JP2002050968A - 誤り訂正装置 - Google Patents

誤り訂正装置

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JP2002050968A JP2000357649A JP2000357649A JP2002050968A JP 2002050968 A JP2002050968 A JP 2002050968A JP 2000357649 A JP2000357649 A JP 2000357649A JP 2000357649 A JP2000357649 A JP 2000357649A JP 2002050968 A JP2002050968 A JP 2002050968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路面積および消費電力の増加を抑制しつ
つ、高速な誤り訂正処理を行なうことができる誤り訂正
装置を提供する。 【解決手段】 誤り訂正回路6は、バッファメモリ5に
格納された積符号ブロック化されたPI系列のライン符
号に対して誤り訂正を行なう第1の誤り訂正演算回路9
と、PO系列のライン符号に対して誤り訂正を行なう第
2の誤り訂正演算回路10とを備えている。第1の誤り
訂正演算回路9の訂正済みデータは、第2の誤り訂正演
算回路10の第2のシンドローム計算回路13に転送さ
れる。第2のシンドローム計算回路13は、シンドロー
ムの計算途中経過を記憶する記憶素子13bnを備え、
訂正済みのPI系列ラインデータが入力されるたびに、
記憶素子13bnから対応するデータを読出してシンド
ロームを演算し、その値を記憶素子13bnに記憶され
ている古いデータに上書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誤り訂正装置に
関し、特に、積符号ブロック化されたデータに対して、
各方向の符号の誤り訂正を順次行なう誤り訂正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタル伝送システム、コンピュータの
周辺装置などのようにデジタルデータを伝送する環境に
おいては、デジタルデータ伝送の信頼性の向上を図るた
め、一般に誤り訂正符号が用いられている。特に、最近
では、デジタルデータの受信再生側におけるデータ処理
能力の向上に伴い、高度な訂正能力を有する誤り訂正符
号が用いられるようになってきている。
【0003】このような誤り訂正符号の代表的なものと
して、符号長・冗長度の大きいロングディスタンスコー
ドの積符号がある。
【0004】図13は、このような積符号がデジタルデ
ータ(情報シンボル)に付加される態様を模式的に示す
図である。
【0005】図13を参照して、積符号は、一般に、縦
横の異なる方向の誤り訂正符号を組合わせたものであ
る。より特定的には、積符号は、情報シンボルの縦方向
に対して付加された外符号のパリティPOと、情報シン
ボルおよびパリティPOの横方向に対して付加された内
符号のパリティPIとから構成される。
【0006】それぞれの誤り訂正符号としては、バイト
単位の誤り訂正が可能なリード・ソロモン符号(以下、
RS符号と呼ぶ)が用いられることが多い。図13の例
では、PO方向の誤り訂正符号は、符号長n0(=20
8),情報長k0(=192),最小距離d0(=17)
のRS符号であり、PI方向の誤り訂正符号は、符号長
i(=182),情報長ki(=172),最小距離d
i(=11)のRS符号である。
【0007】なお、ここで、di≧2ti+1,d0≧2
0+1の関係が成り立っているものとする(ti,t0
は訂正可能な誤り数)。
【0008】このように、2つの方向のRS誤り訂正符
号が付加され、かつ積符号ブロック化されたデータを受
信再生装置がデコード(誤り訂正)する際には、一般
に、各方向の符号の誤り訂正が繰返される。
【0009】図14は、このような第1の従来の誤り訂
正装置における誤り訂正処理でのデータの伝送経路を簡
単に示したブロック図である。
【0010】図14を参照して、たとえば、DVD等か
ら読出されたデジタルデータは、データバス51を介し
て、図13に示したように積符号ブロック化されて一旦
バッファメモリ52に蓄積される。バッファメモリ52
には、複数の積符号ブロックを一度に蓄積するために、
4Mbit以上の大容量のものが用いられるのが一般的
である。したがって、バッファメモリ52としては、大
容量、小面積および低コストという理由から、主にダイ
ナミック型ランダムアクセスメモリ(以下、DRAMと
呼ぶ)や同期型ダイナミック型ランダムアクセスメモリ
(以下、SDRAMと呼ぶ)等が用いられる。
【0011】そして、バッファメモリ52からデータが
順次読出されて誤り訂正回路53で、各方向の符号の誤
り訂正が行なわれる。リード・ソロモン符号を用いた誤
り訂正を行なうためには、次の4つの手順が一般的であ
る。
【0012】(1) 受信データからシンドロームを計
算する。 (2) シンドロームから誤り位置多項式、誤り評価多
項式を求める。
【0013】(3) 誤り位置多項式から誤り位置を求
める。 (4) 誤り位置多項式、誤り評価多項式および誤り位
置から誤り数値を求め、訂正する。
【0014】訂正能力の大きいリード・ソロモン符号に
よる誤り訂正では、上述の手順(2)においてシンドロ
ームから誤り位置多項式、誤り評価多項式を求める手法
の1つとして、2つの多項式の最大公約数を求めるユー
クリッド互除法を応用したユークリッドアルゴリズムが
知られている。
【0015】図15は、このような誤り訂正回路53の
構成を示す概略ブロック図である。誤り訂正回路53
は、入力データからのシンドロームを計算するためのシ
ンドローム計算回路54と、シンドロームから誤り位置
多項式、誤り評価多項式を求めるためのユークリッド実
行回路55と、誤り位置多項式、誤り評価多項式から誤
り位置、誤り数値を求めるチェンサーチ実行回路56
と、誤り位置、誤りの数値により訂正を行なう訂正回路
57とから構成される。
【0016】たとえば、図13の積符号ブロックにおい
て、横方向のPI系列のデータに対するシンドローム計
算、ユークリッド法による誤り位置多項式と誤り数値多
項式の計算およびチェン(Chien)サーチ法による誤り
位置と値の計算が行なわれ、バッファメモリ52上で誤
りが訂正される。
【0017】その後、縦方向のPO系列のデータに対す
るシンドローム計算、ユークリッド法による誤り位置多
項式と誤り数値多項式の計算およびチェンサーチ法によ
る誤り位置と値の計算が行なわれ、バッファメモリ52
上で誤りが訂正される。
【0018】このような処理を各系列に対して繰返すこ
とにより、情報シンボル内の誤り符号が訂正されていく
ことになる。一般に、この誤り訂正処理の繰返しの回数
が多いほど、訂正可能な誤り符号の数が多くなる。
【0019】図14に示した例では、バッファメモリ5
2は、ダイナミック型ランダムアクセスメモリ(DRA
M)等を備える。バッファメモリ52は、横方向のPI
