JP2002048261A - 空気弁の排気構造 - Google Patents

空気弁の排気構造

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JP2002048261A
JP2002048261A JP2000236310A JP2000236310A JP2002048261A JP 2002048261 A JP2002048261 A JP 2002048261A JP 2000236310 A JP2000236310 A JP 2000236310A JP 2000236310 A JP2000236310 A JP 2000236310A JP 2002048261 A JP2002048261 A JP 2002048261A
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JP
Japan
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valve
chamber
float
pressure
large air
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JP2000236310A
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English (en)
Inventor
Kazumi Tajiri
和美 田尻
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力下排気時にフロート室の急激な圧力低下
を抑制することで、飛沫の飛散を抑制し、異物が圧力室
へ侵入することを防止する。 【解決手段】 弁箱1の上部に大空気孔10を形成し、
大空気孔10の下方に弁箱1の内部空間を弁室7とフロ
ート室5とに仕切る飛沫除け部24を設け、飛沫除け部
24に弁室7とフロート室5とを連通する複数の通気穴
24bを設け、弁室7に大空気孔10を開閉する弁体を
設け、弁体の下部に飛沫除け部24を貫通するシャフト
20を介してフロートを設け、飛沫除け部24の通気穴
24bの下方に所定間隙を開けて可撓性を有する圧力調
整板25を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気弁の排気構造
に関し、下水管路の途中に設ける空気弁の技術に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気弁としては、例えば図2〜
図3に示すものがある。図2〜図3において、弁箱1
は、管路に連通する底部の下部開口2と弁箱蓋3を装着
する上部開口4との間にフロート室5を形成しており、
フロート室5の上部に飛沫除け部6を設けている。弁箱
蓋3は中央部に弁室7を形成する開口を有し、下面にス
トレーナ8を配置するとともに、上面に開口を覆ってシ
ート9を配置しており、シート9に大空気孔10を形成
している。
【0003】弁箱蓋3の上方には支柱ボルト11を介し
てスプリング箱12を設けており、スプリング箱12を
覆って蓋13を配置するとともにスプリング箱12と蓋
13の間にダイヤフラム14を介装している。このダイ
ヤフラム14はスプリング箱12と蓋13とで形成する
空間を上部の圧力室15aとスプリング室15bとに仕
切っている。スプリング箱12にはスプリング室15b
を大気に連通させる連通孔16を形成し、蓋13には圧
力室14を大気に連通させる微小孔17を形成してい
る。
【0004】弁室7には大空気孔10を開閉する弁体1
8を配置しており、スプリング室15bにはダイヤフラ
ム14および弁棒19を介して弁体18を閉動方向に付
勢するスプリング15cを配置している。弁棒19は軸
心方向に貫通する小空気孔19aを有しており、小空気
孔19aは圧力室15aと弁室7とを連通している。弁
体18は上面にシート9に気密に当接する大空気孔弁座
18aを有し、下面に小空気孔19aの下端開口を覆っ
て配置する小空気孔弁座18bを有している。
【0005】弁体18の下端にはシャフト20を配置し
ている。シャフト20は、頭部が小空気孔弁座18bに
当接して小空気孔19aを開閉する小空気孔弁体20a
をなし、上端側に形成した長孔21が弁体18に設けた
スナップピン18cに係合することで、小空気孔弁体2
0aと小空気孔弁座18bの双方が当接する位置と双方
