JP2002055789A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002055789A JP2001120938A JP2001120938A JP2002055789A JP 2002055789 A JP2002055789 A JP 2002055789A JP 2001120938 A JP2001120938 A JP 2001120938A JP 2001120938 A JP2001120938 A JP 2001120938A JP 2002055789 A JP2002055789 A JP 2002055789A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリの大容量化によるコストの上昇を招来す
ることなく、画像形成部が画像形成処理を実行している
間にも外部の端末装置から多量のプリントデータの入力
を受け付けることができるようにする。 【解決手段】データ制御部2は、外部端末装置10のP
Sドライバ又はPCLドライバから送信されたプリント
データを印刷記述言語で表現されたままの状態でバッフ
ァメモリ3のPDLデータ記憶エリア3aに格納し、プ
リンタエンジン8の動作状態、待機中の他のプリントデ
ータの有無、バッファメモリ3の空き容量、プリントデ
ータの特徴等を判別する。この判別結果に基づいて、バ
ッファメモリ3の空き容量が不足することによる入力プ
リントデータの受信不能やバッファメモリ3の記憶容量
の必要量が過大になることを生じないタイミングでデー
タの展開処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力プリントデ
ータを展開処理したビットマップデータに基づいて画像
形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置ではディジタル化に
よる多機能化が進展し、ディジタル複合機のように、複
写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を1台の装
置で使い分けるようにした画像形成装置が商品化されて
いる。ディジタル複合機は、複写機能の動作時には、本
体の画像読取部又は外部の画像読取装置で読み取られた
画像データを殆どそのままの状態で画像形成部に供給し
て画像形成を行う。また、ファクシミリ機能の動作時に
は、公衆電話回線網を介して送信された圧縮データを解
凍処理して画像データに伸張した後に画像形成部に供給
して画像形成を行う。さらに、プリンタ機能の動作時に
は、パーソナルコンピュータ等の外部の端末装置で印刷
記述言語を用いて作成されたプリントデータをビットマ
ップデータに展開した後に画像形成部に供給して画像形
成を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディジ
タル複合機のように、画像形成装置が多機能化すると、
装置本体で生成されたデータのみならず、外部から複数
の経路を経由して入力されるデータについても画像形成
処理を実行する必要があり、画像形成部の動作頻度が高
くなる。このため、外部の端末装置において新たに作成
されたデータについての画像形成処理が開始されるまで
に、それまでに発生した多量の他のデータについての画
像形成処理が終了するのを待機する必要がある。
【0004】このため、従来の画像形成装置では、他の
データに係る画像形成処理中に新たなプリントデータが
入力された場合、一般に、プリントデータをビットマッ
プデータに展開した状態で他のデータに係る画像形成処
理が終了するのを待機するようにしている。ここで、外
部の端末装置から入力されるプリントデータは印刷記述
言語によって表現されており、画像形成部に供給すべき
ビットマップデータはプリントデータよりもデータ量が
多いため、画像形成処理の待機中にデータの保存に大容
量のメモリが必要になる。
【0005】特に、入力されたプリントデータが印刷記
述言語として主にグラフィックデータに用いられるポス
トスクリプト(PS)で表現されている場合には、展開
後のビットマップデータのデータ量がきわめて多くな
り、制御部のバッファメモリが占領されて新たなデータ
の入力を受け付けることができなくなる問題がある。こ
の問題は、バッファメモリの容量を大きくすることによ
って解決できるが、メモリ容量の増加はコストの著しい
上昇を招く問題がある。
【0006】このような問題は、ディジタル複合機だけ
でなく、ネットワーク内において複数の端末装置によっ
て共用されるプリンタにも同様に生じる問題である。
【0007】この発明の目的は、メモリの大容量化によ
るコストの上昇を招来することなく、画像形成部が画像
形成処理を実行している間にも外部の端末装置から多量
のプリントデータの入力を受け付けることができる画像
