JP2002052441A - 工作機械の旋回割出し装置 - Google Patents

工作機械の旋回割出し装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 工作機械の工具ユニットなどの旋回機構にお
いて、フェースギヤカップリングで旋回部材を固定した
ときと固定を開放したときとで旋回部材の軸方向移動が
生じないようにする。 【解決手段】 スリーピース型のフェースギヤによる旋
回割出し装置において、固定フェースギヤ35は、不動
部材28との間に介装された積層薄板リング29の円周
上の複数箇所を不動部材28と固定フェースギヤ35と
に交互に定着することによって固定され、かつ、固定フ
ェースギヤ35を連結フェースギヤ側に向けて付勢する
付圧ばね36を備える。積層薄板リング29は、複数枚
のリング状の金属薄板の積層体で、定着位置の間での金
属薄板の面直角方向の撓みを利用して、固定フェースギ
ヤを若干軸方向に移動可能に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械の工具
ユニットやワーク保持ユニットなどを旋回自在に支持し
ている部分に用いられる旋回割出し装置に関するもの
で、スリーピース形のフェースギヤカップリング(面歯
車継手)によって割出し位置の固定を行なう上記装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋回部材の割出し位置を高剛性かつ高精
度で固定する装置として、カービックカップリングやハ
ースカップリングなどと呼ばれるフェースギヤカップリ
ングが広く用いられている。本願発明の理解を容易にす
るために、タレット旋盤のタレットの割出し位置の固定
にフェースギヤカップリングを用いた例を模式的に示す
図3及び図4を参照して、ツーピース形とスリーピース
形のフェースギヤカップリングの固定構造とその特徴に
ついて簡単に説明する。
【0003】図3はツーピース形のフェースギヤカップ
リングを用いた構造を示すものである。タレット(旋回
部材)1は、これと実質上一体の旋回軸2を軸受3、3
で刃物台(不動部材)4に旋回自在かつ軸方向移動自在
に支持されている。タレット1の背面とこれに対向する
刃物台4の端面とに、それぞれ回転フェースギヤ5と固
定フェースギヤ6とが固定されている。両軸受3、3の
間には、旋回軸2に設けたピストン7と刃物台4の軸孔
に形成したシリンダ8とにより、タレット1を軸方向移
動させるための油圧シリンダが形成されている。タレッ
ト1を割出し旋回する割出し装置は図には示されていな
い。
【0004】このツーピース形のフェースギヤカップリ
ングでは、回転フェースギヤ5または固定フェースギヤ
6のいずれか一方を軸方向に移動して、両フェースギヤ
5、6の嵌脱を行なうことにより、旋回部材(図ではタ
レット)の固定状態と自由回転状態を実現している。従
って、ツーピース形の構造では、回転フェースギヤまた
は固定フェースギヤのいずれかを、その歯丈に相当する
量だけ軸方向に移動させる必要があるが、図3のように
旋回部材を軸方向移動させると、旋回部材への回転伝達
機構が複雑になる。一方、フェースギヤカップリング
5、6のいずれか一方を旋回部材または不動部材に対し
て軸方向移動可能に装着したときは、旋回部材1自体は
軸方向移動しなくてよくなるが、フェースギヤカップリ
ングを軸方向移動可能にに装着する部分の剛性や精度が
フェースギヤカップリングのそれよりも大幅に低下し、
フェースギヤカップリングを使用したときの高剛性かつ
高精度という特徴が失われる結果となる。
【0005】図4はスリーピース形のフェースギヤカッ
プリングを用いたときのタレットの支持構造を示すもの
で、刃物台4に固定した固定フェースギヤ11とタレッ
ト1に固定した回転フェースギヤ5とは、同一平面上に
同一方向を向いて配置され、この両者に対向する連結フ
ェースギヤ12が図示しない油圧シリンダ等により、軸
方向移動自在に配置される。このスリーピース形のもの
は、連結フェースギヤ12を前進させて回転フェースギ
ヤ5及び固定フェースギヤ11と噛合させることによ
り、回転フェースギヤ5が連結フェースギヤ12を介し
て固定フェースギヤ11で固定させる。連結フェースギ
ヤ12が固定フェースギヤに噛合すると、連結フェース
ギヤ12の位置が固定フェースギヤ11によって規定さ
れるため、連結フェースギヤ12の支持部分の剛性や精
度が低くても、これによって回転フェースギヤの位置精
度や剛性が低下することがない。
【0006】以上の説明によれば、スリーピース形のフ
ェースギヤカップリングは完全なように考えられるけれ
ども、現実には組立精度や加工精度の関係で、固定フェ
ースギヤ11と回転フェースギヤ5とを完全な同一平面
上に配置することは不可能で、誤差による軸方向の出入
