JP2002051058A - 通信システム、車載通信システム、通信機器、及び車載機器 - Google Patents

通信システム、車載通信システム、通信機器、及び車載機器

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JP2002051058A
JP2002051058A JP2001116266A JP2001116266A JP2002051058A JP 2002051058 A JP2002051058 A JP 2002051058A JP 2001116266 A JP2001116266 A JP 2001116266A JP 2001116266 A JP2001116266 A JP 2001116266A JP 2002051058 A JP2002051058 A JP 2002051058A
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JP2001116266A
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English (en)
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Kenichi Moriguchi
健一 森口
Mitsuru Kitao
充 北尾
Takeshi Hatakeyama
武士 畠山
Toshihiko Kurosaki
敏彦 黒崎
Masaaki Tomota
政明 友田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークで接続された複数の機器を簡単
かつ同時に設定可能な通信システム、車載通信システ
ム、通信機器、及び車載機器を提供する。 【解決手段】 通信端末(サーバ)11は、記憶媒体1
11を着脱可能な記憶媒体インターフェース112を具
備し、機器12a〜12cの各々は、ネットワーク15
を介して、通信端末(サーバ)11の記憶媒体インター
フェース112に挿入された記憶媒体111から設定情
報115を読み出す、あるいは記憶媒体115へ設定情
報を書込む、制御を行う制御手段122と、記憶媒体1
11から読み出された設定情報115に基づいて自機器
の設定を行う設定手段124と、を具備するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信路で接続され
た複数の機器を設定する通信システム及び通信機器に関
し、特に、車載機器がネットワークで接続された場合に
設定動作を制御する車載通信システム及び車載機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークなどで接続されてい
ない機器の設定情報は、その機器内に記憶されていた。
例えば、単体のCDプレーヤであればCDプレーヤの音
量、音質、イコライザーなどの設定に関する設定情報
は、そのCDプレーヤが有する記憶手段に記憶されてい
るのが普通であった。最近、車載機器も、カーナビゲー
ションシステム、DVDドライブ、CDチェンジャーの
ように高度化・デジタル化したものが普及しており、各
機器の設定情報やユーザがコンフィギュレーション可能
な項目は増加する傾向にある。また、多くの車載機器が
車に搭載され、車載機器が相互に接続されるようになり
つつある。
【0003】このような車載ネットワーク環境では、複
数の機器に対して、例えば、各個人に応じた設定をした
い場合に、その設定をユーザが手動で行っていたが、間
違いも多く面倒である。さらに、他の車の車載ネットワ
ーク環境に自分の車載ネットワーク環境を反映したい場
合なども、手動で設定を行うしかなく、同様の問題が生
じる。
【0004】また、ネットワーク環境で動作するシステ
ムとしてコンピュータによるネットワークがあるが、コ
ンピュータにおいても、あるコンピュータの設定(ユー
ザインターフェースに関する設定、ネットワークパラメ
ータの設定、等)は、通常そのコンピュータが有する記
憶手段に記憶されていることが多い。しかし、複数のコ
ンピュータがネットワークで接続された環境において
は、サーバコンピュータに、クライアントコンピュータ
の設定を記憶しておくということも行われている。
【0005】例えば、特開平10−320339号「ク
ライアント/サーバ・システム」において、サーバと複
数のクライアントが接続された環境において、ユーザが
異なるクライアントコンピュータからログインした場合
にも、サーバに記憶されているユーザ環境ファイルをそ
のクライアントコンピュータに送信して、クライアント
コンピュータは受信したユーザ環境ファイルに従って立
ち上げを行うことにより、ユーザがどの異なるクライア
ントコンピュータからログインした場合にも、同じ立ち
上げ環境でコンピュータを立ち上げることのできるシス
テムが開示されている。
【0006】しかし、特開平10−320339号公報
に開示されている方法では、異なる端末において、ある
ユーザに対して同じ環境を設定するものであり、ネット
ワーク上に異なる機器が接続された環境において、機器
毎、個人毎に設定を行えるものではない。そこで、コン
ピュータ端末の個人毎の設定を簡便化する方法として、
ICカードにパソコンの個人設定環境を保存しておき、
ICカードによりパソコンの個人環境を簡単に設定する
特開2000−47748号公報が開示されている。
【0007】以下、特開2000−47748号公報に
記載の方法について図27を参照しながら説明する。図
27はICカードによりパーソナルコンピュータを起動
した概略図である。図27の各パーソナルコンピュータ
PC1、PC2、PC3、PC4はイーサネット(登録
商標)を通してお互いに、またネットワークサーバPC
5等と接続している。それぞれのICカードは個人が所
有し、たとえば、図27(a)のようにPC1のコンピ
ュータにAのカードが使用されれば、Aの環境で起動さ
れる。次に図27(b)で示したように、PC4のコン
ピュータでAのカードが使用されればAの環境で起動す
る。このように、カードを携帯すれば、どのパーソナル
コンピュータでも自分の環境で作業が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設定し
たい機器毎に設定情報を記憶している記憶手段と該記憶
手段に対応した記憶媒体インターフェースを設ける必要
があり、例えば、ユーザが設定環境を変更したい場合
は、各機器毎に記憶手段を交換しなければならず、面倒
であった。そこで、本発明は、上記問題点を解消するた
めになされたものであり、記憶媒体を交換するだけで通
信路に接続されている機器の設定を実行可能な通信シス
テム、車載通信システム、通信機器、及び車載機器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る通信システムは、第1の機
器と第2の機器が通信路により接続され、上記第1の機
器と上記第2の機器は上記通信路を介して、通信を行う
通信システムであって、上記第1の機器は、記憶媒体を
着脱可能な記憶媒体インターフェースを具備し、上記第
2の機器は、上記通信路を介して上記第1の機器の上記
記憶媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒体か
ら設定情報を読み出す、あるいは上記記憶媒体へ設定情
報を書込む、制御を行う制御手段と、上記記憶媒体から
読み出された設定情報に基づいて、上記第2の機器の設
定を行う設定手段と、を具備する、ことを特徴とするも
のである。これにより、第2の機器が通信路を介して第
1の機器と通信を行う場合、従来のようにユーザが通信
路に接続された機器毎に該各機器に対応する記憶媒体を
用いて各機器の設定を行う必要がなく、第1の機器に記
憶媒体を挿入するだけで第2の機器の設定を簡単に実行
でき、また、通信路に複数の第2の機器が接続されてい
る場合は、複数の第2の機器の設定を同時に実行するこ
とができ、ユーザの操作性が向上する。
【0010】本発明の請求項2に係る通信システムは、
第1の機器と第2の機器が通信路により接続され、上記
第1の機器と上記第2の機器は上記通信路を介して通信
を行う通信システムであって、上記第1の機器は、無線
インターフェースを備えた記憶媒体と無線通信を行う無
線インターフェースを具備し、上記第2の機器は、上記
通信路を介して、上記第1の機器により上記無線インタ
ーフェースを介して上記記憶媒体から設定情報を読み出
す、あるいは上記記憶媒体へ設定情報を書込む、制御を
行う制御手段と、上記記憶媒体から読み出された設定情
報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う設定手段
と、を具備する、ことを特徴とするものである。これに
より、第2の機器が通信路を介して第1の機器と通信を
行う場合、従来のようにユーザが通信路に接続された機
器毎に該各機器に対応する記憶媒体を用いて各機器の設
定を行う必要がなく第1の機器に記憶媒体を近づけるだ
けで記憶媒体と無線通信を行って記憶媒体に記憶されて
いる設定情報を取得し、その設定情報に基づいて第2の
機器の設定を簡単に実行でき、また、通信路に複数の第
2の機器が接続されている場合は、複数の第2の機器の
設定を同時に実行することができ、ユーザの操作性が向
上する。
【0011】本発明の請求項3に係る通信システムは、
請求項1または請求項2に記載の通信システムにおい
て、上記第2の機器は、通信システムの立上げを契機と
して、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づいて
上記第2の機器の設定を行う、ことを特徴とするもので
ある。これにより、通信システムの立上げ毎に、自動的
に第2の機器の設定を行うことができる。
【0012】本発明の請求項4に係る通信システムは、
請求項1に記載の通信システムにおいて、上記第2の機
器は、上記記憶媒体インターフェースへ上記記憶媒体が
挿入されたことを契機として、上記通信路を介して上記
第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出され
た設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行う、こ
とを特徴とするものである。これにより、第1の機器に
記憶媒体を挿入する毎に、自動的に第2の機器の設定を
行うことができる。
【0013】本発明の請求項5に係る通信システムは、
請求項2に記載の通信システムにおいて、上記第2の機
器は、上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記無線イン
ターフェースを介して無線通信可能となったことを契機
として、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づいて
上記第2の機器の設定を行う、ことを特徴とするもので
ある。これにより、第1の機器と無線通信が可能な範囲
内に記憶媒体を近づけるだけで、自動的に第2の機器に
設定を行うことができる。
【0014】本発明の請求項6に係る通信システムは、
請求項2に記載の通信システムにおいて、上記第2の機
器は、上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記無線イン
ターフェースを介して無線通信可能となったことを契機
として、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づいて
上記第2の機器の設定を行い、上記第1の機器と上記記
憶媒体とが上記無線インターフェースを介して無線通信
不可能となったことを契機として、上記第2の機器の設
定を解除する、ことを特徴とするものである。これによ
り、第1の機器と記憶媒体との無線通信が可能あるいは
不可能であることを契機として、第2の機器の設定動作
を簡単に制御することができる。
【0015】本発明の請求項7に係る通信システムは、
請求項1または請求項2に記載の通信システムにおい
て、上記第2の機器は、上記通信路に接続された第3の
機器から設定情報の更新を要求するメッセージを受信し
たことを契機として、上記通信路を介して上記第1の機
器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情
報に基づいて上記第2の機器の設定を行う、ことを特徴
とするものである。これにより、第2の機器は、第3の
機器より設定情報の更新を要求するメッセージを受信し
た場合、自動的に第2の機器の設定を行うことができ
る。
【0016】本発明の請求項8に係る通信システムは、
請求項1または請求項2に記載の通信システムにおい
て、上記第2の機器は、上記記憶媒体から読み出された
設定情報を更新した場合、該更新した設定情報を、上記
通信路を介して上記記憶媒体へ書込む、ことを特徴とす
るものである。これにより、第2の機器は自機器の設定
情報を更新すると、その更新した設定情報を自動的に記
憶媒体に書込むことができる。
【0017】本発明の請求項9に係る通信システムは、
請求項1または請求項2に記載の通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
の設定情報もしくは個人を識別する識別情報を含む、こ
とを特徴とするものである。これにより、第1の機器に
挿入する記憶媒体を交換するだけで、第2の機器を簡単
に各個人に適した設定環境に設定することができる。
【0018】本発明の請求項10に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、ヒュ
ーマンマシンインターフェース機器のユーザインターフ
ェースの設定に関するユーザインターフェース設定情報
を含み、上記第2の機器は、ヒューマンマシンインター
フェース機器である場合、上記通信路を介して上記第1
の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された上
記設定情報に含まれる上記ユーザインターフェース設定
情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う、ことを
特徴とするものである。これにより、第1の機器に挿入
する記憶媒体を交換するだけで、第2の機器を簡単に各
ユーザに適したユーザインターフェース環境に設定する
ことができる。
【0019】本発明の請求項11に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、音声
認識機器に記憶されている個人毎の音声認識に関する音
声認識情報を含み、上記第2の機器は、音声認識機器で
ある場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を
行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含
まれる上記音声認識情報に基づいて、上記第2の機器の
設定を行う、ことを特徴とするものである。これによ
り、第1の機器に挿入する記憶媒体を交換するだけで、
第2の機器を簡単に各ユーザに適した音声認識環境に設
定することができる。
【0020】本発明の請求項12に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、実行
可能なプログラム情報を含み、上記第2の機器は、上記
通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶
媒体から読み出された上記設定情報に含まれる上記プロ
グラム情報に基づいてプログラムを実行する、ことを特
徴とするものである。これにより、記憶媒体に記憶され
ている設定情報を単なるデータではなくプログラムとす
ることで、より複雑な設定動作を実行可能な通信システ
ムを実現できる。
【0021】本発明の請求項13に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記通信路よりなる第1の通信路と、該第1の通
信路と異なる第2の通信路とに接続されている中継機器
を備え、上記中継機器は、上記第1、及び第2の通信路
とそれぞれ通信を行う複数の通信手段と、上記第1の通
信路と上記第2の通信路との間の中継を制御する制御手
段と、を具備する、ことを特徴とするものである。これ
により、中継機器を介して第1の通信路と第2の通信路
との間の通信を簡単に中継することができる。
【0022】本発明の請求項14に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記第1の機器は、上記通信路よりなる第1の通
