JP2002055000A - ロードセルの構造 - Google Patents
ロードセルの構造Info
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Abstract
る内圧による圧力反力、該伸縮継手のばね反力等の、配
管及び伸縮継手に掛かる外力を正確に計測可能としたロ
ードセルを得ることにより、配管及び伸縮継手を通流す
る加圧流体や粉体の重量を高精度で計測し得る装置を提
供する。 【解決手段】 配管等の荷重が付加される構造体に取り
付けられ、該構造体に作用する荷重を計測するロードセ
ルにおいて、前記構造体に連結されて該構造体からの荷
重が直接伝達される受圧側フランジ部と、該受圧側フラ
ンジ部に対向して設けられた支持側フランジ部との間
に、該受圧側フランジ部に加わる荷重を直接検出するロ
ードセル部を挟着したことを特徴とする。
Description
された微粉炭、チャー(熱分解残渣)等の粉体の重量計測
に用いられ、配管等の荷重が付加される構造体に作用す
る荷重を計測するロードセルの構造に関する。
はチャー等の粉体を供給する粉体供給システムにおい
て、該粉体の重量を計測する粉体重量計測装置の1例を
示す。同図において、1は被計測対象である前記粉体が
収容されるビン、11は最下部に設置されて粉体重量を
計量するための計量用ホッパであり、該ビン1と計量用
ホッパ11とを接続する鉛直な粉体管路23には、該粉
体の圧力を3MPa程度の高圧に加圧して溜めるロック
ホッパ7が設けられている。
口及びロックホッパ7の粉体出口には、該粉体管路23
を開閉する粉体弁2、2が配設されている。また、前記
ビン1とロックホッパ7との間の粉体管路23及びロッ
クホッパ7と計量用ホッパ11との間の粉体管路23に
は、支持用の架台梁5、5が介装され、各架台梁5、5
の上下面と前記粉体管路23との間には伸縮継手3が夫
々介装されている。さらに、前記上部側の伸縮継手3と
ロックホッパ7との間の粉体管路23及び該ロックホッ
パ7出口の粉体弁2と下部側の伸縮継手3との間の粉体
管路23には、該粉体管路23を流体密に閉止可能とす
る気密弁6、6が夫々介装されている。4は前記粉体が
溜められた前記計量用ホッパ11の重量を計測するロー
ドセルであり、前記計量用ホッパ11の全重量が架かる
ようになっている。
を計測する際には、前記上部側の粉体弁2及び気密弁6
を開いて、ビン1内の粉体をロックホッパ7内に送った
後、上部側の気密弁6を閉じ、前記ロックホッパ7内で
該粉体の圧力を3MPa程度の高圧に加圧する。次い
で、ロックホッパ7出口の粉体弁2及び下部側の気密弁
6を開いてロックホッパ7内の高圧粉体を計量用ホッパ
11内に送り、前記ロードセル4により該計量用ホッパ
11の重量を計測する。重量を計測された後の高圧粉体
は石炭ガス化炉に送られる。
は、伸縮継手3内を通過する3MPa程度に加圧された
高圧粉体の内圧による圧力反力及び該伸縮継手3のばね
反力が前記ロードセル4により計量される。従って、計
量用ホッパ11に溜められた粉体の実重量Wは、ロード
セル計量重量W1から前記圧力反力F1、ばね反力F 2
等の該計量用ホッパ11に掛かる外力、及び前記計量用
ホッパ11の重量W2を差し引いて算出される。即ち、 W=W1−(W2+F1+F2)
量計測装置においては、粉体の実重量Wを計測する際
に、前記のように高圧粉体の内圧による圧力反力F1及
び該伸縮継手3のばね反力F2がロードセル計量重量W
1に含まれている。然るに、かかる従来技術にあって
は、前記内圧による圧力反力F1は前記粉体管路23の
内圧の計測値に基づき算出可能ではあるが、該圧力反力
F1及び伸縮継手3のばね反力F2、つまり前記伸縮継
手3を介して前記計量用ホッパ11に掛かる外力を計測
