JP2002051222A - 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002051222A
JP2002051222A JP2000237497A JP2000237497A JP2002051222A JP 2002051222 A JP2002051222 A JP 2002051222A JP 2000237497 A JP2000237497 A JP 2000237497A JP 2000237497 A JP2000237497 A JP 2000237497A JP 2002051222 A JP2002051222 A JP 2002051222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
component data
image processing
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000237497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4304846B2 (ja
Inventor
Hideto Sakamoto
英仁 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2000237497A priority Critical patent/JP4304846B2/ja
Publication of JP2002051222A publication Critical patent/JP2002051222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4304846B2 publication Critical patent/JP4304846B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像データを、画像内の主要な被写体
と背景との区別が明確となるモノクロ画像データに変換
する画像処理方法および画像処理プログラムを記録した
記録媒体を提供する。 【解決手段】 RGBの各成分からなるカラー画像デー
タを、輝度成分データと色差成分データとに変換すると
ともに、強調を行うべき色差成分を設定する。そして、
この強調を行うべき色差成分データを有する画素に対し
て、その輝度成分データを強調する補正を行い、この補
正された輝度成分データに基づいてモノクロ画像データ
に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像データ
をモノクロ画像データに変換する画像処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラなどによって撮影された画
像を、白黒などの単色の濃淡で表現したモノクローム画
像として出力するモノクロプリントが行われている。モ
ノクロプリントは、例えば2色刷りの印刷物に写真を載
せる場合などに用いられる。また、モノクロプリント独
特の画質をプリント画像として使いたい時などに用いら
れることもある。
【0003】このようなモノクロプリントを行う方法と
しては、撮影時にモノクロフィルムを用いる方法と、撮
影時にはカラーフィルムを用いて撮影し、印画紙上に焼
き付ける際に、モノクローム画像として焼き付ける方法
とがある。
【0004】また、昨今では、デジタルカメラやスキャ
ナなどの普及により、写真画像をデジタル画像データと
して処理し、例えばPLZTやLCD(Liquid Crystal
Display)などを用いたデジタルプリンタによって焼付を
行ったり、インクジェットプリンタやレーザプリンタな
どによってプリントを行うことも行われている。このよ
うなデジタルプリントにおいても、デジタルカメラによ
る撮影時、スキャナによる画像読み取り時、あるいは画
像処理時において、モノクローム画像データが生成さ
れ、モノクロプリントが行われる場合がある。
【0005】上記のいずれの方法においても、モノクロ
プリントを行う際には、画像に含まれる対象物の様々な
色彩を無彩色の濃淡の階調で表現することによって、モ
ノクローム画像が生成されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モノクローム画像は、
上記のように、対象物の様々な色彩を無彩色の濃淡の階
調で表現されたものとなっている。したがって、対象物
において、互いに色相が異なる色であっても、輝度が同
程度の色同士であるならば、モノクローム画像に変換す
ると、同じ濃度の色として表現されることになる。例え
ば、緑色の背景の中に赤色の物体があるような画像の場
合、背景と物体との輝度が同程度である場合には、モノ
クローム画像にすると、両者が同じ濃度として表現され
てしまい、背景と物体との区別が困難になる、という問
題が生じる。
【0007】このような問題に対応するために、モノク
ロフィルムを用いて撮影を行う際に、主要な被写体を構
成する色の同色のフィルターをカメラのレンズの前にセ
ットし、モノクロフィルムの感色性を調整する方法があ
る。すなわち、強調したい色彩と同色のフィルターを用
いることによって、強調したい色彩以外の色彩を弱め、
主要な被写体を引き立たせることになる。
【0008】しかしながら、この方法は、フィルターを
用いずに撮影を行ってしまった画像に対しては対応でき
ないという問題や、フィルターの色の種類をある程度用
意しておかなければならず、一般のアマチュアカメラマ
ンでは対応が困難であるという問題などを有している。
【0009】一方、デジタル画像処理においては、上記
のように、背景と物体との区別が困難となっているよう
なモノクローム画像に対して、例えばコントラストを上
げることによって対応する方法がある。すなわち、コン
トラストを上げることによって濃度の差を広げることが
できるので、互いに異なる色彩同士の間で濃度差が小さ
い場合でも、両者の区別をつけやすくすることが可能と
なる。しかしながら、互いに異なる色彩同士の間で濃度
差がほとんどない場合には、いくらコントラストを上げ
ても濃度の差がほとんど大きくならないことになり、ま
た、コントラストを上げ過ぎても、画像全体で不自然な
濃度バランスになるという問題も生じることになる。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、カラー画像データを、画
像内の主要な被写体と背景との区別が明確となるモノク
ロ画像データに変換する画像処理方法および画像処理プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の画像処理方法は、複数の画素から
なるカラー画像データをモノクロ画像データに変換する
画像処理方法において、上記カラー画像データを、輝度
成分データと色差成分データとに変換するステップと、
強調を行うべき色差成分を設定するステップと、上記強
調を行うべき色差成分に含まれる色差成分データを有す
る画素の輝度成分データを強調する補正を行うステップ
と、補正された輝度成分データに基づいてモノクロ画像
データに変換するステップとを有していることを特徴と
している。
【0012】上記の方法では、まず、例えばRGBの各
成分からなるカラー画像データを、輝度成分データおよ
び色差成分データに変換している。そして、強調を行う
べき色差成分データを有する画素に対して、その輝度成
分データを強調する補正を行い、この補正された輝度成
分データに基づいてモノクロ画像データに変換してい
る。よって、所定の色差成分データとして、元のカラー
画像における主要となる被写体を主に構成している色差
成分を設定することによって、この主要となる被写体の
輝度成分が強調されることになり、変換されたモノクロ
画像データにおいても、この被写体が強調された状態の
画像となる。したがって、背景と主要となる被写体とが
明確に区別されたモノクローム画像を提供することがで
きる。
【0013】請求項2記載の画像処理方法は、請求項1
記載の方法において、上記の所定の色差成分データを有
する画素の輝度成分データを強調する補正を行うか否か
を判断するステップをさらに有していることを特徴とし
ている。
【0014】上記の方法によれば、輝度成分データを強
調する補正を行うか否かを判断するステップを有してい
