(ユニット)を決定するようにするとよい。
【0011】さらに、前記返信・転送用メール音声読み
上げ手段で音声読み上げを行うときに、読み上げるユニ
ットが変わる場合には、前のユニットの読み上げ音声デ
ータとは異なる音声データに変更して音声読み上げを行
い、あるいは読み上げるユニットの送信人が同一の場合
には同一の音声で読み上げるようにするとよい。
【0012】この音声読み上げ装置は、例えば、データ
を入力するためのキーボードと、データを表示するため
の液晶画面と、モデムなどのハードウエアとメールソフ
トなどのソフトウエアの両者を含む電子メール受信手段
と、電子メールなどのテキストファイルを格納する記憶
手段と、記憶手段に記憶されたテキストファイルの文字
列を先頭から順次音声読み上げする音声読み上げ(再
生)手段を備えた情報処理装置に組み込んで使用され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明の音声読み上げ装置を備え
た携帯端末の基本的な構成を示すブロック図である。1
01はデータや指示などを入力するためのキーボード、
102は入力された情報あるいは記憶され、読み出され
た情報などを表示する液晶画面、107はモデムなどの
ハードウエアとメールソフトなどのソフトウエアの両者
を含む電子メール受信手段、104はメモリやハードデ
ィスクなどの記憶手段、108は前記電子メール受信手
段107で受信したメールを読み上げる音声読み上げ機
能制御手段、105は音声読み上げ機能制御手段108
の読み上げた音声を出力するイヤホン、106は各手段
を制御するCPU、103は各手段に電力を供給する電
源である。
【0015】音声読み上げ機能制御手段108は、記憶
手段104に記憶されたテキストファイルの文字列を先
頭から順次音声読み上げする音声読み上げ(再生)手段
109と、音声読み上げ機能制御108で使用する音声
読み上げ機能に関係する環境情報を設定する音声読み上
げ環境設定手段110と、返信・転送メール用の音声読
み上げを制御する返信・転送メール用音声読み上げ制御
手段111を備える。
【0016】返信・転送メール用音声読み上げ制御手段
111は、返信・転送の履歴がある1通のメールの読み
上げ行うときに、件名・差出人・日付,返信,転送など
が記述されているヘッダ情報を区切りとしてメール全体
を複数のユニットに分割し、書かれた日付が古いユニッ
トから順次音声読み上げを行う返信・転送メール用音声
読み上げ手段112と、返信・転送メール用音声読み上
げ手段112で音声読み上げを行うときに、読み上げ開
始位置指定の条件を設定可能にし、条件が設定されてい
る場合には、読み上げ不要なユニット部分は読み上げ対
象としないように読み上げ開始位置(ユニット)を決定
する返信・転送メール用音声読み上げ開始位置決定手段
113と、返信・転送メール用音声読み上げ手段112
で音声読み上げを行うときに、読み上げるユニットが変
わる場合には、前のユニットの読み上げ音声データとは
異なる音質の音声データに変更して音声読み上げを行う
返信・転送メール用音声切り換え手段114とを備え
る。
【0017】図2は、図1に示した携帯端末のハード構
成の外観を示す斜視図である。図2において、201は
データ入力のためのキーボード、202はデータ表示の
ための液晶画面で、液晶の上にタブレットを重ねて配置
してあり、操作者が画面に接触すると、接触した座標を
タブレットから検知できるようにしてある。なお、前記
キーボードは図1では101に、液晶画面は102にそ
れぞれ対応する。203はタブレットに接触して入力す
るためのペン、204は電源スイッチである。205は
イヤホン、206は携帯電話機や公衆回線に接続してメ
ールの送受信を行うための電話接続ケーブル、207は
イヤホン205を装着するイヤホンプラグ差込口、20
8は音声読み上げ処理に対して操作指示を行うためなど
に使用するボタンスイッチである。
【0018】このように構成された携帯端末では、操作
者は、まず、電話接続ケーブル206を例えば公衆回線
に接続し、メールソフトを起動して、自分宛てのメール
を受信する(以上は、電子メール受信手段107に相当
する機能である)。受信したメールは、記憶手段104
に記憶する。その後、メールソフトを終了しても、記憶
手段104に記憶したメールは保存される。以上の操作
は、一般的な電子メールの受信方式を使用する。この操
作は、画面を見ながら行う場合が多く、外出前や屋外に
おいて、携帯端末を操作し易いスペースで画面を開いて
行う場合が多い。
【0019】以上のように、受信した電子メールを記憶
手段104に記憶しておけば、音声読み上げ手段108
により、どのような場所でもメールの内容を確認するこ
とができる。通常、音声読み上げ手段108の機能を開
始するには、機能を実行するためのキーが101のキー
ボードに割り付けられているので、該当するキーを押下
して音声読み上げ手段108を起動する。
【0020】図3は、音声読み上げ手段108を起動し
たときの液晶画面102の表示例である。表示領域30
4には、読み上げの対象のメールを記憶手段104から
読み出して表示する。ここで、「開始」ボタン301を
指示すると、表示領域304の文字列の先頭文字から順
次、音声読み上げを開始する。表示領域304に表示し
ているメール1件の読み上げが終了した場合は、「次メ
ール」ボタン303を指示することで、再度、記憶手段
104に記憶しているメールを1文書読み出して表示領
