JP2002049881A - 取引管理装置及びプログラム - Google Patents

取引管理装置及びプログラム

Info

Publication number
JP2002049881A
JP2002049881A JP2001130637A JP2001130637A JP2002049881A JP 2002049881 A JP2002049881 A JP 2002049881A JP 2001130637 A JP2001130637 A JP 2001130637A JP 2001130637 A JP2001130637 A JP 2001130637A JP 2002049881 A JP2002049881 A JP 2002049881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
product
user
purchase
contractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001130637A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Ito
裕万 伊藤
Naoto Takae
直人 高江
Hiroyuki Tani
弘幸 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001130637A priority Critical patent/JP2002049881A/ja
Publication of JP2002049881A publication Critical patent/JP2002049881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレジットカード番号を入力せずに商品が購
入でき、その利用のために新情報を管理しなくても良い
オンラインショッピングシステムを構築できる取引管理
装置10を提供する。 【解決手段】 取引管理装置10が用いられるシステム
は、ISP-Radiusサーバ130,請求管理システム14
0,商品提供者サーバ120を含む。商品提供サーバ1
20は、購入注文を受けた際、注文者の端末110のI
Pアドレスを含むリクエストを取引管理装置10に送信
する。該リクエストを受けた取引管理装置10は、注文
者からユーザID,パスワード、顧客番号等を取得し、
それらの正当性を、ISP-Radiusサーバ130、請求管理
システム140に問い合わせ、本人認証が行えたとき
に、その旨を商品提供者サーバ120に通知し、請求管
理システム140に商品の料金徴収を依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインショッ
ピングシステムを構築するための取引管理装置と、コン
ピュータを、オンラインショッピングシステムを構築す
るための装置として動作させるためのプログラムとに関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年、インターネットを
利用してさまざまな商品の販売が行なわれている。商品
を購入した際、当該商品の代金支払いのために行なわな
ければならない手続きの具体的な内容は、商品の提供
(販売)者によって異なるが、クレジットカード番号の
入力を必要とするものと、ユーザ(会員)に付与されて
いるユニークな情報(会員番号とパスワード等)の入力
を必要とするもの(会員制ショッピングモールで行なわ
れている手続き)とに大別することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】SSL技術が進歩した
ため、自身の端末に入力したクレジットカード番号が、
商品提供者のサーバに到達するまでの間に漏洩する(盗
聴される)危険性は低くなっているが、サーバに到達し
た後のクレジット番号が悪用される危険性があるという
問題がある。このため、インターネット上で販売されて
いる商品を購入する際に、クレジットカードによる支払
いを選択せず、手続きが煩雑になるが、銀行振込、代金
引換等を選択している者もいる。
【0004】会員番号とパスワードの入力によって商品
を購入する場合、クレジットカード番号の漏洩といった
問題は生じない(会員となる際に当該問題が生ずる場合
はある)。しかしながら、ある会員番号とパスワードの
組み合わせの入力により購入できる商品は、その会員番
号を付与した商品提供者が提供するものに限られるの
で、インターネットでさまざまな種類の商品を手に入れ
たい場合、多数の会員情報を取得し、それらを他人に知
られないように、管理しなければならない。さらに、そ
れらの会員番号を用いて商品を購入した場合、各商品に
関する支払いを、用いた会員番号別に行なわなければな
らないといった問題も生ずる。
【0005】また、インターネットでの商品の購入は、
特殊な情報(クレジットカード番号、会員番号等)を知
っていさえすれば、だれでもできるものであるので、近
年、未成年者が、インターネットで、有害な商品を購入
してしまうという問題も生じてきている。
【0006】そこで、本発明の課題は、利用者が、クレ
ジットカード番号を入力しなくとも商品の購入が行な
え、システムの利用のために新たな情報を管理する必要
も生じないオンラインショッピングシステムを構築でき
る取引管理装置を、提供することにある。
【0007】また、本発明の他の課題は、利用者が、購
入できる商品を制限することができるオンラインショッ
ピングシステムを構築できる取引管理装置を、提供する
ことにある。
【0008】さらに、本発明の他の課題は、コンピュー
タを、本発明の各取引管理装置相当の装置として動作さ
せるためのプログラムを、提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の取引管理装置は、課金の対象となるユーザ
の認証を行なうべきインターネットサービスプロバイダ
により運営される認証システムに、該認証システムにお
けるユーザ識別子とパスワードを送信して認証を行なう
認証手段と、認証手段により認証が成功したときに上記
インターネットサービスプロバイダ以外により運営され
る課金処理システムに課金依頼を行なう依頼手段とを備
える。
【0010】この取引管理装置を用いれば、既存の情報
(ユーザ識別子とパスワード)により商品購入が行な
え、幾つかの取引に関する決済を1個の課金処理システ
ムにて行なわせることができるオンラインショッピング
システムを構築できることになる。
【0011】本発明の取引管理装置を実現するに際して
は、課金処理システムとして、複数の契約者から料金を
徴収するための第1種通信事業者によって運用される、
複数の契約者のそれぞれについて、その契約者に付与さ
れたユニークな契約者識別子と、その契約者が料金を滞
納しているか否かを示す契約状態情報とを保持したシス
テムを選択しておくとともに、複数のユーザ識別子のそ
れぞれに少なくとも1つの契約者識別子を対応づける対
応付情報を記憶する対応付情報記憶手段と、通信にて商
品の購入注文を受け付ける1台以上の購入注文受付装置
のいずれかに対してある商品の購入注文を出したユーザ
から、インターネットサービスプロバイダによって当該
ユーザに付与されているユーザ識別子及びパスワード
と、当該商品に関する料金の支払いを行なわせる契約者
の契約者識別子とを、通信にて取得する取得手段と、課
金処理システムと情報交換を行なうことにより、取得手
段で取得された契約者識別子について保持されている契
約状態情報に基づき、当該契約者識別子で識別される契
約者が料金を滞納している者であるか否かを判別する判
別手段とを付加し、認証手段として、取得手段で取得さ
れたユーザ識別子と契約者識別子とが、対応付情報記憶
手段に記憶された対応付情報によって対応づけられてい
るものであった場合に、認証システムとの間で通信によ
る情報交換を行なうことにより、取得手段で取得された
ユーザ識別子とパスワードとに基づく本人認証を行なう
手段を採用し、依頼手段として、認証手段でユーザが本
人であると認められ、かつ、判別手段で契約者が料金を
滞納していないものであると判別されたときに、ユーザ
が購入注文を出した購入注文受付装置に本人認証がなさ
れたことを通知するとともに、取得手段で取得された契
約者識別子と購入注文の対象とされている商品の価格と
を課金処理システムへ通知することにより、第1種通信
事業者に、当該契約者識別子で識別される契約者から商
品の代金を徴収することを依頼する手段を採用しておく
ことが出来る。
【0012】すなわち、本発明の取引管理装置と連携し
てオンライン販売を行なう、商品提供者によって運営さ
れる注文受付装置は、注文者の本人認証を自らは行なわ
ず、取引管理装置に注文者の本人認証を依頼する。な
お、この依頼は、注文受付装置から取引管理装置に与え
られるようにすることもでき、注文者のコンピュータ端
末から、取引管理装置に与えられるようにすることも出
来る。
【0013】ある商品の購入注文が購入注文受付装置に
対して出されたことを認識した取引管理装置は、注文者