るので、例えば輝度成分データを強調する補正を行わな
い方が、より自然なモノクローム画像が得られるような
画像である場合に、必要以上の補正を行わないようにす
ることが可能となる。
【0015】請求項3記載の画像処理方法は、請求項2
記載の方法において、上記の補正を行うか否かの判断
が、各画素の輝度成分データの分布における分散の値に
応じて行われることを特徴としている。
【0016】上記の方法では、輝度成分データの分布に
おける分散の値に応じて、補正を行うか否かを判断して
いる。よって、例えば、輝度成分データの分布における
分散が所定値よりも小さい場合に補正を行うように判断
するように設定すれば、輝度成分データの分布における
分散の小さい画像に対しては、補正を行うことによって
輝度を分散させることにより、モノクローム画像ににお
ける各種形状を明確に表現することが可能となる。ま
た、輝度成分データの分布における分散が大きい場合に
は、補正を行わずとも十分に各種形状が明確となったモ
ノクローム画像に変換することができるので、上記のよ
うな判断によれば、必要以上の補正を行うことを防止す
ることができる。
【0017】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の輝度成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となる。
【0018】請求項4記載の画像処理方法は、請求項2
または3記載の方法において、上記の補正を行うか否か
の判断が、各画素の色差成分データの分布における分散
の値に応じて行われることを特徴としている。
【0019】上記の方法では、色差成分データの分布に
おける分散の値に応じて、補正を行うか否かを判断して
いる。よって、例えば、色差成分データの分布における
分散が所定値よりも大きい場合に補正を行うように判断
するように設定すれば、上記分散が大きくなる可能性の
高い、様々な色成分からなる画像に対しては、補正を行
うことによって、同程度の輝度で色のみが異なる複数の
領域同士の区別を明確にしたモノクローム画像を提供す
ることが可能となる。また、色差成分データの分布にお
ける分散が小さい場合には、元の画像が似通った色の画
素の割合が高く、補正を行わずとも十分に各種形状が明
確となったモノクローム画像に変換することができるの
で、上記のような判断によれば、必要以上の補正を行う
ことを防止することができる。
【0020】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の色差成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となる。
【0021】請求項5記載の画像処理方法は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の方法において、色差成分を
複数の範囲に分割するとともに、各範囲に色差成分デー
タが含まれる画素の度数に基づいて、上記強調を行うべ
き色差成分の設定が行われることを特徴としている。
【0022】上記の方法では、色差成分を複数の範囲に
分割するとともに、強調を行うべき色差成分の設定を、
各範囲に含まれる画素の度数に基づいて設定している。
よって、例えば、含まれる画素の度数が最も高くなる範
囲の色差成分を、強調を行うべき色差成分と設定した場
合、主要となる被写体は画像内で大きな面積を占めると
仮定すると、この主要となる被写体を構成する画素の色
差成分が、強調を行うべき色差成分と設定されることに
なる。したがって、この主要となる被写体に対して強調
が行われることになる。
【0023】また、上記のように、強調を行うべき色差
成分の設定が、各範囲に色差成分データが含まれる画素
の度数という、客観的な数値に基づいて行っているの
で、例えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュ
ータなどによる演算処理によって判断することが可能と
なる。
【0024】請求項6記載の画像処理方法は、請求項1
ないし5のいずれかに記載の方法において、上記強調を
行うべき色差成分の設定が、強調を行うべき色相を設定
することによって行われることを特徴としている。
【0025】上記の方法によれば、強調を行うべき色相
を設定し、この色相を有する画素に対して、その輝度成
分データを強調する補正を行うことになる。よって、例
えば、元の画像において、主要となる被写体を構成する
主な色相を設定することによって、彩度の変化による影
響をなくした状態で、輝度成分データを強調する画素の
選択を行うことが可能となる。
【0026】請求項7記載の画像処理プログラムを記録
した記録媒体は、複数の画素からなるカラー画像データ
をモノクロ画像データに変換する画像処理プログラムを
記録した記録媒体において、上記カラー画像データを、
輝度成分データと色差成分データとに変換する処理と、
強調を行うべき色差成分を設定する処理と、上記強調を
行うべき色差成分に含まれる色差成分データを有する画
素の輝度成分データを強調する補正を行う処理と、補正
された輝度成分データに基づいてモノクロ画像データに
変換する処理とをコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録してなることを特徴としている。
【0027】上記の記録媒体に記録されたプログラムで
は、まず、例えばRGBの各成分からなるカラー画像デ
ータを、輝度成分データおよび色差成分データに変換し
ている。そして、強調を行うべき色差成分データを有す
る画素に対して、その輝度成分データを強調する補正を
行い、この補正された輝度成分データに基づいてモノク
ロ画像データに変換している。よって、所定の色差成分
データとして、元のカラー画像における主要となる被写
体を主に構成している色差成分を設定することによっ
て、この主要となる被写体の輝度成分が強調されること
になり、変換されたモノクロ画像データにおいても、こ
の被写体が強調された状態の画像となる。したがって、
背景と主要となる被写体とが明確に区別されたモノクロ
ーム画像を提供することができる。
【0028】請求項8記載の画像処理プログラムを記録
した記録媒体は、請求項7記載の構成において、上記プ
ログラムが、上記の所定の色差成分データを有する画素
の輝度成分データを強調する補正を行うか否かを判断す
る処理をさらに有していることを特徴としている。
【0029】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、輝度成分データを強調する補正を行うか否かを
判断する処理を有しているので、例えば輝度成分データ
を強調する補正を行わない方が、より自然なモノクロー
ム画像が得られるような画像である場合に、必要以上の
補正を行わないようにすることが可能となる。
【0030】請求項9記載の画像処理プログラムを記録
した記録媒体は、請求項8記載の構成において、上記の
補正を行うか否かの判断が、各画素の輝度成分データの
分布における分散の値に応じて行われることを特徴とし
ている。
【0031】上記の記録媒体に記録されたプログラムで
は、輝度成分データの分布における分散の値に応じて、
補正を行うか否かを判断している。よって、例えば、輝
度成分データの分布における分散が所定値よりも小さい
場合に補正を行うように判断するように設定すれば、輝
度成分データの分布における分散の小さい画像に対して
は、補正を行うことによって輝度を分散させることによ
り、モノクローム画像ににおける各種形状を明確に表現
することが可能となる。また、輝度成分データの分布に
おける分散が大きい場合には、補正を行わずとも十分に
各種形状が明確となったモノクローム画像に変換するこ
とができるので、上記のような判断によれば、必要以上
の補正を行うことを防止することができる。
【0032】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の輝度成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となる。
【0033】請求項10記載の画像処理プログラムを記
録した記録媒体は、請求項8または9記載の構成におい
て、上記の補正を行うか否かの判断が、各画素の色差成
分データの分布における分散の値に応じて行われること
を特徴としている。
