JP2002049487A - ブートドライブ切り替え方法 - Google Patents

ブートドライブ切り替え方法

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JP2002049487A
JP2002049487A JP2000233884A JP2000233884A JP2002049487A JP 2002049487 A JP2002049487 A JP 2002049487A JP 2000233884 A JP2000233884 A JP 2000233884A JP 2000233884 A JP2000233884 A JP 2000233884A JP 2002049487 A JP2002049487 A JP 2002049487A
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hdd
auxiliary storage
storage device
boot drive
boot
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JP2000233884A
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Makoto Kukida
真 久木田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】HDD-Mに格納されたプログラム内容の破壊、あ
るいはHDD-M自体の破壊時にはブートシーケンスは実行
不可能となるが、ユーザが異常を認識できるか、あるい
は全く故障を感じさせずにHDD-Sに自動的に切り替わり
ブート動作する。同時に管理者に通知する。 【解決手段】システム再起動時に画面16にHDD-M17の異
常を通知するか、自動的にHDD-S18に切り替えてブート
させる。また、BIOS13からLAN又はMODEM19の通信手段を
用いて、管理者に装置の設置場所IDを付加して異常発生
をメール等で伝達するプログラムをファイル21,22
内に追加する。また、メール伝達の際、リモートで復帰
できるか否か判断して通知する。HDD-S18をHDD-M17より
モータの回転時間を短くする。さらに、OS(APL)に、必
要なユーザファイルをHDD-M17からHDD-S18へコピーす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いた事務機やコンピュータ組み込み機器等に適用される
ブートドライブ切り替え方法に関し、特にシステムのブ
ート処理の途中でブートドライブまたは書き込まれてい
るプログラムに異常が発生した場合には、自動的に他の
ドライブに切り替えることが可能なブートドライブ切り
替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブート処理の途中でブート側
に設定されている一方の補助記憶装置(例えば、ハード
ディスクドライブ(HDD))に異常が生じたとき、自動的に
他方の補助記憶装置に切り替えて再立ち上げを行う方法
が提案されている(例えば、特開平11-7392号公報参
照)。すなわち、上記公報によれば、立上げ処理用プロ
グラムを格納する補助記憶装置を二重化しておき、メイ
ン側補助記憶装置の状態確認とサブ側補助記憶装置の状
態確認を並列に行って、メイン側補助記憶装置に障害が
あれば、サブ側をメイン側に切り替えて再立ち上げ、ま
たは再立ち下げを行うものである。しかしながら、この
方法では、ブートドライブ自体に異常が生じていたり、
書き込まれているプログラムに異常が生じていた場合に
は、立ち上げ時に失敗して、ブートドライブを切り替え
ることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のコン
ピュータにおいては、補助記憶を二重化する場合に、
単純なHDDの二重化であると、データのバックアップは
可能であるが、ブートドライブと指定されたHDDのブー
トプログラムが破壊されたり、ブートドライブと指定さ
れたHDDそのものが物理的に壊れた場合、システムの運
用は不可能になる、という問題点がある。また、上記
問題点が解決されたとしても(例えば、本願請求項1の
みの場合)、ユーザがBIOS(Basic Input/Output Syste
m)の設定を変更する必要があるため、組み込み機器等,
コンピュータを扱えないユーザが操作するような製品の
場合や、遠隔操作で使用する等,オペレータが近くにい