信路と、該第1の通信路と異なる第2の通信路に接続さ
れ、上記第1の通信路と上記第2の通信路との間を中継
する、ことを特徴とするものである。これにより、第1
の機器を中継機器として用いることで、第1の通信路と
第2の通信路との間の通信を簡単に中継することができ
る。
【0023】本発明の請求項15に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶手段は、メモリーカードである、ことを
特徴とするものである。これにより、メモリーカードを
第1の機器に挿入するだけで、第2の機器を設定するこ
とができる。
【0024】本発明の請求項16に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶手段は、PCMCIAカードである、こ
とを特徴とするものである。これにより、PCMCIA
カードを第1の機器に挿入するだけで、第2の機器を設
定することができる。
【0025】本発明の請求項17に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムにお
いて、上記記憶手段は、ICカードである、ことを特徴
とするものである。これにより、ICカードを第1の機
器に挿入するだけで、第2の機器を設定することができ
る。
【0026】本発明の請求項18に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記第
2の機器は、車のイグニッションキーのオンもしくはエ
ンジンの始動を契機として、上記通信路を介して上記第
1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された
設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行う、こと
を特徴とするものである。これにより、車のイグニッシ
ョンキーのオンもしくはエンジンの始動を契機に、自動
的に第2の機器の設定を行うことができる。
【0027】本発明の請求項19に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記第
1の機器もしくは上記第2の機器は、車速センサから送
信された車速情報の内容を解析し、車速が一定以上であ
ることを認識した場合、上記第2の機器の設定を実行し
ないように制御する、ことを特徴とするものである。こ
れにより、車速が一定以上の時に設定を更新すると、第
2の機器の設定動作を制御し、車の安全運行に弊害が生
じるのを防ぐことができる。
【0028】本発明の請求項20に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記第
1の機器もしくは上記第2の機器は、エンジンセンサか
ら送信されたエンジンの動作状態を示すステータス情報
の内容を解析し、エンジンが動作していることを認識し
た場合、上記第2の機器の設定を実行しないように制御
する、ことを特徴とするものである。これにより、エン
ジンの動作中に設定を更新すると第2の機器の設定動作
を制御し、車の安全運行に弊害が生じるのを防ぐことが
できる。
【0029】本発明の請求項21に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記
憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のシート位
置に関するシート位置設定情報を含み、上記第2の機器
は、車のシート位置を設定する機器である場合、上記通
信路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒
体から読み出された上記設定情報に含まれる上記シート
位置設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行
う、ことを特徴とするものである。これにより、自動的
に各ユーザに適したシート位置に調整することができ
る。
【0030】本発明の請求項22に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記
憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎の車のミラ
ー位置に関するミラー位置設定情報を含み、上記第2の
機器は、車のミラー位置を設定する機器である場合、上
記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記
憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる上記ミ
ラー位置設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を
行う、ことを特徴とするものである。これにより、自動
的に各ユーザに適した車のミラー位置に調整することが
できる。
【0031】本発明の請求項23に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記
憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎の車のハン
ドル位置に関するハンドル位置設定情報を含み、上記第
2の機器は、車のハンドル位置を設定する機器である場
合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる
上記ハンドル位置設定情報に基づいて、上記第2の機器
の設定を行う、ことを特徴とするものである。これによ
り、自動的に各ユーザに適した車のハンドル位置に設定
することができる。
【0032】本発明の請求項24に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記
憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のエアコン
の環境に関するエアコン設定情報を含み、上記第2の機
器は、エアコン機器である場合、上記通信路を介して上
記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出さ
れた上記設定情報に含まれる上記エアコン設定情報に基
づいて、上記第2の機器の設定を行う、ことを特徴とす
るものである。これにより、自動的に各ユーザに適した
環境にエアコンを設定することができる。
【0033】本発明の請求項25に係る通信システム
は、請求項1または請求項2に記載の通信システムを車
載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記憶
媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のカーオーデ
ィオの環境に関するカーオーディオ設定情報を含み、上
記第2の機器は、カーオーディオ機器である場合、上記
通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶
媒体から読み出された上記設定情報に含まれる上記カー
オーディオ設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定
を行う、ことを特徴とするものである。これにより、自
動的に各ユーザに適した環境にカーオーディオを設定す
ることができる。
【0034】本発明の請求項26に係る車載通信システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の通信システムを
車載用として用いた車載通信システムにおいて、上記記
憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のカーナビ
ゲーションの環境に関するカーナビゲーション設定情報
を含み、上記第2の機器は、カーナビゲーション機器で
ある場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を
行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含
まれる上記カーナビゲーション設定情報に基づいて、上
記第2の機器の設定を行う、ことを特徴とするものであ
る。これにより、自動的に各ユーザに適した環境にカー
ナビゲーションを設定することができる。
【0035】本発明の請求項27に係る通信機器は、通
信路を介して第2の機器と通信を行う第1の機器である
通信機器であって、記憶媒体を着脱可能な記憶媒体イン
ターフェースと、上記通信路を介して上記第2の機器と
通信を行う通信手段と、上記記憶媒体インターフェース
に挿入された上記記憶媒体から設定情報を読み出す、あ
るいは上記第2の機器から上記通信路を介して受信され
た上記第2の機器の設定情報を上記記憶媒体に書込む、
制御を行う制御手段と、を備えた、ことを特徴とするも
のである。これにより、第2の機器が通信路を介して第
1の機器と通信を行う場合、従来のようにユーザが通信
路に接続された機器毎に該各機器に対応する記憶媒体を
用いて各機器の設定を行う必要がなく、第1の機器に記
憶媒体を挿入するだけで第2の機器の設定を簡単に実行
でき、また、通信路に複数の第2の機器が接続されてい
る場合は、複数の第2の機器の設定を同時に実行するこ
とができ、ユーザの操作性が向上する。
【0036】本発明の請求項28に係る通信機器は、通
信路を介して第2の機器と通信を行う第1の機器である
通信機器であって、無線インターフェースを備えた記憶
媒体と無線通信を行う無線インターフェースと、上記通
信路を介して上記第2の機器と通信を行う通信手段と、
上記無線インターフェースを介して、上記記憶媒体から
設定情報を読み出す、あるいは上記第2の機器から上記
通信路を介して受信した上記第2の機器の設定情報を上
記記憶媒体に書込む、制御を行う制御手段と、を備え
た、ことを特徴とするものである。これにより、第2の
機器が通信路を介して第1の機器と通信を行う場合、従
来のようにユーザが通信路に接続された機器毎に該各機
器に対応する記憶媒体を用いて各機器の設定を行う必要
がなく、第1の機器に記憶媒体を近づけるだけで記憶媒
体と無線通信を行って記憶媒体に記憶されている設定情
報を取得し、その設定情報に基づいて第2の機器の設定
を簡単に実行でき、また、通信路に複数の第2の機器が
接続されている場合は、複数の第2の機器の設定を同時
に実行することができ、ユーザの操作性が向上する。
【0037】本発明の請求項29に係る通信機器は、請
求項27に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記第2の機器から上記設定情報を要求するメッセージ
を受信したことを契機として、上記記憶媒体インターフ
ェースに挿入された上記記憶媒体から上記設定情報を読
み出して上記第2の機器へ送信する、ことを特徴とする
ものである。これにより、第2の機器から設定情報を要
求するメセージを受信したことを契機に、第2の機器の
設定動作を起動することができる。
【0038】本発明の請求項30に係る通信機器は、請
求項27に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記通信機器の立上げを契機として、上記記憶媒体イン
ターフェースに挿入された上記記憶媒体へのアクセスア
ドレス情報を読み出して上記第2の機器へ送信する、こ
とを特徴とするものである。これにより、第2の機器は
記憶手段へのアクセスアドレス情報を持たない場合で
も、通信機器より受信したアクセスアドレス情報に従っ
て設定情報を取得し、設定動作を行うことができる。
【0039】本発明の請求項31に係る通信機器は、請
求項27に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記通信機器の立上げを契機として、上記記憶媒体イン
ターフェースに挿入された上記記憶媒体から上記設定情
報を読み出して上記第2の機器へ送信する、ことを特徴
とするものである。これにより、第2の機器は記憶手段
へのアクセスアドレス情報を持たない場合でも、通信機
器より設定情報を受信して設定動作を行うことができ
る。
【0040】本発明の請求項32に係る通信機器は、請
求項27に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記記憶媒体が上記記憶媒体インターフェースに挿入さ
れたことを契機として、上記記憶媒体が挿入されたこと
を示すメッセージを上記第2の機器へ送信する、ことを
特徴とするものである。これにより、通信機器に記憶媒
体が挿入されたことを契機に、自動的に第2の機器の設
定動作を起動することができる。
【0041】本発明の請求項33に係る通信機器は、請
求項27に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記記憶媒体が上記記憶媒体インターフェースに挿入さ
れたことを契機として、上記記憶媒体インターフェース
に挿入された上記記憶媒体から上記設定情報を読み出し
て上記第2の機器へ送信する、ことを特徴とするもので
ある。これにより、通信機器に記憶媒体が挿入されたこ
とを契機に、自動的に第2の機器の設定動作を起動する
ことができる。
【0042】本発明の請求項34に係る通信機器は、請
求項28に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記記憶媒体と上記無線インターフェースを介して無線
通信が可能となったことを契機として、上記記憶媒体を
発見したことを示すメッセージを上記第2の機器へ送信
する、ことを特徴とするものである。これにより、記憶
媒体と無線通信が可能となったことを契機に、自動的に
第2の機器の設定動作を起動することができる。
【0043】本発明の請求項35に係る通信機器は、請
求項28に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記記憶媒体と上記無線インターフェースを介して無線
通信が可能となったことを契機として、上記無線インタ
ーフェースを介して上記記憶媒体から上記設定情報を読
み出し、上記第2の機器へ送信する、ことを特徴とする
ものである。これにより、記憶媒体と無線通信が可能と
なったことを契機に、自動的に第2の機器の設定動作を
起動することができる。
【0044】本発明の請求項36に係る車載機器は、請
求項27または請求項28に記載の通信機器を車載用に
用いた、ことを特徴とするものである。これにより、通
信機器に挿入する記憶媒体または無線通信する記憶媒体
を交換するだけで、第2の機器の設定を簡単に行うこと
ができる車載機器を実現可能である。
【0045】本発明の請求項37に係る車載機器は、請
求項36に記載の車載機器において、上記制御手段は、
上記通信手段にて車速センサから車速情報を受信した場
合、該車速情報の内容を解析し、車速が一定以上である
と認識した場合は、上記記憶媒体インターフェースに挿
入された上記記憶媒体から読み出した上記設定情報を上
記第2の機器へ送信しないように制御する、ことを特徴
とするものである。これにより、車速が一定以上の時に
設定を更新すると、第2の機器の設定動作を制御し、車
の安全運行に弊害が生じるのを防ぐことができる。
【0046】本発明の請求項38に係る車載機器は、請
求項36に記載の車載機器において、上記制御手段は、
上記通信手段にてエンジンセンサからエンジンの動作状
態を示すステータス情報を受信した場合、該ステータス
情報の内容を解析し、エンジンが動作していることを認
識した場合は、上記記憶媒体インターフェースに挿入さ
れた上記記憶媒体から読み出した上記設定情報を上記第
2の機器へ送信しないように制御する、ことを特徴とす
るものである。これにより、エンジンの動作中に設定を
更新すると第2の機器の設定動作を制御し、車の安全運
行に弊害が生じるのを防ぐことができる。
【0047】本発明の請求項39に係る通信機器は、通
信路を介して第1の機器と通信を行う第2の機器である
通信機器であって、上記通信路を介して上記第1の機器
と通信を行う通信手段と、上記通信路を介して、上記第
1の機器から設定情報を読み出す、あるいは上記第1の
機器へ設定情報を書込む、制御を行う制御手段と、上記
通信手段にて受信した上記第1の機器から読み出された
上記設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行う設
定手段と、を具備し、上記制御手段は、上記第1の機器
から読み出された設定情報を更新した場合、該更新した