【0034】上記の記録媒体に記録されたプログラムで
は、色差成分データの分布における分散の値に応じて、
補正を行うか否かを判断している。よって、例えば、色
差成分データの分布における分散が所定値よりも大きい
場合に補正を行うように判断するように設定すれば、上
記分散が大きくなる可能性の高い、様々な色成分からな
る画像に対しては、補正を行うことによって、同程度の
輝度で色のみが異なる複数の領域同士の区別を明確にし
たモノクローム画像を提供することが可能となる。ま
た、色差成分データの分布における分散が小さい場合に
は、元の画像が似通った色の画素の割合が高く、補正を
行わずとも十分に各種形状が明確となったモノクローム
画像に変換することができるので、上記のような判断に
よれば、必要以上の補正を行うことを防止することがで
きる。
【0035】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の色差成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となる。
【0036】請求項11記載の画像処理プログラムを記
録した記録媒体は、請求項7ないし10のいずれかに記
載の構成において、色差成分を複数の範囲に分割すると
ともに、各範囲に色差成分データが含まれる画素の度数
に基づいて、上記強調を行うべき色差成分の設定が行わ
れることを特徴としている。
【0037】上記の記録媒体に記録されたプログラムで
は、色差成分を複数の範囲に分割するとともに、強調を
行うべき色差成分の設定を、各範囲に含まれる画素の度
数に基づいて設定している。よって、例えば、含まれる
画素の度数が最も高くなる範囲の色差成分を、強調を行
うべき色差成分と設定した場合、主要となる被写体は画
像内で大きな面積を占めると仮定すると、この主要とな
る被写体を構成する画素の色差成分が、強調を行うべき
色差成分と設定されることになる。したがって、この主
要となる被写体に対して強調が行われることになる。
【0038】また、上記のように、強調を行うべき色差
成分の設定が、各範囲に色差成分データが含まれる画素
の度数という、客観的な数値に基づいて行っているの
で、例えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュ
ータなどによる演算処理によって判断することが可能と
なる。
【0039】請求項12記載の画像処理プログラムを記
録した記録媒体は、請求項7ないし11のいずれかに記
載の構成において、上記強調を行うべき色差成分の設定
が、強調を行うべき色相を設定することによって行われ
ることを特徴としている。
【0040】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、強調を行うべき色相を設定し、この色相を有す
る画素に対して、その輝度成分データを強調する補正を
行うことになる。よって、例えば、元の画像において、
主要となる被写体を構成する主な色相を設定することに
よって、彩度の変化による影響をなくした状態で、輝度
成分データを強調する画素の選択を行うことが可能とな
る。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0042】図2は、本発明の実施の形態に係る写真処
理システムの概略を示すブロック図である。同図に示す
ように、該写真処理システムは、画像処理装置1と、画
像処理装置1にデジタル画像データを入力するデジタル
カメラ2、およびスキャナ3と、画像処理装置1におい
て処理された画像データに基づいて、各種用紙に画像を
プリントするプリンタ4とを備えた構成となっている。
【0043】デジタルカメラ2は、例えばCCD(Charg
e Coupled Device) などの撮像素子を用いて写真撮影を
行い、これをデジタル画像データとして記録するもので
ある。このデジタルカメラ2によって撮影された画像デ
ータは、フラッシュメモリーなどの各種記憶手段に記録
される。
【0044】スキャナ3は、元画像としての各種アナロ
グ画像をCCDなどによって読み取り、これをデジタル
画像データに変換するものである。このスキャナ3とし
ては、ネガフィルムなどの写真フィルムに記録されてい
る画像を読み取るフィルムスキャナでもよいし、例えば
プリント済の銀塩写真や、その他紙状媒体に記録された
画像などを読み取るスキャナでもよい。
【0045】プリンタ4は、画像処理装置1から送られ
てくる画像データをプリントすることが可能なものであ
れば、どのようなものを用いてもよい。このプリンタ4
としては、例えば、インクジェット方式のプリンタやレ
ーザプリンタ、あるいは、LCD、DMD、PLZTな
どの光変調素子を用い、印画紙などの感光材料を感光さ
せることによって焼付を行うデジタルプリンタなどが挙
げられる。
【0046】画像処理装置1は、例えばPC(Personal
Computer) ベースの装置によって構成され、図示はしな
いが、PC本体、モニターなどの表示手段、キーボー
ド、マウスなどの入力手段などによって構成されてい
る。そして、この画像処理装置1は、デジタルカメラ2
およびスキャナ3からデジタル画像データを取り込む画
像入力部5と、画像入力部5において取り込まれたデジ
タル画像データに対して種々の画像処理を行う画像処理
部6と、画像処理部6において画像処理されたデジタル
画像データをプリンタ4に対して出力する画像出力処理
部7とを備えている。
【0047】画像入力部5は、上記のように、デジタル
カメラ2およびスキャナ3と、画像処理装置1とのイン
ターフェースとなる部分である。接続形態は特に限定さ
れるものではないが、例えばデジタルカメラ2との接続
は、RS-232C などによるシリアル接続、USB(Univers
al Serial Bus)接続、などが挙げられ、スキャナ3との
接続は、SCSI(Small Computer System Interface)
接続、パラレル接続、USB接続などが挙げられる。な
お、図2に示す例では、画像データの入力手段として、
デジタルカメラ2とスキャナ3とを挙げているが、これ
に限定されるものではなく、例えば、画像データが記録
されたハードディスクドライブや各種リムーバブルメデ
ィアドライブなどから画像データを入力するシステムと
することも可能である。
【0048】画像処理部6は、例えば、PCにおいて動
作する画像処理プログラムによって動作するものであ
る。この画像処理部6における処理の詳細については後
述する。
【0049】画像出力処理部7は、画像処理部6におい
て画像処理がなされた画像データを、プリンタ4で出力
するのに最適なデータ形式に変換し、これをプリンタ4
に送信するものである。データ形式の変換は、例えばプ
リンタドライバと呼ばれるプログラムによって行われる
ことになる。また、プリンタ4との接続形態は特に限定
されるものではないが、例えば、パラレル接続、USB
接続などが挙げられる。
【0050】次に、画像処理部6において行われる処理
について説明する。この画像処理部6では、入力された
カラー画像データに基づいて、主要となる被写体が強調
されたモノクロ画像データを作成する処理を行ってい
る。図1は、この画像処理部6における画像処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0051】まず、ステップ1(以下、S1のように称
する)において、画像入力部5によって画像データが入
力される。そして、入力された画像データからなるRG
Bデータ(B,G,R)を、YCC変換によって、YC
Cデータ(C2,YY,C1)に変換する(S2)。な
お、このYCCデータにおけるYYは輝度信号であり、
該当画素の輝度を示している。また(C1,C2)は色
差信号であり、該当画素の色相および彩度の状態を示し
ている。このRGBデータ(B,G,R)からYCCデ
ータ(C2,YY,C1)に変換する際の演算は、次に
示すような式によって行われる。
【0052】
【数1】
【0053】次に、色の強調に関する各種判定を手動で
行うか自動で行うかの選択が行われる(S3)。この選
択は、オペレータによって行われることになる。なお、
この選択は、1つの画像に対する処理ごとに行われても
よいし、一旦どちらかに設定してしまえば、設定変更指
令を出さない限り、その設定で処理が行われるような設
定でもよい。