系列のデータにアクセスする場合にはバーストアクセス
となって高速にデータを読込むことができる。しかしな
がら、縦方向のPO系列のデータにアクセスする場合に
はランダムアクセスを必要とするため、データの読出に
時間がかかり、その結果、誤り訂正速度が低下するとい
う問題がある。
【0020】図16は、このような問題に対処するため
の第2の従来の誤り訂正装置の構成を説明するための概
略ブロック図である。
【0021】図16に示すように、この第2の従来の誤
り訂正装置には、縦、横のいずれの方向のデータにも高
速アクセスが可能なスタティック型ランダムアクセスメ
モリ(以下、SRAMと呼ぶ)からなる記憶素子58が
付加される。バッファメモリ52における横方向のPI
系列のデータのアクセスの際に、この記憶素子58に積
符号ブロックのすべてのデータを書込む。つまり、縦方
向のPO系列のデータのアクセスは、この記憶素子58
に記憶された積符号ブロックに対して行なうようにする
ことで、縦方向のPO系列のデータのアクセスも高速に
行なえるようにすることが提案されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示した従来例にあっては、SRAMからなる記憶素子
58の容量が膨大になり、その結果、回路面積および消
費電力が増大するという新たな問題がある。
【0023】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、記憶素子の容量の増
加を抑制した上で、高速な誤り訂正処理を行なうことが
できる誤り訂正装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の誤り訂正
装置は、異なる方向の誤り訂正符号を付加された積符号
ブロックを記憶する第1の記憶回路と、前記積符号ブロ
ックにおける第1の方向に配列されたデータを前記第1
の記憶手段から受けて、前記第1の方向に関して誤り訂
正処理を行なう第1の誤り訂正演算回路と、前記第1の
誤り訂正手段で訂正されたデータを前記第1の誤り訂正
手段から受けて、前記積符号ブロックにおける第2の方
向に配列されたデータに対する誤り訂正のための処理を
逐次行なう第2の誤り訂正演算回路とを備える。
【0025】請求項2記載の誤り訂正装置は、請求項1
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の誤り訂
正演算回路は、前記積符号ブロックの第1の方向に配列
されたデータを有する単位ブロックごとに誤り訂正処理
を行ない、前記第2の誤り訂正演算回路は、前記第1の
誤り訂正演算回路で訂正された前記単位ブロックごとの
データを順次受けて、前記積符号ブロックの第2の方向
に配列されたデータに対する誤り訂正のための処理を、
前記単位ブロックに含まれるデータごとに分割して行な
う。
【0026】請求項3記載の誤り訂正装置は、請求項2
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2の方向に
配列されたデータに対する誤り訂正のための処理は、前
記第2の方向に配列されたデータに対するシンドローム
計算処理を含み、前記第2の誤り訂正演算回路は、前記
シンドローム計算処理を、前記単位ブロックに含まれる
データごとに分割し、かつ前記第2の方向について積算
することで行う。
【0027】請求項4記載の誤り訂正装置は、請求項3
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の誤り訂
正演算回路は、訂正したデータを前記第1の記憶回路に
送出するとともに、前記第2の誤り訂正演算回路にも送
出する。
【0028】請求項5記載の誤り訂正装置は、請求項2
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2の誤り訂
正演算回路は、前記第2の方向に配列されるデータから
なる符号の原始多項式の複数の根にそれぞれ対応して設
けられる複数の積算回路を含み、各前記積算回路は、前
記第1の誤り訂正演算回路で訂正された前記単位ブロッ
ク内のデータを順次一方入力に受ける排他的論理和演算
回路と、前記排他的論理和演算回路の出力を、前記単位
ブロック内におけるデータの位置に応じて、それぞれ異
なるアドレスに格納する第2の記憶回路と、前記排他的
論理和演算回路の一方入力に与えられる入力データの前
記単位ブロック内の位置に対応し、かつ前記第2の記憶
回路にすでに格納されている記憶データと、前記複数の
根のうち対応する根とを乗算して、前記排他的論理和演
算回路の他方入力に与える乗算回路とを有する。
【0029】請求項6記載の誤り訂正装置は、請求項5
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2の記憶回
路は、前記排他的論理和演算回路の出力を、前記単位ブ
ロック内におけるデータの位置に応じたそれぞれ異なる
アドレスに上書きして格納する。
【0030】請求項7記載の誤り訂正装置は、請求項5
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の誤り訂
正演算回路は、訂正したデータを前記第1の記憶回路に
送出するとともに、前記第2の誤り訂正演算回路にも送
出する。
【0031】請求項8記載の誤り訂正装置は、請求項5
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記誤り訂正符号
は、リード・ソロモン符号である。
【0032】請求項9記載の誤り訂正装置は、請求項2
記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の記憶回
路は、前記積符号ブロックにおける第1の方向に配列さ
れたデータに対しバーストアクセスが可能であって、前
記積符号ブロックにおける第2の方向に配列されたデー
タに対し、ランダムアクセスが可能である。
【0033】請求項10記載の誤り訂正装置は、請求項
2記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の誤り
訂正演算回路は、前記積符号ブロックにおける第1の方
向に配列されたデータのシンドロームを計算する第1の
シンドローム計算回路を含み、前記第2の誤り訂正演算
回路は、前記第1の誤り訂正演算回路で訂正された前記
単位ブロックごとのデータを順次受けて、前記第2の方
向に配列されたデータに対するシンドローム計算処理
を、前記単位ブロックに含まれるデータごとに分割し、
かつ前記第2の方向について積算することで行う第2の
シンドローム計算回路を含む。
【0034】請求項11記載の誤り訂正装置は、請求項
10記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1のシ
ンドローム計算回路は、前記第1の方向に配列されるデ
ータからなる符号の原始多項式の複数の根にそれぞれ対
応して設けられる複数の第1の積算回路を含み、各前記
