JP2002053448A - アウトドア化粧料 - Google Patents
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- JP2002053448A JP2002053448A JP2000229424A JP2000229424A JP2002053448A JP 2002053448 A JP2002053448 A JP 2002053448A JP 2000229424 A JP2000229424 A JP 2000229424A JP 2000229424 A JP2000229424 A JP 2000229424A JP 2002053448 A JP2002053448 A JP 2002053448A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 キヌレニン(誘導体)を有効成分として
含有するアウトドア化粧料にドーパキノン生成抑制剤及
び/又は紫外線防御剤を混合含有させる。 【効果】 キヌレニン(誘導体)によるドーパキノンに
対する還元作用を有効に補助できるアウトドア化粧料を
得た。
含有するアウトドア化粧料にドーパキノン生成抑制剤及
び/又は紫外線防御剤を混合含有させる。 【効果】 キヌレニン(誘導体)によるドーパキノンに
対する還元作用を有効に補助できるアウトドア化粧料を
得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウトドア化粧料
に関するものであって、黒色メラニンの生成を防止ない
し抑制する、戸外における紫外線の多い場所で使用され
るアウトドア用化粧料に関する。
に関するものであって、黒色メラニンの生成を防止ない
し抑制する、戸外における紫外線の多い場所で使用され
るアウトドア用化粧料に関する。
【0002】更に詳細には本発明は、キヌレニン、キヌ
レニン誘導体又はその塩を有効成分とし、これにドーパ
キノン生成抑制剤や紫外線防御剤を配合することを特徴
とし、生体に本来備わっている、チロシナーゼ活性を阻
害することなく、チロシナーゼ活性を有効利用し、また
チロシナーゼによって生成する美容上好ましくない黒色
メラニンを生成させずに、健康的で、美容上好ましい状
態に皮膚を保つ、アウトドア化粧料を提供するものであ
る。
レニン誘導体又はその塩を有効成分とし、これにドーパ
キノン生成抑制剤や紫外線防御剤を配合することを特徴
とし、生体に本来備わっている、チロシナーゼ活性を阻
害することなく、チロシナーゼ活性を有効利用し、また
チロシナーゼによって生成する美容上好ましくない黒色
メラニンを生成させずに、健康的で、美容上好ましい状
態に皮膚を保つ、アウトドア化粧料を提供するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】日光、特に紫外線によって、日焼けを起
こすと皮膚のチロシナーゼによって黒色のメラニン色素
を形成し、日光、紫外線に対する防御機能を発揮する。
しかし、黒色メラニンの形成によって皮膚に黒色の色素
沈着、くすみの増大、透明度の低下等をきたし、美容上
好ましくない。
こすと皮膚のチロシナーゼによって黒色のメラニン色素
を形成し、日光、紫外線に対する防御機能を発揮する。
しかし、黒色メラニンの形成によって皮膚に黒色の色素
沈着、くすみの増大、透明度の低下等をきたし、美容上
好ましくない。
【0004】このため、黒色メラニン生成抑制方法とこ
れに対する抑制剤としては、1)チロシナーゼ活性化阻
害剤(グリコシレーション阻害剤)としては、グルコサ
ミン、ツニカマイシン、2)チロシナーゼ活性を阻害す
るアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、コー
ジ酸、アルブミン等が使用されている。
れに対する抑制剤としては、1)チロシナーゼ活性化阻
害剤(グリコシレーション阻害剤)としては、グルコサ
ミン、ツニカマイシン、2)チロシナーゼ活性を阻害す
るアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、コー
ジ酸、アルブミン等が使用されている。
【0005】即ち黒色メラニンの生成に関し主役的役割
を果す酵素チロシナーゼの活性化を阻害するか、又はチ
ロシナーゼの活性を抑制するチロシナーゼ活性阻害剤が
使用されていて、いずれもチロシナーゼをターゲットに
している。しかしその効果は満足すべきものではなく、
安全性に問題のあるものが多い。
を果す酵素チロシナーゼの活性化を阻害するか、又はチ
ロシナーゼの活性を抑制するチロシナーゼ活性阻害剤が
使用されていて、いずれもチロシナーゼをターゲットに
している。しかしその効果は満足すべきものではなく、
安全性に問題のあるものが多い。
【0006】また、SH基を持つグルタチオンやシステ
インによって、黒色メラニン(ユーメラニン)への経路
を黄褐色ないし赤色のメラニン(フェオメラニン)に誘
導して黒色メラニンの生成を抑制することも試みられて
いる。しかし紫外線、女性ホルモン、銅イオン等によ
り、SH化合物の不活性化が起こり、チロシナーゼの活
性化により、かえってメラニンの生成が促進される。更
に、SH化合物の中間体が紫外線によりフリーラジカル
を発生するとしてその危険性が指摘されている。(Lipi
ds 23, 587-591, 1988)。従って、黒色メラニンの代わ
りに黄褐色メラニン(フェオメラニン)を生成させよう
とする方法はその効果と安全性について疑問が持たれて
いる。
インによって、黒色メラニン(ユーメラニン)への経路
を黄褐色ないし赤色のメラニン(フェオメラニン)に誘
導して黒色メラニンの生成を抑制することも試みられて
いる。しかし紫外線、女性ホルモン、銅イオン等によ
り、SH化合物の不活性化が起こり、チロシナーゼの活
性化により、かえってメラニンの生成が促進される。更
に、SH化合物の中間体が紫外線によりフリーラジカル
を発生するとしてその危険性が指摘されている。(Lipi
ds 23, 587-591, 1988)。従って、黒色メラニンの代わ
りに黄褐色メラニン(フェオメラニン)を生成させよう
とする方法はその効果と安全性について疑問が持たれて
いる。
【0007】一方、チロシナーゼを阻害することによっ
て黒色メラニンの過剰形成が抑制ないし防止され、その
結果、皮膚の美白化が増進されることから、チロシナー
ゼ阻害剤を有効成分とする色白美肌を目的とした美白化
粧料の開発も行われるようになった。そして、本発明者
らは、先に、キヌレニン(誘導体)について研究した結
果、キヌレニン(誘導体)のチロシナーゼ活性阻害能及
び太陽光線の有害な紫外線吸収能に着目して、美白化粧
料の発明を提案したが(特開平1−102018)、そ
の後の研究の結果、これらの作用は実用に耐える程充分
ではなく、結局、実用化には至らなかった。
て黒色メラニンの過剰形成が抑制ないし防止され、その
結果、皮膚の美白化が増進されることから、チロシナー
ゼ阻害剤を有効成分とする色白美肌を目的とした美白化