【0054】S3において手動判定を行うように選択さ
れた場合、S4において、色の強調を行うべきか否かが
オペレータによって判断される。ここでの判断は、S2
でYCC変換されたYCCデータのYY成分に基づいて
作成したモノクロ画像を表示画面上に表示し、この画像
の状態をオペレータが観察することによって行われる。
すなわち、このモノクロ画像において、主要となる被写
体と背景との区別がわかりにくい場合などに、色の強調
を行うべきであると判断されることになる。
【0055】そして、S4において色の強調を行うべき
であると判断された場合、S5において、強調する色の
指定を行う。ここでの色の選択は、S1において入力さ
れた画像データをカラー画像として表示画面上に表示
し、この画像の状態をオペレータが観察することによっ
て行われる。すなわち、このカラー画像において、主要
となる被写体における、強調したい色成分を確認し、そ
の色を強調すべき色として指定することになる。
【0056】一方、S3において自動判定を行うように
選択された場合、S6において、画像データにおける輝
度分布および色分布の解析が行われる。輝度分布は、Y
CCデータにおけるYY成分より求められ、色分布は、
YCCデータにおける(C1,C2)成分より求められ
る。なお、ここでの輝度分布および色分布の解析につい
ての詳細は後述する。
【0057】次に、S6における解析結果に基づいて、
色の強調を行うべきか否かが判断される(S7)。ここ
での判断は、上記の解析結果が所定の条件を満たすか否
かによって判断されるものであり、オペレータによる判
断は不要となっている。この判断の詳細についても後述
する。
【0058】そして、S7において色の強調を行うべき
であると判断された場合、S8において、強調する色が
指定される。ここでの色の選択は、YCCデータにおけ
る(C1,C2)成分の分布状態に応じて選択されるも
のであり、オペレータによる判断は不要となっている。
この色の選択の詳細についても後述する。
【0059】次に、手動判定が行われた場合には、S5
において色の指定が行われた後に、また、自動判定が行
われた場合には、S8において色の指定が行われた後
に、画像データに対して、指定された色の強調処理が行
われる(S9)。ここでの色の強調処理は、指定された
色の輝度成分を上げることによって行われる。この色の
強調処理の詳細についても後述する。
【0060】このようにして色の強調処理が行われた画
像データに基づいて、S10において、モノクロ画像デ
ータが生成される。ここで、生成されたモノクロ画像デ
ータを表示画面上に表示させ、強調処理後の画像の確認
をオペレータが行うようにしてもよい。その後、強調処
理後のモノクロ画像データが、画像出力処理部7からプ
リンタ4に送出され、プリンタ4によって該モノクロ画
像データが出力される。
【0061】次に、上記のS6〜S9の処理の詳細につ
いて説明する。まず、S6における、画像データにおけ
る輝度分布および色分布の解析について説明する。
【0062】まず、S2においてYCC変換されること
によって得られたYCCデータの中から、輝度成分であ
るYY成分を該当画像における全画素分抽出する。そし
て、これらのYY成分のデータの集合から、YY成分の
平均値を算出するとともに、該集合における分散yを算
出する。例えば、全画素のYY成分のデータの集合が、
図3に示すヒストグラムのような分布をしている場合、
このYY成分の散らばり具合を分散yによって数値化す
る。
【0063】この分散yの値が比較的大きい場合には、
画像データにおける輝度が広い範囲に分散していること
になり、画像内の物体の形状や輪郭などが、輝度の差異
によって十分に区別することができるような画像である
可能性が高いと判断できる。一方、分散yの値が比較的
小さい場合には、画像データにおける輝度が狭い範囲に
集まっていることになり、画像内の物体の形状や輪郭な
どが、輝度の差異だけでは十分に区別することができな
いような画像である可能性が高いと判断できる。
【0064】また、S2においてYCC変換されること
によって得られたYCCデータの中から、色差成分であ
る(C1,C2)成分を該当画像における全画素分抽出
する。これらの(C1,C2)成分のデータの集合をC
1−C2平面上にプロットするとともに、これらのプロ
ットされた点の重心位置を求める。そして、この重心位
置とプロットされた各点との距離を全て算出し、この距
離のデータからなる集合における分散ccを算出する。
【0065】この分散ccの値が比較的大きい場合に
は、元の画像が、様々な色相および彩度の色を含んでい
る可能性が高いと判断することができる。すなわち、こ
のような場合には、互いに色は異なるが、輝度値でいえ
ば同じ程度となるような複数の領域が画像内に存在する
可能性が高く、モノクロ画像にすると、これらの領域の
区別が難しくなる可能性が高いと判断することができ
る。一方、分散ccの値が比較的小さい場合には、元の
画像が、特定の色相および彩度の近傍に色が集中してい
る可能性が高いと判断することができる。すなわち、こ
のような場合には、画像全体が同じような色だけで構成
されており、輝度成分の差異によって十分に画像内の各
種形状が明確になる可能性が高いと判断することができ
る。
【0066】次に、S7における、色の強調を行うか否
かの判断について説明する。色の強調を行うか否かの判
断は、強調を行わないと、互いに色は異なるが、輝度値
でいえば同じ程度となるような複数の領域が存在し、モ
ノクロ画像にした時に、これらの領域同士の区別が困難
となるか否かによって行われることになる。本実施形態
において、色の強調を行うべき条件は、S6において求
められた分散yが所定値Aよりも小さく、同じくS6に
おいて求められた分散ccが所定値Bよりも大きいこと
である。
【0067】まず、分散yが所定値Aよりも小さいとい
うことは、画像データにおける輝度が狭い範囲に集まっ
ている状態を示しており、画像内の物体の形状や輪郭な
どが、輝度の差異だけでは十分に区別することができな
いような画像である可能性が高い状態である。また、分
散ccが所定値Bよりも大きいということは、元の画像
が、様々な色相および彩度の色を含んでいる可能性が高
いと判断できる状態を示しており、互いに色は異なる
が、輝度値でいえば同じ程度となるような複数の領域が
画像内に存在する可能性が高い状態である。すなわち、
上記の条件を満たす画像は、そのままの状態でモノクロ
画像に変換すると、主要な被写体の各種形状などが不明
確な画像となるような状態であることになる。逆に言え
ば、上記の条件を満たさないのであれば、強調処理を行
わなくても、十分な画像状態のモノクロ画像に変換する
ことが可能である。このように、上記のような条件によ
って強調処理を行うか否かを判断することによって、不
必要な強調処理を行うことによって不自然なモノクロ画
像に変換してしまうことを防ぐことができる。
【0068】また、上記の条件によって、強調処理をす
べきであると判断された場合、さらに強調の度合いにつ
いても算出される。この強調の度合いは、C1−C2平
面において、画像データの全画素分をプロットした点の
重心位置と、原点との距離dに応じて設定される。図4
は、重心位置から原点までの距離dと、強調の度合いと
の関係を示すグラフである。同図に示すように、重心位
置と原点との距離dが大きくなればなるほど、強調の度
合いが小さくなるように設定されている。また、最も強
調の度合いが強くなるのは、重心位置が原点に一致した
時である。このように強調の度合いが設定されているの
は、以下のような理由によるものである。
【0069】まず、重心位置が原点近傍にある場合を考
える。この場合には、各点は原点のまわりのあらゆる方
向に分布していると考えられる。すなわち、このような
場合の画像データは、様々な種類の色相からなる色の画
素で構成されていることになる。したがって、輝度にお
いて特定のレベルの近傍となる画素が複数存在している
場合に、これらの画素がそれぞれ異なる色相を有してい
る可能性が高く、色相の異なりを輝度の差で表すため
に、強めの強調を行うことが好ましいと考えられる。
【0070】次に、重心位置が原点から離れた位置にあ
る場合を考える。この場合には、各点は原点からみて特
定の方向の範囲に多く分布していると考えられる。すな
わち、このような場合の画像データは、似たような色相
からなる色の画素が多く含まれていることになる。した
