JP2002053441A - 透明ヘアリンス剤 - Google Patents
透明ヘアリンス剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】透明な外観を有し、毛髪に対するリンス効果
が、第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコール等を
主剤とする白濁クリーム状リンスと比べて遜色のない透
明ヘアリンス剤を提供する。 【構成】 次の成分(A)〜(C): (A)アルキルアンモニウム塩、アミドアミン及びその
塩から選ばれた一種又は二種以上のカチオン性界面活性
剤0.2〜5重量% (B)25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のシリコーン油0.1〜5重量% (C)HLBが6以上の非イオン界面活性剤0.2〜1
0重量%を含有する透明ヘアリンス剤。
が、第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコール等を
主剤とする白濁クリーム状リンスと比べて遜色のない透
明ヘアリンス剤を提供する。 【構成】 次の成分(A)〜(C): (A)アルキルアンモニウム塩、アミドアミン及びその
塩から選ばれた一種又は二種以上のカチオン性界面活性
剤0.2〜5重量% (B)25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のシリコーン油0.1〜5重量% (C)HLBが6以上の非イオン界面活性剤0.2〜1
0重量%を含有する透明ヘアリンス剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な外観を有し、毛
髪に対するリンス効果が、第四級アンモニウム塩と固形
の高級アルコール等を主剤とする白濁クリーム状リンス
と比べて遜色のない透明ヘアリンス剤に関するものであ
る。
髪に対するリンス効果が、第四級アンモニウム塩と固形
の高級アルコール等を主剤とする白濁クリーム状リンス
と比べて遜色のない透明ヘアリンス剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】毛髪になめらかさや、くし通りを良くす
る等のリンス効果をもつヘアリンス剤としては、一般に
ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナ
ー等の商品がある。これらのヘアリンス剤は、基本的に
は主に第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコールと
の複合体のゲルに油分を乳化したクリーム状組成物であ
る。これらが毛髪に吸着することにより、前記のいわゆ
るリンス効果が得られる。しかし、こうした剤系のもの
は外観が不透明であり、透明性が要求される場合には不
向きであった。従来、透明タイプのヘアリンス剤として
は、縮合ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルベタインと多価
アルコールを併用した透明リンスが提案されている。
(特開平5−331028)しかし、このものは濯ぎ時
において、配合されているリンス成分の大半が洗い流さ
れてしまうため、乾燥後のリンス効果が弱く、満足でき
るものではなかった。また、カチオン性高分子を多量に
配合したリンス剤も、濯ぎ時にリンス成分であるカチオ
ン性高分子の大半が洗い流されるため、毛髪に対するリ
ンス効果が不十分なものであった。こうした使用感を改
良した透明ヘアリンス剤として、本発明者は先に、塩化
ステアリルトリメチルアンモニウム、スクワラン等の油
分、ポリオキシエチレンオレイルエーテルを含有する透
明ヘアリンス剤が、上記課題を解決することを見出し提
案している。(特願平12−005922、特願平12
−077799)しかし、この透明ヘアリンス剤も、上
記の第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコール等を
主剤とするクリーム状ヘアリンスに比べるとリンス効果
が劣るものであり、改良の余地を残しているのが実情で
あった。
る等のリンス効果をもつヘアリンス剤としては、一般に
ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナ
ー等の商品がある。これらのヘアリンス剤は、基本的に
は主に第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコールと
の複合体のゲルに油分を乳化したクリーム状組成物であ
る。これらが毛髪に吸着することにより、前記のいわゆ
るリンス効果が得られる。しかし、こうした剤系のもの
は外観が不透明であり、透明性が要求される場合には不
向きであった。従来、透明タイプのヘアリンス剤として
は、縮合ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルベタインと多価
アルコールを併用した透明リンスが提案されている。
(特開平5−331028)しかし、このものは濯ぎ時
において、配合されているリンス成分の大半が洗い流さ
れてしまうため、乾燥後のリンス効果が弱く、満足でき
るものではなかった。また、カチオン性高分子を多量に
配合したリンス剤も、濯ぎ時にリンス成分であるカチオ
ン性高分子の大半が洗い流されるため、毛髪に対するリ
ンス効果が不十分なものであった。こうした使用感を改
良した透明ヘアリンス剤として、本発明者は先に、塩化
ステアリルトリメチルアンモニウム、スクワラン等の油
分、ポリオキシエチレンオレイルエーテルを含有する透
明ヘアリンス剤が、上記課題を解決することを見出し提
案している。(特願平12−005922、特願平12
−077799)しかし、この透明ヘアリンス剤も、上
