JP2002051413A - 複合形ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

複合形ガス絶縁開閉装置

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JP2002051413A JP2000231861A JP2000231861A JP2002051413A JP 2002051413 A JP2002051413 A JP 2002051413A JP 2000231861 A JP2000231861 A JP 2000231861A JP 2000231861 A JP2000231861 A JP 2000231861A JP 2002051413 A JP2002051413 A JP 2002051413A
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Shinsuke Uchino
信介 内野
Masaru Nozawa
優 野澤
Akihiro Yoshimi
彰浩 吉見
Atsushi Abumiya
温 鐙屋
Toshiyuki Sugawara
俊幸 菅原
Kazutoshi Ogata
和俊 尾形
Yoshinobu Nagabuchi
善宣 永渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全体を小形且つ軽量化することができると共
に、製品価格を安価にする。 【解決手段】筒体の周面一部を分岐させて斜め上方に傾
斜する筒状分岐部31aが設けられ、内部に絶縁性ガスが
封入される接地容器31と、この接地容器及び筒状分岐部
の開口端にそれぞれ取付けられた碍管12,23と、接地容
器内に設けられ且つ接地容器側にブッシングとして設け
られた碍管12に有する導体11に電気的に接続された断路
器30と、接地容器31の筒状分岐部31a側の碍管23内に断
路器30と電気的に直列接続して設けられた遮断部20と、
遮断部20と断路器30との間の接続導体を中心として筒状
分岐部31aの外周部に設けられた変流器70と、接地容器3
1に取付けられ断路器30の遮断部20と反対側極を主極側
電極として接離する接地開閉器4と、この接地開閉器4の
主極側電極33とブッシング導体11とを接地容器31に支持
固定する絶縁物60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所等の電気所
に設置される複合形ガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所等の電気所においては、電力用機
器として遮断部、断路器等の複数の電力用開閉機器を組
合せた複合形ガス絶縁開閉装置が使用されている。
【0003】図17は一般的な複合形ガス絶縁開閉装置
の単線結線図であり、図18は図17に対応した複合形
ガス絶縁開閉装置の構造図である。
【0004】図18に示す複合形ガス絶縁開閉装置は、
複数本のブッシング1,1´、遮断部2、断路器3と接
地開閉器4および変流器5、6から構成されている。
【0005】遮断部2は、固定側電極部2aとこの固定
側電極部2aに対して可動側電極部2bとが同一軸線上
に接離可能に設けられた筒形の接地容器2cをその中心
軸線が設置面に平行になるように支持部材7を介して設
置され、この接地容器2cの一方の開口端部には可動側
電極部2bを操作する遮断部操作部8が取付けられ、ま
た接地容器2cの周面上部に設けられた筒状の接続部に
可動側電極部2bと接続される中心導体1aを有するブ
ッシング1が垂直に取付けられている。
【0006】また、断路器3は、固定側電極部3aとこ
の固定側電極部3aに対して可動側電極部3bとが同一
軸線上に接離可能に設けられた筒形の接地容器3cをそ
の中心軸線が設置面に垂直になるように支持部材7を介
して設置され、この接地容器3cの周面に接地開閉器4
と可動側電極部3bを操作する断路器操作部9が取付け
られ、また断路器3の接地容器3cの周面に設けられた
筒状の接続部は遮断部2の接地容器2cの他方の開口端
部にこれより径の小さな接続筒体10を介して接続さ
れ、さらに接地容器3の上方開口端部に固定側電極部3
aと接続される中心導体1a´を有するブッシング1´
が垂直に取付けられている。
【0007】さらに、変流器5は遮断部2の接地容器2
c側の筒状の接続部とブッシング1との取付フランジ部
間の外周面に中心導体1aを囲むように設けられ、また
変流器6は遮断部2の接地容器2c側の接続筒体10の
外周面に固定側電極部2aの通電導体を囲むように設け
られている。
【0008】なお、遮断部2の接地容器2c及び断路器
3の接地容器3c内にはSF6ガス等の絶縁ガスが封入
されている。この場合、接地容器2c及び接地容器3c
の接続部に設けられた導体の支持を兼ねた絶縁スペーサ
によりガス区分されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
複合形ガス絶縁開閉装置においては、遮断部2とブッシ
ング1がそれぞれ独立しており、さらに遮断部2と断路
器3とが別々の接地容器2c,3cに収納され、且つ接
地容器2cがその中心軸線が設置面に平行になるように
設置され、接地容器3cがその中心軸線が設置面に対し
て垂直に設置されているため、複合形ガス絶縁開閉装置
全体の寸法が大きく、しかも重量も重くなるため、その
設置に広大な面積が必要になると共に、製品価格も高く
なるという欠点があった。
【0010】加えて、遮断部での事故と他の部分での事
故の判別のために二つの変流器を備える必要性も有っ
た。
【0011】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、全体を小形且つ軽量化することができると共
