JP2002055472A - 電子写真用画像形成部材 - Google Patents

電子写真用画像形成部材

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JP2002055472A
JP2002055472A JP2001207383A JP2001207383A JP2002055472A JP 2002055472 A JP2002055472 A JP 2002055472A JP 2001207383 A JP2001207383 A JP 2001207383A JP 2001207383 A JP2001207383 A JP 2001207383A JP 2002055472 A JP2002055472 A JP 2002055472A
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Lin Rian-Bi
リン リアン−ビ
C Chen Cyndy
シー チェン シンディ
James M Duff
エム ダフ ジェームス
Richard H Nealey
エイチ ニーレイ リチャード
Andronique Ioannidis
ヨアニディス アンドロニキュ
Andrew R Melnyk
アール メルニュケ アンドリュ
M Maakobikosu James
エム マーコビコス ジェームス
Robert W Nolley
ダブリュ ノルレイ ロバート
Harold F Hammond
エフ ハモンド ハロルド
R Sylvestory Marcus
アール シルベストリー マーカス
P Bender Timothy
ピー ベンダー ティモシー
Kenny-Tuan T Dinh
ティ ジン ケニー−ツーアン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライウッド(plywooding)を生
じず、支持基板と電子写真用光導電性絶縁層との間に電
荷障壁層を必要としない、単一の電子写真用光導電性絶
縁層を含む電子写真用画像形成部材を提供する。 【解決手段】 支持層と単一の電子写真用絶縁層とを含
む部材であって、電子写真用絶縁層は、アリールアミン
正孔輸送体と電子輸送体と塗膜形成バインダとを含むマ
トリックスに分散したヒドロキシガリウムフタロシアニ
ンを含む粒子を含む。電子輸送体は、N,N’−ビス
(1,2−ジメチルプロピル)−1,4,5,8−ナフ
タレンテトラカルボキシジイミドと、1,1−ジオキソ
−2−(4−メチルフェニル)−6−フェニル−4−
(ジシアノメチリデン)チオピランと、キノンと、それ
らの混合物とから成るグループより選ばれ、キノンは、
カルボキシベンジルナフトキノンと、テトラ(tert
−ブチル)ジフェノキノンとから成るグループより選ば
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に電子写真用画
像形成部材、より詳細には、単一の電子写真用光導電性
絶縁層を有する電子写真用画像形成部材と、その部材上
への画像形成法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】市販の電子写真用画像形成部材の多く
は、基板と、電荷発生層や電荷輸送層などの複数の他の
層とを含む、多層形画像形成部材である。これら市販の
多層形画像形成部材には、基板と電荷発生層との間に電
荷障壁層や接着層もしばしば含まれる。また、抗プライ
ウッド(anti−plywooding)層も必要で
ある。この抗プライウッド層は独立した層でも、あるい
は2つの機能を持つ層の一部であっても良い。プライウ
ッドを防ぐための2つの機能を持つ層の例は、プライウ
ッドの防止作用も持つ電荷障壁層又は接着層である。こ
こでいう“プライウッド”とは、荷電した画像形成部材
をレーザーで露光する際、多重反射によって静電潜像中
に好ましくないパターンが形成されることである。現像
すると、このパターンはプライウッド(合板)様とな
る。これらの多層形画像形成部材はまた、形成すべき層
が多いため製造に時間がかかり、高価である。更に、こ
れらの多層形画像形成部材の製造には、複雑な装置と高
価な製造用スペースが必要である。
【0003】プライウッド問題の存在に加え、多層形画
像形成部材では解像度を低下させる電荷の拡散がしばし
ば問題となる。
【0004】電荷発生層と電荷輸送層とを含む多層形感
光体に起こる他の問題は、通常最も外側の層である電荷
輸送層の厚さが、画像形成サイクルの間の摩耗により薄
