JP2002049378A - 音楽配信システム、データ処理装置、及び記録媒体 - Google Patents

音楽配信システム、データ処理装置、及び記録媒体

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JP2002049378A
JP2002049378A JP2000237285A JP2000237285A JP2002049378A JP 2002049378 A JP2002049378 A JP 2002049378A JP 2000237285 A JP2000237285 A JP 2000237285A JP 2000237285 A JP2000237285 A JP 2000237285A JP 2002049378 A JP2002049378 A JP 2002049378A
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music data
music
terminal device
distribution
server
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JP2000237285A
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Yoshito Yamaguchi
善登 山口
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信(販売)対象として登録した曲(音楽デ
ータ)の創作者(ミュージシャン)に、その曲に対する
聴き手(購入)側の評価を具体的に判断するための情報
を提供できる音楽配信システムを提供する。 【解決手段】 曲サーバー102は、インターネット1
04を介して接続された端末装置104のユーザを対象
に、曲データの販売を請け負ったり、販売を請け負った
曲データを販売(配信)するサービスを提供する。その
一方では、販売を請け負った曲データ毎に、その販売
(ダウンロード)回数、及び試聴回数をカウントし、試
聴者から寄せられたコメントを保存する。カウントした
販売回数や試聴回数、更には試聴者から寄せられたコメ
ントは、端末装置104のユーザからの要求に応じて提
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続された複数の端末装置を対象にして、音楽データの登
録、及びその配信を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、自身が作曲した曲を歌って成功を収めているミュー
ジシャンが多く輩出されていることもあって、作曲した
曲を売り込みたい、又はプロフェッショナル(以降、プ
ロと略記する)のミュージシャンとなって有名になりた
い(成功を収めたい)、というような願望を持つ人が多
くなっている。しかし、マス・コミニュケーション(以
降、マスコミと略記する)やレコード会社などの業界関
係者は、有名か、或いは実績がある人以外は相手にしな
いのが普通である。このため、業界関係者から相手にさ
れていない人は、願望を実現させるために自分から行動
しなければならない。
【0003】願望を実現させるための行動としては、自
費でCDを作成して配布(販売を含む)したり、街頭な
どに出て演奏を行ったり、或いはコンテストなどに参加
するといったようなものがある。しかし、それらの行動
は何れも、人に多大の労苦を強いるだけで、その見返り
は殆ど見込めないのが実情である。このため、殆どの場
合、たとえ広く世間に認められるべき才能のある人(ミ
ュージシャン)でも、世間に認められる前に労苦に耐え
られなくなって自分の願望を諦めてしまうようなことに
なっていた。
【0004】レコード会社などでは、才能のあるミュー
ジシャンを探し出すことは利益を上げるために重要なこ
とである。しかし、才能があっても売れないミュージシ
ャンも多く、経験豊富な業界関係者でも売れるかどうか
の見極めは非常に難しいのが実情である。売り出すため
に膨大な費用をかけるのが普通であることから、安易に
ミュージシャンを売り出すことができないという事情も
ある。これらのことから、レコード会社などでは、ミュ
ージシャンのスカウトにある程度、慎重にならざるを得
ない。そのために、自分の願望を実現させようとするミ
ュージシャンにとっては、実績を築くのが重要なことに
なっている。
【0005】近年、インターネットは、グローバルな情
報インフラストラクチャとして急速に発展している。そ
の発展に伴い、現在では、インターネットは様々な形で
利用されている。例えば音楽の分野では、曲のデータ
(音楽データ)を配信するサイトが開設されており、そ
のサイトにアクセスしたユーザは、インタラクティブに
所望の曲の音楽データを随時、ダウンロードして再生す
ることができるようになっている。このような状況か
ら、ミュージシャンを対象として、自作した曲(音楽デ
ータ)の売買をネットワーク(インターネット)上で行
うのを請け負うビジネス(以降、便宜的にネット販売請
負ビジネスと呼ぶ)が考えられる。例えば業者がミュー
ジシャン自作の曲(音楽データ)を募集してホームペー
ジ(以降、HPと略記する)上に掲示し、その音楽デー
タを有料で希望者にダウンロード(配信)し、それによ
る売り上げを業者とミュージシャンとで分配する、とい
う形のビジネスが考えられる。
【0006】上記のビジネスでは、ミュージシャンは曲
を登録することで、そのミュージシャンだけでなく、業
者も収入を得ることができる。登録した曲が良く売れれ
ば(高い売上額を達成すれば)、ミュージシャンは自分
の実力を実証する形となる。このため、ミュージシャン
にとっては、実績を築く場として、そのビジネスを利用
できることになる。
【0007】そのビジネスを利用するミュージシャン
は、曲登録の手続きを行うことで、自作の曲を売ること
ができ、それを売るための労苦から開放される。その反
面では、聴き手(購入希望者)側の曲に対する評価がど
のようなものであるかを、その曲の創作者であるミュー
ジシャンは具体的に知ることができない。登録した曲の
売上額から曲の評価の高さを判断することはできても、
どのようなところが評価されているのかまでは判断する
ことができない。
【0008】一流のミュージシャンとなるには、自分の
主張を頑なに貫くという強固な意思を持つだけでなく、
その時の時流に迎合する柔軟性も持たなければならな
い。しかし、上述したようなネット販売請負ビジネスで
は、創作者であるミュージシャン側と買い手側の距離が
遠く、買い手側の反応をミュージシャンは具体的に知る
ことができない。このことから、ミュージシャンにとっ
て、登録した曲の評価内容を判断するうえでの材料とな
る情報を提供することは、独りよがりとなるのを防ぎつ
つ、実績を築いたり自身の願望を実現させようとするう
えで非常に重要なことであると考えられる。
【0009】本発明の課題は、配信(販売)対象として
登録した曲(音楽データ)の創作者(ミュージシャン)
に、その曲に対する聴き手(購入)側の評価を具体的に
判断するための情報を提供できる音楽配信システムを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1〜第4の態
様の音楽配信システムは、共に、ネットワークを介して
音楽データの配信を行うことを前提とし、以下の構成を
有する。第1の態様の音楽配信システムは、音楽データ
を配信するサーバー、及び該サーバーとネットワークを
介して通信可能な複数の端末装置、を有し、複数の端末
装置を構成する端末装置は、サーバーに配信対象として
音楽データの登録を依頼する登録依頼者、或いはサーバ
ーから音楽データの配信を希望する配信希望者によって
使用され、サーバーは、登録依頼者の使用する端末装置
から送信された音楽データを受信し配信対象として登録
する音楽データ登録手段と、配信対象として登録されて
いる音楽データ、或いは該音楽データの試聴用音楽デー
タを、配信希望者の使用する端末装置からの要求に応じ
て配信する音楽データ配信手段と、音楽データ登録手段
が登録依頼者の使用する端末装置から受信して登録した
音楽データ毎に、音楽データ配信手段が該音楽データを
配信した第1の回数、及び該音楽データ配信手段が該音
楽データの試聴用音楽データを配信した第2の回数をそ
れぞれ計数する計数手段と、を具備する。
【0011】第2の態様の音楽配信システムは、上記第
1の態様の構成に加えて、上記サーバーは、計数手段が
計数した第1、及び第2の回数を掲示する回数掲示手段
を、更に具備する。第3の態様の音楽配信システムは、
音楽データを配信するサーバー、及び該サーバーとネッ
トワークを介して通信可能な複数の端末装置、を有し、
複数の端末装置を構成する端末装置は、サーバーに配信
対象として音楽データの登録を依頼する登録依頼者、或
いはサーバーから音楽データの配信を希望する配信希望
者によって使用され、サーバーは、登録依頼者の使用す
る端末装置から送信された音楽データを受信し配信対象
として登録する音楽データ登録手段と、配信対象として
登録されている音楽データ、或いは該音楽データの試聴
用音楽データを、配信希望者の使用する端末装置からの
要求に応じて配信する音楽データ配信手段と、音楽デー
タ登録手段が端末装置から受信して登録した音楽データ
に対するコメントの入力を求める画面を配信希望者の使
用する端末装置に送信することにより、配信希望者が入
力のコメントを、端末装置から受信して登録した音楽デ
ータ毎に取得するコメント取得手段と、を具備する。
【0012】第4の態様の音楽配信システムは、上記第
3の態様の構成に加えて、上記サーバーは、コメント取
得手段が取得したコメントを掲示するコメント掲示手段
を、更に具備する。本発明の第1、及び第2の態様のデ
ータ処理装置は、共に、ネットワークを介して音楽デー
タの配信を行うシステムで複数の端末装置を対象に音楽
データを配信するサーバーとして用いられることを前提
とし、以下の手段を具備する。
【0013】第1の態様のデータ処理装置は、複数の端
末装置を構成する端末装置から送信された音楽データを
受信し配信対象として登録する音楽データ登録手段と、
配信対象として登録されている音楽データ、或いは該音
楽データの試聴用音楽データを、複数の端末装置のなか
で配信を要求してきた端末装置に配信する音楽データ配
信手段と、音楽データ登録手段が登録依頼者の使用する
端末装置から受信して登録した音楽データ毎に、音楽デ
ータ配信手段が該音楽データを配信した第1の回数、及
び該音楽データ配信手段が該音楽データの試聴用音楽デ
ータを配信した第2の回数をそれぞれ計数する計数手段
と、を具備する。
【0014】第2の態様のデータ処理装置は、複数の端
末装置を構成する端末装置から送信された音楽データを
受信し配信対象として登録する音楽データ登録手段と、
配信対象として登録されている音楽データ、或いは該音
楽データの試聴用音楽データを、複数の端末装置のなか
で配信を要求してきた端末装置に配信する音楽データ配
信手段と、音楽データ登録手段が端末装置から受信して
登録した音楽データに対するコメントの入力を求める画
面を配信希望者の使用する端末装置に送信することによ
り、配信希望者が入力のコメントを、端末装置から受信
して登録した音楽データ毎に取得するコメント取得手段
と、を具備する。
【0015】本発明の第1、及び第2の態様の記録媒体
は、共に、ネットワークを介して音楽データの配信を行
うシステムで複数の端末装置を対象に音楽データを配信
するサーバーとして用いられる装置が読み取り可能なも
