JP2002053143A - 通気性袋 - Google Patents

通気性袋

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JP2002053143A
JP2002053143A JP2000243595A JP2000243595A JP2002053143A JP 2002053143 A JP2002053143 A JP 2002053143A JP 2000243595 A JP2000243595 A JP 2000243595A JP 2000243595 A JP2000243595 A JP 2000243595A JP 2002053143 A JP2002053143 A JP 2002053143A
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heat
adhesive
adhesive sheet
intermittent
groove
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Shigeru Takeshita
茂 竹下
Yukihiro Kamimura
幸浩 上村
Hisaya Wada
寿哉 和田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋内の空気の脱気性が良好であり、且つ簡単
な工程で製造できる低コストの米等を包装するための通
気性袋を提供することである。 【解決手段】 基材層と熱接着性樹脂層を備えた四角
形状の2枚の積層フイルムを熱接着性樹脂層面を重ね合
わせた少なくとも1辺に熱接着部と非熱接着部とからな
る断続熱接着部が形成された袋において、2枚の積層フ
イルム間に1枚または2枚の熱接着性シート、2つ折り
された熱接着性シート、表面に連通する溝を有する熱接
着性シートを挿入した状態で断続熱接着部が形成された
構成からなる、断続熱接着部の非熱接着部において2枚
の積層フィルムと熱接着性フィルム間にそれぞれ形成さ
れる隙間および連通する溝から内部の空気を容易に脱気
することができる通気性袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米袋等として使用
できる通気性袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、米袋等として使用する通気性袋と
しては、4角形状の2枚の熱接着性を有する積層フィル
ムを重ね合わせて、少なくとも1辺に熱接着部と非熱接
着部からなる断続熱接着部を形成し、形成された断続熱
接着部の非熱接着部から袋の内部の空気を排出させて脱
気させるようにした構成の袋が知られている。しかしな
がら、この構成の袋の場合、非熱接着部において2枚の
積層フィルム間に隙間が形成され難いため内部の空気の
脱気性がよくなく、非熱接着部を大きくすると米等の内
容物が漏れだすおそれがあるし、非熱接着部を小さくす
ると更に脱気しにくくなるという欠点を有している。
【0003】上記の欠点を改良した通気性袋としては、
例えば、登録実用新案公報第3053828号に記載さ
れていような、収納袋の周辺部の互いに重なる2枚のフ
ィルム同士がヒートシールにより接着されている箇所の
適所に、接合部の長さ方向に適当間隔おきに非接着部が
形成され、非接着部において2枚のフィルム間に2つ折
りされた不織布製のテープがその折り曲げ部が収納袋の
内方を向き、2つ折りされた不織布製のテープの各片が
2枚のフィルムの内面側を構成する各層に融着するが、
各片同士が融着しないように介在され、非接着部を空気
抜き部分とした構成の収納袋が知られている。
【0004】上記のようなヒートシール部に不織布を介
在させた構成の収納袋においては、2枚のフィルム同士
が不織布製のテープが挿入された状態でヒートシールに
より接着されているので、ヒートシール部における2枚
のフィルムの接着強度が不十分になるという欠点があ
る。また、製造工程が煩雑であり、不織布製のテープが
高価であるためコスト高になるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、袋内
の空気の脱気性が良好であり、且つ簡単な工程で製造で
きる低コストの米等を包装するための通気性袋を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】基材層と熱接着性樹脂層
を備えた四角形状の2枚の積層フイルムを前記熱接着性
樹脂層面を重ね合わせた少なくとも1辺に熱接着部と非
熱接着部とからなる断続熱接着部が形成された袋におい
て、2枚の前記積層フイルム間に熱接着性シートが挿入
された状態で前記断続熱接着部が形成された構成とする
ことにより、断続熱接着部の非熱接着部において2枚の
積層フィルム間に熱接着性シートが挿入されているので
隙間が形成されその隙間を通して内部の空気を排出する
ことができるので優れた脱気性が得られる。また、断続
熱接着部の熱接着部において十分な接着強度が得られる