域304に表示する。音声読み上げは、イヤホンプラグ
差込口207にイヤホン205を接続することにより開
始するように設定することもできる。
【0021】以上が通常の音声読み上げ手段108の主
な操作方法である。
【0022】図3に示すように返信・転送の履歴のない
メールの場合には、これを先頭文字から順次に読み上げ
ても特に問題はない。ところが、図5に示すように、返
信・転送の履歴が付加された1通のメールを同様に先頭
文字から読み上げると、日付2000/03/10のメールの部分
51を先に読み上げ、次に、日付2000/03/05の部分52
を読み上げることになり、画面を見ていない使用者はメ
ールの内容を理解するのが困難となる。
【0023】これを解決するために、本発明では、最も
前に書かれたメール(すなわち、メールの下の方の部
分)から順に読み上げるようにした。この本発明の音声
読み上げ機能を実現する制御について、図9のフローチ
ャートにしたがって説明する。
【0024】音声読み上げ機能の起動が指示されると、
まず、ステップ901において、図3に示すような音声
読み上げ初期画面を表示する。図3に示した画面におい
て、ステップ902でユーザからの入力指示をチェック
する。ステップ902において、図4に示すように、オ
プション403が選択入力され、その中のプルダウンメ
ニューから「環境設定」404が選択入力されると、ス
テップ903の環境設定処理を実行する。
【0025】環境設定処理について、音声読み上げ環境
設定処理の処理手順を示す図10のフローチャートに沿
って説明する。この環境設定処理では、まず、ステップ
1001において、図6に示すように、音声読み上げ環
境設定初期画面を表示する。図6において、「メールフ
ォルダ読み上げ」601をチェックすると、メールフォ
ルダにあるメールを読み上げることを指示したことにな
る。「指定フォルダ読み上げ」602をチェックする
と、指定フォルダにあるテキストファイルを読み上げる
ことを指示したことになる。また、欄604で対象とす
る指定フォルダのパスを登録する。
【0026】「返信・転送メール用読み上げを行う」6
03は、図5に示すような返信・転送の履歴が付加され
た1通のメールの読み上げを行う場合に、このチェック
欄603がチェックされたときには、件名・差出人…な
どが記述されているヘッダ情報を区切りとしてメール全
体を複数のユニットに分割して、書かれた日付の古いユ
ニットの方から順(図5に示すメールにおいては、55
→54→53→52→51)に音声読み上げを行うよう
にする。
【0027】また、「返信・転送メール用読み上げを行
う」のチェックボックス603がチェックされている
と、チェック欄605,606を有効にする。
【0028】「メールヘッダ単位で音声切り換え」のチ
ェック欄605がチェックされると、返信・転送メール
を読み上げにおいてユニットが変わる場合に、前のユニ
ットの読み上げ音声データとは異なる音質の音声データ
に変更して音声読み上げを行うようにする。例えば、図
5に示したメールの場合には、メールのある部分55を
男性音声データで読み上げた場合には、これに隣接する
他の部分54は女性音声データで読み上げることにす
る。
【0029】「読み上げ開始位置指定」のチェック欄6
06がチェックされると、返信・転送メールを読み上げ
るときに読み上げ開始位置を変更する。例えば、「最新
のメールのみ」のチェック欄607がチェックされる
と、メールの最新の部分のみを読み上げるようにする。
図5に示したメールの場合は、部分51のみを読み上げ
ることにする。また、「差出人が書いた最新メール以降
より」のチェック欄608がチェックされていて、差出
人指定欄609に差出人の指定があるとすると、この差
出人指定欄609で指定した人が書いた最新メール以降
からを読み上げの開始位置とする。図5に示したメール
の場合は、このメールは「H.sato@****.co.jp」さんが
受け取ったメールである。この返信・転送メールのなか
には「H.sato@****.co.jp」さんが書いた部分54があ
る。よって、「 H.sato@****.co.jp」さんは、既に部分
54,55の内容については知っているので、読み上げ
の対象としたいのは、部分53,52,51の部分であ
る。このようなときには、チェック欄608をチェック
し、差出人指定欄609に「H.sato@****.co.jp」と記
述しておくと、読み上げ開始ユニットは部分53からと
なる。
【0030】ステップ1002において、チェック欄6
01,602,603,605,606,607,60
8がクリックされると、ステップ1003で該当欄がチ
ェックされているかどうかを判定し、該当欄がチェック
されていなかった場合にはステップ1004で該当欄に
チェックを入力し、該当欄がチェックされていた場合に
はステップ1005で該当欄のチェックを外す。
【0031】また、ステップ1002において欄60
4,609がクリックされていると、ステップ1006
においてユーザにクリックした該当欄に文字を入力させ
る処理を行う。
【0032】図6に示した画面において、「OK」61
0が指示された場合には、ステップ1007でチェック
欄および欄601〜609の各項目の情報を、図8に示
すような記憶手段104上のテーブルに保存する。図6
に示した画面で「キャンセル」611が指示された場合
には、図8に示した記憶手段104上のテーブルには保
存せずに音声読み上げ環境設定処理を終了する。
【0033】図6に示した画面の表示例では、メールフ