形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0009】(1) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータをビットマップデータに展開し、展開したビッ
トマップデータに基づいて画像を形成する制御部を備え
た画像形成装置において、前記制御部が、内部機器の状
態に応じてデータの展開処理を実行することを特徴とす
る。
【0010】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、内部機器の状態が参
照される。したがって、内部機器の状態によって変化す
るバッファメモリの空き容量に応じて、入力プリントデ
ータがよりデータ量の多いビットマップデータに展開さ
れ、バッファメモリ内に新たなデータを記憶するための
十分な容量が確保された状態でデータの展開処理が実行
される。
【0011】(2) 前記制御部は、画像形成処理前のデー
タを記憶するバッファメモリの空き容量に応じてデータ
の展開処理の実行タイミングを決定することを特徴とす
る。
【0012】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、画像形成処理前のデ
ータを記憶するバッファメモリの空き容量が参照され
る。したがって、バッファメモリの空き容量に応じて入
力プリントデータがよりデータ量の多いビットマップデ
ータに展開され、バッファメモリ内に新たなデータを記
憶するための十分な容量が確保された状態でデータの展
開処理が実行される。
【0013】(3) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータをビットマップデータに展開し、展開したビッ
トマップデータに基づいて画像を形成する制御部を備え
た画像形成装置において、前記制御部が、入力プリント
データの形態に応じてデータの展開処理を実行すること
を特徴とする。
【0014】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
の形態が参照される。したがって、ビットマップデータ
に展開した後のデータ量に影響を与える入力プリントデ
ータの形態に応じて、展開処理後におけるバッファメモ
リの空き容量を考慮してデータの展開処理が行われ、バ
ッファメモリ内に新たなデータを記憶するための十分な
容量が確保される。
【0015】(4) 前記制御部は、入力プリントデータの
印刷記述言語の種類に応じてデータの展開処理の実行タ
イミングを決定することを特徴とする。
【0016】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
の印刷記述言語の種類が参照される。したがって、ビッ
トマップデータに展開した後のデータ量に影響を与える
入力プリントデータの印刷記述言語の種類に応じて、展
開処理後におけるバッファメモリの空き容量を考慮して
データの展開処理が行われ、バッファメモリ内に新たな
データを記憶するための十分な容量が確保される。
【0017】(5) 前記制御部は、入力プリントデータの
データ量に基づいてデータの展開処理の実行タイミング
を決定することを特徴とする。
【0018】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
のデータ量が参照される。したがって、ビットマップデ
ータに展開した後のデータ量に影響を与える入力プリン
トデータのデータ量に応じて、展開処理後におけるバッ
ファメモリの空き容量を考慮してデータの展開処理が行
われ、バッファメモリ内に新たなデータを記憶するため
の十分な容量が確保される。
【0019】(6) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータをビットマップデータに展開し、展開したビッ
トマップデータに基づいて画像を形成する制御部を備え
た画像形成装置において、前記制御部が、画像形成処理
の出力形態に応じてデータの展開処理を実行することを
特徴とする。
【0020】この構成においては、印刷記述言語で表現
された入力プリントデータを画像形成部に供給すべきビ
ットマップデータに展開する際に、画像形成処理の出力
形態が参照される。したがって、画像形成処理に要求さ
れるデータ量に影響を与える画像形成処理の出力形態に
応じて、展開処理後におけるバッファメモリの空き容量
を考慮してデータの展開処理が行われ、バッファメモリ
内に新たなデータを記憶するための十分な容量が確保さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像形成装置の要部の構成を示すブロック図である。
この実施形態に係る画像形成装置1は、単一又は複数の
外部端末装置10から入力されるプリントデータをビッ
トマップデータに展開した後に、電子写真方式の画像形
成を行う画像形成部に供給する。外部端末装置10から