記の第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコール等を
主剤とするクリーム状ヘアリンスに比べるとリンス効果
が劣るものであり、改良の余地を残しているのが実情で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、上
記の事情に鑑み、透明な外観を有し、毛髪に対するリン
ス効果が、第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコー
ル等を主剤とする白濁クリーム状リンスと比べて遜色の
ない透明ヘアリンス剤を提供することを目的とする。
記の事情に鑑み、透明な外観を有し、毛髪に対するリン
ス効果が、第四級アンモニウム塩と固形の高級アルコー
ル等を主剤とする白濁クリーム状リンスと比べて遜色の
ない透明ヘアリンス剤を提供することを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、カチオン性界面活性
剤、特定のシリコーン油、HLBが6以上の非イオン界
面活性剤から成る透明ヘアリンス剤が、上記課題を解決
し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
達成するために鋭意研究した結果、カチオン性界面活性
剤、特定のシリコーン油、HLBが6以上の非イオン界
面活性剤から成る透明ヘアリンス剤が、上記課題を解決
し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は次の成分(A)〜(C): (A)アルキルアンモニウム塩、アミドアミン及びその
塩から選ばれた一種又は二種以上のカチオン性界面活性
剤0.2〜5重量% (B)25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のシリコーン油0.1〜5重量% (C)HLBが6以上の非イオン界面活性剤0.2〜1
0重量%を含有する透明ヘアリンス剤に関するものであ
る。
塩から選ばれた一種又は二種以上のカチオン性界面活性
剤0.2〜5重量% (B)25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のシリコーン油0.1〜5重量% (C)HLBが6以上の非イオン界面活性剤0.2〜1
0重量%を含有する透明ヘアリンス剤に関するものであ
る。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用するカチオン性界面活性剤としては、セチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、水素添加牛脂アルキルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロライド、ジ直鎖アルキルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジ直鎖アルキル−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウムクロライド、モノ直鎖アルキルペンタ
エトキシ化アンモニウムクロライド等のアルキルアンモ
ニウム塩類、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミ
ド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等のア
ミドアミン及びこれらを有機酸、無機酸で中和した塩を
例示することが出来、これらの一種または二種以上を使
用する。
使用するカチオン性界面活性剤としては、セチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、水素添加牛脂アルキルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロライド、ジ直鎖アルキルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジ直鎖アルキル−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウムクロライド、モノ直鎖アルキルペンタ
エトキシ化アンモニウムクロライド等のアルキルアンモ
ニウム塩類、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミ
ド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等のア
ミドアミン及びこれらを有機酸、無機酸で中和した塩を
例示することが出来、これらの一種または二種以上を使
用する。
【0007】本発明においては、上記カチオン性界面活
性剤を透明ヘアリンス剤の全量に対して、0.2〜5重
量%、好ましくは1.0〜3.5重量%の範囲で使用す
る。0.2重量%未満では、毛髪に対するリンス効果が
不十分である。また、5重量%を超えて配合すると、透
明性の良いものが得られず、また温度安定性の面で不十
分なものとなり好ましくない。
性剤を透明ヘアリンス剤の全量に対して、0.2〜5重
量%、好ましくは1.0〜3.5重量%の範囲で使用す
る。0.2重量%未満では、毛髪に対するリンス効果が
不十分である。また、5重量%を超えて配合すると、透
明性の良いものが得られず、また温度安定性の面で不十
分なものとなり好ましくない。
【0008】本発明では、25℃における粘度が20平
方ミリメートル/秒以下のシリコーン油の一種または二
種以上を使用する。このようなシリコーン油としては、
オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキ
サン、25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテト
ラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ド