するのは困難を伴う。このため、かかる従来技術にあっ
ては、前記のような計量用ホッパ11に掛かる外力によ
る誤差が粉体の実重量Wに重なり、高精度で粉体重量を
計測するのは困難であるという問題点を有している。
圧流体や粉体が通過する伸縮継手内における内圧による
圧力反力、該伸縮継手のばね反力等の、配管及び伸縮継
手に掛かる外力を正確に計測可能としたロードセルを得
ることにより、配管及び伸縮継手を通流する加圧流体や
粉体の重量を高精度で計測し得る装置を提供することを
目的とする。
決するため、請求項1記載の発明として、配管等の荷重
が付加される構造体に取り付けられ、該構造体に作用す
る荷重を計測するロードセルにおいて、前記構造体に連
結されて該構造体からの荷重が直接伝達される受圧側フ
ランジ部と、該受圧側フランジ部に対向して設けられた
支持側フランジ部との間に、該受圧側フランジ部に加わ
る荷重を直接検出するロードセル部材を挟着したことを
特徴とするロードセルの構造を提案する。
造体の下端部に、受圧側フランジ部と支持側フランジ部
との間にロードセル部材が挟着されてなるロードセルの
前記受圧側フランジ部を直結して前記構造体からの外力
を直接計測しているので、かかる外力を正確に測定する
ことができ、チャーのような高温の流動体が通流して構
造体を構成する伸縮継手等の伸び量が大きくなることに
より、前記外力が大きくなるような場合においても、該
外力を高精度で以って計測することができる。
ドセルの具体的構成に係り、請求項2の発明は請求項1
において、前記受圧側フランジ部と支持側フランジ部と
の間に、内部を流体、粉体等の流動体が流過するベロー
ズ等の伸縮継手を前記ロードセル部材と並列に配設し、
該伸縮継手に前記構造体を介して所定の予圧が加えられ
るように構成したことを特徴とする。請求項2におい
て、好ましくは請求項3のように、前記伸縮継手を、該
伸縮継手内部における圧力が均衡されて該伸縮継手から
前記受圧側フランジ部または支持側フランジ部への圧力
反力の作用を阻止する圧力均衡型伸縮継手に構成する。
圧側フランジ部と支持側フランジ部と間の中央部にベロ
ーズ等の伸縮継手が介装されているため、前記受圧側フ
ランジ部に掛かる荷重による変位を該伸縮継手で吸収し
て、前記荷重を、支持側フランジ部及びこれに直結され
た計量用ホッパ等の構造体側の影響を受けることなく正
確に測定できる。
において、前記受圧側フランジ部と支持側フランジ部と
の間の中央部に伸縮継手が介装されているため、前記荷
重により前記受圧側フランジ部の中央部を介して伸縮継
手を一定量撓ませ予圧を与えて、0(ゼロ)点を設定す
ることにより、前記荷重の計測精度を上昇することが可
能となる。
て、前記ロードセル部材又はロードセル部材を固定する
固定部材に冷却媒体が通流する冷却液通路部を設けたこ
とを特徴とする。
前記構造体が、内部を流体、粉体等の流動体が流過する
伸縮継手を含む管路からなり、前記受圧側フランジ部に
リング状の起歪部を設けるとともに該起歪部の内周側
に、前記管路に連通されシール部材により外部とシール
された中央通路部を設けたことを特徴とする。請求項6
の発明は、請求項5において、前記中央通路部と前記起
歪部との間に冷却媒体が通流する冷却液通路を設ける。
縮継手に作用する外力測定用の起歪部、及びロードセル
部材とこれの固定部材を、冷却液通路を循環する冷却媒
体により冷却しているので、起歪部及びロードセル全体
の過熱が防止され、チャーのような高温粉体の重量計測
にあっても、高い耐久性を有するロードセルが得られ
る。
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
計測装置用ロードセルを示し、(A)は側面図、(B)
は平面図、(C)は底面図である。図2は第2実施例を
