JP2002054969A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2002054969A
JP2002054969A JP2000241280A JP2000241280A JP2002054969A JP 2002054969 A JP2002054969 A JP 2002054969A JP 2000241280 A JP2000241280 A JP 2000241280A JP 2000241280 A JP2000241280 A JP 2000241280A JP 2002054969 A JP2002054969 A JP 2002054969A
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gas
pressure
differential pressure
shutoff
gas meter
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Isao Masuda
功 増田
Kimikatsu Isobe
公克 磯部
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの閉栓、開栓時に確実に復帰開弁できる
ように構成したガスメータを提供すること。 【解決手段】 ガスメータ15は、ガス通路を流れるガ
ス流量を計測する流量計測手段20と、ガス通路を遮断
する遮断手段21と、遮断手段21の上流側のガス圧力
と下流側のガス圧力の差を計測する差圧計測手段22,
23と、遮断手段21を閉栓した閉栓モード時に、定期
的に差圧計測手段22,23を起動し、計測した差圧が
予め決められた異常圧力値を超えている場合は、遮断手
段21を一時的に開栓する制御手段25とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータに関
し、特に、ガスの閉栓、開栓時にガスメータが確実に復
帰開弁できるようにしたガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般的なガス(たとえばLPガ
ス)供給システムを示す概略構成図である。ガス容器1
に充填されているLPガスは、圧力調整器2、閉止弁
3、ガスメータ4を介して、需要家の住宅の屋内閉止弁
5を通り、燃焼器6に供給される。
【0003】ガスメータ4は、マイクロコンピュータ
(図示しない)等を内蔵した電子式ガスメータであり、
メータ内のガス通路を流れるガスの圧力を検知する圧力
検知器7と、メータ内のガス通路を遮断する遮断弁8
と、ガス流量を表示する表示部9とを備えている。この
ガスメータ4は、需要家のガスの使用状態を常時監視し
て、異常時には、ガス通路を遮断弁8で遮断したり表示
部9に異常状態の警告表示をしたりして、ガス供給シス
テムの保安を確保している。
【0004】上述のようなガス供給システムにおいて、
ガス供給事業者は、需要家の転居や、リゾート住宅にお
ける長期間不在等の際に、閉栓をしてガス供給を停止す
る。このとき、閉止弁3を閉じると共に、ガスメータ4
内の遮断弁8を閉じ、ガスメータ4を閉栓モードとす
る。このように、ガスメータ4において、ガス流量の異
常等で保安を確保するための遮断としては区別して、長
期間ガスを使用しない時に遮断させた場合を閉栓モード
と呼ぶ。
【0005】そして、ガス供給事業者は、新たな需要家
の入居や、リゾート住宅における滞在時等の際に、閉止
弁3を開けると共にガスメータ4内の遮断弁8を開ける
開栓作業を行い、ガスメータ4を開栓モードにして、燃
焼器6を使用できる状態に復帰させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガスメータ
4を閉栓モードにした後、ガスメータ4の周囲温度の変
化等により、遮断弁8の前後(すなわち、遮断弁8の上
流側と下流側の間)で圧力変化が発生することがある。
その結果、遮断弁8の前後で、たとえば20kPaを越
える圧力差が発生することがある。遮断弁8は、弁開閉
動作に電気信号を用い、ソレノイドやモータ駆動による
ものが多用されるが、これらの駆動能力は、5kPa程
度の差圧が限界である。遮断弁8の前後にこの能力を超
える差圧が生じていると、閉栓モードを解除して開栓モ
ードにする際に、遮断弁8を弁開できないという問題点
があった。
【0007】従来技術では、ガス使用中の圧力を検出す
る供給圧異常監視機能、ガス使用停止直後の圧力を監視
する閉塞圧監視機能、およびガス未使用中の圧力を定期