第1の積算回路は、前記第1の記憶回路から読み出され
た前記単位ブロック内のデータを順次一方入力に受ける
第1の排他的論理和演算回路と、前記第1の排他的論理
和演算回路の出力を格納する第2の記憶回路と、前記第
2の記憶回路にすでに格納されている記憶データと、前
記複数の根のうち対応する根とを乗算して、前記第1の
排他的論理和演算回路の他方入力に与える第1の乗算回
路とを有する。
【0035】請求項12記載の誤り訂正装置は、請求項
10記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2のシ
ンドローム計算回路は、前記第2の方向に配列されるデ
ータからなる符号の原始多項式の複数の根にそれぞれ対
応して設けられる複数の第2の積算回路を含み、各前記
第2の積算回路は、前記第1の誤り訂正演算回路で訂正
された前記単位ブロック内のデータを順次一方入力に受
ける第2の排他的論理和演算回路と、前記第2の排他的
論理和演算回路の出力を、前記単位ブロック内における
データの位置に応じて、それぞれ異なるアドレスに格納
する第3の記憶回路と、前記第2の排他的論理和演算回
路の一方入力に与えられる入力データの前記単位ブロッ
ク内の位置に対応し、かつ前記第3の記憶回路にすでに
格納されている記憶データと、前記複数の根のうち対応
する根とを乗算して、前記第2の排他的論理和演算回路
の他方入力に与える第2の乗算回路とを有する。
【0036】請求項13記載の誤り訂正装置は、請求項
12記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第3の記
憶回路は、前記第2の排他的論理和演算回路の出力を、
前記単位ブロック内におけるデータの位置に応じたそれ
ぞれ異なるアドレスに上書きして格納する。
【0037】請求項14記載の誤り訂正装置は、請求項
12記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2の誤
り訂正演算回路は、前記第2のシンドローム計算回路に
よる前記積算符号ブロックごとの第2の方向のシンドロ
ーム計算結果を一時的に保持する第4の記憶回路をさら
に含む。
【0038】請求項15記載の誤り訂正装置は、請求項
14記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第2の誤
り訂正演算回路は、前記第4の記憶回路に格納された第
2の方向のシンドローム計算結果に基づいて、前記第2
の方向についての前記積符号ブロックの誤り位置および
誤り数値の検出と誤り訂正とを行うための第2方向訂正
回路をさらに含み、前記第1の誤り訂正演算回路は、前
記第2方向訂正回路の演算処理と並行して、次の積符号
ブロックに対する誤り訂正処理を行う。
【0039】請求項16記載の誤り訂正装置は、請求項
15記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の誤
り訂正演算回路は、訂正したデータを前記第1の記憶回
路に送出するとともに、前記第2のシンドローム計算回
路にも送出する。
【0040】請求項17記載の誤り訂正装置は、請求項
10記載の誤り訂正装置の構成に加えて、前記第1の記
憶回路から前記第1の誤り訂正演算回路に至るデータの
転送経路途中に、前記第1の誤り訂正演算回路で訂正処
理を行なわせるためのデータを単位ブロックごとに個々
に記憶する複数の記憶領域を備えた第5の記憶回路と、
前記第5の記憶回路に記憶されたデータに対する前記第
1の誤り訂正演算回路での誤り訂正処理を、前記単位ブ
ロックごとにパイプライン処理するように制御するため
の制御手段とをさらに備える。
【0041】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明を具体化
した第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただ
し、従来例と同様の構成部分には同じ符号を用い、その
詳細な説明を省略する。
【0042】図1は、この発明による誤り訂正装置を用
いた光ディスク再生システムの構成を示す概略ブロック
図である。すなわち、図1は、DVD(Digital Video D
isc)などの光ディスクに対する情報再生システムの一例
を示したものである。
【0043】図1において、光ディスク1から読出され
た信号は、読出2値化回路2によってデジタル信号に変
換された後、復調・デフォーマット回路4に与えられ、
図13に示したような形態の積符号ブロック化されたデ
ータに復調される。
【0044】ここで、図2は、実施の形態1の積符号ブ
ロックの構成を示す図である。図2に示すとおり、実施
の形態1の積符号ブロックは、行方向(横方向)に18
2Bのデータ(COL181〜COL0)と列方向(縦
方向)に208Bのデータ(ROW0〜ROW207)
とからなる。すなわち、実施の形態1の積符号ブロック
は、172B(bytes)列×192行の情報データ
に、横方向の10B(bytes)列×208行のパリ
ティPIと、縦方向の172列×16B(bytes)
行のパリティPOを付加することにより構成されてい
る。
【0045】再び、図1に戻って、この図2に示す形態
の1ブロック分のデータは、SDRAMからなるバッフ
ァメモリ5に格納される。したがって、バッファメモリ
5も、横方向のPI系列のデータにアクセスする場合に
はバーストアクセスとなって高速にデータを読込むこと
ができる。
【0046】一方、サーボ制御回路3は、復調・デフォ
ーマット回路4の出力に基づいて、光ディスク1のドラ
イブ機構(図示せず)をサーボ制御する。復調・デフォ
ーマット回路4およびサーボ制御回路3の動作は、コン
トローラ8によって制御される。
【0047】コントローラ8はさらに、バッファメモリ
5に格納された1ブロック分のデータに対するデコード
(誤り訂正)命令を誤り訂正回路6に与える。誤り訂正
回路6は、この命令に応じて、誤り訂正処理をバッファ
メモリ5に格納されているデータに施し、コントローラ
8へ処理の終了を知らせる。誤り訂正回路6の動作は、
コントローラ8によって制御される。
【0048】図3は、図1に示した誤り訂正回路6の構
成を詳細に示すブロック図である。図3において、誤り
訂正回路6は、第1の誤り訂正演算回路9と、第2の誤
り訂正演算回路10と、データバス11とを備えてい
る。第1の誤り訂正演算回路9は、バッファメモリ5に
格納され、かつ積符号ブロック化されているデータに対
して、横方向(PI系列)のラインの符号に対して誤り
訂正を行なう。第2の誤り訂正演算回路10は、第1の
誤り訂正演算回路9により訂正された積符号ブロックの
縦方向(PO系列)のラインの符号に対して誤り訂正を
行なう。データバス11は、これらバッファメモリ5、
第1の誤り訂正演算回路9および第2の誤り訂正演算回
路10の間でデータのやり取りを行なうために設けられ
る。
【0049】第1の誤り訂正演算回路9は、図15に示
した誤り訂正回路53の構成において、シンドローム計