のであり、以下のようなプログラムを記録している。
【0016】第1の態様の記録媒体は、複数の端末装置
を構成する端末装置から送信された音楽データを受信し
配信対象として登録する音楽データ登録手段と、配信対
象として登録されている音楽データ、或いは該音楽デー
タの試聴用音楽データを、複数の端末装置のなかで配信
を要求してきた端末装置に配信する音楽データ配信手段
と、音楽データ登録手段により登録依頼者の使用する端
末装置から受信して登録した音楽データ毎に、音楽デー
タ配信手段により該音楽データを配信した第1の回数、
及び該音楽データ配信手段が該音楽データの試聴用音楽
データを配信した第2の回数をそれぞれ計数する計数手
段と、を実現させるプログラムを記録している。
【0017】第2の態様の記録媒体は、複数の端末装置
を構成する端末装置から送信された音楽データを受信し
配信対象として登録する音楽データ登録手段と、配信対
象として登録されている音楽データ、或いは該音楽デー
タの試聴用音楽データを、複数の端末装置のなかで配信
を要求してきた端末装置に配信する音楽データ配信手段
と、音楽データ登録手段により端末装置から受信して登
録した音楽データに対するコメントの入力を求める画面
を配信希望者の使用する端末装置に送信することによ
り、配信希望者が入力のコメントを、端末装置から受信
して登録した音楽データ毎に取得するコメント取得手段
と、を実現させるプログラムを記録している。
【0018】本発明では、端末装置から送信された音楽
データ(曲データ)を受信して配信対象として登録し、
登録した音楽データ毎に、それを配信した回数(販売
(ダウンロード)回数)、及びその試聴用の音楽データ
を配信した回数(試聴回数)をカウントする。
【0019】それぞれカウントした回数は、試聴はされ
るが売れないのか、試聴もされないか、といった音楽デ
ータに対する購入者側の評価を具体的に判断するうえで
の貴重な情報となる。それにより、それを音楽データの
創作者(演奏者、或いは作曲者などであるミュージシャ
ン)にフィードバックした場合には、より良い曲を作る
うえでの手助けとなる。ミュージシャンをスカウトする
ような立場の人にとっても、それはスカウトを行うか否
か判断するうえで貴重な情報となる。
【0020】本発明では、端末装置から送信された音楽
データ(曲データ)を受信して配信対象として登録し、
登録した音楽データ毎に、音楽データに対するコメント
を買い手側から受け付けて取得する。そのコメントは、
音楽データに対する購入者側の声(要望や感想、意見、
或いは分析結果、など)であり、音楽データの創作者は
世間から認められようと望むのであればその声を無視す
ることはできない。このことから、そのコメントを音楽
データの創作者にフィードバックした場合には、より良
い曲を作るうえでの手助けとなる。ミュージシャンをス
カウトするような立場の人にとっても、それはスカウト
を行うか否か判断するうえで貴重な情報となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実
施の形態による音楽配信システムの構成を示す図であ
る。そのシステムは、図1に示すように、インターネッ
ト101と接続された端末装置104のユーザを対象に
して、音楽データ(以降、曲データと呼ぶことにする)
の販売を請け負い、販売を請け負った音楽データを配信
するサービスを提供するものである。そのサービスを提
供する音楽サイトを開設するために、曲サーバー10
2、及び課金サーバー103が設置されている。その曲
サーバー102は、インターネット101を介して接続
された端末装置104からの要求に応じて、音楽データ
の配信(販売)、或いはその登録を行う。他方の課金サ
ーバー103は、曲データ売買上の決済を行う。なお、
インターネット101に接続された端末装置104は、
例えばパーソナル・コンピュータ(以降、PCと略記す
る)、携帯情報端末装置、或いは携帯電話機、などであ
る。
【0022】課金サーバー103は、専用線105で複
数の金融機関(に設置されたサーバー)106と接続さ
れている。その金融機関106は、銀行、或いはクレジ
ット会社などである。それにより、曲データ売買上の決
済は、複数の金融機関106のうちの何れかを介して行
うようになっている。
【0023】図2は、上記曲サーバー102に搭載の記
録媒体に記録された内容を説明する図である。記録媒体
に記録された内容のなかで、端末装置104のユーザに
対してサービスを提供するうえで特に重要なものを抜粋
して概念的に表したものである。なお、その記録媒体
は、例えばハードディスク装置に格納されたハードディ
スクである。
【0024】図2に示す曲データエリアは、配信対象と
する曲データ毎に、それに係わるデータが格納されるエ
リアである。そのデータとして、曲名(タイトル)、曲
データを格納したファイル(曲ファイル)、創作者名
(主に演奏者名、或いは作曲者名が対応)、課金情報、
創作者からのメッセージであるPR(Public Relation
s)、曲データを試聴した人(試聴者)からのコメン
ト、ダウンロード(配信)回数、及び試聴回数、などの
項目があり、それらのデータが曲データ毎に格納されて
いる。課金情報としては、図3に示すように、名前、住
所、メールアドレス(e−mail)、及び口座名、な
どが格納されている。
【0025】図2に示す画面データエリアには、図4に
示すように、曲サーバー102が端末装置104に送信
する各種画面データ(それぞれは例えばHTMLデータ
である)が格納されている。その画面データとしては、
初期メニュー画面、登録条件提示画面、登録画面、曲転
送画面、評判画面、コメントを見る画面、曲なし通知画
面、曲リスト画面、課金画面、試聴画面、コメント入力
画面、他のコメントを見る画面、などのものが用意され
ている(図5〜図17参照)。なお、試聴画面、曲リス
ト画面、コメントを見る画面、他のコメントを見る画
面、及び評判画面は、その内容が随時、更新される画面
である。試聴画面、コメントを見る画面、及び他のコメ
ントを見る画面などは、特には図示していないが、曲デ
ータ毎に用意されている。
【0026】以上の構成において、動作を説明する。こ
こでは、説明上、便宜的に、曲サーバー102は販売を
請け負った曲データのみを配信(ダウンロード)すると
の前提で説明を行うことにする。端末装置104は、例
えばダイヤルアップによって公衆回線を介してインター
ネット101との接続サービスを行っているISP(In
ternet Service Provider )と接続させた後、曲サーバ
ー102のURLを指定して接続を指示することでその
サーバー102と接続(リンクが確立)される。サーバ
ー102は、そのURLを指定してアクセスしてきた端
末装置104に図6に示す初期メニュー画面をハードデ
ィスクから読み出して送信する。
【0027】その初期メニュー画面には、「登録」、
「購入」、「評判」、及び「終了」の各種アイコンが配
置されている。「登録」アイコンは、曲データを曲サー
バー102に送信して、配信(販売)対象として登録す
るサービスの提供を要求するためのものであり、「購
入」アイコンは、曲データの購入に係わるサービスの提
供を要求するためのものである。「評判」アイコンは、
配信対象として登録された曲データに対する購入(買い
手)側の評判を確認することに関するサービスの提供を
要求するためのものである。最後の「終了」アイコン
は、曲サーバー102へのアクセスの終了を指示するた
めのものである。
【0028】そのようなアイコンが配置された初期メニ
ュー画面を受信した端末装置104のユーザは、それら
のアイコンのなかから一つをクリックすることで、所望
のサービスの提供を曲サーバー102に対して要求す
る。他方の曲サーバー102は、端末装置104からの
要求に応じて、随時、送信すべき画面をハードディスク
から読み出すか、或いは作成してその端末装置104に
送信する。そのようにして、画面上で要求を行い、それ
に応じて曲サーバー102から送信されてくる別の画面
上で更に別の要求を行うといったことを繰り返すことに
より、端末装置104のユーザは曲サーバー102から
所望のサービスを受けるようになっている。本実施の形
態では、その要求を画面上で行っていくことに伴い、端
末装置104が表示装置(CRT、或いはLCD、な
ど)上に表示する画面は図5に示すように推移していく
ようになっている。
【0029】次に、図18〜図34に示す各種フローチ
ャート、及び図6〜図17に示す説明図を参照して、上
記サービスの提供を実現させる端末装置104、曲サー
バー102、及び課金サーバー103の動作、そのサー
ビスの内容について詳細に説明する。
【0030】図18〜図26は、上記端末装置104が
実行する処理を示すフローチャートである。始めに、図
18〜図26を参照して、端末装置104の動作につい
て詳細に説明する。なお、図18〜図26に示す各種フ
ローチャートは、例えば端末装置104に搭載されたC
PUが、そのハードディスク装置のハードディスクに格
納されたOS(オペレーティング・システム)、及びブ
ラウザを実行することで実現される。
【0031】図18は、曲サーバー102にアクセスす
るために端末装置104が実行する処理の流れを示すフ
ローチャートである。曲サーバー102にアクセスを開
始する直前からそのアクセスを終了するまでの間に端末
装置104が実行する処理を抜粋してその流れを表した
ものである。端末装置104の動作は、始めに図18を
参照して説明する。
【0032】先ず、ステップ1801では、客サーバー
102にアクセスを開始するうえでのイニシャライズを
行う。そのイニシャライズとは、ここでは例えばブラウ
ザの起動、ISPとのダイヤルアップ接続、などであ
る。そのようなイニシャライズが終了した後はステップ
1802に移行し、例えば曲サーバー102がサービス
を提供する音楽サイトのURLを指定して、それとの接
続をユーザが指示するのを待って、曲サーバー102と
の接続を要求する信号(指定されたURLを含む信号で
ある)を送信する。その後に移行するステップ1803
では、ステップ1802で送信した信号によって曲サー
バー102とのリンクが確立し、その応答として曲サー
バー102から図6に示す初期メニュー画面を受信する
のを待つ。ステップ1804には、その画面を受信した
後に移行する。
【0033】ステップ1804を含むそれ以降の処理
は、初期メニュー画面として曲サーバー102から受信
したHTMLデータを解析することにより実現される。
なお、他の画面を表示中に実行される処理の大部分も、
その画面として受信したHTMLデータを解析すること
により実現される。それにより、曲サーバー102は、
端末装置104のユーザにサービスを提供するようにな
っている。
【0034】先ず、ステップ1804では、曲サーバー
102から受信した初期メニュー画面を表示装置に表示
する。続くステップ1805では、そのメニュー画面上
に配置されたアイコン(スイッチ)をユーザがクリック
(選択)するのを待つ。ユーザが何らかのアイコンをク
リックすると、ステップ1806に移行して、ユーザが
クリックしたのは「登録」アイコンか否か判定する。ユ
ーザが「登録」アイコンをクリックした場合、判定はY
ESとなってステップ1807に移行し、詳細は後述す
る登録処理を実行した後、上記ステップ1804に戻
り、再度、初期メニュー画面を表示する。そうでない場
合には、判定はNOとなってステップ1808に移行す
る。なお、ステップ1804に戻っての初期メニュー画
面の再度の表示は、例えば曲サーバー102に初期メニ