的に監視して圧力上昇の有無から微少漏れを検出する微
少漏洩監視機能を保有したガスメータがある。
【0008】図6は、上述の供給圧異常監視機能、閉塞
圧監視機能および微少漏洩監視機能を保有したガスメー
タを図5のガス供給システムにおけるガスメータ4とし
て使用した場合の動作機能を説明するタイミング図であ
る。
【0009】すなわち、図6に示すように、需要家のガ
ス使用の有無にかかわらず、ガスメータ4の遮断弁8は
開状態にされており、需要家のガス使用によるガス流量
が存在する間は、圧力検知器7により予め決められた時
間毎に圧力計測が行われ(供給圧異常監視機能)、需要
家のガス使用停止後は、閉塞圧監視機能および微少漏洩
監視機能のための圧力計測が予め決められた時間毎に行
われている。
【0010】しかしながら、遮断弁14を閉じて閉栓モ
ードにした後は、圧力計測は行われておらず、上述の問
題点の解決はできていないのが現状である。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述の課題に鑑
みて、ガスの閉栓、開栓時に確実に復帰開弁できるよう
に構成したガスメータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的に鑑みて、
請求項1記載の発明のガスメータは、ガス通路を流れる
ガス流量を計測する流量計測手段と、上記ガス通路を遮
断する遮断手段と、上記遮断手段の上流側のガス圧力と
下流側のガス圧力の差を計測する差圧計測手段と、上記
遮断手段を閉栓した閉栓モード時に、定期的に上記差圧
計測手段を起動し、計測した差圧が予め決められた異常
圧力値を超えている場合は、上記遮断手段を一時的に開
栓する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【0013】請求項1記載の発明によれば、ガスメータ
は、ガス通路を流れるガス流量を計測する流量計測手段
と、ガス通路を遮断する遮断手段と、遮断手段の上流側
のガス圧力と下流側のガス圧力の差を計測する差圧計測
手段と、遮断手段を閉栓した閉栓モード時に、定期的に
差圧計測手段を起動し、計測した差圧が予め決められた
異常圧力値を超えている場合は、遮断手段を一時的に開
栓する制御手段とを備えている。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガスメータにおいて、前記差圧計測手段は、前記遮
断手段の上流側のガス圧力を検出する第1の圧力センサ
と、前記遮断手段の下流側のガス圧力を検出する第2の
圧力センサとを含むことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、差圧計測手
段は、遮断手段の上流側のガス圧力を検出する第1の圧
力センサと、遮断手段の下流側のガス圧力を検出する第
2の圧力センサとを含む。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のガスメータにおいて、前記差圧計測手段は、前記遮
断手段の上流側のガス圧力と下流側のガス圧力が導かれ
る差圧センサを含むことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明によれば、差圧計測手
段は、前記遮断手段の上流側のガス圧力と下流側のガス
圧力が導かれる差圧センサを含む。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項に記載のガスメータにおいて、前記
制御手段は、閉栓モード時に、ガス流量なし状態の時点
または閉栓モード開始時点を起点として一定間隔で、前
記差圧計測手段を起動することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明によれば、制御手段
は、閉栓モード時に、ガス流量なし状態の時点または閉
栓モード開始時点を起点として一定間隔で、差圧計測手
段を起動する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明によるガスメータの実施の
形態を含むガス供給システムの概略構成図を示す。ガス
供給システム10は、液化ガスが収納されたガス容器1
1と、ガス容器11から流出するガスの圧力を後述のガ
スメータ15の流出口側圧力が基準圧力に相当するよう
に調整(減圧)する圧力調整器13と、圧力調整器13
に接続された本発明のガスメータ15と、供給されたガ
スを燃焼させ熱エネルギーに変換するための燃焼器17
