JP2002051881A - 展示用吊りパネル装置 - Google Patents

展示用吊りパネル装置

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JP2002051881A
JP2002051881A JP2000244685A JP2000244685A JP2002051881A JP 2002051881 A JP2002051881 A JP 2002051881A JP 2000244685 A JP2000244685 A JP 2000244685A JP 2000244685 A JP2000244685 A JP 2000244685A JP 2002051881 A JP2002051881 A JP 2002051881A
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JP
Japan
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panel
main body
runner
panel body
frame
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JP2000244685A
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English (en)
Inventor
Juichiro Endo
重一郎 遠藤
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SE KOGYO KK
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SE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル本体の両側に容易に展示物を展示可能
で、また、パネル本体の強度を低下させることなく、パ
ネル本体を薄く、且つ、軽量化して、収容スペースをと
らず、更に、移動させることも容易に行うことができ、
コストダウンも図る。 【解決手段】 パネル本体2上辺にランナー3を設け、
天井に敷設したハンガーレール1にランナー3を移動自
在に配設してパネル本体2を移動自在にする吊りパネル
装置において、パネル本体2を下パネル部2aと、この
下パネル部2aの上部に配設された格子状の網パネル部
2bとで構成し、下パネル部2aの骨格部は、木製の上
面枠部5a、側面枠部5b,5c、下面枠部5dを縦長
の長方形に連結した外形の枠部に、水平方向に金属製の
補強チャンネル8を設けて形成すると共に、下パネル部
2a内部には、厚紙製のロールコア16を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール、展示室等
で自由に空間を間仕切り、絵画等各種の展示に用いられ
る展示用吊りパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホール、展示室等の広い室内
を有する建築物においては、室内を吊りパネルで間仕切
り、目的に応じた広さの室として使用したり、吊りパネ
ルを格納して広いホールとして使用したり、或いは各種
の展示用に吊りパネルを配置する等、有効且つ多目的に
利用できるようになっている。このように、吊りパネル
装置は、室内の間仕切り用として、或いは展示用として
多用されている。
【0003】一般に、このような吊りパネルでは、パネ
ル本体は、矩形の木製枠部材の両側にベニヤ合板を貼り
合わせて形成されている。そして、パネル本体は、反り
等により、連続するパネル本体間に隙間等ができないよ
うにするため、比較的強い強度が必要とされ、太い強固
な木製枠部材が使用されている。また、特に展示用の吊
り下げパネルのパネル本体では、両側表面の上辺部分
に、絵画等がフック、紐等を利用して吊り下げられるよ
うに、フック付きレール等が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような太い強固な木製枠部材を使用すると、パネル本体
の重量が増加するという問題がある。また、太い強固な
木製枠部材を使用すると、パネル本体の厚さが厚くなっ
てパネル本体の格納スペースも広く必要とし、更に、パ
ネル本体内に充填する充填材の量も必要以上に多くな