入力されるプリントデータは、サイズやフォント等の印
刷される最終的な形式を選択的に指定できる印刷記述言
語によって表現されたPSデータ、又は、文字毎のコー
ド等に基づく印刷記述言語によって表現されたPCLデ
ータである。なお、LIPSデータ、ECS/PAGE
データ及びSPDLデータ等の他の印刷記述言語によっ
て表現されたプリントデータを処理できるものであって
もよい。
【0022】画像形成装置1は、内部にバッファメモリ
3、PSデータ処理部4、PCLデータ処理部5、機能
処理部6、プリンタエンジン制御部7、プリンタエンジ
ン8及びハードディスク9を備えている。バッファメモ
リ3は、一例として16MBの記憶容量を有し、内部に
PDLデータ記憶エリア3a及びRIPデータ記憶エリ
ア3bを備えている。PDLデータ記憶エリア3aは、
外部端末装置10から入力されたプリントデータを格納
する。PSデータ処理部4及びPCLデータ処理部5
は、PDLデータ記憶エリア3aに格納されている入力
プリントデータをその印刷記述言語の種類に応じてビッ
トマップデータに展開する。
【0023】機能処理部6は、PSデータ処理部4又は
PCLデータ処理部5で展開されたビットマップデータ
に対して各種の画像処理を施す。RIPデータ記憶エリ
ア3bは、機能処理部6で画像処理を受けたビットマッ
プデータを格納する。プリンタエンジン制御部7は、R
IPデータ記憶エリア3bに格納されているビットマッ
プデータに基づいて、プリンタエンジン8に配置されて
いるレーザスキャンユニットや感光体ドラムの駆動モー
タ等のプリンタエンジンの動作を制御する。ハードディ
スク9は、バッファメモリ3に格納されているプリント
データ及びビットマップデータを必要に応じて保存す
る。
【0024】プリンタエンジン制御部7は、プリンタエ
ンジン8のレーザスキャンユニットに対してビットマッ
プデータを供給する。プリンタエンジン8において、レ
ーザスキャンユニットはビットマップデータによって変
調された画像光を、所定電位に均一に帯電した感光体ド
ラムの表面に照射する。これによって感光体ドラムの表
面に形成された静電潜像に対して現像装置からトナーが
供給され、静電潜像がトナー像に顕像化される。このト
ナー像は、図示しない給紙部から給紙された記録媒体上
に転写される。トナー像が転写された記録媒体は、図示
しない定着装置によって加熱及び加圧され、溶融したト
ナー像を堅牢に定着した状態で画像形成装置1の外部に
排出される。
【0025】なお、上記の構成において、PSデータ処
理部4、PCLデータ処理部5及び機能処理部6は、デ
ータ制御部2内に構成されている。データ制御部2が、
この発明の制御部に相当する。また、バッファメモリ3
及びプリンタエンジン8が、この発明の内部機器に相当
する。
【0026】一般に、画像の単位面積当たりのデータ量
は、PCLデータ<PSデータ<ビットマップデータで
ある。例えば、ビットマップデータに展開した場合に6
00dpiで8MB程度となるA3サイズの画像につい
て、PSデータは100〜数100KB前後のデータ量
であり、PCLデータは数KB程度となる。また、プリ
ントデータが入力されてから画像形成処理が開始される
までに要する時間は、ビットマップデータ<PCLデー
タ<PSデータである。この実施形態に係る画像形成装
置1では、これらの関係に基づいて、PSデータ処理部
4又はPCLデータ処理部5におけるデータ展開制御を
実行する。
【0027】図2は、上記画像形成装置のデータ制御部
のプリンタ機能時における処理手順を示すフローチャー
トである。データ制御部2は、外部端末装置10のPS
ドライバ又はPCLドライバから送信された印刷指示を
受信すると(101)、PSドライバ又はPCLドライ
バで所定の印刷記述言語で表現されたプリントデータの
送信を待機する(102)。データ制御部2は、プリン
トデータを受信すると印刷記述言語で表現されたままの
状態でバッファメモリ3のPDLデータ記憶エリア3a
に格納する(103)。
【0028】次いで、データ制御部2は、プリンタエン
ジン8がウォームアップ中又はその他の原因で画像形成
処理の待機状態であるか否かの判別を行い(104)、
プリンタエンジン8が待機状態である場合には印刷記述
言語で表現されたプリントデータをバッファメモリ3の
PDLデータ記憶エリア3aに記憶したまま、プリンタ
エンジン8の待機状態が解除されるのを待機する。デー
タ制御部2は、プリンタエンジン8が画像形成処理の待
機状態でない場合には、待機中の他のプリントデータが
存在するか否かの判別を行い(105)、待機中のプリ
ントデータがある場合、即ち、プリンタエンジン8がビ
ジー状態である場合にはバッファメモリ3の空き容量が
8MB以上であるか否かの判別を行う(106)。
【0029】バッファメモリ3の空き容量が8MB未満
である場合には、データ制御部2は、バッファメモリ3
の空き容量が4MB以下であるか否かの判別を行い(1