くなってしまうことである。この厚さの変化は、感光体
の電気的性質の変動を招く。画像品質を保つためには、
画像形成装置に、電気的変動補正用の複雑で高性能な電
子装置が必要である。これは装置をより複雑にし、装置
のコストを押し上げ、装置が占有する設置面積を大きく
する。サイクルの間における感光体の電気的性質の変動
を適切に補正しないと、画像形成部材表面の電荷パター
ンが拡散して解像度が低下するため、生成する画像の品
質が低下する。デジタルコピー機、複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置、特に高解像度画像を必要とするレー
ザー露光装置では高品質の画像が必須である。更に、従
来の多層形感光体の露光にレーザーを用いると、最終的
な画像中に視認できる、望ましくないプライウッドパタ
ーンが形成されてしまう。
【0005】電荷発生層や電荷輸送層などの複数の層の
代わりに単一の電子写真用光導電性絶縁層を用いた、基
板と単一電子写真用光導電性絶縁層とを含む電子写真用
画像形成部材を製造する試みはなされてきたが、単一電
子写真用光導電性絶縁層感光体の形成には、光電活性顔
料からの正孔及び/又は電子を輸送するものの電荷受容
性など、解決すべき多くの課題がある。電気的適合性や
性能に加え、単一層感光体を形成するために混合する材
料は、良好な被覆となるよう、適度の流動性とアグロメ
レーション(凝集:agglomeration)しにくさを備えて
いなければならない。顔料、正孔及び電子輸送分子、塗
膜形成バインダ同士の相溶性もまた重要である。ここで
いう“単一電子写真用光導電性絶縁層”とは、静電荷を
荷電し、画像の形に露光し、画像を現像する間、暗所で
静電荷を保持できる単一で電子写真において活性な層の
ことである。単一電子写真用光導電性絶縁層感光体とは
異なり、多層形感光体は、2つ以上の電子写真活性層、
すなわち1つ以上の電荷発生層と、それとは別の1つ以
上の電荷輸送層とを有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単一
電子写真用光導電性絶縁層を含む、改良された電子写真
用画像形成部材を提供することである。
【0007】また本発明の目的は、プライウッド問題を
生じない単一電子写真用光導電性絶縁層を含む、改良さ
れた電子写真用画像形成部材を提供することである。
【0008】更に本発明の目的は、支持基板と電子写真
用光導電性絶縁層との間に電荷障壁層を必要としない、
単一電子写真用光導電性絶縁層を含む、改良された電子
写真用画像形成部材を提供することである。
【0009】また更に本発明の目的は、被覆工程がより
少なく低コストで製造可能な単一電子写真用光導電性絶
縁層を含む、改良された電子写真用画像形成部材を提供
することである。
【0010】また本発明の目的は、電荷の拡散がないた
めより高い解像度が可能な単一電子写真用光導電性絶縁
層を含む、改良された電子写真用画像形成部材を提供す
ることである。
【0011】更に本発明の目的は、サイクル及び安定性
に優れた単一電子写真用光導電性絶縁層を含む、改良さ
れた電子写真用画像形成部材を提供することである。
【0012】本発明の目的は、PIDC曲線が時間と共
に、又は繰り返し使用しても変動しない単一電子写真用
光導電性絶縁層を含む、改良された電子写真用画像形成
部材を提供することである。
【0013】更に本発明の目的は、二極性で、正(望ま
しい状態)又は負いずれにバイアスしても作動可能な単
一電子写真用光導電性絶縁層を含む、改良された電子写
真用画像形成部材を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、本発明
に従い、基板と、単一の電子写真用光導電性絶縁層とを
含む部材を製造することにより達成できる。この電子写
真用光導電性絶縁層は、正孔輸送分子と、電子輸送体
と、塗膜形成バインダとを含むマトリックスに分散し
た、V型ヒドロキシガリウムフタロシアニンを含む粒子
を含むものである。正孔輸送分子はアリールアミンとヒ
ドラゾンとから成るグループより選ばれ、電子輸送体
は、次の化5で示される、N,N’−ビス(1,2−ジ
メチルプロピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラ
カルボキシジイミドと、
【化5】 次の化6で示される化合物、例えば1,1−ジオキソ−
2−(4−メチルフェニル)−6−フェニル−4−(ジ
シアノメチリデン)チオピランと、