ュー画面の送信を再度、依頼し、それによって送信され
てくる初期メニュー画面を受信して表示することで行わ
れる。これは、他のステップの処理の実行後にステップ
1804に戻った場合も同様である。
【0035】ステップ1808では、初期メニュー画面
上に配置された「購入」アイコンをユーザがクリックし
たか否か判定する。その「購入」アイコンをユーザがク
リックした場合、判定はYESとなってステップ180
9に移行し、購入処理を実行した後、上記ステップ18
04に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、
ステップ1810に移行する。
【0036】ステップ1810では、初期メニュー画面
上に配置された「評判」アイコンをユーザがクリックし
たか否か判定する。その「評判」アイコンをユーザがク
リックした場合、判定はYESとなってステップ181
1に移行し、評判処理を実行した後、上記ステップ18
04に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、
ステップ1812に移行する。
【0037】ステップ1812では、初期メニュー画面
上に配置された「終了」アイコンをユーザがクリックし
たか否か判定する。その「終了」アイコンをユーザがク
リックした場合、判定はYESとなってステップ181
3に移行し、曲サーバー102などから受信したデータ
(画面を含む)を消去し、その曲サーバー102との間
で確立させたリンクを開放することで切断を行った後、
一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はN
Oとなり、上記ステップ1804に戻る。
【0038】このように、端末装置104は、ユーザが
クリックしたアイコンの種類を判定して、その判定結果
に応じた処理を実行する。それにより、ユーザに、アイ
コンをクリックして要求したサービスを提供するように
なっている。以降は、図18に示すフローチャート内で
実行されるサブルーチン処理について詳細に説明する。
【0039】図19は、上記ステップ1809として実
行される登録処理のフローチャートである。その登録処
理は、「登録」アイコンをクリックしたユーザに対し、
曲サーバー102に曲を登録して販売を依頼するサービ
スを提供するために実行される処理である。次に、図1
9を参照して、その処理について詳細に説明する。
【0040】先ず、ステップ1901では、登録要求信
号を曲サーバー102に送信する。その要求信号は、例
えば「登録」アイコンにリンク先として設定されたUR
Lを有するものである。その登録要求信号を受信した曲
サーバー102は、それを送信してきた端末装置104
に、ハードディスクに格納された図7に示す登録条件提
示画面を送信する。このことから、ステップ1901に
続くステップ1902では、曲サーバー102からその
登録条件提示画面を受信するのを待つ。それを受信する
と、ステップ1903に移行して、それを表示装置に表
示させた後、ステップ1904に移行する。
【0041】上記登録条件提示画面は、図7に示すよう
に、曲(曲データ)の登録・販売を請け負う際の条件を
端末装置104のユーザ(登録依頼者)に提示して、そ
の条件を承諾するか否かの確認を行うためのものであ
り、「OK」及び「NO」アイコン(スイッチ)が配置
されている。ステップ1904では、それらのうちの何
れかをユーザがクリック(オン)するのを待つ。
【0042】「OK」アイコン、或いは「NO」アイコ
ンをユーザがクリックすると、ステップ1904からス
テップ1905に移行する。そのステップ1905で
は、「OK」アイコンがクリックされたか否か判定す
る。ユーザが「OK」アイコンをクリックした場合、即
ち提示された条件を承諾したことを意思表示した場合に
は、判定はYESとなり、ステップ1906に移行す
る。そうでない場合には、即ちユーザが「NO」アイコ
ンをクリックした場合には、判定はNOとなり、ここで
一連の処理を終了する。
【0043】ステップ1906では、登録OK信号を曲
サーバー102に送信する。その登録OK信号は、例え
ば「OK」アイコンにリンク先として設定されているU
RLを有する信号であり、その信号を受信した曲サーバ
ー102はハードディスクに格納された図8に示す登録
画面を送信する。このことから、ステップ1906に続
くステップ1907では、その登録画面を曲サーバー1
02から受信するのを待つ。それを受信すると、ステッ
プ1908に移行して、それを表示装置上に表示する。
【0044】上記登録画面には、図8に示すように、複
数の入力ボックス、「送信」アイコン、及び「中止」ア
イコン、などが配置されている。複数の入力ボックス
は、登録依頼者(ユーザ)の名前(Name)、住所
(Address)、メールアドレス(e−mai
l)、及び振込先となる口座名(Account)の入
力を求めるためのものである。
【0045】ステップ1908に続くステップ1909
では、入力ボックスへのデータ入力があったか否か判定
する。複数の入力ボックスの何れかにカーソルを表示さ
せた状態でキーボードをユーザが操作した場合、判定は
YESとなってステップ1910に移行し、そのキーボ
ードへの操作によって入力されたデータを、カーソルの
表示位置に応じて入力ボックスに新たに表示させた後、
ステップ1911に移行する。そうでない場合には、判
定はNOとなり、他のステップの処理を実行することな
くそのステップ1911に移行する。
【0046】ステップ1911では、「送信」アイコ
ン、或いは「中止」アイコンがクリック(オン)された
か否か判定する。それらのアイコンの何れかをユーザが
クリックした場合、判定はYESとなって図20に示す
ステップ1912に移行する。そうでない場合には、判
定はNOとなって上記ステップ1909に戻る。
【0047】ステップ1909〜1911で形成される
処理ループは、ステップ1911の判定がNOとなるま
で繰り返し実行される。それにより、ユーザは、キーボ
ード、或いはマウスなどのポインティングデバイスなど
への操作に応じて入力ボックスにデータ入力することが
できるようになっている。
【0048】ステップ1912では、ユーザがクリック
したアイコン(スイッチ)の種類を判定する。ユーザが
「中止」アイコンをクリックした場合、その旨を判定し
てステップ1913に移行し、登録画面の消去やユーザ
が入力ボックスに入力したデータのクリアなどを行った
後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、即ち
ユーザが「送信」アイコンをクリックした場合には、そ
の旨を判定してステップ1914に移行する。
【0049】ステップ1914では、ユーザが入力ボッ
クスに入力したデータ(登録データ)を全て曲サーバー
102に送信する。続くステップ1915では、その登
録データを送信することで曲サーバー102から送信さ
れてくる、図9に示す曲転送画面を受信するのを待つ。
それを受信すると、ステップ1916に移行し、それを
表示装置上に表示する。その後はステップ1917に移
行する。
【0050】上記曲転送画面には、図9に示すように、
複数の入力ボックス、「送信」アイコン、及び「中止」
アイコン、などが配置されている。複数の入力ボックス
は、曲名、ファイル指定(転送する曲データを格納した
ファイルの名称、及びそのファイルが格納された場所、
など)、創作者名、及びPRの入力を求めるためのもの
である。
【0051】ステップ1917では、入力ボックスへの
データ入力があったか否か判定する。複数の入力ボック
スの何れかにカーソルを表示させた状態でキーボードを
ユーザが操作したような場合、判定はYESとなってス
テップ1918に移行し、そのキーボードへの操作によ
って入力されたデータを、カーソルの表示位置に応じて
入力ボックスに新たに表示させた後、ステップ1919
に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、
他のステップの処理を実行することなくそのステップ1
919に移行する。
【0052】ステップ1919では、「送信」アイコ
ン、或いは「中止」アイコンがクリック(オン)された
か否か判定する。それらのアイコンの何れかをユーザが
クリックした場合、判定はYESとなってステップ19
20に移行する。そうでない場合には、判定はNOとな
って上記ステップ1917に戻る。
【0053】ステップ1917〜1919で形成される
処理ループは、ステップ1919の判定がNOとなるま
で繰り返し実行される。それにより、ユーザは、キーボ
ード、或いはマウスなどのポインティングデバイスなど
への操作に応じて入力ボックスにデータ入力することが
できるようになっている。
【0054】ステップ1920では、ユーザがクリック
したアイコン(スイッチ)の種類を判定する。ユーザが
「中止」アイコンをクリックした場合、その旨を判定し
てステップ1913に移行し、曲転送画面の消去やユー
ザが入力ボックスに入力したデータのクリアなどを行っ
た後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、即
ちユーザが「送信」アイコンをクリックした場合には、
その旨を判定してステップ1921に移行し、ファイル
指定の入力ボックスに入力されたデータで指定されたフ
ァイル、及び他の入力ボックスに入力されたデータを曲
サーバー102に送信する。一連の処理はその後に終了
する。
【0055】登録画面上、及び曲転送画面上で入力され
たデータを受信した曲サーバー102は、それらを図2
に示す曲データエリアに格納する。その一方では、図1
0に示す曲リスト画面の曲リストに、端末装置104か
ら受信した曲を追加してその更新を行う。そのようにし
て、端末装置104から受信した曲を販売対象として登
録する。それにより、端末装置104のユーザは登録依
頼者として、所望の曲(曲データ)を曲サーバー102
に随時、登録できるようになっている。なお、曲サーバ
ー102は、例えば予め指定の圧縮方式により圧縮され
た後の曲データか、或いはMIDIデータで作成された
曲データのみを登録するようになっている。このことか
ら、端末装置104のユーザは、そのような曲データを
ハードディスク、或いはフロッピー(登録商標)ディス
クなどの記録媒体に用意した後にその登録を行う。
【0056】図21は、図18に示すステップ1809
として実行される購入処理のフローチャートである。そ
の購入処理は、「購入」アイコンをクリックしたユーザ
に対し、曲サーバー102から曲を購入(ダウンロー
ド)するサービスを提供するために実行される処理であ
る。次に、図21を参照して、その処理について詳細に
説明する。
【0057】先ず、ステップ2101では、購入要求信
号を曲サーバー102に送信する。その要求信号は、例
えば「購入」アイコンにリンク先として設定されたUR
Lを有するものである。その購入要求信号を受信した曲
サーバー102は、それを送信してきた端末装置104
に、ハードディスクに確保された画像データエリア(図
4参照)に格納された、図10に示す曲リスト画面を送
信する。このことから、ステップ2101に続くステッ
プ2102では、曲サーバー102からその曲リスト画
面を受信するのを待つ。それを受信すると、ステップ2
103に移行して、それを表示装置に表示させた後、ス
テップ2104に移行する。
【0058】上記曲リスト画面には、図10に示すよう
に、販売対象として登録されている曲(曲データ)の曲
名、創作者、及び価格が一覧表示されている。アイコン