07)、バッファメモリ3の空き容量が4MBより多い
場合には今回受信したプリントデータがPCLデータで
あるか否かの判別を行う(108)。データ制御部2
は、今回受信したプリントデータがPCLデータである
場合には、今回受信したプリントデータについてステー
プル処理用のプリント等のセットプリントモードが設定
されているか否かの判別を行う(109)。
【0030】データ制御部2は、106の処理におい
て、バッファメモリ3の空き容量が8MB以上である場
合には、今回受信したプリントデータがPSデータであ
るか否かの判別を行い(110)、今回受信したプリン
トデータがPSデータである場合にはビットマップデー
タに展開した場合のデータ量の予測値が4MB以下であ
るか否かを判別する(111)。
【0031】上記の105〜111の処理において、待
機中の他のプリントデータがない場合、バッファメモリ
3の空き容量が8MB以上であって今回受信したプリン
トデータがPCLデータである場合、バッファメモリ3
の空き容量が8MB以上であってプリントデータがビッ
トマップデータに展開した時のデータ量の予測値が4M
B以下のPSデータである場合、又は、バッファメモリ
3の空き容量が4MB〜8MBであって今回受信したプ
リントデータがシングルプリントモード(1ページのみ
の画像形成を行うモード)のPCLデータである場合
に、データ制御部2は今回受信したプリントデータをビ
ットマップデータに展開した後にバッファメモリ3のR
IPデータ記憶エリア3bに格納する(112)。
【0032】データ制御部2は、今回受信したプリント
データの全てについての展開処理が終了するまで、プリ
ントデータをビットマップデータに展開してバッファメ
モリ3に格納する処理を継続する(114)。この展開
処理中において、データ制御部2は、バッファメモリ3
の空き容量が4MB以下になるか否かを判別し(11
3)、バッファメモリ3の空き容量が4MB以下になっ
た場合には展開処理を中断し、プリンタエンジン8によ
る画像形成処理の実行によってバッファメモリ3の空き
容量が4MBを越えるのを待機する(113→10
7)。
【0033】これに対して、待機中の他のプリントデー
タがある状態で、今回受信したプリントデータがビット
マップデータに展開した時のデータ量の予測値が4MB
を越えるPSデータである場合、バッファメモリ3の空
き容量が4MB以下である場合、バッファメモリ3の空
き容量が4MB〜8MBであって今回受信したプリント
データがPSデータである場合、又は、今回受信したプ
リントデータについてセットプリントモードが設定され
ている場合には、制御部2は、現在待機中の他のプリン
トデータについて画像形成処理が開始されるのを待機す
る。
【0034】なお、上記111の処理において、プリン
トデータをビットマップデータに展開した後におけるデ
ータ量の予測値を算出する手法としては、例えば、特開
平6−143758号公報又は特開平7−256935
号公報に開示されている方法を用いることができる。
【0035】また、上記106,107,111,11
3の処理におけるバッファメモリ3の空き容量の比較値
は一例であり、画像形成装置1に入力される各プリント
データのデータ量の平均等に基づいて適宜設定される。
また、この比較値をユーザが任意に変更できるようにし
てもよく、入力プリントデータのデータ量の履歴に基づ
いてデータ制御部2が自動的に変更するようにしてもよ
い。
【0036】以上のようにして、この実施形態に係る画
像形成装置1では、プリンタ機能時に受信した入力プリ
ントデータをビットマップデータに展開する際に、プリ
ンタエンジン8の動作状態を参照し、プリンタエンジン
8の待機状態が解除されてから展開処理を開始する。し
たがって、展開後のビットマップデータがプリンタエン
ジン8によってバッファメモリ3から読み出されない状
態では、入力プリントデータをビットマップデータに展
開しないようにし、バッファメモリ3の空き容量が不足
することによる入力プリントデータの受信不能を防止で
き、外部端末装置10においてプリントデータを長期間
保持する必要をなくして外部端末装置10の負荷を軽減
することができるとともに、バッファメモリ3の記憶容
量の必要量が過大になることを防止できる。
【0037】また、受信した入力プリントデータをビッ
トマップデータに展開する際に、展開後のビットマップ
データを記憶すべきバッファメモリ3の空き容量を参照
し、このバッファメモリ3の空き容量に応じてデータの
展開処理を実行するか否かを決定する。したがって、バ
ッファメモリ3に十分な空き容量がある場合には、入力
プリントデータを直ちにビットマップデータに展開し、
プリンタエンジン8における画像形成処理が早期に開始
されるようにして装置の稼働効率を向上することができ
る。一方、バッファメモリ3の空き容量が十分でない場
合には、受信した入力プリントデータをビットマップデ