【化6】 (式中、Rは各々、水素、炭素数1〜4のアルキル、炭
素数1〜4のアルコキシ、及びハロゲンから成るグルー
プより選ばれる。) キノンと、それらの混合物とから成るグループより選ば
れる。キノンは、次の化7で示される、カルボキシベン
ジルナフトキノンと、
【化7】 次の化8で示される、テトラ(tert−ブチル)ジフ
ェノキノンと、
【化8】 から成るグループより選ばれる。この画像形成部材は、
画像形成部材上に均一な静電荷を置く工程と、画像形成
部材に画像の形に活性化放射を露光して静電潜像を形成
する工程と、静電気に引き寄せられる表示粒子で潜像を
現像し、潜像に一致するトナー画像を形成する工程とに
よって画像形成を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成部材には、適当
であればどのような基板も使用できる。基板は不透明で
もほぼ透明でも良く、必要な機械的性質を備えた適当な
素材から成る。従って例えばこの基板は、市販のポリマ
ーであるマイラ(MYLAR)(登録商標)やマイラ
(登録商標)被覆チタンなどの、無機又は有機ポリマー
性材料を含む絶縁性材料の層や、酸化インジウムスズ、
アルミニウム、チタン等の半導性表面層を備えた有機又
は無機材料の層を含むもの、あるいは全てがアルミニウ
ム、クロム、ニッケル、真鍮等の導電性材料から成るも
のでも良い。基板は可撓性、シームレス、又は堅牢で、
例えば板状、ドラム、スクロール、エンドレス可撓性ベ
ルトなど多くの異なった形状をとることができる。ある
実施の形態では、基板はシームレス可撓性ベルトの形で
ある。基板の裏に、特に基板が可撓性の有機ポリマー性
材料の場合、必要に応じて従来の抗カール層を被覆す
る。
【0016】基板の厚さは経済的要件を含む多くの要因
によって決まるため、この層は相当な厚さ、例えば3,
000μm以上、あるいは最小の厚さとすることができ
る。ある実施の形態では、この層の厚さは約75〜約3
00μmである。
【0017】所望ならば、基板上に必要に応じて接着層
を形成しても良い。下塗り層に用いられる典型的な材料
は、例えば、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、
ポリアクリロニトリル等である。典型的なポリエステル
類としては、例えば、バイテル(VITEL)(登録商
標)PE100及びPE200(グッドイヤー・ケミカ
ルズ(Goodyear Chemicals)製)、
モアエステル(MOR−ESTER)49,000(登
録商標)(ノートン・インターナショナル(Norto
n International)製)が挙げられる。
下塗り層は適当であればどのような厚さでも良く、例え
ば約0.001〜約5μm、望ましくは約0.1〜約3
μmである。必要に応じて、下塗り層に適当量の添加剤
を加える。例えば電気的及び光学的性質を向上させるに
は、酸化亜鉛、二酸化チタン、チッ化ケイ素、カーボン
ブラック等の導電性又は非導電性粒子を、例えば約1〜
約10重量%加える。この下塗り層は適当な溶媒を用い
て支持基板上に被覆可能である。典型的な溶媒として
は、例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン等、
及びそれらの混合物が挙げられる。
【0018】本発明の電子写真用画像形成部材に用いら
れる単一電子写真用光導電性絶縁層は、静電荷を荷電
し、画像の形に露光し、画像を現像する間、暗所で静電
荷を保持できる単一で電子写真において活性な層であ
る。この単一電子写真用光導電性絶縁層感光体は、1つ
以上の電荷発生層と、それとは別の1つ以上の電荷輸送
層とを含む、2つ以上の電子写真活性層を有する多層形
感光体とは異なるものである。つまり、本発明の単一電
子写真用光導電性絶縁層画像形成部材には、支持層と単
一電子写真用光導電性絶縁層との間にいかなる電荷発生
層も無い。更に、本発明の単一電子写真用光導電性絶縁
層画像形成部材には、支持層と単一電子写真用光導電性
絶縁層との間に、いかなる電荷障壁層も、あるいはいか
なる抗プライウッド層も無い。
【0019】本発明の単一電子写真用光導電性絶縁層の
成分には、アリールアミン正孔輸送分子と、ある選定し
た電子輸送分子とを含むマトリックスに分散した、V型
ヒドロキシガリウムフタロシアニン光発生顔料の粒子が
含まれる。V型ヒドロキシガリウムフタロシアニンは公
知であり、例えば、7.4、9.8、12.4、16.
2、17.6、18.4、21.9、23.9、25.