としては、「試聴」アイコン、「買う」アイコン、及び
「終了」アイコンなどが配置されている。ユーザは、所
望する曲のラインをクリックするなどして曲を指定した
後、「試聴」アイコン、或いは「買う」アイコンをクリ
ックすることで、その曲の試聴、或いは購入を行うよう
になっている。
【0059】ステップ2104では、変数Nに曲リスト
の先頭に位置する曲名を代入する。続くステップ210
5では、曲指定が行われたか否か判定する。曲リスト中
の曲名が記載されたラインをユーザがクリックしたよう
な場合、判定はYESとなってステップ2106に移行
し、そのラインの曲名を変数Nに代入した後、ステップ
2107に移行する。そうでない場合には、判定はNO
となり、次にそのステップ2107に移行する。
【0060】ステップ2107では、アイコンがクリッ
ク(オン)されたか否か判定する。ユーザが「試聴」ア
イコン、「買う」アイコン、或いは「終了」アイコンを
クリックした場合、判定はYESとなってステップ21
08に移行する。そうでない場合には、判定はNOとな
り、上記ステップ2105に戻る。それにより、何らか
のアイコンをクリックするまでの間、指定する曲を任意
に変更できるようになっている。
【0061】ステップ2108では、ユーザがクリック
したアイコンの種類を判定する。ユーザが「試聴」アイ
コンをクリックした場合、その旨が判定されてステップ
2109に移行し、ユーザが指定した曲の試聴を実現さ
せるための試聴処理を実行する。その実行後は、上記ス
テップ2103に戻る。
【0062】ユーザが「買う」アイコンをクリックした
場合には、ステップ2108でその旨が判定されてステ
ップ2110に移行する。そのステップ2110では、
ユーザが指定した曲の購入を実現させるための買う処理
を実行する。その実行後は、上記ステップ2103に戻
る。
【0063】ユーザが「終了」アイコンをクリックした
場合には、ステップ2108でその旨が判定される。そ
の場合には、曲リスト画面を表示装置上から消去すると
いったことを行った後、一連の処理を終了する。ここ
で、図22〜図25に示す各種フローチャートを参照し
て、上記購入処理内で実行されるサブルーチン処理(そ
のサブルーチン処理内で更に実行されるサブルーチン処
理を含む)について詳細に説明する。
【0064】図22は、上記ステップ2109として実
行される試聴処理のフローチャートである。購入処理内
で実行されるサブルーチン処理については、始めに図2
2を参照して、試聴処理について詳細に説明する。先
ず、ステップ2201では、変数Nに代入された曲名の
曲の試聴を要求する信号(試聴要求信号)を曲サーバー
102に送信する。続くステップ2202では、その信
号を送信することで曲サーバー102から送信されてく
る、要求した曲に対応する試聴画面(図12参照)、及
びその曲の試聴用の曲データ(試聴データ)を受信する
のを待つ。それを受信すると、ステップ2203に移行
して、受信した試聴画面を表示装置上に表示した後、ス
テップ2204に移行する。
【0065】ステップ2204では、曲サーバー102
から受信した試聴用の曲データの再生を開始する。続く
ステップ2205では、その曲データの再生が終了した
か否か判定する。その再生が終了していない場合、判定
はNOとなり、ステップ2204に戻って曲データの再
生を続行する。そうでない場合には、判定はYESとな
ってステップ2206に移行し、曲データを破壊した
後、ステップ2207に移行する。
【0066】上記試聴画面は、図12に示すように、曲
データの登録者が入力したPRが表示される表示ボック
スが配置され、アイコンとして、「コメント入力」アイ
コン、及び「戻る」アイコンが配置されている。「コメ
ント入力」アイコンは、曲に対する感想などをコメント
として入力するのを要求するためのものであり、「戻
る」アイコンは、前の画面(ここでは曲リスト画面)に
戻るのを要求するためのものである。その試聴画面は、
曲データ毎に用意することで、後述するコメント入力や
他のコメントの閲覧は曲データ別に行うようになってい
る。
【0067】ステップ2207では、ユーザが何らかの
アイコンをクリックするのを待つ。その次に実行するス
テップ2208では、ユーザがクリックしたアイコンの
種類を判定する。ユーザが「戻る」アイコンをクリック
した場合、その旨が判定され、ここで一連の処理を終了
する。そうでない場合には、即ちユーザが「コメント入
力」アイコンをクリックした場合には、その旨を判定し
てステップ2209に移行し、ユーザによるコメントの
入力を実現させるためのコメント入力処理を実行した
後、上記ステップ2207に戻る。
【0068】図23は、上記ステップ2209として実
行されるコメント入力処理のフローチャートである。次
に、図23を参照して、そのコメント入力処理について
詳細に説明する。先ず、ステップ2301では、図12
に示す試聴画面に配置された「コメント入力」アイコン
をユーザがクリックしたことから、コメント入力要求信
号を曲サーバー102に送信する。その要求信号は、例
えば「コメント入力」アイコンにリンク先として設定さ
れているURL(曲データを特定できるものである)を
有する信号であり、それを受信した曲サーバー102
は、図13に示すコメント入力画面をハードディスクか
ら読み出して送信する。このことから、続くステップ2
302では、そのコメント入力画面を曲サーバー102
から受信するのを待つ。それを受信すると、ステップ2
303に移行して、それを表示装置上に表示する。
【0069】上記コメント入力画面には、図13に示す
ように、コメント入力用の入力ボックスが配置され、ア
イコンとして、「他のコメントを見る」アイコン、「送
信」アイコン、及び「戻る」アイコンが配置されてい
る。「他のコメントを見る」アイコンは、同じ曲に対し
て送られている他のコメントの閲覧を要求するためのも
のであり、「送信」アイコンは、入力ボックスに入力し
たコメントの送信を要求するためのものである。「戻
る」アイコンは前の画面(ここでは曲リスト画面)に戻
るのを要求するためのものである。
【0070】ステップ2303に続くステップ2304
では、入力ボックスへのデータ入力があったか否か判定
する。入力ボックスにカーソルを表示させた状態でキー
ボードをユーザが操作したような場合、判定はYESと
なってステップ2305に移行し、そのキーボードへの
操作によって入力されたデータを、カーソルの表示位置
に応じて入力ボックスに新たに表示させた後、ステップ
2306に移行する。そうでない場合には、判定はNO
となり、他のステップの処理を実行することなくそのス
テップ2306に移行する。
【0071】ステップ2306では、コメント入力画面
上に配置されたアイコンをユーザがクリック(オン)し
たか否か判定する。「他のコメントを見る」アイコン、
「送信」アイコン、或いは「戻る」アイコンをユーザが
クリックした場合、判定はYESとなってステップ23
07に移行する。そうでない場合には、判定はNOとな
り、上記ステップ2304に戻る。そのステップ230
4に戻ることにより、何らかのアイコンをクリックする
迄の間、ユーザは、キーボード、或いはマウスなどのポ
インティングデバイスなどへの操作に応じて入力ボック
スにコメントを入力できるようになっている。
【0072】ステップ2307では、ユーザがクリック
したアイコン(スイッチ)の種類を判定する。ユーザが
「他のコメントを見る」アイコンをクリックした場合、
その旨を判定してステップ2308に移行し、他のコメ
ントを見る処理を実行した後、上記ステップ2303に
戻り、再度、コメント入力画面を表示する。ユーザが
「送信」アイコンをクリックした場合には、その旨を判
定してステップ2309に移行し、入力ボックスに入力
されたコメントをコメント入力データとして曲サーバー
102に送信し、次にステップ2311で試聴画面を再
度、表示させた後、一連の処理を終了する。ユーザが
「戻る」アイコンをクリックした場合には、その旨を判
定してステップ2310に移行し、ユーザが入力したデ
ータをクリアした後、上述のステップ2311に移行す
る。それにより、再度、試聴画面を表示させた後に一連
の処理を終了する。なお、上記コメント入力データに
は、それに対応する曲データを特定するためのデータが
付加される。そのデータにより、曲サーバー102は、
端末装置104から受信したコメント入力データを対応
する曲データのコメントとして格納するようになってい
る。
【0073】端末装置104からコメントを受信した曲
サーバー102は、図2に示すように、それを対応する
曲データに割り当てたエリアに格納する。他のコメント
の閲覧を要求したユーザ(試聴者)には、そのエリアに
格納したコメントを、他のコメントを見る画面に配置し
て送信することで閲覧させる。それにより、コメント入
力を要求した試聴者は、他のコメントを参照しつつ、試
聴した曲の評価(意見や要望、或いは感想、など)をコ
メントとして入力できるようにしている。
【0074】他のコメントを参照した試聴者は、それに
記載されていないことを記載するように留意する傾向が
ある。このため、他のコメントを閲覧させることによ
り、より有益なコメントが集まるようになる。図24
は、図23のコメント入力処理内でステップ2308と
して実行される他のコメントを見る処理のフローチャー
トである。次に、図24を参照して、その処理について
詳細に説明する。
【0075】先ず、ステップ2401では、図13に示
すコメント入力画面に配置された「他のコメントを見
る」アイコンをユーザがクリックしたことから、他のコ
メント表示要求信号を曲サーバー102に送信する。そ
の要求信号は、例えば「他のコメントを見る」アイコン
にリンク先として設定されているURLを有する信号で
あり、それを受信した曲サーバー102は、図14に示
す他のコメントを見る画面を作成して送信する。このこ
とから、続くステップ2402では、その他のコメント
を見る画面を曲サーバー102から受信するのを待つ。
それを受信すると、ステップ2403に移行して、それ
を表示装置上に表示する。
【0076】上記他のコメントを見る画面には、図14
に示すように、他の人のコメントを表示する表示ボック
スが配置され、アイコンとして、「次を見る」アイコ
ン、及び「戻る」アイコンが配置されている。「次を見
る」アイコンは、同じ曲に対して送られている、更に別
のコメントの閲覧を要求するためのものであり、「戻
る」アイコンは前の画面(ここではコメント入力画面)
に戻るのを要求するためのものである。
【0077】ステップ2403に続くステップ2404
では、アイコンがクリック(オン)されるのを待つ。ユ
ーザが何らかのアイコンをクリックすると、ステップ2
404からステップ2405に移行して、そのアイコン
の種類を判定する。ユーザが「戻る」アイコンをクリッ
クした場合、その旨が判定され、ここで一連の処理が終
了する。そうでない場合には、即ちユーザが「次を見
る」アイコンをクリックした場合には、その旨が判定さ
れてステップ2406に移行し、次のコメント表示要求
信号を曲サーバー102に送信した後、上記ステップ2
402に戻り、曲サーバー102から他のコメントを見
る画面を受信するのを待つ。
【0078】上記次のコメント表示要求信号は、例えば
「次を見る」アイコンにリンク先として設定されている
URL(例えば、次に表示すべきコメントの格納先を指
定するデータ)を有する信号である。それを受信した曲
サーバー102は、そのURLで指定される、別のコメ
ントを表示ボックスに配置した他のコメントを見る画面