り、これによってもパネル本体の重量が増加してしま
う。そして、パネル本体の重量が増加すると、人力でパ
ネル本体を移動するのが困難で、特に小学校の展示室等
では、子供がパネル本体を自由に移動するのが困難にな
ってしまう。また、吊りパネル装置のランナーや、天井
のハンガーレール等にもパネル本体の重量を支えるため
に十分な強度が必要とされ、コストアップの要因にもな
っている。
【0005】また、従来の展示用パネルように両側表面
にフック付きレール等を取り付ける場合、このフック付
きレール等がパネル本体の収容の邪魔になるという問題
もある。更に、パネル本体の両側に絵画等を展示するた
めには、両側にフック付きレール等を取り付ける必要が
あり、コストの増加、重量増加の一因ともなっている。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、パネル本体の両側に容易に展示物を展示可能で、ま
た、パネル本体の強度を低下させることなく、パネル本
体を薄く、且つ、軽量化して、収容スペースをとらず、
更に、移動させることも容易に行うことができ、コスト
ダウンも図ることが可能な吊りパネル装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による展示用吊りパネル装置は、パネル本体の上
辺にランナーを設け、天井に敷設したハンガーレールに
上記ランナーを移動自在に配設して上記パネル本体を移
動自在にする展示用吊りパネル装置において、上記パネ
ル本体は、木材で形成した枠部と水平方向に設けた金属
製の補強チャンネル部とで骨格部を形成すると共に内部
にセル状構造体を充填した下パネル部と、この下パネル
部の上部に設けた格子状の網パネル部とで形成したこと
を特徴とする。
【0008】すなわち、上記展示用吊りパネル装置は、
パネル本体の下パネル部の骨格部は、木材で形成した枠
部と水平方向に設けた金属製の補強チャンネル部とで形
成すると共に内部にはセル状構造体を充填して構成する
ため、木材の枠部と金属製の補強チャンネル部とセル状
構造体により、木製枠部材のみで達成する強度より十分
な強度を、薄いパネルで実現することができる。このた
め、パネル本体の収容スペースも小さくできる。また、
パネル本体の厚さも薄く軽量化が図れるため、パネル本
体の移動も容易に行うことができる。更に、パネル本体
の厚さも薄く軽量化が図れるため、ランナーや、天井の
ハンガーレール等においても強度的に余裕ができ、コス
トダウンも可能となる。更に、下パネル部の上部に設け
た格子状の網パネル部を設けているため、従来の展示用
パネルように両側表面にフック付きレール等を取り付け
る場合のように、このフック付きレール等がパネル本体
の収容の邪魔になることもなく、また、網パネル部を利
用して容易にパネル本体の両側に絵画等を吊り下げ展示
することができる。そして、従来の展示用パネルように
両側表面にフック付きレール等を取り付ける必要がない
ため、この分のコストを低減でき、重量も低下させるこ
とができる。また、格子状の網パネル部のため、パネル
本体も軽量化する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図5は本発明の実施の一
形態を示し、図1は展示用吊りパネル装置の使用状態を
説明する斜視図、図2はパネル本体の正面図、図3は図
2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は
ロールコアの部分拡大斜視図である。
【0010】図1において、符号1はホール、展示室等
の天井に敷設したハンガーレールを、符号2はハンガー
レール1から移動自在に吊り下げられたパネル本体を示
す。
【0011】上記ハンガーレール1は、天井に、碁盤の
目状、或いは複数平行、或いは単一の直線状に敷設され
ている。
【0012】上記ハンガーレール1の断面は、図3に示
すように、ロ字状のレール本体1aの下部中央が開口し
開口溝1bが形成されており、この開口溝1bによって
レール本体1a内に配設されたランナー3とハンガーレ
ール1下方のパネル本体2の上辺とが、上端面が皿状に
形成された吊りボルト4により連結されている。即ち、
レール本体1aの下部の内面は、上記ランナー3のスラ
イド走行面となっており、この走行面を円柱状のランナ
ー3が滑り走行することでランナー3が移動させられ
る。また、レール本体1a下部の内面には、ランナー3
が走行しやすくなるように上記開口溝1aと平行なレー