がって、同程度の輝度からなる画素は、似たような色相
からなる色の画素である可能性が高く、これらの画素同
士の間では、カラー画像においても見た感じの差が少な
いので、必要以上に強調する必要がないと考えられる。
【0071】なお、図4に示す、重心位置から原点まで
の距離dと、強調の度合いとの関係を示す曲線を示す関
数は、特に限定されるものではなく、重心位置と原点と
の距離dが大きくなればなるほど、強調の度合いが小さ
くなるように設定されていれば、どのような関数を用い
てもよい。
【0072】なお、上記では、色の強調を行うべき条件
として、S6において求められた分散yが所定値Aより
も小さく、同じくS6において求められた分散ccが所
定値Bよりも大きいという条件を示したが、これに限定
されるものではない。例えば、分散yおよび分散ccの
値に応じて、強調の度合いを連続的に変化させるような
条件としてもよい。このような条件とすれば、色の強調
を行う場合と行わない場合との変化の不連続性をなくす
ことができる。
【0073】次に、S8における、強調する色の指定方
法について説明する。まず、画像データをYCC変換す
ることによって得られたYCCデータの中から(C1,
C2)成分を抽出し、これを各画素毎にC1−C2平面
上にプロットする。図5は、各画素毎の(C1,C2)
成分をC1−C2平面上にプロットした状態の例を示し
ている。
【0074】そして、このC1−C2平面において、原
点を中心に複数の角度領域、すなわち、特定の範囲から
なる複数の色相領域を設け、各色相領域毎の度数分布を
求める。図6は、このようにして求められた各色相毎の
ヒストグラムの例を示している。なお、この度数をカウ
ントする際に、C1−C2平面において、原点を中心と
する所定の半径からなる円を設け、この円の内部にプロ
ットされている点は、対応する色相領域の度数としてカ
ウントしないようにする方が好ましい。これは、彩度の
低い画素の影響をなくすためである。つまり、彩度が低
いということは、主要な被写体を構成する画素ではない
可能性が高く、このような画素による、強調する色の選
択に対する影響を、できるだけ小さくすることを目的と
している。なお、この円の半径は、特に固定である必要
はなく、画像データの状態に応じて適宜変更しても構わ
ない。例えば、彩度の低い画素の割合が比較的多いデー
タである場合には、円の半径を小さめに設定するなどの
処理を行ってもよい。
【0075】このようにして求められた、図6に示すよ
うなヒストグラムにおいて、最も度数が高くなっている
色相を、強調する色として設定する。図6に示す例にお
いては、最も度数が高くなっている色相Aを、強調する
色として設定することになる。なお、ここでは、強調す
る色の色相を1つに設定しているが、これに限定される
ものではなく、強調する色を複数設定してもよい。例え
ば、ヒストグラムにおいて、度数のピークが複数ある場
合に、対応する色相をそれぞれ強調する色として設定し
てもよい。この際に、強調する色として設定する度数の
下限値を設け、この下限値以下である場合には、度数と
してピークとなっていても、これを強調する色として設
定しない、というように設定してもよい。
【0076】次に、S9における、強調する色として指
定された色の強調処理について説明する。ここでの色の
強調処理は、S5あるいはS8において指定された色の
色相に近い範囲の色相を有する画素に対して、輝度を上
げる処理を行う。図7は、輝度の補正量の算出方法を説
明する説明図である。この図7は、C1−C2平面に対
して垂直な方向に輝度の補正量ΔYを示した空間を示し
ている。
【0077】まず、C1−C2平面上において、強調す
る色として指定された色の色相方向を示す直線hを設定
する。そして、この直線hと、補正量ΔYの軸からなる
平面を想定し、この平面内で、直線hの原点からの距離
に比例して輝度の補正量ΔYが大きくなるような直線k
を設定する。直線h上の点に対応する画素に対しては、
この直線h上の点から補正量ΔYの方向における直線k
に到る距離を、その画素に対する輝度の補正量として設
定することになる。
【0078】例えば、図7に示す例においては、直線h
上の点である(C1’,C2’)に対応する画素の輝度
がY1である場合、(C1’,C2’)から補正量ΔY
の方向における直線kに到る距離がaとなっているの
で、この画素の補正後の輝度Y1’は、Y1’=Y1+
aによって求められることになる。
【0079】また、強調する色の色相方向の近傍におけ
る補正量は、次のように設定される。すなわち、原点か
ら直線h方向を見た状態で、直線kを最大値とする正規
分布となるような曲面を想定し、この曲面とC1−C2
平面上の点との補正量ΔY方向での距離を、補正量とし
て設定する。なお、ここでは、補正量を示す曲面とし
て、原点から直線h方向を見た状態で、直線kを最大値
とする正規分布となるような曲面を想定したが、正規分
布に限るものではなく、直線kを最大値とし、直線kか
ら離れるにしたがって補正量が小さくなるような関数で
あればどのような関数を用いてもよい。また、この関数
としては、直線kの近傍および補正量が0となる領域近
傍において連続性が保たれるような関数であることが好
ましい。
【0080】なお、上記では、強調する色の色相方向お
よびその近傍となる色相を有している画素に対して、輝
度を上げるように補正を行っているが、強調する色の色
相方向およびその近傍となる色相以外の色相を有してい
る画素に対して、輝度を下げるような補正を行ってもよ
い。すなわち、この場合には、強調する色の色相方向と
なる色相を有する画素に対しては、輝度の補正を行わ
ず、原点から直線h方向を見た状態で、直線hを最大値
とする正規分布となるような曲面を想定し、この曲面と
C1−C2平面上の点との補正量ΔY方向での距離(負
の値)を、補正量として設定する。
【0081】また、上記したように、強調する色を複数
設定した場合、それぞれの強調する色の色相方向に対し
て、上記の直線kに相当する直線を設定してもよい。こ
の場合、原点からそれぞれの色相方向を見た状態で、対
応する直線を最大値とする正規分布となるような曲面を
想定し、この曲面とC1−C2平面上の点との補正量Δ
Y方向での距離を、補正量として設定することになる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る画
像処理方法は、複数の画素からなるカラー画像データを
モノクロ画像データに変換する画像処理方法において、
上記カラー画像データを、輝度成分データと色差成分デ
ータとに変換するステップと、強調を行うべき色差成分
を設定するステップと、上記強調を行うべき色差成分に
含まれる色差成分データを有する画素の輝度成分データ
を強調する補正を行うステップと、補正された輝度成分
データに基づいてモノクロ画像データに変換するステッ
プとを有している方法である。
【0083】これにより、所定の色差成分データとし
て、元のカラー画像における主要となる被写体を主に構
成している色差成分を設定することによって、この主要
となる被写体の輝度成分が強調されることになり、変換
されたモノクロ画像データにおいても、この被写体が強
調された状態の画像となる。したがって、背景と主要と
なる被写体とが明確に区別されたモノクローム画像を提
供することができるという効果を奏する。
【0084】請求項2の発明に係る画像処理方法は、上
記の所定の色差成分データを有する画素の輝度成分デー
タを強調する補正を行うか否かを判断するステップをさ
らに有している方法である。
【0085】これにより、請求項1の方法による効果に
加えて、例えば輝度成分データを強調する補正を行わな
い方が、より自然なモノクローム画像が得られるような
画像である場合に、必要以上の補正を行わないようにす
ることが可能となるという効果を奏する。
【0086】請求項3の発明に係る画像処理方法は、上
記の補正を行うか否かの判断が、各画素の輝度成分デー
タの分布における分散の値に応じて行われる方法であ
る。
【0087】これにより、請求項2の方法による効果に
加えて、例えば、輝度成分データの分布における分散が
所定値よりも小さい場合に補正を行うように判断するよ
うに設定すれば、輝度成分データの分布における分散の
小さい画像に対しては、補正を行うことによって輝度を
分散させることにより、モノクローム画像ににおける各