を再度、作成して送信する。それにより、端末装置10
4のユーザは、他のコメントを順次、閲覧できるように
なっている。
【0079】次に、図21に示す購入処理内でステップ
2110として実行される買う処理について、図25に
示すそのフローチャートを参照して詳細に説明する。そ
の買う処理は、図10に示す曲リスト画面の「買う」ア
イコンをクリックすることで実行される処理である。
【0080】先ず、ステップ2501では、ユーザが既
に指定している曲の購入(ダウンロード)を要求する信
号(買う要求信号)を曲サーバー102に送信する。そ
の信号は、変数Nに格納された曲名を含むものであり、
それを受信した曲サーバー102は、それを送信してき
た端末装置104に対し、図11に示す課金画面をハー
ドディスクから読み出して送信する。このことから、ス
テップ2501に続くステップ2502では、曲サーバ
ー102から課金画面を受信するのを待つ。その課金画
面を受信すると、ステップ2503に移行して、それを
表示装置上に表示した後、ステップ2504に移行す
る。
【0081】上記課金画面には、図11に示すように、
名前(Name)、住所(Address)、メールア
ドレス(e−mail)、口座名(Account)を
入力するための複数の入力ボックスが配置され、アイコ
ンとして、「送信」アイコン、及び「中止」アイコンが
配置されている。「送信」アイコンは、入力ボックスに
入力したデータの送信を指示することで曲(曲データ)
の購入を要求するためのものであり、他方の「中止」ア
イコンは、曲の購入の中止を要求するためのものであ
る。このことから、曲の購入を希望するユーザは、全て
の入力ボックスにデータを入力した後、「送信」アイコ
ンをクリック(オン)すれば良く、その購入を中止した
いユーザは随時、「中止」アイコンをクリックすれば良
いようになっている。
【0082】ステップ2504では、入力ボックスへの
データ入力があったか否か判定する。入力ボックスにカ
ーソルを表示させた状態でキーボードをユーザが操作し
たような場合、判定はYESとなってステップ2505
に移行し、そのキーボードへの操作によって入力された
データを、カーソルの表示位置に応じて入力ボックスに
新たに表示させた後、ステップ2506に移行する。そ
うでない場合には、判定はNOとなり、他のステップの
処理を実行することなくそのステップ2506に移行す
る。
【0083】ステップ2506では、課金画面上に配置
されたアイコンをユーザがクリック(オン)したか否か
判定する。「送信」アイコン、或いは「中止」アイコン
をユーザがクリックした場合、判定はYESとなってス
テップ2507に移行する。そうでない場合には、判定
はNOとなり、上記ステップ2504に戻る。そのステ
ップ2504に戻ることにより、何らかのアイコンをク
リックする迄の間、ユーザは、キーボード、或いはマウ
スなどのポインティングデバイスなどへの操作に応じて
入力ボックスにデータを入力できるようになっている。
【0084】ステップ2507では、ユーザがクリック
したアイコン(スイッチ)の種類を判定する。ユーザが
「中止」アイコンをクリックした場合、その旨を判定し
てステップ2308に移行し、ユーザが入力ボックスに
入力したデータをクリアした後、一連の処理を終了す
る。そうでない場合には、即ちユーザが「送信」アイコ
ンをクリックした場合には、その旨を判定してステップ
2509に移行し、ユーザが入力ボックスに入力したデ
ータを課金データとして曲サーバー102に送信した
後、ステップ2510に移行する。
【0085】上記課金データを受信した曲サーバー10
2は、それを送信した端末装置104に曲データを送信
する。このことから、ステップ2510では、曲サーバ
ー102から曲データーを受信する。その曲データを受
信すると、ステップ2511に移行して、ユーザが指定
した、或いは予め定められた格納場所に、受信した曲デ
ータを格納する。その格納を行った後、一連の処理を終
了する。
【0086】購入処理では、上述したようなサブルーチ
ン処理が実行される。それにより、ユーザは、購入を希
望する曲毎に、名前や口座名などの個人情報を入力して
希望の曲データを曲サーバー102からダウンロードす
るようになっている。図26は、図18に示すステップ
1811として実行される評判処理のフローチャートで
ある。次に、図26を参照して、その評判処理について
詳細に説明する。なお、その評判処理は、図6に示す初
期メニュー画面の「評判」アイコンをユーザがクリック
することで実行される。
【0087】ユーザがその「評判」アイコンをクリック
すると、そのアイコンに設定されたデータを含む信号を
端末装置104は曲サーバー102に送信する。それを
受信した曲サーバー102は、評判の確認を望む創作者
を特定するために、例えばその創作者名の入力を求める
画面(以降、便宜的に創作者名入力画面と呼ぶ)を端末
装置104に送信する。その画面には、特に図示しない
が、創作者名を入力するための入力ボックス、「送信」
アイコン、及び「戻る」アイコン、などが配置されてい
る。図26に示す評判処理は、入力ボックスに創作者名
を入力した後、「送信」アイコンをユーザがクリックし
た後に実行される処理を抜粋してその流れを表したもの
である。
【0088】先ず、ステップ2601では、曲データに
対する評判を確認するための情報の閲覧を要求する信号
(評判要求信号)を曲サーバー102に送信する。その
要求信号は、例えば創作者名を有する信号であり、それ
を受信した曲サーバー102は、その創作者名をキーと
して曲データエリアに格納された曲データの検索を行
い、その検索結果を送信するとともに、その結果に応じ
て、図15に示すような評判画面を作成し送信するか、
或いは、図16に示す曲なし通知画面をハードディスク
から読み出して送信する。このことから、続くステップ
2602では、曲サーバー102から画面を受信するの
を待つ。それを受信すると、ステップ2603に移行す
る。
【0089】図15に示すように、評判画面には、曲
(曲データ)毎に、ダウンロード回数(購入回数)、及
び試聴回数が表示されている。そのため、曲がどの段階
で売れないのかを判断できるようになっている。具体的
には、例えば試聴回数が少なければ、曲名などから試聴
する気を視聴者(購入者)側が持たなかったということ
が判断できる。試聴回数が多くともダウンロード回数が
それに比較して小さければ、曲を試聴する気は起きた
が、その曲を買う気になった人が少なかったということ
が判る。このようなことから、ユーザ(主に創作者)
は、どのような対応を取るべきかを判断するうえでの貴
重な情報を評判画面から得ることができるようになって
いる。
【0090】ステップ2603では、曲サーバー102
から受信した検索結果から、指定した創作者名で登録さ
れている曲があるか否か判定する。その曲がない場合、
判定はNOとなってステップ2611に移行する。そう
でない場合には、判定はYESとなってステップ260
4に移行する。
【0091】ステップ2604では、曲サーバー102
から受信した評判画面(図15参照)を表示装置に表示
する。続くステップ2605では、変数Nに、評判画面
に配置された曲リストの先頭に位置する曲名を代入す
る。その次に実行するステップ2606では、曲指定が
行われたか否か判定する。曲リスト中の曲名が記載され
たラインをユーザがクリックしたような場合、判定はY
ESとなってステップ2607に移行し、そのラインの
曲名を変数Nに代入した後、ステップ2608に移行す
る。そうでない場合には、判定はNOとなり、次にその
ステップ2608に移行する。
【0092】ステップ2608では、アイコンがクリッ
ク(オン)されたか否か判定する。評判画面には、図1
5に示すように、「コメントを見る」アイコン、及び
「戻る」アイコンが配置されている。その何れかをユー
ザがクリックした場合、判定はYESとなってステップ
2609に移行する。そうでない場合には、判定はNO
となり、上記ステップ2606に戻る。それにより、本
実施の形態では、「コメントを見る」アイコンをクリッ
クするまでの間、曲を任意に指定できるようになってい
る。
【0093】ステップ2609では、ユーザがクリック
したアイコンの種類を判定する。ユーザが「コメントを
見る」アイコンをクリックした場合、その旨が判定され
てステップ2610に移行し、他のコメントを見る処理
を実行する。その実行後は、上記ステップ2604に戻
る。
【0094】他のコメントを見る処理を実行すること
で、ユーザは指定した曲を試聴した人のコメントを自由
に閲覧できるようになっている。そのコメントを閲覧す
ることで、創作者にとっては、購入者(ファンを含む)
側の声に耳を傾けることができる。このため、独りよが
りとなるのを回避しつつ、その時の時流に迎合した形で
創作活動を行うこともできるようになっている。
【0095】一方、ステップ2603の判定がNOとな
って移行するステップ2611では、曲サーバー102
から受信した曲なし通知画面(図16参照)を表示装置
に表示する。続くステップ2612では、その画面に配
置されている「戻る」アイコンをユーザがクリックする
のを待つ。それをユーザがクリックすると、曲なし通知
画面を表示装置から消去した後、一連の処理を終了す
る。
【0096】本実施の形態では、上記評判画面は創作者
以外の人でも閲覧できるようにしている。それにより、
ミュージシャンをスカウトする立場の人にとっては、そ
れを閲覧することで、スカウトすべきミュージシャンを
選考するうえで参考となる情報を得られるようにしてい
る。
【0097】端末装置104は、ユーザの操作に応じ
て、上述した処理が実行される。それにより、曲サーバ
ー102によるサービスをユーザに提供する。図27〜
図33は、上記曲サーバー102が実行する処理を示す
フローチャートである。次に、図27〜図33を参照し
て、曲サーバー102の動作について詳細に説明する。
なお、図27〜図33に示す各種フローチャートは、例
えば曲サーバー102に搭載されたCPUが、そのハー
ドディスク装置のハードディスクに格納されたネットワ
ーク・OS(オペレーティング・システム)を実行する
ことで実現される。
【0098】図27〜図30は、接続した端末装置10
4に対応するために曲サーバー102が実行する処理の
流れを示すフローチャートである。接続した端末装置1
04から送信されてくる各種要求に対応してそのユーザ
にサービスを提供するために曲サーバー102が実行す
る処理を抜粋してその流れを表したものである。曲サー
バー102の動作は、始めに図27〜図30を参照して
説明する。
【0099】先ず、ステップ2701では、端末装置1
04から接続要求信号を受信したか否か判定する。その
接続要求信号を受信した場合、判定はYESとなってス
テップ2702に移行し、ハードディスクから図6に示
す初期メニュー画面を読み出してその信号を送信してき
た端末装置104に送信した後、そのステップ2701
に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステ
ップ2703に移行する。
【0100】ステップ2703では、登録要求信号を受
信したか否か判定する。その登録要求信号を受信した場
合、判定はYESとなってステップ2704に移行し、
ハードディスクから図7に示す登録条件提示画面を読み
出してその信号を送信してきた端末装置104に送信し
た後、上記ステップ2701に戻る。そうでない場合に
は、判定はNOとなり、ステップ2705に移行する。
登録条件提示画面を受信した端末装置104は、それを
