JP2002051005A - 緊急通信システム及びその構築方法 - Google Patents

緊急通信システム及びその構築方法

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JP2002051005A
JP2002051005A JP2000231872A JP2000231872A JP2002051005A JP 2002051005 A JP2002051005 A JP 2002051005A JP 2000231872 A JP2000231872 A JP 2000231872A JP 2000231872 A JP2000231872 A JP 2000231872A JP 2002051005 A JP2002051005 A JP 2002051005A
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communication system
emergency
emergency communication
power
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JP2000231872A
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齊 ▲高▼橋
Hitoshi Takahashi
Keiichiro Tanabe
慶一郎 田邊
Fumiki Kobayakawa
文樹 小早川
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INTAAOOPU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新設時の費用や維持管理費用を削減すると共
に、緊急時の情報通信を効果的に行なうことが可能な緊
急通信システムを提供する。 【解決手段】 緊急通信システム1は、電源部11を保
持するために街頭に建設された既設CATVシステムの
電源保持柱10に、制御部21と、アンテナ22と、ス
ピーカ23と、通話器24と、カメラ25と、センサ2
6とを取り付けて構築されている。災害発生等により有
線通信が途絶した場合、これらの各要素は、電源部11
からの電力供給を受けて動作を行なうことができるた
め、自治体等はこの緊急通信システム1を用いた無線通
信により各種緊急対応が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害発生等の緊急
時に情報通信を行なうための緊急通信システム及びその
構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】災害発生等の緊急時には、災害状況に関
する情報等を迅速に収集すると共に、各地域ごとの正確
な避難情報を住民に対して迅速に伝達する必要がある。
特に、地震等の場合には、信号線や給電線が途絶してし
まうことがあるため、有線によらない情報通信を行なう
必要がある。そのため、自治体等では、蓄電可能な電源
や音声を発するスピーカ等を備えた無線通信システムを
街頭に設置する等の防災整備を進めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような無線通信システムは、新設時はもとより、その維
持管理にも多大な費用や労力が必要とされる。これは、
緊急時に電力が供給できないことがあってはならないた
め、特に電源の充電状況の管理等を頻繁に行なう必要が
あるためである。また、設置密度を低くすればある程度
の費用削減が図れるものの、情報伝達が不確実になると
共に、音声出力を大きくする必要から直下の住民にとっ
て迷惑なものとなり、緊急時の情報通信を効果的に行な
えなくなってしまうという問題点もある。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、新設時の費用や維持管理費用を削減すると共
に、緊急時の情報通信を効果的に行なうことが可能な緊
急通信システム及びその構築方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る緊急通信シ
ステムは、災害発生時等の緊急時に情報通信を行なうた
めの緊急通信システムであって、CATVシステムにお
ける給電用として街頭に設置された蓄電可能な電源手段
と、電源手段からの電力供給により、緊急情報の無線通
信を行なうアンテナ手段と、電源手段からの電力供給に
より、アンテナ手段の動作を制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る緊急通信システムの構
築方法は、災害発生時等の緊急時に情報通信を行なうた