から、インターネットサービスプロバイダによって当該
注文者に付与されているユーザ識別子及びパスワード
と、当該商品に関する料金の支払いを行なわせる契約者
の契約者識別子とを、通信にて取得する。すなわち、取
引管理装置は、これらの情報を、購入注文受付装置を介
してではなく、直接、注文者から取得する。
【0014】そして、取引管理装置(認証手段)は、取
得したユーザ識別子及びパスワードが、複数のユーザ識
別子のそれぞれに少なくとも1つの契約者識別子を対応
づける対応付情報によって対応づけられているものであ
るか否かを判断する。なお、本取引管理装置の運用時に
は、本取引管理装置を利用した取引決済を希望する者が
所定の手続きをおこなったきに、この対応付情報に当該
利用希望者に関する情報が追加されることになる。
【0015】また、取引管理装置(判別手段)は、課金
処理システムにアクセスすることにより、注文者によっ
て指定された契約者(対応付情報を介して注文者に対応
付けられている者)が料金を滞納している者であるか否
かを判別する。そして、取引管理装置(依頼手段)は、
注文者から取得したユーザ識別子及びパスワードによる
本人認証をISPが運営する認証システムに依頼する。
そして、取引管理装置(依頼手段)は、認証システムに
よって本人と認められ、かつ、契約者が料金滞納者でな
かったときに、購入注文受付装置に本人認証がなされた
ことを通知するとともに、契約者識別子と商品の価格と
を課金処理システムへ通知する。この通知を受けた課金
処理システム側では、当該通知が、通知された契約者識
別子で識別される契約者から商品の代金(通知された価
格)を徴収することが依頼されたものとして取り扱わ
れ、必要な処理が行なわれる。
【0016】すなわち、この取引管理装置が用いられた
オンラインショッピングシステムでは、注文者は、IS
Pから付与されている情報(ユーザ識別子、パスワー
ド)と、第1種通信事業者から付与されている情報(契
約者識別子)を入力するだけで、商品の購入(有料のサ
ービスの利用契約を含む)を行なうことが出来る。すな
わち、注文者は、クレジットカード番号を入力しなくと
も商品の購入が行なえる。また、注文者は、システムの
利用(商品の購入)のために新たな情報を管理しなくと
も、商品を購入することができることになる。また、商
品の購入代金の請求が、第1種通信事業者から出される
ので、注文者は、第1種通信事業者への支払いと、購入
した商品の支払いとを同時に終えることができることに
なる。また、本取引管理装置を用いた場合、契約者が料
金滞納者でないことが確認されることになるので、商品
の料金が徴収できない取引の発生確率が低いシステムを
構築できることになる。
【0017】第1種通信事業者が運営している課金処理
システムを対象とした形で本発明の取引管理装置を実現
するに際しては、課金処理システムとして、複数の契約
者のそれぞれについて、その契約者に付与されたユニー
クな契約者識別子と、その契約者が料金を滞納している
か否かを示す契約状態情報と、その契約者についての複
数種類の属性を夫々規定する複数の属性情報とを保持し
たシステムを選択しておくとともに、取得手段として、
ユーザから、複数種類の属性の中からランダムに選択し
た、購入注文の対象とされた商品の価格に応じた数の属
性に関する情報も取得する手段を採用し、課金処理シス
テムと情報交換を行なうことにより、取得手段で取得さ
れた商品の価格に応じた数の属性に関する情報が、それ
ぞれ、同じ属性について課金処理システムに保持された
属性情報と一致している否かを判定する判定手段を付加
し、依頼手段として、判定手段により、取得手段で取得
された商品の価格に応じた数の属性に関する情報が、そ
れぞれ、同じ属性について課金処理システムに保持され
た属性情報と一致していると判定されたときに機能する
手段を採用することが出来る。
【0018】すなわち、第1種通信事業者が運営してい
る課金処理システムで、元々、管理されている他の情報
(契約者の住所、電話番号等)もが利用されて本人認証
が行なわれるように取引管理装置を構成しても良い。こ
のように取引管理装置を構成しておけば、誤った本人認
証が行なわれたため商品の料金が徴収できないといった
ことが生ずることがより少ないシステムを構築できるこ
とになる。
【0019】また、本発明の取引管理装置を実現するに
際して、それぞれ、商品の属性を規定する1つ以上の購
入条件情報が、互いに異なるユーザ識別子に対応づけら
れて記憶された購入条件情報記憶手段と、取得手段によ
って取得されたユーザ識別子に対応づけられた購入条件
情報が購入条件情報記憶手段に記憶されており、かつ、
購入注文の対象とされた商品が当該購入条件情報によっ
て規定される属性を有していないという購入非許可条件
が満たされるか否かを判断する判断手段とを、付加し、
依頼手段を、判断手段によって購入非許可条件が満たさ
れていないと判断されたきにのみ機能するものとしてお
いても良い。
【0020】このように構成した取引管理装置を用いれ
ば、注文者毎に、その注文者の購入できる商品を、その
属性(種類や金額)で制限できるオンラインショッピン
グシステムを構築できることになる。
【0021】なお、このように取引管理装置を構成する
際には、それぞれ、購入条件情報記憶手段に記憶された
1つ以上の購入条件情報に対応づけられた1つ以上の第
2パスワードを記憶した第2パスワード記憶手段と、第
2パスワード記憶手段に記憶されたいずれかの第2パス
ワードと同じ情報が入力されたときに、その第2パスワ
ードに対応づけられた購入条件情報を、その後に入力さ
れる情報に応じたものに変更する購入条件情報変更手段
とをを付加しておくことが望ましい。
【0022】このように取引管理装置を構成しておけ
ば、契約者(例えば、注文者の親)が、注文者の購入で
きる商品の属性(種類や金額)をできるオンラインショ
ッピングシステムを構築できることになる。
【0023】また、本発明の取引管理装置を、ユーザが
使用しているコンピュータ端末に購入注文の対象とされ
た商品の名称を表示させるとともに、当該コンピュータ
端末を介してユーザから当該名称の代わりに使用する第
2名称を取得するための第2名称取得手段を付加し、依
頼手段として、購入注文受付装置に本人認証がなされた
ことを通知する場合において、第2名称取得手段によっ
て第2名称が取得されていたときには、当該第2名称を
価格と共に課金処理システムへ通知し、第2名称取得手
段によって第2名称が取得されていなかったときには、
処理対象商品の名称を価格とともに課金処理システムへ
通知する手段を採用して構成しておいても良い。
【0024】このように構成された取引管理装置と、依
頼手段から通知された情報を、取得手段で取得された契
約者識別子で識別される契約者に対する請求書の、処理
対象商品に対する請求内訳名称として用いた請求書を作
成する課金処理システムとを用いれば、請求書に示され
る名称を注文者が指定できるオンラインショッピングシ
ステムを構築できることになる。
【0025】また、本発明の取引管理装置を実現するに
際して、認証システムとして、各契約ユーザの電子メー
ルアドレスを、その契約ユーザのユーザIDに対応づけ
て保持したものを採用するとともに、依頼手段によって
購入注文受付装置に本人認証がなされたことが通知され
る場合に、認証システムによって取得手段で取得された
ユーザIDに対応づけられて保持されている電子メール
アドレスを宛先アドレスとして、商品の購入が行なわれ
たことを記した電子メールを送信するメール送信手段を
付加しておいても良い。
【0026】このように取引管理装置を構成しておけ
ば、商品の購入が行なわれた際に、その購入に用いられ
たユーザIDを有する者に電子メールが届くことになる
ので、ユーザID、パスワード等が漏洩し、悪用された
場合、そのことを本人が速やかに認識できるシステムが
得られることになる。
【0027】また、本発明の他の態様の取引管理装置
は、複数の課金処理システムに代金の課金依頼を行なう
取引管理装置であって、課金依頼のための処理要求を代
金の支払い元の取引先から受信する手段と、受信した処
理要求に基づいて代金の支払い元が利用する課金処理シ
ステムの識別情報及び認証に必要な情報を取得する取得
手段と、取得手段で取得した情報に基づいて、該当する
課金処理システムに代金の課金依頼を行なう手段と、を
備える。
【0028】この取引管理装置を用いれば、代金の支払
い先とする課金処理システムを選択できるオンラインシ
ョッピングシステムを構築できることになる。
【0029】そして、本発明のプログラムは、コンピュ
ータを、上記した本発明の取引管理装置相当の装置とし
て動作させることが出来るように作成される。従って、
本発明のプログラムをコンピュータにインストールした
装置を用いれば、上記したような効果を奏するオンライ
ンショッピングシステムを構築できることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。
【0031】図1に、本発明の一実施形態に係る取引管
理装置が用いられたオンラインショッピングシステムの
