JP2002048965A - レンズ構造及びレンズ支持構造 - Google Patents

レンズ構造及びレンズ支持構造

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JP2002048965A
JP2002048965A JP2000237516A JP2000237516A JP2002048965A JP 2002048965 A JP2002048965 A JP 2002048965A JP 2000237516 A JP2000237516 A JP 2000237516A JP 2000237516 A JP2000237516 A JP 2000237516A JP 2002048965 A JP2002048965 A JP 2002048965A
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lens
optical axis
guide shaft
optical
opening
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JP2000237516A
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Naoyuki Inoue
尚之 井上
Katsumi Otsuka
勝巳 大塚
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素かつ低コストな構成でありながら、結像性
能を向上させることができるレンズ構造及びレンズ支持
構造を提供する。 【解決手段】合焦駆動やズーム駆動時に、第2レンズ1
2を光軸方向に移動させるときには、特に光学性能が要
求されることはないため、光学面L2bの頂点の法線X
2を、他の光学系の光軸X4に対して交差させたまま移
動させても問題はなく、一方、合焦位置やズーム位置な
ど所定位置に到達した場合には、光学面L2bの頂点の
法線X2を光軸X4に略一致させることで、光学性能の
向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ構造及びレ
ンズ支持構造に関し、特にカメラに用いると好適なレン
ズ構造及びレンズ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影光学系ファインダ光学系に
おいて、被写体像を結像面に結像させるために用いられ
ているレンズは、例えばズーム駆動に合わせて光軸方向
に移動自在に支持されていることがある。かかるレンズ
が、開口を設けた支持部材により支持されている場合に
は、通常支持部材の開口は、レンズの光軸と平行に延在
するガイドシャフトに嵌合され、かつそれに対して摺動
することにより、ガイドシャフトに沿ってレンズは移動
可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、支持部材と
ガイドシャフトの摺動を円滑に行わせるためには、ある
程度のガタを、開口とガイドシャフトの間に設定しなく
てはならない。ところが、開口とガイドシャフトとの間
にガタがあると、定位置でレンズがガタついてしまい、
振動などによって結像面の像がぼける恐れがある。そこ
で、従来技術においては、レンズ又はその支持部材を、
ばねにより付勢して、一方向に傾動させることが行われ
ている。
【0004】ところが、レンズ又はその支持部材をばね
により付勢させると、レンズの光学面が、他の光学系の
光軸に対して傾いてしまい、収差が発生して結像性能の
低下(片ボケなど)を招く恐れがある。このような不具
合を解消すべく、例えば開口とガイドシャフトの精度を
上げて、それら間のガタを小さくすることも考えられる
が、それによりコストが大きく増大するという新たな問
題を生じさせる。
【0005】かかる従来技術の問題に鑑み、本発明は、
簡素かつ低コストな構成でありながら、結像性能を向上
させることができるレンズ構造及びレンズ支持構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、第1の本発明のレンズ構造は、ガイドシャフトに嵌
合し摺動自在な開口を有し、光軸方向に移動可能なレン
ズを含むレンズ構造において、前記レンズの光学面頂点
の法線が、前記開口の中心線と非平行な状態に延在して
いることを特徴とする。
【0007】第2の本発明のレンズ支持構造は、レンズ
を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトに嵌
合し摺動自在な開口を有し、前記レンズを支持する支持
