JP2002048267A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2002048267A
JP2002048267A JP2000235485A JP2000235485A JP2002048267A JP 2002048267 A JP2002048267 A JP 2002048267A JP 2000235485 A JP2000235485 A JP 2000235485A JP 2000235485 A JP2000235485 A JP 2000235485A JP 2002048267 A JP2002048267 A JP 2002048267A
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core
armature
valve
core case
steel sheet
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Akira Shibata
晃 柴田
Yasuyoshi Suzuki
康義 鈴木
Joji Yamaguchi
錠二 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアの移動及び変形を防止することによって
弁部材の作動不良を防止する電磁弁装置を提供する。 【解決手段】 アーマチュアの移動方向と磁性薄板とが
平行になるように磁性薄板を積層してコア30、37を
形成しているため、コイル36、38に通電するとコア
30、37は強い吸引力を発生する。磁性薄板の縁に張
出し部34が形成され、この張出し部34のアーマチュ
ア側にコアケース10の梁部13が当接し、梁部13は
基部14、15に架設されている。基部14、15がボ
ルト41、42で位置決めされることにより、各磁性薄
板が励磁されアーマチュア24と各磁性薄板との間に吸
引力が発生したとしても各磁性薄板がアーマチュア側に
移動することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁装置に関し、
特に内燃機関の吸排気ポートの開閉に適した電磁弁装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体通路を開閉する電磁弁装置が
知られている。電磁弁装置のステータの磁気特性を向上
させるため、珪素鋼板の積層体をコアに用いる手法が広
く採用されている。コイルに通電すると積層体を構成す
る珪素鋼板の各片がそれぞれ励磁されるため、アーマチ
ュアと珪素鋼板との間に生ずる吸引力によりアーマチュ
ア側にコアが移動し、また鋼板の層間にずれが生ずるこ
とによりコアの輪郭が変形する。このようなコアの移動
及び変形を防止する手段としては、凹凸のある鋼板を隣
り合う鋼板の凹凸が互いにはまり合うように積層する手
段、棒状部材により鋼板を串刺し状に結合する手段、隣
り合う鋼板どうしを溶接により固定する手段等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のいずれの手段によってもコアの移動及び変形を完全に
防止することは困難である。また、棒状部材により鋼板
を串刺し状に結合する場合、磁気特性の低下を招来す
る。コアが移動又は変形すると、コアとアーマチュアと
の距離が変動することにより所望の弁作動を得ることが
できない。例えば内燃機関の吸排気ポートの開閉に用い
られる電磁弁装置においては、弁閉方向にアーマチュア
を吸引するコアとアーマチュアとの距離が小さくなった
場合、弁部材のシート荷重が低下し、変形量が著しい場
合には吸排気ポートが閉じないこともあり得る。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
創作されたものであって、コアの移動及び変形を防止す
ることによって弁部材の作動不良を防止する電磁弁装置
を提供することを目的とする。また、本発明の別の目的
は部品点数を削減し組み付けが容易な電磁弁装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電磁弁装置によると、ステータ部はコアとコアの外周に
設けられコアを支持しているコアケースとを有し、コア
ケースは梁部と基部とを形成している。アーマチュアの
移動方向と平行に磁性薄板を積層することにより、すな
わちアーマチュアの移動方向と各磁性薄板とが平行にな
るように磁性薄板を積層してコアを形成しているため、
コイルに通電するとコアは強い吸引力を発生する。これ
は主に渦電流が低減されることによる。磁性薄板の縁に
張出し部が形成され、この張出し部のアーマチュア側に
コアケースの梁部が当接し、梁部は基部に架設されてい