構成を示す。図示したように、本オンラインショッピン
グシステムは、インターネット100を介して相互に接
続された取引管理装置10、1台以上のコンピュータ端
末110,1台以上の商品提供者サーバ120、及び1
台以上のISPサーバ130と、取引管理装置10に専
用回線(或いはインタネット100)を介して接続され
た1台以上の請求管理システム140とで構成される。
【0032】ISP-Radius(Remote Authentication Dial
-in User Service)サーバ130は、ダイアルアップに
よるインターネット接続サービス等を行なうISP(In
ternet Service Provider)によって運用されるサーバ
である。ISP-Radiusサーバ130は、図2に模式的に示
したような、サービスの利用契約を行なっている各ユー
ザに対して、ユーザID,パスワード,e-mailアドレス
等が記憶されたユーザデータベース(ユーザDB)13
1を備える。また、ISP-Radiusサーバ130は、取引管
理装置10からの各種の問い合わせに答える機能を有す
る。
【0033】商品提供者サーバ120は、商品の販売を
おこなうためのWebページを提供するWebサーバで
あり、商品提供者によって運用される。詳細は後述する
が、本オンラインショッピングシステムを構成する商品
提供者サーバ120は、商品の注文を受けた場合、その
注文を出した者が使用したコンピュータ端末110のI
Pアドレス、当該商品の商品コード等を含む課金処理リ
クエストを、取引管理装置10に送信するように構成さ
れている。
【0034】請求管理システム140は、第一種通信事
業者(以下、キャリアと表記する)によって運用される
システムであり、キャリアが提供する通信サービスに対
する利用料金を各顧客から徴収するための請求書を発行
する機能を有する。請求管理システム140は、図3に
模式的に示したように、キャリアと契約を行なっている
各顧客について、顧客番号、契約の状況を示す情報(契
約状態、滞納状態)、顧客に関する各種の情報(郵便番
号、都道府県名等)からなる顧客情報が記憶された顧客
データベース141を備えている。
【0035】本オンラインショッピングシステムを構成
する請求管理システム140の基本的な動作は、一般的
な請求管理システムと同様のものである。ただし、請求
管理システム140には、取引管理装置10からの各種
の問い合わせに答える機能が付与されている。また、請
求管理システム140には、取引管理装置10から与え
られる、顧客番号を含む課金情報の内容を、当該顧客番
号が付与された顧客に対する請求書の内容に反映させる
機能も付与されている。
【0036】取引管理装置10は、コンピュータに、本
オンラインショッピングシステム用に開発したプログラ
ムをインストールした装置である。取引管理装置10
は、商品提供者サーバ120が商品の注文を受けて送信
した課金処理リクエストを受信したとき、当該注文を出
した者から、本人認証を行なうための何種類かの情報を
取得する。次いで、取引管理装置10は、その者が契約
しているISPに関するISP-Radiusサーバ130、その
者あるいはその親が契約しているキャリアに関する請求
管理システム140と情報交換を行なうことにより、取
得した情報に基づく本人認証を試みる。そして、本人認
証が行なえた場合には、当該商品についての料金が、そ
の注文者(あるいはその親等)が契約しているキャリア
によって、当該キャリアによるサービスに対する利用料
金とともに、徴収されるようにする装置である。また、
取引管理装置10は、請求管理システム140に、商品
の本来の名称ではなく、注文者が付けた名称が、注文し
た商品の請求内訳として記載された請求書を発行させる
ことが出来る装置となっている。
【0037】このようなサービス(以下、決済サービス
と表記する)の提供を可能とするために、取引管理装置
10には、商品管理データベース21、商品分類別付加
項目数データベース22、価格帯別付加項目数データベ
ース23、付加項目データベース24,契約データベー
ス25、購入抑止条件管理データベース26、及び、課
金データベース27が設けられている。
【0038】課金処理リクエストを受信した場合、取引
管理装置10は、課金データベース27を除く6個のデ
ータベース21〜26を参照して動作する。このため、
取引管理装置10の本来の動作の説明を行なう前に、デ
ータベース21〜26に関する説明を行なうことにす
る。
【0039】取引管理装置10が備える商品管理データ
ベース21は、図4に示したように、商品コード,商品
標準名称,最低価格,最高価格,商品分類,商品提供者
コード,戻り先アドレスからなる商品管理情報を、複数
個、記憶したデータベースである。
【0040】商品管理情報を構成する商品コードは、商
品の管理のために用いられる商品の識別情報である。商
品標準名称は、商品提供者(あるいは商品の製造者)が
付けた商品の名称である。最低価格,最高価格は、価格
が変わることがある商品の価格範囲を指定する情報であ
る。通常の商品(価格が変わらない商品)に関する商品
管理情報は、最低価格と最高価格とが、共に、その商品
の販売価格と一致したものとされる。商品分類は、商品
の販売対象者を制限するための指標として用いられる情
報である。商品提供者コードは、商品の販売を行なって
いる商品提供者に付与された識別情報であり、戻り先ア
ドレスは、当該商品提供者が運用している商品提供者サ
ーバ120のIPアドレスである。
【0041】この商品管理データベース21は、取引管
理装置10を利用した販売が行なわれる全ての商品に関
する商品管理情報を保持しているように、その内容更新
が行なわれる。すなわち、新たな商品提供者と取引管理
装置10の運用者(以下、決済者と表記する)との間で
本取引管理装置10を利用した決済を行なうことについ
ての契約が成立したときや、既に契約している商品提供
者が新たな商品を販売することになったときには、商品
管理データベース21に商品情報が追加される。また、
ある商品の価格が、その商品について設定されている最
低価格以下、最高価格以上に変更された場合には、最低
価格、最高価格が変更される。
【0042】商品分類別付加項目数データベース22
は、図5に模式的に示したように、各種商品分類に対し
て、数値情報である付加項目数が記憶されたデータベー
スである。また、価格帯別付加項目数データベース23
は、図6に模式的に示したように、商品の価格帯(下限
価格と上限価格とで定まる範囲)に対して、付加項目数
が記憶されたデータベースである。付加項目数の用途に
ついては後述するが、商品分類別付加項目数データベー
ス22には、対応する商品分類に属する商品の販売対象
者の範囲の広さと付加項目数とが負の相関を有するよう
に、各商品分類に対して付加項目数が設定されている。
また、価格帯別付加項目数データベース23には、図か
ら明らかなように、価格帯が高くなるにつれ、対応づけ
られる付加項目数が大きくなるように、各付加項目数が
設定されている。
【0043】付加項目データベース24は、図7に模式
的に示したように、複数の請求先コードのそれぞれに対
して、複数の項目指定情報(“郵便番号”、“郵便番号
3-2”等)が記憶されたデータベースである。付加項目
データベース24に記憶された、ある請求先コードに対
応づけられた項目指定情報は、当該請求先コードで識別
される請求管理システム140内の顧客DB141に記
憶されている情報の項目名自体(“郵便番号”)、或い
は、項目名に続けてハイフンで区切られた2個の数値情
報を並べた情報(“郵便番号3-2”)となっている。項
目指定情報の用途については後述する。なお、この付加
項目データベース24への情報の追加は、新たなキャリ
アと決済者との間で取引管理装置10を利用した決済を
行なうことについての契約が成立したときに、行なわれ
る。
【0044】契約データベース25は、図8に示したよ
うに、ユーザID,ISPコード、顧客番号,請求先コ
ード、購入抑止条件設定用パスワードからなる契約情報
を、複数個、記憶することが出来るデータベースであ
る。ISPコードは、ISP及びISP-Radiusサーバ13
0に付与されている識別情報である。
【0045】この契約データベース25には、決済サー
ビスの利用希望者と決済者との間で利用契約が結ばれた
ときに、契約情報が追加される。
【0046】具体的には、図9に模式的に示してあるよ
うに、本決済サービスの利用希望者は、まず、ISP事
業者名、ユーザID、請求先キャリア名、顧客番号等を
記載したサービス利用申込書30を、決済者に提出す
る。
【0047】この申込書30に記載されるべきISP事
業者名及びユーザIDは、利用希望者が契約しているI
SPに関するものである。請求先キャリア名及び顧客番
号は、利用希望者或いはその親(世帯主)が契約を行な
っているキャリアに関するものである。なお、利用希望
者(或いはその親)が複数のキャリアと契約を行なって
いる場合、利用希望者は、2以上のキャリアに関する請
求先キャリア名及び顧客番号を記載して決済サービスの
利用申込みを行なうことができる。