りが生ずる。連結フェースギヤ12は、どちらか一方の
フェースギヤに噛合するとその前進が停止するので、他
方のフェースギヤとの間に隙間または噛合い力の不足が
生じ、これが旋回部材の割出し位置精度ないし剛性を低
下させる。そこで現実には、ツーピース形の場合と同様
に、タレット1を連結フェースギヤ12の押付け力の2
分の1の押付け力で連結フェースギヤ側に押圧する油圧
シリンダを設けて、固定フェースギヤ11に噛合した連
結フェースギヤ12に回転フェースギヤ5を押付ける構
造を採用している。ツーピース型の場合と異なるのは、
この押付け時のタレット1の軸方向移動は、誤差分だけ
のミクロンないしサブミクロンの単位であるから、この
移動は部材の弾性変形で吸収され、タレット1の支持構
造や駆動構造を複雑化させることがないということであ
る。
【0007】図3及び図4のいずれの構造であっても、
タレット1はフェースギヤカップリングによって割出し
位置を固定されたときには、旋回方向のみならず軸方向
にも高い精度で位置決めされるが、旋回可能な状態にな
っているときのタレット1の軸方向位置は、固定されて
いるときの軸方向位置と異なる位置になる。図3の場合
は、フェースギヤの歯丈に相当する軸方向移動が生じ、
図4の場合は、ミクロンないしサブミクロン単位の軸方
向移動が生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】タレットの場合は、割
出し位置を固定しないでワークを加工するということが
ないので、タレットが旋回可能になったときのタレット
の軸方向移動がワークの加工精度に影響することはな
い。しかしながら、マシニングセンタの主軸のように、
割出し位置を固定して加工が行なわれるときもあれば、
旋回しながら加工が行なわれるときもある場合には、割
出し位置を固定したときと固定を解除したときとの軸方
向移動は、ワークの加工精度を低下させる要因となる。
図5は刃物台15にY軸回りに旋回及び割出し位置決め
可能な回転工具ユニット16を搭載した複合旋盤の例を
示したものであるが、この旋盤の回転工具ユニット16
は、Y軸回りの角度を所定の割出し位置で固定された状
態で加工を行なうこともあれば、Y軸回りに低速旋回し
ながら加工を行なうことも、定められた割出し角度以外
の角度で停止した状態で加工を行なうこともある。な
お、図5において、17は主軸台、18は主軸台に軸支
された主軸、19は主軸の先端に装着されたチャック、
20はチャック19に保持されたワークであり、刃物台
15は通常の旋盤と同様にZ軸及びX軸方向に移動可能
である。
【0009】工作機械は高精度かつ高剛性であることが
基本的に要求される。上記のような複合旋盤の回転工具
ユニット16の割出し位置の固定にも、高剛性かつ高精
度という特徴から、フェースギヤカップリングの採用が
望ましい。しかし、たとえスリーピース形を使用したし
ても、従来構造をそのまま使用したときは、フェースギ
ヤカップリングで割出し位置を固定して加工を行なうと
きと、固定を解いて回転工具ユニット16をY軸回りに
旋回させながら加工を行なうときでは、加工位置がY軸
方向にミクロンないしサブミクロンの単位で移動すると
いう現象が起る。この移動はワークの加工誤差となって
現れる。この誤差をNC装置で補正するには、Y軸制御
を行なう必要があり、この補正のためのみに回転工具ユ
ニット16のY軸送り装置とその制御装置とを追加する
ことは、現実的ではない。
【0010】そこでこの発明は、フェースギヤカップリ
ングによって旋回部材を固定したときと固定を開放した
ときとで旋回部材の軸方向移動が生じず、高剛性かつ高
精度であるというフェースギヤカップリングの特徴を有
効に発揮させることが可能な、構造が簡単でコンパクト
な旋回割出し装置を得ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の工作機械の旋
回割出し装置は、旋回部材16、25に固定された回転
フェースギヤ26と、この回転フェースギヤと同一平面
かつ同方向にして不動部材に固定された固定フェースギ
ヤ35と、上記2個のフェースギヤ26、35に対向し
てその進出時に当該2個のフェースギヤ26、35に同
時に噛合する連結フェースギヤ40とを備えた工作機械
の旋回割出し装置において、固定フェースギヤ35と不
動部材28とは、それらの間に介装された積層薄板リン
グ29の円周上の複数箇所を不動部材28と固定フェー
スギヤ35とに交互に定着することによって固定され、
かつ、上記固定された固定フェースギヤ35を連結フェ
ースギヤ側に向けて付勢する付圧ばね36を備えること
により、上記課題を解決したものである。また付圧ばね
36の伸縮ストロークを制限するストッパ38を設ける
ことにより、装置の耐久性と作動安定性が向上する。
【0012】ここで積層薄板リングは、複数枚のリング
