JP2002050068A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002050068A
JP2002050068A JP2001112341A JP2001112341A JP2002050068A JP 2002050068 A JP2002050068 A JP 2002050068A JP 2001112341 A JP2001112341 A JP 2001112341A JP 2001112341 A JP2001112341 A JP 2001112341A JP 2002050068 A JP2002050068 A JP 2002050068A
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liquid crystal
pickup device
diameter
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JP2001112341A
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English (en)
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Koki Kojima
光喜 小島
Shogo Horinouchi
昇吾 堀之内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルトマージンの拡大と、組み立て・調整精
度、工数を削減可能な光ピックアップ装置、および光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 対物レンズと液晶素子25とを組み合わ
せた光ピックアップ装置であって、液晶素子25は、低
密度用光ディスク用光束径内の中心部分に配置された第
2、第3領域2,4と、その外周部で第2、第3領域
2,4を内包するように配置された第4、第5領域3,
5と、その外周部で低密度用光ディスク用光束径と高密
度用光ディスク用光束径との間に配置された第6、第7
領域6,7と、高密度用光ディスク用光束径のほぼ外周
部分に配置された第8、第9領域8,9と、残余の領域
であって直径を含む第1領域1との9領域に分割し、各
領域へ異なる5つの電極パターンとして印加電圧を構成
し、直径方向を補正すべきチルト方向に配置したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度光ディス
ク、コンパクトディスク等の異なる記録密度の記録媒体
を再生しあるいは媒体に記録する光ディスク装置、なら
びに光ディスク装置に使用する液晶素子を用いた光ピッ
クアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のDVDの光ピックアップ装置に用
いられている液晶素子を説明する。図8は従来の液晶素
子の電極パターンの構成図である。電極パターンは3つ
の分割領域から構成されており、図中の領域を基準と
して、との領域に極性が逆で絶対値の等しい電圧を
印可することにより、液晶素子の領域の透過光を基準
として領域の透過光と領域の透過光に位相差が発生
する。
【0003】次に図9は図8の液晶素子を搭載した光ピ
ックアップ装置の構成図である。図9において、構成要
素はそれぞれ、15は半導体レーザ、16はビームスプ
リッタ(BSと略記する)、17はコリメータレンズ、
18は立ち上げミラー、19は液晶素子、20は対物レ
ンズ、21は検出レンズ、22は検出器である。15は
波長650nmの半導体レーザであって、半導体レーザ
から放射された光は、BS16を透過した後コリメータ
レンズ17を透過して変換されて平行光となる。平行光
は立ち上げミラー18の表面で全反射し、液晶素子19
を透過する。このとき前述の通り、領域の透過光と
領域の透過光に領域の透過光に対する位相差が発生す
る。さらに対物レンズ20によって集光され、光ディス
クに光学スポットを結ぶ。
【0004】次に、光ディスクからの反射光は前述と逆
の経路でBS16に入射する。このとき、液晶素子19
を透過することによって再び前述の位相差が発生する。
その後、BS16で反射された光は検出レンズ21で再
び集光されて検出器22によって受光される。
【0005】このように、3つの領域からなる電極パタ
ーンの液晶素子19をコリメータレンズ17と対物レン
ズ21の光路中に配置したDVD用光ピックアップ装置
により、光ディスクのチルト補正ができるようになって
いる。
【0006】ここで、チルトとは、光ディスクの情報記
録面(より正確には記録層)に対して、対物レンズ20
によって集光された光が垂直に入射していない(光軸が
傾斜した)状態を表す。また、このようなチルトした状
態の光学系に対して何らかの制御を加えて、理想的な垂
直入射の状態にすることをチルト補正と略称することと
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明した従来の電極パターンの液晶素子では、DVD用