めの緊急通信システムを構築する方法であって、緊急情
報の無線通信を行なうアンテナ手段を、CATVシステ
ムにおける給電用として街頭に設置された蓄電可能な電
源手段からの電力供給が受けられる状態に接続するステ
ップと、アンテナ手段の動作を制御する制御手段を、電
源手段からの電力供給が受けられる状態に接続するステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0007】既設のCATVシステムでは、テレビジョ
ン放送等の信号を送信するための同軸ケーブル等の信号
伝送路が敷設され、この信号伝送路内には信号を増幅す
るための増幅器が挿入されており、この信号増幅器に電
力を供給する電源(PSと呼ばれる)が街頭に点在して
設置されている。これらの電源は、電柱に吊設された1
00Vの商用電線等と接続されており、通常時には商用
電線からの電力を増幅器に適するように変換して供給す
る変圧器としての役割を果たすが、停電時(商用電線等
への送電が停止した時)にも増幅器に対して電力供給が
できるように蓄電可能に構成されているのが一般的であ
る。本発明は、このようなCATVシステムにおける給
電用として街頭に設置された蓄電可能な電源手段を利用
して、緊急通信システムを実現しようとするものであ
る。
【0008】すなわち、本発明によれば、この電源手段
にアンテナ手段及び制御手段が接続されており、災害発
生等により有線通信が途絶した場合には、この電源手段
からの電力供給を受けて無線通信が行なわれる。従っ
て、通信システム新設の際に新たな電源手段を設置する
必要がないと共に、CATVシステム側で電源手段の維
持管理を行なえば別途維持管理作業を行なう必要がな
く、費用の削減を図ることが可能になる。
【0009】また、本発明に係る緊急通信システムを用
いれば、CATVシステム会社側にとっては自治体等か
らの補助が見込まれるため、CATVシステムの普及を
促す効果も期待できる。
【0010】この緊急通信システムにおいて、電源手段
からの電力供給により、アンテナ手段によって受信した
音声情報を音声に変換して出力するスピーカ手段をさら
に備えることも好ましい。
【0011】また、この緊急通信システムの構築方法に
おいて、アンテナ手段によって受信した音声情報を音声
に変換して出力するスピーカ手段を、電源手段からの電
力供給が受けられる状態に接続するステップをさらに備
えることも好ましい。
【0012】一般的に、CATVシステムは各地域ごと
にその世帯数等に対応した密度で敷設されているため、
電源手段も各地域ごとにその世帯数等に対応した密度で
設置されていることになる(すなわち、住宅密集地には
密に、閑散地には疎に設置されていることになる)。従
って、この電源手段にスピーカ手段を接続すれば、各地
域ごとの避難情報等を、音声出力を必要以上に大きくす
ることなく、効果的に住民に伝達することが可能にな
る。
【0013】また、この緊急通信システムにおいて、電
源手段からの電力供給により、アンテナ手段を介して遠
隔通話を行なわせる通話手段をさらに備えることも好ま
しい。
【0014】また、この緊急通信システムの構築方法に
おいて、アンテナ手段を介して遠隔通話を行なわせる通
話手段を、電源手段からの電力供給が受けられる状態に
接続するステップをさらに備えることも好ましい。
【0015】従来、自治体等が進めていた無線通信シス
テムは、情報を住民側に提供することのみを目的とした
ものであったが、本発明のように通話手段を設ければ、
住民側からの情報を受け取ることができ、的確かつ迅速
な緊急対応を行なうことが可能になる。
【0016】また、この緊急通信システムにおいて、電
源手段からの電力供給により、周辺の画像を撮影する撮
影手段をさらに備え、アンテナ手段は、撮影手段によっ
て撮影された画像情報を無線送信可能であることも好ま
しい。
【0017】また、この緊急通信システムにおいて、電
源手段からの電力供給により、環境データを感知又は測
定するセンサ手段をさらに備え、アンテナ手段は、セン
サ手段によって感知又は測定された環境データを無線送
信可能であることも好ましい。
【0018】また、この緊急通信システムの構築方法に
おいて、周辺の画像を撮影する撮影手段を、電源手段か
らの電力供給が受けられる状態に接続すると共に、当該
撮影された画像情報をアンテナ手段に無線送信させるこ
とが可能な状態に接続するステップをさらに備えること
も好ましい。
【0019】また、この緊急通信システムの構築方法に
おいて、環境データを感知又は測定するセンサ手段を、
電源手段からの電力供給が受けられる状態に接続すると
共に、当該感知又は測定された環境データをアンテナ手
段に無線送信させることが可能な状態に接続するステッ
プをさらに備えることも好ましい。