種形状を明確に表現することが可能となるという効果を
奏する。また、輝度成分データの分布における分散が大
きい場合には、補正を行わずとも十分に各種形状が明確
となったモノクローム画像に変換することができるの
で、上記のような判断によれば、必要以上の補正を行う
ことを防止することができるという効果を奏する。
【0088】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の輝度成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となると
いう効果を奏する。
【0089】請求項4の発明に係る画像処理方法は、上
記の補正を行うか否かの判断が、各画素の色差成分デー
タの分布における分散の値に応じて行われる方法であ
る。
【0090】これにより、請求項2または3の方法によ
る効果に加えて、例えば、色差成分データの分布におけ
る分散が所定値よりも大きい場合に補正を行うように判
断するように設定すれば、上記分散が大きくなる可能性
の高い、様々な色成分からなる画像に対しては、補正を
行うことによって、同程度の輝度で色のみが異なる複数
の領域同士の区別を明確にしたモノクローム画像を提供
することが可能となるという効果を奏する。また、色差
成分データの分布における分散が小さい場合には、元の
画像が似通った色の画素の割合が高く、補正を行わずと
も十分に各種形状が明確となったモノクローム画像に変
換することができるので、上記のような判断によれば、
必要以上の補正を行うことを防止することができるとい
う効果を奏する。
【0091】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の色差成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となると
いう効果を奏する。
【0092】請求項5の発明に係る画像処理方法は、色
差成分を複数の範囲に分割するとともに、各範囲に色差
成分データが含まれる画素の度数に基づいて、上記強調
を行うべき色差成分の設定が行われる方法である。
【0093】これにより、請求項1ないし4のいずれか
の方法による効果に加えて、例えば、含まれる画素の度
数が最も高くなる範囲の色差成分を、強調を行うべき色
差成分と設定した場合、主要となる被写体は画像内で大
きな面積を占めると仮定すると、この主要となる被写体
を構成する画素の色差成分が、強調を行うべき色差成分
と設定されることになる。したがって、この主要となる
被写体に対して強調が行われることになるという効果を
奏する。
【0094】また、上記のように、強調を行うべき色差
成分の設定が、各範囲に色差成分データが含まれる画素
の度数という、客観的な数値に基づいて行っているの
で、例えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュ
ータなどによる演算処理によって判断することが可能と
なるという効果を奏する。
【0095】請求項6の発明に係る画像処理方法は、上
記強調を行うべき色差成分の設定が、強調を行うべき色
相を設定することによって行われる方法である。
【0096】これにより、請求項1ないし5のいずれか
の方法による効果に加えて、例えば、元の画像におい
て、主要となる被写体を構成する主な色相を設定するこ
とによって、彩度の変化による影響をなくした状態で、
輝度成分データを強調する画素の選択を行うことが可能
となるという効果を奏する。
【0097】請求項7の発明に係る画像処理プログラム
を記録した記録媒体は、複数の画素からなるカラー画像
データをモノクロ画像データに変換する画像処理プログ
ラムを記録した記録媒体において、上記カラー画像デー
タを、輝度成分データと色差成分データとに変換する処
理と、強調を行うべき色差成分を設定する処理と、上記
強調を行うべき色差成分に含まれる色差成分データを有
する画素の輝度成分データを強調する補正を行う処理
と、補正された輝度成分データに基づいてモノクロ画像
データに変換する処理とをコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録してなる構成である。
【0098】これにより、所定の色差成分データとし
て、元のカラー画像における主要となる被写体を主に構
成している色差成分を設定することによって、この主要
となる被写体の輝度成分が強調されることになり、変換
されたモノクロ画像データにおいても、この被写体が強
調された状態の画像となる。したがって、背景と主要と
なる被写体とが明確に区別されたモノクローム画像を提
供することができるという効果を奏する。
【0099】請求項8の発明に係る画像処理プログラム
を記録した記録媒体は、上記プログラムが、上記の所定
の色差成分データを有する画素の輝度成分データを強調
する補正を行うか否かを判断する処理をさらに有してい
る構成である。
【0100】これにより、請求項7の構成による効果に
加えて、例えば輝度成分データを強調する補正を行わな
い方が、より自然なモノクローム画像が得られるような
画像である場合に、必要以上の補正を行わないようにす
ることが可能となるという効果を奏する。
【0101】請求項9の発明に係る画像処理プログラム
を記録した記録媒体は、上記の補正を行うか否かの判断
が、各画素の輝度成分データの分布における分散の値に
応じて行われる構成である。
【0102】これにより、請求項8の構成による効果に
加えて、例えば、輝度成分データの分布における分散が
所定値よりも小さい場合に補正を行うように判断するよ
うに設定すれば、輝度成分データの分布における分散の
小さい画像に対しては、モノクローム画像ににおける各
種形状を明確に表現することが可能となるという効果を
奏する。また、輝度成分データの分布における分散が大
きい場合には、補正を行わずとも十分に各種形状が明確
となったモノクローム画像に変換することができるの
で、上記のような判断によれば、必要以上の補正を行う
ことを防止することができるという効果を奏する。
【0103】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の輝度成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となると
いう効果を奏する。
【0104】請求項10の発明に係る画像処理プログラ
ムを記録した記録媒体は、上記の補正を行うか否かの判
断が、各画素の色差成分データの分布における分散の値
に応じて行われる構成である。
【0105】これにより、請求項8または9の構成によ
る効果に加えて、例えば、色差成分データの分布におけ
る分散が所定値よりも大きい場合に補正を行うように判
断するように設定すれば、上記分散が大きくなる可能性
の高い、様々な色成分からなる画像に対しては、補正を
行うことによって、同程度の輝度で色のみが異なる複数
の領域同士の区別を明確にしたモノクローム画像を提供
することが可能となるという効果を奏する。また、色差
成分データの分布における分散が小さい場合には、元の
画像が似通った色の画素の割合が高く、補正を行わずと
も十分に各種形状が明確となったモノクローム画像に変
換することができるので、上記のような判断によれば、
必要以上の補正を行うことを防止することができるとい
う効果を奏する。
【0106】また、上記のように、補正を行うか否かの
判断を、各画素の色差成分データの分布における分散の
値という、客観的な数値に基づいて行っているので、例
えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュータな
どによる演算処理によって判断することが可能となると
いう効果を奏する。
【0107】請求項11の発明に係る画像処理プログラ
ムを記録した記録媒体は、色差成分を複数の範囲に分割
するとともに、各範囲に色差成分データが含まれる画素
の度数に基づいて、上記強調を行うべき色差成分の設定
が行われる構成である。
【0108】これにより、請求項7ないし10のいずれ
かの構成による効果に加えて、例えば、含まれる画素の
度数が最も高くなる範囲の色差成分を、強調を行うべき
色差成分と設定した場合、主要となる被写体は画像内で
大きな面積を占めると仮定すると、この主要となる被写
体を構成する画素の色差成分が、強調を行うべき色差成
分と設定されることになる。したがって、この主要とな