示す側面図である。図3は第3実施例を示し、(A)は
側面図、(B)は平面図、(C)は底面図である。図4
は第4実施例を示す側面図である。図5は第5実施例を
示し、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は底面
図である。図6は第6実施例を示す側面図である。図8
は本発明が適用される粉体重量計測装置の全体構成図で
ある。
す図8において、1は被計測対象である前記粉体が収容
されるビン、11は最下部に設置されて粉体重量を計量
するための計量用ホッパであり、該ビン1と計量用ホッ
パ11とを接続する鉛直な粉体管路23には、該粉体の
圧力を3MPa程度の高圧に加圧して溜めるロックホッ
パ7が設けられている。
口及びロックホッパ7の粉体出口には、該粉体管路23
を開閉する粉体弁2、2が配設されている。また、前記
ビン1とロックホッパ7との間の粉体管路23には、支
持用の架台梁5が介装され、上部側の架台梁5の上下面
と前記粉体管路23との間には伸縮継手3が介装されて
いる。さらに、前記伸縮継手3とロックホッパ7との間
の粉体管路23、及び該ロックホッパ7出口の粉体弁2
の下部側粉体管路23には、該粉体管路23を流体密に
閉止可能とする気密弁6、6が夫々設けられている。4
は前記粉体が溜められた前記計量用ホッパ11の重量を
計測するロードセルであり、前記計量用ホッパ11の全
重量が架かるようになっている。
ホッパ7出口側の前記気密弁6と前記計量用ホッパ11
との間に設けられた支持用の架台梁5の上下面と前記粉
体管路23との間に夫々介装されている。該圧力均衡型
伸縮継手10は、図8(B)に示すように、大径部10
bの両側に2つの小径部10a、10aが結合されてな
り、該大径部10bの下端面と上部の小径部10aの上
端面との間、及び大径部10bの上端面と下部の小径部
10aの上端面との間にストッパ10c、10cが夫々
介装されている。また、前記大径部10bの断面積A2
は、前記上部及び下部の小径部10a及び10aの断面
積A1の2倍、即ちA2=2A1に構成されている。
に設けられたロードセルで、該ロードセル18で前記圧
力均衡型伸縮継手10のばね反力F2を含む反力を直接
計測するようになっている。尚、チャーの粉体重量を計
測する際には、図8のビン1に代えて、チャー供給装置
に通常使用されているチャー集塵装置(サイクロン、フ
ィルタなど)15を用いる。
す図1において、18a、18aは上下に配置された円
板状のフランジで、該フランジ18a、18aの間には
複数(この例では3個)のロードセル部材18c及びロ
ードセル部材台座18dが挟着されている。また、前記
上下のフランジ18a、18a間の中央部にはベローズ
18bが介装されている。さらに、前記上側のフランジ
18aの上面には前記圧力均衡型伸縮継手10の下端部
が連結され、下側のフランジ18aの下面には前記計量
用ホッパ11に直結される前記粉体管路23が連結され
ている(前記フランジ18を計量用ホッパ11に直接連
結しても良い)。そして、前記ベローズ18bの内部は
前記圧力均衡型伸縮継手10の内部及び前記粉体管路2
3の内部に連通されて、重量計測用の粉体が通流するよ
うになっている。
た粉体重量計測装置により粉体の重量を計測する際に
は、図8において、上部側の粉体弁2及び気密弁6を開
いて、ビン1内の粉体をロックホッパ7内に送った後、
上部側の気密弁6を閉じ(このとき、下部側の気密弁6
は閉じている)、前記ロックホッパ7内で該粉体の圧力
を3MPa程度の高圧に加圧する。次いで、ロックホッ
パ7出口の粉体弁2及び下部側の気密弁6を開いてロッ
クホッパ7内の高圧粉体を前記圧力均衡型伸縮継手10
の内部を経て前記計量用ホッパ11内に送り、前記ロー
