JP2002054155A - 建築用基礎型枠およびそれを用いた基礎施工方法 - Google Patents

建築用基礎型枠およびそれを用いた基礎施工方法

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JP2002054155A
JP2002054155A JP2000243718A JP2000243718A JP2002054155A JP 2002054155 A JP2002054155 A JP 2002054155A JP 2000243718 A JP2000243718 A JP 2000243718A JP 2000243718 A JP2000243718 A JP 2000243718A JP 2002054155 A JP2002054155 A JP 2002054155A
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JP
Japan
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foundation
formwork
mold
building
building foundation
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Teruo Hagiwara
照雄 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工後の型枠の取り外しを不要とし、基礎の
風化や劣化、ひび割れ等の発生を抑えると共に、外観に
おいても美観効果を発揮する建築用基礎型枠およびそれ
を用いた基礎施工方法を提供する。 【解決手段】 基台21と立上部22とにて形成される
建築用基礎の外周を被覆する型枠1であって、該型枠1
を短状に形成すると共に、前記型枠1に連結機構10を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工が容易で運搬
や収納に優れ、風化や劣化、ひび割れ等の発生を抑える
と共に、外観面においても美観効果を発揮する建築用基
礎型枠およびそれを用いた基礎施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物の土台部分には、柱や間
柱を固定する凸形状の基礎が設置されるが、通常、型枠
を用いて基礎を施工する場合、根切り溝の底面上にステ
コンを打設し、該ステコン上に、適当な長さの木製や金
属製、樹脂製の型枠を設置し、該型枠内にコンクリート
を流し込み、コンクリートが乾燥し硬化した後、前記型
枠を取り外して基礎を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の基礎を
形成する型枠においては、一般的に型枠の長さ方向幅が
長状に形成されている傾向にあり、運搬や収納の面から
不都合が生じることが多かった。また、型枠内に流し込
んだコンクリートが硬化した後、型枠を基礎から取り外
す必要があり、作業効率の面でも問題があった。さら
に、従来の型枠にて形成された基礎は、長期間の使用に
より外周が直接外気や水気に触れるため、その上部は風
雨や直射日光により風化または劣化する、地中部分は水
気によりひび割れてしまう、基礎の表面に汚れやカビ等
が付着し外観的に見苦しくなる、等の問題もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は上記問題点を解消
して、施工後の型枠の取り外しを不要とし、基礎の風化
や劣化、ひび割れ等の発生を抑えると共に、外観におい
ても美観効果を発揮する建築用基礎型枠およびそれを用
いた基礎施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の建築用基礎型枠は、基台と立上部とにて形
成される建築用基礎の外周を被覆する型枠であって、該
型枠を短状に形成すると共に、前記型枠に連結機構を設
けたことを特徴とするものである。
【0006】本発明の建築用基礎型枠は、前記型枠の長
手方向長さを450〜500mmの範囲内とすることが
好ましい。基礎の外周を被覆する型枠の大きさを450
〜500mmの短状に形成することにより、型枠の運搬
や収納、また施工面で利便性が向上する。
【0007】また、本発明の建築用基礎型枠は、前記型
枠の上部体側面に模様を施すことが好ましい。型枠の上
部体側面に、タイルやレンガ、石目調の模様を施すこと
により、外観面においても美観効果を発揮する。また、
基礎の周囲が直接外気や水気に触れることがないため、
風雨や直射日光による風化や劣化、ひび割れ等の発生を
抑えることができる。
【0008】さらに、本発明の建築用基礎型枠は、前記
型枠の上部開口部に、アンカーボルトを装着する固定具
を設けることが好ましい。
【0009】さらにまた、本発明の前記建築用基礎型枠
を用いた基礎施工方法は、型枠を複数連結してアンカー
ボルトを装着し、該型枠下部を根切り溝に埋設すると共
に、前記型枠の上部開口部よりコンクリートを流し込む
ことを特徴とするものである。これにより、さまざまな
長さの基礎施工に対応できると共に、基礎施工後、基礎
から型枠を取り外す必要がなく、作業効率の向上につな
がる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建築用基礎型枠お
よびそれを用いた基礎施工方法の一実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】型枠1は、凸形状の建築用基礎20の外周
を被覆する形状を呈しており、材質は特に限定されるも
のではないが、アルミもしくは合成樹脂等にて形成する
ことが好ましい。型枠1は、長手方向長さLが450〜
500mmの範囲内の短状に形成されている。これによ
り、さまざまな長さの基礎施工にも、型枠1を複数連結
することにより柔軟に対応することができる。
【0012】型枠1は、基礎20の基台21の底部、側
面および上面を被覆する下部体2と、基礎20の立上部
22の側面を被覆する上部体3とで形成されている。ま