る被写体に対して強調が行われることになるという効果
を奏する。
【0109】また、上記のように、強調を行うべき色差
成分の設定が、各範囲に色差成分データが含まれる画素
の度数という、客観的な数値に基づいて行っているの
で、例えばオペレータなどの人手を介さずに、コンピュ
ータなどによる演算処理によって判断することが可能と
なるという効果を奏する。
【0110】請求項12の発明に係る画像処理プログラ
ムを記録した記録媒体は、上記強調を行うべき色差成分
の設定が、強調を行うべき色相を設定することによって
行われる構成である。
【0111】これにより、請求項7ないし11のいずれ
かの構成による効果に加えて、例えば、元の画像におい
て、主要となる被写体を構成する主な色相を設定するこ
とによって、彩度の変化による影響をなくした状態で、
輝度成分データを強調する画素の選択を行うことが可能
となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る写真処理システム
の画像処理装置が備える画像処理部における処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図2】上記写真処理システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】画像データのYCCデータにおけるYY成分の
度数分布の一例を示すヒストグラムである。
【図4】C1−C2平面において、画像データの全画素
分をプロットした点の重心位置から原点までの距離と、
強調の度合いとの関係を示すグラフである。
【図5】各画素毎の(C1,C2)成分をC1−C2平
面上にプロットした状態の一例を示す説明図である。
【図6】各色相毎の度数分布の一例を示すヒストグラム
である。
【図7】C1−C2平面に対して垂直な方向に輝度の補
正量ΔYを示した空間を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 デジタルカメラ 3 スキャナ 4 プリンタ 5 画像入力部 6 画像処理部 7 画像出力処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AB13 BA16 BA17 CA09 GA19 5B057 AA11 CA01 CA02 CA16 CB01 CB02 CB16 CE16 DB06 5C077 MP08 PP15 PP31 PP32 PP33 PP34 PP37 PP43 PQ19 SS01 TT02 TT09 5C079 HA11 HB02 HB04 HB11 LA02 LB11 MA11 MA19 NA01 NA17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素からなるカラー画像データをモ
    ノクロ画像データに変換する画像処理方法において、 上記カラー画像データを、輝度成分データと色差成分デ
    ータとに変換するステップと、 強調を行うべき色差成分を設定するステップと、 上記強調を行うべき色差成分に含まれる色差成分データ
    を有する画素の輝度成分データを強調する補正を行うス
    テップと、 補正された輝度成分データに基づいてモノクロ画像デー
    タに変換するステップとを有していることを特徴とする
    画像処理方法。
  2. 【請求項2】上記の所定の色差成分データを有する画素
    の輝度成分データを強調する補正を行うか否かを判断す
    るステップをさらに有していることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】上記の補正を行うか否かの判断が、各画素
    の輝度成分データの分布における分散の値に応じて行わ
    れることを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】上記の補正を行うか否かの判断が、各画素
    の色差成分データの分布における分散の値に応じて行わ
    れることを特徴とする請求項2または3記載の画像処理
    方法。
  5. 【請求項5】色差成分を複数の範囲に分割するととも
    に、各範囲に色差成分データが含まれる画素の度数に基
    づいて、上記強調を行うべき色差成分の設定が行われる
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  6. 【請求項6】上記強調を行うべき色差成分の設定が、強
    調を行うべき色相を設定することによって行われること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  7. 【請求項7】複数の画素からなるカラー画像データをモ
    ノクロ画像データに変換する画像処理プログラムを記録
    した記録媒体において、 上記カラー画像データを、輝度成分データと色差成分デ
    ータとに変換する処理と、 強調を行うべき色差成分を設定する処理と、 上記強調を行うべき色差成分に含まれる色差成分データ
    を有する画素の輝度成分データを強調する補正を行う処
    理と、 補正された輝度成分データに基づいてモノクロ画像デー
    タに変換する処理とをコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録してなることを特徴とする画像処理プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】上記プログラムが、上記の所定の色差成分
    データを有する画素の輝度成分データを強調する補正を
    行うか否かを判断する処理をさらに有していることを特
    徴とする請求項7記載の画像処理プログラムを記録した
    記録媒体。
  9. 【請求項9】上記の補正を行うか否かの判断が、各画素
    の輝度成分データの分布における分散の値に応じて行わ
    れることを特徴とする請求項8記載の画像処理プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】上記の補正を行うか否かの判断が、各画
    素の色差成分データの分布における分散の値に応じて行
    われることを特徴とする請求項8または9記載の画像処
    理プログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】色差成分を複数の範囲に分割するととも
    に、各範囲に色差成分データが含まれる画素の度数に基
    づいて、上記強調を行うべき色差成分の設定が行われる
    ことを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載
    の画像処理プログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】上記強調を行うべき色差成分の設定が、
    強調を行うべき色相を設定することによって行われるこ
    とを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載の
    画像処理プログラムを記録した記録媒体。
JP2000237497A 2000-08-04 2000-08-04 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4304846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237497A JP4304846B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237497A JP4304846B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002051222A true JP2002051222A (ja) 2002-02-15