ータに展開することなく印刷記述言語で表現されたまま
の状態でバッファメモリ3に格納し、外部端末装置10
においてプリントデータを長期間保持する必要をなくし
て外部端末装置10の負荷を軽減することができるとと
もに、バッファメモリ3の記憶容量の必要量が過大にな
ることを防止できる。
【0038】さらに、受信した入力プリントデータをビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
において使用されている印刷記述言語の種類、及び、プ
リントデータをビットマップデータに展開した後のデー
タ量の予測値を参照し、印刷記述言語の種類及び展開後
のデータ量に応じてデータの展開処理を実行するか否か
を決定する。したがって、展開処理を実行した場合にお
けるバッファメモリ3の使用状況がより正確に判断さ
れ、バッファメモリ3の記憶容量をより有効に活用でき
る状態でデータの展開処理を実行することができる。
【0039】加えて、受信した入力プリントデータをビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
について設定されているプリントモードを参照し、設定
されているプリントモードに応じてデータの展開処理を
実行するか否かを決定する。したがって、画像形成処理
時に入力プリントデータの全てについてのビットマップ
データが必要なセットプリントモードが設定されている
場合には、バッファメモリ3内に十分な空き容量が存在
する状態でのみデータの展開処理が実行され、バッファ
メモリ3の記憶容量の必要量が過大になることを防止で
きる。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以下の効果を奏することが
できる。
【0041】(1) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータを画像形成部に供給すべきビットマップデータ
に展開する際に、内部機器の状態を参照することによ
り、内部機器の状態によって変化するバッファメモリの
空き容量に応じて入力プリントデータをットイメージデ
ータに展開するようにし、バッファメモリ内に新たなデ
ータを記憶するための十分な容量が確保された状態でデ
ータの展開処理を開始することができる。これによっ
て、バッファメモリの空き容量が不足することによる入
力プリントデータの受信不能を防止でき、プリントデー
タを送信する外部端末装置においてプリントデータを長
期間保持する必要をなくして外部端末装置の負荷を軽減
することができるとともに、バッファメモリの記憶容量
の必要量が過大になることによるコストの高騰を防止す
ることができる。
【0042】(2) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータを画像形成部に供給すべきビットマップデータ
に展開する際に、画像形成処理前のデータを記憶するバ
ッファメモリの空き容量を参照することにより、バッフ
ァメモリの空き容量に応じて入力プリントデータをビッ
トマップデータに展開することができる。これによっ
て、バッファメモリ内に新たなデータを記憶するための
十分な容量が確保されている場合には、データの展開処
理を開始することができ、バッファメモリに十分な空き
容量がある場合には入力プリントデータを直ちにビット
マップデータに展開して画像形成処理が早期に開始され
るようにし、装置の稼働効率を向上することができる。
一方、バッファメモリの空き容量が十分でない場合に
は、受信した入力プリントデータをビットマップデータ
に展開することなく印刷記述言語で表現されたままの状
態でバッファメモリに格納し、外部端末装置においてプ
リントデータを長期間保持する必要をなくして外部端末
装置の負荷を軽減することができるとともに、バッファ
メモリの記憶容量の必要量が過大になることによるコス
トの高騰を防止できる。
【0043】(3) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータを画像形成部に供給すべきビットマップデータ
に展開する際に、入力プリントデータの形態を参照する
ことにより、ビットマップデータに展開した後のデータ
量に影響を与える入力プリントデータの形態に応じて、
展開処理後におけるバッファメモリの空き容量を考慮し
てデータの展開処理を行うことができ、バッファメモリ
内に新たなデータを記憶するための十分な容量を確保で
きる。
【0044】例えば、入力プリントデータをビットマッ
プデータに展開する際に、入力プリントデータの印刷記
述言語の種類を参照することにより、ビットマップデー
タに展開した後のデータ量に影響を与える入力プリント
データの印刷記述言語の種類に応じて、展開処理後にお
けるバッファメモリの空き容量を考慮してデータの展開
処理を行うことができる。
【0045】また、入力プリントデータをビットマップ