設定情報を上記第1の機器へ書込む制御を行う、ことを
特徴とするものである。これにより、通信路を介して受
信した設定情報に基づいて簡単に第2の機器の設定を行
うことができ、また、上記受信した設定情報を変更した
場合、該変更した設定情報を自動的に記憶媒体に記憶さ
せることができ、ユーザの操作性が向上する。
【0048】本発明の請求項40に係る通信機器は、請
求項39に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記通信機器の立上げを契機として、設定情報を要求す
るメッセージを作成して上記第1の機器に送信する、こ
とを特徴とするものである。これにより、通信機器を立
ち上げると、自動的に第2の機器の設定動作を起動させ
ることができる。
【0049】本発明の請求項41に係る通信機器は、請
求項39に記載の通信機器において、上記制御手段は、
上記通信機器の立上げを契機として、上記第1の機器と
の通信に必要なアクセスアドレス情報を要求するメッセ
ージを作成してブロードキャストで送信し、上記通信手
段は、上記第1の機器からアクセスアドレス情報を受信
した場合、該アクセスアドレス情報に基づいて設定情報
を要求するメッセージを送信する、ことを特徴とするも
のである。これにより、アクセスアドレス情報を持って
いなくても、通信機器の立上げを契機に通信路を介して
設定情報を受信することができる。
【0050】本発明の請求項42に係る通信機器は、請
求項39に記載の通信機器において、上記通信手段は、
上記通信路に接続された第3の機器から設定情報を要求
するメッセージを受信したことを契機として、設定情報
を要求するメッセージを送信する、ことを特徴とするも
のである。これにより、通信路に接続された第3の機器
からの設定情報を要求するメッセージの受信を契機に、
自動的に自機器の設定動作を簡単に起動させることがで
きる。
【0051】本発明の請求項43に係る通信機器は、請
求項39に記載の通信機器において、上記第2の機器の
デフォルト設定情報を記憶するデフォルト設定記憶手段
をさらに具備し、上記設定手段は、上記第1の機器から
設定情報を受信した場合、該設定情報に基づいて上記第
2の機器の設定を行い、上記第1の機器から設定情報を
受信しない場合、上記デフォルト設定情報に基づいて上
記第2の機器の設定を行う、ことを特徴とするものであ
る。これにより、通信路を介して設定情報を受信できな
くても、デフォルト設定情報に従って自機器の設定を行
うことができる。
【0052】本発明の請求項44に係る車載機器は、請
求項39に記載の通信機器を車載用に用いた、ことを特
徴とするものである。これにより、通信路を介して受信
した設定情報に基づいて自機器の設定を簡単に実行及び
変更可能な車載機器を提供することができる。
【0053】本発明の請求項45に係る車載機器は、請
求項44に記載の車載機器において、上記制御手段は、
上記通信手段にて車速センサから車速情報を受信した場
合、該車速情報の内容を解析して、車速が一定以上であ
ると認識した場合、上記第2の機器の設定を実行しない
ように上記設定手段を制御する、ことを特徴とするもの
である。これにより、車速が一定以上の時に設定を更新
すると、第2の機器の設定動作を制御し、車の安全運行
に弊害が生じるのを防ぐことができる。
【0054】本発明の請求項46に係る車載機器は、請
求項44に記載の車載機器において、上記制御手段は、
上記通信手段にてエンジンセンサからエンジンの動作状
態を示すステータス情報を受信した場合、該ステータス
情報の内容を解析して、エンジンが動作していることを
認識した場合、上記第2の機器の設定を行わないように
上記設定手段を制御する、ことを特徴とするものであ
る。これにより、エンジンの動作中に設定を更新すると
第2の機器の設定動作を制御し、車の安全運行に弊害が
生じるのを防ぐことができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施
の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の
形態に限定されるものではない。
【0056】(実施の形態1)以下に、実施の形態1に
係る通信システムについて説明する。図1は、本発明の
実施の形態1における通信システム101を示す図であ
る。図1において、15はネットワーク、11は通信端
末(サーバ)、12a、12b、及び12cは機器であ
り、通信端末(サーバ)11、機器12a、機器12
b、機器12cはそれぞれネットワーク15により接続
されている。なお、機器12a、12b、12cは、C
Dチェンジャー、DVD−ドライブ、カーナビ等の車載
機器や、タッチパネルやコントロールパネルのようなH
MI(Human Machine Interface)ユニット等で実現す
る。もしくは、シート位置制御ユニット、ミラー位置制
御ユニット等の車の各部の制御ユニット等で実現しても
良い。また、通信システム101が車載用の通信システ
ムである場合、通信端末(サーバ)11はカーナビや車
内の機器の統合操作パネルなどで実現すれば良い。
【0057】通信端末(サーバ)11は、記憶媒体11
1を着脱可能な記憶媒体I/F(インターフェース)1
12と、制御手段113と、通信手段114とを備えた
ものである。記憶媒体111は通信端末(サーバ)11
から着脱可能であり、機器設定情報115を記憶してい
る。なお、記憶媒体111は、SDメモリーカード、メ
モリースティックなどにより実現する。もしくは、PC
MCIAカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、
フラッシュメモリ、ICカード等で実現しても良い。な
お、PCMCIAカードならPCMCIAカードのスロ
ット、ICカードならICカードリーダといったよう
に、記憶媒体111に対応した記憶媒体I/F112を
設ける。
【0058】制御手段113は通信端末(サーバ)11
の各モジュールを制御するものであり、CPU(Centra
l Processing Unit)、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)などを備え、R
AMをプログラム実行の際の記憶領域として利用しなが
らROM上のプログラムを実行することにより各モジュ
ールの制御を実行するよう構成すれば良い。
【0059】通信手段114は、通信端末(サーバ)1
1がネットワーク15により他機器と通信する手段を提
供するものであり、ネットワーク15のプロトコルチッ
プ、送信手段および受信手段などを含む。
【0060】機器12aは、記憶手段121と、制御手
段122と、通信手段123と、設定手段124とを備
えたものであり、記憶手段121はアクセスアドレス情
報125とデフォルト設定情報126を記憶している。
アクセスアドレス情報125は、機器12aが通信端末
(サーバ)11の記憶媒体111にアクセスするために
必要な情報であり、例えば、通信端末(サーバ)11の
ネットワーク15でのアドレス、機器内でのオフセット
アドレス、読み出したい情報のIDや名称(ファイル
名、データベースの検索キー、等)のような情報で構成
される。
【0061】ここで、アクセスアドレス情報125の具
体例を図2及び図3に示す。図2は、記憶手段121に
記憶されているデータがFAT(File AllocationTabl
e)等のファイルシステムの構成である場合の指定例で
あり、通信端末(サーバ)11のアドレスと対象とする
データの存在場所を示すディレクトリ名やファイル名を
含んでいる。このようにアクセスアドレス情報を構成す
ることによりネットワーク上の他の機器は通信端末(サ
ーバ)11の記憶媒体111を、ファイルとしてアクセ
ス可能となる。
【0062】図3は、記憶手段121に記憶されている
データが表形式のデータベースである場合の指定例であ
り、通信端末(サーバ)11のアドレスと対象とするデ
ータの検索キー等を含んでいる。デフォルト設定情報1
26は機器12aのデフォルトの設定情報であり、アク
セスアドレス情報125により入手すべきデータが入手
できない場合などに利用するデータである。
【0063】以上のように構成される通信システム10
1の動作について図8を用いて説明する。まず、通信シ
ステム101において、システムへの電源投入、システ
ム立上げ、システムリセットなどが発生すると、機器1
2aは、制御手段122により記憶手段121に記憶さ
れているアクセスアドレス情報125を読み出して、設
定情報リクエストを作成し、通信手段123によりネッ
トワーク15を介して通信端末(サーバ)11へ送信す
る(ステップA1)。
【0064】なお、設定情報リクエストは、通信端末
(サーバ)11の記憶媒体111に記憶されている自機
器(この場合は機器12a)に関する設定情報の読み出
しを要求するものであり、図4及び図5に設定情報リク
エストの一例を示す。図4に示した設定情報リクエスト
は、対象とする通信端末(サーバ)11のアドレス、自
機器のアドレス、必要なデータを指定するデータ等(デ
ィレクトリ名、ファイル名)を含んでいる。図5に示し
た設定情報リクエストは、必要なデータを指定するデー
タとしてデータベース名、データベースの検索キーを含
んでいる。
【0065】そして、通信端末(サーバ)11は、通信
手段114にて設定情報リクエストを受信し、制御手段
113により設定情報リクエストの内容を解析して、記
憶媒体I/F112を制御し、記憶媒体111に記憶さ
れている機器設定情報115の中から対象とする設定情
報Aを検索して機器12aへネットワーク15を介して
返信する(ステップA2)。
【0066】ここで、例えば、機器設定情報115が図
6のように構成され、設定情報リクエストが図4のよう
に構成されている場合、設定情報リクエスト中のディレ
クトリ名(¥機器設定¥カーナビ¥メーカA¥)および
ファイル名(型番XYZ123)から対象とするファイ
ルを検索する。
【0067】また、機器設定情報115が図7(図7に
おいて“機器設定情報”、“XXXX情報”、“YYY
Y情報”はそれぞれデータベース名とする)のように構
成され、設定情報リクエストが図5のように構成されて
いる場合、設定情報リクエスト中のデータベース名
(“機器設定情報”)およびデータベースの検索キー
(“機器種別=“カーナビ”、メーカ=“メーカA”、
型番=“XYZ123”)から対象とする情報を検索す
る。
【0068】機器12aは、以上のように検索され、通
信端末(サーバ)11より送信された設定情報Aを通信
手段123にて受信する。そして、制御手段122は受
信した設定情報Aに基づいて制御信号や設定情報を設定
手段124へ送信し、設定手段124は各機器に対応し
た方法で機器12aの設定を行う(ステップA3)。
【0069】なお、記憶媒体111が記憶媒体I/F1
12に挿入されていない場合や、記憶媒体111内に必
要とする設定情報が記憶されていない場合は、機器12
aは設定情報を受信できないので、一定時間後にタイム
アウト処理を行い、デフォルト設定情報126を利用し
て設定を行う。
【0070】以上のようにして機器12aの設定が完了
する。そして、機器12b、機器12cも同様にして設
定される。機器12bは、設定情報リクエストをネット
ワーク15を介して通信端末(サーバ)11へ送信する
(ステップA4)。そして、通信端末(サーバ)11
は、記憶媒体111に記憶されている機器設定情報11
5の中から、機器12bの設定情報Bを検索する。しか
し、設定情報Bは記憶媒体111に存在しないので、通
信端末(サーバ)11は、設定情報Bの不在を機器12
bへネットワーク15を介して通知する(ステップA
5)。設定情報Bの不在通知を受け取った機器12b
は、デフォルト情報を用いて設定される(ステップA
6)。
【0071】機器12cは、設定情報リクエストをネッ
トワーク15を介して通信端末(サーバ)11へ送信す
る(ステップA7)。そして、通信端末(サーバ)11
は、記憶媒体111に記憶されている機器設定情報11
5の中から機器12cの設定情報Cを検索し、ネットワ
ーク15を介して機器12cへ設定情報Cを送信する
(ステップA8)。そして、機器12cは、設定情報C
に従って設定される(ステップA9)。
【0072】このようにすれば、通信端末(サーバ)1
1は要求された設定情報が存在しない場合、その設定情
報の不在を機器に通知し、該機器はデフォルト情報に基
づいて設定を行うので、ネットワーク15で接続された
複数の機器の設定を簡単に行える。
【0073】以下に、機器12aの具体例を示す。機器
12aがCDチェンジャなどのカーオーディオ機器であ
る場合、設定情報AとしてはCDの曲順プログラミング
情報、音響設定情報(音量、音質、イコライザー設定
等)等が考えられ、設定手段124はCDの曲順プログ
ラミング情報に従ってCDの再生順を制御するCPUや
ROM、RAMなどのメモリで構成する。もしくは、音
響設定情報に従って再生する音を調整するイコライザ
ー、アンプ、等から構成する。
【0074】機器12aがカーナビの場合、設定情報A
としてはルート設定情報、登録地点(目的地、自宅等)
の位置情報、更新された地図データの差分情報、等が考
えられ、設定手段124はルート設定情報や登録地点の
位置情報を登録するメモリなどで構成する。もしくは、
更新された地図データの差分情報を記憶するハードディ
スク、PD、DVD−RAMなどの大容量の記憶手段お
よびその駆動装置などで構成する。また、設定情報A
が、道路の混雑情報、周辺の観光情報、周辺の地図情報
等のように、外部から持ち込みカーナビゲーションが利
用するデータである場合、設定手段124は、該外部か
ら持ち込まれたデータを解釈するCPUとCPUが利用
するROM、RAM、および解釈した結果を表示するデ
ィスプレイ、ディスプレイを制御するコントローラ等で
構成する。
【0075】機器12aがエアコン機器の場合、設定情
報Aとしては冷房・暖房・除湿などの運転設定、温度設
定、風向設定等が考えられ、設定手段124はエアコン
の各種動作を制御するマイコンおよび上記設定を記憶す
るメモリなどで構成する。
【0076】機器12aが車のシート位置制御ユニット
の場合、設定情報Aとしてはシート角度やシートの前後
位置などのシート位置情報が考えられ、図9に示すよう
に、設定手段124はシートの角度やシートの前後位置
を調整するモータおよびモータを制御するCPUとCP
Uが利用するROM、RAM等から構成される。このよ
うに構成された機器12aは、CPUにより設定情報で
あるシート角度やシートの前後位置などのシート位置情
報をRAMから読み取り、該読み取った情報を入力パラ
メータとして、ROMに格納されたプログラムを実行す
ることによりモータを制御し、所定のシート位置に設定
する。
【0077】機器12aが車のミラー位置制御ユニット
の場合、設定情報Aとしてはミラーの設定角度に関する
情報等が考えられ、設定手段124はミラーの角度を調
整するモータおよびモータを制御するCPUとCPUが
利用するROM、RAMなどから構成される。このよう
に構成された機器12aは、CPUにより設定情報であ
るミラーの設定角度に関する情報をRAMから読み取
り、該読み取った情報を入力パラメータとして、ROM
に格納されたプログラムを実行することによりモータを
制御し、所定のミラー位置に設定する。
【0078】機器12aが車のハンドル位置制御ユニッ
トの場合、設定情報Aとしてはハンドルの設定位置に関
する情報等が考えられ、設定手段124はハンドルの角
度を調整するモータおよびモータを制御するCPUとC
PUが利用するROM、RAMなどから構成される。こ
のように構成された機器12aは、CPUにより設定情
報であるハンドル角度の情報をRAMから読み取り、該
読み取った情報を入力パラメータとして、ROMに格納
されたプログラムを実行することによりモータを制御
し、所定のハンドル位置に設定する。
【0079】また、記憶媒体111の機器設定情報11
5を個人毎の機器設定情報とすることで、複数の車載機
器や車載通信システムに対する個人毎の設定やコンフィ
グレーションが簡単に実現可能となる。
【0080】例えば、図10に示すように、機器12a
がHMIである場合、設定情報はユーザインターフェー
スに関する情報を含むものである。図10において、1
28は表示手段であり、例えばカーナビゲーションのコ
ントロールパネルなどで実現することで、HMIを個人
用にカスタマイズするといったことが可能となる。
【0081】具体的には、ユーザーインターフェースに
関する情報を、インパネ、カーナビ画面、半ドアなどの
警報音、カーアクセサリの色、音の設定情報や、カーナ
