JP2002048453A - 倉庫型冷蔵庫における給電構造 - Google Patents

倉庫型冷蔵庫における給電構造

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JP2002048453A
JP2002048453A JP2000236180A JP2000236180A JP2002048453A JP 2002048453 A JP2002048453 A JP 2002048453A JP 2000236180 A JP2000236180 A JP 2000236180A JP 2000236180 A JP2000236180 A JP 2000236180A JP 2002048453 A JP2002048453 A JP 2002048453A
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Hidetoshi Kanao
英敏 金尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貨物の多収納とそれらの入出庫作業等を迅速
に行うことができるとともに、倉庫型冷蔵庫に具える各
種電気機器を合理的に設置運用することのできる、新規
な倉庫型冷蔵庫における給電構造を開発することを技術
課題とした。 【解決手段】 案内枠6に対しては、列毎に連方向に移
動するクレーン装置5を具えるものであり、且つ個々の
クレーン装置5に対して蓄電池55を搭載したことを特
徴として成り、個々のクレーン装置5及びこのクレーン
装置5周辺に具える各種電気機器の作動を、それぞれの
クレーン装置5におけるチャッキング装置54に具えた
蓄電池55によって行うことができるため、特定の一カ
所の電源ケーブルに過大電流が流れてしまうようなこと
がなく、このため電流定格の低い電源ケーブルを用いる
ことが可能となり、コスト低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貨物の多収納とそれ
らの入出庫作業等を迅速に行うことのできる倉庫型冷蔵
庫に関するものであり、クレーン装置に具える各種電気
機器を合理的に運用することのできる、新規な倉庫型冷
蔵庫における給電構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】一般に貨物を保管する倉庫は、その目的
に応じて収納効率を重視した設計とするか、取り扱い効
率すなわち、取り込み取り出しの入出庫あるいは貨物の
所定の保管位置への取り込みあるいはそこからの取り出
し等の効率を重視する設計とするかが決定される。もち
ろん収納効率と、取り扱い効率との双方が効果的に得ら
れることが好ましいが、これらは二律背反するものであ
り、実際には目的に応じていずれかを重視した設計傾向
となる。
【0003】すなわち収容効率を高めるためには、箱パ
レット等を直に段積みして隙間なく収納するような形態
を採ることが好ましいが、反面この形態では段積みした
箱パレット等にスタッカクレーン等が直にアクセスでき
ないため、取り扱い効率が低下してしまう。一方、取り
扱い効率を高めるためには、段積みした箱パレットに対
してスタッカクレーン等を側方から直にアクセスできる
ような形態を採る必要があり、従ってこの場合には倉庫
内に隙間が多くなって収納効率が低下してしまう。
【0004】そこでこのような従来の一般的な傾向に対
して本出願人は、箱パレットを搬入する際に一旦副保管
部に格納し、ここから主保管部(多段積みの案内枠)へ
搬入することにより、箱パレットの搬入を迅速に行える
ようにし、収納効率と取り扱い効率との双方を効果的に
行え得る冷蔵庫を発明し、すでに特許第2958620
号「冷蔵庫」として登録されるに至っている。因みにこ
の発明は収納対象物が魚等の冷凍保存食品であることに
因み、実際に取り出し頻度等を考慮した結果可能となっ
た、いわば中庸的な、収納効率と取り扱い効率との双方
を満足させる好ましい装置に関するものである。
【0005】更に本出願人は、同様の倉庫型冷蔵庫に関
して、他の発明を案出するとともにすでに特許出願に及
んでいる。まず特開2000−191271「倉庫型冷