粧料の開発も行われるようになった。そして、本発明者
らは、先に、キヌレニン(誘導体)について研究した結
果、キヌレニン(誘導体)のチロシナーゼ活性阻害能及
び太陽光線の有害な紫外線吸収能に着目して、美白化粧
料の発明を提案したが(特開平1−102018)、そ
の後の研究の結果、これらの作用は実用に耐える程充分
ではなく、結局、実用化には至らなかった。
【0008】キヌレニン含有「美白」化粧料が実用化に
至らなかった詳細な理由は次のとおりである。
至らなかった詳細な理由は次のとおりである。
【0009】1)紫外線UV−Aの吸収:現在最も市
販、使用されているUV−A吸収剤は「パルソールA」
(商品名)であって、下記化2に示されている。
販、使用されているUV−A吸収剤は「パルソールA」
(商品名)であって、下記化2に示されている。
【0010】
【化2】
【0011】キヌレニン及びその誘導体と「パルソール
A」の特性とを、下記表1に併記する。該表及び図1か
ら明らかなように、キヌレニン及びその誘導体は最大吸
収波長(λmax)は360〜365nmにあり、皮膚
を直接黒化する最も危険なUV−A領域(320〜38
0nm)にあり好適である。しかし、紫外線吸収の強さ
の指標となる分子吸光係数(ε)が市販のパルソールA
(ε=36,000)に比べてキヌレニン(ε=4,0
00)のそれは約10分の1にすぎない。この事はパル
ソール1%配合製品と同等な効力を持たせるにはキヌレ
ニン及びその誘導体の配合量は10倍量の10%とな
り、異常ともいえる高配合が必要となる。
A」の特性とを、下記表1に併記する。該表及び図1か
ら明らかなように、キヌレニン及びその誘導体は最大吸
収波長(λmax)は360〜365nmにあり、皮膚
を直接黒化する最も危険なUV−A領域(320〜38
0nm)にあり好適である。しかし、紫外線吸収の強さ
の指標となる分子吸光係数(ε)が市販のパルソールA
(ε=36,000)に比べてキヌレニン(ε=4,0
00)のそれは約10分の1にすぎない。この事はパル
ソール1%配合製品と同等な効力を持たせるにはキヌレ
ニン及びその誘導体の配合量は10倍量の10%とな
り、異常ともいえる高配合が必要となる。
【0012】 (表1) 最大吸収波長(λmax) 分子吸光係数(ε) 本発明物質 360〜365nm 4,000 パルソールA 355nm 35,000
【0013】2)その他の紫外線領域の吸収について:
キヌレニン及びその誘導体はUV−A領域のほかに、2
53nmに最大吸収波長を有し、その分子吸光係数は
6,700である。即ちUV−C領域(10〜290n
m)に吸収を示す。このUV−C領域の紫外線は、通常
オゾン層で吸収され、地表に到達しないため、この領域
に吸収を示しても化粧料としては意味を持たない。最も
危険な日光光線の紅斑曲線領域のUV−B領域(290
〜320nm)にはキヌレニン及びその誘導体は吸収を
示さない。従って紫外線UV−Bによる紅斑防止効果は
期待できない。
キヌレニン及びその誘導体はUV−A領域のほかに、2
53nmに最大吸収波長を有し、その分子吸光係数は
6,700である。即ちUV−C領域(10〜290n
m)に吸収を示す。このUV−C領域の紫外線は、通常
オゾン層で吸収され、地表に到達しないため、この領域
に吸収を示しても化粧料としては意味を持たない。最も
危険な日光光線の紅斑曲線領域のUV−B領域(290
〜320nm)にはキヌレニン及びその誘導体は吸収を
示さない。従って紫外線UV−Bによる紅斑防止効果は
期待できない。
【0014】3)チロシナーゼ活性阻害効果 キヌレニン及びその誘導体がチロシナーゼを阻害して黒
色メラニンの生成を抑制し、しみ・そばかす、色素沈着
防止剤として利用できることを期待した。しかし詳細に
検討した結果、キヌレニン及びその誘導体がチロシナー
ゼ阻害能を有しないことが判明した。
色メラニンの生成を抑制し、しみ・そばかす、色素沈着
防止剤として利用できることを期待した。しかし詳細に
検討した結果、キヌレニン及びその誘導体がチロシナー
ゼ阻害能を有しないことが判明した。
【0015】先の出願においては、紫外線吸収能とチロ
シナーゼ活性阻害能を発揮させ、キヌレニン(誘導体)
を黒色メラニンの沈着防止剤としての利用を提案した
が、理由1)〜3)で述べたように、紫外線吸収能は充
分でなく、チロシナーゼ活性は阻害されず、結局、色白
美肌を目的とした「美白」化粧料を得ることには成功し
なかったのである。
シナーゼ活性阻害能を発揮させ、キヌレニン(誘導体)
を黒色メラニンの沈着防止剤としての利用を提案した
が、理由1)〜3)で述べたように、紫外線吸収能は充
分でなく、チロシナーゼ活性は阻害されず、結局、色白
美肌を目的とした「美白」化粧料を得ることには成功し
なかったのである。
【0016】上記のようにキヌレニン(誘導体)を有効
成分とする「美白」化粧料の成功には至らなかったもの
の、前記したように皮膚の美容健康を保持するうえでは
黒色メラニンの生成が防止されれば良いとの新しい観点
から、肌を白くする「美白」のみにとらわれることな
く、黒色メラニンに起因することのない健康的な軽度の
日焼け、黄褐色〜赤色程度の色素の生成であれば、特に
日光が当たる戸外用の化粧品(アウトドア化粧品)とし
て充分に皮膚の美容健康維持が可能であるという全く新
しい観点に到達した。
成分とする「美白」化粧料の成功には至らなかったもの
の、前記したように皮膚の美容健康を保持するうえでは
黒色メラニンの生成が防止されれば良いとの新しい観点
から、肌を白くする「美白」のみにとらわれることな
く、黒色メラニンに起因することのない健康的な軽度の
日焼け、黄褐色〜赤色程度の色素の生成であれば、特に
日光が当たる戸外用の化粧品(アウトドア化粧品)とし
て充分に皮膚の美容健康維持が可能であるという全く新
しい観点に到達した。
【0017】そこで、「美白」化粧料としては使用不可
能なキヌレニン(誘導体)について再度着目し、先願に
係る「美白」化粧料による黒色メラニン色素以外の色素
の検討をあえて行った。その結果、全く予期せざること
に、3−ヒドロキシキヌレニンがチロシナーゼの作用に
よって生成したドーパキノンと反応して、黒色メラニン
とは異なり安全な黄褐色〜赤色の色素を生成するという
新知見を得、キヌレニンが多量に存在すればドーパキノ
ンの量が低下ないし消失し、その結果、黒色メラニンの
生成が阻害ないし抑制されるとの新規着想を得た。あわ
せて、黄褐色〜赤色の色素が生成しても皮膚の美容健康
には問題はなく、アウトドア化粧料あるいはむしろ健康
的な軽度の日焼け、いわゆるタンニング用化粧料として
の利用についての着想も新たに得た。
能なキヌレニン(誘導体)について再度着目し、先願に
係る「美白」化粧料による黒色メラニン色素以外の色素
の検討をあえて行った。その結果、全く予期せざること
に、3−ヒドロキシキヌレニンがチロシナーゼの作用に
よって生成したドーパキノンと反応して、黒色メラニン
とは異なり安全な黄褐色〜赤色の色素を生成するという
新知見を得、キヌレニンが多量に存在すればドーパキノ
ンの量が低下ないし消失し、その結果、黒色メラニンの