ビゲーションの操作画面のフォントの大きさ、画面の配
色、良く使う操作のファンクションキーへの登録情報、
等にすれば、個人毎や気分・状況に合わせた車内の雰囲
気作りができるといった応用が可能となる。
【0082】また、ユーザーインターフェースに関する
情報を音声合成データにすれば、カーナビゲーションの
案内音声を好みのタレントやキャラクターの声に変換す
るといった応用も可能となる。
【0083】また、ユーザーインターフェースに関する
情報をカーナビゲーション等の音声認識における特定話
者用辞書データとすれば、利用者が異なった際にも、メ
モリーカードなどの記憶手段の交換だけで各個人への対
応が可能な車載音声認識システムが構築可能となる。
【0084】ここで、機器12aが音声認識を行う機器
である場合について図11を用いて説明する。図11に
おいて、設定手段124は、マイク1242と、音声入
力手段1243と、特徴抽出手段1244と、認識判定
手段1245と、認識結果処理手段1246と、音声認
識用辞書1247とを備えたものである。なお、音声認
識用辞書1247は、不特定話者用辞書と特定話者用辞
書とを有しており、特定話者用辞書は、通信手段123
により入手した設定情報(特定話者用辞書)を制御手段
122により音声認識用辞書1247に登録したもので
ある。このように構成された機器12aは、音声入力手
段1243により、マイク1242から入力される音声
信号をディジタル信号に変換し、特徴抽出手段1244
により音声入力手段1243の出力信号から特徴パラメ
ータを抽出する。そして、認識判定手段1245は、音
声認識用辞書1247に記憶された標準パターンと特徴
抽出手段1244により抽出された特徴パラメータを比
較して、入力された音声を認識する。認識結果処理手段
1246は、認識判定手段1245によって認識された
音声の内容に従って認識結果を処理する。このようにす
れば、個人対応の音声認識システムが構築可能となる。
【0085】なお、上述の説明では、通信システム10
1において、システムへの電源投入、システム立上げ、
システムリセットなどを契機として、ネットワーク15
を介して通信端末(サーバ)11に接続された各機器が
設定情報リクエストを通信端末(サーバ)11に送信
し、通信端末(サーバ)11より設定情報を入手してい
たが、各機器の設定情報入手手順は必ずしもこれに限定
されず、通信システム101への電源投入、システム立
上げ、システムリセットなどを契機として、通信端末
(サーバ)が設定情報を送信しても良い。その際の送信
方法は、例えば、ブロードキャスト(全機器宛て:全機
器共通の設定情報など)、マルチキャスト(複数機器宛
て:複数機器に共通の設定情報など)、ユニキャスト
(1つの機器宛て:1つの機器特有の設定情報など)の
いずれかの方法により送信すれば良い。なお、通信端末
(サーバ)11は、記憶媒体111が記憶媒体I/F1
12に挿入された場合にのみ、機器設定情報115を送
信することが望ましい。
【0086】ここで、全ての情報をユニキャストで送信
した場合の概略フローを図12に示す。図12の通信シ
ステム101において、システムへの電源投入、システ
ムの立ち上げ、システムリセットなどを契機として、通
信端末(サーバ)11は、記憶媒体111が記憶媒体I
/F112に挿入されているか否かを検知し、記憶媒体
111が挿入されていることを確認した場合に、機器1
2aに設定情報Aを送信し、機器12bには設定情報B
の不在を通知し、機器12cには設定情報Cを送信す
る。そして、機器12a、機器12cは、それぞれ設定
情報A、Cを用いて設定され、機器12bはデフォルト
設定情報を用いて設定される。
【0087】なお、通信システム101が車載システム
である場合、図13に示すように、イグニッションキー
のオンもしくはエンジンの始動によりネットワーク15
に接続されている各機器の設定を行うように構成しても
良い。図13において、12kは制御ユニットであり、
イグニッションスイッチユニットもしくはエンジンセン
サなどから制御信号を受信すると、ネットワーク15に
接続された各機器の設定を行うように指示するメッセー
ジを送信するものである。なお、図13において、図1
と同一または相当する構成要素については同じ符号を用
い、その説明を省略する。
【0088】このように構成された通信システム101
において、イグニッションキーがオンになったこと、あ
るいは、エンジンの始動を契機として、制御ユニット1
2kは、機器の設定を行うように指示するメッセージを
ネットワーク15にブロードキャストで送信する。もし
くは、イグニッションキーのオンやエンジンのスタート
により通信システム101が立上るように構成しても良
い。
【0089】また、図14に示すように、イグニッショ
ンスイッチユニットもしくはエンジンセンサである制御
ユニット12kを、ネットワーク15に接続されている
複数の機器に直接接続してもよい。このようにすれば、
制御ユニット12kがネットワークに15に接続されて
いなくても、イグニッションキーのオンもしくはエンジ
ンの始動によりネットワーク15に接続されている各機
器の設定を行うことができる。
【0090】また、図15に示すように、記憶媒体11
1が記憶媒体I/F112へ挿入されたことを契機とし
て、ネットワーク15に接続された機器の設定を行うよ
うに構成しても良い。この場合、記憶媒体111が記憶
媒体I/F112へ挿入されたことを制御手段113が
検知した時に、通信端末(サーバ)11が、記憶媒体1
11が挿入されたことを通知するメッセージをネットワ
ーク15にブロードキャストで送信し、該メッセージを
受信した各機器は、設定情報リクエストを通信端末(サ
ーバ)11へ送信する。そして、通信端末(サーバ)1
1は、機器12a、12cに設定情報A、Cを送信し、
機器12bに設定情報Bの不在を送信する。そして、機
器12a、機器12cはそれぞれ設定情報A、Cを用い
て設定され、機器12bはデフォルト設定情報を用いて
設定される。
【0091】また、記憶媒体111の挿入を契機とし
て、通信端末(サーバ)11が記憶媒体111の設定情
報を解析して対象とする機器宛てに上記メッセージを送
信しても良い。
【0092】また、ネットワーク15に接続された、あ
る機器からの要求を契機として、ネットワーク15に接
続されている各機器の設定を行うようにしても良い。こ
の場合、ある機器が、設定情報の更新を要求するメッセ
ージをネットワーク15にブロードキャストで送信し
て、上記メッセージを受信したことを契機として、上記
メッセージを受信した機器が設定情報リクエストを送信
しても良い。
【0093】ここで、機器12cが上記メッセージをブ
ロードキャストで送信する場合の動作について図16を
用いて説明する。図16において、機器12cを車のド
アの開閉を検知するセンサー機器としておく。機器12
cはドアが閉められたことを検知すると、設定情報の更
新要求メッセージをブロードキャストで送信する。この
ようにすれば、ドアが閉められるたびに設定を再度行う
といったことが可能となる。なお、設定情報の更新を要
求するメッセージは、ブロードキャストで送信されるも
のに限らないことは言うまでもない。
【0094】なお、アクセスアドレス情報125は必ず
しも機器に必要ではなく、無くてもよい。例えば、図1
7に示すように、通信端末(サーバ)11が立上がり時
や記憶手段の挿入時に、記憶媒体111へのアクセスア
ドレス情報をブロードキャストで各機器に通知するよう
にしてもよい。また、設定を行う機器が立上がり時に記
憶媒体111へのアクセスアドレス情報に関する問合せ
をブロードキャストで送信し、通信端末(サーバ)11
が上記問合せに応答してアクセスアドレス情報を返信す
るようにしても良い。
【0095】なお、上述した説明において、記憶媒体1
11の記憶媒体I/F112への挿入を契機として設定
動作を実行しても良いと述べたが、車載システムにおい
て、車の走行中などシートやミラーの位置を再度設定す
ると危険な場合がある。このような場合、図18に示す
ように、車の速度を検出する車速センサ12hが車速情
報を出力し、該出力された情報を機器12a(シート位
置制御ユニットや、ミラー位置制御ユニットなどで実
現)が受信して、車速が一定以上の場合には設定動作を
実行しないようにする。また、車速センサの出力する車
速情報を通信端末(サーバ)11が受信し、受信した車
速情報により、車速が一定以上であれば機器設定情報1
15を送信しないようにしても良い。
【0096】また、車速情報でなく、エンジンが動いて
いるか否かによって設定動作の実行あるいは未実行を制
御しても良い。この場合、図18に示すように、エンジ
ンが始動しているか否かを検知するエンジンセンサ12
jがエンジンのステータス情報を出力し、シート位置制
御ユニットやミラー位置制御ユニットなどで実現される
機器12aが該ステータス情報を受信して、エンジンが
動作している場合には設定動作を実行しないようにす
る。また、エンジンセンサの出力するエンジンステータ
ス情報を通信端末(サーバ)11が受信し、エンジンが
動作していることを検出した場合は、機器設定情報11
5を送信しないようにしても良い。また、ここでは、車
速センサ12hやエンジンセンサ12jはネットワーク
に接続された機器としているが、この限りではなく、通
信端末(サーバ)11や機器12aに直接接続されてい
ても良い。
【0097】なお、機器設定情報115は機器の動作に
関わる設定のデータに限らず、例えば、機器12aにお
いてCPU、ROM、RAMなどで実現した制御手段1
22で実行可能なプログラムであっても良い。この場
合、機器12aは、受信したプログラムを記憶手段12
1に一旦記憶し、制御手段122が当該プログラムを実
行するようにしても良い。また、プログラムは、CPU
などが直接実行可能な形式でも良いしJAVA(登録商
標)スクリプトなどでも良い。
【0098】なお、各機器(12a、12b、12c)
は記憶媒体111から情報の読み出しを行うだけでな
く、書込みを行っても良い。例えば、ユーザが機器12
aの設定情報を更新した場合に、その更新した情報を機
器12aが記憶媒体111に書き込むなどしても良い。
書き込むタイミングは、設定が更新された時に毎回更新
しても良いし、一定時間毎に更新しても良いし、システ
ムのシャットダウン時やスリープ時等にまとめて書込ん
でも良い。このようにしておけば、次回にシステムを立
上げた際に、前回に変更した設定情報に従って各機器の
設定が実行される。
【0099】なお、記憶媒体111に記憶される情報
は、機器毎、ユーザ毎の情報だけでなく、複数の機器も
しくは複数のユーザに共通の情報であっても良い。さら
に、ある機器に固有の情報、複数の機器に共通の情報、
全機器に共通の情報等が含まれていても良い。
【0100】なお、記憶媒体111にデータが記憶され
ていない場合、例えば、記憶媒体111を記憶媒体I/
F112に挿入して機器の設定を行い、通信端末(サー
バ)11に設けられたボタンを押すと、現在の設定状態
を記憶媒体111に記憶させるようにする。このように
しておけば、再度上記記憶媒体111を記憶媒体I/F
112に挿入した場合、前回の設定情報に従って機器を
設定できる。
【0101】なお、通信端末(サーバ)11にHDD
(ハードディスクドライブ)など固定の大容量記憶装置
を別途設けておき、設定情報のうち、複数の機器に共通
の設定情報や複数のユーザに共通の設定情報などをHD
Dなどに記憶し、機器毎・ユーザ毎に異なる設定のみを
メモリカードなど着脱可能な記憶媒体に記憶させるよう
にデータの種類により記憶媒体を使い分けても良い。こ
のようにすれば、メモリカードの記憶容量を小さく押さ
えることができる。また、車載通信システムであれば、
車毎の設定情報をHDDに記憶させ、個人用の設定情報
をメモリカードに記憶させても良い。
【0102】なお、通信端末(サーバ)11に設けたH
DD等に、個人などを識別するIDと共に実際の各個人
毎の設定情報を保持し、記憶媒体111には個人などを
識別する前記IDだけを保持する構成としてもよい。通
信端末(サーバ)11は、前記IDを元にどの個人設定
情報を有効にするかを決定し、有効と決定した個人設定
情報を記憶手段に記憶される設定情報とみなして以下は
同様にして処理すればよい。
【0103】なお、上述した説明では、記憶媒体111
はネットワーク上の複数の機器から共通にアクセス可能
な記憶手段でもある点を利用して、複数の機器に対する
連係制御を実現しても良く、その手順の概略を以下に説
明する。まず、ある機器(ここでは機器12aとする)
が通信端末(サーバ)11の記憶媒体111に複数の機
器に共通の設定情報である共通設定情報を書込む。そし
て、共通設定情報を書込んだ後、機器12aは、設定情
報の更新を要求するメッセージをネットワーク15にブ
ロードキャストで送信する。ネットワーク15に接続さ
れた他の機器12b、12cは、上記メッセージの受信
により通信端末(サーバ)11の記憶媒体111の設定
情報を読み出す。この時、上記共通設定情報も同時に読
み出す。そして、読み出した共通設定情報に従い機器1
2b、12cが設定動作を実行することにより、機器1
2aと機器12bおよび機器12cが連係して動作でき
る。
【0104】ここで、車載用の通信システムの場合、共
通設定情報の具体例としては、車速情報や車の位置情報
などが挙げられる。共通設定情報が車速情報の場合は、
機器12aをスピードメータとし、機器12bをコント
ロールパネルとすることで、車速が一定速度以上の時に
はコントロールパネル機器12bの操作を無効にすると
いった連係動作が実現できる。また、共通設定情報が車
の位置情報の場合は、機器12aをGPS(Global Pos
itioning System)ユニットとし、機器12bをチュー
ナユニットとすることで、機器12bが上記位置情報に
従い、地域毎の放送局の周波数設定にかえるといった連
係動作が実現できる。
【0105】このような本実施の形態1に係る通信シス
テム101では、ネットワーク15に接続された機器1
2aは、ネットワーク15を介して通信端末(サーバ)
11の記憶媒体I/F112に挿入された記憶媒体11
1から機器設定情報115を、例えば、システムの立上
げや記憶媒体の挿入等を契機に自動的に読み出し、記憶
媒体111から読み出された設定情報Aに基づいて、機
器12aの設定を行うようにしたので、従来のようにユ
ーザがネットワーク15に接続された機器毎に該各機器
に対応する記憶媒体を用いて各機器の設定を行う必要が
なく、通信端末(サーバ)11に記憶媒体111を挿入
するだけで機器12aの設定を簡単に実行でき、また、
1つの記憶媒体111でネットワーク15に接続された
機器12a以外の機器も同様に設定することができ、そ
の結果、ユーザの操作性が向上する。
【0106】また、機器12bのように機器設定情報1
15に設定情報Bが含まれていない場合や通信端末(サ
ーバ)11から機器設定情報115の受信を失敗した場
合、手動で設定するなどのユーザによる設定操作は必要
ではなく、デフォルト設定情報を用いて設定動作を実行
でき、ユーザの操作性がより向上する。
【0107】(実施の形態2)以下に、実施の形態2に
係る通信システム102について説明する。図19は、
本発明の実施の形態2における通信システム102を示
す図である。図19において、151は第1のネットワ
ーク、152は第2のネットワーク、11は通信端末
(サーバ)、12a、12b、12c、12dおよび1
2eは機器、13は中継機器であり、機器12a、機器
12b、機器12cはそれぞれ第1のネットワーク15
1により接続され、通信端末(サーバ)11、機器12
d、機器12eはそれぞれ第2のネットワーク152に
より接続されている。また、第1のネットワーク151
と第2のネットワーク152は中継機器13により接続
されている。なお、第1、第2のネットワーク151,
152は異なる伝送媒体や通信プロトコルであっても良
い。
【0108】中継機器13は、制御手段131と、2つ
の通信手段132,133と、記憶手段134とを備え
たものである。制御手段131は中継機器13全体を制
御する。記憶手段134は中継機器13が利用するルー
ティング情報やパケット転送情報などを記憶する。通信
手段132は中継機器13が第1のネットワーク151
により他機器と通信する手段を提供するもので、第1の
ネットワーク151のプロトコルチップ、送信手段およ
び受信手段などを含む。通信手段133は中継機器13
が第2のネットワーク152により他機器と通信する手
段を提供するもので、第2のネットワーク152のプロ
トコルチップ、送信手段および受信手段などを含む。
【0109】通常のデータ伝送において、中継機器13