0、28.1のブラッグ角(2θ±0.2度)にXRP
Dピークを持ち、最大ピークは7.4度である。粉末X
線回折像(XRPD)は、Cu−Kα波長(0.154
2nm)のX線を用いて、1710型フィリップス粉末
X線回折計で測定した。この回折計には、グラファイト
モノクロメータと、波高弁別装置が取り付けられてい
る。2θは、X線結晶測定で一般に指標とされるブラッ
グ角である。I(カウント)は、比例計数管で測定した
ブラッグ角の関数としての回折強度を示す。V型ヒドロ
キシガリウムフタロシアニンは、ガリウムフタロシアニ
ン前駆物質の加水分解により調製する。ガリウムフタロ
シアニンを強酸に溶解し、得られた溶解前駆物質を塩基
性の水性媒質中で再沈殿させ、生成したイオン種を全て
水で洗い流し、得られた水とヒドロキシガリウムフタロ
シアニンとを含む水性スラリーを濃縮して湿ったケーク
とし、湿ったケークを乾燥して水を除き、得られた乾燥
顔料を第2の溶媒と混合してV型ヒドロキシガリウムフ
タロシアニンとする。この顔料粒子の平均粒径は約5μ
m以下が望ましい。
【0020】本発明の単一電子写真用光導電性絶縁層に
は、適当であればどのようなアリールアミン正孔輸送体
分子も用いることができる。望ましいアリールアミン電
荷正孔輸送体分子は次の構造式で示される。
【0021】
【化9】 式中、Xはアルキル及びハロゲンから成るグループより
選ばれる。典型的なハロゲンは塩素である。アルキル
は、典型的には1〜約10の炭素原子を含み、より望ま
しくは1〜約5の炭素原子を含む。典型的なアリールア
ミンは、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビ
ス(アルキルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,
4’−ジアミン(別名:N,N’−ジフェニル−N,
N’−ビス(アルキルフェニル)ベンジジン。なお、以
下「−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン」を
「ベンジジン」という。)であり、アルキルは、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、へキシル等から成るグ
ループより選ばれる。また、例えば、N,N’−ジフェ
ニル−N,N’−ビス(ハロフェニル)ベンジジンであ
り、ハロ置換基は望ましくはクロロ置換基である。その
他のアリールアミンの特定例としては、9,9−ビス
(2−シアノエチル)−2,7−ビス(フェニル−m−
トリルアミノ)フルオレン、トリトリルアミン、N,N
−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N−(4−ビフ
ェニル)アミン、2,2−ビス[(4’−メチルフェニ
ル)アミノ−p−フェニル]−1,1−ジフェニルエタ
ン、1−ビスフェニル−ジフェニルアミノ−1−プロペ
ン、等が挙げられる。
【0022】本発明の感光体の単一光導電性絶縁層中の
電子輸送体は、次の構造式で示される、N,N’−ビス
(1,2−ジメチルプロピル)−1,4,5,8−ナフ
タレンテトラカルボキシジイミドと、
【化10】 次の構造式で示される、1,1−ジオキソ−2−(4−
メチルフェニル)−6−フェニル−4−(ジシアノメチ
リデン)チオピランと、
【化11】 (式中、R1及びR2は各々、水素、炭素数1〜4のアル
キル、炭素数1〜4のアルコキシ、及びハロゲンから成
るグループより選ばれる。)キノンと、それらの混合物
とから成るグループより選ばれる。キノンは、次の構造
式で示される、カルボキシベンジルナフトキノンと、
【化12】 次の構造式で示される、テトラ(tert−ブチル)ジ
フェノキノンと、
【化13】 から成るグループより選ばれる。これらの電子輸送材料
によって最終的な感光体は二極性を持ち、また被覆用分
散液の調製と塗布の間、所望の流動性を持ち、アグロメ
レーションを防ぐ。更に、これらの電子輸送材料は、画
像形に露光する際、感光体の実質的な放電を確実に行
い、静電潜像を形成する。