ので袋の強度が低下することがない。
【0007】上記の通気性袋において、熱接着性シート
が2枚重ねられた構成とすることにより、断続熱接着部
の非熱接着部において2枚の積層フィルムと2枚の熱接
着性シート間に3箇所き隙間が形成できるので脱気性が
良好となる。
【0008】上記の通気性袋において、熱接着性シート
が2つ折りされ折目が内側に位置する構成とすることに
より、非熱接着部の断続熱接着部の内端において2枚の
積層フィルムと熱接着性シートの折目部にて隙間が形成
されやすいので脱気性が良好となる。
【0009】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の少なくとも片面に連通する溝が形成された構成とする
ことにより、断続熱接着部の非熱接着部において2枚の
積層フィルムの内面と熱接着性シート間にそれぞれ隙間
および連通する溝が形成されるので、その隙間および溝
を通して内部の空気を容易に排出することができるので
優れた脱気性が得られる。
【0010】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の連通する溝がエンボス加工により形成された構成とす
ることにより、所定形状のエンボス金型を使用して熱接
着性シートをエンボス加工することにより表面に連通す
る溝を有する熱接着性シートを簡単に形成することがで
きる。
【0011】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の連通する溝が熱接着性樹脂を押出成形する際に冷却ロ
ール表面に形成された溝に対応する凸条が転写されて形
成された構成とすることにより、熱接着性樹脂層を押出
し成形する際に使用する冷却ロール表面に所定形状の連
通する溝に対応する凸条を設けておくことにより、熱接
着性樹脂層の表面に連通する溝を効率的に形成すること
ができる。
【0012】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の内端が断続熱接着部の内端より内側に延出している構
成とすることにより、非熱接着部の断続熱接着部の内端
において2枚の積層フイルムと熱接着性シートとの間に
隙間を形成しやすくなるので、その隙間からの内部の空
気の脱気性が優れたものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態の平
面図、図2は図1におけるI−I拡大断面図、図3は図
1におけるII−II拡大断面図、図4は第2実施形態の図
2に対応する拡大断面図、図5は第3実施形態の図2に
対応する拡大断面図、図6は第4実施形態の図2に対応
する拡大断面図、図7は第5実施形態の図2に対応する
拡大断面図であって、1は積層フイルム、2は断続熱接
着部、2aは熱接着部、2bは非熱接着部、3は端縁熱接着
部、4, 4',4"は熱接着性シート、5, 5' は溝、6は折目
をそれぞれ表す。
【0014】本発明の第1実施形態は図1〜図3に示す
とおりである。平面形状は、図1に示すように、内面に
熱接着性樹脂層を有する4角形状の積層フイルム1を熱
接着性樹脂層を内側にして2枚重ね合わせて、両側端部
に熱接着部2aと非熱接着部2bからなる断続熱接着部2を
形成するとともに下端部に端縁熱接着部3を形成した4
角形状の袋であって、両側端部に形成された断続熱接着
部2は、2枚の積層フィルム1の熱接着性樹脂層間に上
下方向の全長にわたってテープ状の熱接着性シート4を
挿入した状態で熱接着部2aにより接着され、非熱接着部
2bでは2枚の積層フィルム1間に熱接着性シート4が挿
入されている構成である。第1実施形態では、熱接着性
シート4の内端は断続熱接着部2の内端、即ち、熱接着
部2aの内端よりも内方に延出し且つ熱接着性シート4の
外端は袋の側端と一致するように挿入されている。
【0015】第1実施形態において、非熱接着部2bの断
面形状は、図2に示すとおり、2枚の積層フィルム1間
に熱接着性シート4が挿入されて、積層フィルム1の内
面の熱接着性樹脂層と熱接着性シート4間が接着されず
に隙間がある状態となっている。また、熱接着部2aの断
面形状は、図3に示すとおり、2枚の積層フィルム1間
に熱接着性シート4が挿入された状態で、2枚の積層フ
ィルム1の内面の熱接着性樹脂層と熱接着性シート4間
がそれぞれ熱接着されて密封されているものである。第
1実施形態では、断続熱接着部2の内端にて2枚の積層
フィルム1と熱接着性シート4間にそれぞれ隙間が形成
されるので、形成された2箇所の隙間から内部の空気を
排出できるので優れた脱気性が得られる。使用する熱接
着性シート4の厚さは30〜150μmとするのが好ま
しい。
【0016】本発明の第2実施形態は、表面に連通する
溝5が形成された熱接着性シート4'が使用されている以
外は基本的には第1実施形態と同じ構成である。熱接着
性シート4'は熱接着性シートをエンボス加工することに
より表面に連通する溝5が形成された構成である。第2
実施形態の断続熱接着部2の非熱接着部2bにおける断面
形状は、図4に示すとおりであり、2枚の積層フィルム