と、燃焼器17へのガスの供給/遮断を行うためのガス
コック18とから構成されている。
【0022】ガスメータ15は、電池駆動式電子ガスメ
ータ(以下、マイコンメータという)であり、流速セン
サ20と、遮断弁21と、圧力センサ22,23と、マ
イクロコンピュータ25と、遮断弁駆動ユニット26
と、表示部27とから構成されている。
【0023】流速センサ20は、流量計測手段として働
き、フローセンサ等からなり、ガスメータ15内のガス
通路を流れるガスの流速を検出し、流速検出出力信号V
nをマイクロコンピュータ25へ出力する。
【0024】遮断弁21は、遮断手段として働き、遮断
弁駆動ユニット26からの遮断制御信号SVCにより、ガ
ス通路を流れるガスを遮断する。
【0025】圧力センサ22は、第1の圧力センサとし
て働き、遮断弁21の上流側のガス通路を流れるガスの
圧力を検出し、圧力検出出力信号Pn1をマイクロコン
ピュータ25へ出力する。
【0026】圧力センサ23は、第2の圧力センサとし
て働き、遮断弁21の下流側のガス通路を流れるガスの
圧力を検出し、圧力検出出力信号Pn2をマイクロコン
ピュータ25へ出力する。
【0027】圧力センサ22と圧力センサ23は、遮断
弁21の上流側のガス圧力と下流側のガス圧力の差を計
測する差圧計測手段として働く。
【0028】マイクロコンピュータ25は、制御手段と
して働き、流速センサ20からの流速検出出力信号Vn
と、圧力センサ21、22からの圧力検出出力信号Pn
1,Pn2とが供給され、流速検出出力信号Vn及び圧
力検出出力信号Pn1に基づいて、ガス流量の算出およ
び積算と、圧力変動の監視および遮断判定信号SRVの出
力を行う。
【0029】遮断弁駆動ユニット26は、マイクロコン
ピュータ25からの遮断判定信号SRVに基づいて遮断制
御信号SVCを出力し、遮断弁21を駆動する。
【0030】表示部27は、たとえば液晶ディスプレイ
からなり、マイクロコンピュータ25の制御の下に、算
出されたガス流量の積算値の表示と、ガスメータ15の
異常状態を示す異常警告表示とを行う。
【0031】次に、上述した構成のガス供給システムの
概要動作を説明する。
【0032】需要家が燃焼器17を使用するためにガス
コック18をひねり、開状態とすると、ガス容器11内
の液化ガスは、圧力調整器13により減圧され、ガスメ
ータ15に供給される。ガスメータ15の流速センサ2
0は、ガスの流速を計測し、流速検出出力信号Vnをマ
イクロコンピュータ25に供給する。マイクロコンピュ
ータ25は、所定の流量計測用サンプリング時間間隔t
ごとの流速センサ20からの流速検出出力信号Vnとガ
ス通路の断面積等のパラメータとに基づいてガスの通過
体積(流量)を算出、積算し、積算通過体積(積算流
量)をその表示部27に表示する。
【0033】次に、マイクロコンピュータ25は、所定
の流量計測用サンプリング時間間隔tごとの流速センサ
20から供給される流速検出出力信号Vnと同期して、
圧力センサ22からの圧力検出出力信号Pn1を監視
し、圧力変動の有無を検出する。マイクロコンピュータ
25は、圧力変動があった場合には、ガス流量の算出時
にその圧力変動を補償する演算を行い、圧力変動による
影響を除去する。
【0034】図2は、図1におけるマイコンメータ15
の動作を説明するタイミング図である。マイコンメータ
15は、需要家が燃焼器17を使用してガス流量がある
時に、所定の圧力サンプリングタイミングで(たとえ
ば、2秒毎に)圧力センサ22,23を起動し、遮断弁
21の上流側及び下流側の圧力を計測して、供給圧力監
視処理を行う。
【0035】また、需要家がガス使用を停止してガス流
量なし状態になると、圧力サンプリングはガス流量がな
くなった時点から所定時間の間(たとえば、2分間)上
述のタイミングで(たとえば、2秒毎に)圧力サンプリ
ングを継続し、その直後閉塞圧監視処理を行う。
【0036】さらに、閉塞圧監視処理後ガス流量がない
場合には、所定の圧力サンプリングタイミングで(たと
えば、15分毎に)圧力上昇の有無を判定する微少漏洩
監視処理を行う。
【0037】そして、本発明では、ガス流量なし状態に
おいて、ガス供給事業者が需要家の転居や、リゾート住
宅における長期間不在等の際に、ガスメータ15の遮断
弁21を閉じ、ガスメータ15を閉栓モードとした場
合、異常圧力監視処理を行うことを特徴とする。
【0038】この異常圧力監視処理とは、閉栓モードに
なった時点より一定間隔で定期的に、圧力センサ22,
23を起動して圧力サンプリングを行い、遮断弁21の
前後(すなわち、上流側と下流側の間)で異常な差圧を