に、製品価格を安価にできる複合形ガス絶縁開閉装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、次のような手段により複合形ガス絶縁開閉装置を構
成するものである。
【0013】請求項1に対応する発明は、筒体の周面一
部を分岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部が設けら
れ、内部に絶縁性ガスが封入される接地容器と、この接
地容器及び前記筒状分岐部の開口端にそれぞれ取付けら
れた碍管と、前記接地容器内に設けられ且つ接地容器側
にブッシングとして設けられた碍管に有する導体に電気
的に接続された断路器と、前記接地容器の筒状分岐部側
の碍管内に前記断路器と電気的に直列接続して設けられ
た遮断部と、前記遮断部と断路器との間の接続導体を中
心として前記筒状分岐部の外周部に設けられた変流器
と、前記接地容器に取付けられ前記断路器の遮断部と反
対側極を主極側電極として接離する接地開閉器と、この
接地開閉器の前記主極側電極と前記ブッシング導体とを
前記接地容器に支持固定する絶縁物とを備える。
【0014】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の複合形ガス絶縁開閉装置において、遮断部
と断路器との間に接地開閉器を備える。
【0015】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の複合形ガス絶縁開閉装置において、断路器
とブッシングとの間に変成器を備える。
【0016】請求項4に対応する発明は、請求項3に対
応する発明の複合形ガス絶縁開閉装置において、断路器
とブッシングとの間の変成器を光変換形分圧とする。
【0017】請求項5に対応する発明は、筒体の周面一
部を分岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部が設けら
れ、内部に絶縁性ガスが封入される接地容器と、この接
地容器及び前記筒状分岐部の開口端にそれぞれ取付けら
れた碍管と、前記接地容器側の碍管内に設けられた遮断
部と、前記筒状分岐部内に前記遮断部と電気的に直列接
続して設けられ且つ筒状分岐部側にブッシングとして設
けられた碍管に有する導体に電気的に接続された断路器
と、前記遮断部と遮断部および断路器を電気的に直列接
続した導体部分とを略直線状に配置して前記接地容器の
接地部分に支持する支持絶縁物と、前記遮断部と断路器
とを直列接続した導体部分を中心として前記接地容器の
外周部に設けられた変流器と、前記筒状分岐部に取付け
られ前記断路器の遮断部と反対側極を主極側電極として
接離する接地開閉器と、この接地開閉器の前記主極側電
極と前記ブッシング導体とを前記筒状分岐部に支持固定
する絶縁物とを備える。
【0018】請求項6に対応する発明は、請求項5に対
応する発明の複合形ガス絶縁開閉装置において、断路器
と遮断部との間にそれぞれのガス空間を区分する絶縁ス
ペーサを設ける。
【0019】請求項7に対応する発明は、筒体の周面の
異なる位置を分岐させて斜め上方に傾斜する2つの筒状
分岐部が設けられ、内部に絶縁性ガスが封入される接地
容器と、この接地容器及び前記各筒状分岐部の開口端に
それぞれ取付けられた碍管と、前記接地容器内に設けら
れ且つ接地容器側にブッシングとして設けられた碍管に
有する導体に電気的に接続された第1の断路器と、前記
接地容器の一方の筒状分岐部内に前記第1の断路器と電
気的に並列に接続して設けられ且つ該筒状分岐部側にブ
ッシングとして設けられた碍管に有する導体に電気的に
接続された第2の断路器と、前記接地容器の他方の筒状
分岐部側の碍管内に前記第1の断路器及び第2の断路器
と電気的に直列接続して設けられた遮断部と、前記遮断
部と前記第1及び第2の断路器との間の接続導体を中心
として前記他方の筒状分岐部の外周部に設けられた変流
器と、前記接地容器及び前記一方の筒状分岐部にそれぞ
れ取付けられ前記第1及び第2の断路器の前記遮断部と
反対側極を主極側電極として接離可能に設けられた第1
及び第2の接地開閉器と、これら第1及び第2の接地開
閉器の前記主極側電極と前記ブッシング導体とを前記接
地容器及び一方の筒状分岐部にそれぞれ支持固定する絶
縁物とを備える。
【0020】請求項8に対応する発明は、請求項1、請
求項5、請求項7のいずれかに対応する発明の複合形ガ
ス絶縁開閉装置において、ブッシング導体及び接地開閉
器の主極側電極を支持する絶縁物は、略円柱状の絶縁物
で構成される。
【0021】請求項9に対応する発明は、請求項1、請
求項5、請求項7のいずれかに対応する発明の複合形ガ
ス絶縁開閉装置において、遮断部を接地容器の半径方向
から絶縁物で支持固定し、さらに遮断部と断路器との間
を遮断部側に凸形状の絶縁スペーサにてガス空間を区分
すると共に、断路器の電極の1つを支持固定する。
【0022】請求項10に対応する発明は、請求項1、
請求項5、請求項7のいずれかに対応する発明の複合形
ガス絶縁開閉装置において、変流器は光変換形変流器を
使用する。
【0023】請求項11に対応する発明は、筒体の周面
一部を分岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部が設け
られ、内部に絶縁性ガスが封入される接地容器と、この
接地容器及び前記筒状分岐部の開口端にそれぞれ取付け
られた碍管と、前記接地容器及びこの接地容器側の碍管
内に略直線状に配置され、且つ電気的に直列接続して前
記接地容器の接地部分に絶縁支持物を介して支持された
遮断部及び断路器と、前記筒状分岐部側にブッシングと
して設けられた碍管に有する導体と前記断路器との間を
電気的に接続する接続導体と、前記遮断部と断路器との
間の接続導体を中心として前記接地容器の外周部に設け
られた変流器と、前記接地容器に取付けられ前記断路器
の遮断部と反対側極を主極側電極として接離する接地開
閉器とを備える。