部材とを有し、前記支持部材は、前記ガイドシャフトに
沿って移動する際は、前記レンズの光軸を前記ガイドシ
ャフトと非平行な状態とするが、前記レンズが所定位置
に移動したときには、前記レンズの光軸を前記ガイドシ
ャフトと実質的に平行な状態に調整する調整手段が設け
られていることを特徴とする。
【0008】第3の本発明のレンズ支持構造は、レンズ
を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトに嵌
合し摺動自在な開口を有し、前記レンズを支持する支持
部材と、前記レンズを、光軸方向に傾動するように付勢
する付勢手段とを有し、前記ガイドシャフトの軸線は、
前記レンズの光軸に対して傾いており、かつ前記付勢手
段により付勢された状態で、前記レンズの光軸は、他の
光学系の光軸と実質的に平行となることを特徴とする。
【0009】第4の発明のレンズユニットは、ガイドシ
ャフトに嵌合し摺動自在な開口を有し、光軸方向に移動
可能な可動レンズと、光軸方向位置を固定された固定レ
ンズと、前記可動レンズの傾きに応じて、前記固定レン
ズを光軸に対して直角な方向に変位させる調整手段とを
有することを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の本発明のレンズ構造は、ガイドシャフト
に嵌合し摺動自在な開口を有し、光軸方向に移動可能な
レンズを含むレンズ構造において、前記レンズの光学面
頂点の法線が、前記開口の中心線と非平行な状態に延在
しているので、例えば合焦駆動やズーム駆動時に、前記
レンズを光軸方向に移動させるときには、特に光学性能
が要求されることはないため、前記少なくとも一つの光
学面頂点の法線を光軸に対して交差させたまま移動させ
ても問題はなく、一方、合焦位置やズーム位置など所定
位置に到達した場合には、前記少なくとも一つの光学面
頂点の法線を光軸に略一致させることで、光学性能の向
上を図ることができる。ここで、光学面の頂点とは、凸
レンズであれば光学面において最も光軸方向に出っ張っ
た点であり、凹レンズであれば光学面において最も光軸
方向に引っ込んだ点をいう。
【0011】さらに、前記開口の中心線は、前記ガイド
シャフトと非平行な状態に延在すると好ましい。
【0012】又、前記レンズは、光軸方向に傾動するよ
うに付勢されると、ガタのない支持を行えるので好まし
い。
【0013】第2の本発明のレンズ支持構造は、レンズ
を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトに嵌
合し摺動自在な開口を有し、前記レンズを支持する支持
部材とを有し、前記支持部材は、前記ガイドシャフトに
沿って移動する際は、前記レンズの光軸を前記ガイドシ
ャフトと非平行な状態とするが、前記レンズが所定位置
に移動したときには、前記レンズの光軸を前記ガイドシ
ャフトと実質的に平行な状態に調整する調整手段が設け
られているので、例えば前記開口の中心線と、前記ガイ
ドシャフトが平行であったとしても、合焦駆動やズーム
駆動時に、前記レンズを光軸方向に移動させるときに
は、特に光学性能が要求されることはないため、前記少
なくとも一つの光学面頂点の法線を光軸に対して交差さ
せたまま移動させても問題はなく、一方、合焦位置やズ
ーム位置など所定位置に到達した場合には、前記調整手
段が前記レンズの光軸を前記ガイドシャフトと実質的に
平行な状態に調整するため、前記レンズ以外の光軸と前
記ガイドシャフトが平行であるかぎり、いずれの位置で
も光学性能の向上を図ることができる。
【0014】さらに、前記調整手段が、前記開口の端部
に形成され、前記所定位置で前記ガイドシャフトに当接
する突起であると好ましい。
【0015】又、前記調整手段が、前記所定位置で前記
ガイドシャフトに当接する前記開口の端部もしくはその
近傍であり、前記開口の中心線は、前記レンズの光軸に
対して非平行な状態に維持されていると好ましい。
【0016】さらに、前記支持部材は前記レンズと一体
であってもよく、また別体であっても良い。
【0017】又、前記レンズを、光軸方向に傾動するよ
うに付勢する付勢手段を有すると、ガタのない支持を行
えるので好ましい。
【0018】第3の本発明のレンズ支持構造は、レンズ
を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトに嵌
合し摺動自在な開口を有し、前記レンズを支持する支持
部材と、前記レンズを、光軸方向に傾動するように付勢
する付勢手段とを有し、前記ガイドシャフトの軸線は、
前記レンズの光軸に対して傾いており、かつ前記付勢手
段により付勢された状態で、前記レンズの光軸は、他の