検知した場合には、遮断弁21の弁開不能となる可能性
があると判断し、遮断弁21を一時的に弁開することに
より遮断弁21の前後の圧力差を解消するものである。
【0039】本発明の特徴を詳述すると、ガス供給事業
者が需要家の転居や、リゾート住宅における長期間不在
等の際に、ガスメータ15の遮断弁21を閉じ、ガスメ
ータ15を閉栓モードとした場合、マイクロコンピュー
タ25は、閉栓モードの開始時点より、一定間隔(たと
えば、50時間毎)で定期的に、圧力センサ22,23
を起動して圧力サンプリングを行う。マイクロコンピュ
ータ25は、圧力センサ21,22からの圧力検出出力
信号Pn1,Pn2が入力されると、Pn2−Pn1の
減算演算を行って、遮断弁21の前後(すなわち、上流
側と下流側の間)の差圧を求める。
【0040】次に、マイクロコンピュータ25は、求め
られた差圧を、マイクロコンピュータ25の内蔵メモリ
(図示しない)に予め格納されている異常差圧値(たと
えば、5kPa)と比較する。そして、求められた差圧
が、この異常差圧値を越えていた場合には、マイクロコ
ンピュータ25は、遮断弁駆動ユニット26に遮断判定
信号SRVを出力する。遮断弁駆動ユニット26は、遮断
判定信号SRVに基づいて遮断制御信号SVCを遮断弁21
に出力し、遮断弁21を閉栓モードから一時的に解除し
て開栓するように駆動する。
【0041】遮断弁21の一時的な開栓により、遮断弁
21の上流側と下流側の圧力が平衡して差圧が解消さ
れ、その後、マイクロコンピュータ25は、再び遮断弁
駆動ユニット26に遮断判定信号SRVを出力する。遮断
弁駆動ユニット26は、遮断判定信号SRVに基づいて遮
断制御信号SVCを遮断弁21に出力し、遮断弁21を閉
栓するように駆動し、閉栓モードに復帰させる。
【0042】なお、閉栓モード中は、消費者がガスを使
用することはないので、一時的に遮断弁21を弁開して
も、保安上何ら問題はない。
【0043】次に、図3は、上述のガスメータの動作を
説明するフローチャートである。
【0044】まず、流速センサ20のガス流量計測値に
基づいてガス使用中か否かを判定し(ステップS1)、
使用中であれば、供給圧力監視処理を行い(ステップS
2)、次いで処理を終了する。
【0045】ステップS1でガス使用中でないと判定す
れば、ステップS3に進み、ガス使用直後か否かを判定
し、直後であれば、閉塞圧力監視処理を行い(ステップ
S4)、次いで処理を終了する。
【0046】ステップS3でガス使用直後でないと判定
すれば、ステップS5に進み、閉栓モードになっている
か否かを判定し、閉栓モードになっていなければ、微少
漏洩監視処理を行い(ステップS6)、次いで処理を終
了する。
【0047】ステップS5で閉栓モードになっていると
判定すれば、ステップS7に進み、異常圧力監視処理を
行い(ステップS7)、次いで処理を終了する。
【0048】次に、図4は、図3のステップS7の異常
圧力監視処理を示すフローチャートである。
【0049】まず、マイクロコンピュータ25に内蔵さ
れている圧力計測インターバル用のタイマー(図示しな
い)をスタートさせ(ステップS11)、次に、マイク
ロコンピュータ25は、タイマーのカウント時間が予め
決められた時間(たとえば、50時間)経過したか否か
を判定し(ステップS12)、50時間経過したなら
ば、マイクロコンピュータ25は、圧力センサ22,2
3の検出出力に基づき遮断弁21の前後の差圧Pを計測
する(ステップS13)。
【0050】次に、マイクロコンピュータ25は、計測
した差圧Pが、異常圧力(たとえば、5kPa)を越え
たか否かを判定し(ステップS14)、越えていなけれ
ばステップS11に戻り、越えていればステップS15
に進む。
【0051】次に、ステップS15で、マイクロコンピ
ュータ25は、遮断弁駆動ユニット26を介して遮断弁
21を一時的に弁開するように制御し(ステップS1
5)、所定時間後再び遮断弁21を弁閉するように制御
する(ステップS16)
【0052】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0053】たとえば、上述の実施の形態では、差圧計
測手段として、遮断弁21の上流側のガス圧力を検出す
る圧力センサ22と、遮断弁21の下流側のガス圧力を
検出する圧力センサ23とで構成しているが、これに代
えて、遮断弁21の上流側の圧力及び下流側の圧力が導
かれる1個の差圧センサを使用しても良い。
【0054】また、上述の実施の形態では、閉栓モード
時の圧力サンプリングを、閉栓モード開始時点を起点と