蔵庫における貨物搬送装置」は、貨物収容用に不可欠的
に設けられている既存の案内枠に着眼し、このものをク
レーン装置の支承部材として用いることにより、合理的
な貨物の荷扱いができ且つトータルで安価に建造するこ
とのできる貨物搬送装置に関するものである。また特願
平11−172798号「倉庫型冷蔵庫」は、主保管部
(多段積みの案内枠)の上方に作業場を設けることによ
り、詳細な在庫管理を行うことのできる倉庫型冷蔵庫に
関するものである。
【0006】ところで上述した倉庫型冷蔵庫はいずれ
も、案内枠内に多段積み状態で収容した箱パレットに対
して、クレーン装置に具えたチャッキング装置がアクセ
スして箱パレットの搬入、搬出を行うものである。そし
て前記チャッキング装置に対し、案内枠内でのチャッキ
ング装置の姿勢を検出するセンサ、チャッキング装置に
よるチャッキング状態を検出するセンサ並びにこれらセ
ンサーによって得られた情報を集中制御装置等に対して
送信するための無線機等を具えることにより、倉庫型冷
蔵庫の操作をより合理的に行う試みが成されている。
【0007】
【開発を試みた技術課題】本発明はこのような背景を認
識して成されたものであり、貨物の多収納とそれらの入
出庫作業等を迅速に行うことができるとともに、クレー
ン装置に具える各種電気機器を合理的に運用することの
できる、新規な倉庫型冷蔵庫における給電構造を開発す
ることを技術課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
倉庫型冷蔵庫における給電構造は、倉庫内に案内枠を設
けて貨物の多段保管を行うとともに、クレーン装置によ
って貨物の入出庫、移動等を行う倉庫型冷蔵庫におい
て、前記案内枠に対しては、列毎に連方向に移動するク
レーン装置を具えるものであり、且つ個々のクレーン装
置におけるチャッキング装置に対して蓄電池を搭載した
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
個々のクレーン装置におけるチャッキング装置に蓄電池
を搭載することにより、チャッキング機構、位置確認セ
ンサ、通信機等に電力を供給することができ、クレーン
本体からのケーブルを排除することができる。このた
め、低温下での電気ケーブルの伸縮性の低下等に起因す
る事故を防ぐことができる。
【0009】また請求項2記載の倉庫型冷蔵庫における
給電構造は、前記要件に加え、前記蓄電池は、防熱箱内
に具えられるものであり、且つこの防熱箱内の温度を一
定範囲内に保つための調温器を具えたことを特徴として
成るものである。この発明によれば、極めて低温となる
冷蔵庫内に位置する蓄電池を、常時蓄電池に適した温度
下に置くことにより安定して作動させるとともに、蓄電
池の能力が低下したり、寿命を縮めてしまうようなこと
がない。
【0010】更にまた請求項3記載の倉庫型冷蔵庫にお
ける給電構造は、前記要件に加え、前記チャッキング装
置が走行架台と一体化した状態で蓄電池の充電を行うよ
うに構成したことを特徴として成るものである。この発
明によれば、チャッキング装置が最も長時間位置する部
位において充電が行われるので、蓄電池の蓄電状態を良
好に維持することができる。そしてこれら各請求項記載
の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。図中符号1は本発明の適用
対象となる倉庫型冷蔵庫であって、このものは建屋10
内を主保管部2と副保管部3とに区画するものであり、
これら主保管部2と副保管部3との上方にまたがってク
レーン装置5を具えて成る。前記主保管部2内には箱パ
レットPの格納空間となる案内枠6を具え、一方、前記
副保管部3内には搬入出予定の箱パレットPを一時的に
格納するラック7及び、この一時的に格納された箱パレ
ットPを主保管部2または外部へ受け渡すためのリフト
装置8を具えて成る。そして前記建屋10内を冷却する
ための冷却機構9を前記クレーン装置5の上方に具える
ことにより、倉庫型冷蔵庫1が構成されるものである。
【0012】前記建屋10は鋼材を適宜組み合わせた倉
庫型冷蔵庫1の外壁部分であり、その内部を低温に保つ
ため内側に断熱材Hが張設されている。因みに建屋10