ル凸部1cが、開口溝1aの両側に3連ずつ形成されて
いる。
【0013】上記ランナー3は、円柱状のフレーム3a
の中央に吊りボルト4を挿通可能なボルト軸孔3bが形
成されると共に、フレーム3aの上側にはボルト軸孔3
bより大径の軸受け穴3cが形成され、この軸受け孔3
cにスラストベアリング3dが係入されて、スラストベ
アリング3dの上面側が下面側に対して回転自在になっ
ている。上記スラストベアリング3dの上面側には、上
記吊りボルト4の上端面の皿状部分が係止され、これに
より、フレーム3aに対して吊りボルト4が回転自在に
構成されている。
【0014】上記パネル本体2は、図2乃至図4に示す
ように、下パネル部2aと、この下パネル部2aの上部
に配設された格子状の網パネル部2bとから主要に構成
されている。
【0015】上記下パネル部2aは、外形の枠部が、矩
形の木製枠部材、即ち、上面枠部5a、側面枠部5b,
5c、下面枠部5dを縦長の長方形に連結し形成されて
いる。
【0016】上記上面枠部5a下側には、木製の角材6
が上面枠部5aに沿って設けられており、角材6の下側
に、この角材6より幅の狭いチャンネル用の木材7が水
平に配設されて、このチャンネル用木材7に沿って、断
面コ字状の金属製の補強チャンネル8が、水平方向(パ
ネル幅方向)に設けられている。
【0017】上記上面枠部5a上側には、上記網パネル
部2bの枠部9の下辺部が当接されて、この枠部9の下
辺部内から長尺のボルト10を下方に向けて、上面枠部
5a、角材6、チャンネル用木材7、補強チャンネル8
に形成した孔に挿通し、ナット10aで止めることによ
り、上記上面枠部5aの下側に、角材6、チャンネル用
木材7、補強チャンネル8が固定されている。
【0018】上記側面枠部5b,5cの外側には、隣接
する吊りパネルのパネル本体2との結合のための、断面
コ字状の連結ガイド11b,11cが取り付けられてお
り、一方の側面枠部5bの連結ガイド11bの溝の中央
には、隣接する吊りパネルの連結ガイド11cの溝に円
滑に隙間なく結合するためのゴム製緩衝材12が取り付
けられている。
【0019】また、上記下面枠部5dには、2箇所にナ
ット13,13が埋設されており、このナット13,1
3に、パネル本体2を床面に固定するアジャスタ付き台
脚14,14が固定されている。
【0020】そして、上面枠部5a、側面枠部5b,5
c、下面枠部5dで形成される枠部の両側には、例え
ば、ラワン合板からなるパネル15,15が貼設され
て、下パネル部2a内には、例えば図5に示すような、
セル状構造体としての厚紙製のロールコア16が充填さ
れている。更に、上記パネル15,15の表面には、外
観向上のため、下部にメラミン樹脂による化粧板17,
17、およびクロスシート18,18が貼設されてい
る。
【0021】一方、上記網パネル部2bは、中空のスチ
ール角材で四角に枠部9を形成し、この枠部9の内側に
縦横状に網部19を設けて構成されている。そして、網
パネル部2bの枠部9の上辺部には、ナット・プレート
20が固定されており、このナット・プレート20を利
用して、上記吊りボルト4が網パネル部2b、即ち、パ
ネル本体2と連結されている。
【0022】このように構成される吊りパネル装置は、
パネル本体2をハンガーレール1に沿って移動させ、所
望の位置でアジャスタ付き台脚14,14を床面に固定
する。次いで、1枚目の吊りパネルを上述のように所望
の位置に固定した後、2枚目の吊りパネルのパネル本体
2をハンガーレール1に沿って移動させ、側面を1枚目
のパネル本体2の側面に合わせて連結し、アジャスタ付
き台脚14,14を床面に固定する。これを繰り返すこ
とにより、複数枚の吊りパネルでホール、展示室等を展
示用等に間仕切ることができる。そして、図1に示すよ
うに、パネル本体2の網パネル部2bにフック31を掛
けて、所望の位置に絵画等の展示品32を展示する。
尚、フック31を利用せず、直接、紐、ロープ等を網部
19に通して展示品32を展示することもできる。
【0023】このように、本実施の形態による展示用吊
りパネル装置では、パネル本体2の下パネル部2aの骨
格部が、従来のように太い強固な木枠のみではなく、木
製の上面枠部5a、側面枠部5b,5c、下面枠部5d
と、水平方向に設けた金属製の補強チャンネル8とで形
成し、また、下パネル部2a内に厚紙製のロールコア1
6を充填して構成しているので、下パネル部2aの厚さ