【0024】請求項12に対応する発明は、請求項12
に対応する発明の複合形ガス絶縁開閉装置において、遮
断部と断路器のガス空間が絶縁スペーサで区切られ、且
つ断路器の電極の1つは絶縁スペーサに支持固定され
る。
【0025】請求項13に対応する発明は、請求項1乃
至請求項13のいずれかに対応する発明の複合形ガス絶
縁開閉装置において、遮断部を収納している碍管および
ブッシング碍管の少なくとも1方をFRPとゴム等で構
成された非磁器碍管を使用する。
【0026】上記構成の複合形ガス絶縁開閉装置におい
ては、遮断部がブッシングを兼ねた碍管の中に収納され
ているため、接地容器を小さくすることができると共
に、遮断部の地絡事故がなくなり、遮断部地絡事故を判
別する変流器が不要となっている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0028】図1は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第1の実施の形態を示す構成図であり、図2は同実
施の形態の複合形ガス絶縁開閉装置に対応する単線結線
図である。
【0029】図1において、31は筒体の周面一部を分
岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部31aが設けら
れた断路器30の接地容器で、この接地容器31はその
中心軸線が設置面に対して垂直になるように支持部材3
7に取付けられている。
【0030】接地容器31内には固定電極部33とこの
固定電極部33に対して接離可能に可動電極部32が同
一軸線上に設けられ、固定電極部33は接地容器31の
上部開口端に設けられた絶縁スペーサ60の電極61に
取付け支持され、また可動電極部32は支持部材37に
取付けられた中空導体32aに移動可能に支持されてい
る。
【0031】また、接地容器31の上部開口端に設けら
れた絶縁スペーサ60上には磁器碍管12内に中心導体
11を設けたブッシング1が垂直に取付けられ、その中
心導体11は絶縁スペーサ60を介して固定電極部33
に電気的に接続されている。
【0032】固定電極部33の周面一部に接地開閉器4
の主極側電極41が取付けられ、この主極側電極41に
対応する接地容器31の外周面には接地開閉器操作機構
43が取付けられている。この接地開閉器操作機構43
は可動電極42を主極側電極41に対して接離可能に移
動操作するものである。
【0033】また、可動電極部32に対応する接地容器
31の外周面には操作機構34が取付けられ、この操作
機構34は操作ロッド35を介して可動電極部32の可
動電極を固定電極部33の固定電極に対して接離可能に
移動操作するものである。
【0034】一方、断路器30の接地容器31の筒状分
岐部31aの開口端にはブッシングを兼ねた遮断部碍管
23が取付けられ、この遮断部碍管23内には遮断部2
0の固定電極部21とこの固定電極部21に対して接離
可能な可動電極部22とが同一軸線上に設けられる。そ
して、固定電極部21は遮断部碍管23の先端部に取付
けられ、可動電極部22は中空導体22aを介して断路
器30の可動電極部32側の中空導体32aに連通させ
て接続されている。
【0035】また、支持部材37に取付けられた可動電
極部32側の中空同導体32aの下端部に遮断部操作機
構28が取付けられ、この遮断部操作機構28により操
作される操作ロッド25、この操作ロッド25に変換レ
バー24を介して連結され、且つ遮断部20側の可動電
極部22の可動電極を固定電極部21の固定電極に対し
て接離させるリンク26が断路器30の可動電極部32
側の中空同導体32a内を通して遮断部20の可動電極
部22側の中空導体22a内に挿入されている。
【0036】さらに、断路器30の接地容器31の筒状
分岐部31aの開口端付近の外周面に遮断部20の可動
電極部22側の中空導体22aを囲むように変流器70
が設けられている。
【0037】なお、断路器30の接地容器31及び筒状
分岐部31aに取付けられた遮断部碍管23内には、S
6ガス等の絶縁ガスが封入されている。
【0038】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、断路器30の接地容器31に筒状分岐部
31aを設け、この筒状分岐部31aにブッシングを兼
ねた遮断部碍管23を取付け、この遮断部碍管23内に
遮断部20の固定電極部21及び可動電極部22を収納
するようにしたので、ブッシングは断路器30の接地容
器31側に1本設けるだけでよく、しかも遮断部が碍管
内にあることから遮断部の地絡事故を検出するための変
流器が不要となる。従って、全体を小形且つ軽量化する
ことができると共に、製品価格を安価にできる。
【0039】図3は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第2の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0040】第2の実施例においては、図3に示すよう
に断路器30の固定電極部33を支持固定するための絶
縁スペーサに代えてブッシング1の中心導体11と繋が
る導体部分に略円柱状の絶縁物62の一端部を取付け、
この絶縁物62の他端部を接地容器31に取付け固定す
るようにしたものである。
【0041】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
とすれば、第1の実施の形態よりもより簡素な構成とす
ることができる。
【0042】図4は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第3の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0043】第3の実施の形態においては、図4に示す