算回路54に代えて第1のシンドローム計算回路12を
設けたものであり、その他のユークリッド実行回路5
5、チェンサーチ実行回路56および訂正回路57の構
成は同様である。
【0050】図4は、第1のシンドローム計算回路12
の構成を示すブロック図である。誤りを含んでいる符号
列の受信多項式(符号多項式:code polynomial)である
y(x)を y(x)=ym-1m-1+ym-2m-2+… …+y1x+
0 とする。ただし、mは受信多項式の項数である。たとえ
ば、図2に示した積符号ブロックでは、PI系列のライ
ンの符号に対して誤り訂正を行なう場合、m=182と
なり、PO系列のラインの符号に対して誤り訂正を行な
う場合、m=208となる。
【0051】よく知られているように、受信多項式y
(x)が上記のように表される場合、シンドロームは、
以下の数式(1)で与えられる。
【0052】
【数1】
【0053】ただし、t:訂正可能な誤り数、α:原始
多項式(生成多項式)の根である。このシンドロームの
計算式を回路で実現したのが第1のシンドローム計算回
路12である。ただし、この場合、上記数式(1)中で
は、単純な和演算ではなく排他的論理和演算を行なう。
【0054】図4を参照して、第1のシンドローム計算
回路12は、排他的論理和回路12ai(i=0〜n−
1)とレジスタ12biと乗算器12ciとを含む回路
を、原始多項式の根α0、α、…αj、…αn-1にそれぞ
れ対応してn個備えている。ここで、原始多項式は、継
続するn個の数0〜(n−1)をそれぞれべきに持つ、
α0、α、…αj、…αn-1を根とする。
【0055】すなわち、α0に対応して設けられる排他
的論理和回路12a0は、データy181〜y0を順次
一方入力に受け、レジスタ12b0は、排他的論理和回
路12a0の出力を受けて保持する。乗算器12c0
は、レジスタ12b0の出力にα0を乗算し、排他的論
理和回路12a0の他方入力に与える。根αの他の累乗
に対しても同様の回路が設けられる。
【0056】たとえば、実施の形態1のようなDVDフ
ォーマットでは、10BのパリティPIを付加すること
が決められているため、n=10(0〜9)であり、数
式(1)におけるjは、0、…、9にそれぞれ相当す
る。
【0057】再び、図3を参照して、第2の誤り訂正演
算回路10は、図15に示した誤り訂正回路53の構成
において、シンドローム計算回路54に代えて第2のシ
ンドローム計算回路13を設けたものであり、その他の
ユークリッド実行回路55、チェンサーチ実行回路56
および訂正回路57の構成は同じである。
【0058】図5は、第2の誤り訂正演算回路10にお
ける第2のシンドローム計算回路13の構成を示すブロ
ック図である。
【0059】第2のシンドローム計算回路13は、数式
(1)のシンドローム計算を実現するという機能を有す
る点では第1のシンドローム計算回路12と同様であ
る。
【0060】図5を参照して、第2のシンドローム計算
回路13は、排他的論理和回路13anと記憶素子13
bnと乗算器13cnとからなる回路をn個備えてい
る。排他的論理和回路13ai(i=0〜n−1)と記
憶素子13biと乗算器13ciとを含む回路を、原始
多項式の根αの累乗のα0、…αj、…αn-1にそれぞれ
対応してn個備えている。
【0061】すなわち、α0に対応して設けられる排他
的論理和回路13a0は、データy181〜y10を順
次一方入力に受け、記憶素子13b0は、排他的論理和
回路13a0の出力を受けて保持する。乗算器13c0
は、記憶素子13b0の出力にα0を乗算し、排他的論
理和回路13a0の他方入力に与える。根αの他の累乗
に対しても同様の回路が設けられる。記憶素子13b0
0は、シンドローム計算の途中経過の値を逐次記憶し、
かつ、アドレス信号に応じてランダムにアクセス可能な
もので、たとえば、スタティック型半導体記憶装置(以
下、SRAM)からなる。根αの他の累乗に対しても同
様の回路が設けられる。
【0062】たとえば、実施の形態1のようなDVDフ
ォーマットでは、16BのPOパリティを付加すること
が決められているため、第2のシンドローム計算回路1
3においては、n=16(0〜15)であり、数式
(1)におけるjは、0、…、15にそれぞれ相当す
る。
【0063】図6は、図3に示した誤り訂正回路6の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0064】以下では、上述したような構成に基づく誤
り訂正回路6の誤り訂正動作を、図3および図6に従っ
て説明する。
【0065】コントローラ8からデコード命令が誤り訂
正回路6に与えられると、誤り訂正回路6は、積符号ブ
ロック化された1ブロック分のデータに対する誤り訂正
処理を開始する(ステップS100)。
【0066】誤り訂正処理が開始されると、まず、以下
に説明するフローにしたがって、バッファメモリ5から
第1の誤り訂正演算回路9に、図2におけるROW0の
PI系列のラインデータが転送され、第1の誤り訂正演
算回路9により、PI系列のライン符号に対する誤り訂
正演算が実行される。
【0067】すなわち、図3に示したバッファメモリ5
から、図2に示す積符号ブロックのPI系列のラインご
とにデータyi(i=181〜0)が順次排他的論理和
回路12an(n=0〜9)に入力され(ステップS1
02)、その演算結果が一旦レジスタ12bn(n=0
〜9)に蓄積される。そして、レジスタ12bnで蓄積
されたデータに対し、乗算器12cn(n=0〜9)に
よりαn(n=0〜9)が乗算され、その結果と次のデ
ータy(i−1)とが排他的論理和回路12nで演算さ
れる。これを繰返すことによりシンドロームが計算され
る(ステップS104)。
【0068】シンドロームを計算した後は、ユークリッ
ド実行回路55により、シンドロームから誤り位置多項
式、誤り評価多項式を求め(ステップS106)、チェ
ンサーチ実行回路56により、誤り位置多項式、誤り評
価多項式から誤り位置、誤り数値を求める(ステップS
108)。
【0069】そして、バッファメモリ5に記憶されてい
る元データ(訂正前のデータ)が読み出され(ステップ
S110)、続いて、排他的論理和回路を含む訂正回路
57によって、バッファメモリ5から読み出された元デ
ータ(訂正前のデータ)に対する訂正演算が行なわれる
(ステップS112)。その訂正後のデータが、データ
バス11を介してバッファメモリ5に転送されて、バッ
ファメモリ5に格納される(ステップS114)。
【0070】一方、訂正回路57からの訂正済みのデー
タは、バッファメモリ5に転送されるのと同時に第2の
誤り訂正演算回路10の第2のシンドローム計算回路1
3に転送されて第2のシンドローム計算が実施される
(ステップS116)。
【0071】このステップS116では、第1の誤り訂
正演算回路9から、訂正後のPI系列のラインデータy
i(i=181〜10)が順次排他的論理和回路13a
n(n=0〜15)に入力され、その演算結果が記憶素
子13bn(n=0〜15)に蓄積される。ただし、R