ないような使用法を前提とする製品の場合には、起動HD
Dの設定を手動で変更するのが困難であるという問題点
がある。また、遠隔操作で使用したり、ユーザがHDD-
M(メイン)が異常であるという警告表示を見逃す可能性
がある場合には、HDD-M(メイン)が異常である状態で使
用しつづけることになる、という問題点がある。また、
HDD-M(メイン)は物理的には正常で、単に操作ミス等
でHDD-M(メイン)のファイルが破壊したときには、HDD-S
(サブ)から同じファイルをコピーすれば復帰できる場合
があるが、その様な場合にも、わざわざサービスマンが
修理に赴く必要が生じていた、という問題がある。
【0004】さらに、上記問題点が解決されたとして
も(例えば、請求項1のみの場合)、HDD-M(メイン)が壊
れると、同じような時期にHDD-S(サブ)も壊れる可能性
がある、という点に問題がある。これは、HDDの特性
上、使用している時間が長いほど故障する確率が高くな
るからである。さらに、上記問題点が解決されたとし
ても(例えば、請求項1のみの方法の場合)、HDD-S(サ
ブ)に切り替わった時、物理的にHDD-M(メイン)が壊れて
いた場合、過去にHDD-M(メイン)に蓄積されたユーザデ
ータが利用できなくなる可能性が生じる、という問題点
がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、システムのブート処理途中でブートドライ
ブそのもの、またはそこに書かれたプログラムに異常が
生じ、ブートできない時にも、自動的に他のドライブに
切り替えて、システムを運用可能にして、可用性を向上
させるブートドライブ切り替え方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のブートドライブ切り替え方法では、正常に
OS、アプリケーションが起動したことをBIOSに伝達し、
かつ異常のときには、再起動してHDD-M(メイン)が異常
であることを画面表示し、また再起動が不可能のときに
は、システムにリセットをかける。以下、2台のHDDを
例に説明するが、本発明においては、HDDの台数は3台
以上の複数でも構わない。また、HDDに限らず、リムー
バブルメディア,フラッシュROM等のOSやアプリケーシ
ョンをブートするデバイス全般、さらに、それぞれの組
み合わせに関しても適用可能である。2台のHDDの両方
をブート可能なように、OSやアプリケーションをインス
トールしておく。また、どちらのHDDからブートするか
を起動時に変更できる機能をBIOSに持たせる。通常は、
片方のHDDからブートするように設定しておく。このHDD
をHDD−M(メイン)とし、もう片方のHDDをHDD-S(サ
ブ)とする。HDD−Mの中に、正常にOS,アプリケーショ
ンが起動したならば、BIOSに正常であることを伝える
(再起動中止コマンド)機能を組み込む。また、BIOSに
は、ブートシーケンスをスタートしてから、ある一定以
上の時間が経過したならば自動的にシステムを再起動
(ウォッチドッグタイマ)し、HDD-Mが異常であること
を画面表示等でユーザに通知する機能を組み込む。BIOS
単体でシステムの再起動が不可能な場合には、KBDコン
トローラ等,システムにリセットをかけられるようなコ
ントローラを用いて再起動をかける。さらに、HDD-Mが
異常であるという画面表示を出した後、ユーザが設定を
変更し、HDD-Sで再起動をかけられる機能を組み込む
(以上、第1の実施例、請求項1参照)。
【0007】請求項1の機能に加えて、HDD-Mに異常が
発生し、請求項1の方法で再起動した後、異常を表示す
るだけではなく、HDD-Sからブートするよう、BIOSが自
動的に設定を変更し、そのままHDD-Sからブートする機
能を組み込む(以上、第2の実施例、請求項2参照)。
請求項2の機能に加えて、異常が発生した時点で、BIOS
からLANまたはMODEM等の通信手段を用い、管理者に異常
発生をメール,またはその他の手段で伝達する機能を付
加する。または、HDD-Sの起動時にLANまたはMODEM等の
通信手段を用い、管理者に異常発生をメール,またはそ
の他の手段で伝達するプログラムを追加する。その際
に、装置の設置場所がわかるID、もしくは,あらかじめ
記憶しておいた住所等を送信する(以上、第3の実施
例、請求項3参照)。請求項3の構造に加えて、システ
ム情報を送信する機能を付加する。また、送信するだけ
ではなく、システム管理者がリモートでシステムの設定
やHDDの内容を変更できるような機能を付加する(以
上、第4の実施例、請求項4参照)。請求項1の機能に