【0048】この申込書30の提出を受けた決済者は、
申込書に記載されているISP事業者名で識別されるI
SP事業者、申込書に記載されている各請求先キャリア
名で識別される各キャリアのそれぞれに対して、申込書
30の記載内容が正しいことを確認するための問い合せ
を行なう(ステップS101)。
【0049】すなわち、ISP事業者に対しては、申込
書30に記載されているユーザIDが付与されている契
約者の存在を確認するための問い合わせを行なう。ま
た、キャリアに対しては、申込書30に記載されている
顧客番号が付与されている契約者の存在を確認するため
の問い合わせを行なう。なお、キャリアに対する問い合
わせは、当該顧客番号が付与された契約者のが存在して
いた場合には、その顧客番号を契約者の氏名、住所等の
通知を依頼する形で行なわれる。
【0050】申込書の記載内容が正しいことを確認でき
なかった場合、すなわち、ISP事業者あるいはキャリ
アから問い合わせに対して否定的な返答が得られた場合
(ステップS102;NO)、決済者は、契約が行なえ
ない旨を契約希望者に通知(ステップS110)し、受
け取った申込書30に対する処理を終了する。
【0051】一方、申込書30の記載内容が正しいこと
を確認できた場合(ステップS102;YES)、決済
者は、被請求者に対して、契約希望者の申込内容を確認
させるための文書を送付する(ステップS103)。
【0052】そして、被請求者の承認が得られた場合
(ステップS104;YES)、契約者は、購入抑止条
件設定用パスワードを決定(ステップS105)し、契
約データベース25に、その購入抑止条件設定用パスワ
ード、申込書30に記載されていた情報に応じた情報か
らなる契約情報を追加する(ステップS106)。申込
書30にて複数の請求先キャリアが指定されていた場
合、決済者は、ユーザID、ISPコード、抑止条件設
定用PWとして設定されている値が等しい複数個の契約
情報を契約データベース25に追加する。
【0053】その後、契約者は、被請求者に購入抑止条
件設定用パスワードを通知(ステップS107)し、利
用申込者に決済サービスが利用可能となったことを通知
(ステップS108)して、申込書30に対する処理を
終了する。
【0054】購入抑止条件データベース26は、図10
に示したように、ユーザIDに対応づけて、そのユーザ
IDが付与された者が購入できる商品の価格の上限を規
定する購入上限金額と、そのユーザIDが付与された者
が出した各商品分類の商品の注文を拒否するか否かを規
定する情報(図では、×/○)を記憶するためのデータ
ベースである。
【0055】取引管理装置10は、購入抑止条件設定用
パスワードが通知されている被請求者からの指示に従っ
て、購入抑止条件データベース26へ購入抑止条件情報
(ユーザIDとそれに対応づけられている情報群とから
なる情報)の登録、或いは、購入抑止条件データベース
26内の購入抑止条件情報の変更を行なう。
【0056】具体的には、取引管理装置10には、図1
1に示した手順で動作する機能が付与されている。すな
わち、所定のHTTPリクエストを受信した場合、取引
管理装置10は、そのリクエストを出したコンピュータ
端末110に、ユーザID及び購入抑止条件設定用パス
ワードの入力欄、それらの入力欄に入力された情報を取
引管理装置10に対して送信させるための送信ボタン等
を備えるWebページを提供する(ステップS20
1)。当該Webページの送信ボタンが押下された結果
として送信される情報を受信した場合(ステップS20
2;YES)、取引管理装置10は、契約データベース
25から、受信したユーザID及び購入抑止条件設定用
パスワードが設定されている契約情報を検索する(ステ
ップS203)。
【0057】そのような契約情報が検索できた場合(ス
テップS204:YES)、取引管理装置10は、購入
抑止条件情報のユーザIDを除いた各要素用の入力欄、
各入力欄に入力されている情報を取引管理装置10に対
して送信させるための送信ボタン等を有する購入抑止条
件設定用Webページをコンピュータ端末110に提供
し、そのWebページに入力され、送信ボタンの押下に
より送信されてきた情報に応じて購入抑止条件データベ
ース26の内容更新を行なう(ステップS205)。な
お、取引管理装置10は、このステップ205におい
て、ステップS202にて受信したユーザIDを含む購
入抑止条件情報が購入抑止条件DB26に記憶されてい
た場合、その購入抑止条件情報に応じた初期値が各入力
欄に示された購入抑止条件設定用Webページをコンピ
ュータ端末110に提供する。そして、当該Webペー
ジに入力された情報に応じて、購入抑止条件データベー
ス26内の対応する購入抑止条件情報を書き換える。受
信したユーザIDを含む購入抑止条件情報が購入抑止条
件DB26に記憶されていなかった場合、取引管理装置
10は、デフォルト値が各入力欄に示された購入抑止条
件設定用Webページをコンピュータ端末110に提供
し、当該Webページに入力された情報と受信している
ユーザIDとからなる購入抑止条件情報を、購入抑止条
件データベース26に追加する。
【0058】また、受信したユーザID及び購入抑止条
件設定用パスワードが設定されている契約情報が契約デ
ータベース25から検索されなかった場合(ステップS
204;NO)、取引管理装置10は、購入抑止条件の
設定が行なえないことを示すWebページをコンピュー
タ端末110に提供(ステップS206)して処理を終
了する。
【0059】以下、商品の注文が出された場合の、本オ
ンラインショッピングシステムの動作を説明する。
【0060】本オンラインショッピングシステムに用い
られる商品提供者サーバ120は、商品の注文を受けた
場合、取引管理装置10に、IPアドレス、商品コー
ド、販売価格、及び、請求先コードを含む決済要求リク
エストを送信するように構成される。
【0061】すなわち、商品提供者サーバ120は、例
えば、注文者の操作内容に応じて、コンピュータ端末1
10のディスプレイに、図12(a),(b)、(c)
に示したようなWebページを順次表示させ、図12
(c)に示したWebページの“はい”ボタンが押下さ
れたことを検出したとき(“はい”ボタンの押下によっ
てコンピュータ端末110から送信されるリクエストを
受信したとき)に、そのコンピュータ端末110のIP
アドレス、注文者が選択した商品の商品コード、当該商
品の販売価格、及び、利用者が選択したキャリアを表す
請求先コードを含む決済要求リクエストを送信するよう
に、構成される。
【0062】この決済要求リクエストを受信した取引管
理装置10は、図13〜15に示した手順で動作する。
【0063】すなわち、図13に示してように、取引管
理装置10は、まず、商品管理DB21から、商品コー
ドが、課金処理リクエストに含まれる商品コード(以
下、処理対象商品コードと表記する)と一致する商品管
理情報を検索する(ステップS301)。
【0064】そのような商品管理情報が検索できなかっ
た場合(ステップS302;NO)、取引管理装置10
は、課金処理リクエストに含まれれていたIPアドレス
(以下、注文者IPアドレスと表記する)を宛先アドレ
スとして、決済不可通知ページデータを送出する(ステ
ップS304)。ここで、決済不可通知ページデータと
は、当該データを受信したコンピュータ端末110(W
ebブラウザ)に、決済が行なえない旨のメッセージが
示されたWebページを表示させるデータのことであ
る。そして、取引管理装置10は、受信した課金処理リ
クエストに対する処理を終了する。
【0065】一方、処理対象商品コードと同じ商品コー
ドを有する商品管理情報が検索できた場合(ステップS
302;YES)、取引管理装置10は、処理対象販売
価格(課金処理リクエストに含まれていた販売価格)
が、検索した商品管理情報(以下、処理対象商品管理情
報と表記する)に含まれる最低価格と最高価格とで定ま
る指定価格範囲内の価格であるか否かを判断する(ステ
ップS303)。そして、処理対象販売価格が、当該指
定価格範囲内の価格でなかった場合(ステップS30
3;NO)には、ステップS304において決済不可通
知ページデータを送出した後、処理を終了する。なお、
ステップS302、S303で“NO”側への分岐が行
なわれるのは、誤った内容の商品管理情報が商品管理D
B21に登録されている場合や、商品管理情報が登録さ
れていない商品が販売されている場合など、システムに
何らかの異常が生じている場合である。
【0066】処理対象販売価格が指定価格範囲内の価格
であった場合(ステップS303;YES)、取引管理
装置10は、処理対象商品管理情報内の商品分類に応じ
た商品分類別付加項目数を、商品分類別付加項目数DB
22から読み出す(ステップS305)。次いで、取引
管理装置10は、処理対象販売価格に応じた価格帯別付
加項目数を、価格帯別付加項目数DB23から読み出し
(ステップS306)、両者の和を認証用付加項目数と
して算出する(ステップS307)。
【0067】算出した認証用付加項目数が“0”であっ