る。基部が位置決めされると、各磁性薄板が励磁されア
ーマチュアと各磁性薄板との間に吸引力が発生したとし
ても各磁性薄板がアーマチュア側に移動することがな
い。したがって、コアがアーマチュア側に移動すること
がなく、また磁性薄板の層間にずれが生じないためコア
の輪郭の変形が防止される。これにより、弁部材の作動
不良が防止される。
【0006】本発明の請求項2記載の電磁弁装置による
と、磁性薄板はコアケースに溶接により固定されている
ため、コアの移動及び変形をより確実に防止することが
できる。
【0007】本発明の請求項3記載の電磁弁装置は、ア
ーマチュアをそれぞれ反対方向に吸引する第1ステータ
部及び第2ステータ部を備え、アーマチュアが第1ステ
ータ部と第2ステータ部の間を往復移動するものであ
る。アーマチュアの往復移動距離及びアーマチュアとコ
アとの距離は第1ステータ部及び第2ステータ部にそれ
ぞれ備えられているコア同士の距離によって規定される
ところ、それぞれのコアを支持しているコアケースの基
部が互いに当接しているため、アーマチュアの往復移動
距離及びアーマチュアとコアとの距離は第1ステータ部
のコアケースと第2ステータ部のコアケースとによって
規定される。したがって、アーマチュアの往復移動距離
及びアーマチュアとコアとの距離を規定するためのスペ
ーサ等を設ける必要がなく、部品点数を削減して組み付
けを容易にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。以下の説明では本
発明を内燃機関の吸気ポートの開閉に用いる電磁吸気弁
装置に適用した実施例を示す。
【0009】図1に示すように本実施例による電磁吸気
弁装置1は、シリンダヘッド2にボルト41、42によ
り締結されている。弁部材20は燃焼室の吸気ポートを
開閉する。弁部材20はコイルスプリング50、51の
振動により往復移動する。弁部材20と一体に移動する
アーマチュア24が吸気ポートの全閉位置でコア30に
吸着され、全開位置でコア37に吸着されることにより
吸気ポートの開閉タイミングが制御されている。
【0010】次に電磁吸気弁装置1を構成する各要素に
ついて詳細に説明する。弁部材20は吸気ポートに設け
られている弁座48に着座することにより吸気ポートを
閉塞するように形成されている。弁部材20からステム
21が延伸し、ステム21がステムガイド47の内壁面
により往復移動自在に支持されている。図1においてス
テム21の上端部にはスプリング座25がリテーナ及び
コッタにより分解可能な形で固定されている。スプリン
グ座46を介してシリンダヘッド2に一端を支持された
コイルスプリング51はスプリング座25を弁閉方向
(図1の上方向)に付勢している。ステム21はラッシ
ュアジャスタ22を介してアーマチュアシャフト23に
接続されている。ラッシュアジャスタ22は、ステム2
1及びアーマチュアシャフト23に対して相対回転する
ことによりアーマチュアシャフト23の下端から弁部材
20までの距離を動的に調整するものである。ラッシュ
アジャスタ22の構成及び作動の詳細については後述す
る。
【0011】アーマチュアシャフト23はダンパベース
28に固定されている軸受け53及びエンドボディ40
に固定されている軸受け52により往復移動自在に支持
されている。アーマチュアシャフト23には円盤状のア
ーマチュア24がレーザ溶接により固定されている。ア
ーマチュアシャフト23の上端にはスプリング座26が
圧入により固定されている。コイルスプリング50は、
スプリング座45及びエンドキャップ44を介してエン
ドボディ40に一端を支持され、スプリング座26を介
してアーマチュアシャフト23を弁開方向(図1の下方
向)に付勢している。コイルスプリング51がステム2
1を弁閉方向に付勢し、コイルスプリング50がアーマ
チュアシャフト23を弁開方向に付勢しているため、弁
部材20、ステム21、アーマチュアシャフト23及び
アーマチュア24は、内部に相対運動を持つ系として往
復運動する。
【0012】ダンパベース28に設けられているダンパ
27は、作動油の粘性抵抗によりアーマチュアシャフト
23に対してその減速方向に力を加え、アーマチュア2
4とコア37及びコア30との衝突による衝撃を緩和
し、また弁座48と弁部材20との衝突による衝撃を緩
和することにより吸気ポートの開閉に伴う衝突音を低減
している。
【0013】ダンパベース28、コアケース18、コア
ケース10、エンドボディ40は、シリンダヘッド2側
からこの順でボルト41、42によりシリンダヘッド2
に固定されている。ダンパベース28とシリンダヘッド
2との間には位置決めピン43が設けられている。
【0014】コアケース10は、図1、2に示すよう