ォルダにあるメールを読み上げの対象とすることを指示
しており、また、返信・転送メール用の読み上げ処理を
行い、読み上げ開始位置を差出人「H.sato@****.co.j
p」が書いた最新メール以降のユニットからにすること
を音声読み上げの環境として設定したことになる。
【0034】図9におけるステップ902で「開始」が
指示されていた場合には、ステップ904において記憶
手段104に格納された環境設定の情報中の「返信・転
送メール用読み上げを行うが設定されている」が設定さ
れているかどうかをチェックし、設定されていなければ
ステップ905において、記憶手段104に記憶された
テキストファイルの文字列を先頭から順次音声読み上げ
る通常の音声読み上げ(再生)を行う。
【0035】一方、「返信・転送メール用読み上げを行
うが設定されている」が設定されていれば、ステップ9
06において、「返信転送メール用音声読み上げ(再
生)処理」を行う。
【0036】「返信転送メール用音声読み上げ(再生)
処理」について、図11に示すフローチャートに従って
説明する。
【0037】「返信・転送メール用音声読み上げ(再
生)処理」を開始すると、ステップ1101において、
対象となる1通のメールをヘッダ情報(件名,日付,差
出人,返信,転送など)をベースにしてユニットに分割
し、分割したユニット単位に開始行,終了行,ヘッダ情
報を図7に示すメール分割情報テーブルに格納する。こ
のとき、格納する順番は、日付の古い方のNo.小さく
なるように格納する。図5に示したメールの場合には、
図7に示すようなメール分割情報テーブルの欄701〜
703が設定される。なお、このメール分割情報テーブ
ルは、記憶手段104に設ける。
【0038】ステップ1102において、環境設定情報
の「読み上げ開始位置指定」の設定をチェックし、「読
み上げ開始位置指定」が設定されていて、更に「最新の
部分のみ」が設定されている場合には、ステップ110
4において、図7に示したメール分割情報テーブルのN
o.1以外は削除して読み上げの対象から外すようにす
る。
【0039】ステップ1102におけるチェックにおい
て、環境設定情報の「読み上げ開始位置指定」が設定さ
れていて、更に「差出人で開始位置指定」が設定されて
いる場合には、ステップ1103において、図7に示し
たメール分割情報テーブルの「ヘッダ情報の差出人」と
「指定されている差出人」が一致するレコードNo.を
No.1から順に探し、見付かったNo.以降のレコー
ドを削除する。図5に示したメールで、読み上げ開始位
置を差出人「H.sato@****.co.jp」が書いた最新メール
以降からという設定がされていた場合には、図7に示し
たメール分割情報テーブルのNo.4,5を削除するこ
とになる。
【0040】次に、ステップ1105において、環境設
定情報の「メールヘッダ単位で音声切り換え」が設定さ
れているかどうかをチェックし、「メールヘッダ単位で
音声切り換え」が設定されている場合には、ステップ1
107において、メール分割情報テーブルのNo.1か
ら「音声データ」の欄704に交互に異なる音質の音声
データを設定する。しかし、同一差出人の部分は、同一
の音質の音声データで読み上げるように設定できるよう
にすることが望ましい。図5に示した例では、「メール
ヘッダ単位で音声切り換え」が設定されている場合に
は、図7に示した欄704に示すように、No.1,N
o.3には「男性音声」、No.2には「女性音声」を
設定している。ステップ1105におけるチェックで、
環境設定情報の「メールヘッダ単位で音声切り換え」が
設定されていなかった場合には、ステップ1108にお
いて、メール分割情報テーブルの「音声データ」の欄7
04に全て同一の音質の音声データを設定する。
【0041】ステップ1108において、メール分割情
報テーブルに沿って、No.1から順番に開始行701
から終了行702までの範囲のテキストを欄704の音
声データで読み上げる。図5に示したメールの場合に
は、始めに範囲53を男性音声データ、次に、範囲52
を女性音声データ、範囲51を男性音声データで読み上
げることになる。
【0042】図9におけるステップ902で「終了」が
指示された場合には、音声読み上げ機能を終了する。
【0043】以上により、返信・転送メール用の理解し
易い音声読み上げ(再生)を実現することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、返信・
転送の履歴がある1通のメールを読み上げる場合には、
ヘッダ情報を区切りとしてメール全体を複数のユニット
に分割し、書かれた日付が古いユニットから順次音声読
み上げを行うようにしたので、読み上げられたメールの
内容(メールが書かれたプロセス)を使用者が容易に理
解できるように読み上げることができる。
【0045】また、以前に受け取ったメールに同様の部
分が書かれているような(既読済みの)場合には、重複
して読み上げないようにして無駄を省くことができる。
【0046】また、読み上げるユニットが変わる場合に
は、前のユニットとは異なる音声データに変更してユニ
ットが変わったことを明確にするようにしたので、返信
・転送メールの内容確認が容易になる。
【0047】また、読み上げるユニットが同一の送信者
からのものである場合には、同一の音声で読み上げるよ
うにしたので、ユーザにとって送信者の認識が容易にな
る。
【0048】さらに、情報処理装置にこのような音声読