ように断路器30の接地容器31の筒状分岐部31a内
に設けられた遮断部20の可動電極部22側の中空導体
22aの外周面の一部に第2の接地開閉器81の主極電
極82を取付け、この主極側電極82に対応する接地容
器31の筒状分岐部31aの外周面には可動電極83を
主極側電極82に対して接離可能に移動操作する接地開
閉器操作機構84を取付けるものである。
【0044】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、遮断部20と断路器30との間に第2の
接地開閉器81を設けるようにしているので、点検時に
当該部分の電位を接地電位にすることが容易にでき、作
業の安全性を向上させることができる。
【0045】図5は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第4の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0046】第4の実施の形態においては、図5に示す
ように断路器30の接地容器31の筒状分岐部31aの
開口端付近の外周面に設けられる変流器として、光変換
形変流器71を遮断部20の可動電極部22側の中空導
体22aを囲むように設けるものである。
【0047】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、第1の実施の形態の変流器に代えて軽量
な光変換形変流器71を設けることにより、より軽量、
且つ簡素化を図ることができる。
【0048】図6は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第5の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0049】第5の実施の形態においては、図6に示す
ようにブッシング1に繋がる断路器30の固定電極部3
3に対応させて系統電圧を測定する変成器72を設ける
ものである。
【0050】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
器とすれば、変流器70に加えて変成器72が組込まれ
るので、電流計測に加えて電圧計測が可能となり、多機
能を持たせることができる。
【0051】図7は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第6の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0052】第6の実施の形態においては、図7に示す
ように系断路器30の接地容器31の上部外周面に系統
電圧測定デバイスとして光変換形分圧器73を固定電極
部33とブッシング1の中心導体11と繋がる導体部を
囲むように設けるものである。
【0053】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
とすれば、軽量且つ簡素化を図ることができる。
【0054】図8は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第7の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0055】第7の実施の形態においては、図8に示す
ように断路器30の接地容器31に取付けられるブッシ
ング1及び筒状分岐部31aに取付けられる遮断部碍管
に代えてFRPとゴム等で構成された非磁器碍管15,
16を設けるものである。
【0056】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
とすれば、装置全体の大幅な軽量化を図ることができ
る。
【0057】図9は本発明による複合形ガス絶縁開閉装
置の第8の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分
には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0058】第8の実施の形態においては、図9に示す
ように断路器30の接地容器31に設けられた短形の筒
状分岐部31aに筒体31bを連結し、さらにこの筒体
31bの開口端にブッシングを兼ねた遮断部碍管23が
取付けられ、この遮断部碍管23内には遮断部20の固
定電極部21とこの固定電極部21に対して接離可能な
可動電極部22とが同一軸線上に設けられる。この筒状
分岐部31a内に設けられた可動電極部32を支持する
中空導体32aを筒状分岐部31aの中心線上に位置す
るように屈曲させると共に、筒状分岐部31aの開口端
に連結される筒体31bとの間に介挿された絶縁スペー
サ65に支持させる。また、この絶縁スペーサに支持さ
れた中空導体32aは遮断部20の可動電極部22に繋
がる中空導体22aに接続される。さらに、中空導体2
2aの下端部に対応する筒体31bの外周に遮断部操作
機構28が取付けられ、この遮断部操作機構28により
操作される操作ロッド25、この操作ロッド25に変換
レバー24を介して連結され、且つ遮断部20側の可動
電極部22の可動電極を固定電極部21の固定電極に対
して接離させるリンク26が遮断部20の可動電極部2
2側の中空導体22a内に挿入されている。この場合、
操作ロッド25は絶縁物27内を挿通させて変換レバー
24に連結されている。
【0059】なお、本実施の形態では、図2と同様にブ
ッシング1の中心導体11と繋がる断路器30の固定電
極部33の導体部分に略円柱状の絶縁物62の一端部を
取付け、この絶縁物62の他端部を接地容器31に取付
け固定している。
【0060】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
によれば、断路器と遮断部のガスを絶縁スペーサ65に
より区分されているので、点検時の作業性を向上させる