に、三角柱状の基部14、15並びに基部14、15に
架設されている板状の梁部13、17とからなり、コア
30を収納している。コアケース10の材質はアルミニ
ウムその他の非磁性金属である。基部14、15にはボ
ルト41、42が貫通する貫通孔11が形成されてい
る。基部14、15は、それぞれの側面の1つが互いに
向き合うように対照に形成されている。梁部13、17
は互いに同一形状であって、その幅Wは基部14、15
の高さHより小さく、その端面は凹部12、16を形成
している。コアケース18はコアケース10と実質的に
同一の構成である。
【0015】コア30は図2に示すように軟磁性薄板の
積層体である。積層体を構成する各軟磁性薄板は、一般
的なE型の方向性を持つ圧延鋼板からなり、各磁性薄板
がアーマチュア24の往復移動方向に平行になるように
積層されている。各軟磁性薄板はその表面が電気絶縁皮
膜で被覆されている。この電気絶縁皮膜は渦電流の発生
を防止することによりコア30の磁気特性を向上させ
る。切り欠き32、33はコイル36を巻回するために
コア30の一の側面からこれに向かい合う側面まで通じ
ている。各圧延鋼板の端面によりコア30には耳状の張
出し部34、35が形成されている。張り出し部34、
35は図1に示すように反アーマチュア側に形成され
る。張出し部34、35はコアケース10の凹部12に
はめ込まれ、レーザ溶接によりコアケース10の梁部1
3、17に固定される。図2におけるコア30の上下方
向の長さは、コアケース10にコア30を組み付けた状
態において、コア30の上端面30bとコアケース10
の上端面10aとの間、並びにコア30の下端面30a
と梁部13の下端面16との間に段差が形成されないよ
うに設定されている。尚、コアケース10の形状はコア
30との関係においてこのように限定されるものではな
い。例えば梁部13、17の幅がコア10に対してより
狭いものであっても良い。コア30の中央部にはアーマ
チュアシャフト23が収納される貫通孔31が形成され
ている。この貫通孔31の内壁面は少ない型数の軟磁性
薄板によってコア30を形成できるように四角柱壁面状
に形成されている。コア37はコア30と実質的に同一
の構成である。
【0016】コイル36が巻回されたコア30は、コア
ケース10に収納され、張出し部34、35と梁部13
とがレーザ溶接されることによりコアケース10に固定
される。コア37は同様にしてコアケース18に固定さ
れる。コア37、コイル38及びコアケース18は特許
請求の範囲に記載された第1ステータ部を構成し、コア
30、コイル36及びコアケース10は特許請求の範囲
に記載された第2ステータ部を構成する。以下、コアケ
ース18、コイル38、コア37をそれぞれ第1コアケ
ース、第1コイル、第1コアといい、コアケース10、
コイル36、コア30をそれぞれ第2コアケース、第2
コイル、第2コアというものとする。図3に示すよう
に、張出し部の形成されていない端部同士で第1コア3
7と第2コア30とが向かい合うように第1コアケース
18と第2コアケース10とは互いに当接する。これに
より、図1に示すように第1コアの端面37aと第2コ
アの端面30aとの間にアーマチュア24が収納される
空間が形成される。第1コアの端面37aと第2コアの
端面30aとの距離は、コアケースの基部の高さHから
張出し部がはまる側の凹部の深さを減じた長さ、並びに
コアの高さhから張出し部の幅wを減じた長さにより規
定される。
【0017】以下、ラッシュアジャスタ22の構成及び
作動について補足説明する。ラッシュアジャスタ22は
図4に示すように、バルブクリアランス調整部材61、
コイルスプリング62および隙間ばめのピン63を有し
ている。バルブクリアランス調整部材61は、アーマチ
ュアシャフト側端面がつるまき状の斜面に形成されステ
ム側端面が軸に垂直な平面に形成されている。ステム2
1とアーマチュアシャフト23との間に生じる相対回転
を利用してステム21とアーマチュアシャフト23との
間の距離を変更することにより、弁開閉作動時に生ずる
弁部材20、弁座48、アーマチュア24、コア30、
37間の衝突による衝撃を緩和し、また、シリンダヘッ
ド2、コアケース10、18、ステム21、アーマチュ
アシャフト23等の熱膨張差、並びに弁部材20のシー
ト部の摩耗によって生ずる各部材間の相対位置のずれを
吸収する。
【0018】図1、4に基づいて説明すると、弁閉作動
時、第2コイル36が通電されることにより第2コア3
0がアーマチュア24を吸引してコイルスプリング50
が縮みコイルスプリング51が伸びアーマチュアシャフ
ト23が弁閉方向に移動するのにともなって、バルブク
リアランス調整部材61にはステム21の端面21b、