加えて、HDD-SはHDD-Mよりもモータの回転している時間
が短くなるようにシステムを設定する(以上、第5の実
施例、請求項5参照)。請求項1の機能に加えて、OSま
たはアプリケーションプログラムに、必要なユーザファ
イル(データファイル)をHDD-MからHDD-Sにコピーする
機能を付加する(以上、第6の実施例、請求項6参
照)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1〜図3は、第1〜第6の実施
例に共通なコンピュータシステムの構成図および動作シ
ーケンスチャート(図2は正常動作、図3は異常動作)
である。 (第1の実施例)図1において、CPU11はシステム
全体を制御するプロセッサユニット、不揮発性RAM(1
2)は種々の重要なデータを記憶しておくための電源O
FFの場合でも記憶内容が保持されるRAM、BIOS ROM
(13)はOS中のハードウェアに依存する制御部分、例
えばディスプレイ、キーボード、フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスクなどを含む制御データを
記憶するプログラムを記憶する読出専用メモリ、RAM(1
4)は通常のデータを記憶する読出書込み共用のメモ
リ、表示I/F(15)は表示画像データをパラレル・シリ
アル変換するインタフェース、LCP又はCRT(16)は液
晶ディスプレイ又はCRTを用いた表示装置、HDD-M HDDC
(17)はメインハードディスクのコントローラ、HDD-
S HDDC(18)はサブハードディスクのコントローラ、
LAN又はMODEM I/F(19)はローカルエリアネットワー
ク又はモデムのインタフェースであって、外部との交信
を行う。キーボードコントローラ(20)はキーボード
の入出力を制御するコントローラ、キーボード(23)
は文字、数字、記号などを入力する入力装置、外部記憶
装置(21)(22)はいずれもハードディスクコント
ローラ(17)(18)に接続され、IPL,OS,APL,DATA
の読書きを行うための記憶ファイルである。
【0009】まず、HDD-M(17)、又はそこに記憶さ
れたプログラムに異常があり、OSのブートとアプリケー
ションの実行に失敗し、HDD-S(18)でブートさせる
方法について説明する。 〔1〕図3-Aにおいて、電源が投入され、BIOSのPOSTが
実行される。 〔2〕図3-Bの時点でPOSTが終了し、図1の不揮発性RA
M(12)を参照し、ブートするドライブを決定する。
ここでは、HDD-M(17)であるとする。 〔3〕HDD-Mコントローラ(17)の制御の下にファイ
ル(21)のIPLを図1のRAM上にロードし、OSをブート
する。同時に、BIOS(13)はウォッチドッグタイマを
スタートさせる。 〔4〕HDD-M(17)およびファイル(21)に異常が
あり、図3のXの時点で処理がストップしたとする。 〔5〕この時ブート処理がストップしたため、BIOS(1
3)に再起動中止コマンドが発行されない状態となって
いる。 〔6〕その間、ウォッチドッグタイマが進み、図3-Cの
時点でカウンタがオーバーフローしたとする。 〔7〕BIOSはそれを受けて、不揮発性RAM(12)にHDD
-M(17)からのブート失敗をしたというフラグを立
て、システムを再起動する。BIOS(13)でウォッチド
ッグタイマ、システム再起動の機能の実現が不可能な場
合、キーボードコントローラ(20)等により、この機
能を実現する。 〔8〕図3-Dにおいて、BIOS(13)は不揮発性RAM
(12)内にあるHDD-M(17)からのブートが失敗し
たかどうかのフラグをチェックする。
〔9〕フラグが立っているため、画面にHDD-M(17)
が異常であることのメッセージを表示する。 〔10〕そこでユーザがHDD-S(18)での起動を希望
した場合、ブートHDDをHDD-M(17)からHDD-S(1
8)に変更し、HDD-S(18)からブートする。この場
合、図3-Eでブート処理が終了したため、再起動中止コ
マンドが発行される。
【0010】次に、HDD-M(17)から通常どおり、ブ
ートが成功した場合を説明する。 〔11〕図2-Aにおいて、電源が投入され、BIOS(1
3)のPOSTが実行される。 〔12〕図2-Bの時点でPOSTが終了し、図1の不揮発性
RAM(12)を参照し、ブートするドライブを決定す
る。ここでは、HDD-M(17)であるとする。 〔13〕HDD-M(17)に接続されたファイル(21)
からIPLを図1のRAM(14)上にロードし、OSをブート