【0020】これらのように、撮影手段又はセンサ手段
を設け、画像情報又は環境データの無線送信を行なえ
ば、各地域ごとの災害状況等を把握することができ、的
確かつ迅速な緊急対応を行なうことが可能になる。
【0021】また、この緊急通信システムにおいて、電
源手段からの電力供給により動作する各手段は、電源手
段を保持するために街頭に建設された電源保持柱に取り
付けられたことも好ましい。
【0022】また、この緊急通信システムの構築方法に
おいて、電源手段からの電力供給が受けられる状態に接
続された各手段を、電源手段を保持するために街頭に建
設された電源保持柱に取り付けるステップをさらに備え
ることも好ましい。
【0023】一般に、既設のCATVシステムにおける
電源手段は、街頭に建設された電源保持用の柱(電源保
持柱)に保持された状態(より詳しくは、載置、懸架又
は収納された状態)で設置されている。従って、電源手
段からの電力供給を受ける上記各手段をこの電源保持柱
に取り付け、本発明の緊急通信システムを一体構造とし
て構築すれば、新たな土地の取得が不要であると共に、
路上の通行等の妨げになりにくく、維持管理作業等も容
易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明に係る緊急通信システム及びその構築方法の好適
な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明
において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0025】図1及び図2は、それぞれ本実施形態に係
る緊急通信システム1の構成を示す外観図及びブロック
図である。この緊急通信システム1は、電源部11と、
ブレーカ14とを保持するために街頭に建設された既設
CATVシステムの電源保持柱10に、制御部21と、
アンテナ22と、スピーカ23と、通話器24と、カメ
ラ25と、センサ26とを図1に示すように取り付けて
構築されている。自治体等が現実の防災設備として利用
する場合には、街頭に建設された既設CATVシステム
の各電源保持柱10に、この緊急通信システム1が構築
されることになる。以下、この緊急通信システム1の各
要素の機能と接続関係について詳細に説明する。
【0026】電源部11及びブレーカ14は、CATV
システムの信号伝送路内に挿入された増幅器に電力を供
給するための既設要素である。電源部11は、変圧器1
2とバッテリ13とを備えており、電柱に吊設された1
00Vの商用電線と給電線15を介して接続されると共
に、CATVシステムの増幅器と給電線16を介して接
続されている。商用電線から給電線15を介して得た電
力は、変圧器12によって増幅器の動作に適するように
(例えば100Vから60Vに)変換され、給電線16
を介してCATVシステムの増幅器に供給される。バッ
テリ13は、停電時(商用電線への送電が停止した時)
にCATVシステムの増幅器に対して電力供給を行なう
ためのものであり、通常時には変圧器12における余剰
分の電力が蓄えられる。また、ブレーカ14は、電源部
11に過剰な電力が供給されるのを防止するためのもの
であり、電気回路的には給電線15と電源部11との間
に挿入されている。
【0027】制御部21、アンテナ22、スピーカ2
3、通話器24、カメラ25及びセンサ26は、本実施
形態に係る緊急通信システム1を構築するための新設要
素である。これらの各要素は、給電線を介して電源部1
1と接続されており、バッテリ13からの電力供給によ
り、動作を行なうことが可能になっている。
【0028】制御部21は、信号線を介してアンテナ2
2、スピーカ23、通話器24、カメラ25及びセンサ
26の各要素と接続されており、アンテナ22、スピー
カ23、通話器24、カメラ25及びセンサ26の各要
素の動作を制御することが可能になっている(図2で
は、説明の便宜上、給電線を実線とし、信号線を破線と
して表わしている)。アンテナ22は、制御部21の制
御を受けて、無線電波の送受信を行なうことが可能にな
っている。このアンテナ22としては、低指向性のルー
プアンテナ等が用いられ、電波環境等の配慮から電源保
持柱10の上部に載置される。
【0029】スピーカ23は、制御部21の制御を受け
て、アンテナ22が受信した音声情報を音声に変換して
出力することが可能になっており、音声を広域に伝達さ
せる配慮から電源保持柱10の上部に複数個懸架され
る。通話器24は、制御部21の制御を受け、アンテナ
22による無線通信によって遠隔通話を行なわせること
が可能になっている。この通話器24としては、操作容
易性の観点から受話口及び送話口を有する一般電話型の
通話器等が用いられ、電源保持柱10の路面から1m〜