生成が阻害ないし抑制されるとの新規着想を得た。あわ
せて、黄褐色〜赤色の色素が生成しても皮膚の美容健康
には問題はなく、アウトドア化粧料あるいはむしろ健康
的な軽度の日焼け、いわゆるタンニング用化粧料として
の利用についての着想も新たに得た。
【0018】そこで、上記した新規着想を確認するた
め、以下の試験を実施した。すなわち、ドーパ、チロシ
ン、チロシナーゼと(3−ヒドロキシ)キヌレニンとの
関係について、下記の試料に基づいて、試験を行ってそ
れぞれ次の結果を得た。
め、以下の試験を実施した。すなわち、ドーパ、チロシ
ン、チロシナーゼと(3−ヒドロキシ)キヌレニンとの
関係について、下記の試料に基づいて、試験を行ってそ
れぞれ次の結果を得た。
【0019】(試験)チロシナーゼ:5単位、ドーパ又
はチロシン:2.5μmol、キヌレニン硫酸塩又は3
−ヒドロキシキヌレニン・2水和物1mgを0.1Mリ
ン酸緩衝液(pH=7.0)5mlになるように溶解
し、室温、3.5時間、攪拌後、キヌレニン、3−ヒド
ロキシキヌレニンのUV−Aのλmaxである355n
mでキヌレニン、3−ヒドロキシキヌレニンの消長を測
定した。各試験の内容は下記表2のとおりであり、下記
表3の結果を得た。
はチロシン:2.5μmol、キヌレニン硫酸塩又は3
−ヒドロキシキヌレニン・2水和物1mgを0.1Mリ
ン酸緩衝液(pH=7.0)5mlになるように溶解
し、室温、3.5時間、攪拌後、キヌレニン、3−ヒド
ロキシキヌレニンのUV−Aのλmaxである355n
mでキヌレニン、3−ヒドロキシキヌレニンの消長を測
定した。各試験の内容は下記表2のとおりであり、下記
表3の結果を得た。
【0020】 (表2) ─────────────────────────────────── 試験No. チロシナーゼ ドーパ/ キヌレニン 3−ヒドロキシ 空 気 チロシン キヌレニン ─────────────────────────────────── 1 + + + − + 2 + + − + + 3 加熱処理 + − + + 4 + − − + + 5 + + + − − ───────────────────────────────────
【0021】 (表3) ──────────────────────────── 試験No. 結 果 ──────────────────────────── 1 キヌレニンの消失、色素の生成 λmax=450nmを認める 2 3−ヒドロキシキヌレニンの消失、色素の生成 λmax=455nmを認める 3 3−ヒドロキシキヌレニンの消失を認めず 4 3−ヒドロキシキヌレニンの消失を認めず 5 キヌレニンの消失を認めず ────────────────────────────
【0022】上記結果から、下記の場合には、3−ヒド
ロキシキヌレニン/キヌレニンの消失及び褐色色素の生
成が認められないことが確認された。すなわち、チロシ
ナーゼによる酸化反応で、キヌレニン/3−ヒドロキシ
キヌレニンが反応し、λmaxが450〜455nmの
色素を生成することが確認された。 (1)加熱処理でチロシナーゼを失活させた場合 (2)チロシナーゼの基質であるチロシン/ドーパが存
在しない場合 (3)酸素の存在がない場合
ロキシキヌレニン/キヌレニンの消失及び褐色色素の生
成が認められないことが確認された。すなわち、チロシ
ナーゼによる酸化反応で、キヌレニン/3−ヒドロキシ
キヌレニンが反応し、λmaxが450〜455nmの
色素を生成することが確認された。 (1)加熱処理でチロシナーゼを失活させた場合 (2)チロシナーゼの基質であるチロシン/ドーパが存
在しない場合 (3)酸素の存在がない場合
【0023】そして更に検討の結果、生成した黄褐色〜
赤色の色素のひとつが、下記化3で示される式(II)を
有するキサントマチン(Xanthommatin)であることも確
認した。キサントマチンは、目の褐色色素でもあり、生
体に本来存在する色素であって安全な物質である。
赤色の色素のひとつが、下記化3で示される式(II)を
有するキサントマチン(Xanthommatin)であることも確
認した。キサントマチンは、目の褐色色素でもあり、生
体に本来存在する色素であって安全な物質である。
【0024】
【化3】
【0025】上記したキヌレニン及びその誘導体の性
質、ドーパキノンとの反応、黄褐色〜赤色色素の生成等
について、総合的に検討した結果、UV−A領域でのマ
イルドなUV−A吸収作用により太陽光線のオーバード
ーズを避けることにより種々のトラブルを防止でき、更
に吸収されなかった適正量の紫外線の影響でキヌレニン
及びその誘導体とチロシン及び関連物質よりチロシナー
ゼの作用によって新たな色素が生成することを突き止め
たのである。
質、ドーパキノンとの反応、黄褐色〜赤色色素の生成等
について、総合的に検討した結果、UV−A領域でのマ
イルドなUV−A吸収作用により太陽光線のオーバード
ーズを避けることにより種々のトラブルを防止でき、更
に吸収されなかった適正量の紫外線の影響でキヌレニン
及びその誘導体とチロシン及び関連物質よりチロシナー
ゼの作用によって新たな色素が生成することを突き止め
たのである。
【0026】即ち、本発明者は、先に、キヌレニン、キ
ヌレニン誘導体、その塩から選ばれる少なくともひとつ
を有効成分とし、アウトドアにおける紫外線の刺激で活
性化するチロシナーゼの作用によってチロシンからドー
パとなり、ドーパが酸化して生じたドーパキノンをドー
パに還元して循環させるアウトドア化粧料を開発した
(特願平11−70952)。
ヌレニン誘導体、その塩から選ばれる少なくともひとつ
を有効成分とし、アウトドアにおける紫外線の刺激で活
性化するチロシナーゼの作用によってチロシンからドー
パとなり、ドーパが酸化して生じたドーパキノンをドー
パに還元して循環させるアウトドア化粧料を開発した
(特願平11−70952)。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の先の発明
(特願平11−70952)における、チロシンからド
ーパとなり、ドーパが酸化して生じたドーパキノンをド
ーパに還元するキヌレニン(誘導体)の作用を助ける
(換言すれば、一定のアウトドア化粧料におけるキヌレ
ニン(誘導体)の量の低減をはかる)ための補助剤を開
発することを課題とした。
(特願平11−70952)における、チロシンからド
ーパとなり、ドーパが酸化して生じたドーパキノンをド
ーパに還元するキヌレニン(誘導体)の作用を助ける
(換言すれば、一定のアウトドア化粧料におけるキヌレ
ニン(誘導体)の量の低減をはかる)ための補助剤を開
発することを課題とした。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明においては、キヌ
レニン、キヌレニン誘導体、その塩から選ばれる少なく
ともひとつからなる有効成分に、ドーパキノン生成抑制
剤及び/又は紫外線防御剤を含有せしめることによっ
て、キヌレニン(誘導体)の作用を有効に補助できるア