は、要は倉庫型冷蔵庫1内部の雰囲気と外気との遮断が
なされればよいので、プレハブ建物、テント等の簡易構
造物であってもよい。
【0013】そして前記建屋10内には案内枠6を配す
るものであり、このものは図3(b)に示すように、一
例として100mm×100mm程度のアングル材を適
用した柱60に対して水平材61及び筋交い62を組み
合わせて、箱パレットPの格納空間6Aを構成して成る
ものである。この実施の形態で示す案内枠6は、一例と
して図1、3に示すように、案内枠6内に形成される格
納空間6Aを8列×11段×43連とするものであり、
格納空間6A内に箱パレットPが段積み状態に保管され
る。ここで前記「列」とは図3(b)における幅方向を
意味し、また「連」とは図1における長手方向を意味
し、更に「段」とは図1及び図3(b)における高さ方
向を意味するものである。
【0014】そして前記案内枠6における格納空間6A
の上部は、水平材61及び筋交い62が設けられずに柱
60が突出した状態となるものであり、この柱60の上
端部列方向に梁63を組み付ける。そしてこの梁63
と、前記格納空間6Aの上端部との間の空間を箱パレッ
トPの移動空間6Bとするものである。
【0015】なおこの実施の形態では、梁63は連方向
に連なる柱60毎にそれぞれ設けるようにしたが、強度
が確保できさえすれば適宜間隔をあけて設けるようにし
てもよい。そしてこのように案内枠6を建屋10内に配
することにより区画された空間が主保管部2となる。
【0016】次に前記ラック7について説明する。この
ものは図4に示すように一例として100mm×100
mm程度のアングル材を適用した直立状態のフレーム7
1に対して載置片72を格子状に組み合わせた棚部材で
ある。このようなアングル材の格子によって形成される
一つの直方体をセル70と称するものであり、このセル
70に収容される箱パレットPは載置片72上に位置し
て段積み状態とならないため、個々のセル70に格納さ
れた箱パレットPは任意に随時搬入搬出可能となるもの
である。因みに個々のセル70にはライブローラを設け
て、セル70への箱パレットPの取り込み及びセル70
からの箱パレットPの取り出しを積極的に行うようにす
ることもできる。そしてラック7の最下段の部分は空き
空間としてここに搬入出用のコンベヤ73を設ける。
【0017】なお前記セル70の数は適宜選択すること
ができるが、この実施の形態においては一例として図3
(a)及び図4に示すように8列×2連とするものであ
り、各連の間には後述するリフト装置8が設けられる。
そして主保管部2側の連に形成されるセル70は、図4
に示すように少なくとも前記案内枠6における移動空間
6Bに対応した高さ位置には形成しないものとする。こ
の実施の形態では主保管部2側の連を9段とし、一方、
外側の連を12段とした。
【0018】次に前記リフト装置8について説明する。
このものは図4に示すように、ラック7のフレーム71
の上端部に対して梁81を設け、この梁81に対して巻
上機82を設けるとともにそのワイヤに対して昇降箱8
3を吊持して成るものである。そして前記昇降箱83は
図5に示すように、案内躯体84に設けたガイド84a
に沿って上下に移動するものである。また前記案内躯体
84にはラック7のセル70に対応した位置に窓87を
開口させて、この窓87を通じて箱パレットPの受け渡
しが行われる。
【0019】また前記昇降箱83には受け渡し機構を具
えるものであり、このものは一例として昇降箱83の左
右双方向に進退自在に設けた伸縮アーム85を具えて成
るものである。そしてこの伸縮アーム85による箱パレ
ットPの昇降箱83への取り込み及び昇降箱83からの
取り出しを円滑にするために、昇降箱83内にはローラ
ガイド86が設けられる。このような受け渡し機構とし
ては、ライブローラ、トロリーコンベヤ等を用いること
もできる。
【0020】上述のようにして構成されるリフト装置8
は、前記ラック7の列毎に複数基(この実施の形態では
8基)が具えられるものである。そして前記ラック7及
びリフト装置8が配されることにより建屋10内に区画
された空間を副保管部3とするものである。なおリフト
装置8については、発明の背景で述べた本出願人による