光学系の光軸と実質的に平行となるので、前記ガイドシ
ャフトに沿って前記レンズを移動させたときに、どの位
置においても、前記レンズの光軸は、前記他の光学系の
光軸と実質的に平行な状態となり、それにより光学性能
の低下を抑制することができる。
【0019】第4の本発明のレンズユニットは、ガイド
シャフトに嵌合し摺動自在な開口を有し、光軸方向に移
動可能な可動レンズと、光軸方向位置を固定された固定
レンズと、前記可動レンズの傾きに応じて、前記固定レ
ンズを光軸に対して直角な方向に変位させる調整手段と
を有するので、前記可動レンズの開口と前記ガイドシャ
フトとの間におけるガタに応じて、前記可動レンズが傾
いたとしても、前記可動レンズの光軸が前記固定レンズ
の中心に近づくように、前記固定レンズを光軸直角方向
に変位させることで、前記レンズユニット全体の光学性
能の低下を抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかるレンズ鏡胴を示す斜視図である。図1において、
ズームレンズ鏡胴1は、不図示のカメラ本体に取り付け
られている。ズームレンズ鏡胴1の上方には、ズームフ
ァインダ2が設けられている。図示しないズームボタン
を操作すると、モータ3が回転して、第1減速歯車列4
を介してズームレンズ鏡胴1に設けた歯車5を回転させ
る。すると、歯車5の回転は、ズームレンズ鏡胴1の内
部機構(不図示)に伝達され、鏡胴内部に移動自在に配
置されたレンズ群(不図示)を光軸方向に駆動するよう
になっている。
【0021】一方、第1減速歯車列4の回転は、第2減
速歯車列6を介して、カム板7に設けた部分歯車7aに
伝達され、カム板7を図の左右方向に回動させる。な
お、カム板7は、ズームレンズ鏡胴1とズームファイン
ダ2との間に配置されている。
【0022】次に、ズームファインダ2の構成を、図2
を参照して説明する。図2は、ズームファインダ機構の
横断面図である。図2において、光軸方向固定レンズで
ある第1レンズ11と、変倍レンズである第2レンズ1
2と、変倍レンズである第3レンズ13と、光軸方向固
定レンズである第4レンズ14とにより、対物光学系1
5が形成されている。対物光学系15より結像面側に、
屈折光学系であるプリズム16と、接眼光学系である接
眼レンズ18がこの順序で配置されている。
【0023】対物光学系15において、第1レンズ11
と第4レンズ14は、筐体21に取り付けられている
が、第2レンズ12と第3レンズ13は、ガイドシャフ
ト22,23に沿って、光軸方向に移動することができ
る。ズームレンズ鏡胴1のズーミング動作に連動して、
カム板7が回転し、このカム板7の回転により、第2レ
ンズ12と第3レンズ13とは光軸方向に移動する。こ
れにより、対物光学系15の焦点距離が変化してズーム
ファインダ光学系が変倍動作を行うようになっている。
【0024】被写体からの光は、対物光学系15を介し
て入射し、さらにプリズム16に入射し、その内部で2
回反射した後、出射するが、この射出面(結像面)が対
物光学系15の合焦位置になっており、被写体像が結像
されることとなる。この結像した被写体像は、反射鏡1
7にて反射され、接眼レンズ18により拡大されて、撮
影者により観察されることとなる。尚、プリズム16の
射出面には視野枠24が配置されており、それによりフ
ァインダの視野が規定されている。また、反射鏡17
は、縦断面形状がV字状にくぼんでいるいわゆるダハミ
ラーとなっている。
【0025】対物光学系15により形成された像は、上
下左右に倒立しているが、上下方向には反射鏡17で2
回反射し、左右方向にはプリズム16で2回、反射鏡1
7で1回反射するので、接眼レンズ18を介することに
よって上下左右に正立した像として視認することができ
る。
【0026】次に、カム板7により変倍レンズである第
2レンズ12と第3レンズ13とを光軸方向に移動させ
る構成を、図3を参照して説明する。図3は、カム板と
変倍レンズを含む構成を示す斜視図である。
【0027】樹脂製である第2レンズ12は、凸状のレ
ンズ部L2と、それと一体的に形成されたレンズ支持部
12eとからなる。光軸方向被写体側から見て、レンズ
支持部12eの右下には、円筒状案内部12aが一体的
に形成されている。円筒状案内部12aは、ガイドシャ
フト22に嵌合し摺動自在な開口12fを有する。又、
同様に光軸方向被写体側から見て、レンズ支持部12e
の左上には、ガイドシャフト23を上下に挟持する一対
のアーム部12bが形成されている。
【0028】樹脂製である第3レンズ13は、凹状のレ
ンズ部L3と、それと一体的に形成されたレンズ支持部