た場合(ステップS308;YES)、取引管理装置1
0は、ユーザID、パスワード及び顧客番号の入力欄、
送信ボタン等を有する本人認証ページをWebブラウザ
に表示させるための本人認証ページデータを、注文者I
Pアドレスを宛先アドレスとして、送信する(ステップ
S309)。
【0068】一方、算出した認証用付加項目数が“0”
でなかった場合(ステップS308;NO)、取引管理
装置10は、処理対象商品管理情報内の請求先コードに
対応づけられて付加項目DB24に記憶されている項目
指定情報の中から、認証用付加項目数と一致した個数の
項目指定情報をランダムに選択する(ステップS31
0)。次いで、取引管理装置10は、選択した各項目指
定情報で指定される情報の入力欄が付加された本人認証
ページをWebブラウザに表示させるための本人認証ペ
ージデータを、注文者IPアドレスを宛先アドレスとし
て送信する(ステップS311)。
【0069】すなわち、取引管理装置10は、算出され
た認証用付加項目数が例えば“2”であった場合、図1
2(c)に示したようなWebページが表示されていた
コンピュータ端末110のディスプレイに、図16に示
したような本人認証ページが表示されることになる本人
認証ページデータを送信する。なお、ステップS310
にて選択された項目指定情報が“郵便番号3-2”であっ
た場合、取引管理装置10は、ステップS311におい
て、郵便番号の3桁目から2桁分の数値を入力すべき入
力欄が付加された本人認証ページが表示されることにな
るデータを作成、送信する。
【0070】本人認証ページ上の送信ボタンの押下によ
って送信される、各入力欄に入力されている情報を含む
注文者入力情報を受信した場合(図14:ステップS3
20;YES)、取引管理装置10は、その注文者入力
情報の内容に基づき、注文者が全ての情報の入力を行な
っているか否かを判断する(ステップS321)。入力
されていない情報があった場合(ステップS321;N
O)、取引管理装置10は、未入力情報の入力を促すW
ebページを表示させるためのデータを、注文入力情報
を送信したコンピュータ端末110(以下、注文者端末
と表記する)に送信する(ステップS322)。すなわ
ち、取引管理装置10は、このステップにおいて、図1
7に示したようなWebページが注文者端末において表
示されることになるデータを送信する。
【0071】その後、取引管理装置10は、ステップS
320に戻り、注文者入力情報が受信されたときに、ス
テップS321からの処理を開始する(より正確には、
注文者入力情報を含む各種の情報(HTTPリクエス
ト)の受信を図示していないステップで待機し、受信し
た情報が注文者入力情報であったときに、ステップS3
21からの処理を開始する)。
【0072】全ての情報が入力されていた場合(ステッ
プS321;YES)、取引管理装置10は、契約DB
25から、注文者によって入力されたユーザID及び顧
客番号を含む契約情報を検索する(ステップS32
3)。そのような契約情報が検索できなかった場合(ス
テップS324;NO)、取引管理装置10は、誤った
情報が入力されていることを示すWebページを表示さ
せるための入力ミス通知用ページデータを注文者端末に
送信する(ステップS325)。
【0073】注文者が入力したユーザID及び顧客番号
とを含む契約情報が契約DB25から検索できた場合
(ステップS324;YES)、取引管理装置10は、
検索した契約情報を参照して、注文者が入力したユーザ
ID、パスワード及び顧客番号が正しいものであること
を確認するための処理を行なう(ステップS326)。
具体的には、取引管理装置10は、検索した契約情報内
のISPコードに応じたISP-Radiusサーバ130に、注
文者が入力したユーザID、パスワードが、契約がなさ
れているユーザに関するものであるかを問い合わせると
ともに、検索した契約情報内の請求先コードに応じた請
求管理システム140に、注文者が入力した顧客番号
が、契約がなされている顧客に関するものであるかを問
い合わせる。また、注文者が請求管理システム140の
契約者であることが分かった場合には、当該注文者が料
金滞納者等であるかについての問い合わせを行なう。
【0074】そして、注文者が入力したユーザID及び
パスワードの正当性、顧客番号の正当性のいずれか或い
は双方が確認できなかった場合(ステップS327;N
O)には、ステップS325に進み、入力ミス通知用ペ
ージデータを注文者端末に送信した後、本人認証用ペー
ジへの情報の再入力等が行なわれるのを待機する。
【0075】ユーザID等が正しいものであることは確
認できたが(ステップS327;YES)、注文者が料
金滞納者等であることが分かった場合(ステップS32
8;YES)、取引管理装置10は、図18に示したよ
うなWebページを表示させるための購入不可ページデ
ータを送信(ステップS329)して、課金処理リクエ
ストに対する処理を終了する。
【0076】一方、注文者が料金滞納者等ではなかった
場合(ステップS328;NO)、取引管理装置10
は、請求管理システム140の顧客DB141から、本
人認証用ページに入力欄を追加した各付加項目に関する
情報を読み出して、本人認証用ページの各入力欄に対し
て設定された情報が全て正しいものであるか否かを判定
する(ステップS330)。そして、各付加項目に対し
て注文者によって設定されている情報が正しいものであ
ることが確認できなかった場合(ステップS331:N
O)、取引管理装置10は、入力ミス通知用ページデー
タを注文者端末に送信(ステップS325)した後、本
人認証用ページへの情報の再入力等が行なわれるのを待
機する。
【0077】一方、各付加項目に関して入力されている
情報が正しいものであることが確認できた場合(ステッ
プS331:YES)、取引管理装置10は、図15に
示したように、購入抑止条件DB26から、処理対象と
なっているユーザIDを含む購入抑止条件情報を読み出
し、読み出した購入抑止条件情報と処理対象商品(処理
対象商品コードで識別される商品)の商品分類及び商品
価格とに基づき、処理対象商品が、注文者による購入が
抑止されるべき商品に該当するかを判定する(ステップ
S340)。なお、処理対象となっているユーザIDを
含む購入抑止条件情報が存在しなかった場合、取引管理
装置10は、処理対象商品が、購入が抑止されるべき商
品ではないと判定する。
【0078】処理対象商品が購入が抑止されるべき商品
に該当する場合(ステップS341;YES)、取引管
理装置10は、その旨を示すWebページを表示させる
ためのデータを注文者端末に送信する(ステップS35
0)。すなわち、取引管理装置10は、図19に示した
ようなWebページを、注文者端末に表示させる。
【0079】処理対象商品が購入が抑止されるべき商品
でなかった場合(ステップS341;NO)、取引管理
装置10は、処理対象商品の商品標準名称を用いて、請
求内訳名称設定ページを表示させるためのデータを作成
し、注文者端末に送信する(ステップS342)。
【0080】請求内訳名称設定ページは、図20に模式
的に示したように、処理対象商品の商品標準名称(“マ
ガジンA”)が示されるともに、請求内訳名称を入力す
るための入力欄(“変更:”の右側の部分)や、当該入
力欄に入力された請求内訳名称を含む情報が取引管理装
置10に対して送信されるOKボタンを有する。
【0081】請求内訳名称設定ページのOKボタンの押
下により送信される情報を受信した場合(ステップS3
43;YES)、取引管理装置10は、最終確認ページ
を表示させるためのデータを注文者端末に送信する(ス
テップS344)。例えば、図20に示した請求内訳名
称設定ページにおいて、“医学雑誌定期購読代”が請求
内訳名称として設定された場合、取引管理装置10は、
図21に示したように、“医学雑誌定期購読代”という
名称が用いられることを示す最終確認Webページを注
文者端末に表示させる。なお、図20に示した請求内訳
名称設定ページにおいて、注文者が、何も入力せずにO
Kボタンを押した場合、注文者端末のディスプレイに、
“医学雑誌定期購読代”の代わりに“Aマガジン”が示
された最終確認ページが表示される。
【0082】最終確認ページのキャンセルボタンが押下
されたことを検出した場合(ステップS345;キャン
セル)、取引管理装置10は、特に何もせずに、課金処
理リクエストに対する処理を終了する。
【0083】一方、最終確認が得られた場合、すなわ
ち、確認ボタンが押下されたことを意味する情報を受信
した場合(ステップS345;確認)、取引管理装置1
0は、確認が得られた取引に付与する取引番号を決定す
るとともに、図22に示したように、取引番号、ユーザ
ID、商品コード、商品価格、顧客番号、請求先コー
ド、商品提供者コード、商品標準名称、請求内訳名称等
からなる課金情報を記憶するための課金DB27に、処
理対象商品に関する課金情報を追加する(ステップS3
46)。
【0084】次いで、取引管理装置10は、行なった処
理の内容を記した電子メールを、ISPに登録されてい
るe-mailアドレスを宛先アドレスとして、送信する(ス