デカメチルシクロヘキサシロキサン、25℃における粘
度が20平方ミリメートル/秒以下のメチルシクロポリ
シロキサン、25℃における粘度が20平方ミリメート
ル/秒以下のメチルフェニルポリシロキサン等を例示す
ることができ、好ましくは、25℃における粘度が5平
方ミリメートル/秒以下のメチルポリシロキサンの一種
または二種以上を使用する。25℃における粘度が20
平方ミリメートル/秒を超えるシリコーン油を使用した
場合は、外観の透明性を損ない好ましくない。
方ミリメートル/秒以下のシリコーン油の一種または二
種以上を使用する。このようなシリコーン油としては、
オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキ
サン、25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテト
ラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ド
デカメチルシクロヘキサシロキサン、25℃における粘
度が20平方ミリメートル/秒以下のメチルシクロポリ
シロキサン、25℃における粘度が20平方ミリメート
ル/秒以下のメチルフェニルポリシロキサン等を例示す
ることができ、好ましくは、25℃における粘度が5平
方ミリメートル/秒以下のメチルポリシロキサンの一種
または二種以上を使用する。25℃における粘度が20
平方ミリメートル/秒を超えるシリコーン油を使用した
場合は、外観の透明性を損ない好ましくない。
【0009】本発明においては、25℃における粘度が
20平方ミリメートル/秒以下のシリコーン油を透明ヘ
アリンス剤の全量に対して、0.1〜5重量%、好まし
くは0.5〜3重量%の範囲で使用する。0.1重量%
未満では、毛髪に対するリンス効果が不十分である。ま
た、5重量%を超えて配合すると、透明性の良いものが
得られず、また温度安定性も悪いものとなる。
20平方ミリメートル/秒以下のシリコーン油を透明ヘ
アリンス剤の全量に対して、0.1〜5重量%、好まし
くは0.5〜3重量%の範囲で使用する。0.1重量%
未満では、毛髪に対するリンス効果が不十分である。ま
た、5重量%を超えて配合すると、透明性の良いものが
得られず、また温度安定性も悪いものとなる。
【0010】更に、上記のシリコーン油以外の油分、例
えば、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィ
ン等の炭化水素油類、パルミチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニ
ル、ホホバ油、アボカド油、ラノリン等のエステル油
類、トリオクタン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、オリーブ油等のトリグリセライド類、
メチルハイドロジェンシリコーン油、ステアロキシ変性
シリコーン油、トリメチルシロキシケイ酸油等のシリコ
ーン油類、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノー
ル、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、
デシルテトラデカノール等の高級アルコール類等の油分
の一種または二種以上を本発明を損なわない範囲で適宜
添加しても良い。これらの油分を添加する場合は、25
℃における粘度が20平方ミリメートル/秒以下のシリ
コーン油の重量に対して、50倍量以下が適当であり、
10倍量以下が好ましく、3倍量以下が更に好ましい。
えば、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィ
ン等の炭化水素油類、パルミチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニ
ル、ホホバ油、アボカド油、ラノリン等のエステル油
類、トリオクタン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、オリーブ油等のトリグリセライド類、
メチルハイドロジェンシリコーン油、ステアロキシ変性
シリコーン油、トリメチルシロキシケイ酸油等のシリコ
ーン油類、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノー
ル、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、
デシルテトラデカノール等の高級アルコール類等の油分
の一種または二種以上を本発明を損なわない範囲で適宜
添加しても良い。これらの油分を添加する場合は、25
℃における粘度が20平方ミリメートル/秒以下のシリ
コーン油の重量に対して、50倍量以下が適当であり、
10倍量以下が好ましく、3倍量以下が更に好ましい。
【0011】本発明で使用するHLBが6以上の非イオ
ン界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエ
チレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベ
ヘニルエーテル、ポリオキシエチレンモノラウレート、
ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチレン
モノステアレート、ポリオキシエチレンジステアレー
ト、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエ
チレンジオレエート、ポリオキシエチレンモノイソステ
アレート、ポリオキシエチレンジイソステアレート、ポ
リオキシエチレングリセリルトリオレエート、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート、テトラオレイ