する。同時に、BIOS(13)はウォッチドッグタイマを
スタートさせる。 〔14〕HDD-M(17)から正常にブート処理が成功
し、図2-Cの時点でOSまたはアプリケーションからBIOS
(13)に対して、再起動中止コマンドが発行される。 〔15〕BIOS(13)は再起動中止コマンドが発行され
た為、ウォッチドッグタイマをストップし、再起動動作
を中止する。なお、図1において、HDD-M(17),HDD-
S(18)を2つのハードディスクコントローラに分け
て接続しているが、これは、一つのハードディスクコン
トローラにマスター/スレーブの形式で接続されていて
も動作としては同じである(以上、請求項1)。
【0011】(第2の実施例)上記第1の実施例におい
て、上記段落番号
〔0009〕の
〔9〕ところで、メッ
セージを表示するだけではなく、自動的にブートドライ
ブをHDD-M(17)からHDD-S(18)に切り替えて、そ
のままHDD-S(18)からブートする機能をBIOS(1
3)に持たせる。この機能動作を実現するのが第2の実
施例である。これにより、HDD-M(17)からのブート
に失敗した時点で、自動的にHDD-S(18)からブート
することができる。これにより、ユーザの操作が全く不
要になるので、例えば遠隔操作で使用するシステムの場
合には、可用性が大きく向上する。また、外から見る
と、故障ではなく正常に動作しているように見えるの
で、信頼性も向上する(以上、請求項2)。
【0012】(第3の実施例)第3の実施例では、二つ
の方法が考えられる。 (イ)前記第1の実施例の段落番号
〔0009〕の
〔9〕のところで、BIOS(13)が図1のLANまたはMOD
EMの機能を用い、システム管理者にHDD-M(17)が異
常であることを通知する。 (ロ)BIOS(13)ではなく、HDD-S(18)からブー
トする途中に、図1のLANまたはMODEMの機能を用い、シ
ステム管理者にHDD-M(17)が異常であることを通知
するプログラムを追加し、それを用いて通知する。これ
を実現する手段としては、HDD-S(18)からOSをブー
トした後、OSの機能を利用したプログラムを追加し、LA
N経由で、またはダイヤルアップネットワーク等の方法
で、メールを送信する方が容易である。なお、どちらの
方法にしても、一度、システム管理者に異常を通知した
後は、HDD-S(18)からブートするたびに異常を通知
し続けることのないように、フラグによる制御が必要で
ある。また、HDD-S(18)の中に異常であることを通
知するプログラムを追加する場合に、ユーザが手動でブ
ートディスクをHDD-M(17)からHDD-S(18)に切り
替えたときに、誤ってシステム管理者に通知しないよう
に、不揮発性メモリ(12)内のHDD-Mブート失敗フラ
グを参照し、通知するか否かを判断しなければならない
(以上、請求項3)。
【0013】(第4の実施例) (イ)HDD-M(17)が物理的に壊れたか否かの診断プ
ログラムブートやアプリケーションに必要なシステムフ
ァイルが壊れたか否かの診断プログラム等の診断プログ
ラムを自動的に実行し、その結果やHDD-M(17)の空
き容量サーフェースチェック,ユーザファイルが壊れて
いないか等の情報を送信する機能を付加する。 (ロ)また、送信するだけではなく、システム管理者が
リモートでHDD-S(18)からHDD-M(17)にファイル
をコピーしたり、その他、システムの設定やHDDの内容
を変更できるような機能を付加する(以上、請求項
4)。
【0014】(第5の実施例)近年のHDDは、一定時間
以上アクセスがない場合には、自動的にモータを停止
し、アクセスがあると回転安定時間だけ待った後に、ア
クセス可能となる。その機能を用い、BIOS(13)はシ
ステムが起動したならば最短時間でモータを停止するよ
うHDD-S(18)を設定する。その後、HDD-S(18)へ
のアクセスがあったならば、HDD-S(18)は直ちに通
常動作に復帰するが、一定時間以上アクセスがない場
合、再度パワーダウンモードへ移行する。HDD-M(1
7)にインストールしたアプリケーション、OSはできる
限りHDD-S(18)にはアクセスしないように設定する
(以上、請求項5)。
【0015】(第6の実施例)本実施例においては、第
1の実施例(請求項1)の機能に加えて、OSまたはアプ
リケーションプログラムに必要なユーザファイル(デー
タファイル)をHDD-M(17)からHDD-S(18)にコピ
ーする機能を付加したものである。コピーそのものは、
通常のファイルコピーと考えればよい。コピーするタイ