ウトドア化粧料の開発に成功した。
レニン、キヌレニン誘導体、その塩から選ばれる少なく
ともひとつからなる有効成分に、ドーパキノン生成抑制
剤及び/又は紫外線防御剤を含有せしめることによっ
て、キヌレニン(誘導体)の作用を有効に補助できるア
ウトドア化粧料の開発に成功した。
【0029】本発明の有効成分によるキサントマチンの
生成機構と黒色メラニンの生成機構との関係は次のよう
に推論される(化4)。
生成機構と黒色メラニンの生成機構との関係は次のよう
に推論される(化4)。
【0030】
【化4】
【0031】すなわち、3−ヒドロキシキヌレニン/キ
ヌレニンは、フェニールオルトキノン、インドールオル
トキノンであるドーパキノン、ドーパクロムと反応し
て、各々ジヒドロキシフェノール、ジヒドロキシインド
ールであるドーパ、ロイコドーパクロムが生成する。こ
のことは、チロシン→ドーパ→ドーパパキノン→ロイコ
ドーパクロム→ドーパクロム→ユーメラニン(黒色メラ
ニン)(反応2)の流れを逆にして、黒色メラニンの生
成を防止できることを示すものである。また、ドーパキ
ノンは3−ヒドロキシキヌレニンを酸化して褐色色素キ
サントマチンを生成せしめ(反応1)、なお、グルタチ
オン/システインによって黄褐色〜赤色メラニンである
フェオメラニンが生成されるが(反応3)、本反応には
その効果と安全性に問題があることは既に述べたとおり
である。
ヌレニンは、フェニールオルトキノン、インドールオル
トキノンであるドーパキノン、ドーパクロムと反応し
て、各々ジヒドロキシフェノール、ジヒドロキシインド
ールであるドーパ、ロイコドーパクロムが生成する。こ
のことは、チロシン→ドーパ→ドーパパキノン→ロイコ
ドーパクロム→ドーパクロム→ユーメラニン(黒色メラ
ニン)(反応2)の流れを逆にして、黒色メラニンの生
成を防止できることを示すものである。また、ドーパキ
ノンは3−ヒドロキシキヌレニンを酸化して褐色色素キ
サントマチンを生成せしめ(反応1)、なお、グルタチ
オン/システインによって黄褐色〜赤色メラニンである
フェオメラニンが生成されるが(反応3)、本反応には
その効果と安全性に問題があることは既に述べたとおり
である。
【0032】アウトドアにおいては、日光、特に紫外線
によって、チロシナーゼの作用で黒色のメラニン色素を
形成する。しかし黒色メラニンの形成によって皮膚に黒
色の色素沈着、くすみの増大、透明度の低下等をきたし
美容上好ましくないが、本発明の有効成分においては、
本来備わっている、酵素チロシナーゼの作用を利用し
て、アウトドアにおける紫外線の刺激で活性化するチロ
シナーゼの作用によって、チロシンからドーパとなり、
ドーパが酸化して生じたドーパキノンをドーパに還元し
て循環させ、有効成分は酸化重合してキサントマチンな
どとなるものである。
によって、チロシナーゼの作用で黒色のメラニン色素を
形成する。しかし黒色メラニンの形成によって皮膚に黒
色の色素沈着、くすみの増大、透明度の低下等をきたし
美容上好ましくないが、本発明の有効成分においては、
本来備わっている、酵素チロシナーゼの作用を利用し
て、アウトドアにおける紫外線の刺激で活性化するチロ
シナーゼの作用によって、チロシンからドーパとなり、
ドーパが酸化して生じたドーパキノンをドーパに還元し
て循環させ、有効成分は酸化重合してキサントマチンな
どとなるものである。
【0033】本発明に係る化粧料の有効成分の一つであ
るキヌレニンはトリプトファンよりMethods in Enzymo
l., III, 620 (1957)記載の方法で、3−ヒドロキシキ
ヌレニンはキヌレニンよりBiochem. Prep., Vol. 7, 63
の方法に準拠し、3−ヒドロキシキヌレニン−O−グル
コシドは動物の眼球より J. Biochem., Vol. 89, 103
(1981)記載の方法等既知の方法で比較的容易に入手可能
である。又、キヌレニン又は3−ヒドロキシキヌレニン
と酸性ムコ多糖類との塩は、両者を混合すれば容易に得
られる。従って、製品の製造過程でこの二成分を混合し
ても良い。キヌレニンを多量に含むゲッシ類の毛を利用
するか、分解抽出物を利用することも可能である。キヌ
レニン(誘導体)と蔗糖、Zn、Cuとのコンプレック
スは、Z. physiol, Chem. Bd. 278. 27. (1943). Bd. 2
98. 169(1954)の方法で容易に得ることができる。
るキヌレニンはトリプトファンよりMethods in Enzymo
l., III, 620 (1957)記載の方法で、3−ヒドロキシキ
ヌレニンはキヌレニンよりBiochem. Prep., Vol. 7, 63
の方法に準拠し、3−ヒドロキシキヌレニン−O−グル
コシドは動物の眼球より J. Biochem., Vol. 89, 103
(1981)記載の方法等既知の方法で比較的容易に入手可能
である。又、キヌレニン又は3−ヒドロキシキヌレニン
と酸性ムコ多糖類との塩は、両者を混合すれば容易に得
られる。従って、製品の製造過程でこの二成分を混合し
ても良い。キヌレニンを多量に含むゲッシ類の毛を利用
するか、分解抽出物を利用することも可能である。キヌ
レニン(誘導体)と蔗糖、Zn、Cuとのコンプレック
スは、Z. physiol, Chem. Bd. 278. 27. (1943). Bd. 2
98. 169(1954)の方法で容易に得ることができる。
【0034】一般式(I)で示される化合物において、
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、イソプロピル、イソブチ
ル基等、炭素原子数10以下の直鎖又は分岐のアルキル
基が例示される。鉱酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸その他が挙げられる。
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、イソプロピル、イソブチ
ル基等、炭素原子数10以下の直鎖又は分岐のアルキル
基が例示される。鉱酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸その他が挙げられる。
【0035】酸性ムコ多糖類としては、N−アセチルグ
ルコサミン、グルコサミン等を含む酸性ムコ多糖類が広
く包含され、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヒアルロノ硫
酸、コンドロイチン硫酸、ホスホムコ多糖類等が例示さ
れる。
ルコサミン、グルコサミン等を含む酸性ムコ多糖類が広
く包含され、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヒアルロノ硫
酸、コンドロイチン硫酸、ホスホムコ多糖類等が例示さ
れる。
【0036】また、本キヌレニン(誘導体)の塩類とし
ては、塩酸塩、硫酸塩その他鉱酸塩;クエン酸塩、コハ
ク酸塩その他有機酸塩等の塩類が広く例示される。更に
は本発明キヌレニン(誘導体)は、蔗糖、Zn、Cuと