は、第1のネットワーク151内のパケットデータのう
ち、第2のネットワーク152宛てデータを第2のネッ
トワーク152へ転送し、第2のネットワーク152内
のパケットデータのうち、第1のネットワーク151宛
てデータを第1のネットワーク151へ転送することに
より第1のネットワーク151及び第2のネットワーク
152間の通信を実現する。なお、図19において、図
1と同一または相当する構成要素については同じ符号を
用い、その説明を省略する。
【0110】以上のように構成される通信システム10
2の動作について図20を用いて説明する。まず、通信
システム102において、システムへの電源投入、シス
テム立上げ、システムリセットなどが発生すると、機器
12aは、制御手段122により、記憶手段121に記
憶されているアクセスアドレス情報125を読み出し
て、設定情報リクエストを作成し、通信手段123によ
りネットワーク151を介して中継機器13へ送信する
(ステップB1)。
【0111】なお、設定情報リクエストは、通信端末
(サーバ)11の記憶媒体111内の自機器(この場合
は機器12a)に関する設定情報の読み出しを要求する
ものである。そして、中継機器13は通信手段132に
て設定情報リクエストを受信し、制御手段131により
受信した設定情報リクエストを解析して、第2のネット
ワーク152を介して通信端末(サーバ)11へ転送す
る(ステップB2)。なお、転送方法は中継機器13の
種類(ゲートウェイ、ルータ、ブリッジ、等)により異
なる。
【0112】例えば、中継機器13がゲートウェイ装置
の場合、OSI(Open Systems Interconnection)の第
7層アプリケーション層で転送処理を実行する。まず、
ゲートウェイ中継機器13は、受信したアプリケーショ
ン層パケットからデータを取出して、制御手段131に
よりその内容を解析する。解析した結果、通信端末(サ
ーバ)11に対する設定情報リクエストであることを認
識すれば、ネットワーク152に設定情報リクエストを
送信する。なお、この場合のアクセスアドレス情報12
5の例としては、ゲートウェイ中継機器13のネットワ
ークアドレスとすれば良い。また、ゲートウェイ中継機
器13は、受信したデータが設定情報リクエストであれ
ば通信端末(サーバ)11に転送するよう登録しておけ
ば良い。
【0113】また、中継機器13がルータ装置の場合、
OSIの第3層ネットワーク層で転送処理を実行する。
ここで、ネットワークプロトコルがインターネットプロ
トコル(以下IPと略記)の場合を例にとり説明する。
まず、ルータ中継機器13は、受信したネットワーク層
パケット(ここではIPデータグラム)の宛先IPアド
レスを取出して、制御手段131により該宛先IPアド
レスを解析し、記憶手段134に記憶してあるネットワ
ーク層の転送先テーブルなどを検索する。そして、該宛
先アドレスの転送先のネットワークがネットワーク15
2であると認識すれば、必要なヘッダ処理などを施して
ネットワーク152にIPデータグラムを転送する。な
お、この場合のアクセスアドレス情報125の例として
は、通信端末(サーバ)11のネットワークアドレス
(IPアドレス)とすれば良い。また、ルータ中継機器
13には、通信端末(サーバ)11のIPアドレス宛て
のIPデータグラムはネットワーク152へ転送するよ
うにネットワーク層の転送先テーブルに登録するなどし
ておけば良い。
【0114】また、中継機器13がブリッジ装置の場
合、OSIの第2層データリンク層で転送処理を実行す
る。まず、ブリッジ中継機器13は、受信したデータリ
ンク層パケットの宛先データリンク層アドレスを取出し
て、制御手段131により該宛先データリンク層アドレ
スを解析し、データリンク層の転送先テーブルなどを検
索する。そして、該宛先アドレスの転送先のネットワー
クがネットワーク152であると認識すれば、必要なヘ
ッダ処理などを施してネットワーク152にデータリン
ク層パケットを転送する。なお、この場合のアクセスア
ドレス情報125の例としては、通信端末(サーバ)1
1のデータリンク層アドレスとすれば良い。また、ブリ
ッジ中継機器13には、通信端末(サーバ)11のデー
タリンク層アドレス宛てのデータリンクパケットはネッ
トワーク152へ転送するようにデータリンク層の転送
先テーブルに登録するなどしておけば良い。
【0115】以上のようにして中継機器13により転送
された設定情報リクエストは、第2のネットワーク15
2経由で伝送され、通信端末(サーバ)11の通信手段
114にて受信される。そして、制御手段113は、受
信した設定情報リクエストの内容を解析し、記憶媒体I
/F112を制御して記憶媒体111に記憶されている
機器設定情報115の中から設定情報Aを検索し、第2
のネットワーク152を介して中継機器13へ返信する
(ステップB3)。
【0116】そして、中継機器13は、中継処理を行
い、設定情報Aを第1のネットワーク151を介して機
器12aへ送信する(ステップB4)。なお、中継処理
方法は中継機器13の種類(ゲートウェイ、ルータ、ブ
リッジ、等)により異なる。
【0117】例えば、中継機器13がゲートウェイの場
合、通信端末(サーバ)11は中継機器13宛てに返信
する。ゲートウェイ中継機器13は、受信したパケット
のアプリケーション層のデータを取出して、制御手段1
31により該データの内容を解析する。解析した結果、
機器12aへ送信すべき設定情報であることを認識すれ
ば、第1のネットワーク151に設定情報を転送する。
【0118】ここで、ゲートウェイ中継機器13が、パ
ケットを解析して送信すべき宛先アドレスを決定する方
法の例を以下で説明する。第一の方法として、ゲートウ
ェイ中継機器13は、各機器毎(機器12a、機器12
b、機器12c)の機器ID(少なくとも通信システム
102上の機器を特定可能な識別子)とアドレス(ネッ
トワークアドレス/データリンク層アドレス)を登録し
ておく。設定情報リクエストおよびその応答(設定情
報)には、機器IDを付加しておく。ゲートウェイ中継
機器13は、応答(設定情報)に付加された機器IDを
見て返信すべきアドレスを決定し、そのアドレス宛てに
当該応答を返信する。
【0119】第二の方法として、ゲートウェイ中継機器
13は、設定情報リクエストを転送した際に、当該リク
エストに対する応答の返信先をテーブルなどに登録して
おく。上記を実現するために例えば、設定情報リクエス
ト毎にリクエストID(各設定情報リクエスト毎にユニ
ークな識別子)を付加しておく。ゲートウェイ中継機器
13は設定情報リクエストを転送する際に、返信先のア
ドレス情報と当該リクエストIDをペアにしてテーブル
などに登録しておく。返信先のアドレスは当該リクエス
トの送信元のアドレスとすれば良い。ここでは機器12
aのアドレス情報となる。通信端末(サーバ)11は、
設定情報リクエストに対する応答(設定情報)には同じ
リクエストIDを付加して返信する。ゲートウェイ中継
機器13は設定情報リクエストに対する応答(設定情
報)を受信すると当該応答に付加されたリクエストID
から、テーブルを検索して転送先のアドレスを決定す
る。
【0120】次に、中継機器13がルータの場合、通信
端末(サーバ)11は機器12aのIPアドレスを宛先
IPアドレスに指定したIPデータグラムを返信する。
ルータ中継機器13は、受信したIPデータグラムの宛
先IPアドレスを取出して、制御手段131により該宛
先IPアドレスの内容を解析し、ネットワーク層の転送
先テーブルなどを検索する。そして、該宛先アドレスの
転送先のネットワークがネットワーク151であると認
識すれば、必要なヘッダ処理などを施してネットワーク
151にIPデータグラムを転送する。なお、ルータ中
継機器13には、機器12aのIPアドレス宛てのIP
データグラムはネットワーク151へ転送するようにネ
ットワーク層の転送先テーブルに登録するなどしておけ
ば良い。
【0121】また、中継機器13がブリッジの場合、通
信端末(サーバ)11は機器12aのデータリンク層ア
ドレスを宛先データリンク層アドレスに指定したデータ
リンク層パケットを返信する。そして、中継機器13
は、受信したデータリンク層パケットの宛先データリン
ク層アドレスを取出して、制御手段131により該宛先
データリンク層アドレスの内容を解析し、データリンク
層の転送先テーブルなどを検索する。そして、該宛先ア
ドレスの転送先のネットワークがネットワーク151で
あると認識すれば、必要なヘッダ処理などを施してネッ
トワーク151にデータリンク層パケットを転送する。
なお、ブリッジ中継機器13では、機器12aのデータ
リンク層アドレス宛てのデータリンク層パケットはネッ
トワーク151へ転送するようにデータリンク層の転送
先テーブルに登録しておけば良い。
【0122】以上のようにして中継機器13により転送
された設定情報Aは、ネットワーク151経由で伝送さ
れ、機器12aの通信手段123にて受信される(ステ
ップB4)。
【0123】そして、制御手段122は、受信した設定
情報Aに従い、設定手段124に制御信号や設定情報を
送信する。設定手段124はそれぞれの機器に対応した
方法で機器12aの設定を行う(ステップB5)。な
お、機器12aが設定情報を受信できない場合には、実
施の形態1と同様に、一定時間後にタイムアウト処理を
行い、デフォルト設定情報126を利用して設定を行え
ば良い。
【0124】以上のようにして機器12aに対する設定
が完了する。そして、機器12b、機器12cも同様に
して設定される。また、機器12d、機器12eは実施
の形態1の通信システム101の各機器の設定動作と同
様にして設定される。
【0125】機器12bは、設定情報リクエストを第1
のネットワーク151を介して中継機器13へ送信する
(ステップB6)。そして、中継機器13は通信手段1
32にて設定情報リクエストを受信し、制御手段131
により受信した設定情報リクエストを解析して、第2の
ネットワーク152を介して通信端末(サーバ)11へ
転送する(ステップB7)。通信端末(サーバ)11
は、通信手段114にて設定情報リクエストを受信し、
制御手段113により設定情報リクエストの内容を解析
し、記憶媒体I/F112を制御して記憶媒体111に
記憶されている機器設定情報115の中から設定情報B
を検索するが、設定情報Bは存在しないので、第2のネ
ットワーク152を介して中継機器13へ設定情報Bの
不在を通知する(ステップB8)。そして、中継機器1
3は、中継処理を行い、第1のネットワーク151を介
して機器12bへ転送する(ステップB9)。そして、
設定情報Bの不在を通知された機器12bは、デフォル
ト設定情報126を用いて設定される(ステップB1
0)。
【0126】機器12cは、設定情報リクエストを第1
のネットワーク151を介して中継機器13へ送信する
(ステップB11)。そして、中継機器13は通信手段
132にて設定情報リクエストを受信し、制御手段13
1により受信した設定情報リクエストを解析して、第2
のネットワーク152を介して通信端末(サーバ)11
へ転送する(ステップB12)。通信端末(サーバ)1
1は、通信手段114にて設定情報リクエストを受信
し、制御手段113により設定情報リクエストの内容を
解析し、記憶媒体I/F112を制御して記憶媒体11
1に記憶されている機器設定情報115の中から設定情
報Cを検索し、第2のネットワーク152を介して中継
機器13へ送信する(ステップB13)。そして、中継
機器13は、中継処理を行い、第1のネットワーク15
1を介して機器12cへ転送する(ステップB14)。
そして、機器12cは、設定情報Cに従って設定される
(ステップB15)。
【0127】機器12dは、設定情報リクエストを第2
のネットワーク152を介して通信端末(サーバ)11
へ送信する(ステップB16)。そして、通信端末(サ
ーバ)11は、記憶媒体111に記憶されている機器設
定情報115の中から機器12dの設定情報Dを検索
し、第2のネットワーク152を介して機器12dへ設
定情報Dを送信する(ステップB17)。そして、機器
12dは、設定情報Dに従って設定される(ステップB
18)。
【0128】機器12eは、設定情報リクエストを第2
のネットワーク152を介して通信端末(サーバ)11
へ送信する(ステップB19)。そして、通信端末(サ
ーバ)11は、記憶媒体111に記憶されている機器設
定情報115の中から機器12eの設定情報Eを検索
し、第2のネットワーク152を介して機器12eへ設
定情報Eを送信する(ステップB20)。そして、機器
12eは、設定情報Eに従って設定される(ステップB
21)。
【0129】このようにして、通信システム102上の
全ての機器に対する設定が終了する。なお、本実施の形
態2では、通信端末(サーバ)11は1つのネットワー
ク152にのみ接続された端末であったが、図21に示
すように、通信端末(サーバ)11を中継機器としても
利用可能である。図21において、1141,1142
は通信端末(サーバ)11の通信手段、153は第3の
ネットワーク、12g、12fは機器であり、通信端末
(サーバ)11、機器12g、機器12fはそれぞれ第
3のネットワーク153により接続されている。なお、
図21において、図19と同一または相当する構成要素
については同じ符号を用い、その説明を省略する。ま
た、図21の通信システム103において、機器12
a、機器12b、機器12c、機器12d、機器12e
は、本実施の形態に記載の設定方法と同様の方法で設定
できる。また、機器12f、機器12gは、機器12d
及び機器12eは、実施の形態1に記載の設定方法と同
様の方法で設定できる。
【0130】なお、本実施の形態2では、中継機器13
は通信手段を2つ備えている場合について説明したが、
3つ以上の複数の通信手段を持っていても良く、記憶手
段134に記憶した転送テーブルなどにより、複数存在
する通信手段のうちどの通信手段を用いてパケットを転
送するかを決定すれば良い。
【0131】なお、設定の手順は、本実施の形態で述べ
た例に限定されない。記憶媒体111が挿入されたこと
を通知するメッセージを、通信端末(サーバ)11が、
図19の通信システム102の場合は第2のネットワー
ク152へ、また、図21の通信システム103の場合
は第2のネットワーク152および第3のネットワーク
153へ、ブロードキャストで送信しても良い。その場
合、中継機器13はネットワーク152から上記メッセ
ージを受信するとネットワーク151へブロードキャス
トで転送すれば良い。図示してはいないが、もし、さら
に先に中継機器がある場合でもその中継機器が同様にし
てブロードキャストで転送すれば良い。ただしその場
合、パケットが巡回してしまうのを防ぐために、中継機
器は同じメッセージを複数の通信手段から受信した場合
には2つ目以降のメッセージの転送処理をしないことが
望ましい。
【0132】このような本実施の形態2に係る通信シス
テム102では、第1のネットワークに接続されている
複数の機器12a〜12cと、第2のネットワークに接
続された通信端末(サーバ)11との通信を中継機器1
3により中継するようにしたので、第2のネットワーク
152に接続された機器12d,12eの設定だけでな
く、第1のネットワーク151に接続されている複数の
機器12a〜12cの設定を簡単に実行可能であり、ま
た、記憶媒体111を交換すれば、第1のネットワーク
151及び第2のネットワーク152に接続された機器
12a〜12eの設定を簡単に変更可能であり、ユーザ
の操作性が向上する。
【0133】(実施の形態3)以下に、実施の形態3に
係る通信システム104について説明する。図22は、
本発明の実施の形態3における通信システム104を示
す図である。図22において、通信端末(サーバ)11
は、記憶手段110と、制御手段113と、通信手段1
14と、無線I/F(インターフェース)116とを備
えたものである。なお、記憶手段110は、通信端末
(サーバ)11から着脱可能でなくとも良く、メモリ等
で実現すれば良い。
【0134】117は記憶ユニットであり、記憶手段1
111と無線I/F(インターフェース)118と、制
御手段119を備えたものである。記憶手段1111
は、機器設定情報115を記憶しており、望ましくはS
Dメモリーカード、メモリースティックなどにより実現
する。もしくは、PCMCIAカード、コンパクトフラ
ッシュ、フラッシュメモリ、ICカード等で実現しても
良い。
【0135】無線I/F116および118は、無線通
信に必要なアンテナ、送受信機などを含み、無線通信を
実現するものである。具体的には2.4GHzの周波数
帯を利用するBluetoothや、IEEE802.