ン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレ
ン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチ
レン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合
体等のポリオキシエチレン系界面活性剤、ヤシ油脂肪酸
スクロース、ラウリン酸スクロース、オレイン酸スクロ
ース等のショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ソルビタ
ン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エ
ステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチ
ン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセ
リル等のポリグリセリン脂肪酸エステル等を例示するこ
とが出来、これらの一種または二種以上を使用する。
ン界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエ
チレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベ
ヘニルエーテル、ポリオキシエチレンモノラウレート、
ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチレン
モノステアレート、ポリオキシエチレンジステアレー
ト、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエ
チレンジオレエート、ポリオキシエチレンモノイソステ
アレート、ポリオキシエチレンジイソステアレート、ポ
リオキシエチレングリセリルトリオレエート、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート、テトラオレイ
ン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレ
ン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチ
レン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合
体等のポリオキシエチレン系界面活性剤、ヤシ油脂肪酸
スクロース、ラウリン酸スクロース、オレイン酸スクロ
ース等のショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ソルビタ
ン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エ
ステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチ
ン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセ
リル等のポリグリセリン脂肪酸エステル等を例示するこ
とが出来、これらの一種または二種以上を使用する。
【0012】本発明においては、上記HLBが6以上の
非イオン界面活性剤を透明ヘアリンス剤の全量に対し
て、0.2〜10重量%、好ましくは2〜7重量%の範
囲で使用する。0.2重量%未満では、透明性の良いも
のが得られず、また温度安定性も悪いものとなる。ま
た、10重量%を超えて配合すると、毛髪への塗布が重
くなり使用性が悪いものとなる。
非イオン界面活性剤を透明ヘアリンス剤の全量に対し
て、0.2〜10重量%、好ましくは2〜7重量%の範
囲で使用する。0.2重量%未満では、透明性の良いも
のが得られず、また温度安定性も悪いものとなる。ま
た、10重量%を超えて配合すると、毛髪への塗布が重
くなり使用性が悪いものとなる。
【0013】さらに、本発明においては、グリセリン及
び/又は平均重合度が2〜10のポリグリセリンを使用
すると、毛髪に対するリンス効果を更に向上することが
できる。平均重合度が2〜10のポリグリセリンとして
は、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を例示するこ
とができ、これらの一種または二種以上を使用する。こ
れらの内、毛髪に対するリンス効果の点からジグリセリ
ンが最も好ましい。更にグリセリン及びポリグリセリン
中のジグリセリンの純度は60重量%が好ましく、80
重量%以上がより好ましい。
び/又は平均重合度が2〜10のポリグリセリンを使用
すると、毛髪に対するリンス効果を更に向上することが
できる。平均重合度が2〜10のポリグリセリンとして
は、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を例示するこ
とができ、これらの一種または二種以上を使用する。こ
れらの内、毛髪に対するリンス効果の点からジグリセリ
ンが最も好ましい。更にグリセリン及びポリグリセリン
中のジグリセリンの純度は60重量%が好ましく、80
重量%以上がより好ましい。
【0014】本発明の透明ヘアリンス剤において、グリ
セリン及び/又はポリグリセリンの配合量は、透明ヘア
リンス剤の全量に対して、0.1〜20重量%、好まし
くは3〜15重量%である。0.1重量%未満では、毛
髪に対するリンス効果を高める効果がなく、また20重
量%を超えて配合すると、髪への塗布が重くなって、使
用性が悪いものとなったり、乾燥後の毛髪の風合いが重
くなり過ぎるため好ましくない。
セリン及び/又はポリグリセリンの配合量は、透明ヘア
リンス剤の全量に対して、0.1〜20重量%、好まし
くは3〜15重量%である。0.1重量%未満では、毛
髪に対するリンス効果を高める効果がなく、また20重
量%を超えて配合すると、髪への塗布が重くなって、使