ミングとしては、以下のものが考えられる。 (イ)バックアップコピーアイコン等を用意し、ユーザが
任意の時期に行う。 (ロ)ある時間間隔を置いて、システムが自動的に行う。 (ハ)通常の業務終了後、システムをシャットダウンさせ
る時に、自動的に行う。 (ニ)HDD-M(17)に書きこむ時、同時にHDD-S(18)に
書き込む。これらのタイミング以外の方法でも構わな
い。システムの用途により、最適なタイミングを選択す
べきである(以上、請求項6)。HDD-M(17)が故障
して、HDD-S(18)からブートした時に、HDD-M(1
7)でシステムを運用していたある時点までのデータが
HDD-S(18)にもコピーされているため、そこまでの
データを基にしてシステムを運用することが可能にな
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施例(請求項1)によれば、HDD-Mに含まれるプログラ
ムの内容が壊れたり、HDD−Mが物理的に壊れたりした場
合には、ブートシーケンスを途中までしか実行できず、
あるいは全く実行できず、BIOSにシステムが正常である
という通知が届かないため、一定時間以上経過した時点
で自動的にシステムが再起動する。その際に、画面表示
等でユーザがHDD-Mが異常であることを認識できる為、
ユーザはブートさせるHDDをBIOSの設定を変更すること
により、HDD-MからHDD-Sに切り替えることが可能とな
る。また、HDD-Sには、MDD-Mと同じOSとアプリケーショ
ンをインストールしてある為、ユーザはそのままコンピ
ュータを使用することができる。また、この方法では、
全てをソフトウェアで行うため、特別なハードウェアを
必要としないので、実現の際のコストが安価である。さ
らに、再起動中止コマンドをOSの起動プロセスに組み込
む場合、アプリケーションに手を加える必要が無く、DO
SのAUTOEXEC.BATファイルやWINDOWS(登録商
標)98のスタートアップに追加するだけでよいため、
手間がかからない。また、アプリケーションの中に組み
込む場合、起動が最終的に終了する部分に組み込めば、
アプリケーションプログラムが破壊されていないか否か
の判別にも用いられるため、システムの信頼性が向上す
る、という効果もある。
【0017】また、本発明の第2の実施例(請求項2)
によれば、HDD-Mから正常に起動できず、一定時間以上
経過したならば、自動的にシステムがリブートし、HDD-
Sから起動するため、ユーザの操作が不要となる。その
結果、遠隔操作で使用するようなシステムの場合、可用
性が向上する。また、コンピュータとして用いるのが本
来の目的ではなく、事務機のコントローラやFAのコント
ローラ等,コントローラとして動作するのが目的であ
り、エンドユーザからは隠されて使用される用途の場
合、HDD-Mが故障してもHDD-Sに自動的に切り替わり、外
から見たら故障ではなく正常に動作しているように見え
るため、ユーザが本来求めている機能が停止しないた
め、信頼性も向上していると言える。また、本発明の第
3の実施例(請求項3)によれば、HDD-Mに異常が発生
し、自動的にHDD-Sに切り替わった時に、システム管理
者にLANまたはMODEM等のリモート回線を用いて異常を伝
達する為、速やかにサービスマンが設置場所に修理に赴
くことが可能となる。
【0018】また、本発明の第4の実施例(請求項4)
によれば、システム管理者は異常が起きたことを知らせ
るメールで、その故障がリモートで復帰できる程度か否
かを判断でき、リモートで復帰できる場合には修理に赴
くことが必要なくなるため、時間とコストの節約とな
る。また、本発明の第5の実施例(請求項5)によれ
ば、HDDの寿命は稼動部の磨耗,ごみ等の影響が大きい
ので、HDD-Sのモータをできるだけ停止するようにHDD、
OS、アプリケーションを設定することにより、HDD-Mよ
りもHDD-Sが停止している時間の方を長く取ることがで
きる。その為に、HDD-Mが寿命となり故障を起こして
も、HDD-Sは寿命までの時間がかなり残された状態とな
る。その結果、システムはHDD-Sによりしばらくの間、
稼動することができ、修理までの時間に余裕ができる。
さらに、本発明の第6の実施例(請求項6)によれば、
HDD-Mが故障し、HDD-Sからブートした時には、HDD-Mで
システムを運用していた時点までのデータがHDD-Sにも
コピーされているため、そこまでのデータを基にシステ
ムを運用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンピュータシステム
の全体構成図である。
【図2】本発明による通常動作のブートドライブ切り替
え方法を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明による異常動作のブートドライブ切り替
え方法を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
11…CPU、12…不揮発性RAM、13…BIOS
ROM、14…RAM、15…表示I/F、16…L
CD又はCRT、17…HDD−M HDDC、18…
HDD−S HDDC、19…LANor MODEM
I/F、20…キーボードコントローラ、21,22
…外部記憶ファイル、23…キーボード、24…通信回
線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台の補助記憶装置に、ブー
    トが可能なようにOSまたはアプリケーションをインス
    トールしておくブートドライブ切り替え方法であって、 通常は予め定めた側の補助記憶装置からブートするよう
    に設定しておき、かつブートする側を起動時に変更でき
    るようにし、 ブートする側の補助記憶装置内に、正常にOS,アプリ
    ケーションが起動したときには再起動中止コマンドを発
    行するプログラムを組み込み、 また、ブート動作を開始してから予め定めた時間が経過
    したとき、システムを自動的に再起動させ、ブートする
    側の補助記憶装置が異常であることを画面表示で通知す
    ることを特徴とするブートドライブ切り替え方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブートドライブ切り替
    え方法において、 前記システム再起動時には、ブートする側の補助記憶装
    置が異常であることを画面表示すると同時に、他側の補
    助記憶装置からブートするように自動的に設定を変更す
    ることを特徴とするブートドライブ切り替え方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブートドライブ切り替
    え方法において、 前記システム再起動時には、ブートする側の補助記憶装
    置が異常であることを画面表示すると同時に、LANま
    たはMODEMなどの通信手段を用いて異常発生をメー
    ル,その他の手段で装置の設置場所を示すIDを付加し
    て、管理者に伝達するか、あるいは伝達するプログラム
    を追加することを特徴とするブートドライブ切り替え方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のブートドライブ切り替
    え方法において、 前記システム再起動時には、ブートする側の補助記憶装
    置が物理的に破壊されたか否かを診断するプログラム、
    ブートおよびアプリケーションに必要なシステムファイ
    ルが破壊されたか否かを診断するプログラムを実行し、
    かつ上記診断結果およびブートする側の補助記憶装置の
    空き容量サーフェースチェック、ユーザファイルが破壊
    されていないかのチェックの結果情報を管理者に送信
    し、 他側の補助記憶装置から上記ブートする側の補助記憶装
    置にファイルをコピーし、システム設定あるいは補助記
    憶装置の内容を変更することを特徴とするブートドライ
    ブ切り替え方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のブートドライブ切り替
    え方法において、 前記ブートする側の補助記憶装置を起動時に変更する際
    に、変更される補助記憶装置に対して、モータの回転時
    間が通常時にブートする側の補助記憶装置のモータ回転
    時間よりも短くなるように設定しておくことを特徴とす
    るブートドライブ切り替え方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のブートドライブ切り替
    え方法において、 前記ブートされるOSあるいはアプリケーションプログ
    ラムに、必要なユーザファイルをブートする側の補助記
    憶装置から起動時に変更される補助記憶装置にコピーす
    るコマンドを付加しておくことを特徴とするブートドラ
    イブ切り替え方法。
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