ディスクに使用するものであった。しかし、異なる記録
密度の光ディスクを記録再生する光ピックアップ装置で
は、一方の光ディスクのチルト補正しかできず、他方の
記録密度の光ディスクのチルト補正ができないと言う課
題を有していた。本発明は、異なる記録密度の光ディス
ク各々のチルト補正をすることができ、光ディスクに対
するチルトマージン拡大と、組み立て・調整精度の低減
および組み立て・調整の工数削減が可能な光ピックアッ
プ装置、およびそれを用いた光ディスク装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたもので、対物レンズと液晶素子と
を組み合わせて異なる記録密度の光ディスクを記録・再
生する光ピックアップ装置であって、液晶素子は合わせ
て5つの領域を有し、それぞれの領域は、低密度光ディ
スク用小光束径のうち半円の中心部分にそれぞれ配置さ
れた第2領域と第3領域と、第2領域と第3領域との外
周部であって小光束径のほぼ半円部分に前記第2、第3
領域をそれぞれ内包するように配置された第4領域と第
5領域と、第2領域から第5領域の残余の領域であって
直径を含む第1領域とに分割され、第1領域に含まれる
直径の方向は補正しようとするチルト方向と同じ方向に
配置されていることを特徴とする光ピックアップ装置で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から請求項12
に記載の発明は、対物レンズと液晶素子とを組み合わせ
て異なる記録密度の光ディスクを記録・再生する光ピッ
クアップ装置であって、液晶素子は複数の領域を有し、
それぞれの領域は、低密度光ディスク用小光束径のうち
半円の中心部分にそれぞれ配置された2つの領域と、そ
れらの領域の外周部であって小光束径のほぼ半円部分に
それらの領域をそれぞれ内包するように配置された異な
る2つの領域と、残余の領域であって直径を含む領域と
に分割され、直径を含む領域の直径の方向は補正しよう
とするチルト方向と同じ方向に配置されていることを特
徴とする光ピックアップ装置である。
【0010】以上の構成によって異なる記録密度の光デ
ィスク両方のチルト補正をすることができ、光ディスク
に対するチルトマージン拡大と、さらに組み立て・調整
精度の低減および組み立て・調整の工数削減が可能な光
ピックアップ装置を提供することができる。
【0011】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1から請求項12のいずれか1に記載の光ピックアッ
プ装置を用いたことを特徴とする光ディスク装置であ
り、本発明の光ピックアップ装置を用いた光ディスク装
置のディスク対応機能の向上とコストの削減に貢献する
ことができる。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0013】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1について図を参照しながら説明する。図1は本発明
の液晶素子を搭載した光ピックアップ装置の構成図であ
る。さらに、図1(a)は全体構成図である。図1
(a)において、51は低密度光ディスク(例えば長波
長CD)、52は高密度光ディスク(例えば短波長DV
D)である。図中、トラックのイメージを円弧53で模
式的に表す。さらに、円弧53の接線方向は低密度光デ
ィスク(例えば長波長CD)51、高密度光ディスク
(例えば短波長DVD)52のタンジェンシャル方向で
あって、矢印Tで表す。また、低密度光ディスク(例え
ば長波長CD)51、高密度光ディスク(例えば短波長
DVD)52の半径方向(ラジアル方向)を矢印Rで表
す。
【0014】25は以下に詳細に説明する液晶素子であ
る。27は短波長光学ユニットで、28は長波長光学ユ
ニットである。各々の光学ユニット27、28は半導体
レーザからなる光源と、受光素子および光学部材からな
り、光源の射出光の波長が相違する。26はビームスプ
リッタ(BS)である。本発明の実施の形態1における
構成にあっては短波長の光を反射し、長波長の光を透過
する機能を有する。
【0015】なお、光学ユニット27、28の射出光が
BS26によりコリメータレンズ17に入射されるよう
に光学ユニット27、28を配置するならば、光学ユニ
ット27、28の配置位置は図1の関係に限定されるも
のではない。また液晶素子25はBS26から対物レン
ズ20に至る間の光路中であればどこに配置してもよ
い。
【0016】なお、これらの光学ユニット27、28と
BS26については、特開平10−154344に詳細
に技術開示なされており、本発明の主題とするところで
はないので、詳細な説明は割愛する。また、コリメータ
レンズ17、立ち上げミラー18、および、対物レンズ
20については従来の技術で説明したものと同一であ
る。
【0017】図1(b)は図1(a)の他の光源を用い
た例を説明する図である。図1(b)において、29は
2波長光学ユニットであって、異なる波長の2つの半導