ことができる。
【0061】図10は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第9の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部
分には同一符合を付して説明する。
【0062】図10において、31は筒体の周面一部を
分岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部31aが設け
られた遮断部20の接地容器で、この接地容器31はそ
の中心軸線が設置面に対して垂直になるように支持部材
37に取付けられている。
【0063】この接地容器31の開口端にはブッシング
を兼ねた遮断部碍管23が取付けられ、この遮断部碍管
23内には遮断部20の固定電極部21とこの固定電極
部21に対して接離可能な可動電極部22とが同一軸線
上に設けられる。そして、固定電極部21は遮断部碍管
23の先端部に取付けられ、可動電極部22は中空導体
22aを介して支持絶縁物36により支持部材37に垂
直に取付けられている。
【0064】また、支持部材37に取付けられた可動電
極部22側の中空同導体22aの下端部に遮断部操作機
構28が取付けられ、この遮断部操作機構28により操
作される操作ロッド25が遮断部20の中空導体22a
内を挿通して可動電極部22を固定電極部21に対して
接離可能に接続されている。
【0065】さらに、遮断部20の接地容器31の開口
端付近の外周面に可動電極部22側の中空導体22aを
囲むように変流器70が設けられている。
【0066】一方、接地容器31の筒状分岐部31a内
には断路器30の固定電極部33とこの固定電極部33
に対して接離可能に可動電極部32が同一軸線上に設け
られ、固定電極部33は筒状分岐部31aの上部開口端
に設けられた絶縁スペーサ60の電極61に取付け支持
され、また可動電極部32は支持部材37に取付けられ
た遮断部20側の中空導体22aに連通させて接続され
た中空導体32aに移動可能に支持されている。
【0067】また、接地容器31の筒状分岐部31aの
上部開口端に設けられた絶縁スペーサ60上には磁器碍
管12内に中心導体11を設けたブッシング1が取付け
られ、その中心導体11は絶縁スペーサ60を介して固
定電極部33に電気的に接続されている。
【0068】固定電極部33の周面一部に接地開閉器4
の主極側電極41が取付けられ、この主極側電極41に
対応する筒状分岐部31aの外周面には接地開閉器操作
機構43が取付けられている。この接地開閉器操作機構
43は可動電極42を主極側電極41に対して接離可能
に移動操作するものである。
【0069】また、可動電極部32に対応する筒状分岐
部31aの外周面には操作機構34が取付けられ、この
操作機構34は操作ロッド35を介して可動電極部32
の可動電極を固定電極部33の固定電極に対して接離可
能に移動操作するものである。
【0070】なお、遮断部20の接地容器31とこの接
地容器31に取付けられた遮断部碍管23及び筒状分岐
部31a内には、SF6ガス等の絶縁ガスが封入されて
いる。
【0071】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得
られることに加えて、遮断部20の可動電極部22側の
中空導体22aを支持部材37に絶縁支持物36を介し
てほぼ直線状に取付けることができるので、遮断部20
の可動電極部を駆動操作する操作機構部を簡素化するこ
とができる。
【0072】図11は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第10の実施の形態を示す構成図で、図10と同
一部分には同一符合を付してその説明を省略し、ここで
は異なる部分について述べる。
【0073】第10の実施の形態においては、図11に
示すように遮断部20の接地容器31に設けられた短形
の筒状分岐部31aに筒体31bを連結し、さらにこの
筒体31bの開口端にブッシング1が取付けられる。
【0074】また、筒体31b内には断路器30の固定
電極部31とこの固定電極部31に対して接離可能な可
動電極部32とが同一軸線上に設けられ、固定電極部3
1はブッシング1の中心導体11と繋がる導体部分と筒
状分岐部31aとの間に設けられた略円柱状の絶縁物6
2に支持固定され、可動電極部32は筒状分岐部31a
の開口端と筒体31bとの連結間に介挿された絶縁スペ
ーサ63に支持させる。また、この絶縁スペーサ63に
支持された中空導体32aは遮断部20の可動電極部2
2に繋がる中空導体22aに接続される。
【0075】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られ
ることに加えて、断路器と遮断部のガスを絶縁スペーサ
63により区分されているので、点検時の作業性を向上
させることができる。
【0076】図12は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第11の実施の形態を示す構成図で、図10と同
一部分には同一符合を付して説明する。
【0077】図12において、31は筒体の周面一部を
分岐させて斜め上方に傾斜する筒状分岐部31aが設け
られた断路器30の接地容器で、この接地容器31はそ
の中心軸線が設置面に対して垂直になるように支持部材
37に取付けられている。
【0078】この接地容器31の上部開口端には筒体3
1cを介してブッシングを兼ねた遮断部碍管23が取付
けられ、また筒状分岐部31aの開口端には磁器碍管1
2内に中心導体11を設けたブッシング1が取付けられ
ている。
【0079】接地容器31内には遮断部30の固定電極
部33とこの固定電極部33に対して接離可能に可動電
極部32が同一軸線上に設けられ、可動電極部32は中
空導体32aを介して支持絶縁物36により支持部材3