しているが、これに限らず、需要家のガス使用停止によ
るガス流量なし状態の時点を起点として、一定間隔(た
とえば、50時間毎)で、圧力センサ22,23を起動
して圧力サンプリングを行っても良い。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ガスの閉
栓、開栓時において環境条件が変化しても、ガス開栓時
にガスメータの遮断弁を弁開することができないという
トラブルを未然に防ぐことができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、2個の圧力
センサで遮断弁の前後の差圧を検出することができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、1個の差圧
センサで遮断弁の前後の差圧を検出することができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、閉栓モード
時の圧力サンプリングを、ガス流量なし状態の時点また
は閉栓モード開始時点のどちらかを起点として開始する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスメータの実施の形態を含むガ
ス供給システムの概略構成図を示す。
【図2】図1におけるガスメータの動作を説明するタイ
ミング図である。
【図3】図1におけるガスメータの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図4のフローチャートにおける異常圧力監視処
理を示すフローチャートである。
【図5】従来のガス供給システムの概略構成図を示す。
【図6】図5におけるガスメータの動作を説明するタイ
ミング図である。
【符号の説明】
10 ガス供給システム 11 ガス容器 13 圧力調整器 14 閉止弁 15 ガスメータ(マイコンメータ) 17 燃焼器 18 ガスコック 20 流速センサ(流量計測手段) 21 遮断弁(遮断手段) 22 圧力センサ(差圧計測手段の一部;第1の圧力セ
ンサ) 23 圧力センサ(差圧計測手段の一部;第2の圧力セ
ンサ) 25 マイクロコンピュータ(制御手段) 26 遮断弁駆動ユニット 27 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス通路を流れるガス流量を計測する流
    量計測手段と、 上記ガス通路を遮断する遮断手段と、 上記遮断手段の上流側のガス圧力と下流側のガス圧力の
    差を計測する差圧計測手段と、 上記遮断手段を閉栓した閉栓モード時に、定期的に上記
    差圧計測手段を起動し、計測した差圧が予め決められた
    異常圧力値を超えている場合は、上記遮断手段を一時的
    に開栓する制御手段と、 を備えていることを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 前記差圧計測手段は、前記遮断手段の上
    流側のガス圧力を検出する第1の圧力センサと、前記遮
    断手段の下流側のガス圧力を検出する第2の圧力センサ
    とを含むことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記差圧計測手段は、前記遮断手段の上
    流側のガス圧力と下流側のガス圧力が導かれる差圧セン
    サを含むことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、閉栓モード時に、ガス
    流量なし状態の時点または閉栓モード開始時点を起点と
    して一定間隔で、前記差圧計測手段を起動することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスメ
    ータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227078A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Yazaki Corp 遮断弁装置の制御方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005227078A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Yazaki Corp 遮断弁装置の制御方法及びその装置

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