1間に連通する溝5が形成された熱接着性シート4'が挿
入されて、積層フィルム1の内面の熱接着性樹脂層と熱
接着性シート4'間が接着されずに隙間がある状態となっ
ている。熱接着部2aにおける断面形状は、図3に示す状
態と同様に、2枚の積層フィルム1が熱接着性シート4'
を介して熱接着性シート4'の凹凸が潰れた状態で完全に
接着されている。第2実施形態では、断続熱接着部2の
内端にて2枚の積層フィルム1と熱接着性シート4'の両
面間にそれぞれ隙間が形成れるとともに連通する溝5が
形成された状態となるので、熱接着性シート4'の両面に
形成される隙間および連通する溝5をとおして内部の空
気を容易に排出することができるので優れた脱気性が得
られる。
【0017】本発明の第3実施形態は、表面に連通する
溝5'が形成された熱接着性シート4"が使用されている以
外は基本的には第1実施形態と同じ構成からなる。熱接
着性シート4"は熱接着性樹脂を押出成形する際に冷却ロ
ール表面に形成された溝に対応する凸条が転写されるこ
とにより形成された連通する溝5を有する構成である。
第3実施形態の断続熱接着部2の非熱接着部2bにおける
断面形状は、図5に示すとおり、2枚の積層フィルム1
間に表面に連通する溝5が形成された熱接着性シート4"
が挿入されて、2枚の積層フィルム1の内面と熱接着性
シート4"間に隙間および連通する溝5が形成された状態
となっている。熱接着部2aにおける断面形状は、図3に
示す状態と同様に、2枚の積層フィルム1が熱接着性シ
ート4"を介して熱接着性シート4"の凹凸が潰れた状態で
完全に接着されている。第3実施形態においても、第2
実施形態と同様に優れた脱気性が得られるとともに、第
3実施形態の熱接着性シート4"における連通する溝5'
は、熱接着性樹脂を押出成形する際に冷却ロール表面に
形成された溝に対応する凸条が転写されて形成された構
成であり、潰れることがなく確実に連通する溝5が確保
できるのでより優れた脱気性が得られるものである。
【0018】本発明の第4実施形態は、2枚の積層フィ
ルム1の熱接着性樹脂層間に2枚重ねのテープ状の熱接
着性シート4を挿入した状態で断続熱接着部2が形成さ
れている点で異なる以外は第1実施形態と同じ構成であ
る。図6に示すように、断続熱接着部2の非熱接着部2b
では2枚の積層フィルム1間に2枚の熱接着性シート4
が挿入されており、2枚の積層フィルム1と熱接着性シ
ート4間および2枚の熱接着性シート4間の3箇所に隙
間が形成されるので、優れた脱気性が得られるものであ
る。
【0019】本発明の第5実施形態は、2枚の積層フィ
ルム1の熱接着性樹脂層間に2つ折りされた熱接着性シ
ート4が折目を内側にして挿入した状態で断続熱接着部
2が形成されている点で異なる以外は第1実施形態と同
じ構成である。図7に示すように、断続熱接着部2の非
熱接着部2bでは2枚の積層フィルム1間に2つ折りされ
た熱接着性シート4が折目を内側にして挿入されてお
り、2枚の積層フィルム1と熱接着性シート4間に2箇
所の隙間が形成されるとともに、断続熱接着部2の内端
において接着性フィルム4の折目と2枚の積層フィルム
1間に隙間が形成されやすくなるので優れた脱気性が得
られるものである。第5実施形態では2枚の積層フィル
ム1間に2つ折りされた熱接着性シート4が折目を内側
にして挿入しているが、折目を外側にして挿入した構成
とすることもできる。
【0020】第1〜第5実施形態において、非熱接着部
2bの断続熱接着部2に平行方向の長さは3〜15mmと
することが好ましい。本発明の通気性袋においては、非
熱接着部2bにおける2枚の積層フィルム1間に熱接着性
シート4, 4',4"が挿入されている構成であり、熱接着性
シート4, 4',4"を挿入しない構成の通気性袋と比較して
非熱接着部2bから内部に収納される米等の内容物が漏れ
だし難いので、非熱接着部2bの長さを比較的大きくする
ことができる。断続熱接着部2における熱接着部2aの長
さは任意であり、一定数の非熱接着部2bが形成でき且つ
熱接着強度が得られる範囲で適当に設定すればよい。第
1〜第5実施形態における熱接着部2aの接着強度は積層
フィルム1同士の熱接着強度と同一レベルの強い接着強
度が得られる。なお、上記実施形態においては、対向す
る2辺の積層フィルム1間に熱接着性シート4, 4',4"が
挿入されている構成にて説明を行ったが、どちらか1
辺、或いは端縁熱接着部を形成している1辺に挿入した
構成として使用することも可能である。
【0021】第3実施形態では熱接着性シートを製造す
る際に冷却ロールの表面の凸条を転写することにより両
面に連通する溝5'を形成した熱接着性シート4"を使用し
ているが、片面のみに連通する溝5'を形成した熱接着性
シートを使用することもできる。また、熱接着性シート
4',4" に形成する連通する溝5,5'の平面形状としては、
連通する溝が形成できる形状であればよく、万線状、破
線万線状、角型の格子状、菱型の格子状等からなる任意
の形状としてもよい。万線状ないしは破線万線状の溝の
場合には、万線の方向が断続熱接着部2の長手方向と斜