が離間する位置とにわたって上下動可能に弁体18に吊
下げている。シャフト20の下部側にはフロート22を
装着し、フロート22の下端にフラッパー23を設けて
いる。
【0006】上述した構成における作用について説明す
る。管路を流れる水が下部開口2から弁箱1の内部に流
入し、弁箱1のフロート室5の水位が増加するのに伴っ
てフロート22が上昇する。このフロート22の上昇に
よってシャフト20、弁体18、弁棒19が一体的に上
昇し、シャフト20の小空気孔弁体20aが弁体18の
小空気孔弁座18bに当接して小空気孔19aを閉栓
し、弁体18が大空気孔弁座18aでシート9に当接し
て大空気孔10を閉栓する。
【0007】流水に連行されて管路を流れる空気が下部
開口2から弁箱1の内部に流入し、フロート室5に空気
が溜るにしたがって弁箱1のフロート室5の水位が低下
する。フロート室5の水位が下限水位以下に低下すると
フロート22に作用する浮力が減少し、フロート重量が
浮力に勝ることでフロート22が下降する。このとき、
弁体18は弁室7の内部の空気圧を受けて閉栓状態を維
持し、フロート22およびシャフト20がスナップピン
18cに係合する長孔21の範囲で降下する。
【0008】シャフト20の降下によって小空気孔19
aが開栓し、弁室7の内部の空気圧が小空気孔19aを
通して圧力室15aに流入する。このとき、圧力室15
aは微小孔17を通して大気に連通しているだけなの
で、急激な空気の流入によってダイヤフラム14が膨張
して弁棒19および弁体18を開栓方向に付勢し、この
不勢力と弁棒19、弁体18、シャフト20、フロート
22の重量とが弁室7の内部の空気圧による力に優るこ
とで弁体18が開栓し、大空気孔10を通して弁室7お
よびフロート室5の空気を大気中へ排気する。
【0009】この排気によってフロート室5の内部の水
位が上昇し、浮力およびスプリングの付勢力によって、
フロート22、シャフト20、弁体18、弁棒19が一
体的に上昇し、閉栓状態に復帰する。フロート室5の飛
沫除け部6は流体の液面から飛散する飛沫を遮り、スト
レーナ8は飛沫とともに飛散するゴミを捕捉する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、排気時には弁箱1の内部に急激な圧力
低下が生起して弁箱1に流入する汚水から異物が飛散
し、飛沫除け部6およびストレーナ8で遮るものの、シ
ート9に付着して弁体18とシート9との水密な接触を
阻害することがある。また、小さな異物が小空気孔に侵
入して圧力室15aに流入し、圧力室15aの微小孔1
7が詰まり、微小孔17の詰りによって圧力室15aに
対する空気の出入りが遮断されてダイヤフラム14の円
滑な運動が阻害され、排気時に膨張した状態にあるダイ
ヤフラム14が排気後にフロートの上昇によって初期状
態に復帰することが困難となり、弁体18の閉栓動作が
阻害され、弁箱1に流入する汚水および汚物が大空気孔
から外部へ漏れ出る問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するものであり、
圧力下排気時にフロート室の急激な圧力低下を抑制する
ことで、飛沫の飛散を抑制し、異物が圧力室へ侵入する
ことを防止することができる空気弁の排気構造を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の空気弁の排気構造は、弁箱の上部に大空気
孔を形成し、大空気孔の下方に弁箱内の空間を弁室とフ
ロート室とに仕切る飛沫除け部を設け、飛沫除け部に弁
室とフロート室とを連通する複数の通気穴を設け、弁室
内に大空気孔を開閉する弁体を設け、弁体の下部に飛沫
除け部を貫通するシャフトを介してフロートを設け、飛
沫除け部の通気穴の下方に所定間隙を開けて可撓性を有
する圧力調整板を配置したものである。
【0013】上記した構成により、弁体はフロートの上
昇に伴って閉栓方向に移動し、フロートの降下によって
開栓方向に移動する。弁体が開栓する圧力下排気時には
飛沫除け部の通気穴を通してフロート室から弁室に流入
する空気を大空気孔を通して大気へ排気する。
【0014】このとき、弁室内の圧力が弁体の開栓によ
って急減に低下し、弁室とフロート室との圧力差によっ
て圧力調整板が通気穴を閉栓する方向に弾性変形し、圧
力調整板と飛沫除け部との間の流路断面が狭まり、フロ
ート室内の空気が急激に減少することを抑制して圧力低
下を抑制する。