7に垂直に取付けられている。
【0080】この可動電極部32の中空導体32aには
筒状分岐部31a内の中心軸線上に配設された導体32
bの一端部が接続され、その他端部はブッシング1の中
心導体11に接続されている。
【0081】また、可動電極部32の中空導体32aの
周面一部に接地開閉器4の主極側電極41が取付けら
れ、この主極側電極41に対応する接地容器31の外周
面には接地開閉器操作機構43が取付けられている。こ
の接地開閉器操作機構43は可動電極42を主極側電極
41に対して接離可能に移動操作するものである。
【0082】さらに、可動電極部32に対応する接地容
器31の外周面には操作機構34が取付けられ、この操
作機構34は操作ロッド35を介して可動電極部32を
固定電極部33に対して接離可能に移動操作するもので
ある。
【0083】一方、断路器30の固定電極部33は、ブ
ッシングを兼ねた遮断部碍管23内に同一軸線上に設け
られた遮断部20の固定電極部21とこの固定電極部2
1に対して接離可能な可動電極部22の中空導体22a
に機械的及び電気的に接続されている。この遮断部20
の固定電極部21は遮断部碍管23の先端部に取付けら
れ、可動電極部22は絶縁物27を介して筒体31cの
内周面に支持されている。
【0084】また、この絶縁物27に対応する筒体31
cの外周面に遮断部操作機構28が取付けられ、この遮
断部操作機構28により操作される操作ロッド25は絶
縁物27内を貫通させて可動電極部22の中空導体22
a内に設けられた変換レバー24を介してリンク26に
結合され、可動電極部22を固定電極部21に対して接
離操作可能にしている。
【0085】なお、接地容器31の上部開口端付近に断
路器30の固定電極部33と遮断部20の可動電極部2
2側の中空導体22aとの接続部を囲むように変流器7
0が設けられている。
【0086】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
によれば、絶縁物27により遮断部20の可動電極部2
2と断路器30の固定電極部33とを支持することによ
り、遮断部20と断路器30とを略直線状に配置するこ
とが可能となり、全体を大幅に簡素化できる。
【0087】図13は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第12の実施の形態を示す構成図で、図12と同
一部分には同一符合を付してその説明を省略し、ここで
は異なる部分について述べる。
【0088】第12の実施の形態では、図13に示すよ
うに接地容器31の上部開口端と筒体31cの結合部間
に導体の支持を兼ねた絶縁スペーサ64を設けるように
したものである。
【0089】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、断路器30と遮断部20のガスを絶縁ス
ペーサ64で区分することができるので、点検時の作業
性を向上させることができる。
【0090】図14は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第13の実施の形態を示す構成図で、図12と同
一部分には同一符合を付してその説明を省略し、ここで
は異なる部分について述べる。
【0091】第13の実施の形態では、図14に示すよ
うに断路器30の固定電極部33の周面一部に接地開閉
器8の主極側電極81が取付けられ、この主極側電極8
1に対応する接地容器31の外周面には接地開閉器操作
機構82が取付けられている。この接地開閉器操作機構
82は可動電極83を主極側電極81に対して接離可能
に移動操作するものである。
【0092】このように構成された複合形ガス絶縁開閉
装置とすれば、遮断部20と断路器30との間に第2の
接地開閉器8を設けているので、点検時に当該部の電位
を接地電位にすることが容易にでき、安全性を向上させ
ることができる。
【0093】図15は本発明による複合形ガス絶縁開閉
装置の第14の実施の形態を示す構成図で、図1と同一
部分には同一符合を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分について述べる。
【0094】第14の実施の形態においては、図15に
示すように接地容器31に二股に分かれる筒状分岐部3
1a、31bを設け、接地容器31及び筒状分岐部31
aに対しては第1の実施の形態と同様の構成にして断路
器30及び遮断部20を配置し、筒状分岐部31bに対
しては筒状分岐部31a側と同一構成の断路器30Aを
配置するようにしたものである。
【0095】図16は図15の実施の形態を示す単線結
線図である。
【0096】このような構成の複合形ガス絶縁開閉装置
とすれば、2つの断路器30,30Aを接続構成できる
ので、変電所内で使用される複母線方式の複合形ガス絶
縁開閉装置として効果的に適用することができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ッシングを兼ねた遮断部碍管内に遮断部を配置するよう
にしたので、全体を小形且つ軽量化することができると
共に、製品価格を安価にできる複合形ガス絶縁開閉装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1の
実施の形態を示す断面図。
【図2】同実施の形態の単線結線図
【図3】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第2の
実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第3の
実施の形態を示す断面図。
【図5】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第4の
実施の形態を示す断面図。