ドセル4により該計量用ホッパ11の重量を計測する。
重量を計測された後の高圧粉体は該計量用ホッパ11か
ら抜き出されて、石炭ガス化炉(図示省略)に送られ
る。
て、前記ロックホッパ7と計量用ホッパ11との間の粉
体管路23及び伸縮継手内には、3MPa程度に加圧さ
れた高圧粉体が通過するが、かかる実施例においては、
従来の伸縮継手3(図9参照)に代えて、前記のような
圧力均衡型伸縮継手10を用いているため、圧力均衡型
伸縮継手10内において前記圧力反力がバランスするた
め、次に示すように、該圧力反力による外力は前記ロー
ドセル計量重量に加わらない。
ては、前記計量用ホッパ11の内圧即ち前記圧力均衡型
伸縮継手10の内圧をP0とすると、圧力均衡型伸縮継
手10の大径部10bの断面積A2は、前記上部及び下
部の小径部10a及び10aの断面積A1の2倍、即ち
A2=2A1に構成されているため、 前記上部及び下部の小径部10a及び10aに掛かる上
下方向の力F11=P 0・A1 大径部10bに掛かる上下方向の力F12=P0・(A
2―A1)=P0・A1 従って、F11=F12となり、前記圧力均衡型伸縮継
手10の上下端面10d、10dには該伸縮継手10内
の内圧P0による力即ち前記圧力反力F1は掛からな
い。
た粉体の実重量Wは、前記のように、圧力反力F1=0
となるため、次の(2)式で算出される。先ず、ロード
セル計量重量W1は、 W1=W2+W+F2 従って、粉体の実重量Wは、 W=W1−(W2+F2) (2) ここで、W2:計量用ホッパ11の重量 F2:伸縮継手3のばね反力(以下、ばね反力という) 従って、前記ロードセル計量重量には、前記圧力均衡型
伸縮継手10のばね反力F2が外力として加わることと
なる。
伸縮継手10の下端部に直結されたロードセル18の上
側フランジ18aと、計量用ホッパ11に直結された下
側フランジ18aとの間に複数個のロードセル部材18
c及びロードセル部材台座18dを挟着して、前記フラ
ンジ18aに圧力均衡型伸縮継手10の下端部からの前
記ばね反力F2による外力を直接加えることにより、該
ロードセル部材18cにて前記ばね反力F2による外力
を測定することが可能となる。この際において、前記上
下のフランジ18a、18a間の中央部に介装されてい
るベローズ18bは、ロードセル部材18cに比べバネ
定数が非常に小さいため、測定結果に影響を及ぼすこと
なく上側フランジ18aに掛かる荷重による変位を該ベ
ローズ18bで吸収して、前記荷重即ちばね反力F2に
よる外力を、下側フランジ18a及びこれに直結された
計量用ホッパ11側の影響を受けることなく正確に測定
できる。
ね反力F2による外力測定時において、前記上下のフラ
ンジ18a、18a間の中央部にベローズ18bが介装
されているため、前記外力により上側フランジ18aの
中央部を介してベローズ18bを一定量撓ませ予圧を与
えて、0(ゼロ)点を設定することにより、前記外力の
計測精度を上昇することが可能となる。
型伸縮継手10の下端部に、上側及び下側フランジ18
a間にロードセル部材18c及びロードセル部材台座1
8dが挟着されてなるロードセル18の前記フランジ1
8aを直結して、前記圧力均衡型伸縮継手10からの外
力つまり前記ばね反力F2を直接計測しているので、該
ばね反力F2を正確に測定することができ、チャーのよ
うな高温粉体が通流し、前記伸縮継手10の熱伸び量が
大きくなることにより、前記ばね反力F2が大きくなる
粉体の重量計測を高精度で以って行うことができる。
例を示す。この実施例においては、前記第1実施例にお
けるベローズ18bに代えて、前記圧力均衡型伸縮継手
10と同様な機能を有する圧力均衡型ベローズ018を
設けている。また、ロードセル部材18c、上部台座1
8f及び台座18eを冷却水によって冷却している。該