【0023】本発明の光導電性絶縁層には、適当であれ
ばどのような塗膜形成バインダも使用できる。典型的な
塗膜形成バインダとしては、例えば、ポリエステル類、
ポリビニルブチラール類、ポリカーボネート類、ポリス
チレン−b−ポリビニルピリジン、ポリビニルカルバゾ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸エステル類、ポ
リメタクリル酸エステル類、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン類、ポリビニル
アルコール、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン等が
挙げれられる。電気的に不活性な塗膜形成ポリマーが望
ましい。望ましい電気的不活性バインダとしては、重量
平均分子量約2万〜約10万のポリカーボネート樹脂が
挙げられる。Mwが約5万〜約10万のものが特に望ま
しい。望ましい塗膜形成バインダは、ポリカーボネート
類である。ポリ(4,4’−ジフェニル−1,1’−シ
クロヘキサンカーボネート)を用いると最も良い結果が
得られる。
【0024】光発生顔料の含有量は様々であり、例え
ば、乾燥後の光導電性絶縁層の総重量の約0.05〜約
30重量%、望ましくは約0.1〜約10重量%とする
ことができる。電荷輸送体成分は、正孔輸送分子と電子
輸送分子の合計総重量(電子写真用光導電性絶縁層の総
重量)を基にして、アリールアミン正孔輸送体分子の含
有量を約5〜約50重量%、望ましくは約20〜約40
重量%など、様々な効果的な量とすることができ、電子
輸送体分子を約1〜約40重量%、望ましくは約5〜約
30重量%など、様々な含有量とすることができる。望
ましくは、電子写真用光導電性絶縁層中におけるアリー
ルアミン正孔輸送分子と電子輸送分子との合計重量は、
乾燥後の電子写真用光導電性絶縁層の総重量の約35〜
約65重量%である。塗膜形成ポリマーバインダの含有
量は、乾燥後の電子写真用光導電性絶縁層の総重量の、
約10〜約75重量%、望ましくは約30〜約60重量
%とすることができる。正孔輸送及び電子輸送分子は塗
膜形成バインダ中に溶解又は分子状に分散している。こ
こでいう“分子状に分散”とは、分子スケールで分散す
ることである。
【0025】上記の材料は、これらの材料の調製に用い
られる従来法によって、被覆に適した分散液に加工でき
る。ボールミル、垂直又は水平ビードミルでの媒質摩
砕、適当な粉砕媒質とのペイントシェークなどの方法に
より、適当な分散液とする。
【0026】光導電性絶縁層は、例えば分散液からなど
適当な方法で調製する。光発生顔料粒子、電子輸送分
子、電荷輸送分子を含む被覆用混合物は、適当な手法、
例えば、スプレーコータ、浸漬コータ、押し出しコー
タ、ローラーコータ、巻き線棒コータ、スロットコー
タ、ドクターブレードコータ、グラビアコータ等を用い
て被覆可能である。被覆には、適当であればどのような
溶媒を用いても良い。典型的な溶媒としては、例えば、
ケトン類、アルコール類、芳香族炭化水素類、ハロゲン
化脂肪族炭化水素類、エーテル類、アミン類、アミド
類、エステル類、等が挙げられる。溶媒の具体例として
は、シクロヘキサノン、アセトン、メチルエチルケト
ン、メタノール、エタノール、ブタノール、アミルアル
コール、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、四塩化
炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、トリクロロエチ
レン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエー
テル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸メトキシエチル、等が挙
げられる。本発明の感光性画像形成部材はいくつかの公
知の被覆法で調製できるため、被覆工程のパラメータ
は、特定の工程、材料、被覆成分の割合、所望する最終
的な被覆の厚さなどに応じて変わる。乾燥は適当な手法