た、型枠1の上面には長状の開口部4が、両側面には凸
形状の開口部5が夫々設けられている。
【0013】型枠1の両側面開口部5には、型枠1を長
さ方向に連結する連結機構10が設けられている。連結
機構10は、下部体2両縁部の外方向に突設された、ネ
ジ孔12を有する連結片11と、上部体3両縁部の内方
向に設けられた、ネジ孔14を有する連結片13とで構
成されている。
【0014】連結片11は、他の型枠の連結片とタッピ
ングビス15にて固定され、連結片13は、他の型枠の
連結片とタッピングビス16にて一体的に固定される。
複数連結することにより、短状に形成された型枠1を施
工する基礎20の長さに柔軟に対応させることができ
る。
【0015】型枠1の上部体3の側面であって、屋外に
面する側面には、模様6が施されている。模様6は特に
限定されたものではないが、好ましくはタイルやレン
ガ、石目調等のデザインを施すことにより、屋外からの
型枠1上部の見栄えをよくすることができる。
【0016】型枠1の上部開口部4の略中央部分に、ア
ンカーボルト18を装着するコ字状の固定具19が跨設
されている。固定具17により型枠1内にアンカーボル
ト18を装着させ、型枠1内にコンクリートを流し込み
乾燥させることにより、アンカーボルト18の下部が基
礎20内に強固に固着される。
【0017】次に、前記型枠を用いた基礎施工方法を説
明する。根切り溝30の内部に複数の型枠1を配列し、
下部体2の連結片11同士を接触させ、ネジ孔12にタ
ッピングビス15を挿入して螺合させる。また、上部体
3の連結片13同士を接触させ、ネジ孔14にタッピン
グビス16を挿入して螺合させる。前述の方法にて型枠
1を施工する基礎20の長さに合うように複数連結す
る。なお、型枠1は複数連結した後、根切り溝30内に
そのまま配置させてもよい。
【0018】また、基礎20がT字状に接続させる部分
は、図3に示すように、一側面がL字状に形成された型
枠1´を使用する。さらに、連結された型枠1の両端部
には、封止板(図示せず)を設置する。
【0019】根切り溝30の内部に型枠1を配置した
後、もしくは連結途中において、型枠1上部の開口部4
に、固定具17を介してアンカーボルト18を装着す
る。
【0020】アンカーボルト18装着後、型枠1上部開
口部4よりコンクリートを流し込む。すると、コンクリ
ートは型枠1の内部に行き渡り、乾燥し硬化した後、型
枠1内に凸形状の建築用の基礎20が形成される。基礎
20が形成されたら、型枠1を被覆した状態で根切り溝
30内に掘り上げた土31を戻す。また、対向する型枠
1の間であって、床下方向に配置される部分には補強用
のコンクリート32が打設される。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の建築
用基礎型枠およびそれを用いた基礎施工方法は、上述の
構成とすることで以下に示す効果を奏するものである。
【0022】基礎の外周を被覆する型枠を短状に形成す
ることにより、型枠の運搬や収納、また施工面での利便
性が向上する。
【0023】また、基礎の周囲が直接外気や水気に触れ
ることがないため、風雨や直射日光による風化や劣化、
またひび割れ等の発生を軽減することができる。
【0024】さらに、型枠の上部体側面に、タイルやレ
ンガ、石目調の模様を施すことにより、外観面において
も優れた効果を発揮する。
【0025】前記型枠を用いた基礎施工方法は、さまざ
まな長さの基礎施工にも対応できると共に、基礎施工
後、基礎から型枠を取り外す必要がなく、作業効率の向
上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用基礎型枠を示す全体斜視図であ
る。
【図2】前記型枠の一部を欠切した連結状態を示す側面
図である。
【図3】前記型枠の連結状態を示す斜視図である。
【図4】前記型枠の施工状態を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1、1´ 型枠 2 下部体 3 上部体 4、5 開口部 6 模様 10 連結機構 11 連結片 12、14 ネジ孔 13 連結片 15、16 タッピングビス 17 固定具 18 アンカーボルト 20 基礎 21 基台 22 立上部 30 根切り溝 31 土 32 コンクリート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と立上部とにて形成される建築用基
    礎の外周を被覆する型枠であって、該型枠を短状に形成
    すると共に、前記型枠に連結機構を設けたことを特徴と
    する建築用基礎型枠。
  2. 【請求項2】 前記型枠の長手方向長さを450〜50
    0mmの範囲内とした請求項1記載の建築用基礎型枠。
  3. 【請求項3】 前記型枠の上部体側面に模様を施した請
    求項1または2記載の建築用基礎型枠。
  4. 【請求項4】 前記型枠の上部開口部に、アンカーボル
    トを装着する固定具を設けた請求項1〜3いずれか一項
    記載の建築用基礎型枠。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4のうちいずれか一項記
    載の建築用基礎型枠において、該型枠を複数連結して、
    型枠下部を根切り溝内に埋設すると共に、型枠の上部開
    口部よりコンクリートを流し込むことを特徴とする建築
    用基礎型枠を用いた基礎施工方法。
JP2000243718A 2000-08-11 2000-08-11 建築用基礎型枠およびそれを用いた基礎施工方法 Pending JP2002054155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018003409A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 大和ハウス工業株式会社 型枠ユニット及び基礎断熱工法

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