テップS347)。そして、取引管理装置10は、取引
番号、商品コード、価格、注文者IPアドレスを含む課
金処理完了通知を、商品対象管理情報内の戻り先アドレ
スを宛先アドレスとして送信する(ステップS34
8)。すなわち、課金処理完了通知を、処理対象契約情
報内の戻り先アドレスで識別される商品提供者サーバ1
20に送信し、処理を終了する。
【0085】この課金処理完了通知を受信した商品提供
者サーバ120は、その通知に含まれる注文者IPアド
レスを宛先として、手続きが終了したことを示すWeb
ページを表示させるためのデータを送信する。また、取
引番号、商品コード、価格を、自身が備える商品の販売
状況を管理するためのデータベースに記憶し、そのデー
タベース内の情報を利用して、実際の商品の発送手続き
の管理や、入金管理を行なう。
【0086】また、取引管理装置10は、課金DB27
内に記憶された、同じ請求先コードが含まれる課金情報
(未通知のもの)を、その請求先コードによって識別さ
れる請求管理システム140に通知する処理を定期的に
行なう。
【0087】そして、各請求管理システム140では、
各顧客に対する請求書を作成するに際して、図23に示
した手順の処理が行なわれる。
【0088】まず、その処理対象顧客に関する課金情報
の通知を受けているか否かが判断される(ステップS4
01)。そして、処理対象顧客に関する課金情報の通知
を受けていなかった場合(ステップS401;NO)、
自身が提供しているサービスについての利用料金のみを
請求する請求書を作成する(ステップS403)。一
方、処理対象顧客に関する課金情報の通知を受けていた
場合、請求管理システム140は、自身が提供している
サービスに対する料金と、当該処理対象顧客に関する各
課金情報に関する商品の代金とを請求する請求書を作成
する(ステップS402)。この際、請求管理システム
140は、課金情報に含まれる請求内訳名称を、当該商
品の名称として用いる。具体的には、図22に示した課
金DB27内の課金情報が関係する顧客番号X6568762の
顧客に関しては、図24に示したような請求書40を作
成する。
【0089】この後、作成された請求書が郵送され、キ
ャリアによって各顧客から料金が徴収される。そして、
各キャリアと決済者との間、決済者と各商品提供者との
間で必要な清算が行なわれる。すなわち、各キャリア
は、顧客から徴収した料金の中から、商品の代価分の料
金(手数料を引いた額)を、決済者に支払い、決済者
は、手数料を引いて、各商品提供者に販売額に応じて分
配する。
【0090】以上、詳細に説明したように、本オンライ
ンショッピングシステムでは、商品の購入者は、クレジ
ットカード番号の入力を行うことなく商品を購入するこ
とができるので、クレジットカード番号が悪用されるこ
とを心配することなく、インターネットショッピングが
楽しめることになる。また、購入者は、複数の商品提供
者から購入した各種商品についての料金を、一括して支
払うことができるので、個別に支払うわずらわしさがな
い。また、商品提供者側からすれば、本人認証、料金徴
収の煩わしさから開放されることになり、キャリア側か
らすれば、インターネットショッピングの料金支払いが
簡単に行なえることになるという利点を主張することに
より、顧客を増やせることになる。
【0091】さらに、ショッピングを行なうために、入
力しなければならないユーザID、パスワード、顧客番
号等は、多数の商品提供者から商品の購入を行なって
も、取引管理装置10に通知されるだけで、各商品提供
者には通知されないので、これらの情報が広まってしま
うこともない。また、取引が行なわれた際には、ISP
に登録されているe-mailアドレスに電子メールが届くの
で、ユーザIDの本来の所有者は、不正な購買が行なわ
れたことを即座に発見することができることになる。
【0092】また、抑止条件設定用パスワードが、キャ
リアと契約を行なっている者に届くので、例えば、親
が、購買できる商品を制限した形で、子供にインターネ
ットで商品を購入させることができることになる。
【0093】なお、上記した、実施形態に係る取引管理
装置10は、各種の変形が可能である。例えば、取引管
理装置10は、課金処理リクエストを、商品提供者サー
バ120から受信しているが、課金処理リクエスト相当
のリクエストを、コンピュータ端末110から受信する
ように(当該リクエストが送信されることになるボタン
を有するWebページを、商品提供サーバ120がコン
ピュータ端末110に提供するように)しても良い。
【0094】
【発明の効果】本発明の取引管理装置、プログラムを用
いれば、利用者が、クレジットカード番号を入力しなく
とも商品の購入が行なえるとともに、システムの利用の
ために新たな情報を管理する必要が生じないオンライン
ショッピングシステムが得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る取引管理装置が用い
られたオンラインショッピングシステムの構成図であ
る。
【図2】実施形態に係る取引管理装置と接続されるISP-
Radiusサーバが備えるユーザデータベースの説明図であ
る。
【図3】実施形態に係る取引管理装置と接続される請求
管理システムが備える顧客データベースの説明図であ
る。
【図4】実施形態に係る取引管理装置と接続される取引
管理装置が備える商品管理データベースの説明図であ
る。
【図5】取引管理装置が備える商品分類別付加項目数デ
ータベースの説明図である。
【図6】取引管理装置が備える価格帯別付加項目数デー
タベースの説明図である。
【図7】取引管理装置が備える付加項目データベースの
説明図である。
【図8】取引管理装置が備える契約データベースの説明
図である。
【図9】オンラインショッピングシステムによって提供
される決算サービスの利用契約手順の説明図である。
【図10】取引管理装置が備える購入抑止条件データベ
ースの説明図である。
【図11】取引管理装置が備える購入抑止条件データベ
ースの更新機能を説明するための流れ図である。
【図12】取引管理装置と接続される商品提供者サーバ
が提供するWebページの説明図である。
【図13】取引管理装置が課金処理リクエストを受信し
た際に開始する処理の流れ図である。
【図14】取引管理装置が課金処理リクエストを受信し
た際に開始する処理の、図13に続く流れ図である。
【図15】取引管理装置が課金処理リクエストを受信し
た際に開始する処理の、図14に続く流れ図である。
【図16】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図17】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図18】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図19】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図20】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図21】取引管理装置が、コンピュータ端末に提供す
るWebページの説明図である。
【図22】取引管理装置が備える課金データベースの説
明図である。
【図23】取引管理装置と接続される請求管理システム
の動作の説明図である。
【図24】請求管理システムが作成する請求書の説明図
である。
【符号の説明】
10 取引管理装置 21 商品管理データベース 22 商品分類別付加項目数データベース 23 価格帯別付加項目数データベース 24 付加項目データベース 25 契約データベース 26 購入抑止条件管理データベース 27 課金データベース 110 コンピュータ端末 120 商品提供者サーバ 130 ISP-Radiusサーバ 140 請求管理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 弘幸 北海道帯広市西7条北5丁目6番地 株式 会社富士通東北海道システムエンジニアリ ング内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 課金の対象となるユーザの認証を行なう
    べきインターネットサービスプロバイダにより運営され
    る認証システムに、該認証システムにおけるユーザ識別
    子とパスワードを送信して認証を行なう認証手段と、 前記認証手段により認証が成功したときに上記インター
    ネットサービスプロバイダ以外により運営される課金処
    理システムに課金依頼を行なう依頼手段と、を備えたこ
    とを特徴とする取引管理装置。
  2. 【請求項2】 前記課金処理システムは、複数の契約者
    から料金を徴収するための第1種通信事業者によって運
    用される、前記複数の契約者のそれぞれについて、その
    契約者に付与されたユニークな契約者識別子と、その契
    約者が料金を滞納しているか否かを示す契約状態情報と
    を保持したシステムであり、 複数のユーザ識別子のそれぞれに少なくとも1つの契約
