JP2002055027A - 油中の粒子測定用試料調整装置 - Google Patents

油中の粒子測定用試料調整装置

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JP2002055027A
JP2002055027A JP2000243544A JP2000243544A JP2002055027A JP 2002055027 A JP2002055027 A JP 2002055027A JP 2000243544 A JP2000243544 A JP 2000243544A JP 2000243544 A JP2000243544 A JP 2000243544A JP 2002055027 A JP2002055027 A JP 2002055027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試料液の採取以降の操作を完全自動化し、試料
中の粒子の粒子量や粒子の大きさを迅速に測定でき、ま
た、溶剤による希釈や洗浄などの作業を人手によること
なく行うことができ、作業環境の悪化を招く恐れのない
油中の粒子測定用試料調整装置を提供する。 【解決手段】試料ポットからの試料液と希釈液タンクか
らの希釈液を混合して希釈試料液とする希釈混合タンク
と、加圧ガスを試料ポット及び希釈混合タンクに供給す
る加圧ガス供給手段と、希釈液を試料ポット及び希釈混
合タンクに供給する希釈液供給ポンプと、希釈試料液中
の粒子を濾材で捕捉する濾過器と、加圧ガスを試料ポッ
ト及び希釈混合タンクに夫々供給する加圧ガス供給手段
とを備えたことを特徴とする油中の粒子測定用試料調整
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料油などの油中
に含有された粒子量や粒子の大きさを測定するための測
定用試料を調整する油中の粒子測定用試料調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、重質油などの燃料油や潤滑油中に
は、製造過程で使用された触媒などの微粒子が含有され
ており、それらが混在したままで内燃機関に供給される
と、シリンダの摩耗や破損などを惹起する恐れがあるた
め、遠心分離機などで水分などと共に分離除去して油を
清浄化処理しているが、油中の粒子の粒子量や粒子の大
きさが不明であると、遠心分離機の回転数やスラッジ排
出時間間隔などの運転条件を、含有された粒子の分離に
適した条件に設定して運転を行うことができないため、
微粒子の分離が不十分となり、内燃機関に障害を起こす
恐れがあった。
【0003】また、従来、液体中の粒子を測定する装置
として、試料液(以下単に試料ともいう)が流通するマ
イクロセルにレ−ザ光を照射し、粒子により遮断された
影を対向側に設けたフォトディテクタで検出して、試料
中の粒子量や粒子の大きさを測定するレ−ザ光遮断計測
器が用いられているが、本計測器では、光透過性の良好
な液体や粘性の低い液体などは、そのままの試料液で直
接測定することが可能であるが、重質油のように粘性が
高く、光透過性の低い試料では直接測定するのは困難で
あるため、油を人手によりキシレンなどの溶剤で希釈
し、マイクロセルに供給して測定しており、マイクロセ
ルの溶剤洗浄も人手により行っている。更に、溶剤など
で希釈した油を濾紙で濾過し、濾紙上に捕捉された粒子
をキシレンなどの溶剤で洗浄したのち、乾燥器で乾燥さ
せ、拡大鏡などで観察して参照写真と比較し、定性的に
使用の可否を判断する方法も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の液体中の粒
子測定装置及び測定方法では、人手により溶剤での試料
の希釈や洗浄を行っているため、手数がかかるととも
に、溶剤を使用するため作業環境の悪化を招く問題があ
った。また、洗浄にムラができ、測定誤差を生じ易い問
題もあった。
【0005】本発明は、前記の問題に鑑みてなされたも
のであり、試料液採取以降の、油中粒子測定用試料の調