1.5m程度の高さの位置に懸架される。
【0030】カメラ25は、制御部21の制御を受け
て、周辺の画像を撮影することが可能になっている。こ
のカメラ25としては、広角撮影可能なデジタルカメラ
等が用いられ、視認性向上等の配慮から電源保持柱10
の上部に載置される。また、センサ26は、制御部21
の制御を受けて、煙、温度及び振動等の環境データを感
知又は測定することが可能になっており、感知又は測定
対象に対応した位置(例えば煙センサなら高い位置)に
懸架される。
【0031】次に、自治体等において、本実施形態に係
る緊急通信システム1を防災設備として用いる場合の動
作について説明する。図3は、本実施形態に係る緊急通
信システム1を用いた防災ネットワーク構成例を示す図
である。同図に示すように、国51と都道府県52と
は、専用回線61で接続されていると共に、この専用回
線が途絶した場合に備えて通信衛星62を用いた衛星通
信を行なうことが可能になっている。また、都道府県5
2と市町村53との間も、専用回線61で接続されてい
ると共に、この専用回線が途絶した場合に備えて通信衛
星62を用いた衛星通信を行なうことが可能になってい
る。国51、都道府県52及び市町村53の間では、有
線通信が行なえるか否かの状況に応じ、専用回線61又
は通信衛星62を用いて情報通信を行なうことになる。
【0032】市町村53は、その地域にて運営されるC
ATVシステムのセンター局54と、専用回線61及び
CATV線63で接続されている。また、この専用回線
61及びCATV線63が途絶した場合に備えて、無線
通信手段66及び67がそれぞれ市町村53及びセンタ
ー局54に設置されている。有線通信が行なえる状況の
場合、市町村53から発信された避難情報等は、専用回
線61又はCATV線63を介してセンター局54に送
信された後、センター局54からCATVネットワーク
64を介して各増幅器65付近に設置された各緊急通信
システム1に送信されることになる。
【0033】一方、災害等の発生により、CATVネッ
トワーク64等の信号線が途絶した場合や、増幅器65
に電力を供給するための商用電線が途絶した場合には、
有線による情報通信が不可能になる。こうした状況の場
合、市町村53の無線通信手段66から無線通信により
発信された情報は、センター局54の無線通信手段67
において受信された後、この無線通信手段67から各緊
急通信システム1に無線送信される。緊急通信システム
1はバッテリ13に蓄えられた電力によって制御部21
及びアンテナ22を作動させ、送信された情報をアンテ
ナ22において受信することができる。
【0034】以下、この緊急通信システム1を用いた各
緊急対応について具体的に説明する。市町村53が住民
に避難場所や災害状況等の情報を伝達したい場合には、
これらの情報を含む音声情報信号を無線通信手段66か
ら発信する。発信された音声情報信号は、センター局5
4の無線通信手段67を介して各緊急通信システム1に
送信される。アンテナ22においてこの音声情報信号を
受信した各緊急通信システム1では、制御部21の制御
によりスピーカ23から避難場所や災害状況等の情報を
音声出力し、付近の住民に避難情報を伝達することがで
きる。また、各緊急通信システム1のアンテナ22の受
信周波数帯を区別することにより、各地域ごとに異なる
避難場所情報等を送信することもできる。
【0035】また、住民側から「怪我人がいる」「食料
が足りない」等の情報を市町村53に伝達したい場合に
は、緊急通信システム1に取り付けられた通話器24が
用いられる。すなわち、通話器24をフックから持ち上
げる等の操作により、アンテナ22はセンター局54の
無線通信手段67を介して市町村53の無線通信手段6
6と無線接続される。これにより、住民は市町村53の
担当者と遠隔通話を行なうことができ、市町村53はこ
れを受けて迅速な対応をとることができる。
【0036】また、災害発生等の際には、カメラ25
が、緊急通信システム1周辺の画像を撮影し、センサ2
6が、緊急通信システム1周辺の煙、温度及び振動等の
環境データを感知又は測定する。撮影された画像情報や
感知又は測定された環境データは、アンテナ22からセ
ンター局54の無線通信手段67を介して市町村53の
無線通信手段66に送信される。これにより、市町村5
3では、家屋の倒壊や火災の発生等の災害状況を迅速に
把握することができる。
【0037】以上説明のように、本実施形態に係る緊急
通信システム1を防災設備として用いれば、災害等の発
生により信号線や給電線が途絶した場合にも無線通信を
行なうことができ、自治体等は迅速な緊急対応をとるこ
とができる。
【0038】また、一般的に、CATVシステムは各地
域ごとにその世帯数等に対応した密度で敷設されてお