11などで実現することが望ましい。もしくは赤外線に
よる通信の規格であるIrDAなどでも良い。なお、無
線I/F116および118は複数のI/Fに対応して
いても良いが、少なくとも1つは同じ種類の無線I/F
を備えており、互いに無線通信可能であるものとする。
制御手段119は、記憶手段1111内のデータの読み
出しと書込み、無線I/F118による無線通信を制御
するものでCPU、ROM、RAMなどで実現する。な
お、図22において、図1と同一または相当する構成要
素については同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0136】以上のように構成される通信システム10
4の動作について図23を用いて説明する。まず、通信
システム104において、システムへの電源投入、シス
テム立上げ、システムリセットなどが発生すると、通信
端末(サーバ)11は問合せ信号の送信を開始する(ス
テップC1)。なお、問合せ信号は繰返し送信され、望
ましくは一定時間毎に送信される。通信端末(サーバ)
11は、問合せ信号を無線I/F116により送信し、
問合せに対する応答を観測することで通信可能な範囲に
他の無線通信ユニットが存在するかどうかを検索する。
【0137】記憶ユニット117は、上記通信端末(サ
ーバ)11からの問合せ信号を観測して、通信可能な範
囲に無線通信ユニットが存在するかどうかを検索する。
通信可能な範囲に無線通信ユニットが存在しない場合、
通信端末(サーバ)11は応答を観測しないが、通信端
末(サーバ)11は繰返し問合せ信号を送信して検索を
続ける。なお、問合せの例としては、Bluetoothであれ
ばInquiryやPageなどで実現すると良い。また、記憶ユ
ニット117が通信端末(サーバ)11と通信可能な範
囲内に存在する場合、記憶ユニット117は上記問合せ
信号を受信する(ステップC2)。
【0138】そして、記憶ユニット117は、受信した
問合せ信号に対する応答信号(BluetoothであればInqui
ryやPageにおける応答)を通信端末(サーバ)11へ送
信する(ステップC3)。そして、通信端末(サーバ)
11は応答信号を受信すると、通信可能な範囲に無線通
信ユニットが存在することを認識する(ステップC
4)。
【0139】通信端末(サーバ)11は、検出した無線
通信ユニットが記憶手段1111を備えた記憶ユニット
であるかどうかを、該検出した無線通信ユニットと通信
して確認する。これらの処理は、無線I/F116およ
び118を介して、記憶ユニットの制御手段119と通
信端末(サーバ)11の制御手段113が通信して確認
する(ステップC5)。なお、確認の方法は、例えば、
デバイスの種類を示すコードなどをあらかじめ決定して
おき、記憶ユニット117が自デバイスが記憶ユニット
に分類されるデバイスであることを示すコードを通信端
末(サーバ)11に送信することによって確認すれば良
い。
【0140】そして、通信端末(サーバ)11は、無線
通信ユニットが記憶手段1111を備えた記憶ユニット
であることを確認すると、記憶ユニット117の記憶手
段1111に記憶されている機器設定情報115の送信
を要求する(ステップC6)。そして、記憶ユニット1
17は、機器設定情報115を通信端末(サーバ)11
へ送信する(ステップC7)。そして、通信端末(サー
バ)11は、受信した機器設定情報115を記憶手段1
10に記憶する(ステップC8)。そして、通信端末
(サーバ)11は、機器設定情報115を有する記憶手
段1111を備えた記憶ユニット117を発見したこと
を通知するメッセージをネットワーク15にブロードキ
ャストで送信する(ステップC9)。
【0141】そして、機器12aはメッセージを受信す
ると設定情報リクエストを作成して、ネットワーク15
を介して送信し(ステップC10)、通信端末(サー
バ)11は設定情報リクエストの内容を解析して、記憶
手段110に記憶した機器設定情報115の中から設定
情報Aを検索し、機器12aにネットワーク15を介し
て送信する(ステップC11)。このようにして送信さ
れた設定情報Aに従って、機器12aの設定を行う。
【0142】なお、ステップC8以降のシステム動作
は、実施の形態1において記憶媒体111が挿入された
後の動作と同様で良く、通信端末(サーバ)11が記憶
手段110の設定情報を解析して対象とする機器宛てに
記憶手段を発見したことを通知するメッセージをマルチ
キャスト(複数機器宛て)やユニキャスト(1つの機器
宛て)で送信しても良い。
【0143】もしくは、通信端末(サーバ)11が記憶
手段110の設定情報を解析して対象とする機器宛てに
機器設定情報をブロードキャスト(全機器に共通の情
報)やマルチキャスト(複数機器に共通の情報)やユニ
キャスト(1つの機器に特定の情報)で送信しても良
い。
【0144】なお、上記の説明では、通信端末(サー
バ)11が問合せ信号を繰返し送信する構成としたが、
例えば、記憶ユニット117側から問合せ信号を送信し
ても良い。その場合、図24に示すように、記憶ユニッ
ト117にボタンなどの入力手段1191を設けてお
き、ユーザがボタン1191を押下した時のみ、その後
一定時間もしくは一定回数だけ問合せ信号を送信する構
成としたり、また、図25に示すように、通信端末(サ
ーバ)11にボタンなどの入力手段1131を設けてお
き、ユーザがボタン1131を押下した時のみ、その後
一定時間もしくは一定回数だけ問合せ信号を送信する構
成としても良い。このようにすれば、消費電力を低減化
できる。
【0145】なお、上記の説明では、通信端末(サー
バ)11と記憶ユニット117の通信が可能となったこ
とを契機として設定動作を行っていたが、この限りでは
ない。例えば、通信端末(サーバ)11と記憶ユニット
117の通信が“不可能”となった時を設定動作の契機
としても良い。なお、通信が不可能になったことの検出
は、通信端末(サーバ)11が記憶ユニット117に対
して定期的に問合せ信号を送信して上記問合せに対する
応答が無くなったことにより判断すれば良い。もしくは
N回の問合せに対してK回(N>K)応答が無い場合に
通信が不可能であると判断すれば良い。
【0146】例えば、図26に示す車載用の通信システ
ム105のように、記憶ユニット117の記憶手段11
11には個人情報A1151が記憶されており、機器1
2aを車のセキュリティシステムの設定装置とした場合
を例にとり説明する。セキュリティシステム設定手段1
241は、セキュリティシステムのオン(起動)・オフ
(解除)を制御する。セキュリティシステムは、例え
ば、車が動きだしたり、エンジンがかかったり、振動が
加えられたり、ドアが開けられたり、といったことを検
知して、大きな音を発する装置としたり、もしくは内蔵
した携帯電話などで通報を行ったりする構成とすれば良
い。もしくはセキュリティシステムがオフ(解除)でな
いとエンジンがかからないといったように構成しても良
い。なお、図26において、図22と同一または相当す
る構成要素については同じ符号を用い、その説明を省略
する。
【0147】以下に、通信システム105の動作につい
て説明する。まず、通信端末(サーバ)11は、記憶ユ
ニット117と通信可能になれば、個人情報1151A
を送信する。個人情報1151Aを受信すると、機器1
2aは記憶手段121に記憶されている個人情報データ
ベース127を検索して、個人情報1151Aが個人情
報データベース127に登録された個人情報かを検査す
る。登録されていればセキュリティシステムをオフにす
る。
【0148】また、通信端末(サーバ)11は、記憶ユ
ニット117との通信が不可能になれば、その旨を通知
するメッセージを機器12aに送信する。機器12aは
上記メッセージを受信すればセキュリティシステムをオ
ンにする。このような構成とすることで個人情報データ
ベース127に登録された正規の使用者が車から一定の
無線通信可能な範囲にいる時のみセキュリティシステム
を解除(オフ)することが簡単に実現できる。ただし、
Bluetoothのように無線通信可能な範囲が比較的狭い無
線インターフェースを用いることが望ましい。
【0149】なお、記憶ユニット117は、記憶手段1
111と無線I/F118を備えており、記憶手段11
11に記憶されている個人情報1151を無線I/F1
18、116を介して通信可能であれば良く、例えば、
携帯電話などにメモリーカードのスロットとBluetooth
のインターフェースを設けることで記憶ユニットを実現
しても良い。この場合は、記憶ユニット117をメモリ
カードのスロットに挿入されたメモリーカードとし、無
線インターフェースをBluetoothのインターフェースと
して構成すれば良い。
【0150】なお、無線データカード等の記憶ユニット
117の記憶手段1111にデータが記憶されていなけ
れば、書きこみ設定を行う。例えば、記憶ユニット11
7がワイヤレス・キーであった場合は、運転手が車から
降りた時に、その時の設定状態を鍵のIDとともに記憶
手段1111に記憶させるようにすれば、再度、運転手
が車に乗った場合に、各車載機器の設定状態を、運転手
が降りる前の設定状態に設定できる。
【0151】なお、通信端末(サーバ)11に別途設け
たHDD(ハードディスクドライブ)などの固定の大容
量記憶装置に個人等を識別するIDと共に実際の各個人
毎の設定情報を保持し、記憶ユニット117の記憶手段
1111には、個人などを識別する前記IDだけを保持
する構成としてもよい。通信端末(サーバ)11は、前
記IDを元にどの個人設定情報を有効にするかを決定
し、有効と決定した個人自設定情報を記憶手段に記憶さ
れた設定情報とみなして以下は同様にして処理すればよ
い。
【0152】このような本実施の形態3に係る通信シス
テム104では、通信端末(サーバ)11が記憶ユニッ
ト117と無線通信して記憶ユニット117の記憶手段
1111から機器設定情報115を受信して記憶手段1
10に記憶しておき、ネットワーク15に接続された機
器12aは、ネットワーク15を介して記憶ユニット1
17の記憶手段1111からの機器設定情報115を、
例えば、システムの立上げや、記憶ユニット117が通
信端末(サーバ)11と通信可能となったこと等を契機
に自動的に読み出し、記憶ユニット117の記憶手段1
111から読み出された設定情報Aに基づいて、機器1
2aの設定を行うようにしたので、従来のようにユーザ
がネットワーク15に接続された機器毎に該各機器に対
応する記憶媒体を用いて各機器の設定を行う必要がな
く、また、実施の形態1または実施の形態2に示した通
信システムのように記憶媒体111を記憶媒体I/Fへ
挿入することなく、記憶ユニット117を通信端末(サ
ーバ)11と無線通信が可能な範囲内に近づけるだけ
で、機器12aの設定を簡単に実行でき、また、1つの
記憶ユニット117でネットワーク15に接続された機
器12a以外の機器も同様に設定することができ、ユー
ザの操作性が向上する。
【0153】また、機器12bのように機器設定情報1
15に設定情報Bが含まれていない場合や通信端末(サ
ーバ)11から機器設定情報115の受信を失敗した場
合、手動で設定するなどのユーザによる設定操作は必要
ではなく、デフォルト設定情報を用いて設定動作を実行
でき、ユーザの操作性がより向上する。
【0154】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の通信システム
によれば、第1の機器と第2の機器が通信路により接続
され、上記第1の機器と上記第2の機器は上記通信路を
介して通信を行う通信システムであって、上記第1の機
器は、記憶媒体を着脱可能な記憶媒体インターフェース
を具備し、上記第2の機器は、上記通信路を介して、上
記第1の機器の上記記憶媒体インターフェースに挿入さ
れた上記記憶媒体から設定情報を読み出す、あるいは上
記記憶媒体へ設定情報を書込む、制御を行う制御手段
と、上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づい
て、上記第2の機器の設定を行う設定手段と、を具備す
ることより、第2の機器が通信路を介して第1の機器と
通信を行う場合、従来のようにユーザが通信路に接続さ
れた機器毎に該各機器に対応する記憶媒体を用いて各機
器の設定を行う必要がなく、第1の機器に記憶媒体を挿
入するだけで第2の機器の設定を簡単に実行でき、ま
た、通信路に複数の第2の機器が接続されている場合
は、複数の第2の機器の設定を同時に実行することがで
き、ユーザの操作性が向上する。
【0155】本発明の請求項2に記載の通信システムに
よれば、第1の機器と第2の機器が通信路により接続さ
れ、上記第1の機器と上記第2の機器は上記通信路を介
して通信を行う通信システムであって、上記第1の機器
は、無線インターフェースを備えた記憶媒体と無線通信
を行う無線インターフェースを具備し、上記第2の機器
は、上記通信路を介して、上記第1の機器により上記無
線インターフェースを介して上記記憶媒体から設定情報
を読み出す、あるいは上記記憶媒体へ設定情報を書込
む、制御を行う制御手段と、上記記憶媒体から読み出さ
れた設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う
設定手段と、を具備することより、第2の機器が通信路
を介して第1の機器と通信を行う場合、従来のようにユ
ーザが通信路に接続された機器毎に該各機器に対応する
記憶媒体を用いて各機器の設定を行う必要がなく、第1
の機器に記憶媒体を近づけるだけで記憶媒体と無線通信
を行って記憶媒体に記憶されている設定情報を取得し、
その設定情報に基づいて第2の機器の設定を簡単に実行
でき、また、通信路に複数の第2の機器が接続されてい
る場合は、複数の第2の機器の設定を同時に実行するこ
とができ、ユーザの操作性が向上する。
【0156】本発明の請求項3に記載の通信システムに
よれば、請求項1または請求項2に記載の通信システム
において、上記第2の機器は、通信システムの立上げを
契機として、上記通信路を介して上記第1の機器と通信
を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づ
いて上記第2の機器の設定を行うようにしたので、通信
システムの立上げ毎に、自動的に第2の機器の設定を行
うことができる。
【0157】本発明の請求項4に記載の通信システムに
よれば、請求項1に記載の通信システムにおいて、上記
第2の機器は、上記記憶媒体インターフェースへ上記記
憶媒体が挿入されたことを契機として、上記通信路を介
して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読
み出された設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を
行うようにしたので、第1の機器に記憶媒体を挿入する
毎に、自動的に第2の機器の設定を行うことができる。
【0158】本発明の請求項5に記載の通信システムに
よれば、請求項2に記載の通信システムにおいて、上記
第2の機器は、上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記
無線インターフェースを介して無線通信可能となったこ
とを契機として、上記通信路を介して上記第1の機器と
通信を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に
基づいて上記第2の機器の設定を行うようにしたので、
第1の機器と無線通信が可能な範囲内に記憶媒体を近づ
けるだけで、自動的に第2の機器に設定を行うことがで
きる。
【0159】本発明の請求項6に記載の通信システムに
よれば、請求項2に記載の通信システムにおいて、上記
第2の機器は、上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記
無線インターフェースを介して無線通信可能となったこ
とを契機として、上記通信路を介して上記第1の機器と
通信を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に
基づいて上記第2の機器の設定を行い、上記第1の機器
と上記記憶媒体とが上記無線インターフェースを介して
無線通信不可能となったことを契機として、上記第2の
機器の設定を解除するようにしたので、第1の機器と記
憶媒体との無線通信が可能あるいは不可能であることを
契機として、第2の機器の設定動作を簡単に制御するこ
とができる。
【0160】本発明の請求項7に記載の通信システムに
よれば、請求項1または請求項2に記載の通信システム
において、上記第2の機器は、上記通信路に接続された
第3の機器から設定情報の更新を要求するメッセージを
受信したことを契機として、上記通信路を介して上記第
1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された
設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行うように
したので、第2の機器は、第3の機器より設定情報の更
新を要求するメッセージを受信した場合、自動的に第2
の機器の設定を行うことができる。
【0161】本発明の請求項8に記載の通信システムに
よれば、請求項1または請求項2に記載の通信システム
において、上記第2の機器は、上記記憶媒体から読み出
された設定情報を更新した場合、該更新した設定情報
を、上記通信路を介して上記記憶媒体へ書込むようにし
たので、第2の機器は自機器の設定情報を更新すると、
その更新した設定情報を自動的に記憶媒体に書込むこと
ができる。
【0162】本発明の請求項9に記載の通信システムに
よれば、請求項1または請求項2に記載の通信システム
において、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、
個人毎の設定情報もしくは個人を識別する識別情報を含
むことより、第1の機器に挿入する記憶媒体を交換する
だけで、第2の機器を簡単に各個人に適した設定環境に
設定することができる。
【0163】本発明の請求項10に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報
は、ヒューマンマシンインターフェース機器のユーザイ
ンターフェースの設定に関するユーザインターフェース
設定情報を含み、上記第2の機器は、ヒューマンマシン
インターフェース機器である場合、上記通信路を介して
上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出
された上記設定情報に含まれる上記ユーザインターフェ
ース設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う
ようにしたので、第1の機器に挿入する記憶媒体を交換
するだけで、第2の機器を簡単に各ユーザに適したユー
ザインターフェース環境に設定することができる。
【0164】本発明の請求項11に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報
は、音声認識機器に記憶されている個人毎の音声認識に
関する音声認識情報を含み、上記第2の機器は、音声認
識機器である場合、上記通信路を介して上記第1の機器
と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定
情報に含まれる上記音声認識情報に基づいて、上記第2
の機器の設定を行うようにしたので、第1の機器に挿入
する記憶媒体を交換するだけで、第2の機器を簡単に各
ユーザに適した音声認識環境に設定することができる。
【0165】本発明の請求項12に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶媒体に記憶されている設定情報
は、実行可能なプログラム情報を含み、上記第2の機器
は、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる
上記プログラム情報に基づいてプログラムを実行するよ
うにしたので、記憶媒体に記憶されている設定情報を単
なるデータではなくプログラムとすることで、より複雑
な設定動作を実行可能な通信システムを実現できる。
【0166】本発明の請求項13に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記通信路よりなる第1の通信路と、該第
1の通信路と異なる第2の通信路とに接続されている中
継機器を備え、上記中継機器は、上記第1、及び第2の
通信路とそれぞれ通信を行う複数の通信手段と、上記第
1の通信路と上記第2の通信路との間の中継を制御する
制御手段と、を具備することより、中継機器を介して第
1の通信路と第2の通信路との間の通信を簡単に中継す
ることができる。
【0167】本発明の請求項14に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記第1の機器は、上記通信路よりなる第
1の通信路と、該第1の通信路と異なる第2の通信路に
接続され、上記第1の通信路と上記第2の通信路との間
の中継するようにしたので、第1の機器を中継機器とし
て用いることで、第1の通信路と第2の通信路との間を
通信を簡単に中継することができる。
【0168】本発明の請求項15に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶手段は、メモリーカードである、
ことより、メモリーカードを第1の機器に挿入するだけ
で、第2の機器を設定することができる。
【0169】本発明の請求項16に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶手段は、PCMCIAカードであ
る、ことより、PCMCIAカードを第1の機器に挿入
するだけで、第2の機器を設定することができる。
【0170】本発明の請求項17に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムにおいて、上記記憶手段は、ICカードであることよ
り、ICカードを第1の機器に挿入するだけで、第2の
機器を設定することができる。
【0171】本発明の請求項18に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記第2の機器は、車のイグニッションキーのオン
もしくはエンジンの始動を契機として、上記通信路を介
して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読
み出された設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を
行うようにしたので、車のイグニッションキーのオンも
しくはエンジンの始動を契機に、自動的に第2の機器の
設定を行うことができる。
【0172】本発明の請求項19に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記第1の機器もしくは上記第2の機器は、車速セ
ンサから送信された車速情報の内容を解析し、車速が一
定以上であることを認識した場合、上記第2の機器の設
定を実行しないように制御するようにしたので、車速が
一定以上の時に設定を更新すると、第2の機器の設定動
作を制御し、車の安全運行に弊害が生じるのを防ぐこと
ができる。
【0173】本発明の請求項20に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記第1の機器もしくは上記第2の機器は、エンジ
ンセンサから送信されたエンジンの動作状態を示すステ
ータス情報の内容を解析し、エンジンが動作しているこ
とを認識した場合、上記第2の機器の設定を実行しない
ように制御するようにしたので、エンジンの動作中に設
定を更新すると第2の機器の設定動作を制御し、車の安
全運行に弊害が生じるのを防ぐことができる。
【0174】本発明の請求項21に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
のシート位置に関するシート位置設定情報を含み、上記
第2の機器は、車のシート位置を設定する機器である場
合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる
上記シート位置設定情報に基づいて、上記第2の機器の
設定を行うようにしたので、自動的に各ユーザに適した
シート位置に調整することができる。
【0175】本発明の請求項22に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
の車のミラー位置に関するミラー位置設定情報を含み、
上記第2の機器は、車のミラー位置を設定する機器であ
る場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含ま
れる上記ミラー位置設定情報に基づいて、上記第2の機
器の設定を行うようにしたので、自動的に各ユーザに適
した車のミラー位置に調整することができる。
【0176】本発明の請求項23に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
の車のハンドル位置に関するハンドル位置設定情報を含
み、上記第2の機器は、車のハンドル位置を設定する機
器である場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通
信を行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報
に含まれる上記ハンドル位置設定情報に基づいて、上記
第2の機器の設定を行うようにしたので、自動的に各ユ
ーザに適した車のハンドル位置に設定することができ
る。
【0177】本発明の請求項24に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
のエアコンの環境に関するエアコン設定情報を含み、上
記第2の機器は、エアコン機器である場合、上記通信路
を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体か
ら読み出された上記設定情報に含まれる上記エアコン設
定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行うように
したので、自動的に各ユーザに適した環境にエアコンを
設定することができる。
【0178】本発明の請求項25に記載の通信システム
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信システ
ムを車載用として用いた車載通信システムにおいて、上
記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のカー
オーディオの環境に関するカーオーディオ設定情報を含
み、上記第2の機器は、カーオーディオ機器である場
合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる
上記カーオーディオ設定情報に基づいて、上記第2の機
器の設定を行うようにしたので、自動的に各ユーザに適
した環境にカーオーディオを設定することができる。
【0179】本発明の請求項26に記載の車載通信シス
テムによれば、請求項1または請求項2に記載の通信シ
ステムを車載用として用いた車載通信システムにおい
て、上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎
のカーナビゲーションの環境に関するカーナビゲーショ
ン設定情報を含み、上記第2の機器は、カーナビゲーシ
ョン機器である場合、上記通信路を介して上記第1の機
器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された上記設
定情報に含まれる上記カーナビゲーション設定情報に基
づいて、上記第2の機器の設定を行うようにしたので、
自動的に各ユーザに適した環境にカーナビゲーションを
設定することができる。
【0180】本発明の請求項27に記載の通信機器によ
れば、通信路を介して第2の機器と通信を行う第1の機
器である通信機器であって、記憶媒体を着脱可能な記憶
媒体インターフェースと、上記通信路を介して上記第2
の機器と通信を行う通信手段と、上記記憶媒体インター
フェースに挿入された上記記憶媒体から設定情報を読み
出す、あるいは上記第2の機器から上記通信路を介して
受信された上記第2の機器の設定情報を上記記憶媒体に
書込む、制御を行う制御手段と、を備えたことより、第
2の機器が通信路を介して第1の機器と通信を行う場
合、従来のようにユーザが通信路に接続された機器毎に
該各機器に対応する記憶媒体を用いて各機器の設定を行
う必要がなく、第1の機器に記憶媒体を挿入するだけで
第2の機器の設定を簡単に実行でき、また、通信路に複
数の第2の機器が接続されている場合は、複数の第2の
機器の設定を同時に実行することができ、ユーザの操作
性が向上する。
【0181】本発明の請求項28に記載の通信機器によ
れば、通信路を介して第2の機器と通信を行う第1の機
器である通信機器であって、無線インターフェースを備
えた記憶媒体と無線通信を行う無線インターフェース
と、上記通信路を介して上記第2の機器と通信を行う通
信手段と、上記無線インターフェースを介して、上記記
憶媒体から設定情報を読み出す、あるいは上記第2の機
器から上記通信路を介して受信した上記第2の機器の設
定情報を上記記憶媒体に書込む、制御を行う制御手段
と、を備えたことより、第2の機器が通信路を介して第
1の機器と通信を行う場合、従来のようにユーザが通信
路に接続された機器毎に該各機器に対応する記憶媒体を
用いて各機器の設定を行う必要がなく、第1の機器に記
憶媒体を近づけるだけで記憶媒体と無線通信を行って記
憶媒体に記憶されている設定情報を取得し、その設定情
報に基づいて第2の機器の設定を簡単に実行でき、ま
た、通信路に複数の第2の機器が接続されている場合
は、複数の第2の機器の設定を同時に実行することがで
き、ユーザの操作性が向上する。
【0182】本発明の請求項29に記載の通信機器によ
れば、請求項27に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記第2の機器から上記設定情報を要求するメ
ッセージを受信したことを契機として、上記記憶媒体イ
ンターフェースに挿入された上記記憶媒体から上記設定
情報を読み出して上記第2の機器へ送信するようにした
ので、第2の機器から設定情報を要求するメセージを受
信したことを契機に、第2の機器の設定動作を起動する
ことができる。
【0183】本発明の請求項30に記載の通信機器によ
れば、請求項27に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記通信機器の立上げを契機として、上記記憶
媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒体へのア
クセスアドレス情報を読み出して上記第2の機器へ送信
するようにしたので、第2の機器は記憶手段へのアクセ
スアドレス情報を持たない場合でも、通信機器より受信
したアクセスアドレス情報に従って設定情報を取得し、
設定動作を行うことができる。
【0184】本発明の請求項31に記載の通信機器によ
れば、請求項27に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記通信機器の立上げを契機として、上記記憶
媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒体から上
記設定情報を読み出して上記第2の機器へ送信するよう
にしたので、第2の機器は記憶手段へのアクセスアドレ
ス情報を持たない場合でも、通信機器より設定情報を受
信して設定動作を行うことができる。
【0185】本発明の請求項32に記載の通信機器によ
れば、請求項27に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記記憶媒体が上記記憶媒体インターフェース
に挿入されたことを契機として、上記記憶媒体が挿入さ
れたことを示すメッセージを上記第2の機器へ送信する
ようにしたので、通信機器に記憶媒体が挿入されたこと
を契機に、自動的に第2の機器の設定動作を起動するこ
とができる。
【0186】本発明の請求項33に記載の通信機器によ
れば、請求項27に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記記憶媒体が上記記憶媒体インターフェース
に挿入されたことを契機として、上記記憶媒体インター
フェースに挿入された上記記憶媒体から上記設定情報を
読み出して上記第2の機器へ送信するようにしたので、
通信機器に記憶媒体が挿入されたことを契機に、自動的
に第2の機器の設定動作を起動することができる。
【0187】本発明の請求項34に記載の通信機器によ
れば、請求項28に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記記憶媒体と上記無線インターフェースを介
して無線通信が可能となったことを契機として、上記記
憶媒体を発見したことを示すメッセージを上記第2の機
器へ送信するようにしたので、記憶媒体と無線通信が可
能となったことを契機に、自動的に第2の機器の設定動
作を起動することができる。
【0188】本発明の請求項35に記載の通信機器によ
れば、請求項28に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記記憶媒体と上記無線インターフェースを介
して無線通信が可能となったことを契機として、上記無
線インターフェースを介して上記記憶媒体から上記設定
情報を読み出し、上記第2の機器へ送信するようにした
ので、記憶媒体と無線通信が可能となったことを契機
に、自動的に第2の機器の設定動作を起動することがで
きる。
【0189】本発明の請求項36に記載の車載機器によ
れば、請求項27または請求項28に記載の通信機器を
車載用に用いたことより、通信機器に挿入する記憶媒体
または無線通信する記憶媒体を交換するだけで、第2の
機器の設定を簡単に行うことができる車載機器を実現可
能である。
【0190】本発明の請求項37に記載の車載機器によ
れば、請求項36に記載の車載機器において、上記制御
手段は、上記通信手段にて車速センサから車速情報を受
信した場合、該車速情報の内容を解析し、車速が一定以
上であると認識した場合は、上記記憶媒体インターフェ
ースに挿入された上記記憶媒体から読み出した上記設定
情報を上記第2の機器へ送信しないように制御するよう
にしたので、車速が一定以上の時に設定を更新すると、
第2の機器の設定動作を制御し、車の安全運行に弊害が
生じるのを防ぐことができる。
【0191】本発明の請求項38に記載の車載機器によ
れば、請求項36に記載の車載機器において、上記制御
手段は、上記通信手段にてエンジンセンサからエンジン
の動作状態を示すステータス情報を受信した場合、該ス
テータス情報の内容を解析し、エンジンが動作している
ことを認識した場合は、上記記憶媒体インターフェース
に挿入された上記記憶媒体から読み出した上記設定情報
を上記第2の機器へ送信しないように制御するようにし
たので、エンジンの動作中に設定を更新すると第2の機
器の設定動作を制御し、車の安全運行に弊害が生じるの
を防ぐことができる。
【0192】本発明の請求項39に記載の通信機器によ
れば、通信路を介して第1の機器と通信を行う第2の機
器である通信機器であって、上記通信路を介して上記第
1の機器と通信を行う通信手段と、上記通信路を介し
て、上記第1の機器から設定情報を読み出す、あるいは
上記第1の機器へ設定情報を書込む、制御を行う制御手
段と、上記通信手段にて受信した上記第1の機器から読
み出された上記設定情報に基づいて上記第2の機器の設
定を行う設定手段と、を具備し、上記制御手段は、上記
第1の機器から読み出された設定情報を更新した場合、
該更新した設定情報を上記第1の機器へ書込む制御を行
うようにしたので、通信路を介して受信した設定情報に
基づいて簡単に第2の機器の設定を行うことができ、ま
た、上記受信した設定情報を変更した場合、該変更した
設定情報を自動的に記憶媒体に記憶させることができ、
ユーザの操作性が向上する。
【0193】本発明の請求項40に記載の通信機器によ
れば、請求項39に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記通信機器の立上げを契機として、設定情報
を要求するメッセージを作成して上記第1の機器に送信
するようにしたので、通信機器を立ち上げると、自動的
に第2の機器の設定動作を起動させることができる。
【0194】本発明の請求項41に記載の通信機器によ
れば、請求項39に記載の通信機器において、上記制御
手段は、上記通信機器の立上げを契機として、上記第1
の機器との通信に必要なアクセスアドレス情報を要求す
るメッセージを作成してブロードキャストで送信し、上
記通信手段は、上記第1の機器からアクセスアドレス情
報を受信した場合、該アクセスアドレス情報に基づいて
設定情報を要求するメッセージを送信するようにしたの
で、アクセスアドレス情報を持っていなくても、通信機
器の立上げを契機に通信路を介して設定情報を受信する
ことができる。
【0195】本発明の請求項42に記載の通信機器によ
れば、請求項39に記載の通信機器において、上記通信
手段は、上記通信路に接続された第3の機器から設定情
報を要求するメッセージを受信したことを契機として、
設定情報を要求するメッセージを送信するようにしたの
で、通信路に接続された第3の機器からの設定情報を要
求するメッセージの受信を契機に、自動的に自機器の設
定動作を簡単に起動させることができる。
【0196】本発明の請求項43に記載の通信機器によ
れば、請求項39に記載の通信機器において、上記第2
の機器のデフォルト設定情報を記憶するデフォルト設定
記憶手段をさらに具備し、上記設定手段は、上記第1の
機器から設定情報を受信した場合、該設定情報に基づい
て上記第2の機器の設定を行い、上記第1の機器から設
定情報を受信しない場合、上記デフォルト設定情報に基
づいて上記第2の機器の設定を行うようにしたので、通
信路を介して設定情報を受信できなくても、デフォルト
設定情報に従って自機器の設定を行うことができる。
【0197】本発明の請求項44に記載の車載機器によ
れば、請求項39に記載の通信機器を車載用に用いたこ
とより、通信路を介して受信した設定情報に基づいて自
機器の設定を簡単に実行及び変更可能な車載機器を提供
することができる。
【0198】本発明の請求項45に記載の車載機器によ
れば、請求項44に記載の車載機器において、上記制御
手段は、上記通信手段にて車速センサから車速情報を受
信した場合、該車速情報の内容を解析して、車速が一定
以上であると認識した場合、上記第2の機器の設定を実
行しないように上記設定手段を制御するようにしたの
で、車速が一定以上の時に設定を更新すると、第2の機
器の設定動作を制御し、車の安全運行に弊害が生じるの
を防ぐことができる。
【0199】本発明の請求項46に記載の車載機器によ
れば、請求項44に記載の車載機器において、上記制御
手段は、上記通信手段にてエンジンセンサからエンジン
の動作状態を示すステータス情報を受信した場合、該ス
テータス情報の内容を解析して、エンジンが動作してい
ることを認識した場合、上記第2の機器の設定を行わな
いように上記設定手段を制御するようにしたので、エン
ジンの動作中に設定を更新すると第2の機器の設定動作
を制御し、車の安全運行に弊害が生じるのを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における通信システムを
示す図である。
【図2】アクセスアドレス情報の例を示す図である。
【図3】アクセスアドレス情報の別の例を示す図であ
る。
【図4】設定情報リクエストの例を示す図である。
【図5】設定情報リクエストの別の例を示す図である。
【図6】機器設定情報の例を示す図である。
【図7】機器設定情報の別の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1における処理の概略シー
ケンスを示す図である。
【図9】機器が車のシート位置制御ユニットの場合の構
成例を示す図である。
【図10】機器がHMIの場合の構成例を示す図であ
る。
【図11】機器が音声認識を行う機器の場合の構成例を
示す図である。
【図12】本発明の実施の形態1において、全ての情報
をユニキャストで送信した場合の処理の概略シーケンス
を示す図である。
【図13】イグニッションキーのオンもしくはエンジン
スタートにより接続機器への設定が反映されるよう構成
した場合のシステム構成例を示す図である。
【図14】イグニッションキーのオンもしくはエンジン
スタートにより接続機器への設定が反映されるよう構成
した場合のシステム構成例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態1における処理の概略シ
ーケンスの別の例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態1における処理の概略シ
ーケンスの別の例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態1における処理の概略シ
ーケンスの別の例を示す図である。
【図18】車速センサやエンジンセンサの情報により設
定動作を制御する場合のシステム構成例を示す図であ
る。
【図19】本発明の実施の形態2における通信システム
を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態2における処理の概略シ
ーケンスを示す図である。
【図21】本発明の実施の形態2における通信システム
の別の構成例を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態3における通信システム
を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態3における処理の概略シ
ーケンスを示す図である。
【図24】本発明の実施の形態3における記憶ユニット
117の別の構成例を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態3における通信端末11
の別の構成例を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態3における通信システム
の別の構成例を示す図である。
【図27】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
101 通信システム 102 通信システム 103 通信システム 104 通信システム 105 通信システム 11 通信端末 110 記憶手段 111 記憶媒体 1111 記憶手段 112 記憶媒体インターフェース 113 制御手段 1131 入力手段 114 通信手段 1141 通信手段 1142 通信手段 115 設定情報 1151 個人情報 116 無線インターフェース 117 記憶ユニット 118 無線インターフェース 119 制御手段 1191 入力手段 12a 機器 12b 機器 12c 機器 12d 機器 12e 機器 12f 機器 12g 機器 12k 制御ユニット 12h 車速センサ 12j エンジンセンサ 121 記憶手段 122 制御手段 123 通信手段 124 設定手段 1241 セキュリティシステム設定手段 1242 マイク 1243 音声入力手段 1244 特徴抽出手段 1245 認識判定手段 1246 認識結果処理手段 1247 音声認識用辞書 125 アクセスアドレス情報 126 デフォルト設定情報 127 個人情報データベース 128 表示手段 13 中継機器 131 制御手段 132 通信手段 133 通信手段 134 記憶手段 15 ネットワーク 151 第1のネットワーク 152 第2のネットワーク 153 第3のネットワーク PC1 パーソナルコンピュータ PC2 パーソナルコンピュータ PC3 パーソナルコンピュータ PC4 パーソナルコンピュータ PC5 ネットワークサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E 331 331A (72)発明者 畠山 武士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒崎 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 友田 政明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA02 CA23 KA12 5B089 GA11 GA21 JA34 JA35 KA01 KA13 KB04 5K033 BA06 DA01 DB12 EC01 5K048 AA04 AA09 BA42 CA06 DA02 DA05 EB06 HA01 HA02 HA03

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の機器と第2の機器が通信路により
    接続され、上記第1の機器と上記第2の機器は上記通信
    路を介して通信を行う通信システムであって、 上記第1の機器は、 記憶媒体を着脱可能な記憶媒体インターフェースを具備
    し、 上記第2の機器は、 上記通信路を介して、上記第1の機器の上記記憶媒体イ
    ンターフェースに挿入された上記記憶媒体から設定情報
    を読み出す、あるいは上記記憶媒体へ設定情報を書込
    む、制御を行う制御手段と、上記記憶媒体から読み出さ