整操作を完全自動化し、溶剤による希釈や洗浄などの作
業を人手によることなく行うことができ、作業環境の悪
化を招く恐れのない油中の粒子測定用試料調整装置を提
供することにより、試料中の粒子の粒子量や粒子の大き
さを安全且つ迅速に測定でき、また、測定誤差を少なく
することができるため、遠心分離機の回転数やスラッジ
排出時間間隔など、油中に含有された粒子の分離に適し
た運転条件に設定して運転を行うことにより、確実に微
粒子を分離することができ、内燃機関に障害を起こす恐
れをなくす目的で成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の要旨は、請求項1に記載の発明においては、
採取された一定量の試料液を貯留し温度を調整する温度
制御手段が付設された試料ポットと、希釈液を貯留する
温度制御手段が付設された希釈液タンクと、試料ポット
からの試料液と希釈液タンクからの希釈液を混合して希
釈試料液とする温度制御手段が付設された希釈混合タン
クと、希釈液タンクから希釈液を試料ポット及び希釈混
合タンクに夫々供給する希釈液供給ポンプと、希釈混合
タンクの希釈試料液抜き出し流路に具備した希釈試料液
中の粒子を捕捉する濾過器と、加圧ガスを試料ポット及
び希釈混合タンクに夫々供給する加圧ガス供給手段とを
備えたことを特徴とする油中の粒子測定用試料調整装置
である。前記の構成により、試料液の採取以降の粒子測
定用試料調整操作が完全自動化され、油中の粒子量など
を迅速に測定でき、また、洗浄ムラや外部からの粒子混
入などによる測定誤差を生じることがないため正確な測
定結果が得られ、従って、遠心分離機などの適切な条件
による運転に反映することができ、内燃機関などに障害
を起こす恐れがない。
【0007】また、請求項2に記載の発明においては、
採取された一定量の試料液を貯留し温度を調整する温度
制御手段が付設された試料ポットと、希釈液を貯留する
温度制御手段が付設された希釈液タンクと、試料ポット
からの試料液と希釈液タンクからの希釈液を混合して希
釈試料液とする温度制御手段が付設された希釈混合タン
クと、希釈液タンクから希釈液を試料ポット及び希釈混
合タンクに夫々供給する希釈液供給ポンプと、希釈混合
タンクの希釈試料液抜き出し流路に具備した希釈試料液
中の粒子を捕捉する濾過器と、加圧ガスを試料ポット、
希釈混合タンク及び濾過器に夫々供給する加圧ガス供給
手段とを備えたことを特徴とする油中の粒子測定用試料
調整装置である。前記の構成により、試料液の採取以降
の粒子測定用試料調整操作が完全自動化され、油中の粒
子量などを迅速に測定でき、また、洗浄ムラや外部から
の粒子混入などによる測定誤差を生じることがないため
正確な測定結果が得られ、従って、遠心分離機などの適
切な条件による運転に反映することができ、内燃機関な
どに障害を起こす恐れがない。
【0008】また、請求項3に記載の発明においては、
請求項1又は請求項2記載の希釈混合タンクの希釈試料
液抜き出し流路に三方弁を介して、希釈混合タンクの希
釈試料液を循環する循環ポンプを具備した希釈試料液の
循環流路及び希釈試料液抜き出し流路とに分岐して設け
たことを特徴とする油中の粒子測定用試料調整装置であ
る。前記の構成により、請求項1又は請求項2記載の装
置の効果とともに、試料液と希釈液との混合を更に確実
に均一化及び粒子の分散化を図ることができるため、測
定精度が向上する。
【0009】また、請求項4に記載の発明においては、
請求項1、請求項2又は請求項3記載の希釈混合タンク
に攪拌手段を付設したことを特徴とする油中の粒子測定
用試料調整装置である。前記の構成により、請求項1又
は請求項2記載の装置の効果とともに、試料液と希釈液
との混合を更に確実に均一化及び粒子の分散化を図るこ
とができるため、測定精度が向上する。
【0010】なお、濾過器の濾材としては、濾紙や濾布
を用いることができるが、粒子の捕捉性や測定のし易さ
などから濾紙を用いるのが好ましく、また、濾過器の濾
材で捕捉された粒子の粒子量や粒子の大きさを測定する
方法としては、拡大鏡などで観察して参照写真と比較