圧力均衡型ベローズ018は、大径部018bの両側に
2つの小径部018a、018aが結合されてなり、該
大径部018bの下端面と上部の小径部018aの上端
面との間、及び大径部018bの上端面と下部の小径部
018aの上端面との間にストッパ018c、018c
が夫々介装されている。また、前記大径部018bの断
面積A2は、前記上部及び下部の小径部018a及び0
18aの断面積A1の2倍、即ちA2=2A1に構成さ
れている。また、この実施例においては、ロードセル部
材18c、上部台座18f及びその近傍、並びに台座1
8eを冷却水によって冷却し、ロードセル全体の温度を
低く保持し、該ロードセルの測定の精度及び耐久性を向
上している。図2において、61及び62はロードセル
部材18c側の冷却水入り口及び冷却水出口、63及び
64は台座18d側の冷却水入り口及び冷却水出口であ
る。
18を構成する上下のフランジ18a、18a間の中央
部に圧力均衡型ベローズ018を介装したので該圧力均
衡型ベローズ018により外力が完全にバランスし、該
ベローズ018内を流過する粉体の圧力変動の影響を受
けることなく、ロードセル18により、前記外力を測定
でき、粉体重量の計測精度がさらに上昇する。
例を示す。この実施例においては、ロードセル19の中
央部に、内部を粉体が流過する管路19eを設け、また
受圧側フランジ部を構成する上側フランジ19aと支持
側フランジ部を構成する下側フランジ19aとの間にリ
ング状の起歪部を構成する歪みゲージ19bを設け、受
圧側フランジ部19aに直接加わる前記圧力均衡型伸縮
継手10側からの外力を前記歪みゲージ19bにて測定
するように構成されている。19dは前記管路19eの
外周と歪みゲージ19bの内周との間に形成された冷却
水通路であり、冷却水出入口19cから冷却水が給排さ
れて前記歪みゲージ19b部を冷却するようになってい
る。
の歪みゲージ19bを、冷却水通路19dを循環する冷
却水により冷却しているので、歪みゲージ19bの過熱
が防止され、チャーのような高温粉体の重量計測にあっ
ても、高い耐久性を有するロードセル19が得られる。
例を示す。この実施例のロードセル21は、前記第4実
施例におけるロードセル19から冷却水通路19d及び
これに関連する要素を除去し、非冷却としたものであ
る。図において、21aは上側及び下側フランジ、21
bは歪みゲージである。
例を示す。この実施例のロードセル20は、前記第3実
施例のロードセル19に対し、冷却水通路を上下に2箇
所設けたものである。即ち、図において、20aはフラ
ンジ、20bは歪みゲージ、20eは上部の冷却水通
路、20cは該上部の冷却水通路20eへの冷却水出入
口、20dは下部の冷却水通路、20cは該下部の冷却
水通路20dへの冷却水出入口、22cは前記冷却水通
路20e、20d内の冷却水をシールするシールリング
である。
b冷却用の冷却水通路20e、20dを上下に2箇所設
けけたので、歪みゲージ20bの冷却効果がさらに向上
する。
例を示す。この実施例のロードセル22は、前記第5実
施例におけるロードセル20から冷却水通路20e、2
0d及びこれに関連する要素を除去し、非冷却としたも
のである。図において、22aは上側及び下側フラン
ジ、22bは歪みゲージ、22cはシールリングであ
る。図7は前記第2実施例におけるロードセル部材18
cの他の実施例を示す。この実施例においては、ロード
セル部材18cの内部、並びにロードセル部材台座18
dの内部を冷却水によって冷却し、ロードセル部材18
c全体の温度を降下させている。図7において51はロ
ードセル部材18c側の冷却水通路、51aは冷却水入
口、51bは冷却水出口である。また52はロードセル
部材台座18d側の冷却水通路、52aは冷却水入口、