特許第2958620号「冷蔵庫」に開示されたものを
採用してもよい。具体的には図6に示すように、リフト
装置8を、昇降箱83が水平レール88に沿って移動
し、更に水平レール88が垂直レール89に沿って移動
する様に構成して、昇降箱83が所望のセル70にアク
セスすることができるように構成するものである。
【0021】次に冷却機構9について説明する。このも
のは前記主保管部2及び副保管部3を冷却するための機
構であり、前記案内枠6におけるクレーン装置5の上方
に冷却管91を引き回わし、この冷却管91に、常法に
従い適宜圧縮機等から冷媒を循環させる。更に前記冷却
管91の下方に蓄冷部材を配するようにしてもよく、こ
の場合には炭酸ガス、ブライン等の蓄冷媒体を封入した
パイプ等を用いる。なお前記冷却管91には霜が付着す
るため、一例としてブロワを適用したデフロスタを後述
する走行架台52に具えるとともにその噴出口を前記冷
却管91に臨ませるようにしてもよい。
【0022】次に本発明の給電構造を含むクレーン装置
5について説明する。まず図1に拡大して示すように、
前記案内枠6における梁63に対して、一例として主保
管部2内において格納空間6Aの上方で連方向全域にわ
たるとともに、副保管部3におけるラック7の主保管部
2側の連の上方に至るようにレール51を設ける。そし
てこのレール51に対して、巻上機53を搭載した走行
架台52を支承するものであり、この走行架台52は、
前記移動空間6B内をレール51に沿って連方向(図1
中左右)に移動可能となる。そして前記巻上機53によ
って吊持されるチャッキング装置54を昇降させるもの
であり、このチャッキング装置54は案内枠6における
列毎の一連内のすべての位置にアクセスすることができ
るものである。更にチャッキング装置54の昇降を円滑
に行うために、前記リフト装置8におけるガイド84a
と同様のガイド60aを柱60に対して設けるようにす
る。
【0023】そしてこの実施の形態では、前記チャッキ
ング装置54に対して蓄電池55を搭載するものであ
り、この蓄電池55は、チャッキング装置54による箱
パレットPのチャッキング動作や、チャッキング装置5
4に具える各種センサー類及び通信装置のための電源と
して供されるものである。前記センサーとしては、案内
枠6内でのチャッキング装置54の姿勢を検出するも
の、チャッキング装置54によるチャッキング状態を検
出するもの等が用いられ、一方、前記通信装置として
は、センサーによって得られた情報を集中制御装置等に
対して送信するための無線機等が用いられる。またこの
実施の形態では蓄電池55として一例として鉛蓄電池を
用いるが、その他適宜の蓄電池を採用し得るものであ
る。
【0024】ところで、一般的に電池は低温状態の下に
おいて電圧降下を引き起こす等、本来の能力を発揮でき
ない状態となってしまうことは避けられず、更に電解液
の氷結等によって寿命の短縮を引き起こしたり、甚だし
い場合には破損に至ることも考えられるため、このよう
な事態を回避すべく蓄電池55を防熱箱56内に配置す
ることにより、倉庫型冷蔵庫1内部の低温雰囲気との断
熱を図るものである。前記防熱箱56は一例として、筐
体内壁に断熱材を貼付することにより外部との断熱を図
るとともに、筐体内部にヒータ及びサーモスタットを具
えた調温器57を具備することにより、蓄電池55を最
適温度に保つような構成とする。因みにこの防熱箱56
内に工具を配した場合には、工具が冷却されてしまうの
を防いで保守点検の際の利便性を向上することができ
る。
【0025】また前記蓄電池55の充電は、チャッキン
グ装置54が走行架台52と一体化した状態、すなわち
チャッキング装置54が前記案内枠6における移動空間
6Bに位置した状態で行われるように構成するものであ
る。そしてこのようにして充電を行うための具体的な構
成は、前記走行架台52に対して正負一対の給電端子5
8を設け、一方、前記チャッキング装置54における一
例として防熱箱56の上面に正負一対の受電端子59を
設けるともに、これら給電端子58と受電端子59と
が、チャッキング装置54が最上部に位置した状態で電
気的に結合するようにして構成される。
【0026】なおこれら給電端子58及び受電端子59