用性が悪いものとなったり、乾燥後の毛髪の風合いが重
くなり過ぎるため好ましくない。
【0015】また、本発明の透明ヘアリンス剤は、上記
の成分を必須とするが、本発明を損なわない範囲で、ヘ
アリンス剤に通常使用される成分を添加しても良い。こ
のような任意に添加される成分としては、例えば、グリ
セリン、ポリグリセリン以外の多価アルコール等の保湿
剤、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等
の水溶性高分子、カチオン化ヒドロキシエチルセルロー
ス、カチオン化グァーガム等のカチオン化水溶性高分
子、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキシ
ド等の両性界面活性剤、アルキルアルカノールアミド等
の非イオン性界面活性剤、生薬、ラノリン誘導体、蛋白
誘導体、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、pH調整剤、色
素、香料等を挙げることができる。
の成分を必須とするが、本発明を損なわない範囲で、ヘ
アリンス剤に通常使用される成分を添加しても良い。こ
のような任意に添加される成分としては、例えば、グリ
セリン、ポリグリセリン以外の多価アルコール等の保湿
剤、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等
の水溶性高分子、カチオン化ヒドロキシエチルセルロー
ス、カチオン化グァーガム等のカチオン化水溶性高分
子、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキシ
ド等の両性界面活性剤、アルキルアルカノールアミド等
の非イオン性界面活性剤、生薬、ラノリン誘導体、蛋白
誘導体、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、pH調整剤、色
素、香料等を挙げることができる。
【0016】本発明の透明ヘアリンス剤は、常法に従っ
て製造することができ、例えば、水相と油相とをアンカ
ーミキサー等の撹拌機を用いて、均一撹拌することによ
り得ることができる。
て製造することができ、例えば、水相と油相とをアンカ
ーミキサー等の撹拌機を用いて、均一撹拌することによ
り得ることができる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】実施例1〜10、比較例1〜10 表中記載の組成にて、透明ヘアリンス剤を調製し、下記
評価基準に基づき評価した。その結果を表1〜2に示
す。
評価基準に基づき評価した。その結果を表1〜2に示
す。
【0019】(製法)油分、非イオン界面活性剤等から
成る油相、及びカチオン性界面活性剤、グリセリン及び
/又はポリグリセリン等の多価アルコール類、水溶性高
分子、精製水等から成る水相を、それぞれ70〜80℃
で加熱溶解した。油相をアンカーミキサーにて撹拌しな
がら、水相を徐々に添加して均一溶解し、その後、室温
まで撹拌しながら冷却して調製した。
成る油相、及びカチオン性界面活性剤、グリセリン及び
/又はポリグリセリン等の多価アルコール類、水溶性高
分子、精製水等から成る水相を、それぞれ70〜80℃
で加熱溶解した。油相をアンカーミキサーにて撹拌しな
がら、水相を徐々に添加して均一溶解し、その後、室温
まで撹拌しながら冷却して調製した。
【0020】(評価方法及び評価基準) 1)透明性 実施例、比較例で調製した組成物の状態を目視にて観察
し、以下の評価基準を基に評価した。 ◎:極めて良好な透明性を呈する ○:良好な透明性を呈する △:少し濁る ×:白濁を呈する 2)使用感 健常女性パネラー10名により実施例、比較例で調製し
た試料を用い評価した。各パネラーは、市販のヘアシャ
ンプー(通常のアルキル硫酸エステル塩系シャンプー)
で洗髪後の毛髪に、各試料5gずつを塗布し、その時の
「塗布の仕易さ」、また約40℃の温湯ですすぎ洗いし
ているときの「指どおり」、及びドライヤー乾燥後の毛
髪の感触(「しなやかさ」、「なめらかさ」、「くし通
り」)を対照用試料(塩化ステアリルトリメチルアンモ
ニウム2.0%、ステアリルアルコール3.0%、トリ
2−エチルヘキサン酸グリセリル2.0%、プロピレン
グリコール5.0%及び精製水88.0%からなるクリ
ーム状リンス)と比較して、以下の基準に従って評価し
た。 (評価基準) 「塗布の仕易さ」 「指どおり」 ◎:対照試料より良好 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 ×:対照試料より不良 「しなやかさ」 「なめらかさ」 ◎:対照試料より良好 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 ×:対照試料より不良 「くし通り」 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 3)経時安定性 実施例、比較例で調製した試料を50℃の恒温槽に1ヵ
月間、0℃の恒温槽に3ヵ月間放置後におけるそれぞれ
の状態、及び凍結解凍(−15℃で凍結後、室温解凍す
る操作を5回行なった)後の状態を目視にて観察し、以
下の評価基準を基に評価した。 (評価基準) ○:状態変化なし ×:白濁、結晶化、分離等の状態変化がある
し、以下の評価基準を基に評価した。 ◎:極めて良好な透明性を呈する ○:良好な透明性を呈する △:少し濁る ×:白濁を呈する 2)使用感 健常女性パネラー10名により実施例、比較例で調製し
た試料を用い評価した。各パネラーは、市販のヘアシャ
ンプー(通常のアルキル硫酸エステル塩系シャンプー)
で洗髪後の毛髪に、各試料5gずつを塗布し、その時の
「塗布の仕易さ」、また約40℃の温湯ですすぎ洗いし
ているときの「指どおり」、及びドライヤー乾燥後の毛
髪の感触(「しなやかさ」、「なめらかさ」、「くし通