52bは冷却水出口である。なお、上記実施例において
は、ロードセル部材18c、台座18e等の冷却媒体と
して水を使用した場合を示したが、冷却媒体としては水
に限定されるものではなく、油、空気等の冷却媒体が使
用可能である。
側フランジ部と支持側フランジ部との間にロードセル部
材を挟着し、該受圧側フランジ部に荷重が付加される構
造体を直結して、前記構造体からの外力を直接計測して
いるので、かかる外力を正確に測定することができ、チ
ャーのような高温の流動体が通流して構造体を構成する
伸縮継手等のように、伸び量が大きくなって前記外力が
大きくなるような場合においても、該外力を高精度で以
って計測することができる。
ば、前記受圧側フランジ部と支持側フランジ部と間の中
央部に伸縮継手が介装されているため、前記受圧側フラ
ンジ部に掛かる荷重による変位を該伸縮継手で吸収し
て、前記荷重を、支持側フランジ部及びこれに直結され
た計量用ホッパ等の構造体側の影響を受けることなく正
確に測定することができる。さらに、前記ロードセルに
よる荷重測定時において、前記受圧側フランジ部と支持
側フランジ部との間の中央部に伸縮継手が介装されてい
るため、前記荷重により前記受圧側フランジ部の中央部
を介して伸縮継手を一定量撓ませ予圧を与えて、0(ゼ
ロ)点を設定することにより、前記荷重の計測精度を上
昇することが可能となる。
ば、伸縮継手に作用する外力測定用の起歪部及びロード
セル部材とその固定部材を冷却液通路を循環する冷却媒
体により冷却しているので、起歪部の過熱が防止され、
チャーのような高温流動体の重量計測にあっても、高い
耐久性を有するロードセルが得られる。
用ロードセルを示し、(A)は側面図、(B)は平面
図、(C)は底面図である。
は平面図、(C)は底面図である。
は平面図、(C)は底面図である。
の実施例である。
構成図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 配管等の荷重が付加される構造体に取り
付けられ、該構造体に作用する荷重を計測するロードセ
ルにおいて、前記構造体に連結されて該構造体からの荷
重が直接伝達される受圧側フランジ部と該受圧側フラン
ジ部に対向して設けられた支持側フランジ部との間に、
該受圧側フランジ部に加わる荷重を直接検出するロード
セル部材を挟着したことを特徴とするロードセルの構
造。 - 【請求項2】 前記受圧側フランジ部と支持側フランジ
部との間に、内部を流体、粉体等の流動体が流過するベ
ローズ等の伸縮継手を前記ロードセル部材と並列に配設
し、該伸縮継手に前記構造体を介して所定の予圧が加え
られるように構成したことを特徴とする請求項1記載の
ロードセルの構造。 - 【請求項3】 前記伸縮継手を、該伸縮継手内部におけ
る圧力が均衡されて該伸縮継手から前記受圧側フランジ
部または支持側フランジ部への圧力反力の作用を阻止す
る圧力均衡型伸縮継手に構成したことを特徴とする請求
項2記載のロードセルの構造。 - 【請求項4】 ロードセル部材又はロードセル部材を固
定する固定部材に冷却媒体が通流する冷却液通路を設け
たことを特徴とする請求項3記載のロードセル構造。 - 【請求項5】 前記構造体が、内部を流体、粉体等の流
動体が流過する伸縮継手を含む管路からなり、前記受圧
側フランジ部にリング状の起歪部を設けるとともに該起
歪部の内周側に、前記管路に連通されシール部材により
外部とシールされた中央通路部を設けたことを特徴とす
る請求項1記載のロードセルの構造。 - 【請求項6】 前記中央通路部と前記起歪部との間に冷
却媒体が通流する冷却液通路を設けたことを特徴とする
請求項5記載のロードセルの構造。
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