し、定性的に使用の可否を判断する方法でもよいが、濾
材上の粒子をマイクロスコ−プで拡大し、デジタルカメ
ラで電子情報デ−タとして取り込み、コンピュ−タ画像
処理し数値として測定する装置を用いて測定するのが、
人為的な測定誤差を生じることが無く、定量的に把握で
きるため好ましい。しかし、本発明に用いられる測定装
置は、この装置には限定されない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の一実施の形態の油中の粒
子測定用試料調整装置の系統図である。
【0012】符番1は、採取された一定量の試料液を貯
留する試料ポットであり、上面が開放可能な図示しない
試料注入口を具備した蓋部材で密閉され、底部に試料排
出供給管bが接続し、試料液の温度を調整するため、温
度制御手段の加熱器16内に設けられており、加熱器1
6は温度計19で測定された温度に基づいて所定の温度
に制御される。また、試料液を窒素や空気などの加圧ガ
スの圧力で排出するため、加圧ガス供給管a1が接続
し、更に、内部を希釈液で洗浄するため、先端部に、液
の分散ノズルが具備されている希釈液噴射管h2が接続
している。なお、試料ポット1は、必要により試料採取
のため、試料排出供給管bなどの接続管から容易に取り
外すことができるストッパ付ジョイントなどの接続構造
となっているのが好ましく、また、試料採取量が分かる
ように、試料ポット1の側壁に容量を示す目盛を刻印す
るのも好ましい。
【0013】符番2は試料ポット1に接続した試料排出
供給管bから供給される試料液と希釈液タンク3に接続
した希釈液供給管h1から供給される希釈液とを混合す
る希釈混合タンクであり、上面が開放可能な蓋部材で密
閉され、底部に希釈試料液抜き出し流路である希釈試料
排出管cが接続し、希釈試料の温度を調整するため、温
度制御手段の加熱器17内に設けられており、加熱器1
7は温度計20で測定された温度に基づいて所定の温度
に制御される。また、希釈試料を窒素や空気などの加圧
ガスの圧力で排出するため、加圧ガス供給管a2が接続
している。
【0014】前記希釈試料排出管cは、三方弁11を介
して希釈混合タンク2の希釈試料液を循環する循環ポン
プ8を具備した希釈試料液の循環流路である循環流路管
f及び希釈試料液抜き出し流路としての粒子捕捉流路本
管dが分岐して接続されている。更に、粒子捕捉流路管
dは、三方弁14を介して加圧ガス供給本管jから分岐
された加圧ガス供給管e及び希釈試料液抜き出し流路と
しての粒子捕捉流路管d1が分岐して接続されている。
また、粒子捕捉流路管d1には、希釈試料液中の粒子を
濾紙や濾布などの濾材で捕捉する濾過器5が設けられ、
濾過器5には希釈試料液抜き出し流路としての試料液排
出管d2が接続している。
【0015】更に、加圧ガス供給管a1、a2は、三方
弁10を介して加圧ガス供給本管aに接続しており、加
圧ガス供給本管aは、ガスボンベなどの加圧ガス供給手
段6からの加圧ガス供給本管jが三方弁15を介して加
圧ガスを濾過器5に供給して濾材を乾燥する加圧ガス供
給管eが分岐して設けられている。なお、加圧ガス供給
管a1、a2及びeに加圧ガスを供給する加圧ガス供給
手段6は、夫々の管毎に別置して設けてもよい。この場
合には三方弁10及び15は不要となるが、全体の設備
が過大となる問題がある。また、濾過器5に供給する加
圧ガス供給管e、三方弁14及び15を設けなくてもよ
いが、濾材の乾燥を迅速且つ確実に行うためには、設け
るのが好ましい。
【0016】なお、希釈混合タンク2には、攪拌翼型攪
拌機、パドル型攪拌機又は磁力を利用した回転子型攪拌
機などの攪拌手段9が付設されている。
【0017】符番3は、ベンゼンやキシレンなどの溶剤
の希釈液を貯留する希釈液タンクであり、上面が開放可
能な蓋部材で密閉され、底部に希釈液供給管gが接続
し、希釈液の温度を調整するため、温度制御手段の加熱
器18内に設けられており、加熱器18は温度計21で
測定された温度に基づいて所定の温度に制御される。ま
た、希釈液供給管gには、希釈液供給ポンプ7及び希釈