で行う。典型的には、適当な時間、約40〜約200℃
の温度で乾燥する。典型的な乾燥時間は、例えば、静止
状態又は気流中で約5分〜約10時間である。
【0027】乾燥後の単一層の厚さは典型的に、例えば
約3〜約50μm、望ましくは約5〜約40μmとする
ことができる。所定の実施の形態全てにおいて、光導電
性絶縁層の最大厚さは、主に感光性、電気的性質、機械
的要件などの要因によって決まる。
【0028】本発明の画像形成部材は、例えばコピー、
複写、印刷、ファックスなど、適当であればどのような
用途にも使用できる。典型的には、画像形成工程は、本
発明の画像形成部材上に均一な電荷を形成する工程と、
画像形成部材に画像の形に活性化放射を露光して静電潜
像を形成する工程と、静電気に引き寄せられる表示材料
で潜像を現像して表示材料の画像を形成する工程と、表
示材料の画像を適当な被印刷体に転写する工程とから成
る。所望ならば、転写した表示材料の画像を被印刷体に
定着し、あるいは第2の被印刷体に転写しても良い。静
電気に引き寄せられる表示材料は公知であり、例えば、
熱可塑性樹脂、顔料などの着色剤、電荷添加剤、表面添
加剤を含むものである。典型的な表示材料については、
その内容を全て本件に引用して援用する、米国特許第
4,560,635号、米国特許第4,298,697
号、米国特許第4,338,390号に開示されてい
る。活性化放射は、白熱光、イメージバー、レーザー等
の適当な装置から放射する。本発明の画像形成部材上の
静電潜像の極性は正又は負である。ヒドロキシガリウム
光発生顔料は、主に入射する放射を吸収して電子と正孔
を生じる。負に荷電した画像形成部材では、正孔が画像
形成表面に輸送されて負電荷を中和し、電子は基板に輸
送されて光放電を可能にする。正に荷電した画像形成部
材では、電子が画像形成表面に輸送されてここで正電荷
を中和し、正孔は基板に輸送されて光放電を可能にす
る。正孔及び電子輸送分子を適当な量とすることによ
り、二極性の輸送が可能となる。つまり画像形成部材を
均一に負又は正に荷電し、次に部材を光放電することが
できる。
【0029】以下にいくつかの例を示し、本発明の実施
に用いることのできる様々な組成及び条件を述べる。特
に記載のない限り、全て重量比である。先に開示したも
のや後に示すもののように、本発明は様々な種類の組成
物で実施可能であり、また多くの異なる使用法が可能で
あることは明らかであろう。
【0030】
【実施例】実施例1.2.6gのV型ヒドロキシガリウ
ムフタロシアニン顔料粒子と、2.6gのポリ(4,
4’−ジフェニル−1,1’−シクロヘキサンカーボネ
ート)(三菱瓦斯化学(株)製、PCZ400(登録商
標))バインダとを、34.8gのテトラヒドロフラン
(THF)中、400gの直径3mmのスチール球と約
24〜72時間ロールミルにかけて、顔料分散液を調製
した。
【0031】それとは別に、9.94gのポリ(4,
4’−ジフェニル−1,1’−シクロヘキサンカーボネ
ート)と、6.48gのN,N’−ジフェニル−N,
N’−ビス(メチルフェニル)ベンジジンと、4.32
gのN,N’−ビス(1,2−ジメチルプロピル)−
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボキシジイミド
と、40.94gのTHFと、11.68gのモノクロ
ロベンゼンとを共に量り取った。この混合物をガラス瓶
に入れ、固体が溶解するまでロールにかけ、次に上記の
顔料分散液6.65gを加えて、V型ヒドロキシガリウ
ムフタロシアニンと、ポリ(4,4’−ジフェニル−
1,1’−シクロヘキサンカーボネート)と、N,N’
−ジフェニル−N,N’−ビス(メチルフェニル)ベン
ジジンと、N,N’−ビス(1,2−ジメチルプロピ
ル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボキシジ
イミドとを、2:48:30:20の固体重量比で含
む、総固体含量27%の分散液とし、これをロールにか
けて混合した(摩砕ビードは使用せず)。総固体含量が