データに展開する際に、入力プリントデータのデータ量
を参照することにより、ビットマップデータに展開した
後のデータ量に影響を与える入力プリントデータのデー
タ量に応じて、展開処理後におけるバッファメモリの空
き容量を考慮してデータの展開処理を行うことができ
る。
【0046】これによって、展開処理を実行した場合に
おけるバッファメモリの使用状況がより正確に判断さ
れ、バッファメモリの記憶容量をより有効に活用できる
状態でデータの展開処理を実行することができる。
【0047】(4) 印刷記述言語で表現された入力プリン
トデータを画像形成部に供給すべきビットマップデータ
に展開する際に、画像形成処理の出力形態を参照するこ
とにより、画像形成処理に要求されるデータ量に影響を
与える画像形成処理の出力形態に応じて、展開処理後に
おけるバッファメモリの空き容量を考慮してデータの展
開処理が行われ、バッファメモリ内に新たなデータを記
憶するための十分な容量を確保できる。
【0048】例えば、受信した入力プリントデータをビ
ットマップデータに展開する際に、入力プリントデータ
について設定されているプリントモードを参照し、設定
されているプリントモードに応じてデータの展開処理を
実行するか否かを決定することにより、画像形成処理時
に入力プリントデータの全てについてのビットマップデ
ータが必要なセットプリントモードが設定されている場
合に、バッファメモリ内に十分な空き容量が存在する状
態でのみデータの展開処理が実行され、バッファメモリ
の記憶容量の必要量が過大になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記画像形成装置のデータ制御部におけるデー
タ展開処理時の処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1−画像形成装置 2−データ制御部(制御部) 3−バッファメモリ(内部機器) 3a−PDLデータ記憶エリア 3b−RIPデータ記憶エリア 4−PSデータ処理部 5−PCLデータ処理部 6−機能処理部 7−プリンタエンジン制御部 8−プリンタエンジン(内部機器) 10−外部端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AB05 AB06 AC08 BA03 BA04 BA05 BC05 BC06 BC07 BD46 5B021 AA01 AA05 AA19 BB04 DD10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷記述言語で表現された入力プリントデ
    ータをビットマップデータに展開し、展開したビットマ
    ップデータに基づいて画像を形成する制御部を備えた画
    像形成装置において、 前記制御部が、内部機器の状態に応じてデータの展開処
    理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、画像形成処理前のデータを
    記憶するメモリの空き容量に応じてデータの展開処理の
    実行タイミングを決定することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】印刷記述言語で表現された入力プリントデ
    ータをビットマップデータに展開し、展開したビットマ
    ップデータに基づいて画像を形成する制御部を備えた画
    像形成装置において、 前記制御部が、入力プリントデータの形態に応じてデー
    タの展開処理を実行することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、入力プリントデータの印刷
    記述言語の種類に応じてデータの展開処理の実行タイミ
    ングを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】前記制御部は、入力プリントデータのデー
    タ量に基づいてデータの展開処理の実行タイミングを決
    定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】印刷記述言語で表現された入力プリントデ
    ータをビットマップデータに展開し、展開したビットマ
    ップデータに基づいて画像を形成する制御部を備えた画
    像形成装置において、 前記制御部が、画像形成処理の出力形態に応じてデータ
    の展開処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
JP2001120938A 2000-05-29 2001-04-19 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3827966B2 (ja)

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