液供給量を測定する希釈液流量計4が具備され、三方弁
12に接続している。また、三方弁12には循環流路管
fが接続している。
【0018】前記循環流路管f及び希釈液供給管gが接
続した三方弁12には、希釈液流路及び循環流路を共通
する希釈液管hが接続し、希釈液管hは三方弁13を介
して希釈混合タンク2と接続する希釈液供給管h1及び
試料ポットと接続する希釈液噴射管h2が分岐して接続
されている。
【0019】前記構成においては、希釈液供給管gに希
釈液流量計4が具備されているが、希釈液供給ポンプ7
の稼動を制御する構成とするなど、適宜の希釈液を供給
するように構成すれば、必ずしも希釈液流量計4は必要
ない。また、循環流路管fと希釈液供給管gが三方弁1
2を介して接続されているが、循環流路管fを直接希釈
混合タンク2と接続し、希釈液供給管gのみを三方弁1
3に接続する構成などであってもよく、本発明は前記の
構成には限定されない。
【0020】前記においては、図示しないが、加熱器1
6、加熱器17及び加熱器18などの温度制御、三方弁
10、三方弁11、三方弁12、三方弁13、三方弁1
4及び三方弁15などの開閉制御、希釈液流量計4など
の各種測定機器及び希釈液供給ポンプ7などの稼動停止
などを自動的に制御する制御装置が設けられている。
【0021】前記構成の実施の形態の装置を用いて重質
燃料油中の粒子を測定する作用について以下に述べる。
注射器などで一定量の試料液を採取して、試料ポット1
の試料注入口から注入するか、又は、試料ポット1を取
り外して、側壁に刻印された目盛により所定量を採取す
る。試料液を温度制御手段の加熱器16により加熱し
て、所定の温度に達したのち、ガスボンベなどの加圧ガ
ス供給手段6からの窒素や空気などの加圧ガスを、加圧
ガス供給本管j、三方弁15、加圧ガス供給本管a及び
三方弁10を経て加圧ガス供給管a1から供給し、その
圧力で試料排出供給管bから試料液を排出し、希釈混合
タンク2に供給するとともに、希釈液噴射管h2から希
釈液を噴射して試料ポット1内を洗浄し、前記試料液と
同様にガス圧力で希釈混合タンク2に供給する。
【0022】希釈混合タンク2に供給された試料液は、
希釈液タンク3の希釈液供給管gから希釈液供給ポンプ
7で一定流量の希釈液を抜き出し、希釈液流量計4で希
釈液供給量を測定しながら三方弁12、希釈液管h及び
希釈液供給管h1を経て希釈混合タンク2に供給される
希釈液と混合希釈される。
【0023】また、試料液と希釈液との混合希釈は、攪
拌手段9で攪拌混合されるとともに希釈試料排出供給管
cから三方弁11を経て循環ポンプ8で抜き出され、循
環流路管f,三方弁12、希釈液管h及び希釈液供給管
h1を経て希釈混合タンク2に循環されることにより効
率的に混合され、粒子が確実に分散される。
【0024】希釈試料の循環を所定時間行ったのち、循
環を停止し、希釈混合タンク2に加圧ガス供給管a2か
ら加圧ガスを供給し、また、三方弁11の流路を粒子捕
捉流路管d側に切り替えて、加圧ガスの圧力で希釈試料
を希釈混合タンク2から粒子捕捉流路管dに抜き出す。
【0025】粒子捕捉流路管dに供給された希釈試料
は、三方弁14、粒子捕捉流路管d1を経て濾過器5に
供給され、濾過器5の濾紙などの濾材で粒子が捕捉さ
れ、試料液排出管d2から系外に排出される。希釈混合
タンク2内の希釈試料を全量流通させたのち、希釈混合
タンク2内に希釈液を供給して洗浄すると共に、希釈試
料と同様に流通させて、濾過器5の濾材で捕捉された粒
子などを洗浄する。
【0026】洗浄が終了したのち、加圧カ゛スを加圧ガス
供給管e、三方弁14、粒子捕捉流路管d1を経て濾過
器5に所定時間供給して濾材を乾燥させる。なお、加圧
ガス供給管eを設けない場合には、希釈混合タンク2に
供給される加圧ガスを希釈試料の流通流路で流通させて
濾材を乾燥するが、乾燥効率が悪い問題がある。濾過器
5から乾燥した濾材を取り外し、適宜な粒子の測定手段
で粒子の粒子量や粒子の大きさを測定する。なお、測定
手段としては、濾材上の粒子をマイクロスコ−プで拡大