25〜28.5%の範囲の様々な分散液を調製した。こ
れらの比で5種以上の分散液を調製した。長さ24〜3
6cm、直径30mmのアルミニウム製ドラムに、これ
らの分散液を浸漬塗布により塗布した。27重量%の分
散液では、引き上げ速度100、120、140、16
0mm/分で、乾燥後のドラム上に厚さ20、24、3
0、36μmの単一光導電性絶縁層ができた。得られた
乾燥層の厚さは、容量測定及び透過型電子顕微鏡で決定
した。
【0032】実施例2.6.3gのV型ヒドロキシガリ
ウムフタロシアニン顔料粒子と、6.3gのポリ(4,
4’−ジフェニル−1,1’−シクロヘキサンカーボネ
ート)バインダ(帝人化成(株)製、PCZ500(登
録商標))とを、107.4gのテトラヒドロフラン
(THF)中、数百gの直径3mmのスチール又はイッ
トリウム−ジルコニウム球と約24〜72時間ロールミ
ルにかけて、顔料分散液を調製した。
【0033】それとは別に、31.32gのポリ(4,
4’−ジフェニル−1,1’−シクロヘキサンカーボネ
ート)と、20.25gのN,N’−ジフェニル−N,
N’−ビス(メチルフェニル)ベンジジンと、13.5
0gのN,N’−ビス(1,2−ジメチルプロピル)−
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボキシジイミド
と、165.29gのTHFと、46.50gのモノク
ロロベンゼンとを共に量り取った。この混合物をガラス
瓶に入れ、固体が溶解するまでロールにかけ、次に上記
の顔料分散液23.14gを加えて、V型ヒドロキシガ
リウムフタロシアニンと、ポリ(4,4’−ジフェニル
−1,1’−シクロヘキサンカーボネート)と、N,
N’−ジフェニル−N,N’−ビス(メチルフェニル)
ベンジジンと、N,N’−ビス(1,2−ジメチルプロ
ピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボキシ
ジイミドとを、2:48:30:20の固体重量比で含
む、総固体含量22.5%の分散液とし、これをロール
にかけて混合した(摩砕ビードは使用せず)。総固体含
量が20.5〜23.5%の範囲の様々な分散液を調製
した。長さ24〜36cm、直径30mmのアルミニウ
ム製ドラムにこれらの分散液を浸漬塗布により塗布し
た。22.5重量%の分散液では、引き上げ速度10
0、120、140、160mm/分で、乾燥後のドラ
ム上に厚さ20、24、30、36μmの単一光導電性
絶縁層ができた。得られた乾燥層の厚さは、容量測定及
び透過型電子顕微鏡で決定した。
【0034】実施例3.荷電−消去サイクルを100回
行い、その直後に更に、2回の荷電−消去サイクルと1
回の荷電−露光−消去サイクルの一連の操作を100回
行うよう設定した回転スキャナを用いて、上記装置の電
気的試験を行った。このときサイクルと共に光の強度を
増大させて、感光度の目安となる光誘導放電曲線を作成
した。スキャナには、ドラム装置の表面に100ナノク
ーロン/cm2の電荷を置くよう設定した単ワイヤコロ
トロン(幅5cm)を備えた。実施例1及び実施例2の
装置を、初めに正荷電状態で、次に負荷電状態で試験し
た。露光強度は一連の濃度フィルタを調節することによ
り増大させ、露光波長はバンドフィルタにより780±
5nmに調節した。露光光源は1,000ワットのキセ
ノンアークランプ白色光源であった。
【0035】ドラムを20rpmの速度で回転させ、表
面速度8.3インチ/秒(21.1cm/秒)、又は3
秒/回の回転時間とした。この電子写真模擬実験は全
て、相対湿度35%、20℃に環境調節した遮光チャン
バ内で行った。
【0036】実施例1の厚さ30μmのドラムを正及び
負に荷電した状態での光誘導放電特性(PIDC)曲線
より、初期感光度、dV/dXは、正及び負荷電状態で
各々、約420及び240Vcm2/エルグであること
が分かった。この装置のE1/2は、正及び負荷電状態で
各々、1.2エルグ/cm2(1999年4月30日、
D.ムルチらの名で出願された、米国特許出願第09/
302524号の実施例4に示されたE1/2値、12.