表示装置上に表示する。それにより、ユーザが初期メニ
ュー画面に配置された「登録」アイコンをクリックする
ことで、登録条件提示画面が表示されることになる。
【0101】ステップ2705では、登録OK信号を受
信したか否か判定する。その登録OK信号を受信した場
合、判定はYESとなってステップ2706に移行し、
ハードディスクから図8に示す登録画面を読み出してそ
の信号を送信してきた端末装置104に送信した後、上
記ステップ2701に戻る。そうでない場合には、判定
はNOとなり、ステップ2707に移行する。登録画面
を受信した端末装置104は、それを表示装置上に表示
する。それにより、ユーザが登録条件提示画面に配置さ
れた「OK」アイコンをクリックすることで、登録画面
が表示されることになる。
【0102】ステップ2707では、登録データを受信
したか否か判定する。その登録データを受信した場合、
判定はYESとなり、ステップ2708に移行して、受
信した登録データを曲データエリアに格納して保存する
登録処理を実行し、続くステップ2709で図9に示す
曲転送画面をハードディスクから読み出して登録データ
を送信してきた端末装置104に送信した後、上記ステ
ップ2701に戻る。そうでない場合には、即ち登録デ
ータを受信していない場合には、判定はNOとなり、図
28に示すステップ2710に移行する。曲転送画面を
受信した端末装置104は、それを表示装置上に表示す
る。それにより、登録画面の全ての入力ボックスにデー
タを入力した後、「送信」アイコンをユーザがクリック
することで、曲転送画面が表示される。
【0103】図28に示すステップ2710では、曲デ
ータ(曲ファイル)を受信したか否か判定する。その曲
データを受信した場合、判定はYESとなり、ステップ
2711に移行して、受信した曲データを曲データエリ
アに格納して保存する曲登録処理を実行した後、上記ス
テップ2701に戻る。そうでない場合には、即ち曲デ
ータを受信していない場合には、判定はNOとなり、ス
テップ2712に移行する。そのステップ2711の曲
登録処理を実行することにより、曲転送画面の入力ボッ
クスにデータを入力した後、「送信」アイコンをクリッ
クしたユーザが使用する端末装置104から送信された
曲データ(曲ファイル)、及び入力ボックスに入力され
たデータは曲データエリアに格納されて保存される。な
お、特に詳細な説明は省略するが、別々に受信する登録
データと曲データ(曲ファイル)の対応関係を特定する
ために、例えば曲転送画面は登録データと対応付けし
て、例えば曲データなどとともに登録データとの対応を
特定するためのデータを送信するようになっている。
【0104】ステップ2712では、購入要求信号を受
信したか否か判定する。その購入要求信号を受信した場
合、判定はYESとなってステップ2713に移行し、
そうでない場合には、判定はNOとなってステップ27
15に移行する。画像データエリア(図4参照)に格納
されている曲リスト画面は、例えばその構造やレイアウ
トなどを定義した、曲リストのないオリジナルのもので
ある。ステップ2713では、曲データエリアに格納さ
れている曲データ毎に、曲名、創作者の各データを抽出
し、例えばそれらのデータ、及び各曲データ毎に設定さ
れている価格を画像データエリアの曲リスト画面に挿入
することにより、販売対象として登録した曲データの曲
リストを有する曲リスト画面を作成する(図10参
照)。続くステップ2714では、作成した曲リスト画
面を、購入要求信号を送信してきた端末装置104に送
信する。その後は上記ステップ2701に戻る。曲リス
ト画面を受信した端末装置104は、それを表示装置上
に表示する。それにより、ユーザが初期メニュー画面に
配置された「購入」アイコンをクリックすることで、曲
リスト画面が表示される。なお、曲リスト画面を随時、
作成して送信するのは、端末装置104のユーザが行う
曲の登録によって生じる販売対象とする曲データの追加
に対応するためである。
【0105】一方のステップ2715では、試聴要求信
号を受信したか否か判定する。その試聴要求信号を受信
した場合、判定はYESとなってステップ2716に移
行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、図2
9に示すステップ2720に移行する。
【0106】上記試聴要求信号は、ユーザが指定した曲
の曲名を含む信号である。このことから、ステップ27
16では、その曲名をキーとして、曲データエリアに格
納された曲データの検索を行う。続くステップ2717
では、その検索によって抽出した曲データ(曲ファイ
ル)から試聴用の試聴データを作成する。その次に移行
するステップ2718では、作成した試聴データ、及び
検索によって抽出した曲データに対応する、画像データ
エリアに格納した試聴画面(図12参照)を、試聴要求
信号を送信してきた端末装置104に送信する。それら
の送信後は、ステップ2719に移行して、検索によっ
て抽出した曲データの試聴回数(図2参照)をインクリ
メントする。その後は上記ステップ2701に戻る。
【0107】上記ステップ2716〜2719の処理を
実行することにより、曲リスト画面上の「試聴」アイコ
ンをクリックしたユーザが使用する端末装置104に
は、図12に示すような試聴画面、及び試聴データが送
信される。それにより、その端末装置104は試聴画面
を表示し、試聴データは再生し破壊することになる。曲
データの試聴回数については、それの試聴データを送信
する度に、インクリメントしてカウントすることにな
る。
【0108】図29に示すステップ2720では、コメ
ント入力要求信号を受信したか否か判定する。その入力
要求信号を受信した場合、判定はYESとなってステッ
プ2721に移行し、それを送信してきた端末装置10
4に、画像データエリアに格納されたコメント入力画面
を読み出して送信した後、上記ステップ2701に戻
る。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップ
2722に移行する。なお、コメント入力画面は、例え
ばコメント入力要求信号に含まれるURLを基に、端末
装置104で再生した試聴データの作成に用いた曲デー
タに対応するものを送信する。それにより、曲データ別
に、試聴者(端末装置104のユーザ)から送られたコ
メントを曲データエリアに格納できるようにしている。
【0109】ステップ2722では、コメント入力デー
タを受信したか否か判定する。端末装置104のユーザ
が図13に示すコメント入力画面の入力ボックスにコメ
ントを入力した後、「送信」アイコンをクリックした場
合、その端末装置104は入力ボックスに入力されたデ
ータをコメント入力データとして曲サーバー102に送
信することから、判定はYESとなってステップ272
3に移行し、そのコメント入力データに付加されている
曲データを特定するためのデータを基に、そのコメント
入力データを対応する曲データのコメントとして曲デー
タエリアに格納した後、上記ステップ2701に戻る。
そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップ27
24に移行する。
【0110】ステップ2724では、他のコメント表示
要求信号を受信したか否か判定する。端末装置104の
ユーザが、図13に示すコメント入力画面に配置された
「他のコメントを見る」アイコンをクリックした場合、
その端末装置104は他のコメント表示要求信号を曲サ
ーバー102に送信することから判定はYESとなって
ステップ2725に移行する。そうでない場合には、判
定はNOとなり、ステップ2728に移行する。
【0111】上記他のコメント表示要求信号は、例えば
試聴した曲データに対応する他のコメントを見る画面を
指定するURLを有する信号である。ステップ2725
では、そのURLを基に、曲データエリアに格納された
対応する曲データのコメントのなかから一つを選択す
る。続くステップ2726では、例えばそのURLで指
定された他のコメントを見る画面(図14参照)を画像
データエリアから読み出し、それに選択したコメントを
表示ボックス内に挿入し、「次を見る」アイコンに次に
表示すべきコメントを特定するためのデータを設定した
他のコメントを見る画面を作成する。その次に移行する
ステップ2727では、作成した他のコメントを見る画
面を、他のコメント表示要求信号を送信してきた端末装
置104に送信する。その後は上記ステップ2701に
戻る。
【0112】一方のステップ2728では、次のコメン
ト表示要求信号を受信したか否か判定する。端末装置1
04のユーザが、図14に示す他のコメントを見る画面
に配置された「次を見る」アイコンをクリックした場
合、その端末装置104は次のコメント表示要求信号を
曲サーバー102に送信することから判定はYESとな
ってステップ2729に移行する。そうでない場合に
は、判定はNOとなり、図30に示すステップ2730
に移行する。
【0113】ステップ2729では、次のコメント表示
要求信号中のデータによって特定されるコメントを曲デ
ータエリアから選択する。その選択後は上記ステップ2
726に移行して、選択したコメントを表示ボックスに
挿入し、「次を見る」アイコンにはその次に表示すべき
コメントを特定するためのデータを設定した他のコメン
トを見る画面を作成する。その後はステップ2727で
作成した他のコメントを見る画面を送信してから上記ス
テップ2701に戻る。
【0114】上記ステップ2724〜2729の処理を
実行することにより、試聴した曲データに対して寄せら
れた試聴者からのコメントを端末装置104のユーザは
順次、閲覧できるようになっている。図30に示すステ
ップ2730では、買う要求信号を受信したか否か判定
する。端末装置104のユーザが、図10に示す曲リス
ト画面に配置された「買う」アイコンをクリックした場
合、その端末装置104は買う要求信号を曲サーバー1
02に送信することから判定はYESとなってステップ
2731に移行し、画像データエリアから課金画面(図
11参照)を読み出してその端末装置104に送信した
後、上記ステップ2701に戻る。そうでない場合に
は、判定はNOとなり、ステップ2732に移行する。
【0115】ステップ2732では、課金データを受信
したか否か判定する。端末装置104のユーザが、図1
1に示す課金画面に配置された全ての入力ボックスにデ
ータを入力した後、「送信」アイコンをクリックした場
合、その端末装置104は入力ボックスに入力されたデ
ータを課金データとして曲サーバー102に送信するこ
とから判定はYESとなってステップ2733に移行
し、課金サーバー103に曲データの購入者に対する課
金を依頼する課金依頼処理を実行した後、上記ステップ
2701に戻る。そうでない場合には、判定はNOとな
り、ステップ2734に移行する。
【0116】なお、特に詳細な説明は省略するが、課金
データを送信してきた端末装置104のユーザがどの曲
データを指定しているかを特定するために、課金画面は
購入を要求したユーザと対応付けて端末装置104に送
信している。これは、課金依頼処理においても同様であ
る。
【0117】上記課金サーバー103は、課金手続きが
終了すると課金手続終了信号を曲サーバー102に送信
する。ステップ2734では、その課金手続終了信号を
受信したか否か判定する。その信号を課金サーバー10
3から受信した場合、判定はYESとなってステップ2
735に移行する。そうでない場合には、判定はNOと
なってステップ2737に移行する。