    れた設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う
    設定手段と、を具備する、 ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 第1の機器と第2の機器が通信路により
    接続され、上記第1の機器と上記第2の機器は上記通信
    路を介して通信を行う通信システムであって、 上記第1の機器は、 無線インターフェースを備えた記憶媒体と無線通信を行
    う無線インターフェースを具備し、 上記第2の機器は、 上記通信路を介して、上記第1の機器により上記無線イ
    ンターフェースを介して上記記憶媒体から設定情報を読
    み出す、あるいは上記記憶媒体へ設定情報を書込む、制
    御を行う制御手段と、上記記憶媒体から読み出された設
    定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う設定手
    段と、を具備する、 ことを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の通信シ
    ステムにおいて、 上記第2の機器は、通信システムの立上げを契機とし
    て、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
    上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づいて上記
    第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、 上記第2の機器は、上記記憶媒体インターフェースへ上
    記記憶媒体が挿入されたことを契機として、上記通信路
    を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体か
    ら読み出された設定情報に基づいて上記第2の機器の設
    定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の通信システムにおい
    て、 上記第2の機器は、上記第1の機器と上記記憶媒体とが
    上記無線インターフェースを介して無線通信可能となっ
    たことを契機として、上記通信路を介して上記第1の機
    器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情
    報に基づいて上記第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の通信システムにおい
    て、 上記第2の機器は、 上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記無線インターフ
    ェースを介して無線通信可能となったことを契機とし
    て、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
    上記記憶媒体から読み出された設定情報に基づいて上記
    第2の機器の設定を行い、 上記第1の機器と上記記憶媒体とが上記無線インターフ
    ェースを介して無線通信不可能となったことを契機とし
    て、上記第2の機器の設定を解除する、 ことを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載の通信シ
    ステムにおいて、 上記第2の機器は、上記通信路に接続された第3の機器
    から設定情報の更新を要求するメッセージを受信したこ
    とを契機として、上記通信路を介して上記第1の機器と
    通信を行い、上記記憶媒体から読み出された設定情報に
    基づいて上記第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載の通信シ
    ステムにおいて、 上記第2の機器は、上記記憶媒体から読み出された設定
    情報を更新した場合、該更新した設定情報を、上記通信
    路を介して上記記憶媒体へ書込む、 ことを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2に記載の通信シ
    ステムにおいて、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎の設
    定情報もしくは個人を識別する識別情報を含む、 ことを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、ヒューマン
    マシンインターフェース機器のユーザインターフェース
    の設定に関するユーザインターフェース設定情報を含
    み、 上記第2の機器は、ヒューマンマシンインターフェース
    機器である場合、上記通信路を介して上記第1の機器と
    通信を行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情
    報に含まれる上記ユーザインターフェース設定情報に基
    づいて、上記第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、音声認識機
    器に記憶されている個人毎の音声認識に関する音声認識
    情報を含み、 上記第2の機器は、音声認識機器である場合、上記通信
    路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体
    から読み出された上記設定情報に含まれる上記音声認識
    情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、実行可能な
    プログラム情報を含み、 上記第2の機器は、上記通信路を介して上記第1の機器
    と通信を行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定
    情報に含まれる上記プログラム情報に基づいてプログラ
    ムを実行する、 ことを特徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記通信路よりなる第1の通信路と、該第1の通信路と
    異なる第2の通信路とに接続されている中継機器を備
    え、 上記中継機器は、上記第1、及び第2の通信路とそれぞ
    れ通信を行う複数の通信手段と、上記第1の通信路と上
    記第2の通信路との間の中継を制御する制御手段と、を
    具備する、 ことを特徴とする通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記第1の機器は、上記通信路よりなる第1の通信路
    と、該第1の通信路と異なる第2の通信路に接続され、
    上記第1の通信路と上記第2の通信路との間を中継す
    る、 ことを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体は、メモリーカードである、 ことを特徴とする通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体は、PCMCIAカードである、 ことを特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムにおいて、 上記記憶媒体は、ICカードである、 ことを特徴とする通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記第2の機器は、車のイグニッションキーのオンもし
    くはエンジンの始動を契機として、上記通信路を介して
    上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体から読み出
    された設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行
    う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  19. 【請求項19】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記第1の機器もしくは上記第2の機器は、車速センサ
    から送信された車速情報の内容を解析し、車速が一定以
    上であることを認識した場合、上記第2の機器の設定を
    実行しないように制御する、 ことを特徴とする車載通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記第1の機器もしくは上記第2の機器は、エンジンセ
    ンサから送信されたエンジンの動作状態を示すステータ
    ス情報の内容を解析し、エンジンが動作していることを
    認識した場合、上記第2の機器の設定を実行しないよう
    に制御する、 ことを特徴とする車載通信システム。
  21. 【請求項21】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のシ
    ート位置に関するシート位置設定情報を含み、 上記第2の機器は、車のシート位置を設定する機器であ
    る場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
    い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含ま
    れる上記シート位置設定情報に基づいて、上記第2の機
    器の設定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  22. 【請求項22】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎の車
    のミラー位置に関するミラー位置設定情報を含み、 上記第2の機器は、車のミラー位置を設定する機器であ
    る場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行
    い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含ま
    れる上記ミラー位置設定情報に基づいて、上記第2の機
    器の設定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎の車
    のハンドル位置に関するハンドル位置設定情報を含み、 上記第2の機器は、車のハンドル位置を設定する機器で
    ある場合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を
    行い、上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含
    まれる上記ハンドル位置設定情報に基づいて、上記第2
    の機器の設定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  24. 【請求項24】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のエ
    アコンの環境に関するエアコン設定情報を含み、 上記第2の機器は、エアコン機器である場合、上記通信
    路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記憶媒体
    から読み出された上記設定情報に含まれる上記エアコン
    設定情報に基づいて、上記第2の機器の設定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  25. 【請求項25】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のカ
    ーオーディオの環境に関するカーオーディオ設定情報を
    含み、 上記第2の機器は、カーオーディオ機器である場合、上
    記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、上記記
    憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる上記カ
    ーオーディオ設定情報に基づいて、上記第2の機器の設
    定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  26. 【請求項26】 請求項1または請求項2に記載の通信
    システムを車載用として用いた車載通信システムにおい
    て、 上記記憶媒体に記憶されている設定情報は、個人毎のカ
    ーナビゲーションの環境に関するカーナビゲーション設
    定情報を含み、 上記第2の機器は、カーナビゲーション機器である場
    合、上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行い、
    上記記憶媒体から読み出された上記設定情報に含まれる
    上記カーナビゲーション設定情報に基づいて、上記第2
    の機器の設定を行う、 ことを特徴とする車載通信システム。
  27. 【請求項27】 通信路を介して第2の機器と通信を行
    う第1の機器である通信機器であって、 記憶媒体を着脱可能な記憶媒体インターフェースと、 上記通信路を介して上記第2の機器と通信を行う通信手
    段と、 上記記憶媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒
    体から設定情報を読み出す、あるいは上記第2の機器か
    ら上記通信路を介して受信した上記第2の機器の設定情
    報を上記記憶媒体に書込む、制御を行う制御手段と、 を備えた、 ことを特徴とする通信機器。
  28. 【請求項28】 通信路を介して第2の機器と通信を行
    う第1の機器である通信機器であって、 無線インターフェースを備えた記憶媒体と無線通信を行
    う無線インターフェースと、 上記通信路を介して上記第2の機器と通信を行う通信手
    段と、 上記無線インターフェースを介して、上記記憶媒体から
    設定情報を読み出す、あるいは上記第2の機器から上記
    通信路を介して受信した上記第2の機器の設定情報を上
    記記憶媒体に書込む、制御を行う制御手段と、 を備えた、 ことを特徴とする通信機器。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記第2の機器から上記設定情報を要
    求するメッセージを受信したことを契機として、上記記
    憶媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒体から
    上記設定情報を読み出して上記第2の機器へ送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  30. 【請求項30】 請求項27に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信機器の立上げを契機として、
    上記記憶媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒
    体へのアクセスアドレス情報を読み出して上記第2の機
    器へ送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  31. 【請求項31】 請求項27に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信機器の立上げを契機として、
    上記記憶媒体インターフェースに挿入された上記記憶媒
    体から上記設定情報を読み出して上記第2の機器へ送信
    する、 ことを特徴とする通信機器。
  32. 【請求項32】 請求項27に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記記憶媒体が上記記憶媒体インター
    フェースに挿入されたことを契機として、上記記憶媒体
    が挿入されたことを示すメッセージを上記第2の機器へ
    送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  33. 【請求項33】 請求項27に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記記憶媒体が上記記憶媒体インター
    フェースに挿入されたことを契機として、上記記憶媒体
    インターフェースに挿入された上記記憶媒体から上記設
    定情報を読み出して上記第2の機器へ送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  34. 【請求項34】 請求項28に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記記憶媒体と上記無線インターフェ
    ースを介して無線通信が可能となったことを契機とし
    て、上記記憶媒体を発見したことを示すメッセージを上
    記第2の機器へ送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  35. 【請求項35】 請求項28に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記記憶媒体と上記無線インターフェ
    ースを介して無線通信が可能となったことを契機とし
    て、上記無線インターフェースを介して上記記憶媒体か
    ら上記設定情報を読み出し、上記第2の機器へ送信す
    る、 ことを特徴とする通信機器。
  36. 【請求項36】 請求項27または請求項28に記載の
    通信機器を車載用に用いた、 ことを特徴とする車載機器。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の車載機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信手段にて車速センサから車速
    情報を受信した場合、該車速情報の内容を解析し、車速
    が一定以上であると認識した場合は、上記記憶媒体イン
    ターフェースに挿入された上記記憶媒体から読み出した
    上記設定情報を上記第2の機器へ送信しないように制御
    する、 ことを特徴とする車載機器。
  38. 【請求項38】 請求項36に記載の車載機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信手段にてエンジンセンサから
    エンジンの動作状態を示すステータス情報を受信した場
    合、該ステータス情報の内容を解析し、エンジンが動作
    していることを認識した場合は、上記記憶媒体インター
    フェースに挿入された上記記憶媒体から読み出した上記
    設定情報を上記第2の機器へ送信しないように制御す
    る、 ことを特徴とする車載機器。
  39. 【請求項39】 通信路を介して第1の機器と通信を行
    う第2の機器である通信機器であって、 上記通信路を介して上記第1の機器と通信を行う通信手
    段と、 上記通信路を介して、上記第1の機器から設定情報を読
    み出す、あるいは上記第1の機器へ設定情報を書込む、
    制御を行う制御手段と、 上記通信手段にて受信した上記第1の機器から読み出さ
    れた上記設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行
    う設定手段と、 を具備し、 上記制御手段は、上記第1の機器から読み出された設定
    情報を更新した場合、該更新した設定情報を上記第1の
    機器へ書込む制御を行う、 ことを特徴とする通信機器。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信機器の立上げを契機として、
    設定情報を要求するメッセージを作成して上記第1の機
    器に送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  41. 【請求項41】 請求項39に記載の通信機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信機器の立上げを契機として、
    上記第1の機器との通信に必要なアクセスアドレス情報
    を要求するメッセージを作成してブロードキャストで送
    信し、 上記通信手段は、上記第1の機器からアクセスアドレス
    情報を受信した場合、該アクセスアドレス情報に基づい
    て設定情報を要求するメッセージを送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  42. 【請求項42】 請求項39に記載の通信機器におい
    て、 上記通信手段は、上記通信路に接続された第3の機器か
    ら設定情報を要求するメッセージを受信したことを契機
    として、設定情報を要求するメッセージを送信する、 ことを特徴とする通信機器。
  43. 【請求項43】 請求項39に記載の通信機器におい
    て、 上記第2の機器のデフォルト設定情報を記憶するデフォ
    ルト設定記憶手段をさらに具備し、 上記設定手段は、 上記第1の機器から設定情報を受信した場合、該設定情
    報に基づいて上記第2の機器の設定を行い、 上記第1の機器から設定情報を受信しない場合、上記デ
    フォルト設定情報に基づいて上記第2の機器の設定を行
    う、 ことを特徴とする通信機器。
  44. 【請求項44】 請求項39に記載の通信機器を車載用
    に用いた、 ことを特徴とする車載機器。
  45. 【請求項45】 請求項44に記載の車載機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信手段にて車速センサから車速
    情報を受信した場合、該車速情報の内容を解析して、車
    速が一定以上であると認識した場合、上記第2の機器の
    設定を実行しないように上記設定手段を制御する、 ことを特徴とする車載機器。
  46. 【請求項46】 請求項44に記載の車載機器におい
    て、 上記制御手段は、上記通信手段にてエンジンセンサから
    エンジンの動作状態を示すステータス情報を受信した場
    合、該ステータス情報の内容を解析して、エンジンが動
    作していることを認識した場合、上記第2の機器の設定
    を行わないように上記設定手段を制御する、 ことを特徴とする車載機器。
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