【図6】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第5の
実施の形態を示す断面図。
【図7】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第6の
実施の形態を示す断面図。
【図8】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第7の
実施の形態を示す断面図。
【図9】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第8の
実施の形態を示す断面図。
【図10】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第9
の実施の形態を示す断面図。
【図11】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1
0の実施の形態を示す断面図。
【図12】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1
1の実施の形態を示す断面図。
【図13】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1
2の実施の形態を示す断面図。
【図14】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1
3の実施の形態を示す断面図。
【図15】本発明による複合形ガス絶縁開閉装置の第1
4の実施の形態を示す断面図。
【図16】同実施の形態の複合形ガス絶縁開閉装置を示
す単結線図。
【図17】従来の複合形ガス絶縁開閉装置を示す単線結
線図。
【図18】従来の複合形ガス絶縁開閉装置の構成例を示
す断面図。
【符号の説明】 1…ブッシング 2…遮断部 2a…遮断部 3…断路器 4…接地開閉器 5…変流器 6…変流器 2b…遮断部接地容器 3a…断路器接地容器 11…ブッシング導体 12…磁器碍管 15…非磁器碍管 16…非磁器碍管 20…遮断部 21…遮断部固定側電極部 22…遮断部可動側電極部 23…遮断部碍管 24…変換レバー 25…操作ロッド 26…リンク 27…絶縁物 28…遮断部操作機構 30,30A…断路器 31…断路器接地容器 32…断路器可動側電極 33…断路器固定側電極 34…断路器操作機構 35…操作ロッド 41…接地開閉器主極側電極 42…接地開閉器可動電極 36…支持絶縁物 43…接地開閉器操作機構 60…絶縁物 61…電極 62…円柱状絶縁物 63…絶縁スペーサ 64…絶縁スペーサ 65…絶縁スペーサ 70…変流器 71…光変換形変流器 72…変成器 73…光変換形分圧器 81…接地開閉器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内野 信介 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 野澤 優 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 吉見 彰浩 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 鐙屋 温 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 菅原 俊幸 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 東 芝変電機器テクノロジー株式会社内 (72)発明者 尾形 和俊 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 永渕 善宣 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 5G017 AA13 BB11 BB14 FF07 HH01 JJ02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の周面一部を分岐させて斜め上方に
    傾斜する筒状分岐部が設けられ、内部に絶縁性ガスが封
    入される接地容器と、この接地容器及び前記筒状分岐部
    の開口端にそれぞれ取付けられた碍管と、前記接地容器
    内に設けられ、且つ接地容器側にブッシングとして設け
    られた碍管に有する導体に電気的に接続された断路器
    と、前記接地容器の筒状分岐部側の碍管内に前記断路器
    と電気的に直列接続して設けられた遮断部と、前記遮断
    部と断路器との間の接続導体を中心として前記筒状分岐
    部の外周部に設けられた変流器と、前記接地容器に取付
    けられ、前記断路器の遮断部と反対側極を主極側電極と
    して接離する接地開閉器と、この接地開閉器の前記主極
    側電極と前記ブッシング導体とを前記接地容器に支持固
    定する絶縁物とを備えたことを特徴とする複合形ガス絶
    縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合形ガス絶縁開閉装置
    において、遮断部と断路器との間の接続導体を主極側電
    極として接離する接地開閉器を筒状分岐部に設けたこと
    を特徴とする複合形ガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合形ガス絶縁開閉装置
    において、断路器とブッシングとの間に変成器を備えた
    ことを特徴とする複合形ガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複合形ガス絶縁開閉装置
    において、断路器とブッシングとの間の変成器を光変換
    形分圧器としたことを特徴とする複合形ガス絶縁開閉装
    置。