アーマチュアシャフト23の端面22bから互いに反対
向きの回転トルクが伝達される。これらの回転トルクの
大小関係により、バルブクリアランス調整部材61はス
テム21に対して相対回転せずアーマチュアシャフト2
3に対して相対回転し、ステム21とアーマチュアシャ
フト23との距離は短くなる。
【0019】弁開作動時、第1コイル38が通電される
ことにより第1コア37がアーマチュア24を吸引して
コイルスプリング50が伸び、コイルスプリング51が
縮みアーマチュアシャフト23が弁開方向に移動するの
にともなって、バルブクリアランス調整部材61には、
ステム21の端面21b及びアーマチュアシャフト23
の端面23bから互いに反対向きのトルクが伝達され
る。これらのトルクの大小関係により、バルブクリアラ
ンス調整部材61はアーマチュアシャフト23に対して
相対回転せずステム21に対して相対回転し、ステム2
1とアーマチュアシャフト23との間の距離は変化しな
い。
【0020】弁閉状態において、シリンダヘッド2、コ
アケース10、18、ステム21、アーマチュアシャフ
ト23等の熱膨張差によりステム21とアーマチュアシ
ャフト23の距離が増大するとき、バルブクリアランス
調整部材61はコイルスプリング62によりステム21
側に付勢されているので、アーマチュアシャフト23の
つるまき状斜面23bとバルブクリアランス調整部材6
1のつるまき状斜面61aとの隙間を塞ぐようにバルブ
クリアランス調整部材61が回転し、ステム21、バル
ブクリアランス調整部材61、アーマチュアシャフト2
3が互いに当接した状態が維持される。
【0021】ただし、ラッシュアジャスタ22に上述の
ような作動が保証されるつるまき状斜面61aの傾斜角
の範囲は限定されており、ラッシュアジャスタ22は、
つるまき状斜面61aの高低差D(図4参照)の範囲内
でのみステム21とアーマチュアシャフト23との間の
距離を調整することができる。以上、電磁吸気弁装置1
を構成する各要素について説明した。
【0022】電磁吸気弁装置1によると、コア30、3
7に張出し部が形成されているため、コアケース10、
18がボルト41、42により位置決めされることによ
り、コア30、37とアーマチュア24との間に強い吸
引力が発生したとしてもコア30、37がアーマチュア
側に移動することがなく、またコア30、37を構成し
ている各磁性薄板が互いにずれることがないためコア3
0、37の輪郭が変形することはない。したがって、コ
ア30の端面30aとコア37の端面37aとの距離は
一定に維持される。
【0023】仮にコアに張出し部が形成されておらず、
コアが溶接のみによってコアケースに結合されていると
すれば、コアとアーマチュアとの間に生ずる吸引力によ
りコアが移動し、或いはコアを構成している各磁性薄板
が互いにずれてコアの輪郭が変形することによりコア3
0の端面30aとコア37の端面37aとの距離が変動
する。これにより、例えば弁閉時においてアーマチュア
シャフト23とステム21との間隔が詰まり、ラッシュ
アジャスタ22が全く作動しなくなる等の不具合が生ず
る。ラッシュアジャスタ22の作動不良は、弁閉時のシ
ート荷重の低下、アーマチュア24がコア30、37に
吸着されるときの速度のばらつき、アーマチュア24の
キャッチミス等を招く。
【0024】本実施例によると、コア30の端面30a
とコア37の端面37aとの距離は一定に維持されるた
め、ラッシュアジャスタ22の作動不良による上述の不
具合を防止することができる。
【0025】尚、本実施例によると、ラッシュアジャス
タ22によりアーマチュアシャフト23とステム21と
の距離を動的に調整する構成を採用しているが、ラッシ
ュアジャスタ22を備えない場合であっても張出し部を
コア30、37に設けることにより次のような効果があ
る。すなわち、ラッシュアジャスタ22を備えないとき
には、コア30の端面30aとコア37の端面37aと
の距離の変動により、アーマチュアシャフト23とステ
ム21との間に設けておくべき隙間が詰まってしまい弁
閉時のシート荷重が低下するところ、コア30、37に
張出し部を設けることによりこのような不具合の発生を
防止することができる。
【0026】また、本実施例によると、張出し部34、
35と梁部13とをレーザ溶接することによりコア3
0、37とコアケース10、18とをより確実に固定し
ている。また、本実施例によると、コアケース10、1
8を互いに当接させ、これらの間にスペーサを設けてい
ない。したがって、ボルト41、42の締め付け力によ
りシリンダヘッド2への電磁吸気弁装置1の固定とコア
30、37の端面30a、37a同士の距離の固定とを
する簡素な構成を実現することができる。このことは電
磁吸気弁装置1の部品点数の削減及び組み付け性の向上