13eとからなる。光軸方向被写体側から見て、レンズ
支持部13eの右下には、円筒状案内部13aが一体的
に形成されている。円筒状案内部13aは、ガイドシャ
フト22に嵌合し摺動自在な開口13fを有する。又、
同様に光軸方向被写体側から見て、レンズ支持部13e
の左上には、ガイドシャフト23を上下に挟持する一対
のアーム部13bが形成されている。
【0029】円筒状案内部12a、13aのレンズ支持
部12e、13eの反対側には、対向してL字状板12
d、13dが設けられており、かかるL字状板12d、
13dにかけられた引っ張りばね25により、円筒状案
内部12a、13aは近接する方向に付勢されている。
【0030】さらに、円筒状案内部12a、13aの下
部から下方に向かってカムピン12c、13cが延在し
ており、カム板7のカム部7b、7cに係合している。
付勢手段としての引っ張りばね25の付勢力により、カ
ムピン12c、13cは、カム部7b、7cから当接し
た状態に維持される。従って、ズームレンズ鏡胴1に連
動して、カム板7が矢印方向に回転すると、カムピン1
2c、13cは、カム面7b、7cによって移動される
ので、第2レンズ12と第3レンズ13は、ガイドシャ
フト22,23に沿って光軸方向に移動できるようにな
っている。
【0031】図4(a)は、本実施の形態にかかる第2
レンズ12の光軸方向断面図である。円筒状案内部12
aの開口12fとガイドシャフト22との間には、それ
らの相対摺動を円滑にすべく、所定のガタが設定されて
いるので、L字状板12dにかけられた引っ張りばね2
5(図3)の付勢力Fにより、円筒状案内部12が光軸
方向に傾き、その開口12fの中心線は、ガイドシャフ
ト22の軸線と交差するようになる。
【0032】しかしながら、本実施の形態においては、
第2レンズ部L2の第2面L2b(結像面側光学面)
が、第1面L2a(被写体側光学面)と非対称の関係と
なっている。すなわち、第1面L2aの頂点の法線X1
は、第2レンズ12のレンズ支持部12eの面に直交
し、かつ円筒状案内部12aの開口12fの中心線X3
と平行である。これに対し、第2面L2bの頂点の法線
X2は、開口12fの中心線X3と非平行であり、さら
に、他の光学系としての第1レンズ11,第4レンズ1
4(図3)の光軸X4と実質的に一致するようになって
いる。
【0033】従って、図4(a)に示すごとく第2レン
ズ部L2が光軸に対して傾いていた状態に保持されたと
しても、その光学性能の低下を極力抑制することができ
る。尚、本実施の形態の変形例としては、第1面L2a
及び第2面L2bの頂点の法線X1,X2を、開口12
fの中心線X3と非平行とし、さらに第1レンズ11,
第4レンズ14の光軸X4と実質的に一致させてもよ
く、それにより光学性能の低下をより抑制できる。ま
た、かかる変形例は、図4(b)に示すように、シフト
させたレンズ支持部12e’で、完全レンズ形状の第2
レンズL2を支持させることで達成できる。
【0034】さらに、不図示の駆動手段により、他の光
学系としての第1レンズ11,第4レンズ14を、その
光軸X4に直角な方向に移動させることによって、前記
第2面L2bの頂点の法線X2(及び第1面L2aの法
線X1)と一致させることで、さらに光学性能の低下を
抑制できる。
【0035】図5は、図1〜3のファインダに用いるこ
とのできる第2の実施の形態にかかる第2レンズ121
の図4と同様な断面図である。図5(a)において、第
2レンズ部L2の光軸X2は、レンズ支持部121eに
対して直交しており、また円筒状案内部121aの開口
121fは、左端上面に突起121gを有し、右端底面
に突起121hを有し、突起121g、121hがガイ
ドシャフト22に当接した状態で、他の光学系としての
第1レンズ11,第4レンズ14の光軸と一致してい
る。従って、第2レンズ部L2の光学性能を発揮できる
ようになっている。
【0036】一方、第2レンズ121を光軸方向に移動
させる際には、引っ張りばね25(図3)の付勢力Fに
抗して、第2レンズ121を光軸方向に傾動させること
で、突起121g、121hがガイドシャフト22から
離れ、それにより第2レンズ121をガイドシャフト2
2に対して円滑に移動させることができる。
【0037】本実施の変形例として、図5(b)に示す
ように、円筒状案内部121a’の開口121f’を、
円筒状案内部121a’に対して傾いた状態で穿設する
こともできる。かかる場合も、第2レンズ部L2の光軸
(不図示)は、レンズ支持部121e’に対して直交し
ており、また図5(b)に示すように、円筒状案内部1
21a’の開口121f’の左端内縁上部と、右端内縁