り、電源部11を備えた電源保持柱10も各地域ごとに
その世帯数等に対応した密度で設置されている(すなわ
ち、住宅密集地には密に、閑散地には疎に設置されてい
る)ため、CATVシステムが普及している範囲では、
電源手段を含めて防災用システムを新設する必要はほと
んどなくなる。例えば、図4は、関東地方の実在する都
市部において、CATVシステムの電源部11を備えた
電源保持柱10のすべてに緊急通信システム1を構築し
たと仮定した場合の緊急通信システム1の分布例を示す
図である。同図の例では、緊急通信システム1が数百メ
ートル四方に一ヶ所程度の割合で設置されることにな
り、十分な情報通信が行なえるものと期待できる。ま
た、住民が多い同図中央部のターミナル駅付近には密に
設置されることになり、効果的な情報通信が行なえるも
のと期待できる。
【0039】なお、本発明に係る緊急通信システム及び
その構築方法は、上記実施形態に記載の態様に限定され
るものではなく、他の条件等に応じて種々の変形態様を
とることが可能である。また、本発明に係る緊急通信シ
ステムにおける各要素の配置は、図1に示すものに限定
されず、設置地域の環境等に応じて適宜設計変更するこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る緊急通信システム及びその構築方法によれば、新設時
の費用や維持管理費用を削減すると共に、緊急時の情報
通信を効果的に行なうことが可能になる。
【0041】すなわち、CATVシステムにおける給電
用として街頭に設置された蓄電可能な電源手段にアンテ
ナ手段及び制御手段が接続されるため、災害発生等の緊
急時にはこの電源手段からの電力供給を受けて無線通信
を行なうことができる。従って、通信システム新設の際
に新たな電源手段を設置する必要がないと共に、CAT
Vシステム側で電源手段の維持管理を行なえば別途維持
管理作業を行なう必要がなく、費用の削減を図ることが
可能になる。
【0042】また、この電源手段にスピーカ手段を接続
することによって、各地域ごとの避難情報等を、音声出
力を必要以上に大きくすることなく、効果的に住民に伝
達することが可能になる。
【0043】また、この電源手段に通話手段を接続する
ことによって、住民側からの情報を受け取ることがで
き、的確かつ迅速な緊急対応を行なうことが可能にな
る。
【0044】また、この電源手段に撮影手段又はセンサ
手段を接続し、画像情報又は環境データの無線送信を行
なうことによって、各地域ごとの災害状況等を把握する
ことができ、的確かつ迅速な緊急対応を行なうことが可
能になる。
【0045】また、この電源手段からの電力供給を受け
る上記各手段を電源保持柱に取り付け、本発明の緊急通
信システムを一体構造として構築することによって、新
たな土地の取得が不要であると共に、路上の通行の妨げ
になりにくく、維持管理作業等も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る緊急通信システムの構成を示
す外観図である。
【図2】本実施形態に係る緊急通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る緊急通信システムを用いた防
災ネットワーク構成例を示す図である。
【図4】CATVシステムの電源部を備えた電源保持柱
のすべてに緊急通信システムを構築したと仮定した場合
の緊急通信システムの分布例を示す図である。
【符号の説明】
1…緊急通信システム、10…電源保持柱、11…電源
部、12…変圧器、13…バッテリ、14…ブレーカ、
15…給電線、16…給電線、21…制御部、22…ア
ンテナ、23…スピーカ、24…通話器、25…カメ
ラ、26…センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA05 BC20 BD10 5K067 AA21 BB15 BB21 DD28 DD52 EE02 FF25 FF31 HH11 KK05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急時に情報通信を行なうための緊急通
    信システムであって、 CATVシステムにおける給電用として街頭に設置され
    た蓄電可能な電源手段と、 前記電源手段からの電力供給により、緊急情報の無線通
    信を行なうアンテナ手段と、 前記電源手段からの電力供給により、前記アンテナ手段
    の動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    緊急通信システム。
  2. 【請求項2】 前記電源手段からの電力供給により、前
    記アンテナ手段によって受信した音声情報を音声に変換