JP4304846B2 JP4304846B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=18729348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000237497A Expired - Fee Related JP4304846B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4304846B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477656B1 (ko) * 2002-07-27 2005-03-22 삼성전자주식회사 디지털 화질 개선 방법 및 장치
JP2009014355A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Olympus Corp 画像処理装置および画像処理プログラム
US7602967B2 (en) 2003-06-28 2009-10-13 Samsung Electronics Co., Ltd Method of improving image quality
JP4922168B2 (ja) * 2004-09-15 2012-04-25 オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ソース画像データをターゲット画像データに変換する方法および装置
JP2015106881A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2015162699A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 シャープ株式会社 画像処理装置、及び画像形成装置
JP2016225724A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社沖データ 画像処理装置及び画像形成システム
JP2020095325A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社サンライン 画像識別システム
JP7483471B2 (ja) 2020-04-10 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5782804B2 (ja) 2010-05-24 2015-09-24 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477656B1 (ko) * 2002-07-27 2005-03-22 삼성전자주식회사 디지털 화질 개선 방법 및 장치
US7602967B2 (en) 2003-06-28 2009-10-13 Samsung Electronics Co., Ltd Method of improving image quality
JP4922168B2 (ja) * 2004-09-15 2012-04-25 オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ソース画像データをターゲット画像データに変換する方法および装置
JP2009014355A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Olympus Corp 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2015106881A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2015162699A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 シャープ株式会社 画像処理装置、及び画像形成装置
JP2016225724A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社沖データ 画像処理装置及び画像形成システム
JP2020095325A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社サンライン 画像識別システム
JP7349653B2 (ja) 2018-12-10 2023-09-25 株式会社サンライン 画像識別システム
JP7483471B2 (ja) 2020-04-10 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4304846B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8463038B2 (en) Image processing apparatus and method for correcting an image based upon features of the image
JP4368513B2 (ja) 画像処理方法および装置並びに記録媒体
US20070133017A1 (en) Image processing apparatus, photographing apparatus, image processing system, image processing method and program
EP1528793A2 (en) Image processing apparatus, image-taking system and image processing method
JP6613697B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP2001186353A (ja) 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002051222A (ja) 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JPH11298736A (ja) 画像処理方法、画像処理プログラムが記録された可読記録媒体及び画像処理装置
JP2009282860A (ja) 未現像画像データの現像処理装置、現像処理方法、および現像処理のためのコンピュータプログラム
JPWO2005112428A1 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像記録装置及び画像処理プログラム
JP2005192162A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置
JP2006318255A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2002044469A (ja) 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP7296745B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US20040036892A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, image recording apparatus and recording medium
JP4219577B2 (ja) 画像処理装置と画像出力装置と画像処理方法及び記憶媒体
JPH1075374A (ja) 画像処理方法および装置
JP2005192158A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置
JP2007312125A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4784097B2 (ja) 信号処理方法、信号処理装置、信号処理手順を格納した記憶媒体
JP2006094000A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2006203571A (ja) 撮像装置、画像処理装置及び画像記録装置
JP2006092137A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
JP5109804B2 (ja) 未現像画像データの現像処理装置、現像処理方法、および現像処理のためのコンピュータプログラム
JP2009081631A (ja) 画像処理装置、方法、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees