JP2002049671A - 代替機器提案システムおよび代替機器提案方法 - Google Patents

代替機器提案システムおよび代替機器提案方法

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JP2002049671A
JP2002049671A JP2000237194A JP2000237194A JP2002049671A JP 2002049671 A JP2002049671 A JP 2002049671A JP 2000237194 A JP2000237194 A JP 2000237194A JP 2000237194 A JP2000237194 A JP 2000237194A JP 2002049671 A JP2002049671 A JP 2002049671A
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JP2000237194A
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Yoshihiro Minamiyama
佳宏 南山
Mayu Takatani
麻夕 高谷
Yoko Tomita
陽子 富田
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の機器を交換した後の対象物件全体の省
エネ効果や、費用対効果等を容易に把握できるようにす
る。 【解決手段】 コンピュータを用いた代替機器提案シス
テムにおいて、ユーザ情報入力端末1から入力された、
既存の機器の機種等のユーザ情報を記憶するユーザ情報
記憶手段21と、既存の機器の性能、価格等の基礎デー
タを蓄積する基礎データ蓄積手段22と、ユーザ情報及
び基礎データに基づいて、既存の機器に対して節水効果
を奏する代替機器を選択する代替機器選択手段23と、
代替機器の性能、価格等のデータ及びユーザ情報に基づ
いて、節水効果を算出する節水効果算出手段24と、代
替機器選択手段及び/又は改善効果算出手段で得られた
結果を、商品提案書として表示する表示手段29と、を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いて省エネ等の効果を奏する代替機器を選択してユーザ
に提案するシステム、及び提案方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保全意識の高まりととも
に、水道、電気、ガス等の使用量の削減は極めて重要な
課題となっており、節水化、省電力化等の省エネ化のた
めの商品が種々提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、従来の省エネ化対策は、節
水便器、省電力型の家電製品のように、単品で省エネ化
を図るものを採用しているに止まり、建物内に設置され
た複数の機器の総合的な省エネ効果を把握することはで
きなかった。例えば、ビルのオーナー等が節水化のため
に既存のトイレを改造しようとする場合、便器、手洗い
器等のトイレ用機器の個々の1回当たりの標準使用水量
はカタログ等から把握することができるが、改造後のト
イレ全体、フロア全体、ビル全体の節水効果は、対象エ
リア内の総機器数、使用者数、男女比、現在の機器と改
造後の機器との機種、等によって異なり、容易に知るこ
とはできない。また、改造に限らず、新築の場合であっ
ても、施主(オーナー等)の希望により、建築業者や設
計業者等から提案された標準の機器を、より省エネが図
られる機器に交換したい場合に、省エネ効果を客観的に
知ることができず、個々の機器の性能から全体の省エネ
効果を大まかに予想するに止まっていた。このような課
題を解決するには、既存の機器の個数、男女比等のユー
ザ側の情報と、各機器の使用水量、価格、施工費用等の
メーカや施工業者等が有する情報と、各機器の一般的な
使用状態(使用目的別の頻度等)、地域別、性別等に由
来する特殊性の情報、などを集約した上で総合的に評価
する必要があるが、従来はこれらの情報が分散していた
ため、省エネ効果を容易に、客観的に、正確に把握する
ことが不可能であった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、ビルのオーナー等が省エネのために既存の
機器を交換しようとする場合に、交換後の対象物件全体
の省エネ効果や、費用対効果等を容易に把握することが
できる代替機器提案システム、及び提案方法を提供する
ことを目的とする。なお、本明細書における「既存の機
器の交換」には、前記した新築の際に建築業者や設計業
者等から提案された標準の機器を省エネ効果のある機器
に変更することも含むものとする。また、既存の機器の
状況把握から、代替機器の検討、提案に到るまでの一連
のプロセスを「診断」と表現するものとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明は、コンピュータを用い
た代替機器提案システムにおいて、入力された、既存の
機器の機種、設置条件、使用条件、任意の改善効果等の
ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、既存の機
器又はそれと同等の機器を含む各種の機器の性能、価格
等の基礎データを蓄積する基礎データ蓄積手段と、ユー
ザ情報及び基礎データに基づいて、既存の機器に対して
前記任意の改善効果を奏する代替機器を選択する代替機
器選択手段と、代替機器選択手段で得られた結果を、所
定の表示態様で表示する表示手段と、を有することを特
徴とする。本発明によれば、所定のユーザ情報を入力す
るだけで、ユーザが希望する任意の改善効果をもたらす
代替機器やその性能等を容易に知ることができ、省エネ
に寄与する。
【0006】請求項2記載の発明は、入力された、既存
の機器の機種、設置条件、使用条件等のユーザ情報を記
憶するユーザ情報記憶手段と、既存の機器又はそれと同
等の機器を含む各種の機器の性能、価格等の基礎データ
を蓄積する基礎データ蓄積手段と、ユーザ情報及び基礎
データに基づいて、既存の機器に対して所定の改善効果
を奏する代替機器を選択する代替機器選択手段と、前記
基礎データ蓄積手段に蓄積されている、代替機器選択手
段で選択した代替機器の性能、価格等のデータ及びユー
ザ情報に基づいて、所定の改善効果を算出する改善効果
算出手段と、代替機器選択手段及び/又は改善効果算出
手段で得られた結果を、所定の表示態様で表示する表示
手段と、を有することを特徴とする。本発明によれば、
所定のユーザ情報を入力するだけで、ユーザが希望する
任意の改善効果をもたらす代替機器やその性能はもとよ
り、算出された改善効果も容易に知ることができるの
で、特定のエリア、フロア全体、建物全体でのトータル
的な省エネ効果を予め知ることができる。
【0007】請求項3記載の発明は、前記基礎データ蓄
積手段には、各種の機器の取付け、取外しに要する費用
に関する施工費用データが蓄積され、ユーザ情報記憶手
段に記憶された既存の機器の取外しに要する施工費用デ
ータ、及び代替機器選択手段で選択された代替機器の取
付けに要する施工費用データに基づいて機器の代替に要
する施工費用を算出する施工費用算出手段を有し、前記
改善効果算出手段において、代替機器の性能、価格等の
データ、ユーザ情報、及び施工費用に基づいて、所定の
改善効果を算出する、ことを特徴とする。かかる構成に
より、ユーザは、代替商品の価格に加えて、施工費用も
含めた上での改善効果を予め把握することができ、費用
対効果を踏まえた機器の取替え判断が可能になる。
【0008】請求項4記載の発明は、前記基礎データ蓄
積手段に蓄積された代替機器の価格と、機器の代替に要
する施工費用とから、機器の代替に要するトータルコス
トを算出するトータルコスト算出手段と、該トータルコ
スト及び、前記所定の改善効果に基づいて、減価償却期
間を算出する減価償却期間算出手段と、を有し、算出し
た減価償却期間を、前記表示手段によって所定の表示態
様で表示する、ことを特徴とする。かかる構成により、
ユーザは、初期投資額と、それを回収できる期間(減価
償却期間)も事前に把握できるので、費用対効果を踏ま
えた機器の取替え判断がより一層容易になる。
【0009】請求項5記載の発明は、前記基礎データ蓄
積手段に蓄積するデータとして、機器が設置される建物
の用途別データ、男女別データ、地域別データ、機器の
機種別データ、機器の利用態様別データを含むことを特
徴とする。かかる構成により、種々の要素に起因する特
殊性まで考慮した上で、所期の改善効果をより精度良く
算出することができる。
【0010】請求項6記載の発明は、コンピュータを用
いた代替機器提案システムにおいて、既存の機器の機
種、設置条件、使用条件等のユーザ情報を入力するユー
ザ情報入力手段と、ユーザ情報入力手段に双方向通信手
段を介して接続されると共に、入力されたユーザ情報を
記憶するユーザ情報記憶手段と、既存の機器又はそれと
同等の機器を含む各種の機器の性能、価格等の基礎デー
タを蓄積する基礎データ蓄積手段と、ユーザ情報及び基
礎データに基づいて、既存の機器に対して所定の改善効
果を奏する代替機器を選択する代替機器選択手段と、基
礎データ蓄積手段に蓄積されている、代替機器選択手段
で選択した代替機器の性能、価格等のデータ及びユーザ
情報に基づいて、所定の改善効果を算出する改善効果算
出手段と、代替機器選択手段及び/又は改善効果算出手
段で得られた結果を、所定の表示態様で表示する表示手
段と、を有することを特徴とする。本発明によれば、例
えばユーザが自分のコンピュータで入力したユーザ情報
を、インターネットを利用して、基礎データ等を蓄積し
ているメーカ等のサーバに送信し、算出された改善効果
等をユーザに返信することまで全て自動化することもで
き、手軽に省エネ効果等を把握することが可能になる。
【0011】請求項7記載の発明は、コンピュータを用
いた代替機器提案方法において、既存の機器の機種、設
置条件、使用条件等のユーザ情報を入力する工程と、入
力されたユーザ情報を記憶する工程と、ユーザ情報及
び、既存の機器又はそれと同等の機器を含む各種の機器
の性能、価格等の基礎データに基づいて、既存の機器に
対して所定の改善効果を奏する代替機器を選択する工程
と、代替機器選択工程で選択された代替機器の性能、価
格等のデータ及び、記憶されているユーザ情報に基づい
て、所定の改善効果を算出する改善効果算出工程と、代
替機器選択工程および/又は改善効果算出工程で得られ
た結果を所定の表示態様で表示する工程と、を有するこ
とを特徴とする。本発明によれば、所定のユーザ情報を
入力するだけで、ユーザが希望する任意の改善効果をも
たらす代替機器やその性能はもとより、算出された改善
効果も容易に知ることができるので、特定のエリア、フ
ロア全体、建物全体でのトータル的な省エネ効果を予め
知ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にか
かる代替機器提案システムの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。この実施例では、ユーザが改善効果とし
て「トイレの節水化」を希望し、それに合致した便器、
手洗い器等の代替機器を選択して提案する例を説明す
る。
【0013】まず、ユーザであるビルのオーナー等が、
自宅のコンピュータやメーカのショールームに備えられ
たユーザ用端末1のユーザ情報入力手段11から、対象
物件の用途、設置されている既存の機器の機種、機種毎
の個数、機器を使用する人の数、男女比、内勤率、希望
する改善効果(ここでは、トイレにおける節水効果)等
のユーザ情報を入力する。入力されたユーザ情報は、イ
ンターネット回線3を通じてメーカー側の管理サーバー
2内の、ユーザ情報記憶手段21に記憶される。
【0014】管理サーバー2は、前記ユーザ情報記憶手
段21と、既存の機器又はそれと同等の機器を含む各種
の機器の性能、価格等の基礎データを蓄積する基礎デー
タ蓄積手段22と、ユーザ情報及び基礎データに基づい
て、既存の機器に対して所定の改善効果(ここでは節水
効果)を奏する代替機器を選択する代替機器選択手段2
3と、前記基礎データ蓄積手段22に蓄積されている、
代替機器選択手段23で選択した代替機器の性能、価格
等のデータ及びユーザ情報に基づいて、節水効果を算出
する改善効果算出手段としての節水効果算出手段24
と、前記基礎データ蓄積手段22に蓄積された代替機器
の価格と、機器の代替に要する施工費用とから、機器の
代替に要するトータルコストを算出するトータルコスト
算出手段25と、該トータルコスト及び、前記所定の改
善効果に基づいて、減価償却期間を算出する減価償却期
間算出手段26と、代替機器選択手段23、節水効果算
出手段24、及び減価償却期間算出手段26で得られた
結果を、所定の表示態様で表示する表示手段29と、を
備えている。なお、ユーザ用端末1と管理サーバー2と
は、インターネットで接続されていなくても良い。例え
ば、ユーザが必要な情報をFAXでメーカー側に送信
し、メーカーの担当者が管理サーバーのユーザ情報入力
手段11によりユーザ情報を入力し、所定の処理を行っ
た後、診断結果をFAXにてユーザに返信するようにし
ても良い。
【0015】次に、図2を参照しながら、本発明にかか
る省エネ診断システムのフローを説明する。まず、前記
したように、ユーザがユーザ用端末1をインターネット
回線3を介して管理サーバー2に接続しメーカーのホー
ムページにアクセスする(ステップ1)。
【0016】次いで、ユーザがユーザ用端末1に表示さ
れたホームページの入力画面によって、診断に必要なユ
ーザ情報を入力する(ステップ2)。
【0017】入力されたユーザ情報は管理サーバー2の
ユーザ情報記憶手段21に記憶される(ステップ3)。
【0018】次いで、代替機器選択手段23が、ユーザ
情報記憶手段21に記憶されたユーザ情報(既存の機器
の情報等)と、基礎データ蓄積手段22に蓄積されてい
るデータ(例えば、各機器毎の使用水量等)と、を参照
して、同じく基礎データ蓄積手段22に蓄積されている
データの中から、既存の機器よりも使用水量を削減する
ことのできる代替機器を選択する(ステップ4)。代替
機器の候補が複数ある場合は、全ての機器について次の
ステップに移行しても良いし、節水効果の上位数個の機
器や、ユーザが選択した任意の機器のみを移行しても良
い。なお、代替機器の選択は、メーカの担当者が主導的
またはサポート的に行うようにしても良い。
【0019】次いで、節水効果算出手段24が、改造に
係る代替機器選択手段23で選択された機器の情報と、
ユーザ情報記憶手段21に記憶されたユーザ情報とを参
照しながら、節水効果(節水量、節水金額等)を算出す
る(ステップ5)。
【0020】次いで、施工費用算出手段25aが、ユー
ザ情報記憶手段21に記憶されたユーザ情報に基づき、
基礎データ蓄積手段22の既存の機器の取外しに要する
費用と、代替機器選択手段23で選択された代替機器の
取付けに要する費用とから、施工費用を算出する(ステ
ップ6)。
【0021】次いで、代替機器の価格と、施工費用とに
基づいてトータルコスト算出手段25によって算出した
機器の代替に必要なトータルコスト(初期投資額)情報
と、節水金額算出手段24cによって算出した節水金額
情報とに基づいて、減価償却期間算出手段26によって
減価償却期間を算出する(ステップ7)。
【0022】次いで、各種算出手段で算出された節水効
果や減価償却期間等を、見積書作成手段31や商品提案
書作成手段32等を含む表示手段29によって、所定の
表示態様で提案書や見積書を作成する(ステップ8)。
提案書や見積書の作成に際しては、グラフ作成手段30
aや画像処理手段30b等のツールを適宜利用する。特
に、ユーザがビルのオーナー等の場合には、機種名や品
番等のみでは代替機器をイメージできないことが多いた
め、提案書等に代替機器の画像を表示させるのが好まし
い。画像を表示させるかどうかは、ユーザに選択させて
も良いし、ユーザ情報から自動的に決定しても良い。
【0023】次いで、送信手段33によって、商品提案
書作成手段32で作成した商品提案書等をユーザ用端末
1に返信し表示させる(ステップ9)。
【0024】最後に、ユーザが、返信された改善効果
(商品提案書等)を確認し、管理サーバとの接続を切断
する(ステップ10)。ユーザは必要に応じて、商品提
案書をユーザの端末に保存したり、プリントアウトす
る。
【0025】図3にユーザ情報入力手段11の入力画面
の例を示す。実施に際しては、挨拶文、会社名、ロゴマ
ーク等を入れ、質問項目等も、ユーザが入力し易い形式
に適宜変更することになる。<A>の項目では、省エネ
診断に必要なユーザ自身の情報を入力してもらう。例え
ば、対象物件の所在地である都道府県、市区町村は、後
述する上下水道料金に反映される。Q2で、物件とユー
ザーとの関係を入力してもらうことにより、例えば、ユ
ーザーがテナントである場合には、代替機器への交換等
にオーナーの了承を得る必要がある可能性があるので、
その旨をアラームとして表示させたり、施工を伴わない
簡易型のリフォームを提案するといった、より木目細か
いサービスを提供できる。
【0026】次に、Q3で診断対象物件の種別を入力し
てもらうことにより、予め収集しておいた各種の建築物
毎の一般的な利用状況等を適宜選択して利用できるよう
になる。利用状況の例としては、図6の改善効果算出画
面のa列に示す「1日1人当りの機器の利用頻度」
や、同、c列に示す「機器の利用1回当りの洗浄回数」
などがある。本実施例では「オフィスビル」を選択して
いるが、オフィスビルは利用人数や男女構成比、季節変
動、等が比較的少ないため、改善効果もより精度良く算
出可能である。これに対して、デパートや病院、大学等
は、多数の人が機器を利用する可能性があり、一人当た
りの利用頻度も低いため、算出した改善効果の精度が低
くなってしまう旨を、後述する表示手段29において表
示させることもできる。これらの対象物件の場合には、
利用者の利用頻度の観点よりも、各機器の稼働率等の観
点から節水効果を算出する方が精度を向上させることが
できる。
【0027】次に、Q4では、診断対象物件のうち、診
断を希望するエリアを選択してもらう。本実施例では、
建物全体ではなく、個別のエリアを選択しているが、例
えば、建物全体を選択した場合には、機器の設置個数、
利用状況、利用人数等がフロア毎に異なることが多いと
考えられることから、フロア毎に異なる情報を入力でき
るような画面が表示される。一方、個別のエリア(例え
ば、一フロアに複数のトイレが設置されている場合の、
個別のトイレエリア)を選択した場合は、フロア全体と
設置個数や利用人数に増減があるだけなので、基本的に
は本実施例と同じ画面が表示される。
【0028】Q5、Q6はユーザが希望する改善効果2
に関する質問であり、本実施例では、前記のようにトイ
レにおける節水を改善効果として選択している。
【0029】次に、<B>の項目では、前記Q3でユー
ザが「オフィスビル」を選択したことにより、オフィス
ビルに対応した情報の入力画面が自動的に表示される。
<A>の項目を全て入力した後に、「次頁」「完了」等
のボタンを押すことにより画面を切替えるようにしても
良い。なお、Q3の全ての利用種別に対応した<B>の
質問群を予め表示しておき、ユーザが質問群を選択して
入力するようにしても良い。
【0030】Q7乃至Q10は、全て機器の利用頻度を
把握するための情報である。ここで、Q8の内勤者数と
は、対象物件(特定のフロア等)に職場、学校等に在籍
する人のうち、非常勤、外回り中心の営業社員、パート
タイマー等を除外した、フルタイムで勤務等している内
勤者の人数を示し、より正確な改善効果を算出するため
の情報である。改善効果の算出における各機器の一日当
りの利用人数の算出に際しては、内勤者は1人とカウン
トしそれ以外の人は便宜上、0.3人とカウントするこ
とにしている(図6の(e)列参照)。勿論、内勤者以
外の人数をどのようにカウントするかは適宜変更でき、
平均滞在時間等をもとにしてユーザに数値を選択、入力
させることもできる。Q10の平均休暇取得日数も同様
に精度向上のために入力してもらうが、ユーザが把握し
ていない場合が多いと思われ、また年間稼動日数に占め
る割合も低いので、改善効果算出手段24においては、
未回答であっても改善効果を算出できるようにしておく
のが好ましい。このように、診断に必須の情報と、精度
向上のための情報とを明確に区分して設計しておくのが
好ましく、入力画面に表示させてユーザにその旨を知ら
せても良い。一般に、改善効果の算出精度は、ユーザか
らの情報が多いほど向上させることができるが、一方
で、詳細な情報をユーザに要求するとシステムの利用促
進の面ではマイナスとなる。従って、この場合のユーザ
情報として、内勤者以外の人数や、前記した平均休暇取
得日数、各人の対象エリア内の平均滞在時間(時間/人
・日)等を入力してもらか否かは、算出精度の向上と、
システムの利用促進等とを比較衡量して適宜決定すれば
良い。
【0031】次に、<C>の項目では、65において、
水回り機器、特にトイレが選択されたので、トイレに関
係する情報の入力画面が表示される。この場合も、<B
>の項目を全て入力した後に自動で画面を切替えたり、
「次頁」ボタン等で切替えても良い。ここでは、男性
用、女性用で設置されている機器の種類、個数が異なる
ので、夫々の情報をユーザに入力してもらう。各機器の
品番が分からない場合も多いので、画面上に品番に関す
る質問のボタンを設けたり、表の該当する箇所をダブル
クリックするなどして、各機器の写真、特徴等、品番等
のテーブルを画面上に表示させて、ユーザに選択しても
らうようにするのが好ましい。また、形状や給水の形式
等の特徴を記入してもらって、それに基づいてメーカの
担当者が品番を特定したり、自動的に予測したりするこ
ともできる。なお、手洗い器と洗面器とを別に記入して
もらうのは、特に女性用トイレにおいては、昼休み直
後、終業直後の混雑防止のため、歯磨き用、化粧用とし
て小型の手洗い器を設置する場合が増えており、使用目
的、頻度等の使用態様が洗面器と異なるからである。ま
た、ここでは、洗面器には水洗金具もセットで品番等を
入力できるように設計されている。
【0032】図4に基礎データ蓄積手段22の表示画面
の例を示す。テーブル1乃至3には、診断に必要な各種
の基礎データが適宜グルーピングされて蓄積されてい
る。これらの基礎データは、自動または手動で随時最新
のものに更新されることは言うまでもない。また、図示
はあくまでも一例であり、各テーブルへのデータ種別の
増減、テーブル自体の増減は自由である。
【0033】テーブル1には、節水効果を提案するため
の最も基本的なデータである各地域毎の上下水道料金が
蓄積されている。ユーザ情報記憶手段21に記憶されて
いる対象物件の所在地情報(図3のQ1)から当該地域
の上下水道料金を特定して、後述する改善効果算出手段
24の所定欄に料金データを送る。
【0034】テーブル2には、機器別の1日1人当たり
の平均的な利用頻度データが蓄積されている。ここで
は、図3のQ3で選択される対象物件の利用種別毎の、
大便器、小便器、洗面器の利用頻度(回/日・人)のデ
ータを示している。この基礎データは、診断対象物件の
利用種別毎に予め調査した結果や、各種の文献、論文、
業界団体等の報告書、アンケート結果などを参考に決定
される。ユーザからの要望により、データの根拠(出典
等)を後述の表示手段29に表示させることもでき、改
善効果の客観性、正確性、提案内容の妥当性等をアピー
ルできる。
【0035】テーブル3には、トイレに設置される各種
機器の主要データが蓄積されている。ここでは、ユーザ
が希望する改善効果が「節水」であることから、各機器
を使用する際の必要水量のデータを図示している。この
他にも、ユーザが「節電」や「静音化」の診断を希望す
る場合等にも対応できる様、各機器の使用電力(待機電
力も含む)や、洗浄音等のデータも蓄積してある。これ
らの機器は、取外し、取付けの施工が必要になるため、
改善効果を正確に把握するには施工費用も考慮する必要
があることから、各機器毎の取付け、取外し費用のデー
タも蓄積している。この施工費用には、施工業者の人件
費以外に、必要な部材の費用等も含む一切の費用であ
り、特に、取外しの費用には、取外した機器の処分に要
する費用も含むものとする。図示においては機器1個当
りの施工費用を表示しているが、一般に、施工費用は現
場単位(トイレ全体、フロア全体、建物全体)で算出さ
れる場合が多く、機器1個当りの費用は算出しにくい。
また、設置、又は取外す機器の個数に応じて単価が増減
したり、配管作業の有無等に応じて費用が増減すること
もある。従って、診断の精度をより向上させるには、設
置、又は取外す個数や、診断対象となる現場の機器の設
置状態等の詳細をユーザ情報として入力してもらうのが
好ましい。また、図面上は特定メーカのデータのみを表
示しているが、既存の機器としては、種々のメーカの商
品が考えられるため、カタログ等を参考にしてそれらの
主要データ(使用水量、取外し費用等)も蓄積してお
く。該当商品のデータがない場合には、機器の性能、価
格、特徴等を参考にして、同種、同グレードの他の機器
を既存機器とみなして診断を進めるようにし、その旨を
表示手段29にて表示させるようにしても良い。
【0036】図5に代替機器選択手段23のフローを示
す。まず、ユーザ情報記憶手段21に記憶されている品
番、特徴等の情報から、既存の機器を特定できるかどう
かを判断する(ステップ4−1)。
【0037】判断できない場合は、類似機種を特定でき
るかどうかを判断する(ステップ4−2)。特定可能な
場合には、類似機種を既存の機器とみなして、次のステ
ップに進み、特定できない場合は、終了する。
【0038】次いで、特定した既存の機器について、基
礎データ蓄積手段22に当該機器の使用水量のデータが
あるかどうかを判断する(ステップ4−3)。
【0039】他社の商品や受注品、古い機種等について
は、使用水量のデータが蓄積されていない場合も考えら
れるので、この場合には、性能やグレード等から類似機
種を特定し、この類似機種についての使用水量データの
有無を判断する(ステップ4−4)。類似機種は、メー
カや製造日等とは無関係に、あくまでも性能等から判断
するのが好ましい。類似機種の使用水量データが蓄積さ
れている場合は、次のステップに進み、蓄積されていな
い場合は終了する。
【0040】次いで、基礎データ蓄積手段22の中か
ら、既存の機器に対して節水効果のある代替機器の有無
を判断する(ステップ4−5)。代替可能な機器が複数
ある場合には、全ての機器のデータを表示手段又は節水
効果算出ステップに返す。予め、節水効果の高い上位か
ら任意の数の機器のデータのみを返すようにしたり、ユ
ーザが選択可能なように設計することもできる。また、
ユーザが施工業者等であれば、エンドユーザに提供する
情報等として、節水効果のある機器の有無、種類等だけ
が分かれば十分な場合もあるので、次の「節水効果算出
ステップ」に自動的に進むのではなく、ここまでで抽出
された情報を簡易診断の結果として表示手段29で表示
し、一旦ユーザの意向を確認するようにしても良い(図
面中に点線で示した表示イメージ参照)。これにより、
診断に要する時間を短縮できる。ユーザ情報の入力画面
に、簡易診断を希望するか否かの質問項目を設けても良
い。該当する代替機器がない場合には終了する。
【0041】終了する場合の表示態様としては、図示の
如く、節水診断ができなかった旨をその理由と共に表示
する(図面中に点線で示した表示イメージ参照)。ステ
ップ4−1及び4−2にて、既存の機器及び類似の機器
を特定できなかった場合には、他の特徴、より詳細な情
報を入力するよう促す記載も併せて表示するのが好まし
い。
【0042】図6及び図7に改善効果算出画面の一例を
示す。これらの画面は、ユーザから選択された改善効果
である節水効果を算出するためのものであり、前述した
ユーザ情報記憶手段21や基礎データ蓄積手段22から
自動的に必要なデータが所定の欄に送られてくることに
より、節水量、節水金額等の節水効果を自動的に算出で
きるように設計されている。例えば、上段の上・下水道
料金Fや、表中の(a)列〜(c)列の既存機器に関す
るデータは、ユーザ情報記憶手段21と基礎データ算出
手段22とを参照して、自動的に決定される。同様に、
表中の(a)列〜(c)列の代替機器に関するデータ
は、代替機器選択手段23と基礎データ算出手段22と
を参照して、自動的に決定される。なお、各機器種別
(洋風大便器、小便器等)の上段が既存の機器のデー
タ、下段が代替機器のデータを示している。女子トイレ
においては、図面では一部しか表示していないが、擬音
発生装置の有無によって(c)列の大便器の利用一回当
りの洗浄回数、ひいては洗浄水量(d)や年間使用量
(f)が大きく異なるため、節水効果の算出、代替機器
の提案に際して考慮するよう設計するのが好ましい。な
お、本算出画面では、前記した有給休暇取得率は考慮し
ていない。
【0043】ここで、既存の機器と、代替機器との性能
等の比較を簡単に説明する。まず、男子用、女子用の両
方に設置されている洋風大便器については、既存の便器
(品番B005)は使用水量13L/回と多くの水を使
用するタイプである(図4のテーブル3参照)。また、
大便/小便の切替もないことから、常に13Lの水を使
用することになり、特に女子用トイレにおいて節水の余
地が大きい。従って、代替機器としては、図4のテーブ
ル3から、B005以外の全ての便器が候補となるが、
節水効果には多少の差異が見られる。そこで、図6で
は、男子用トイレにおいては最も節水効果の大きいB0
01を、女子用トイレにおいては大小切替があるB00
2を代替機器の第一候補として提案する例を示した(女
子用トイレは図示省略)。ただ、何れの代替機器とも比
較的高価格であるため、後述するように、節水効果と初
期費用との関係を減価償却日数としてユーザに提示する
のが有効である。また、前記したように、代替機器の全
ての候補について節水効果等を算出して、夫々商品提案
書を作成しても良い。
【0044】次に、男子用の小便器については、機器の
性質上、使用水量は多くないが、使用頻度は高いという
特性がある。そのため、機器単体での節水効果は大きく
ないが、全体としては十分な節水効果が期待できる。そ
こで、図6では、既存の機器(A002)を使用水量の
少ない代替機器(A003)に交換することによって、
年間で3万L程度(大便器の節水量の約3倍)の節水が
可能な提案内容となっている。
【0045】次に、洗面器については、前記の小便器以
上に使用水量が少なく、利用頻度が高いという特性があ
る。特に、最近は、若年層を中心とした清潔志向の広が
りにより、男性でも頻繁に洗顔、歯磨き等をする人が増
えており、それに伴って、洗面器の利用頻度も更に高ま
る傾向にある。また、洗面器の使用水量は、付設されて
いる水栓金具の種別に大きく左右されるため、実際は洗
面器自体ではなく、水栓金具の代替機器の選択となる。
図4の基礎データ蓄積手段22のテーブルでは省略して
いるが、洗面器用の各種水栓金具の使用水量のデータも
蓄積されている。水栓金具の種別としては、大まかに、
水だけを吐水する単水栓と、湯と水とを混合して温水を
吐水する湯水混合栓とがあり、また、湯水混合栓として
は、湯と水の夫々のバルブを開閉してユーザが湯温を調
節する2バルブタイプと、レバー操作だけで湯温を調節
可能なシングルレバータイプとに分類される。更に、セ
ンサーを埋設して、ユーザが手を近づけた時にだけ吐水
する自動水栓もある。節水効果としては、自動水栓が最
も大きく、湯水を流すことなく湯温調節が可能なシング
ルレバータイプがそれに続く。そこで、図6では、既存
の機器(C001 2バルブタイプと仮定)を、自動水
栓を付設した代替機器(C002)に交換することによ
り、図中の(h)(i)列から明らかなように、最も大
きな節水効果を得ることができる。
【0046】このようにして、対象物件におけるトータ
ル年間節水率W、トータル年間節水量X、トータル年間
節水金額Yが節水効果として客観的に算出できる。本実
施例では、ビル内の特定のフロアにおける節水効果を算
出しているが、トイレが設置されているフロアの数を乗
じることにより、ビル全体の節水効果を容易に算出する
こともできる。勿論、フロア毎に設置されている機器の
種類、数が異なっていたり、利用人数、利用頻度等に大
きなバラツキがある場合には、各フロア毎に節水診断を
行う方が好ましいことは言うまでもない。なお、本実施
例では、利用者の利用頻度等の観点から節水効果を算出
するように設計しているので、基本的に機器の個数は考
慮していないが、個々の機器の稼働率等の観点から節水
効果を算出する場合には、設置個数を考慮する必要があ
る。この場合には、診断対象物件(フロアも含む)の常
勤者数等は考慮する必要がない。なお、本実施例でも、
施工費用は1個当りの費用で算出しているので、この限
りにおいて機器の設置個数を考慮している。
【0047】図7の改善効果算出画面では、同様に、必
要なデータがユーザ情報記憶手段21、基礎データ算出
手段22、及び代替機器選択手段23から夫々送られて
きている。ここでは、代替機器の価格に施工費を加えた
初期投資額(トータルコストC)を何年で回収できるか
という「減価償却期間Z」を算出できるように設計され
ている。具体的には、代替機器の価格c1と、代替機器
の取付費用c2及び既存の機器の取外し費用c3からな
る施工費用と、の合計額をトータルコストCとみなし、
これを何日で回収できるかを算出して、改善効果の一態
様としてユーザに提供するものである。ユーザは、正確
な減価償却期間Zを予め知ることにより、安心して改造
に踏み切ることができ、一方、メーカや施工業者サイド
としては、ユーザの改造意欲を刺激することができる。
なお、改造時、改造後のトラブルを未然に防止するた
め、施工費用、減価償却期間はあくまでも参考であり、
実際の施工費用等を保証するものではない旨を表示手段
29において表示するのが好ましい。
【0048】次に、図8、9の改善効果表示画面を説明
する。図8は、前記した年間節水量X、年間節水金額Y
等の節水効果を、グラフ作成手段30a、画像処理手段
30b等の商品提案書作成手段32を利用して、視覚的
にアピールする表示態様で表示したものである。特に、
ユーザが水回り機器に関する知識を有していない場合に
は、前記節水効果算出手段24で算出した節水効果に関
する数値データのみでは、節水効果を理解しにくいの
で、このような商品提案書の表示態様で節水効果をアピ
ールするのが極めて有効である。また、図示は省略した
が、画像処理手段30bを利用して、品番等の情報から
既存の機器と代替機器との画像も表示することにより、
節水効果と共に、商品のデザインやレイアウト等も具体
的にイメージでき、改造意欲をより刺激することができ
る。ここで、画像処理手段30bには、品番等で特定さ
れた機器の画像を基礎データ蓄積手段22から自動的に
取り込む機能の他に、商品提案書、またはユーザが指定
した特定の機器の画像をプリントアウトする機能も併有
するものであるのが好ましい。実際の商品提案書では、
節水率W、節水量X、節水金額Yや、トータルコストと
して、具体的な数値が表示されることは言うまでもな
い。
【0049】図9は、前記の減価償却期間算出手段26
で算出した減価償却期間Zをユーザに提供する商品提案
書の例を示す。トータルコストCと、償却日数Zをグラ
フ上に明記することにより、ユーザが改造に関して抱く
不安感、猜疑心を払拭するのに役立つ。実際の商品提案
書では、図8と同様に、トータルコストCや償却期間Z
として、具体的な金額、日数が表示される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ビルのオーナー等が省
エネのために既存の機器を交換しようとする場合に、交
換後の対象物件全体の省エネ効果や、費用対効果等を視
覚的に提示して提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の代替機器提案システムの一実施例を
示すブロック図である。
【図2】 同、フロー図である。
【図3】 同、ユーザ情報入力画面の例を示す図であ
る。
【図4】 同、基礎データ蓄積画面を示す図である。
【図5】 同、代替機器選択手段のフロー図である。
【図6】 同、節水効果算出画面を一部省略して示す図
である。
【図7】 同、減価償却期間算出画面を一部省略して示
す図である。
【図8】 同、商品提案書の一例を示す図である。
【図9】 同、商品提案書の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…ユーザ用端末 2…管理サーバー 11…ユーザ情報入力手段 21…ユーザ情報記憶手段 22…基礎データ蓄積手段 23…代替機器選択手段 24…節水効果算出手段 24a…節水量算出手段 24c…節水率算出手段 24b…節水金額算出手段 25…トータルコスト算出手段 25a…施工費用算出手段 26…減価償却期間算出手段 29…表示手段 32…商品提案書作成手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いた代替機器提案シス
    テムにおいて、入力された、既存の機器の機種、設置条
    件、使用条件、任意の改善効果等のユーザ情報を記憶す
    るユーザ情報記憶手段と、既存の機器又はそれと同等の
    機器を含む各種の機器の性能、価格等の基礎データを蓄
    積する基礎データ蓄積手段と、ユーザ情報及び基礎デー
    タに基づいて、既存の機器に対して前記任意の改善効果
    を奏する代替機器を選択する代替機器選択手段と、代替
    機器選択手段で得られた結果を、所定の表示態様で表示
    する表示手段と、を有することを特徴とする代替機器提
    案システム。
  2. 【請求項2】 コンピュータを用いた代替機器提案シス
    テムにおいて、入力された、既存の機器の機種、設置条
    件、使用条件等のユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶
    手段と、既存の機器又はそれと同等の機器を含む各種の
    機器の性能、価格等の基礎データを蓄積する基礎データ
    蓄積手段と、ユーザ情報及び基礎データに基づいて、既
    存の機器に対して所定の改善効果を奏する代替機器を選
    択する代替機器選択手段と、前記基礎データ蓄積手段に
    蓄積されている、代替機器選択手段で選択した代替機器
    の性能、価格等のデータ及びユーザ情報に基づいて、所
    定の改善効果を算出する改善効果算出手段と、代替機器
    選択手段及び/又は改善効果算出手段で得られた結果
    を、所定の表示態様で表示する表示手段と、を有するこ
    とを特徴とする代替機器提案システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の代替機器提案
    システムにおいて、前記基礎データ蓄積手段には、各種
    の機器の取付け、取外しに要する費用に関する施工費用
    データが蓄積され、ユーザ情報記憶手段に記憶された既
    存の機器の取外しに要する施工費用データ、及び代替機
    器選択手段で選択された代替機器の取付けに要する施工
    費用データに基づいて機器の代替に要する施工費用を算
    出する施工費用算出手段を有し、前記改善効果算出手段
    において、代替機器の性能、価格等のデータ、ユーザ情
    報、及び施工費用に基づいて、所定の改善効果を算出す
    る、ことを特徴とする代替機器提案システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の代替機器提案システム
    において、前記基礎データ蓄積手段に蓄積された代替機
    器の価格と、機器の代替に要する施工費用とから、機器
    の代替に要するトータルコストを算出するトータルコス
    ト算出手段と、該トータルコスト及び、前記所定の改善
    効果に基づいて、減価償却期間を算出する減価償却期間
    算出手段と、を有し、算出した減価償却期間を、前記表
    示手段によって所定の表示態様で表示する、ことを特徴
    とする代替機器提案システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の代替機器提案シ
    ステムにおいて、前記基礎データ蓄積手段に蓄積するデ
    ータとして、機器が設置される建物の用途別データ、男
    女別データ、地域別データ、機器の機種別データ、機器
    の利用態様別データを含むことを特徴とする代替機器提
    案システム。
  6. 【請求項6】 コンピュータを用いた代替機器提案シス
    テムにおいて、既存の機器の機種、設置条件、使用条件
    等のユーザ情報を入力するユーザ情報入力手段と、ユー
    ザ情報入力手段に双方向通信手段を介して接続されると
    共に、入力されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶
    手段と、既存の機器又はそれと同等の機器を含む各種の
    機器の性能、価格等の基礎データを蓄積する基礎データ
    蓄積手段と、ユーザ情報及び基礎データに基づいて、既
    存の機器に対して所定の改善効果を奏する代替機器を選
    択する代替機器選択手段と、基礎データ蓄積手段に蓄積
    されている、代替機器選択手段で選択した代替機器の性
    能、価格等のデータ及びユーザ情報に基づいて、所定の
    改善効果を算出する改善効果算出手段と、代替機器選択
    手段及び/又は改善効果算出手段で得られた結果を、所
    定の表示態様で表示する表示手段と、を有することを特
    徴とする代替機器提案システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを用いた代替機器提案方法
    において、既存の機器の機種、設置条件、使用条件等の
    ユーザ情報を入力する工程と、入力されたユーザ情報を
    記憶する工程と、ユーザ情報及び、既存の機器又はそれ
    と同等の機器を含む各種の機器の性能、価格等の基礎デ
    ータに基づいて、既存の機器に対して所定の改善効果を
    奏する代替機器を選択する工程と、代替機器選択工程で
    選択された代替機器の性能、価格等のデータ及び、記憶
    されているユーザ情報に基づいて、所定の改善効果を算
    出する改善効果算出工程と、代替機器選択工程および/
    又は改善効果算出工程で得られた結果を所定の表示態様
    で表示する工程と、を有することを特徴とする代替機器
    提案方法。
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