の形状は、チャッキング装置54の上昇にともなってス
ムーズに結合しやすいように、一例として図7に拡大し
て示すように給電端子58を凹状に、受電端子59を凸
状に形成した。また前記給電端子58に対しては充電用
の給電線路が接続されるものであるが、この線路の定格
は前記蓄電池55を充電するために必要とされる電流値
を補償するものであればよい。
【0027】次に上述したような倉庫型冷蔵庫1に格納
される箱パレットPについて説明する。箱パレットP
は、例えば水揚げ後冷凍された魚介類を収容する容器で
あり、一例として鋼材を組み合わせて成る立方体の容器
である。なおこの他に、上面が開閉式のもの、周面が閉
塞されたもの等、適宜の材料により適宜の形状とするこ
とが可能である。ただしこの場合あくまでも積み重ねる
ことができることが条件である。そして箱パレットPに
は適宜の係合構造が設けられ、このものが前記クレーン
装置5の巻上機53によって下降してくるチャッキング
装置54と係合する。
【0028】ここでこの実施の形態で示す倉庫型冷蔵庫
1のレイアウトについて説明する。図2に示すように、
一例として平面寸法30m×70mの建屋10の内部に
主保管部2を配し、その左右それぞれに副保管部3を配
するとともにこれらを断熱材Hで囲繞する。また副保管
部3の外側には、この副保管部3と連設状態の前室11
を設けるものであって、更にこの前室11の外側には搬
入出部12を設ける。そして左右の搬入出部12に挟ま
れた空間のうち、左側の部分を荷捌場13とし、右側の
部分を入荷場14とするものである。つまりこの実施の
形態においては、上述のように主保管部2の左右に副保
管部3を配した構成であるため、右側の副保管部3を箱
パレットPの搬入に用いるものとし、一方、左側の副保
管部3を箱パレットPの搬出に用いるものとした。
【0029】本発明の適用される倉庫型冷蔵庫1は、一
例として上述のような構成を有するものであり、以下こ
のものに格納される箱パレットPの扱いについて説明し
ながら、本発明の給電構造の機能について説明する。ま
ず冷凍魚体等を収納した箱パレットPを積載した冷凍車
Tが入荷場14に横付けしたら、作業者がここで箱パレ
ットPを冷凍車Tから下ろすとともに、搬入出部12か
ら順次コンベヤ73に載せ、前室11を経由して副保管
部3内に送り込む。
【0030】副保管部3内に至った箱パレットPには、
適宜巻上機82の操作によって昇降箱83がアクセス
し、この昇降箱83に具えた伸縮アーム85がコンベヤ
73上の箱パレットPに向けて伸長するとともにここに
箱パレットPを載置し、その後、伸縮アーム85が収縮
して箱パレットPを昇降箱83内に取り込むものであ
る。
【0031】次いで昇降箱83は順次空いているセル7
0へアクセスし、ここで伸縮アーム85を伸長して箱パ
レットPをセル70における載置片72に載置する。因
みにこの実施の形態における右側の副保管部3にはセル
70が168カ所あるので、数台分の冷凍車Tから持ち
込まれる箱パレットPを副保管部3内に格納しておくこ
とができる。
【0032】箱パレットPはこのようにして副保管部3
への一時的な格納がなされた後、主保管部2内へ移送、
格納されるものであり、ラック7におけるセル70に格
納された箱パレットPは、昇降箱83により主保管部2
側の連における最上部(レール51の直下)のセル70
に移送される。
【0033】そしてクレーン装置5における走行架台5
2がこの箱パレットPにアクセスするとともにチャッキ
ング装置54を下降させると、チャッキング装置54が
箱パレットPに当接してチャッキング動作を行い、箱パ
レットPと係合する。続いてチャッキング装置54を上
昇させ、箱パレットPを保持した走行架台52を移動空
間6B内で連方向に移動させて、箱パレットPの格納予
定個所の上方に位置させる。このような操作は連続的に
行うものであって、クレーン装置5に箱パレットPを受
け渡して空となった主保管部2側の連における最上部
(レール51の直下)のセル70には、リフト装置8に
よって直ちに他の箱パレットPが収容される。
【0034】そして、前記巻上機53は箱パレットPを
下降させて格納空間6A内に位置させ、チャッキング装