が従来のパネル本体より薄くても十分な強度が得られて
いる。特に、水平方向に金属製の補強チャンネル8を設
けているため、パネル本体とパネル本体とを連結する際
に、大きな衝撃が加わっても、パネル本体2が反る、或
いは、変形する等の虞がない。
【0024】そして、パネル本体2の厚さを薄くできる
ため、吊りパネルの収納スペースも削減可能となる。ま
た、従来のパネル本体より薄くできるため、パネル本体
2内に充填する材料も削減でき、パネル本体2の軽量化
ができる。更に、従来のような太い強固な木製枠部材の
みでパネル本体の骨格部を形成すると、この骨格部自体
が重量増加の一因となっていたが、本願実施の形態では
この骨格部自体の重量を削減でき、パネル本体2の軽量
化が行える。また、パネル本体2の上部は、網パネル部
2bであり、これによってもパネル本体2の軽量化が実
現される。
【0025】こうして、パネル本体2の軽量化が実現さ
れるため、パネル本体2の移動も人力にて容易に行うこ
とができる。また、パネル本体2の軽量化により、ハン
ガーレール1、ランナー3も強度的に簡素な軽量パネル
用のものを使用することができ、展示用吊りパネル装置
のコストダウンが図れる。
【0026】また、パネル本体2上部の網パネル部2b
は、吊りパネル両側から展示に利用でき、両側にフック
付きレール等を取り付ける必要がないため、従来、フッ
ク付きレール等のためにパネル収納時にロスしていたス
ペースもなくなる。更に、両側にフック付きレール等を
取り付ける必要がないため、コストダウンが図れ、ま
た、フック付きレール等で重量が増加することもない。
【0027】尚、パネル本体2内部に充填するセル状構
造体は、図5に示すような厚紙製のロールコアに限るこ
となくハニカム状のものでも良く、また、材質も薄いア
ルミ製のものでも良い。また、水平方向に設ける補強チ
ャンネル8は、パネル本体2の寸法によっては2本以上
設けるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ネル本体の両側に容易に展示物を展示可能で、また、パ
ネル本体の強度を低下させることなく、パネル本体を薄
く、且つ、軽量化して、収容スペースをとらず、更に、
移動させることも容易に行うことができ、コストダウン
も図ることが可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】展示用吊りパネル装置の使用状態を説明する斜
視図
【図2】パネル本体の正面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】図2のB−B断面図
【図5】ロールコアの部分拡大斜視図
【符号の説明】
1 ハンガーレール 2 パネル本体 2a 下パネル部 2b 網パネル部 3 ランナー 4 吊りボルト 5a 上面枠部(枠部) 5b 側面枠部(枠部) 5c 側面枠部(枠部) 5d 下面枠部(枠部) 8 補強チャンネル(補強チャンネル部) 9 枠部 16 ロールコア(セル状構造体) 19 網部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体の上辺にランナーを設け、天
    井に敷設したハンガーレールに上記ランナーを移動自在
    に配設して上記パネル本体を移動自在にする展示用吊り
    パネル装置において、 上記パネル本体は、木材で形成した枠部と水平方向に設
    けた金属製の補強チャンネル部とで骨格部を形成すると
    共に内部にセル状構造体を充填した下パネル部と、この
    下パネル部の上部に設けた格子状の網パネル部とで形成
    したことを特徴とする展示用吊りパネル装置。
JP2000244685A 2000-08-11 2000-08-11 展示用吊りパネル装置 Pending JP2002051881A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829720U (ja) * 1981-08-22 1983-02-26 株式会社伊藤喜工作所 間仕切パネル装置
JPS63163670U (ja) * 1987-04-14 1988-10-25
JPH0262012U (ja) * 1988-10-28 1990-05-09

Patent Citations (3)

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