体レーザを内包した2つの光源と、受光素子および光学
部材からなる。低密度光ディスク(例えば長波長CD)
51の記録・再生においては長波長の半導体レーザを、
高密度光ディスク(例えば短波長DVD)52の記録・
再生においては短波長の半導体レーザを使用する。図1
(a)に比べ、BS26を省略可能であるから、より簡
単な構成を実現することができる。また、液晶素子25
の配置条件は図1(a)の場合と同様である。
【0018】図1(c)は図1(a)の他の光源を用い
た例を説明する図である。図1(c)において、29は
前述の2波長光学ユニットである。図1(c)におい
て、34は反射ミラーであって、短波長の光を反射し、
その反射光がビーム整形プリズム35に所望の角度で入
射するように配置されている。35はビーム整形プリズ
ムであって、入射面35a、反射面35bを有してい
る。36はビームスプリッタ(BS)である。図1
(c)における構成にあっては長波長の光を反射し、短
波長の光を透過する機能を有する。
【0019】以上の構成において、長波長の射出光(光
学経路を点線で表す)はBS36で反射して、立ち上げ
ミラー18、液晶素子25、および対物レンズ20を経
て、低密度光ディスク(例えば長波長CD)51に入射
する。反射光は逆の順を経て、2波長光学ユニット29
によって検出される。他方、短波長の射出光(一点鎖線
で表す)はBS36を透過して反射ミラー34で反射す
る。さらに、ビーム整形プリズム35の入射面35aに
入射して屈折する。さらに、屈折光は反射面35bで反
射して再び入射面35aで屈折してビーム整形プリズム
35から射出する。さらに、BS36を透過して、立ち
上げミラー18、液晶素子25、および対物レンズ20
を経て、高密度光ディスク(例えば短波長DVD)52
に入射する。
【0020】反射光は逆の順を経て、2波長光学ユニッ
ト29によって検出される。この時、図1(c)に示す
光源の配置を低密度光ディスク(例えば長波長CD)5
1、高密度光ディスク(例えば短波長DVD)52の面
と平行に配置すると、2波長光学ユニット29の短波長
射出光はその半径方向(ラジアル方向)の強度分布をよ
り均一にビーム整形される効果がある。また、液晶素子
25の配置条件は図1(a)の場合と同様である。
【0021】図2は、本発明の実施の形態1における液
晶素子の電極パターンの構成図である。図2において、
実線の円は液晶素子を透過する高密度光ディスク(例え
ば短波長DVD)の光束径を、内側の破線の円は液晶素
子を透過する低密度光ディスク(例えば長波長CD)の
光束径を示している。1は基準電圧の領域で、低密度光
ディスクの光束径の内側には2、3、4、5の4つの領
域を、低密度光ディスクの光束径の外側には6、7、
8、9の4つの領域をそれぞれ有している。
【0022】低密度光ディスクの光束径の内側の2と3
の領域と4と5の領域はそれぞれ光束径の中心線を跨い
で対向するように配置され、2の領域の周囲に3の領域
が、4の領域の周囲に5の領域がそれぞれ構成されてい
る。低密度光ディスクの光束径の外側の4つの領域6、
7、8、9は補正するディスクのチルト方向と同じ方向
に並んで配置されている。つまり、図2の場合は横軸R
方向に並んでいるから、この液晶素子25は、図1にお
けるラジアル方向Rのチルト補正をすることができるも
のである。
【0023】以上のような電極パターンの領域を有する
液晶素子を用いて光ディスクのチルト補正の内容につい
て説明する。1の領域に印可する電圧を基準として、2
と3と6と9の領域と4と5と7と8の領域には逆極性
の電圧を印可する。また2と9と4と8の領域に印可す
る電圧の絶対値を等しく、また3と6と5と7の領域に
印可する電圧を等しくするとともに2と9と4と8の領
域に印可する電圧を3と6と5と7の領域に印可する電
圧より高く制御する。
【0024】次に、液晶素子の領域と印加電圧との関係
を説明する。図3は、図2の液晶素子25の印加電圧を
説明する図である。図3において、液晶素子25は図2
と同一であるから、領域の配置と符号とについては説明
の重複を省略する。さらに、印加電圧は全体の電圧V
(AC実効値電圧)を4段階に分割してV1からV4を
生成し、各分割電圧の端子をそれぞれAからEとする。
以上の各分割電圧を、端子Aの電圧は領域2と9へ、端
子Bの電圧は領域3と6へ、端子Cの電圧は基準の電圧
として領域1へ、端子Dの電圧は領域5と7へ、端子E
の電圧は領域4と8へ、それぞれ印加する。図3は、こ
うして接続した状態を領域符号に代えて示したものであ
る。
【0025】加えて、全体の電圧V(AC実効値電圧)
は、透過光に対して印加電圧に応じて液晶素子全体がリ
ニアに位相変化を起こさせる電圧範囲に設定する。従っ
て、全体の電圧Vを例えば5Vに設定して、上述のよう
に、端子Cを基準電圧として使用すると、端子Cの電圧
は全体の電圧の中点となり、端子AC間電圧と端子CD
間電圧とは絶対値が等しく逆極性の電圧となる。また、
さらに好ましくは、各端子間の相対電圧は、端子AB間
をV1、以下同様に、V2からV4とすると、 V1=−V4=(1/2)V2=−(1/2)V3 と、設定する。
【0026】上記設定条件は全体の電圧Vを一定とし
て、抵抗値を変化させて各端子間の相対電圧V1からV
4を変化させる例を示した。あるいは、全体の電圧Vを
可変にして(例えば、0Vから5V)位相変化をさせる
制御方法としても良く、中性点を設けて全体の電圧Vの
位相を変化さても良い。さらにまた、これらの方式を組
み合わせても良い。
【0027】このとき各領域の透過光には印加した電圧
に応じた位相差が発生し、光ディスクのチルトにより発
生する波面収差を低減し、チルト補正を行っている。高
密度光ディスクのチルトは9つの全領域での透過光の位
相差の発生により、また低密度光ディスクのチルトは低
密度光ディスクの光束径の内側の1、2、3、4、5の
領域の透過光の位相差により補正できる。なお印可電圧
量は、光ディスクのチルト量に応じて比例制御を行う。
【0028】つまり、液晶素子の屈折率が印加電圧に比
例して変化(増加)することを利用して、光学系に生じ
たチルトを逆補正するように液晶素子に印可する電圧を
チルト量に応じて比例制御を行う。増加した屈折率は等
価的に光路長の増加となるから、印加電圧をチルト量に
応じて比例制御することによって光学系に生じたチルト
を逆補正することが可能となるのである。
【0029】図4は、液晶素子による光ディスクのチル
ト補正を行った波面収差を表す図である。図4におい
て、チルト補正の一例としてDVDディスクのチルト量
0.6度による波面収差分布と本発明による液晶素子で
のチルト補正後の波面収差分布を示す。点線のカーブは
チルト量0.6度を補正しない場合の波面収差分布であ
る。
【0030】他方、実線は本発明によるチルト補正(位
相補正)の効果を表す。なお、横軸は対物レンズの中心
を0mmとして、中心から外周に向かって半径方向に移
動することを表している。縦軸は位相差であって、理想
は位相差0nmの平坦カーブである。図に示すように、
対物レンズの中央部分と周辺部分とで著しい位相差の改
善効果が見られる。
【0031】図5は、本発明の一実施の形態における液
晶素子の構造を示す図である。図5において、10は液
晶で、ガラス基板11とガラス基板12により挟み込ま
れた構造である。勿論、ガラス基板11、12は図2に
示す電極パターンを形成し、各電極パターには図3に示
す電圧を印加することは、以上に説明した通りである。
【0032】なお、補正するチルト方向に応じて液晶の
電極パターンを互いに直交して貼り合わせて2層構成と
してもよい。たとえば、トラッキング方向(ディスクの
半径方向)とタンジェンシャル方向(トラックの接線方
向)とを組み合せることにより、全方向のチルト補正が
可能となる。
【0033】こうして、異なる記録密度を持った異なる
光ディスクのチルト補正をすることができる。特に、高
密度光ディスクにあっては記録再生性能にチルトの影響
を強く受けるから、液晶素子を用いてチルト補正をする
ことによって、光ディスクに対するチルトマージンを拡
大することができる。
【0034】さらに、光学系や光学系を支持する機構系
の組み立て・調整精度をチルト補正をすることによって
補正することができるから、組み立て・調整精度の低減
および組み立て・調整の工数削減が可能な光ピックアッ
プ装置を提供することができる。従って、本発明の光ピ
ックアップ装置を用いた光ディスク装置は異なる記録密
度の光ディスクに対応する機能を向上することができ、
併せてコストの削減に貢献することができる。
【0035】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形
態2による液晶素子の電極パターンの構成図である。図
6において、基準電圧の領域1と低密度光ディスクの光
束径の内側の4つの領域2、3、4、5は実施の形態1
と同様であるから同一の符号を付し説明を省略する。低
密度光ディスクの光束径の外側には31、32の2つの
領域を有している。図中の実線の円は液晶素子を透過す
る高密度光ディスク(例えばDVD)の光束径を、破線
の円は液晶素子を透過する低密度光ディスク(例えばC
D)の光束径を示している。31および32の領域は3
および5の領域とそれぞれ基準電圧の領域1を介して同
値の電圧を印可する領域である。以上の領域構成に対す
る電圧の印加とそのチルト補正の作用については、前述
の実施の形態1に説明した内容と同様であるから省略す
る。
【0036】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について図7を用いて説明する。図7は本発明の実
施の形態3による液晶素子の電極パターンの構成図であ
る。図7において、実線の円は液晶素子を透過する高密
度光ディスク(例えばDVD)の光束径を、破線の円は
液晶素子を透過する低密度光ディスク(例えばCD)の
光束径を示している。基準電圧の領域1と低密度光ディ
スクの光束径の内側の4つの領域2、3、4、5の5つ
の領域から構成される。以上の領域構成に対する電圧の
印加とそのチルト補正の作用については、前述の実施の
形態1に説明した内容と同様であるから省略する。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、異なる
記録密度の光ディスク両方のチルト補正をすることがで
き、光ディスクに対するチルトマージン拡大と、さらに
組み立て・調整精度の低減および組み立て・調整の工数
削減が可能な光ピックアップ装置を提供することができ
る。こうして、本発明の光ピックアップ装置を用いた光
ディスク装置のディスク対応機能の向上とコストの削減
に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶素子を搭載した光ピックアップ装
置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1による液晶素子の電極パ
ターンの構成図
【図3】図2の液晶素子の印加電圧を説明する図
【図4】液晶素子による光ディスクのチルト補正を行っ
た波面収差を表す図
【図5】本発明の一実施の形態における液晶素子の構造
を示す図
【図6】本発明の実施の形態2による液晶素子の電極パ
ターンの構成図
【図7】本発明の実施の形態3による液晶素子の電極パ
ターンの構成図
【図8】従来の液晶素子の電極パターンの構成図
【図9】図8の液晶素子を搭載した光ピックアップ装置
の構成図
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、9、31、32 領
域 10 液晶 10a、10b、10c 液晶電極パターン 11、12、13 ガラス基板 15 半導体レーザ 16、26、36 ビームスプリッタ(BS) 17 コリメータレンズ 18 立ち上げミラー 19、25 液晶素子 20 対物レンズ 21 検出レンズ 22 検出器 27 短波長光学ユニット 28 長波長光学ユニット 29 2波長光学ユニット 34 反射ミラー 35 ビーム成形プリズム 51 低密度光ディスク(例えば長波長CD) 52 高密度光ディスク(例えば短波長DVD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA06 AA13 AA26 BA01 CA05 CD04 5D119 AA17 AA38 AA41 BA01 EC01 EC45 JA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズと液晶素子とを組み合わせて異
    なる記録密度の光ディスクを記録・再生する光ピックア
    ップ装置であって、前記液晶素子は合わせて5つの領域
    を有し、それぞれの領域は、低密度光ディスク用小光束
    径のうち半円の中心部分にそれぞれ配置された第2領域
    と第3領域と、前記第2領域と前記第3領域との外周部
    であって前記小光束径のほぼ半円部分に前記第2、第3
    領域をそれぞれ内包するように配置された第4領域と第
    5領域と、前記第2領域から前記第5領域の残余の領域
    であって直径を含む第1領域とに分割され、前記第1領
    域に含まれる直径の方向は補正しようとするチルト方向
    と同じ方向に配置されていることを特徴とする光ピック
    アップ装置。
  2. 【請求項2】前記前記第2領域と前記第3領域、および
    前記第4領域と前記第5領域のそれぞれは前記第1領域
    に含まれる直径の方向に対して対象に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】基準電圧と、前記基準電圧に対して所定の
    電位差を有する第1電圧と、前記第1電圧に対して絶対
    値が等しく逆極性の第2電圧と、前記第1電圧よりも絶
    対値の大きな第3電圧と、前記第3電圧に対して絶対値
    が等しく逆極性の第4電圧とを生成する電圧印加手段を
    有し、前記基準電圧を前記第1領域へ印加し、前記第1
    電圧を前記第4領域へ印加し、前記第2電圧を前記第5
    領域へ印加し、前記第3電圧を前記第2領域へ印加し、
    前記第4電圧を前記第3領域へ印加することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】前記液晶素子を2枚用いて前記第1領域に
    含まれる直径の方向を互いに互いに直交する方向に貼り
    合わせて構成したことを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】対物レンズと液晶素子とを組み合わせて異
    なる記録密度の光ディスクを記録・再生する光ピックア
    ップ装置であって、前記液晶素子は合わせて7つの領域
    を有し、それぞれの領域は、低密度光ディスク用小光束
    径のうち半円の中心部分にそれぞれ配置された第2領域
    と第3領域と、前記第2領域と前記第3領域との外周部
    であって前記小光束径のほぼ半円部分に前記第2、第3
    領域をそれぞれ内包するように配置された第4領域と第
    5領域と、前記第4領域と前記第5領域との外周部であ
    って、前記小光束径の外周部と高密度光ディスク用大光
    束径との間のほぼ半周部分に配置された第6領域と第7
    領域と、前記第2領域から前記第7領域の残余の領域で
    あって直径を含む第1領域とに分割され、前記第1領域
    に含まれる直径の方向は補正しようとするチルト方向と
    同じ方向に配置されていることを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  6. 【請求項6】前記前記第2領域と前記第3領域、前記第
    4領域と前記第5領域、および前記第6領域と前記第7
    領域のそれぞれは前記第1領域に含まれる直径の方向に
    対して対象に配置されていることを特徴とする請求項5
    記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】基準電圧と、前記基準電圧に対して所定の
    電位差を有する第1電圧と、前記第1電圧に対して絶対
    値が等しく逆極性の第2電圧と、前記第1電圧よりも絶
    対値の大きな第3電圧と、前記第3電圧に対して絶対値
    が等しく逆極性の第4電圧とを生成する電圧印加手段を
    有し、前記基準電圧を前記第1領域へ印加し、前記第1
    電圧を前記第4領域と前記第6領域とに印加し、前記第
    2電圧を前記第5領域と前記第7領域とに印加し、前記
    第3電圧を前記第2領域へ印加し、前記第4電圧を前記
    第3領域へ印加することを特徴とする請求項5または請
    求項6記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】前記液晶素子を2枚用いて前記第1領域に
    含まれる直径の方向を互いに互いに直交する方向に貼り
    合わせて構成したことを特徴とする請求項5から請求項
    7のいずれか1に記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】対物レンズと液晶素子とを組み合わせて異
    なる記録密度の光ディスクを記録・再生する光ピックア
    ップ装置であって、前記液晶素子は合わせて9領域を有
    し、それぞれの領域は、低密度光ディスク用小光束径の
    うち半円の中心部分にそれぞれ配置された第2領域と第
    3領域と、前記第2領域と前記第3領域との外周部であ
    って前記小光束径のほぼ半円部分に前記第2、第3領域
    をそれぞれ内包するように配置された第4領域と第5領
    域と、前記第4領域と前記第5領域との外周部であっ
    て、前記小光束径の外周部と高密度光ディスク用大光束
    径との間のほぼ半周部分に配置された第6領域と第7領
    域と、前記大光束径を含む領域のほぼ半周部分に配置さ
    れた第8領域と第9領域と、前記第2領域から前記第9
    領域の残余の領域であって直径を含む第1領域とに分割
    され、前記第1領域に含まれる直径の方向は補正しよう
    とするチルト方向と同じ方向に配置されていることを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】前記前記第2領域と前記第3領域、前記
    第4領域と前記第5領域、前記第6領域と前記第7領
    域、および前記第8領域と前記第9領域のそれぞれは前
    記第1領域に含まれる直径の方向に対して対象に配置さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の光ピックアッ
    プ装置。
  11. 【請求項11】基準電圧と、前記基準電圧に対して所定
    の電位差を有する第1電圧と、前記第1電圧に対して絶
    対値が等しく逆極性の第2電圧と、前記第1電圧よりも
    絶対値の大きな第3電圧と、前記第3電圧に対して絶対
    値が等しく逆極性の第4電圧とを生成する電圧印加手段
    を有し、前記基準電圧を前記第1領域へ印加し、前記第
    1電圧を前記第4領域と前記第6領域とに印加し、前記
    第2電圧を前記第5領域と前記第7領域とに印加し、前
    記第3電圧を前記第2領域と前記第9領域とに印加し、
    前記第4電圧を前記第3領域と前記第8領域とに印加す
    ることを特徴とする請求項9または請求項10記載の光
    ピックアップ装置。
  12. 【請求項12】前記液晶素子を2枚用いて前記第1領域
    に含まれる直径の方向を互いに互いに直交する方向に貼
    り合わせて構成したことを特徴とする請求項9から請求
    項11のいずれか1に記載の光ピックアップ装置。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項12のいずれか1に
    記載の光ピックアップ装置を用いたことを特徴とする光
    ディスク装置。
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