置54による係合を解除して箱パレットPを案内枠6に
格納するものである。このとき必要であればあらかじめ
他の箱パレットPを避けてスペースを確保しておく。上
述した一連の操作を繰り返すことにより、ラック7に一
時的に格納された箱パレットPを順次、案内枠6内に格
納してゆくものである。なお、このようなクレーン装置
5の一連の動作は、各列毎に同時に行うことができるも
のである。また箱パレットPの搬出の際には上述した一
連の操作の逆の操作が行われるものである。
【0035】そして上述した倉庫型冷蔵庫1を構成する
部材の一連の動作のうち、特にクレーン装置5における
チャッキング装置54による箱パレットPのチャッキン
グ動作や、チャッキング装置54に具える各種センサー
類及び通信装置の作動は、蓄電池55からの給電によっ
て行われるものである。また前記蓄電池55の充電はチ
ャッキング装置54が走行架台52と一体化した状態で
給電端子58と受電端子59とが電気的に結合すること
により行われる。このような充電可能な状態は、クレー
ン装置5による箱パレットPの保持が行われていない待
機状態のときや、チャッキング装置54に箱パレットP
を保持して移動空間6B内を移動しているときに得られ
るものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、貨物の多収納とそれらの入出庫作業等を迅
速に行うことができるとともに、クレーン装置5に具え
る各種電気機器を合理的に設置運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される倉庫型冷蔵庫の内部を示す
正面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】副保管部を示す縦断側面図並びに主保管部を示
す縦断側面図である。
【図4】副保管部周辺を拡大して示す正面図である。
【図5】リフト装置を示す正面図、側面図及び平面図で
ある。
【図6】水平レールと垂直レールとを具えたリフト装置
を示す平面図及び正面図である。
【図7】クレーン装置におけるチャッキング装置周辺を
示す正面図並びに同図矢視bにおける拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 倉庫型冷蔵庫 2 主保管部 3 副保管部 5 クレーン装置 6 案内枠 6A 格納空間 6B 移動空間 7 ラック 8 リフト装置 9 冷却機構 10 建屋 11 前室 12 搬入出部 13 荷捌場 14 入荷場 51 レール 52 走行架台 53 巻上機 54 チャッキング装置 55 蓄電池 56 防熱箱 57 調温器 58 給電端子 59 受電端子 60 柱 60a ガイド 61 水平材 62 筋交い 63 梁 70 セル 71 フレーム 72 載置片 73 コンベヤ 81 梁 82 巻上機 83 昇降箱 84 案内躯体 84a ガイド 85 伸縮アーム 87 窓 86 ローラガイド 88 水平レール 89 垂直レール 91 冷却管 H 断熱材 P 箱パレット T 冷凍車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫内に案内枠を設けて貨物の多段保管
    を行うとともに、クレーン装置によって貨物の入出庫、
    移動等を行う倉庫型冷蔵庫において、前記案内枠に対し
    ては、列毎に連方向に移動するクレーン装置を具えるも
    のであり、且つ個々のクレーン装置におけるチャッキン
    グ装置に対して蓄電池を搭載したことを特徴とする倉庫
    型冷蔵庫における給電構造。
  2. 【請求項2】 前記蓄電池は、防熱箱内に具えられるも
    のであり、且つこの防熱箱内の温度を一定範囲内に保つ
    ための調温器を具えたことを特徴とする請求項1記載の
    倉庫型冷蔵庫における給電構造。
  3. 【請求項3】 前記チャッキング装置が走行架台と一体
    化した状態で蓄電池の充電を行うように構成したことを
    特徴とする請求項1または2記載の倉庫型冷蔵庫におけ
    る給電構造。
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