OW0のPI系列ラインデータについては、それ以前に
記憶素子13bn(n=0〜15)に蓄積されたデータ
が存在しないので、そのままの値が記憶素子13bnに
蓄積されることになる。
【0072】すなわち、ステップS116では、図2に
おけるROW0のPI系列ラインデータが第2のシンド
ローム計算回路13に入力され、172Bのデータが記
憶素子13bnに記憶される。
【0073】次に、処理が図2に示した最終行のROW
207まで行われたかが、判定される(ステップS11
8)。
【0074】上述の処理では、ROW0に対応した処理
が終了しているのみであるから、処理は再びステップS
102に復帰する。
【0075】したがって、ステップS102において、
バッファメモリ5から、ROW1のPI系列ラインデー
タが転送され、第1の誤り訂正演算回路9により、PI
系列のラインの符号に対する誤り訂正演算が実行され、
ステップS114において、訂正済みのデータが、デー
タバス11を介してバッファメモリ5に転送されて、バ
ッファメモリ5上で誤りが訂正される。
【0076】ステップS114において、第1の誤り訂
正演算回路9の訂正済みデータは、バッファメモリ5に
転送されるのと同時に、第2の誤り訂正演算回路10の
第2のシンドローム計算回路13に転送される。ここ
で、図3に示す第2のシンドローム計算回路13は、ま
ず、ROW1のPI系列ラインデータにおけるy(18
1)が入力されると、記憶素子13bnに記憶されてい
るy181(ROW0のPI系列ラインデータ)を読出
して乗算器13cn(n=0〜15)に伝送し、乗算器
13bnによりαn(n=0〜15)を乗算して、その
結果と上記ROW1のPI系列ラインデータにおけるy
181とを排他的論理和回路13anで演算し、その値
を記憶素子13bnに記憶されているy181に対応す
るデータに上書きする。
【0077】以下、同様に、ROW1のPI系列ライン
データyiが入力されるたびに、記憶素子13bnから
対応するデータを読出して排他的論理和回路13anで
演算し、その値を記憶素子13bnに記憶されているy
iに対応するデータに上書きする。このように、記憶素
子13bnにおいては、新しいデータを順次上書きする
だけなので、172B(=182B−10B)×n(=
16)のデータを記憶するだけの極めて少ない記憶容量
を備えるだけでよい。
【0078】なお、この第2のシンドローム計算回路1
3による処理が、特許請求の範囲の欄に記載した「誤り
訂正のための処理」に相当する。
【0079】以上のステップS102〜S116の動作
を、図2におけるROW207まで繰返し行なうことに
より、積符号ブロックにおけるPI系列の全ラインの符
号に対する誤り訂正演算が終了するとともに、PO系列
の全ラインの符号に対するシンドローム計算が終了す
る。
【0080】シンドロームを計算した後は、ユークリッ
ド実行回路55により、シンドロームから誤り位置多項
式、誤り評価多項式を求め(ステップS120)、チェ
ンサーチ実行回路56により、誤り位置多項式、誤り評
価多項式から誤り位置、誤り数値を求める(ステップS
122)。
【0081】そして、バッファメモリ5から該当する符
号データを読出し(ステップS124)、排他的論理和
回路を含む訂正回路57によって、これを訂正した後
(ステップS126)、再びバッファメモリ5に書込む
(ステップS128)。
【0082】図7は、誤り訂正回路10が、積符号ブロ
ックDk(k:自然数)を順次処理する過程を示す概念
図である。
【0083】実施の形態1の誤り訂正回路10において
は、積符号ブロックDkに対する第1の誤り訂正演算お
よび第2のシンドローム計算回路13の処理が終了し、
さらに、第2のユークリッド計算、第2のチェンサー
チ、第2の誤り訂正演算までが終了してから、次の積符
号ブロックD(k+1)に対する第1の誤り訂正演算お
よび第2のシンドローム計算回路13の処理が開始され
る。
【0084】以上説明した実施の形態1の誤り訂正装置
にあっては、以下のとおりの作用効果を奏することがで
きる。
【0085】(1) 記憶素子13bnは、シンドロー
ムの計算途中経過を記憶するものであり、新たなデータ
が入力されるたびに順次上書きするように構成している
ので、極めて少ない記憶容量を備えるだけでよく、回路
面積および消費電力の増加を抑制することができる。
【0086】たとえば、DVDフォーマットで1ブロッ
ク分のPO方向のシンドローム計算に必要なデータ量を
見積もった場合、図13に示す記憶素子58にあって
は、 8bit×208×172=約286kbit であり、これに対し実施の形態1の記憶素子13bnに
あっては、 172×8bit×16=約22kbit であり、記憶素子13bnとして、従来の約1/10の
記憶容量で済む。
【0087】(2) 第1の誤り訂正演算回路9の訂正
済みデータを、バッファメモリ5に転送するのと同時に
第2の誤り訂正演算回路10の第2のシンドローム計算
回路13に転送するよう構成したので、バッファメモリ
5のアクセス回数が減少し、その分誤り訂正処理の高速
化を実現することができる。
【0088】たとえば、PI方向の1ライン分のデータ
を1回のバーストアクセスですべて読込み、PO方向の
1ライン分のデータは、1回に1バイトずつ読込み、誤
り訂正時の書込は1バイトずつ行ない、アクセスに要す
る時間を4サイクルとし、誤り数がPI、POそれぞれ
の方向に800個と仮定した場合、図11に示す回路に
あっては、各処理に必要なサイクル数は、以下のように
なる。
【0089】PI方向の読出に必要なサイクル数(PI
R) PIR=(182+4)×208=38688サイクル PI方向の誤り訂正に必要なサイクル数(PIE) PIE=800×(1+4)=4000サイクル PO方向の読出に必要なサイクル数(POR) POR=(1+4)×208×172=178880サ
イクル PO方向の誤り訂正に必要なサイクル数(POE) POE=800×(1+1+4)=4800サイクル したがって、合計226,368サイクルを必要とす
る。
【0090】これに対し、実施の形態1の誤り訂正装置
にあっては、PORが不要(0)となるため、合計4
7,488サイクルとなり、短時間で処理を行なうこと
ができる。
【0091】[実施の形態2]以下、本発明に係る実施
の形態2を図面に基づいて説明する。
【0092】図8は、本発明の実施の形態2における誤
り訂正回路20の構成を詳細に示すブロック図である。
また、図9は、実施の形態2の第2の誤り訂正演算回路
10の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0093】実施の形態2の誤り訂正回路20における
第2の誤り訂正演算回路10が、実施の形態1の第2の
誤り訂正演算回路10と異なるのは、実施の形態2の第
2の誤り訂正演算回路10においては、図9に示すとお
り、第2のシンドローム計算回路13とユークリッド実
行回路55との間に、記憶素子21を設けたことのみで
あり、その他の構成は実施の形態1の第2の誤り訂正演