めに交差する形状とするのが好ましい。連通する溝5,5'
の深さとしては、熱接着性シート4',4"の厚さを考慮す
ると3〜80μmとするのが好ましい。また、溝の断面
形状としては半円形状ないしはU字状とするのがよく、
そうすることにより、連通する溝5,5'の断面積を大きく
することができるので脱気性が優れたものとなる。
【0022】第1〜第5実施形態において、断続熱接着
部2に挿入される熱接着性シート4,4',4"の内端は断続
熱接着部2の内端、即ち、熱接着部2aの内端よりも一定
距離だけ内方へ延出した状態とすることにより、2枚の
積層フィルム1と熱接着性シート4, 4',4"間に隙間がで
きやすくなり優れた脱気性が得られる。なお、熱接着性
シート4, 4',4"の内端を断続熱接着部2の内端、即ち、
熱接着部2aの内端より内側に延出させずに、熱接着性シ
ート4, 4',4"の内端を断続熱接着部2の内端と一致する
ようにしてもよいし、熱接着性シートの内端を断続熱接
着部2の内端より一定距離外側にくるようにしてもよ
い。この場合でも比較的良好な脱気性が得られる。
【0023】熱接着性フイルム4は低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等か
らなるフィルムが使用できる。また、2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート、2軸延伸ナイロン、2軸延伸ポリ
プロピレン等のフィルムの両面に上記の樹脂を積層した
構成とすることもできる。熱接着性フイルム4の厚さと
しては20〜150μmが好ましい。極端に薄すぎると
断続熱接着部2において2枚の積層フィルム1間にテー
プ状の熱接着性シート4を挿入する際にテンションによ
り伸びてしまって加工性がわるくなる。熱接着性フイル
ム4'としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等からなるフィルム、ない
しは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、2
軸延伸ナイロン、2軸延伸ポリプロピレン等の両面に上
記の樹脂からなる層を積層した構成のフィルムをエンボ
ス加工したものを使用することができる。熱接着性シー
ト4"としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、
2軸延伸ナイロン、2軸延伸ポリプロピレン等のフィル
ムの両面に低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を押出ラミネーシ
ョンにより積層されてなり、上記の樹脂からなる熱接着
性樹脂層の表面に、押出ラミネーターの冷却ロール表面
に形成された凸条が転写されて連通する溝5'が形成され
た構成のものが使用できる。熱接着性シート4"の構成と
しては、例えば、押出ポリエチレン10〜60μm/2
軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm/押出ポリ
エチレン10〜60μmである。
【0024】積層フイルム1の構成としては、強度的に
優れた2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム、
2軸延伸ナイロンフイルム、2軸延伸ポリプロピレン、
線状低密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン等から
なる基材層と、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等からなる熱接着性樹脂層との積層体が使用され
る。米等を包装する袋であるので、強度的に優れた袋で
あることが好ましい。積層フィルムの構成としては、例
えば、2軸延伸ナイロン15μm/押出線状低密度ポリ
エチレン30〜80μm、2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレート12μm/押出線状低密度ポリエチレン30〜
80μm、2軸延伸ナイロン15μm/ドライラミネー
ション/線状低密度ポリエチレンフィルム30〜80μ
m、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm/ド
ライラミネーション/線状低密度ポリエチレンフィルム
30〜80μm、線状低密度ポリエチレン30〜60μ
m/ドライラミネーション/線状低密度ポリエチレン3
0〜80μm、線状低密度ポリエチレン30〜60μm
/押出線状低密度ポリエチレン30〜80μm等であ
る。
【0025】
【発明の効果】基材層と熱接着性樹脂層を備えた四角形
状の2枚の積層フイルムを前記熱接着性樹脂層面を重ね
合わせた少なくとも1辺に熱接着部と非熱接着部とから
なる断続熱接着部が形成された袋において、2枚の前記
積層フイルム間に熱接着性シートが挿入された状態で前
記断続熱接着部が形成された構成とすることにより、断
続熱接着部の非熱接着部において2枚の積層フィルム間
に熱接着性シートが挿入されているので隙間が形成され