底部がガイドシャフト22に当接した状態で、他の光学
系としての第1レンズ11,第4レンズ14の光軸と一
致している。従って、第2レンズ部L2の光学性能を発
揮できるようになっている。
【0038】一方、第2レンズ121’を光軸方向に移
動させる際には、引っ張りばね25(図3)の付勢力F
に抗して、第2レンズ121’を光軸方向に傾動させる
ことで、開口121f’の左端上面と右端底面がガイド
シャフト22から離れ、それにより第2レンズ121’
をガイドシャフト22に対して円滑に移動させることが
できる。
【0039】図6は、図1〜3のファインダに用いるこ
とのできる第3の実施の形態を示す第2レンズ221の
断面図である。第3の実施の形態においては、ガイドシ
ャフト222が、第2レンズ部L2の光軸X2及び他の
光学系としての第1レンズ11,第4レンズ14(図
2)の光軸に対して傾いているが、付勢手段としての引
っ張りばね25(図3)により付勢された状態で、第2
レンズ部L2の光軸X2は、第1レンズ11,第4レン
ズ14の光軸と実質的に平行となっている。
【0040】本実施の形態によれば、第2レンズ部L2
の光軸X2及び他の光学系としての第1レンズ11,第
4レンズ14の光軸とは、常に平行状態にあるので、第
2レンズ部L2の偏心特性が良好であれば、その光軸
と、第1レンズ11,第4レンズ14の光軸とが傾く場
合に比べ、光学性能の低下をより抑制できる。
【0041】図7は、図1〜3のファインダに用いるこ
とのできる第4の実施の形態を示すレンズユニット30
0を示す図である。第4の実施の形態においても、第1
の実施の形態と同様に、ガイドシャフト322と開口3
21fとの間のガタに基づき、付勢手段としての引っ張
りばね25(図3)により付勢された状態で、可動レン
ズとしての第2レンズ321における第2レンズ部L2
の光軸X2は、固定レンズとしての第1レンズ311の
光軸X1に対して交差することとなる。
【0042】そこで、本実施の形態においては、筐体2
1に対して螺合されたねじ軸311aの下端を第1レン
ズ311に取り付け、ねじ軸311aの上端にツマミ3
11bを取り付けるようにしている。ねじ軸311aと
ツマミ311bとで調整手段を構成する。尚、第1レン
ズ311は、不図示の保持手段により、光軸方向位置を
固定され、その姿勢を維持しつつ光軸直角方向にのみ変
位可能となっている。
【0043】本実施の形態によれば、移動レンズとして
の第2レンズ部L2の光軸X2は、固定レンズとしての
第1レンズ311の光軸X1に対して交差したときに、
ツマミ311bを回すことで、第1レンズ311を光軸
直角方向に変位させ、第2レンズ部L2の光軸X2が第
1レンズ311の中心を通過させるようにすることで、
レンズユニット300全体の光学性能の低下を抑制する
ことができる。
【0044】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、本発明が適用されるのは、第
2レンズ12でなく第3レンズ13であってもよく、更
には双方であっても良い。又、ファインダ光学系でな
く、撮影光学系に対して、本発明を適用しても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、簡素かつ低コストな構
成でありながら、結像性能を向上させることができるレ
ンズ構造及びレンズ支持構造を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるレンズ鏡胴を示す斜視図
である。
【図2】ズームファインダ機構の横断面図である。
【図3】カム板と変倍レンズを含む構成を示す斜視図で
ある。
【図4】第1の実施の形態にかかる第2レンズ12の光
軸方向断面図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる第2レンズ121の
断面図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる第2レンズ212の
光軸方向断面図である。
【図7】第4の実施の形態にかかるレンズユニット30
0の光軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 ズームレンズ鏡胴 2 ズームファインダ 3 モータ 11、311 第1レンズ 12、12’、121,221,321 第2レンズ 13 第3レンズ 14 第4レンズ 22,23 ガイドシャフト 25 引っ張りばね

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドシャフトに嵌合し摺動自在な開口