算回路10の構成と同様である。
【0094】なお、記憶素子21は、特に限定されない
が、たとえば、SRAMからなるものとすることができ
る。さらに、この記憶素子21は、図2に示した積符号
ブロックについて第2のシンドローム計算回路13が計
算したシンドロームを保持することが可能なだけの記憶
容量を有するものとする。
【0095】すなわち、実施の形態2にあっては、図6
に示した実施の形態1の処理フローにおいて、積符号ブ
ロックDkに対して第2のシンドローム計算回路13で
計算したシンドロームを記憶素子21に一時的に保持さ
せた上で、この記憶素子21に保持されたデータ(シン
ドローム)に基づいて、ユークリッド法による誤り位置
多項式と誤り数値多項式の計算(ステップS120)お
よびチェンサーチ法による誤り位置と誤り数値の計算が
行なわれ(ステップS122)、訂正回路57により、
バッファメモリ52から該当する符号データを読出し
(ステップS124)、これを訂正した後(ステップS
126)、再びバッファメモリ5に書込む(ステップS
128)。
【0096】そして、このステップS120〜S128
の処理を行っている間、第2のシンドローム計算回路1
3では、次の積符号ブロックD(k+1)に対するシン
ドロームの計算を行なう。
【0097】図10は、実施の形態2の誤り訂正回路2
0が、積符号ブロックDk(k:自然数)を順次処理す
る過程を示す概念図である。
【0098】図10において、たとえば、区間PAにお
いては、記憶素子21に記憶された積符号ブロックDk
についての第2のシンドローム計算の結果の読出し→第
2のユークリッド計算→第2のチェンサーチ→第2の誤
り訂正という処理と、積符号ブロックDk+1について
の第2のシンドローム計算処理とを並列して行うことが
可能である。
【0099】なお、記憶素子21が2バンク構成であれ
ば、例えば、積符号ブロックDkについてのシンドロー
ムの読出しと、積符号ブロックDk+1についてのシン
ドロームの書込みとを、さらに並列して行うことも可能
である。
【0100】すなわち、実施の形態2では、k番目の積
符号ブロックDkに対するPO方向の誤り訂正を行なっ
ている間、(k+1)番目の積符号ブロックD(k+
1)に対するPO方向のシンドロームを並行して計算さ
せることができるので、実施の形態1よりもさらに高速
で誤り訂正処理を行なうことができる。
【0101】[実施の形態3]本発明を具体化した実施
の形態3を図面に基づいて説明する。
【0102】図11は、実施の形態3における誤り訂正
回路30の構成を詳細に示すブロック図である。
【0103】実施の形態3が実施の形態1と異なるの
は、バッファメモリ5と第1の誤り訂正演算回路9との
間に、記憶素子31を設けたことのみであり、その他の
構成は実施の形態1の誤り訂正回路10の構成と同様で
ある。また、記憶素子31の内部は、4個のバンク32
a〜32dに区分けされ、各バンクは互いに独立に、デ
ータの書込みおよび読出しができるものとする。ここ
で、記憶素子31は、特に限定されないが、たとえば、
4バンク構成のSRAMからなるものとすることができ
る。
【0104】図11に示したような構成とすることによ
り、実施の形態3の誤り訂正回路30は、コントローラ
8の制御に従って、積符号ブロック化された1ブロック
分のデータを、1ライン分のデータ単位ごとに、第1の
誤り訂正演算回路9においてパイプライン処理するとい
う特徴を有する。
【0105】図12は、誤り訂正回路30の動作を説明
するための概念図である。以下、図11および図12を
参照して誤り訂正回路30の動作を説明する。
【0106】コントローラ8からデコード命令が誤り訂
正回路30に与えられると、誤り訂正回路30は、積符
号ブロック化された1ブロック分のデータに対する誤り
訂正処理を開始する。
【0107】まず、ステージ1では、バッファメモリ5
から記憶素子31のバンク32aに、図2におけるRO
W0のPI系列ラインデータが転送される。
【0108】次のステージ2では、以下の動作が並行処
理される。 i) バッファメモリ5から記憶素子31のバンク32
bに、図2におけるROW1のPI系列ラインデータが
転送される。
【0109】ii) バンク32aから第1のシンドロ
ーム計算回路12にROW0のPI系列ラインデータが
転送されて、実施の形態1と同様にシンドロームの計算
が行なわれる。
【0110】次のステージ3では、以下の動作が並行処
理される。 iii) バッファメモリ5から記憶素子31のバンク
32cに、図2におけるROW2のPI系列ラインデー
タが転送される。
【0111】iv) バンク32bから第1のシンドロ
ーム計算回路12にROW1のPI系列ラインデータが
転送されてシンドロームの計算が行なわれる。
【0112】v) 第1のシンドローム計算回路12か
らユークリッド実行回路55に、ROW0のPI系列の
ラインデータのシンドロームが転送されて、誤り位置多
項式、誤り評価多項式が求められる。
【0113】次のステージ4では、以下の動作が並行処
理される。 vi) バッファメモリ5から記憶素子31のバンク3
2dに、図2におけるROW3のPI系列ラインデータ
が転送される。
【0114】vii) バンク32cから第1のシンド
ローム計算回路12にROW2のPI系列ラインデータ
が転送されてシンドロームの計算が行なわれる。
【0115】viii) 第1のシンドローム計算回路
12からユークリッド実行回路55に、ROW1のPI
系列のラインデータのシンドロームが転送されて、誤り
位置多項式、誤り評価多項式が求められる。
【0116】ix) ユークリッド実行回路55からチ
ェンサーチ実行回路56に、ROW0のPI系列ライン
データの誤り位置多項式、誤り評価多項式が転送され
て、誤り位置、誤り数値が求められ、さらに、記憶素子
31のバンク32aからデータが読み出されて訂正回路
57により訂正が行なわれる。
【0117】次のステージ5では、以下の動作が並行処
理される。 x) バッファメモリ5から記憶素子31のバンク32
aに、図2におけるROW4のPI系列ラインデータが
転送される。
【0118】xi) バンク32dから第1のシンドロ
ーム計算回路12にROW3のPI系列ラインデータが
転送されてシンドロームの計算が行なわれる。
【0119】xii) 第1のシンドローム計算回路1
2からユークリッド実行回路55に、ROW2のPI系
列ラインデータのシンドロームが転送されて、誤り位置
多項式、誤り評価多項式が求められる。
【0120】xiii) ユークリッド実行回路55か
らチェンサーチ実行回路56に、ROW1のPI系列ラ
インデータの誤り位置多項式、誤り評価多項式が転送さ
れて、誤り位置、誤り数値が求められ、さらに記憶素子
31のバンク32bからデータが読み出されて訂正回路
57により訂正が行なわれる。
【0121】なお、訂正回路57からの訂正済みデータ
は、バッファメモリ5に転送されるのと同時に第2の誤
り訂正演算回路10の第2のシンドローム計算回路13
に転送される。