4エルグ/cm2と比べて10倍向上)及び2.2エル
グ/cm2であった。
【0037】実施例4.実施例2の厚さ30μmのドラ
ムを正及び負に荷電した状態での光誘導放電特性(PI
DC)曲線より、初期感光度、dV/dXは、正及び負
荷電状態で各々、約440及び250Vcm2/エルグ
であることが分かった。この装置のE1/2は、正及び負
荷電状態で各々、1.1エルグ/cm2(1999年4
月30日、D.ムルチらの名で出願された、米国特許出
願第09/302524号の実施例4に示されたE1/2
値、12.4エルグ/cm2と比べて10倍向上)及び
2.2エルグ/cm2であった。
【0038】実施例5.N,N’−ビス(1,2−ジメ
チルプロピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカ
ルボキシジイミドの代わりに、1,1−ジオキソ−2−
(4−メチルフェニル)−6−フェニル−4−(ジシア
ノメチリデン)チオピランを電子輸送分子として用い
て、実施例1の手順を繰り返した。この被覆を、実施例
1と同様のアルミニウム製ドラムに塗布した。得られた
ドラムは、乾燥後、実施例3及び実施例4のドラムより
感度は低かった。
【0039】実施例6.N,N’−ビス(1,2−ジメ
チルプロピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカ
ルボキシジイミドの代わりに、カルボキシベンジルナフ
トキノンを電子輸送分子として用いて、実施例1の手順
を繰り返した。この被覆を、実施例1と同様のアルミニ
ウム製ドラムに塗布した。得られたドラムは、乾燥後、
実施例3及び実施例4のドラムより感度は低かった。
【0040】実施例7.N,N’−ビス(1,2−ジメ
チルプロピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカ
ルボキシジイミドの代わりに、カルボキシベンジルナフ
トキノンとテトラ(tert−ブチル)ジフェノキノン
との重量比7:1の混合物を用いて、実施例1の手順を
繰り返した。この被覆を、実施例1と同様のアルミニウ
ム製ドラムに塗布した。得られたドラムは、乾燥後、実
施例3及び実施例4のドラムより感度は低かった。
【0041】実施例8.アルミニウム製パイプ上に、フ
ェノール樹脂バインダに二酸化チタン粒子を含む厚さ3
μmの下塗り層と、実施例1の27重量%分散液より被
覆した厚さ24μmの電子写真用感光層とを備えた、感
光体装置を調製した。負荷電状態でのこのドラム装置の
典型的な暗減衰は48V/sであり、これに対して下塗
り層のない装置では140V/sと高い値であった。こ
の装置は、負荷電状態で画像形成を行う場合、感光性を
余り損うことなく暗減衰が向上することがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/06 373 G03G 5/06 373 (72)発明者 ジェームス エム ダフ カナダ オンタリオ州 ミッシソーガ モ ンテビデオ ロード 6185 (72)発明者 リチャード エイチ ニーレイ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド コーチマン ドライブ 59 (72)発明者 アンドロニキュ ヨアニディス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター カントリー マナー ウェイ 144 (72)発明者 アンドリュ アール メルニュケ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ウインデミア ロード 140 (72)発明者 ジェームス エム マーコビコス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター セネカ ロード 643 (72)発明者 ロバート ダブリュ ノルレイ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター フィッツヒュー ストリート 206 (72)発明者 ハロルド エフ ハモンド アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター アピアン ドライブ 1143 (72)発明者 マーカス アール シルベストリー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 フェア ポート クラークス クロッシング 29 (72)発明者 ティモシー ピー ベンダー カナダ オンタリオ州 ポート クレディ ット ヘレン ストリート ノース 905 −12 (72)発明者 ケニー−ツーアン ティ ジン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター バイキング サークル 1367 Fターム(参考) 2H068 AA19 AA20 AA21 AA31 BA12 BA14 BA16 BA39 BA63 BA64 FA17 FB07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持層と、単一の電子写真用光導電性絶
    縁層とを含む電子写真用画像形成部材であって、前記電
    子写真用光導電性絶縁層は、 アリールアミン正孔輸送体と、 電子輸送体と、 塗膜形成バインダと、を含むマトリックスに分散した、
    V型ヒドロキシガリウムフタロシアニンを含む粒子を含
    み、前記電子輸送体は、 次の化1で示される、N,N’−ビス(1,2−ジメチ
    ルプロピル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
    ボキシジイミドと、 【化1】 次の化2で示される化合物と、 【化2】 式中、Rは各々、水素、炭素数1〜4のアルキル、炭素
    数1〜4のアルコキシ、及びハロゲンから成るグループ
    より選ばれ、 キノンと、 それらの混合物と、から成るグループより選ばれ、前記
    キノンは、 次の化3で示される、カルボキシベンジルナフトキノン
    と、 【化3】 次の化4で示される、テトラ(tert−ブチル)ジフ
    ェノキノンと、 【化4】 から成るグループより選ばれることを特徴とする電子写
    真用画像形成部材。
JP2001207383A 2000-07-28 2001-07-09 電子写真用画像形成部材 Withdrawn JP2002055472A (ja)

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