その隙間を通して内部の空気を排出することができるの
で優れた脱気性が得られる。また、断続熱接着部の熱接
着部において十分な接着強度が得られるので袋の強度が
低下することがない。
【0026】上記の通気性袋において、熱接着性シート
が2枚重ねられた構成、ないしはに熱接着性シートが2
つ折りされ折目が内側に位置する構成とすることによ
り、断続熱接着部の非熱接着部において2枚の積層フィ
ルムと熱接着性シート間に隙間が形成されやすくなるの
で優れた脱気性が得られる。
【0027】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の少なくとも片面に連通する溝が形成された構成とする
ことにより、断続熱接着部の非熱接着部において2枚の
積層フィルムの内面と熱接着性シート間にそれぞれ隙間
および連通する溝が形成されるので、その隙間および溝
を通して内部の空気を容易に排出することができるので
優れた脱気性が得られる。
【0028】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の連通する溝がエンボス加工により形成された構成、な
いしは熱接着性樹脂を押出成形する際に冷却ロール表面
に形成された溝に対応する凸条が転写されて形成された
構成とすることにより、所定形状のエンボス金型ないし
は冷却ロールを使用することにより、表面に連通する溝
を有する熱接着性シートを簡単に形成することができ
る。
【0029】上記の通気性袋において、熱接着性シート
の内端が断続熱接着部の内端より内側に延出している構
成とすることにより、非熱接着部の断続熱接着部の内端
において2枚の積層フイルムと熱接着性シートとの間に
隙間を形成しやすくなるので、その隙間からの内部の空
気の脱気性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の平面図。
【図2】図1におけるI−I拡大断面図。
【図3】図1におけるII−II拡大断面図。
【図4】第2実施形態の図2に対応する拡大断面図。
【図5】第3実施形態の図2に対応する拡大断面図。
【図6】第4実施形態の図2に対応する拡大断面図。
【図7】第5実施形態の図2に対応する拡大断面図。
【符号の説明】
1 積層フイルム 2 断続熱接着部 2a 熱接着部 2b 非熱接着部 3 端縁熱接着部 4,4',4" 熱接着性シート 5,5' 溝 6 折目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 寿哉 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA05 BA21 BB03 BC18 EA03 EA04 EA30 FA01 GA04 HD06 HE03 HM01 HN05 4F207 AA05 AA07 AA08 AA24 AE10 AG03 AG05 AH54 KA01 KA17 KK65 KL65 KW41 KW42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層と熱接着性樹脂層を備えた四角形
    状の2枚の積層フイルムを前記熱接着性樹脂層面を重ね
    合わせた少なくとも1辺に熱接着部と非熱接着部とから
    なる断続熱接着部が形成された袋において、2枚の前記
    積層フイルム間に熱接着性シートが挿入された状態で前
    記断続熱接着部が形成された構成からなることを特徴と
    する通気性袋。
  2. 【請求項2】 前記熱接着性シートが2枚重ねられた構
    成からなることを特徴とする請求項1記載の通気性袋。
  3. 【請求項3】 前記熱接着性シートが2つ折りされ折目
    が内側に位置する構成からなることを特徴とする請求項
    2記載の通気性袋。
  4. 【請求項4】 前記熱接着性シートの少なくとも片面に
    連通する溝が形成された構成であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の通気性袋。
  5. 【請求項5】 前記熱接着性シートの連通する溝がエン
    ボス加工にて形成されたものであることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の通気性袋。
  6. 【請求項6】 前記熱接着性シートの連通する溝が熱接
    着性樹脂を押出成形する際に冷却ロール表面に形成され
    た溝に対応する凸条が転写されることにより形成された
    ものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の通気性袋。
  7. 【請求項7】 前記熱接着性シートの内端が前記断続熱
    接着部の内端より内側に延出している構成からなること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通気性
    袋。
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