のコンプレックスを形成する特性がある。
ては、塩酸塩、硫酸塩その他鉱酸塩;クエン酸塩、コハ
ク酸塩その他有機酸塩等の塩類が広く例示される。更に
は本発明キヌレニン(誘導体)は、蔗糖、Zn、Cuと
のコンプレックスを形成する特性がある。
【0037】一般式(I)に示されるキヌレニン及び関
連物質は、トリプトファンの代謝中間体で、本来生体内
に存在するものであり、ヒト新生児、幼児の眼球に特に
多く含まれていて、加齢と共に減少し(J. Biochem., V
ol.89, 103 (1981))、安全上問題はない。Amesテ
スト(5菌株の試験)を行った結果、いずれも変異原性
は全く認められなかった。
連物質は、トリプトファンの代謝中間体で、本来生体内
に存在するものであり、ヒト新生児、幼児の眼球に特に
多く含まれていて、加齢と共に減少し(J. Biochem., V
ol.89, 103 (1981))、安全上問題はない。Amesテ
スト(5菌株の試験)を行った結果、いずれも変異原性
は全く認められなかった。
【0038】生成した褐色色素は、節足動物、軟体動物
の眼、皮膚、はね中などに存在し、ヒトの眼球にもこの
褐色色素が含まれている。このように動物体に広く含ま
れているため生成物の安全性もきわめて高い。Angew. C
hem., 69, Jahrg. 16 (1957))の方法に従って褐色色素
(Xanthommatin)を化学合成し、Amesテストを行っ
たが、変異原性は全く認められず、全く安全であること
が判明した。
の眼、皮膚、はね中などに存在し、ヒトの眼球にもこの
褐色色素が含まれている。このように動物体に広く含ま
れているため生成物の安全性もきわめて高い。Angew. C
hem., 69, Jahrg. 16 (1957))の方法に従って褐色色素
(Xanthommatin)を化学合成し、Amesテストを行っ
たが、変異原性は全く認められず、全く安全であること
が判明した。
【0039】本発明においては、キヌレニン、キヌレニ
ン誘導体、その塩から選ばれる少なくともひとつに、ド
ーパキノン生成抑制剤及び/又は紫外線防御剤が配合さ
れ、混合される。
ン誘導体、その塩から選ばれる少なくともひとつに、ド
ーパキノン生成抑制剤及び/又は紫外線防御剤が配合さ
れ、混合される。
【0040】本発明に使用するドーパキノン産生抑制剤
とは、チロシン−チロシナーゼ系抑制剤およびチロシン
−チロシナーゼ系活性化を抑制する紫外線防御剤であ
る。更に詳しくは、次のようなものが挙げられる。 A)チロシン−チロシナーゼ系活性化抑制剤 1.チロシナーゼ活性化阻害(グリコシレーション阻
害)グルコサミン及びその誘導体、リノール酸及びその
誘導体 2.チロシナーゼ活性阻害 L−アスコルビン酸及びその誘導体、コウジ酸及びその
誘導体、ハイドロキノン配糖体、エラグ酸及びその塩、
レゾルシノール誘導体、動・植物エキス B)紫外線防御剤 1.紫外線吸収剤 2.紫外線散乱剤
とは、チロシン−チロシナーゼ系抑制剤およびチロシン
−チロシナーゼ系活性化を抑制する紫外線防御剤であ
る。更に詳しくは、次のようなものが挙げられる。 A)チロシン−チロシナーゼ系活性化抑制剤 1.チロシナーゼ活性化阻害(グリコシレーション阻
害)グルコサミン及びその誘導体、リノール酸及びその
誘導体 2.チロシナーゼ活性阻害 L−アスコルビン酸及びその誘導体、コウジ酸及びその
誘導体、ハイドロキノン配糖体、エラグ酸及びその塩、
レゾルシノール誘導体、動・植物エキス B)紫外線防御剤 1.紫外線吸収剤 2.紫外線散乱剤
【0041】本発明で使用するグルコサミンはチロシナ
ーゼ活性化過程で糖鎖合成を阻害するもので、グルコサ
ミンのほかアセチルグルコサミン等のグルコサミンエス
テル、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミンエ
ーテル類も使用できる。リノール酸はチロシナーゼの糖
鎖修飾の過程でチロシナーゼ活性を低下させると言われ
る。リノール酸エチルのようなエステル類も使用でき
る。
ーゼ活性化過程で糖鎖合成を阻害するもので、グルコサ
ミンのほかアセチルグルコサミン等のグルコサミンエス
テル、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミンエ
ーテル類も使用できる。リノール酸はチロシナーゼの糖
鎖修飾の過程でチロシナーゼ活性を低下させると言われ
る。リノール酸エチルのようなエステル類も使用でき
る。
【0042】L−アスコルビン酸及びその誘導体はその
還元作用を有し、酸化反応であるドーパキノン生成反応
を抑制する。L−アスコルビン酸リン酸エステル、アス
コルビン酸−2−硫酸エステル及びそれらの塩、L−ア
スコルビン酸グルコシドが使用できる。
還元作用を有し、酸化反応であるドーパキノン生成反応
を抑制する。L−アスコルビン酸リン酸エステル、アス
コルビン酸−2−硫酸エステル及びそれらの塩、L−ア
スコルビン酸グルコシドが使用できる。
【0043】コウジ酸は銅イオンとキレートを形成し、
チロシナーゼ活性を抑制する。コウジ酸のほかコウジ酸
アルキルエステル、コウジ酸アルキルエーテル等の誘導
体も使用できる。
チロシナーゼ活性を抑制する。コウジ酸のほかコウジ酸
アルキルエステル、コウジ酸アルキルエーテル等の誘導
体も使用できる。
【0044】ハイドロキノンの配糖体はチロシナーゼを
拮抗阻害するといわれており、ハイドロキノン−β−グ
ルコース(一般名:アルブチン)、ハイドロキノン−α
−D−グルコースおよびこれらのエステル化合物、エー
テル化合物が使用可能である。
拮抗阻害するといわれており、ハイドロキノン−β−グ
ルコース(一般名:アルブチン)、ハイドロキノン−α
−D−グルコースおよびこれらのエステル化合物、エー
テル化合物が使用可能である。
【0045】レゾルシノール誘導体はチロシナーゼ活性
抑制作用を有している。4−n−エチルレゾルシノー
ル、4−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ヘキシル
レゾルシノール、4−n−イソアミルレゾルシノールが
使用できる。
抑制作用を有している。4−n−エチルレゾルシノー
ル、4−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ヘキシル
レゾルシノール、4−n−イソアミルレゾルシノールが
使用できる。
【0046】エラグ酸はチロシナーゼの銅とキレートを
形成し、チロシナーゼ活性を阻害する。エラグ酸および
3,4−ジ−D−エラグ酸、3,3’−ジ−D−メチル
エラグ酸等の誘導体およびその塩が使用できる。
形成し、チロシナーゼ活性を阻害する。エラグ酸および
3,4−ジ−D−エラグ酸、3,3’−ジ−D−メチル
エラグ酸等の誘導体およびその塩が使用できる。
【0047】動・植物エキスにも糖鎖修飾阻害によるチ
ロシナーゼ阻害及びチロシナーゼ活性阻害作用を持つも
のがある。イタドリエキス、ヤローフラワーエキス、オ
ウゴンエキス、オトギリソウエキス、チュエキス、甘草