【0015】このことにより、弁箱内の空気の排気に伴
って弁箱内に流入する流体から飛沫が発生することを抑
制する。弁箱内に流体が充ちる満水直前において勢い良
く上昇してくる流体は圧力調整板に当って減勢されると
ともに、圧力調整板を通気穴に向けて付勢し、流路の閉
塞によりその流出を防止する。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。先に図2において説明した部材と同様の
作用を行なうものは同一番号を付して説明を省略する。
【0017】図1において、弁箱1の上部開口4に装着
した飛沫除け部24は、大空気孔10の下方における弁
箱1の空間を弁室7とフロート室5とに仕切っており、
中央部にシャフト20を挿通するシャフト孔24aを有
し、周方向に適当間隔で複数の通気穴24bを形成して
いる。この通気穴24bは弁室7とフロート室5とを連
通している。
【0018】飛沫除け部24の下方には環状の圧力調整
板25を配置しており、圧力調整板25の外周縁部25
aを弁箱1と飛沫除け部24との間で把持している。圧
力調整板25は通気穴24bの下方を所定間隙を開けて
覆っており、内周縁部25bと飛沫除け部24との間に
開口部24cを形成している。圧力調整板25は薄板状
をなし、金属板、ゴム、樹脂等からなり、内周縁部25
bの側が上下に揺動する可撓性を有している。
【0019】以下、上記した構成における作用について
説明する。基本的動作は図2〜図3に示したものと同様
であるので、要部の動作について説明する。弁体18
(図3参照)が開栓する圧力下排気時には、飛沫除け部
24の通気穴24bを通してフロート室5から弁室7に
流入する空気を大空気孔10を通して大気へ排気する。
【0020】このとき、弁室7の内部の圧力が弁体18
の開栓によって急減に低下し、弁室7とフロート室5と
の圧力差によって圧力調整板25が通気穴24bを閉栓
する方向に弾性変形し、圧力調整板25と飛沫除け部2
4との間の開口部24cにおける流路断面が狭まり、フ
ロート室7の内部の空気が急激に減少することを抑制し
て圧力低下を抑制する。
【0021】このことにより、弁箱1の内部の空気の排
気に伴って弁箱1の内部に流入する流体から飛沫が発生
することを抑制し、弁棒19の小空気孔19aを通して
異物が圧力室15aに流入することを防止してダイヤフ
ラム14が機能不全となることを未然に防止し、止水性
を維持する。弁箱1の内部に流体が充ちる満水直前にお
いて勢い良く上昇してくる流体は圧力調整板25に当っ
て減勢されるとともに、圧力調整板25を通気穴24b
に向けて付勢し、流路の閉塞によりその流出を防止す
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧力調整
板が弁室とフロート室との圧力差によって弾性変形し、
圧力調整板と飛沫除け部との間の流路断面を狭めること
により、フロート室内の空気の急激な減少および圧力低
下を抑制することができ、弁箱内に流入する流体から飛
沫が発生することを抑制でき、弁箱内に流体が充ちる満
水直前において流体を圧力調整板で減勢し、圧力調整板
で通気穴を閉塞してその流出を防止し、汚水が弁箱外へ
流れ出ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気弁を示す拡大
断面図である。
【図2】従来の空気弁の一例を示す断面図である。
【図3】同空気弁の部分断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 弁箱蓋 4 上部開口 5 フロート室 7 弁室 9 シート 10 大空気孔 20 シャフト 24 飛沫除け部 24b 通気穴 25 圧力調整板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の上部に大空気孔を形成し、大空気
    孔の下方に弁箱内の空間を弁室とフロート室とに仕切る
    飛沫除け部を設け、飛沫除け部に弁室とフロート室とを
    連通する複数の通気穴を設け、弁室内に大空気孔を開閉
    する弁体を設け、弁体の下部に飛沫除け部を貫通するシ
    ャフトを介してフロートを設け、飛沫除け部の通気穴の
    下方に所定間隙を開けて可撓性を有する圧力調整板を配
    置したことを特徴とする空気弁の排気構造。
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