  5. 【請求項5】 筒体の周面一部を分岐させて斜め上方に
    傾斜する筒状分岐部が設けられ、内部に絶縁性ガスが封
    入される接地容器と、この接地容器及び前記筒状分岐部
    の開口端にそれぞれ取付けられた碍管と、前記接地容器
    側の碍管内に設けられた遮断部と、前記筒状分岐部内に
    前記遮断部と電気的に直列接続して設けられ、且つ筒状
    分岐部側にブッシングとして設けられた碍管に有する導
    体に電気的に接続された断路器と、前記遮断部と該遮断
    部および断路器を電気的に直列接続した導体部分とを略
    直線状に配置して前記接地容器の接地部分に支持する支
    持絶縁物と、前記遮断部と前記断路器とを直列接続した
    導体部分を中心として前記接地容器の外周部に設けられ
    た変流器と、前記筒状分岐部に取付けられ前記断路器の
    前記遮断部と反対側極を主極側電極として接離する接地
    開閉器と、この接地開閉器の前記主極側電極と前記ブッ
    シング導体とを前記筒状分岐部に支持固定する絶縁物と
    を備えたことを特徴とする複合形ガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の複合形ガス絶縁開閉装置
    において、断路器と遮断部との間にそれぞれのガス空間
    を区分する絶縁スペーサを設けたことを特徴とする複合
    形ガス絶縁開閉装置。
  7. 【請求項7】 筒体の周面の異なる位置を分岐させて斜
    め上方に傾斜する2つの筒状分岐部が設けられ、内部に
    絶縁性ガスが封入される接地容器と、この接地容器及び
    前記各筒状分岐部の開口端にそれぞれ取付けられた碍管
    と、前記接地容器内に設けられ、且つ接地容器側にブッ
    シングとして設けられた碍管に有する導体に電気的に接
    続された第1の断路器と、前記接地容器の一方の筒状分
    岐部内に前記第1の断路器と電気的に並列に接続して設
    けられ、且つ該筒状分岐部側にブッシングとして設けら
    れた碍管に有する導体に電気的に接続された第2の断路
    器と、前記接地容器の他方の筒状分岐部側の碍管内に前
    記第1の断路器及び第2の断路器と電気的に直列接続し
    て設けられた遮断部と、前記遮断部と前記第1及び第2
    の断路器との間の接続導体を中心として前記他方の筒状
    分岐部の外周部に設けられた変流器と、前記接地容器及
    び前記一方の筒状分岐部にそれぞれ取付けられ、前記第
    1及び第2の断路器の前記遮断部と反対側極を主極側電
    極として接離する第1及び第2の接地開閉器と、これら
    第1及び第2の接地開閉器の前記主極側電極と前記ブッ
    シング導体とを前記接地容器及び一方の筒状分岐部にそ
    れぞれ支持固定する絶縁物とを備えたことを特徴とする
    複合形ガス絶縁開閉装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項5、請求項7のいずれ
    かに記載の複合形ガス絶縁開閉装置において、ブッシン
    グ導体及び接地開閉器の主極側電極を支持する絶縁物
    は、略円柱状の絶縁物で構成されていることを特徴とす
    る複合形ガス絶縁開閉装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項5、請求項7のいずれ
    かに記載の複合形ガス絶縁開閉装置において、遮断部を
    接地容器の半径方向から絶縁物で支持固定し、さらに遮
    断部と断路器との間を遮断部側に凸形状の絶縁スペーサ
    にてガス空間を区分すると共に、断路器の電極の1つを
    支持固定するようにしたことを特徴とする複合形ガス絶
    縁開閉装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項5、請求項7のいず
    れかに記載の複合形ガス絶縁開閉装置において、変流器
    は光変換形変流器を使用したことを特徴とする複合形ガ
    ス絶縁開閉装置。
  11. 【請求項11】 筒体の周面一部を分岐させて斜め上方
    に傾斜する筒状分岐部が設けられ、内部に絶縁性ガスが
    封入される接地容器と、この接地容器及び前記筒状分岐
    部の開口端にそれぞれ取付けられた碍管と、前記接地容
    器及びこの接地容器側の碍管内に略直線状に配置され、
    且つ電気的に直列接続して前記接地容器の接地部分に絶
    縁支持物を介して支持された遮断部及び断路器と、前記
    筒状分岐部側にブッシングとして設けられた碍管に有す
    る導体と前記断路器との間を電気的に接続する接続導体
    と、前記遮断部と断路器との間の接続導体を中心として
    前記接地容器の外周部に設けられた変流器と、前記接地
    容器に取付けられ前記断路器の遮断部と反対側極を主極
    側電極として接離する接地開閉器とを備えたことを特徴
    とする複合形ガス絶縁開閉装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の複合形ガス絶縁開閉
    装置において、遮断部と断路器のガス空間が絶縁スペー
    サで区切られ、且つ断路器の電極の1つは絶縁スペーサ
    に支持固定されていることを特徴とする複合形ガス絶縁
    開閉装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれかの
    項に記載の複合形ガス絶縁開閉装置において、遮断部を
    収納している碍管およびブッシング碍管の少なくとも一
    方をFRPとゴム等で構成された非磁器碍管を使用した
    ことを特徴とする複合形ガス絶縁開閉装置。
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