【0122】それ以後の第2の誤り訂正演算回路10の
動作は、図6に示した実施の形態1におけるステップS
116〜ステップS128の動作と同様である。
【0123】なお、ステージ6以降も、上記ステージ5
と同様に、PI系列ラインデータを単位としてパイプラ
イン処理が行なわれる。
【0124】以上のとおり、実施の形態3においては、
4個のバンク32a〜32dを持つ記憶素子31に必要
なデータを備えることにより、バッファメモリ5に頻繁
にアクセスすることなく、パイプライン処理を効率よく
動作させることができる。その結果、より高速な誤り訂
正処理を行なうことができる。
【0125】なお、実施の形態3にあっては、4段パイ
プライン動作を行なわせたが、これに限定されるもので
はなく、パイプラインの段数および記憶素子31内のバ
ンクの数は、誤り訂正回路30の仕様に応じて適宜決定
される。
【0126】なお、第2の実施例と同様に、さらに記憶
素子21を設ける構成としてもよい。
【0127】また、第1の誤り訂正演算回路9だけでな
く、第2の誤り訂正演算回路10における処理も含めた
パイプライン制御を行なってもよい。
【0128】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0129】
【発明の効果】本発明にあっては、以上説明したとお
り、回路面積および消費電力の増加を抑制しつつ、高速
な誤り訂正処理を行なうことができる誤り訂正装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の誤り訂正回路を用い
た光ディスク再生システムの構成を示す概略ブロック図
である。
【図2】 実施の形態1における積符号ブロックの説明
図である。
【図3】 実施の形態1における誤り訂正回路6の構成
を示す概略ブロック図である。
【図4】 実施の形態1における第1のシンドローム計
算回路12の概略を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態1における第2のシンドローム計
算回路13の概略を示すブロック図である。
【図6】 図3に示した誤り訂正回路6の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】 誤り訂正回路10が、積符号ブロックDk
(k:自然数)を順次処理する過程を示す概念図であ
る。
【図8】 実施の形態2における誤り訂正回路20の構
成を示す概略ブロック図である。
【図9】 実施の形態2における第2の誤り訂正演算回
路10の概略を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態2の誤り訂正回路20が、積符
号ブロックDk(k:自然数)を順次処理する過程を示
す概念図である。
【図11】 実施の形態3における誤り訂正回路30の
構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態3における誤り訂正回路30の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】 積符号がデジタルデータに付加される態様
を模式的に示す図である。
【図14】 第1の従来の誤り訂正装置における誤り訂
正処理でのデータの伝送経路を簡単に示したブロック図
である。
【図15】 一般的な誤り訂正回路の概略を示すブロッ
ク図である。
【図16】 第2の従来例における誤り訂正装置の概略
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 読出2値化回路、3 サーボ制御
回路、4 復調・デフォーマット回路、5 バッファメ
モリ、6,20,30 誤り訂正回路、7 出力インタ
ーフェイス回路、8 コントローラ、9 第1の誤り訂
正演算回路、10 第2の誤り訂正演算回路、11 デ
ータバス、12 第1のシンドローム計算回路、13
第2のシンドローム計算回路、21,31 記憶素子、
32 バンク、55 ユークリッド演算回路、56 チ
ェンサーチ実行回路、57 訂正回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 英樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B001 AA02 AA11 AA13 AB02 AC01 AD04 AD06 5J065 AC03 AD06 AD11 AF01 AG02 AH02 AH03 AH06 AH21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる方向の誤り訂正符号を付加された
    積符号ブロックを記憶する第1の記憶回路と、 前記積符号ブロックにおける第1の方向に配列されたデ
    ータを前記第1の記憶手段から受けて、前記第1の方向
    に関して誤り訂正処理を行なう第1の誤り訂正演算回路
    と、 前記第1の誤り訂正手段で訂正されたデータを前記第1
    の誤り訂正手段から受けて、前記積符号ブロックにおけ
    る第2の方向に配列されたデータに対する誤り訂正のた
    めの処理を逐次行なう第2の誤り訂正演算回路とを備え
    る、誤り訂正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の誤り訂正演算回路は、前記積
    符号ブロックの第1の方向に配列されたデータを有する
    単位ブロックごとに誤り訂正処理を行ない、 前記第2の誤り訂正演算回路は、前記第1の誤り訂正演
    算回路で訂正された前記単位ブロックごとのデータを順
    次受けて、前記積符号ブロックの第2の方向に配列され
    たデータに対する誤り訂正のための処理を、前記単位ブ
    ロックに含まれるデータごとに分割して行なう、請求項
    1に記載の誤り訂正装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の方向に配列されたデータに対
    する誤り訂正のための処理は、前記第2の方向に配列さ
    れたデータに対するシンドローム計算処理を含み、 前記第2の誤り訂正演算回路は、前記シンドローム計算
    処理を、前記単位ブロックに含まれるデータごとに分割
    し、かつ前記第2の方向について積算することで行う、
    請求項2に記載の誤り訂正装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の誤り訂正演算回路は、訂正し
    たデータを前記第1の記憶回路に送出するとともに、前
    記第2の誤り訂正演算回路にも送出する、請求項3に記
    載の誤り訂正装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の誤り訂正演算回路は、前記第
    2の方向に配列されるデータからなる符号の原始多項式
    の複数の根にそれぞれ対応して設けられる複数の積算回