り」)を対照用試料(塩化ステアリルトリメチルアンモ
ニウム2.0%、ステアリルアルコール3.0%、トリ
2−エチルヘキサン酸グリセリル2.0%、プロピレン
グリコール5.0%及び精製水88.0%からなるクリ
ーム状リンス)と比較して、以下の基準に従って評価し
た。 (評価基準) 「塗布の仕易さ」 「指どおり」 ◎:対照試料より良好 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 ×:対照試料より不良 「しなやかさ」 「なめらかさ」 ◎:対照試料より良好 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 ×:対照試料より不良 「くし通り」 ◎:対照試料より良好 ○:対照試料と同等 △:対照試料よりやや不良 ×:対照試料より不良 3)経時安定性 実施例、比較例で調製した試料を50℃の恒温槽に1ヵ
月間、0℃の恒温槽に3ヵ月間放置後におけるそれぞれ
の状態、及び凍結解凍(−15℃で凍結後、室温解凍す
る操作を5回行なった)後の状態を目視にて観察し、以
下の評価基準を基に評価した。 (評価基準) ○:状態変化なし ×:白濁、結晶化、分離等の状態変化がある
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】表1〜2より、本発明による実施例1〜1
0の透明ヘアリンス剤は、透明性、使用感、経時安定性
のいずれも優れた性能を示した。一方、比較例1〜10
のヘアリンス剤は、透明性、使用感、経時安定性の面で
いずれか、またはすべての点において不十分な結果であ
った。
0の透明ヘアリンス剤は、透明性、使用感、経時安定性
のいずれも優れた性能を示した。一方、比較例1〜10
のヘアリンス剤は、透明性、使用感、経時安定性の面で
いずれか、またはすべての点において不十分な結果であ
った。
【0024】
【発明の効果】本発明の透明ヘアリンス剤は、透明な外
観を有し、毛髪に対して、第四級アンモニウム塩と固形
の高級アルコール等を主剤とする白濁クリーム状リンス
と比べて遜色のないリンス効果を有するものである。
観を有し、毛髪に対して、第四級アンモニウム塩と固形
の高級アルコール等を主剤とする白濁クリーム状リンス
と比べて遜色のないリンス効果を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 敦之 大阪府泉大津市臨海町1丁目20番 阪本薬 品工業株式会社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB052 AC022 AC121 AC122 AC182 AC641 AC642 AC691 AC692 AD111 AD112 AD151 AD152 AD282 BB04 BB06 CC39 DD23 DD27 EE28
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)〜(C): (A)アルキルアンモニウム塩、アミドアミン及びその
塩から選ばれた一種又は二種以上のカチオン性界面活性
剤0.2〜5重量% (B)25℃における粘度が20平方ミリメートル/秒
以下のシリコーン油0.1〜5重量% (C)HLBが6以上の非イオン界面活性剤0.2〜1
0重量%を含有する透明ヘアリンス剤。 - 【請求項2】 さらに、グリセリン及び/又は平均重合
度2〜10のポリグリセリン0.1〜20重量%含有す
る請求項1記載の透明ヘアリンス剤。 - 【請求項3】 平均重合度2〜10のポリグリセリン
が、ジグリセリンである請求項2記載の透明ヘアリンス
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000241368A JP2002053441A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 透明ヘアリンス剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000241368A JP2002053441A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 透明ヘアリンス剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002053441A true JP2002053441A (ja) | 2002-02-19 |
Family
ID=18732565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000241368A Pending JP2002053441A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 透明ヘアリンス剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002053441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008233547A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Hoya Corp | 車載カメラ用レンズ硝材及び車載カメラ用レンズ |
-
2000
- 2000-08-09 JP JP2000241368A patent/JP2002053441A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008233547A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Hoya Corp | 車載カメラ用レンズ硝材及び車載カメラ用レンズ |
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