    を有し、光軸方向に移動可能なレンズを含むレンズ構造
    において、 前記レンズの光学面頂点の法線が、前記開口の中心線と
    非平行な状態に延在していることを特徴とするレンズ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記開口の中心線は、前記ガイドシャフ
    トと非平行な状態に延在することを特徴とする請求項1
    に記載のレンズ構造。
  3. 【請求項3】 前記レンズは、光軸方向に傾動するよう
    に付勢されることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    レンズ構造。
  4. 【請求項4】 レンズを案内するガイドシャフトと、 前記ガイドシャフトに嵌合し摺動自在な開口を有し、前
    記レンズを支持する支持部材とを有し、 前記支持部材は、前記ガイドシャフトに沿って移動する
    際は、前記レンズの光軸を前記ガイドシャフトと非平行
    な状態とするが、前記レンズが所定位置に移動したとき
    には、前記レンズの光軸を前記ガイドシャフトと実質的
    に平行な状態に調整する調整手段が設けられていること
    を特徴とするレンズ支持構造。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、前記開口の端部に形成
    され、前記所定位置で前記ガイドシャフトに当接する突
    起であることを特徴とする請求項4に記載のレンズ支持
    構造。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は、前記所定位置で前記ガ
    イドシャフトに当接する前記開口の端部もしくはその近
    傍であり、前記開口の中心線は、前記レンズの光軸に対
    して非平行な状態に維持されていることを特徴とする請
    求項4に記載のレンズ支持構造。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は前記レンズと一体である
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のレ
    ンズ支持構造。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、前記レンズと別体であ
    ることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の
    レンズ支持構造。
  9. 【請求項9】 前記レンズを、光軸方向に傾動するよう
    に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項4
    乃至8のいずれかに記載のレンズ支持構造。
  10. 【請求項10】 レンズを案内するガイドシャフトと、 前記ガイドシャフトに嵌合し摺動自在な開口を有し、前
    記レンズを支持する支持部材と、 前記レンズを、光軸方向に傾動するように付勢する付勢
    手段とを有し、 前記ガイドシャフトの軸線は、前記レンズの光軸に対し
    て傾いており、かつ前記付勢手段により付勢された状態
    で、前記レンズの光軸は、他の光学系の光軸と実質的に
    平行となることを特徴とするレンズ支持構造。
  11. 【請求項11】 ガイドシャフトに嵌合し摺動自在な開
    口を有し、光軸方向に移動可能な可動レンズと、 光軸方向位置を固定された固定レンズと、 前記可動レンズの傾きに応じて、前記固定レンズを光軸
    に対して直角な方向に変位させる調整手段とを有するこ
    とを特徴とするレンズユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077712A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kyocera Corp ズームレンズユニット
JP2005077713A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kyocera Corp ズームレンズユニット

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JP2005077712A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kyocera Corp ズームレンズユニット
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