エキス、胎盤抽出物等が使用可能である。
ロシナーゼ阻害及びチロシナーゼ活性阻害作用を持つも
のがある。イタドリエキス、ヤローフラワーエキス、オ
ウゴンエキス、オトギリソウエキス、チュエキス、甘草
エキス、胎盤抽出物等が使用可能である。
【0048】紫外線防御剤が紫外線吸収剤としては、 (A)(PABA系)パラアミノ安息香酸、パラアミノ
安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラ
ジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安
息香酸−2−エチルヘキシル (B)(けい皮酸系)p−メトキシ桂皮酸−2−エチル
ヘキシル、p−メトキシ桂皮酸−2−エトキシエチル、
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリ
セリル、2,5−ジイソプロピル桂皮酸メチル、トリメ
トキシ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
イソペンチル (C)(ベンゾフェノン系)2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルフォン酸塩、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,
4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンジスルフォ
ン酸塩、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン (D)(サリチル酸系)サリチル酸オクチル、サリチル
酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、サ
リチル酸ジプロピレングリコール (E)(その他)ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、
4−tert−ブチル−4′−メトキシベンゾイルメタ
ン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2,4,6−トリス[4−(2−エチ
ルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−
トリアジン、シノキサート、1−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオ
ン、ジメトキシベンジリデンジオキシイミダゾリンプロ
ピオン酸2−エチルヘキシルである。又紫外線散乱剤と
して、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、カオリ
ン、タルク等の無機粉体が使用できる。
安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラ
ジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安
息香酸−2−エチルヘキシル (B)(けい皮酸系)p−メトキシ桂皮酸−2−エチル
ヘキシル、p−メトキシ桂皮酸−2−エトキシエチル、
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリ
セリル、2,5−ジイソプロピル桂皮酸メチル、トリメ
トキシ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
イソペンチル (C)(ベンゾフェノン系)2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルフォン酸塩、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,
4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンジスルフォ
ン酸塩、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン (D)(サリチル酸系)サリチル酸オクチル、サリチル
酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、サ
リチル酸ジプロピレングリコール (E)(その他)ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、
4−tert−ブチル−4′−メトキシベンゾイルメタ
ン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2,4,6−トリス[4−(2−エチ
ルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−
トリアジン、シノキサート、1−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオ
ン、ジメトキシベンジリデンジオキシイミダゾリンプロ
ピオン酸2−エチルヘキシルである。又紫外線散乱剤と
して、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、カオリ
ン、タルク等の無機粉体が使用できる。
【0049】本発明の有効成分には、光学異性があり、
一般的にはL−体であるが、D−体、DL−体も本使用
目的に供することができる。また、本発明の有効成分
は、安全性に問題ないので使用時の含量には特に制限を
設ける必要はないがアウトドア化粧料中0.01%〜1
0%が良く、好ましくは0.05%〜8%、更に好まし
くは0.08%〜3%が良い。キヌレニン及びその誘導
体はMethods in Enzymol Vol.III, 620, Biochem. Pre
p. Vol.7、62に準じて化学合成的に、または酵素的に
比較的容易に入手できる。
一般的にはL−体であるが、D−体、DL−体も本使用
目的に供することができる。また、本発明の有効成分
は、安全性に問題ないので使用時の含量には特に制限を
設ける必要はないがアウトドア化粧料中0.01%〜1
0%が良く、好ましくは0.05%〜8%、更に好まし
くは0.08%〜3%が良い。キヌレニン及びその誘導
体はMethods in Enzymol Vol.III, 620, Biochem. Pre
p. Vol.7、62に準じて化学合成的に、または酵素的に
比較的容易に入手できる。
【0050】また、ドーパキノン生成抑制剤又は紫外線
防御剤については、グルコサミン及びその誘導体、リノ
ール酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導
体、コウジ酸及びその誘導体、アルブチン及びその誘導
体、エラグ酸及びその誘導体、ルシノール及びその誘導
体、動・植物エキス及び紫外線防御剤よりからなる群か
ら選ばれた一種または二種以上の配合量には特に制限は
ないが、0.01〜10.0重量%、好ましくは、0.