    路を含み、 各前記積算回路は、 前記第1の誤り訂正演算回路で訂正された前記単位ブロ
    ック内のデータを順次一方入力に受ける排他的論理和演
    算回路と、 前記排他的論理和演算回路の出力を、前記単位ブロック
    内におけるデータの位置に応じて、それぞれ異なるアド
    レスに格納する第2の記憶回路と、 前記排他的論理和演算回路の一方入力に与えられる入力
    データの前記単位ブロック内の位置に対応し、かつ前記
    第2の記憶回路にすでに格納されている記憶データと、
    前記複数の根のうち対応する根とを乗算して、前記排他
    的論理和演算回路の他方入力に与える乗算回路とを有す
    る、請求項2に記載の誤り訂正装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記憶回路は、前記排他的論理
    和演算回路の出力を、前記単位ブロック内におけるデー
    タの位置に応じたそれぞれ異なるアドレスに上書きして
    格納する、請求項5に記載の誤り訂正装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の誤り訂正演算回路は、訂正し
    たデータを前記第1の記憶回路に送出するとともに、前
    記第2の誤り訂正演算回路にも送出する、請求項5に記
    載の誤り訂正装置。
  8. 【請求項8】 前記誤り訂正符号は、リード・ソロモン
    符号である、請求項5に記載の誤り訂正装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の記憶回路は、前記積符号ブロ
    ックにおける第1の方向に配列されたデータに対しバー
    ストアクセスが可能であって、前記積符号ブロックにお
    ける第2の方向に配列されたデータに対し、ランダムア
    クセスが可能である、請求項2に記載の誤り訂正装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の誤り訂正演算回路は、前記
    積符号ブロックにおける第1の方向に配列されたデータ
    のシンドロームを計算する第1のシンドローム計算回路
    を含み、 前記第2の誤り訂正演算回路は、前記第1の誤り訂正演
    算回路で訂正された前記単位ブロックごとのデータを順
    次受けて、前記第2の方向に配列されたデータに対する
    シンドローム計算処理を、前記単位ブロックに含まれる
    データごとに分割し、かつ前記第2の方向について積算
    することで行う第2のシンドローム計算回路を含む、請
    求項2に記載の誤り訂正装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のシンドローム計算回路は、
    前記第1の方向に配列されるデータからなる符号の原始
    多項式の複数の根にそれぞれ対応して設けられる複数の
    第1の積算回路を含み、 各前記第1の積算回路は、 前記第1の記憶回路から読み出された前記単位ブロック
    内のデータを順次一方入力に受ける第1の排他的論理和
    演算回路と、 前記第1の排他的論理和演算回路の出力を格納する第2
    の記憶回路と、 前記第2の記憶回路にすでに格納されている記憶データ
    と、前記複数の根のうち対応する根とを乗算して、前記
    第1の排他的論理和演算回路の他方入力に与える第1の
    乗算回路とを有する、請求項10に記載の誤り訂正装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2のシンドローム計算回路は、
    前記第2の方向に配列されるデータからなる符号の原始
    多項式の複数の根にそれぞれ対応して設けられる複数の
    第2の積算回路を含み、 各前記第2の積算回路は、 前記第1の誤り訂正演算回路で訂正された前記単位ブロ
    ック内のデータを順次一方入力に受ける第2の排他的論
    理和演算回路と、 前記第2の排他的論理和演算回路の出力を、前記単位ブ
    ロック内におけるデータの位置に応じて、それぞれ異な
    るアドレスに格納する第3の記憶回路と、 前記第2の排他的論理和演算回路の一方入力に与えられ
    る入力データの前記単位ブロック内の位置に対応し、か
    つ前記第3の記憶回路にすでに格納されている記憶デー
    タと、前記複数の根のうち対応する根とを乗算して、前
    記第2の排他的論理和演算回路の他方入力に与える第2
    の乗算回路とを有する、請求項10に記載の誤り訂正装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第3の記憶回路は、前記第2の排
    他的論理和演算回路の出力を、前記単位ブロック内にお
    けるデータの位置に応じたそれぞれ異なるアドレスに上
    書きして格納する、請求項12に記載の誤り訂正装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の誤り訂正演算回路は、 前記第2のシンドローム計算回路による前記積算符号ブ
    ロックごとの第2の方向のシンドローム計算結果を一時
    的に保持する第4の記憶回路をさらに含む、請求項12
    に記載の誤り訂正装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の誤り訂正演算回路は、 前記第4の記憶回路に格納された第2の方向のシンドロ
    ーム計算結果に基づいて、前記第2の方向についての前
    記積符号ブロックの誤り位置および誤り数値の検出と誤
    り訂正とを行うための第2方向訂正回路をさらに含み、 前記第1の誤り訂正演算回路は、前記第2方向訂正回路
    の演算処理と並行して、次の積符号ブロックに対する誤
    り訂正処理を行う、請求項14に記載の誤り訂正装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の誤り訂正演算回路は、訂正
    したデータを前記第1の記憶回路に送出するとともに、
    前記第2のシンドローム計算回路にも送出する、請求項
    15に記載の誤り訂正装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の記憶回路から前記第1の誤
    り訂正演算回路に至るデータの転送経路途中に、前記第
    1の誤り訂正演算回路で訂正処理を行なわせるためのデ
    ータを単位ブロックごとに個々に記憶する複数の記憶領
    域を備えた第5の記憶回路と、 前記第5の記憶回路に記憶されたデータに対する前記第
    1の誤り訂正演算回路での誤り訂正処理を、前記単位ブ
    ロックごとにパイプライン処理するように制御するため
    の制御手段とをさらに備える、請求項10に記載の誤り
    訂正装置。
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