    者識別子を対応づける対応付情報を記憶する対応付情報
    記憶手段と、 通信にて商品の購入注文を受け付ける1台以上の購入注
    文受付装置のいずれかに対してある商品の購入注文を出
    したユーザから、前記インターネットサービスプロバイ
    ダによって当該ユーザに付与されているユーザ識別子及
    びパスワードと、当該商品に関する料金の支払いを行な
    わせる契約者の前記契約者識別子とを、通信にて取得す
    る取得手段と、 前記課金処理システムと情報交換を行なうことにより、
    前記取得手段で取得された契約者識別子について保持さ
    れている契約状態情報に基づき、当該契約者識別子で識
    別される契約者が料金を滞納している者であるか否かを
    判別する判別手段とを、さらに、備え、 前記認証手段は、前記取得手段で取得された前記ユーザ
    識別子と前記契約者識別子とが、前記対応付情報記憶手
    段に記憶された前記対応付情報によって対応づけられて
    いるものであった場合に、前記認証システムとの間で通
    信による情報交換を行なうことにより、前記取得手段で
    取得された前記ユーザ識別子と前記パスワードとに基づ
    く本人認証を行ない、 前記依頼手段は、前記認証手段で前記ユーザが本人であ
    ると認められ、かつ、前記判別手段で前記契約者が料金
    を滞納していないものであると判別されたときに、前記
    ユーザが前記購入注文を出した購入注文受付装置に本人
    認証がなされたことを通知するとともに、前記取得手段
    で取得された前記契約者識別子と前記購入注文の対象と
    されている商品の価格とを前記課金処理システムへ通知
    することにより、前記第1種通信事業者に、当該契約者
    識別子で識別される契約者から前記商品の代金を徴収す
    ることを依頼することを特徴とする請求項1記載の取引
    管理装置。
  3. 【請求項3】 前記課金処理システムは、前記複数の契
    約者のそれぞれについて、その契約者に付与されたユニ
    ークな契約者識別子と、その契約者が料金を滞納してい
    るか否かを示す契約状態情報と、その契約者についての
    複数種類の属性を夫々規定する複数の属性情報とを保持
    し、 前記取得手段は、前記ユーザから、前記複数種類の属性
    の中からランダムに選択した、前記購入注文の対象とさ
    れた前記商品の価格に応じた数の属性に関する情報も取
    得し、 前記課金処理システムと情報交換を行なうことにより、
    前記取得手段で取得された前記商品の価格に応じた数の
    属性に関する情報が、それぞれ、同じ属性について前記
    課金処理システムに保持された前記属性情報と一致して
    いる否かを判定する判定手段を、さらに、備え、 前記依頼手段は、前記判定手段により、前記取得手段で
    取得された前記商品の価格に応じた数の属性に関する情
    報が、それぞれ、同じ属性について前記課金処理システ
    ムに保持された前記属性情報と一致していると判定され
    たときに機能することを特徴とする請求項2記載の取引
    管理装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ、商品の属性を規定する1つ以
    上の購入条件情報が、互いに異なるユーザ識別子に対応
    づけられて記憶された購入条件情報記憶手段と、 前記取得手段によって取得された前記ユーザ識別子に対
    応づけられた購入条件情報が前記購入条件情報記憶手段
    に記憶されており、かつ、前記購入注文の対象とされた
    商品が当該購入条件情報によって規定される属性を有し
    ていないという購入非許可条件が満たされるか否かを判
    断する判断手段とを、さらに、備え、 前記依頼手段は、前記判断手段によって前記購入非許可
    条件が満たされていないと判断されたきにのみ機能する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに
    記載の取引管理装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ、前記購入条件情報記憶手段に
    記憶された1つ以上の購入条件情報に対応づけられた1
    つ以上の第2パスワードを記憶した第2パスワード記憶
    手段と、 前記第2パスワード記憶手段に記憶されたいずれかの第
    2パスワードと同じ情報が入力されたときに、その第2
    パスワードに対応づけられた購入条件情報を、その後に
    入力される情報に応じたものに変更する購入条件情報変
    更手段とを、さらに、備えることを特徴とする請求項4
    記載の取引管理装置。
  6. 【請求項6】 前記ユーザが使用しているコンピュータ
    端末に前記購入注文の対象とされた商品の名称を表示さ
    せるとともに、当該コンピュータ端末を介して前記ユー
    ザから当該名称の代わりに使用する第2名称を取得する
    ための第2名称取得手段を、さらに、備え、 前記依頼手段は、前記購入注文受付装置に本人認証がな
    されたことを通知する場合において、前記第2名称取得
    手段によって前記第2名称が取得されていたときには、
    当該第2名称を前記価格と共に前記課金処理システムへ
    通知し、前記第2名称取得手段によって前記第2名称が
    取得されていなかったときには、前記処理対象商品の名
    称を前記価格とともに前記課金処理システムへ通知し、 前記課金処理システムは、前記依頼手段から通知された
    情報を、前記取得手段で取得された前記契約者識別子で
    識別される契約者に対する請求書の、前記処理対象商品
    に対する請求内訳名称として用いた請求書を作成するこ
    とを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記
    載の取引管理装置。
  7. 【請求項7】 前記認証システムは、各契約ユーザの電
    子メールアドレスを、その契約ユーザのユーザ識別子に
    対応づけて保持したシステムであり、 前記依頼手段によって前記購入注文受付装置に本人認証
    がなされたことが通知される場合に、前記認証システム
    によって前記取得手段で取得された前記ユーザ識別子に
    対応づけられて保持されている電子メールアドレスを宛
    先アドレスとして、商品の購入が行なわれたことを記し
    た電子メールを送信するメール送信手段を、さらに、備
    えることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれ
    かに記載の取引管理装置。
  8. 【請求項8】 複数の課金処理システムに代金の課金依
    頼を行なう取引管理装置において、 課金依頼のための処理要求を代金の支払い元の取引先か
    ら受信する手段と、 前記受信した処理要求に基づいて代金の支払い元が利用
    する課金処理システムの識別情報及び認証に必要な情報
    を取得する取得手段と、 前記取得手段で取得した情報に基づいて、該当する課金
    処理システムに代金の課金依頼を行なう手段と、を備え
    たことを特徴とする取引管理装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、 課金の対象となるユーザの認証を行なうべきインターネ
    ットサービスプロバイダにより運営される認証システム
    に対して該認証システムにおけるユーザ識別子とパスワ
    ードを送信して認証を行なう認証ステップと、 前記認証ステップにおいて認証が成功したときに上記イ
    ンターネットサービスプロバイダ以外により運営される
    課金処理システムに課金依頼を行なう依頼ステップとを
    実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 複数の課金処理システムに代金の課金依頼を行なう装置
    であって、 課金依頼のための処理要求を代金の支払い元の取引先か
    ら受信する手段と、 前記受信した処理要求に基づいて代金の支払い元が利用
    する課金処理システムの識別情報及び認証に必要な情報
    を取得する取得手段と、 前記取得手段で取得した情報に基づいて、該当する課金
    処理システムに代金の課金依頼を行なう手段とを備えた
    装置として動作させることを特徴とするプログラム。
JP2001130637A 2000-05-26 2001-04-27 取引管理装置及びプログラム Pending JP2002049881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130637A JP2002049881A (ja) 2000-05-26 2001-04-27 取引管理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-157179 2000-05-26