1〜5.0重量%を配合する。
防御剤については、グルコサミン及びその誘導体、リノ
ール酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導
体、コウジ酸及びその誘導体、アルブチン及びその誘導
体、エラグ酸及びその誘導体、ルシノール及びその誘導
体、動・植物エキス及び紫外線防御剤よりからなる群か
ら選ばれた一種または二種以上の配合量には特に制限は
ないが、0.01〜10.0重量%、好ましくは、0.
1〜5.0重量%を配合する。
【0051】本発明のアウトドア化粧料は必要に応じ
て、油性成分、保湿剤、界面活性剤、防腐剤、香料など
を配合して、常法にしたがってスキンケア製品、ヘアケ
ア製品を製造することができる。すなわち、本発明に係
る化粧料を調製するには、化粧料や外用剤調製の常法に
したがえばよく、用いる基剤などによって何ら制限され
るものではない。したがって、本発明の化粧品は、必要
に応じて、通常、医薬品、医薬部外品、化粧品等に配合
される油脂類、保湿剤類、顔料類、色素類、界面活性剤
類、抗酸化剤類、防腐剤類、水溶性高分子類、等を適宜
配合することができる。
て、油性成分、保湿剤、界面活性剤、防腐剤、香料など
を配合して、常法にしたがってスキンケア製品、ヘアケ
ア製品を製造することができる。すなわち、本発明に係
る化粧料を調製するには、化粧料や外用剤調製の常法に
したがえばよく、用いる基剤などによって何ら制限され
るものではない。したがって、本発明の化粧品は、必要
に応じて、通常、医薬品、医薬部外品、化粧品等に配合
される油脂類、保湿剤類、顔料類、色素類、界面活性剤
類、抗酸化剤類、防腐剤類、水溶性高分子類、等を適宜
配合することができる。
【0052】本発明のアウトドア化粧料の剤型は任意で
あり、例えば化粧水のような可溶化系、乳液、クリーム
などの乳化系または軟膏、分散液などの任意の剤型をと
ることができる。次に本発明の実施例を示す。
あり、例えば化粧水のような可溶化系、乳液、クリーム
などの乳化系または軟膏、分散液などの任意の剤型をと
ることができる。次に本発明の実施例を示す。
【0053】
【実施例1〜9】表4の通りにローションを調整した。 (表4) ─────────────────────────── <アルコール相> ─────────────────────────── 95%エタノール 25.0重量% ポリオキシエチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル 2.0 防腐剤、酸化防止剤 適量 香料 適量 薬剤(表5および表6記載のアルコール可溶成分の各%) ─────────────────────────── <水 相> ─────────────────────────── 薬剤(表5および表6記載の水溶性成分の各%) グリセリン 2.0% プロピレングリコール 1.0 イオン交換水 残余 ─────────────────────────── 上記のようなアルコール相、水相を混合調整後可溶化す
る。 (黒色度進行試験)戸外における皮膚の黒色進行に悩む
被験者を1群5名とし、1種類の試料ローションを毎日
外出前顔面に塗布し、3ヶ月後に下記に示す基準に従っ
て、黒色進行の遅延度を調べた。 (判定基準) ◎:被験者の内、有効と認めたものが、80%以上 ○:被験者の内、有効と認めたものが、50〜80% △:被験者の内、有効と認めたものが、30〜50% ×:被験者の内、有効と認めたものが、30%未満
る。 (黒色度進行試験)戸外における皮膚の黒色進行に悩む
被験者を1群5名とし、1種類の試料ローションを毎日
外出前顔面に塗布し、3ヶ月後に下記に示す基準に従っ
て、黒色進行の遅延度を調べた。 (判定基準) ◎:被験者の内、有効と認めたものが、80%以上 ○:被験者の内、有効と認めたものが、50〜80% △:被験者の内、有効と認めたものが、30〜50% ×:被験者の内、有効と認めたものが、30%未満
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】 表5の対照例と表6の実施例と比較すると明らかなよう
に、実施例の方に黒色進行の遅延効果がみられた。
に、実施例の方に黒色進行の遅延効果がみられた。
【0056】
【実施例10:ローションの製造】 1)ステアリン酸 1.5重量% 2)セチルアルコール 0.5 3)水添ラノリン 2.0 4)ポリオキシエチレン(20モル) モノオレイン酸エステル 1.0 5)エタノール 10.0 6)p−アミノ安息香酸エチル 0.5 7)4−n−ブチルレゾルシノール 1.0 8)エラグ酸 0.5 9)プロピレングリコール 5.0 10)3ヒドロキシ−L−キヌレニン 2.0 11)香料 適量 12)防腐剤、酸化防止剤 適量 13)イオン交換水 残余 9)〜13)、5)〜8)及び1)〜4)を各々混合溶
解し、70℃に加熱する。3種の溶液を良く混合し、予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化させる。良く
撹拌しながら30℃まで冷却する。
解し、70℃に加熱する。3種の溶液を良く混合し、予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化させる。良く
撹拌しながら30℃まで冷却する。
【0057】
【実施例11:クリームの製造】 1)ステアリルアルコール 7.0重量% 2)ステアリン酸 2.0 3)水添ラノリン 2.0 4)p−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル 3.5 5)スクワラン 5.0 6)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 7)ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 3.0 8)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 9)プロピレングリコール 5.0 10)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 1.0 11)アルブチン 0.5 12)DL−キヌレニン硫酸塩 2.0 13)香料 適量 14)防腐剤、酸化防止剤 適量 15)イオン交換水 残余 イオン交換水に9)〜12)を加え、70℃に加熱す
る。他の成分を混合、70℃に加熱融解し、水相に添
加、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、良く撹拌しながら30℃まで冷却する。
る。他の成分を混合、70℃に加熱融解し、水相に添
加、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、良く撹拌しながら30℃まで冷却する。
【0058】
【実施例12】 W/O型エマルジョン化粧品 (A)ペンタオレイン酸デカグリセリン 2.5重量% 新油性処理酸化チタン 2.0 オクチルメトキシシンナメート 6.0 ポリリシノール酸ヘキサグリセリン 0.3 スクワラン 5.0 デカメチルシクロペンタンシロキサン 12.0 リノール酸 2.0 プロピルパラベン 0.1 (B)硫酸マグネシウム 0.5 グリセリン 5.0 コージ酸 1.0 グルコサミン 1.0 胎盤抽出物 2.0 メチルパラベン 0.2 イオン交換水 残余 (A)、(B)を各々別個に溶解後、乳化機にかけエマ
ルジョン化粧品を得る。
ルジョン化粧品を得る。
【0059】
【発明の効果】キヌレニン、キヌレニン誘導体、その塩
から選ばれる少なくともひとつからなる有効成分に、ド
ーパキノン生成抑制剤及び/又は紫外線防御剤を混合含
有させることによって、キヌレニン(誘導体)のドーパ
キノンに対する還元作用を有効に補助できるアウトドア
化粧料を得ることができた。
から選ばれる少なくともひとつからなる有効成分に、ド
ーパキノン生成抑制剤及び/又は紫外線防御剤を混合含
有させることによって、キヌレニン(誘導体)のドーパ