    して出力するスピーカ手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載の緊急通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電源手段からの電力供給により、前
    記アンテナ手段を介して遠隔通話を行なわせる通話手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の緊急通信システム。
  4. 【請求項4】 前記電源手段からの電力供給により、周
    辺の画像を撮影する撮影手段をさらに備え、 前記アンテナ手段は、前記撮影手段によって撮影された
    画像情報を無線送信可能であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の緊急通信システム。
  5. 【請求項5】 前記電源手段からの電力供給により、環
    境データを感知又は測定するセンサ手段をさらに備え、 前記アンテナ手段は、前記センサ手段によって感知又は
    測定された環境データを無線送信可能であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の緊急通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記電源手段からの電力供給により動作
    する前記各手段は、前記電源手段を保持するために前記
    街頭に建設された電源保持柱に取り付けられたことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の緊急通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 緊急時に情報通信を行なうための緊急通
    信システムを構築する方法であって、 緊急情報の無線通信を行なうアンテナ手段を、CATV
    システムにおける給電用として街頭に設置された蓄電可
    能な電源手段からの電力供給が受けられる状態に接続す
    るステップと、 前記アンテナ手段の動作を制御する制御手段を、前記電
    源手段からの電力供給が受けられる状態に接続するステ
    ップとを備えることを特徴とする緊急通信システムの構
    築方法。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ手段によって受信した音声
    情報を音声に変換して出力するスピーカ手段を、前記電
    源手段からの電力供給が受けられる状態に接続するステ
    ップをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の
    緊急通信システムの構築方法。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ手段を介して遠隔通話を行
    なわせる通話手段を、前記電源手段からの電力供給が受
    けられる状態に接続するステップをさらに備えることを
    特徴とする請求項7又は8に記載の緊急通信システムの
    構築方法。
  10. 【請求項10】 周辺の画像を撮影する撮影手段を、前
    記電源手段からの電力供給が受けられる状態に接続する
    と共に、当該撮影された画像情報を前記アンテナ手段に
    無線送信させることが可能な状態に接続するステップを
    さらに備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか
    に記載の緊急通信システムの構築方法。
  11. 【請求項11】 環境データを感知又は測定するセンサ
    手段を、前記電源手段からの電力供給が受けられる状態
    に接続すると共に、当該感知又は測定された環境データ
    を前記アンテナ手段に無線送信させることが可能な状態
    に接続するステップをさらに備えることを特徴とする請
    求項7〜10のいずれかに記載の緊急通信システムの構
    築方法。
  12. 【請求項12】 前記電源手段からの電力供給が受けら
    れる状態に接続された前記各手段を、前記電源手段を保
    持するために前記街頭に建設された電源保持柱に取り付
    けるステップをさらに備えることを特徴とする請求項7
    〜11のいずれかに記載の緊急通信システムの構築方
    法。
JP2000231872A 2000-07-31 2000-07-31 緊急通信システム及びその構築方法 Pending JP2002051005A (ja)

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