に寄与することとなり、その結果として製造コストの削
減にも寄与する。
【0027】また、本実施例によると、コア30、37
を串刺し状に固定するためのピンを必要としないため、
コア30、37は磁気特性に優れ、コア30、37とア
ーマチュア24との間に大きな吸引力を発生させること
ができる。
【0028】尚、コアの張出し部及びコアケースの梁部
は、前述した形状に限られるものではなく、張出し部の
アーマチュア側にコアケースの梁部が当接する構成であ
れば足り、例えば図5に示すような変形が可能である。
図5(A)に示す変形例では梁部71、72のアーマチ
ュア側(図5における下側)にコア70が張り出してい
るため吸引面を広くとることができ、コア70の磁気特
性を向上させることができる。図5(B)に示す変形例
では張り出し部がコア73の反アーマチュア側の端部か
らややアーマチュア側よりに形成されている。尚、図5
において71a、71b、73a、73bはコイルを巻
回すための切り欠きを表し、74、75は梁部を表して
いる。また、上記実施例においては電磁吸気弁装置への
適用例に限って本発明を説明したが、勿論、電磁排気弁
装置その他の電磁弁装置に本発明を適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電磁吸気弁装置を示す
一部切り欠き断面図である。
【図2】本発明の一実施例による電磁吸気弁装置に係る
コア及びコアケースを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による電磁吸気弁装置に係る
ステータ部を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による電磁吸気弁装置に係る
ラッシュアジャスタを示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による電磁吸気弁装置に係る
ステータ部の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁吸気弁装置 2 シリンダヘッド 10 コアケース 13 梁部 14 基部 18 コアケース 20 弁部材 22 ラッシュアジャスタ 23 アーマチュアシャフト 24 アーマチュア 27 ダンパ 30、37 コア 36、38 コイル 48 弁座 50 コイルスプリング(付勢手段) 51 コイルスプリング(付勢手段)
フロントページの続き (72)発明者 山口 錠二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G018 AB09 AB16 BA27 BA38 CA12 DA24 DA36 DA38 DA41 DA65 DA69 DA81 DA83 DA86 GA02 GA14 GA17 GA23 GA24 GA31 GA32 3H106 DA07 DA25 DB02 DB12 DB26 DB32 DC02 DD04 EE27 EE48 FA08 GA14 KK17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路を開閉する弁部材と、 前記弁部材を弁開方向又は弁閉方向に付勢する付勢手段
    と、 前記弁部材の移動方向と同方向に移動するアーマチュア
    と、 コイルに通電することにより前記アーマチュアを弁開方
    向又は弁閉方向に吸引するステータ部とを備え、 前記ステータ部は、縁に張出し部を形成している磁性薄
    板が前記アーマチュアの移動方向と平行に積層されてい
    るコアと、前記コアの外周に設けられ前記コアを支持し
    ているコアケースであって前記張出し部のアーマチュア
    側に当接している梁部と前記梁部が架設されている基部
    とを形成しているコアケースとを有することを特徴とす
    る電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 前記磁性薄板は前記コアケースに溶接に
    より固定されていることを特徴とする請求項1記載の電
    磁弁装置。
  3. 【請求項3】 第1コイルに通電することにより前記ア
    ーマチュアを弁開方向に吸引する第1ステータ部と、 第2コイルに通電することにより前記アーマチュアを弁
    閉方向に吸引する第2ステータ部とを備え、 前記第1ステータ部のコアケースの基部が前記第2ステ
    ータ部のコアケースの基部に当接していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電磁弁装置。
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