キノンに対する還元作用を有効に補助できるアウトドア
化粧料を得ることができた。
【図1】溶媒として水を用い、濃度を8.48×(1/
105モル/Lとした場合のDL−キヌレニン硫酸塩の
紫外線吸収スペクトルを示す。
105モル/Lとした場合のDL−キヌレニン硫酸塩の
紫外線吸収スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 H K X 7/48 7/48 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB191 AB211 AB212 AB241 AB242 AB321 AB431 AB441 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC242 AC251 AC252 AC341 AC342 AC402 AC421 AC422 AC472 AC481 AC482 AC491 AC581 AC582 AC791 AC792 AC841 AC842 AC851 AC852 AD042 AD172 AD201 AD202 AD221 AD311 AD391 AD512 AD642 BB46 CC05 DD31 DD32 EE16 EE17
Claims (12)
- 【請求項1】 下記化1で示される一般式(I)で表さ
れるキヌレニン、キヌレニン誘導体、その塩から選ばれ
る少なくともひとつを有効成分として含有してなり、ア
ウトドアにおける紫外線の刺激で活性化するチロシナー
ゼの作用によって、チロシンからドーパとなり、ドーパ
が酸化して生じたドーパキノンをドーパに還元して循環
させるアウトドア化粧料にドーパキノン生成抑制剤及び
/又は紫外線防御剤を含有せしめてなるアウトドア化粧
料。 【化1】 (但し式中、 X:水素又は水酸基を表すか、あるいは、水酸基とグル
コースとの配糖体を形成する。 R:水素又は低級アルキル基を表す。 A:遊離、あるいは、鉱酸又は酸性ムコ多糖類を表す。
(蔗糖、Zn、Cuの場合は、コンプレックスを形成す
る。) - 【請求項2】 キヌレニン、キヌレニン誘導体がL−キ
ヌレニン、DL−キヌレニン、3−ヒドロキシ−L−キ
ヌレニン、3−ヒドロキシ−DL−キヌレニン及びそれ
らのβ−グルコシドから選ばれた1もしくは2以上であ
ることを特徴とする請求項1に記載のアウトドア化粧
料。 - 【請求項3】 ドーパキノン生成抑制剤がグルコサミン
及びその誘導体、リノール酸及びその誘導体、L−アス
コルビン酸及びその誘導体、コウジ酸及びその誘導体、
ハイドロキノンの配糖体及びその誘導体、エラグ酸及び
その誘導体、レゾルシノール誘導体、動・植物エキスか
ら選ばれた1もしくは2以上であることを特徴とする請
求項1〜2のいずれか1項に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項4】 紫外線防御剤が紫外線吸収剤として、 (A)(PABA系)パラアミノ安息香酸、パラアミノ
安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラ
ジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安
息香酸−2−エチルヘキシル (B)(けい皮酸系)p−メトキシ桂皮酸−2−エチル
ヘキシル、p−メトキシ桂皮酸−2−エトキシエチル、
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリ
セリル、2,5−ジイソプロピル桂皮酸メチル、トリメ
トキシ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
イソペンチル (C)(ベンゾフェノン系)2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルフォン酸塩、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,
4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンジスルフォ
ン酸塩、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン (D)(サリチル酸系)サリチル酸オクチル、サリチル
酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、サ
リチル酸ジプロピレングリコール (E)(その他)ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、
4−tert−ブチル−4′−メトキシベンゾイルメタ
ン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2,4,6−トリス[4−(2−エチ
ルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−
トリアジン、シノキサート、1−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオ
ン、ジメトキシベンジリデンジオキシイミダゾリンプロ
ピオン酸2−エチルヘキシル又紫外線散乱剤として、酸
化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、カオリン、タル
クから選ばれた1もしくは2以上であることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載のアウトドア化粧
料。 - 【請求項5】 グルコサミン及びその誘導体が、グルコ
サミン、アセチルグルコサミン、グルコサミンメチルエ
ーテルから選ばれた1もしくは2以上であることを特徴
とする請求項3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項6】 リノール酸及びその誘導体が、リノール
酸及び/又はリノール酸エチルであることを特徴とする
請求項3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項7】 L−アスコルビン酸及びその誘導体が、
L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン
酸−2−硫酸エステル、アスコルビン酸グルコシドまた
はそれらの塩から選ばれた1もしくは2以上であること
を特徴とする請求項3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項8】 コウジ酸及びその誘導体が、コウジ酸、
コウジ酸アルキルエステル、コウジ酸アルキルエーテル
から選ばれた1もしくは2以上であることを特徴とする
請求項3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項9】 ハイドロキノン配糖体が、ハイドロキノ
ン−β−D−グルコースであることを特徴とする請求項
3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項10】 エラグ酸及びその誘導体が、エラグ
酸、3,4−ジ−D−エラグ酸、3,3′−ジ−D−メ
チルエラグ酸から選ばれた1もしくは2以上であること
を特徴とする請求項3に記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項11】 レゾルシノール誘導体が、4−n−ブ
チルレゾルシノールであることを特徴とする請求項3に
記載のアウトドア化粧料。 - 【請求項12】 動・植物エキスが、イタドリエキス、
ヤローフラワーエキス、オウゴンエキス、オトギリソウ
エキス、チュエキス、甘草エキス、胎盤抽出物から選ば
れた1もしくは2以上であることを特徴とする請求項3
に記載のアウトドア化粧料。
Priority Applications (1)
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