JP2000157179 2000-05-26
JP2001130637A JP2002049881A (ja) 2000-05-26 2001-04-27 取引管理装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002049881A true JP2002049881A (ja) 2002-02-15

Family

ID=26592737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001130637A Pending JP2002049881A (ja) 2000-05-26 2001-04-27 取引管理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002049881A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63175986A (ja) * 1987-01-16 1988-07-20 Toshiba Corp 個人認証装置
JPH06149843A (ja) * 1992-11-09 1994-05-31 Tokyo Electric Co Ltd 領収書発行装置
JPH06161591A (ja) * 1992-11-16 1994-06-07 Zexel Corp 暗証番号入力装置及び方法
JPH0764911A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Sharp Corp 個人認証システム
JPH09114891A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH1027196A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 電子商取引決済システム
JPH1055385A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Media Maaketeingu Network:Kk クレジットカード情報管理方法とその装置
JPH113320A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Hitachi Ltd 個人認証方法
JPH11149588A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Casio Comput Co Ltd 領収書発行装置およびそのプログラム記録媒体
JPH11250200A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Omron Corp 電子現金処理装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63175986A (ja) * 1987-01-16 1988-07-20 Toshiba Corp 個人認証装置
JPH06149843A (ja) * 1992-11-09 1994-05-31 Tokyo Electric Co Ltd 領収書発行装置
JPH06161591A (ja) * 1992-11-16 1994-06-07 Zexel Corp 暗証番号入力装置及び方法
JPH0764911A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Sharp Corp 個人認証システム
JPH09114891A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH1027196A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 電子商取引決済システム
JPH1055385A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Media Maaketeingu Network:Kk クレジットカード情報管理方法とその装置
JPH113320A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Hitachi Ltd 個人認証方法
JPH11149588A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Casio Comput Co Ltd 領収書発行装置およびそのプログラム記録媒体
JPH11250200A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Omron Corp 電子現金処理装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"「モバイル&IP」時代のDDIグループの新戦略を担うデータセンター", テレコミュニケーション, vol. 第17巻,第4号, CSND200000976001, 25 March 2000 (2000-03-25), JP, pages 10 - 11, ISSN: 0000734066 *
松原敦他: "iモードシステム構築術", 日経バイト, vol. 第200号, CSND200100774012, 22 January 2000 (2000-01-22), JP, pages 112 - 130, ISSN: 0000734067 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6941363B2 (en) Transaction management system and program for configuring online shopping system
JP4927295B2 (ja) ネットワーク上で購入取引に関するプロモーションを管理する方法および装置
US10825016B2 (en) Electronic bearer bond online transaction and card system and method thereof
US20090248537A1 (en) Commercial transaction facilitation system
US20020004760A1 (en) Online settlement system, method thereof and storage medium
JP2002032686A (ja) 携帯端末を用いた決済方法
JP4326165B2 (ja) Icカード及び電子マネー入金システム
KR20000012750A (ko) 인터넷 쇼핑 중개 사이트의 주문 대행 방법
EP1095345A1 (en) Third party privacy system
KR101036681B1 (ko) 휴대용 이동통신단말기를 이용한 결제 서비스 방법 및 그 시스템
JP2005521181A (ja) クレジットカード決済方法およびシステム
EP1406221A1 (en) Electronic commerce credit processing method and electronic commerce system
JP2002304565A (ja) 消費者収集サービスを提供する方法とシステム
JP4072325B2 (ja) 電子商取引支援用情報処理装置
JP2001229276A (ja) ギフトデータ処理システム及び方法並びに装置
JP2004062545A (ja) 有価価値情報の管理方法及び管理システム並びに有価価値情報管理プログラム
JP4593145B2 (ja) ネットワーク購入商品の代金決済システムおよび代金決済方法
US20030074332A1 (en) Settlement procedure selection support method and settlement procedure request method
JP2002049881A (ja) 取引管理装置及びプログラム
JP2003228683A (ja) クレジット決済における第三者機関、第三者機関の制御方法、プログラムおよび記録媒体
KR20010102742A (ko) 유,무선 통신을 이용한 복권구매방법 및 당첨정보 확인방법
KR20010094702A (ko) 전자 상거래 시스템 및 그 방법
JP2006072475A (ja) 情報処理装置、情報提供装置、情報処理プログラム、および情報提供プログラム
KR20040013378A (ko) 인터넷을 기반으로 한 신용카드의 매출전표 처리 방법
JP2015090537A (ja) 情報送信方法及び情報送信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060509

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071210