状の金属薄板の積層体で、その円周方向の位置を交互に
不動部材28と固定フェースギヤ35とに定着すること
により、両定着位置の間での金属薄板の面直角方向の撓
みを利用して、固定フェースギヤ35を若干軸方向に移
動可能にかつ金属薄板のリングを複数枚積層することに
よって、その円周方向には大きな剛性が得られるように
したものである。
【0013】また、付圧ばねとしては、付勢力が大きく
かつ短ストロークである点で皿ばねが適しており、装置
をコンパクトにする上でも有利である。ばねは伸縮スト
ロークが大きいと疲労によるばね力の低下や永久歪みが
生ずるため、付圧ばねの伸縮ストロークを最小限にする
ため、ストッパ38でばねの伸長位置を規定している。
付圧ばね36の付勢力は、回転及び固定フェースギヤ2
6、35に対する連結フェースギヤ40の押圧力の略2
分の1に設定する。これにより、固定フェースギヤと連
結フェースギヤ及び連結フェースギヤと回転フェースギ
ヤとが略等しい力で噛合うこととなり、噛合い剛性が最
も大きくなる。
【0014】ストッパ38は固定フェースギヤ35が回
転フェースギヤ26よりわずかに(例えば0.1mm)
連結フェースギヤ40側に突出した位置で付圧ばね36
の伸長を停止させる位置に設けられる。
【0015】旋回部材25、16を割出して油圧シリン
ダ42などにより連結フェースギヤ40を回転及び固定
フェースギヤ26、35に向けて進出させると、まず連
結フェースギヤ40が固定フェースギヤ35に噛合し
て、連結フェースギヤ40の軸心と位相とが固定フェー
スギヤ35で正確に位置決めされ、固定フェースギヤ3
5がわずかに押込まれた状態で、連結フェースギヤ40
と回転フェースギヤ26とが噛合して、旋回部材25、
16を固定する。付圧ばね36は、原理的には固定フェ
ースギヤ35を付勢するように設ければよいのである
が、積層薄板リング29と固定フェースギヤ35との定
着部分において積層薄板リング29を付勢するように設
けるのが装置をコンパクトにする上で有利である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は図5、6に示す複合旋盤の
回転工具ユニット16をこの発明の旋回割出し装置で支
持した例を示したものである。回転工具ユニット16
は、工具駆動モータとチャック開閉シリンダとを内蔵し
ており、ケースの一端に臨出した工具チャック21でミ
リングカッタやドリルなどの回転工具を把持する(図6
参照)。回転工具ユニット16の下面には、旋回台22
が固定されており、この旋回台が旋回軸受23で刃物台
15にY軸回りに旋回可能かつ軸方向移動不能に装着さ
れている。旋回台22の中央には、チャックシリンダに
油圧を供給する回転継手を内蔵した円筒部24が突出し
ており、この円筒部24の根元の固定フランジ25部分
に回転フェースギヤ26が下向きに固定されている。
【0017】旋回軸受23の内輪は、刃物台15に固定
された短い支持円筒27の上端部外周に固定されてお
り、この支持円筒の上端にリング状の内フランジ28が
固定され、この内フランジの内径側下面に積層薄板リン
グ29が円周を8等分する箇所に設けた上向き固定ボル
ト30で座金31、32で挟持された状態で締結されて
いる(図1、2参照)。
【0018】積層薄板リング29は、同一形状の8枚の
薄いステンレス鋼板製のリングを積み重ねた構造で、こ
のリングには円周を16等分する位置にボルト孔が設け
られており、このボルト孔に一つおきに上向きボルト3
0が挿通されて、リングの円周8箇所の位置で積層薄板
リング29を内フランジ28に固定している。
【0019】積層薄板リングの他の8箇所のボルト挿通
孔には、頭部に短円筒状のばねガイド33を形成した下
向きボルト34が座金31、32で積層薄板リング29
を挟んだ状態で挿通され、この下向きボルトが固定フェ
ースギヤ35を積層薄板リング29の下面に締結してい
る。
【0020】すなわち、積層薄板リング29の円周を1
6等分して設けたボルト挿通孔には、上向きボルト30
と下向きボルト34とが互い違いに挿通されて、上向き
ボルト30によって積層薄板リング29が不動部材であ
る内フランジ28に定着され、下向きボルト34が固定
フェースギヤ35を積層薄板リング29に定着してい
る。
【0021】下向きボルト34の頭部の短円筒状のばね
ガイド33には、適宜枚数を積み重ねた皿ばね36が嵌
挿されており、この皿ばね群は、内フランジ28の内側
下面の円周8箇所に設けた段付孔37に収まっており、
この段付孔の段部と積層薄板リング29の上面の座金3
1との間で皿ばね37が伸縮する。皿ばね37はその装
着位置、すなわち積層薄板リング29の円周8箇所の位
置で固定フェースギヤ35を下方に付勢することとなる
が、前記支持円筒27の内径側に設けた段部がストッパ