し、デジタルカメラで電子情報デ−タとして取り込み、
コンピュ−タ画像処理し数値として測定する装置の方
が、人為的な測定誤差を生じることが無く、定量的に把
握できるため好ましい。
【0027】前記において、加熱器16、加熱器17及
び加熱器18などの温度制御、三方弁10、三方弁1
1、三方弁12、三方弁13、三方弁14及び三方弁1
5などの開閉制御、希釈液流量計4などの各種測定機器
及び希釈液供給ポンプ7、循環ポンプ8の稼動停止など
は、図示しない制御装置により自動的に制御される。
【0028】
【発明の効果】本発明は、試料液採取以降の粒子測定用
試料調整操作が完全自動化され、油中の粒子量などを迅
速に測定でき、また、洗浄ムラや外部からの粒子混入な
どによる測定誤差を生じることがないため正確な測定結
果が得られ、従って、遠心分離機などの適切な条件によ
る運転に反映することができ、内燃機関などに障害を起
こす恐れがない油中の粒子測定用試料調整装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の油中の粒子測定用試料
調整装置の系統図
【符号の説明】
1:試料ポット 2:希釈混合タンク 3:希釈液タンク 4:希釈液流量計 5:濾過器 6:加圧ガス供給手段 7:希釈液供給ポンプ 8:循環ポンプ 9:攪拌手段 10、11、12、13、14,15:三方弁 16、17、18:加熱器 19、20、21:温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 1/28 G01N 1/28 Y 15/00 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採取された一定量の試料液を貯留し温度を
    調整する温度制御手段が付設された試料ポットと、希釈
    液を貯留する温度制御手段が付設された希釈液タンク
    と、試料ポットからの試料液と希釈液タンクからの希釈
    液を混合して希釈試料液とする温度制御手段が付設され
    た希釈混合タンクと、希釈液タンクから希釈液を試料ポ
    ット及び希釈混合タンクに夫々供給する希釈液供給ポン
    プと、希釈混合タンクの希釈試料液抜き出し流路に具備
    した希釈試料液中の粒子を濾材で捕捉する濾過器と、加
    圧ガスを試料ポット及び希釈混合タンクに夫々供給する
    加圧ガス供給手段とを備えたことを特徴とする油中の粒
    子測定用試料調整装置。
  2. 【請求項2】採取された一定量の試料液を貯留し温度を
    調整する温度制御手段が付設された試料ポットと、希釈
    液を貯留する温度制御手段が付設された希釈液タンク
    と、試料ポットからの試料液と希釈液タンクからの希釈
    液を混合して希釈試料液とする温度制御手段が付設され
    た希釈混合タンクと、希釈液タンクから希釈液を試料ポ
    ット及び希釈混合タンクに夫々供給する希釈液供給ポン
    プと、希釈混合タンクの希釈試料液抜き出し流路に具備
    した希釈試料液中の粒子を濾材で捕捉する濾過器と、加
    圧ガスを試料ポット、希釈混合タンク及び濾過器に夫々
    供給する加圧ガス供給手段とを備えたことを特徴とする
    油中の粒子測定用試料調整装置。
  3. 【請求項3】希釈混合タンクの希釈試料液抜き出し流路
    に三方弁を介して、希釈混合タンクの希釈試料液を循環
    する循環ポンプを具備した希釈試料液の循環流路及び希
    釈試料液抜き出し流路とに分岐して設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の油中の粒子測定用試料
    調整装置。
  4. 【請求項4】希釈混合タンクに攪拌手段を付設したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の油
    中の粒子測定用試料調整装置。
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