み上げ装置を設けることにより、携帯端末などのように
携帯して使用する情報処理装置の使用性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声読み上げ装置を備えた形態端末の
基本的なブロック図である。
【図2】本発明になる形態端末の概観斜視図である。
【図3】本発明の音声読み上げ処理における液晶画面の
表示例である。
【図4】本発明の音声読み上げ処理における液晶画面の
オプション選択表示例である。
【図5】本発明で音声読み上げの対象とする返信・転送
の履歴がある1通のメールの表示例である。
【図6】本発明の音声読み上げ環境設定処理における液
晶画面の表示例である。
【図7】本発明で返信・転送メール用音声読み上げのと
きに作成するメール分割情報テーブルである。
【図8】本発明において記憶手段に音声読み上げ環境情
報を設定するテーブルである。
【図9】本発明の音声読み上げ機能制御のフローチャー
トである。
【図10】本発明における音声読み上げ環境設定処理の
フローチャートである。
【図11】本発明における返信・転送メール用音声読み
上げ(再生)処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101 キーボード 102 液晶画面 104 記憶手段 107 電子メール受信手段 108 音声読み上げ機能制御手段 109 音声読み上げ(再生)手段 110 音声読み上げ環境設定手段 111 返信・転送メール用音声読み上げ制御手段 112 返信・転送メール用音声読み上げ手段 113 返信・転送メール用音声読み上げ開始位置決定
手段 104 返信・転送メール用音声切り換え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 純 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D045 AB01 AB26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に記憶されたメールを音声読み
    上げする音声読み上げ手段を備えた音声読み上げ装置に
    おいて、 前記音声読み上げ手段は、返信および/または転送の履
    歴がある1通のメールの読み上げ行うときに、ヘッダ情
    報を区切りとしてメール内を複数のユニットに分割し、
    書かれた日付が古いユニットから順次音声読み上げを行
    うことを特徴とする音声読み上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記音声読み上げ手段で音声読み上げを
    行うときに、読み上げ開始位置指定の条件が設定されて
    いた場合には、読み上げ不要なユニット部分は読み上げ
    対象としないように読み上げ開始位置を決定する音声読
    み上げ開始位置決定手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の音声読み上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記音声読み上げ手段で音声読み上げを
    行うときに、読み上げるユニットが変わる場合には、前
    のユニットの読み上げ音声データとは異なる音声データ
    に変更して音声読み上げを行う音声切り換え手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の音声読み上げ装置。
  4. 【請求項4】 前記音声読み上げ手段で音声読み上げを
    行うときに、読み上げるユニットが同一の送信者からの
    ものである場合には、同一の音声で読み上げることを特
    徴とする請求項1記載の音声読み上げ装置。
  5. 【請求項5】 入力用のキーボードと、表示用の液晶画
    面と、メールを受信するための電子メール受信手段とを
    備えた情報処理装置において、 前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の音声読み
    上げ装置を備え、前記記憶手段は入力されたあるいは受
    信したテキストファイルを格納し、前記音声読み上げ装
    置は、前記記憶手段に記憶されたテキストファイルの文
    字列を先頭から順次読み上げることを特徴とする情報処
    理装置。
JP2000239025A 2000-08-07 2000-08-07 音声読み上げ装置および情報処理装置 Withdrawn JP2002055925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014240A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Kyocera Corp 携帯端末装置
JP2012247557A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声合成装置、その方法及びプログラム
US9131062B2 (en) 2004-06-29 2015-09-08 Kyocera Corporation Mobile terminal device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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