38となって、下向きに付勢される固定フェースギヤの
肩部39に当接することにより、固定フェースギヤ35
の下動端位置が規定されている。
【0022】この規定位置は前述したように、固定フェ
ースギヤ35の歯面が回転フェースギヤ26の歯面より
0.1mm以下のわずかの量だけ下方に突出する位置で
ある。
【0023】このようにして、互いに隣接する位置関係
で下向きに装着された回転フェースギヤ26と固定フェ
ースギヤ35に対向して、連結フェースギヤ40が上向
きに装着されており、この連結フェースギヤ40は、前
記円筒部24の外周に固定されたピストン41との間で
油圧シリンダ装置を形成しているシリンダケース42に
固定されている。この油圧シリンダ装置は、ピストンの
両側に交互に油圧を供給することにより、シリンダケー
ス42が昇降して、連結フェースギヤ40を回転及び固
定フェースギヤ26、35に押接及び離隔させる。
【0024】回転工具ユニット16の上部には、旋回台
22の旋回軸と同軸の上軸43が突出しており、この上
軸の上端部分に大径傘歯車44とブレーキディスク45
とが固定されている(図6参照)。大径傘歯車44は、
刃物台側に装着されたサーボモータ46の小径傘歯車4
7と噛合しており、サーボモータ46の往復回転及び位
置決め停止により、回転工具ユニット16の方向、すな
わちこれに設けられている工具チャック21に把持され
た工具のY軸回りの旋回及び割出し位置決めが行なわれ
る。一方、ブレーキディスク45は、刃物台側に装着し
たディスクブレーキ48でその回転を固定できるように
なっており、前述したスリーピース形のフェースギヤカ
ップリング49の割出し位置以外の位置で回転工具ユニ
ット16の方向を固定するときに用いられる。
【0025】以上説明したこの実施例の回転工具ユニッ
トの旋回割出し構造によれば、回転工具ユニット16は
サーボモータ46によるY軸回りの旋回中も、ディスク
ブレーキ48による旋回方向の固定時も、また、フェー
スギヤカップリングによる所定の割出し角度における固
定時においても、その工具のY軸方向の位置は同一位置
に保持されることとなる。従って、回転工具ユニットが
旋回しながら加工を行なうときと、定位置に停止して加
工を行なうときとで、Y軸方向の加工誤差が生ずるおそ
れがなく、より高精度の加工が実現できる。
【0026】なお、ディスクブレーキ48で回転工具ユ
ニットの方向を固定するときと、フェースギヤカップリ
ング49で回転工具ユニットの方向を固定するときとで
は、固定時の精度及び剛性が異なることとなるが、ワー
クの加工においては、例えば15度毎というような、あ
る特定の分割位置で高い加工精度を要求されることが多
いため、ブレーキとフェースギヤカップリングとによる
旋回角度の固定を行なうことに意味がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を図6旋回台の断面で示す
側面図
【図2】積層薄板リングの固定構造を模式的に示す断面
斜視図
【図3】ツーピース形フェースギヤカップリングの説明
【図4】従来構造のスリーピース形フェースギヤカップ
リングの説明図
【図5】Y軸回りに旋回する回転工具ユニットを備えた
複合旋盤の例を示す模式的な斜視図
【図6】図5の刃物台部分の一部を断面で示す側面図
【符号の説明】
16 回転工具ユニット 25 固定フランジ 26 回転フェースギヤ 28 リング状鍔 35 固定フェースギヤ 36 皿ばね 38 ストッパ 40 連結フェースギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回部材(16,25)に固定された回転フェ
    ースギヤ(26)と、この回転フェースギヤと同一平面かつ
    同方向にして不動部材に固定された固定フェースギヤ(3
    5)と、上記2個のフェースギヤ(26,35)に対向してその
    進出時に当該2個のフェースギヤ(26,35)に同時に噛合
    する連結フェースギヤ(40)とを備えた工作機械の旋回割
    出し装置において、固定フェースギヤ(35)と不動部材(2
    8)とは、それらの間に介装された積層薄板リング(29)の
    円周上の複数箇所を不動部材(28)と固定フェースギヤ(3
    5)とに交互に定着することによって固定され、かつ、上
    記固定された固定フェースギヤ(35)を連結フェースギヤ
    側に向けて付勢する付圧ばね(36)を備えたことを特徴と
    する、工作機械の旋回割出し装置。
  2. 【請求項2】 付圧ばね(36)の伸縮ストロークを制限す
    るストッパ(38)を備えたことを特徴とする、請求項1記
    載の工作機械の旋回割出し装置。
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