【0118】ステップ2735では、ユーザが指定した
曲名の曲データ(曲ファイル)を曲データエリアから読
み出してそのユーザが使用する端末装置104に送信す
る。続くステップ2736では、その曲データのダウン
ロード回数(図2参照)をインクリメントする。そのよ
うにしてダウンロード回数を更新した後は上記ステップ
2701に戻る。
【0119】ステップ2737では、評判要求信号を受
信したか否か判定する。その評判要求信号を受信した場
合、判定はYESとなってステップ2738に移行し、
そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ
2701に戻る。上述したように、ユーザが初期メニュ
ー画面上の「評判」アイコンをクリックすると、そのア
イコンに設定されたデータを含む信号を端末装置104
は曲サーバー102に送信する。それを受信した曲サー
バー102は、特に図示していないが、評判の確認を望
む創作者を特定するために創作者名入力画面を端末装置
104に送信する。評判要求信号は、その画面上に配置
された入力ボックスに創作者名を入力した後、「送信」
アイコンをクリックした場合に、端末装置104から曲
サーバー102に送信される、ユーザが入力した創作者
名を有する信号である。
【0120】ステップ2738では、評判要求信号中の
創作者名をキーとして、曲データエリアに格納された曲
データを検索する。続くステップ2739では、その検
索により、その創作者名で登録された曲データがあるか
否か判定する。ステップ2738で行った検索によって
その創作者名で登録された曲データを抽出した場合、判
定はYESとなってステップ2740に移行する。そう
でない場合には、即ち該当する曲データを抽出できなか
った場合には、判定はNOとなってステップ2742に
移行し、図16に示す曲なし通知画面を画像データエリ
アから読み出して評判要求信号を送信してきた端末装置
104に送信した後、上記ステップ2701に戻る。
【0121】一方のステップ2740では、検索によっ
て抽出した曲データ毎に、その曲名、ダウンロード回
数、及び試聴回数を曲データエリアから読み出し、それ
らを画像データエリアから読み出した評判画面中に挿入
して図15に示すような評判画面を作成する。その次に
移行するステップ2741では、作成した評判画面を、
評判要求信号を送信してきた端末装置104に送信す
る。その後は上記ステップ2701に戻る。
【0122】曲サーバー102は、上述したような処理
を実行することで端末装置104のユーザに対してサー
ビスを提供する。それにより、そのユーザは、曲データ
を登録したり、登録した曲データに対する購入者側の評
判を確認するといったことを随時、行えるようになって
いる。
【0123】以降は、上述した処理で実行されるサブル
ーチン処理について、図31〜図33に示すフローチャ
ートを参照して詳細に説明する。図31は、上記ステッ
プ2708として実行される登録処理のフローチャート
である。曲サーバー102が実行するサブルーチン処理
は、図31を参照して、始めに登録処理について詳細に
説明する。なお、その登録処理は、端末装置104から
登録データ(図8に示す登録画面に配置された入力ボッ
クスに入力されたデータ)を受信した場合に実行される
処理である。
【0124】先ず、ステップ3101では、曲データエ
リアに、曲データ(曲ファイル)、及びそれに係わるデ
ータを格納するためのエリアを確保する。続くステップ
3102では、登録データを、確保したエリアに課金情
報(図3参照)として格納する。その後、一連の処理を
終了する。
【0125】次に、図28に示すステップ2711とし
て実行される曲登録処理について、図32に示すそのフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。なお、その曲
登録処理は、図9に示す曲転送画面上に配置した入力ボ
ックスに入力されたデータ、及びその一つの入力ボック
スに入力されたデータによって指定されたファイル(曲
ファイル)を受信した場合に実行される処理である。端
末装置104から受信したデータには、上述したよう
に、登録データとの対応を特定するためのものも含まれ
ている。
【0126】先ず、ステップ3201では、登録データ
との対応を特定するためのデータに基づき、図31の登
録処理の実行時に確保した曲データエリア内のエリア
に、曲名、創作者名、曲ファイル、及びPRデータを夫
々、格納する。続くステップ3202では、そのエリア
に、「0」としたダウンロード回数を格納する。その次
に移行するステップ3203では、「0」とした試聴回
数を格納する。そのようにしてダウンロード回数、及び
試聴回数に初期値として「0」を設定した後、一連の処
理を終了する。
【0127】上記曲登録処理を実行することで、販売対
象とする曲データが登録・追加される。それに伴い、特
には図示しないが、試聴画面、コメント入力画面、他の
コメントを見る画面などを画像データエリアに新たに用
意するようになっている。本実施の形態では、図10に
示す曲リスト画面は、端末装置104からの要求に応じ
て随時、作成し送信するようになっている。その曲リス
ト画面は、曲登録処理を実行する度に、言い換えれば販
売対象とする曲データに変更が生じる度に作成して画像
データエリアに用意しておくようにしても良い。
【0128】図33は、図30に示すステップ2733
として実行される課金依頼処理のフローチャートであ
る。次に、図33を参照して、課金依頼処理について詳
細に説明する。なお、その課金依頼処理は、端末装置1
04から課金データ(図11に示す各入力ボックスに入
力されたデータ)を受信した場合に実行される。
【0129】先ず、ステップ3301では、図7に示す
登録条件提示画面で提示した登録条件、及び1曲分の価
格を基に、曲データの販売に伴う音楽サイト側の収入と
なる金額M1と登録者側の収入となる金額M2を算出す
る。その金額M1は、1曲分の価格に0.3を掛けるこ
とで算出し、他方の金額M2は1曲分の価格に0.7を
掛けることで算出する。
【0130】ステップ3301に続くステップ3302
では、課金サーバー103に、課金処理を依頼すること
を示す信号(課金処理依頼信号)を送信する。その後に
移行するステップ3303では、その信号を受信した課
金サーバー103から受理信号を受信するのを待つ。そ
の受理信号を受信すると、ステップ3304に移行し、
端末装置104から受信した、曲の購入を要求するユー
ザ(購入者)の課金データ、そのユーザが指定した曲デ
ータの課金情報(図3参照)、算出した金額M1、及び
M2を課金サーバー103に送信して、課金、即ち決済
を依頼する。一連の処理はその後に終了する。
【0131】曲サーバー102は、上述したサブルーチ
ン処理を実行する。それにより、曲データエリアへの曲
データ(それに係わるデータを含む)の格納や、課金サ
ーバー103に対する曲データの販売に伴う決済の依頼
などを行っている。図34は、上記課金サーバー103
が実行する処理の流れを示すフローチャートである。次
に、図34を参照して、課金サーバー103の動作につ
いて詳細に説明する。なお、その図34に示すフローチ
ャートは、例えば課金サーバー103に搭載されたCP
Uが、そのハードディスク装置のハードディスクに格納
されたネットワーク・OS(オペレーティング・システ
ム)を実行することで実現される。
【0132】先ず、ステップ3401では、課金処理依
頼信号を曲サーバー102から受信するのを待つ。その
依頼信号を曲サーバー102から受信すると、ステップ
3402に移行して、曲サーバー102に受理信号を送
信する。その後は、ステップ3403に移行して、購入
者のものである課金データ、販売(ダウンロード)する
曲データの創作者のものである課金情報、金額M1、及
びM2などの決済を行ううえで必要なデータを曲サーバ
ー102から受信するのを待つ。そのデータを受信した
後はステップ3404に移行する。
【0133】ステップ3404では、課金データ中で口
座が指定された金融機関106のサーバーに専用線10
5を介してアクセスし、その口座から音楽サイト側(図
中ではサーバー管理者)が設けた金融機関106の口座
に、金額M1の振替を依頼する。続くステップ3405
では、そのサーバーに対して、課金データ中で指定され
た口座から課金情報中で登録者(当時は登録依頼者であ
る)が指定の金融機関106の口座に、金額M2の振替
を依頼する。その依頼を行ってからステップ3406に
移行して、曲サーバー102に課金手続終了信号を送信
した後、上記ステップ3401に戻る。
【0134】課金サーバー103は、上述したような処
理を実行することにより、曲サーバー102からの依頼
に応じて、曲データの購入に伴う決済を行う。それによ
り、購入者から曲データの購入にかかる代金が、音楽サ
イト、及び登録者(多くの場合、創作者と一致すると想
定している)に登録条件に従って支払われることにな
る。
【0135】なお、本実施の形態では、ダウンロード
(販売)回数、及び試聴回数は単にカウントしているだ
けであるが、例えば曲データを登録してから三日間、そ
れから1週間が経過するまで、1週間毎、1月毎、とい
ったように幾つかの期間に分けてそれらの回数をカウン
トし、カウントした回数を掲示するようにしても良い。
そのようにした場合には、端末装置104のユーザから
の要求に応じて、そのユーザが所望する期間における回
数を掲示することが望ましい。
【0136】コメントについては、本実施の形態では試
聴者を対象にそれを受け付けるようにしているが、その
ような限定を設けなくても良い。即ち試聴者、購入者と
いった区別をすることなく、曲データに対するコメント
を受け付けるようにしても良い。受け付ける内容として
は、コメントだけでなく、そのコメントを寄せた人に関
する情報、例えば年齢(年齢層)や性別、住所、或いは
趣味、といったことを受け付けられるようにしても良
い。そのような個人情報は、任意に入力できる項目のデ
ータとするのが望ましく、受け付けた個人情報は集計し
て掲示するのが望ましい。それ以外には、コメント、及
びカウントした回数の何れか一方のみを掲示するように
しても良い。
【0137】試聴者から寄せられたコメント、及びカウ
ントした回数(ダウンロード回数、及び試聴回数)は、
曲サーバー102に端末装置104を接続させることで
閲覧できるようにしているが、それらは電子メール、或
いはファックスといった形で届けて登録者が閲覧できる
ようにしても良い。幾つかの選択肢を用意し、選択され
た選択肢に従ってそれらを閲覧できるようにしても良
い。
【0138】上述したような曲サーバー102、或いは
その変形例の動作を実現させるようなプログラムは、C
D−ROM、フロッピーディスク、或いは光磁気ディス
ク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、
公衆網等の通信回線を用いて、そのプログラムの一部、
若しくは全部を配信するようにしても良い。そのように
した場合には、ユーザはプログラムを取得してコンピュ
ータ(データ処理装置)にロードすることにより、その
コンピュータ、更にはそれとネットワークにより複数の
コンピュータが接続されたシステムに本発明を適用させ
ることができる。このことから、記録媒体は、プログラ
ムを配信する装置がアクセスできるものであっても良
い。
【0139】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、端末装
置から送信された音楽データ(曲データ)を受信して配
信対象として登録し、登録した音楽データ毎に、それを
配信した回数(販売(ダウンロード)回数)、及びその
試聴用の音楽データを配信した回数(試聴回数)をカウ
ントする。
【0140】それぞれカウントした回数は、試聴はされ
るが売れないのか、試聴もされないか、といった音楽デ
ータに対する購入者側の評価を判断するうえでの貴重な
情報となる。このため、それを音楽データの創作者(演
奏者、或いは作曲者などであるミュージシャン)にフィ
ードバックすることで、より良い曲を作るうえでの手助
けをすることができる。
【0141】本発明は、端末装置から送信された音楽デ
ータ(曲データ)を受信して配信対象として登録し、登
録した音楽データ毎に、音楽データに対するコメントを
買い手側から受け付けて取得する。そのコメントは、音
楽データに対する購入者側の声であり、音楽データの創
作者はその声に耳を傾ける必要がある。このため、その
コメントを音楽データの創作者にフィードバックするこ
とで、より良い曲を作るうえでの手助けをすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による音楽配信システムの構成を
示す図である。
【図2】曲サーバーに搭載の記録媒体に記録された内容
を説明する図である。
【図3】課金情報として格納された内容を説明する図で
ある。
【図4】画像データエリアに格納された内容を説明する
図である。
【図5】表示画面の推移を説明する図である。
【図6】初期メニュー画面のイメージを示す図である。
【図7】登録条件提示画面のイメージを示す図である。
【図8】登録画面のイメージを示す図である。
【図9】曲転送画面のイメージを示す図である。
【図10】曲リスト画面のイメージを示す図である。
【図11】課金画面のイメージを示す図である。
【図12】試聴画面のイメージを示す図である。
【図13】コメント入力画面のイメージを示す図であ
る。
【図14】他のコメントを見る画面のイメージを示す図
である。
【図15】評判画面のイメージを示す図である。
【図16】曲なし通知画面のイメージを示す図である。
【図17】コメントを見る画面のイメージを示す図であ
る。
【図18】曲サーバーにアクセスするために端末装置が
実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】登録処理のフローチャートである。
【図20】登録処理のフローチャートである(続き)。
【図21】購入処理のフローチャートである。
【図22】試聴処理のフローチャートである。
【図23】コメント入力処理のフローチャートである。
【図24】他のコメントを見る処理のフローチャートで
ある。
【図25】買う処理のフローチャートである。
【図26】評判処理のフローチャートである。
【図27】接続した端末装置に対応するために曲サーバ
ーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図28】接続した端末装置に対応するために曲サーバ
ーが実行する処理の流れを示すフローチャートである
(続き1)。
【図29】接続した端末装置に対応するために曲サーバ
ーが実行する処理の流れを示すフローチャートである
(続き2)。
【図30】接続した端末装置に対応するために曲サーバ
ーが実行する処理の流れを示すフローチャートである
(続き3)。
【図31】登録処理のフローチャートである(曲サーバ
ー)。
【図32】曲登録処理のフローチャートである。
【図33】課金依頼処理のフローチャートである。
【図34】課金サーバーが実行する処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 インターネット 102 曲サーバー 103 課金サーバー 104 端末装置 105 専用線 106 金融機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムであって、 前記システムは、音楽データを配信するサーバー、及び
    該サーバーと前記ネットワークを介して通信可能な複数
    の端末装置、を有し、 前記複数の端末装置を構成する端末装置は、前記サーバ
    ーに配信対象として前記音楽データの登録を依頼する登
    録依頼者、或いは前記サーバーから音楽データの配信を
    希望する配信希望者によって使用され、 前記サーバーは、 登録依頼者の使用する前記端末装置から送信された音楽
    データを受信し配信対象として登録する音楽データ登録
    手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、配信希望者の使用
    する前記端末装置からの要求に応じて配信する音楽デー
    タ配信手段と、 前記音楽データ登録手段が登録依頼者の使用する前記端
    末装置から受信して登録した音楽データ毎に、前記音楽
    データ配信手段が該音楽データを配信した第1の回数、
    及び該音楽データ配信手段が該音楽データの試聴用音楽
    データを配信した第2の回数をそれぞれ計数する計数手
    段と、を具備する、 ことを特徴とする音楽配信システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーは、前記計数手段が計数し
    た第1、及び第2の回数を掲示する回数掲示手段を、 更に具備することを特徴とする請求項1記載の音楽配信
    システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムであって、 前記システムは、音楽データを配信するサーバー、及び
    該サーバーと前記ネットワークを介して通信可能な複数
    の端末装置、を有し、 前記複数の端末装置を構成する端末装置は、前記サーバ
    ーに配信対象として前記音楽データの登録を依頼する登
    録依頼者、或いは前記サーバーから音楽データの配信を
    希望する配信希望者によって使用され、 前記サーバーは、 登録依頼者の使用する前記端末装置から送信された音楽
    データを受信し配信対象として登録する音楽データ登録
    手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、配信希望者の使用
    する前記端末装置からの要求に応じて配信する音楽デー
    タ配信手段と、 前記音楽データ登録手段が前記端末装置から受信して登
    録した音楽データに対するコメントの入力を求める画面
    を配信希望者の使用する前記端末装置に送信することに
    より、配信希望者が入力のコメントを、前記端末装置か
    ら受信して登録した音楽データ毎に取得するコメント取
    得手段と、を具備する、 ことを特徴とする音楽配信システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバーは、前記コメント取得手段
    が取得したコメントを掲示するコメント掲示手段を、 更に具備することを特徴とする請求項3記載の音楽配信
    システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムで複数の端末装置を対象に音楽データを
    配信するサーバーとして用いられる装置であって、 前記複数の端末装置を構成する端末装置から送信された
    音楽データを受信し配信対象として登録する音楽データ
    登録手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、前記複数の端末装
    置のなかで配信を要求してきた端末装置に配信する音楽
    データ配信手段と、 前記音楽データ登録手段が登録依頼者の使用する前記端
    末装置から受信して登録した音楽データ毎に、前記音楽
    データ配信手段が該音楽データを配信した第1の回数、
    及び該音楽データ配信手段が該音楽データの試聴用音楽
    データを配信した第2の回数をそれぞれ計数する計数手
    段と、 を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムで複数の端末装置を対象に音楽データを
    配信するサーバーとして用いられる装置であって、 前記複数の端末装置を構成する端末装置から送信された
    音楽データを受信し配信対象として登録する音楽データ
    登録手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、前記複数の端末装
    置のなかで配信を要求してきた端末装置に配信する音楽
    データ配信手段と、 前記音楽データ登録手段が前記端末装置から受信して登
    録した音楽データに対するコメントの入力を求める画面
    を配信希望者の使用する前記端末装置に送信することに
    より、配信希望者が入力のコメントを、前記端末装置か
    ら受信して登録した音楽データ毎に取得するコメント取
    得手段と、 を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムで複数の端末装置を対象に音楽データを
    配信するサーバーとして用いられる装置が読み取り可能
    な記録媒体であって、 前記複数の端末装置を構成する端末装置から送信された
    音楽データを受信し配信対象として登録する音楽データ
    登録手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、前記複数の端末装
    置のなかで配信を要求してきた端末装置に配信する音楽
    データ配信手段と、 前記音楽データ登録手段により登録依頼者の使用する前
    記端末装置から受信して登録した音楽データ毎に、前記
    音楽データ配信手段により該音楽データを配信した第1
    の回数、及び該音楽データ配信手段が該音楽データの試
    聴用音楽データを配信した第2の回数をそれぞれ計数す
    る計数手段と、 を実現させるプログラムを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して音楽データの配信
    を行うシステムで複数の端末装置を対象に音楽データを
    配信するサーバーとして用いられる装置が読み取り可能
    な記録媒体であって、 前記複数の端末装置を構成する端末装置から送信された
    音楽データを受信し配信対象として登録する音楽データ
    登録手段と、 前記配信対象として登録されている音楽データ、或いは
    該音楽データの試聴用音楽データを、前記複数の端末装
    置のなかで配信を要求してきた端末装置に配信する音楽
    データ配信手段と、 前記音楽データ登録手段により前記端末装置から受信し
    て登録した音楽データに対するコメントの入力を求める
    画面を配信希望者の使用する前記端末装置に送信するこ
    とにより、配信希望者が入力のコメントを、前記端末装
    置から受信して登録した音楽データ毎に取得するコメン
    ト取得手段と、 を実現させるプログラムを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189487A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Kddi Corp サーバ装置、携帯端末装置およびプログラム

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