JP2002048255A - 流体用無騒音逆止弁 - Google Patents

流体用無騒音逆止弁

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JP2002048255A
JP2002048255A JP2000234184A JP2000234184A JP2002048255A JP 2002048255 A JP2002048255 A JP 2002048255A JP 2000234184 A JP2000234184 A JP 2000234184A JP 2000234184 A JP2000234184 A JP 2000234184A JP 2002048255 A JP2002048255 A JP 2002048255A
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JP
Japan
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valve
passage
inlet passage
check valve
air
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JP2000234184A
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English (en)
Inventor
Jiro Takano
二郎 高野
Kazuhiro Tamura
和弘 田村
Tsukasa Maeda
司 前田
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆止弁の弁体の入口側端部に、入口通路から
弁室に至る通路面積が変化する通路区間を長くすること
により、逆止弁の作動騒音を抑える。 【解決手段】 入口通路28と出口24との間に弁室2
9を形成し、入口通路28と弁室29との間に円錐状の
弁座29aを形成する。弁座29aに対する弁体35の
接触面35cを半球形にする。弁体35の接触面35c
の中心から入口通路28の中心軸線へ突出する円錐部3
5dを接触面35cと一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば空気圧縮機機
と空気槽とを結ぶ流体圧回路などに挿入接続される逆止
弁、特に逆止弁の開閉動作に際し、作動騒音が生じない
流体用無騒音逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、空気圧縮機2はシリ
ンダ10にピストン4を嵌装して、ピストン4の上側に
作動室3を区画し、ピストン4とクランク軸9の腕8と
の間に連接棒6をピン5,7により連結してなる。ピス
トン4の下降に伴つて外部空気が図示してない吸入弁を
経て作動室3へ吸い込まれ、ピストン4の上昇に伴つて
作動室3の空気は圧縮され、図示してない吐出弁を経て
通路12へ吐き出される。通路12の空気は逆止弁1
3、通路14aを経て空気乾燥器14へ入り、ここで水
分を除去され、通路14cを経て空気槽15へ貯留され
る。空気乾燥器14で除去された水分は、適時排出口1
4bから外部へ排出される。
【0003】つまり、空気槽15に空気を充填している
間は、逆止弁13に開弁圧よりも高い空気圧が作用する
ので、空気圧縮機2のピストン4が1往復動する間に逆
止弁13も一度開き、空気を下流の空気槽15へ送る。
空気が空気槽15へ規定圧まで充填されると、空気圧縮
機2のピストン4は単に上下往復動するだけ(アンロー
ド状態)になる。この時、ピストン4の下側のクランク
室の空気圧よりもピストン4の上側の作動室3の空気圧
が低くなるので、ピストン4の油リングの装着部から油
上がりが生じやすくなる。
【0004】空気圧縮機2のアンロード状態では、ピス
トン4が上昇する際に、油上がりによる油ミストを含ん
だ空気の一部は空気圧縮機2の吸入弁を経て大気へ開放
されるが、油ミストを含んだ空気の残部は吐出弁を経て
空気槽15へ連なる配管へ流れ、油ミストが配管や空気
乾燥器14に溜まり、次回以降の空気充填終了時に空気
乾燥器14の水分排出口14bから油ミストが勢いよく
排出される。このような状態を回避するために、空気圧
縮機2の吐出弁と空気乾燥器14との間に逆止弁13を
設け、空気圧縮機2のアンロード状態(空気圧縮機2か
らの空気圧が逆止弁13の開弁圧以下の状態)では、油
ミストを含んだ空気が空気圧縮機2から吐出弁を経て吐
き出されないようにしている。
【0005】図6に示すように、従来の逆止弁13は通
路12に連なる入口通路28と、通路14aに連なる出
口24との間に、弁室29が形成され、弁室29に収容
した弁体35が図示してないばねの力により、弁室29
と入口通路28との間の円錐状の弁座29aへ付勢係合
されている。空気槽15に連なる出口24の空気圧より
も入口通路28の空気圧が高い場合には、ばねの力に抗
して、圧縮された空気により弁体35が弁座29aから
押し戻され、空気は弁室29へ流入し、さらに空気乾燥
器14へ送られる。
【0006】しかし、上述した従来の逆止弁13では、
弁体35の弁座29aに接する接触面35cの形状が半
球形になつているだけなので、通路面積が変化する入口
通路28から弁室29に至る軸方向の距離が短い。ま
た、空気圧縮機2のロード状態で、空気圧縮機2からの
圧縮空気が、入口通路28から逆止弁13の弁体35の
接触面35cと弁座29aとの間の環状の通路を通過す
る時、圧縮空気の流れの方向と通路面積の急激な変化に
伴い、逆止弁13から作動騒音が発生するという問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、逆止弁の弁体の入口側端部に、入口通路か
ら弁室に至る通路面積が変化する通路区間を長くするこ
とにより、逆止弁の作動騒音を抑えるようにした、流体
用無騒音逆止弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は入口通路と出口との間に弁室を形成
し、前記入口通路と前記弁室との間に形成した円錐状の
弁座に対する弁体の接触面が半球形であり、前記弁体の
接触面から前記入口通路へ突出する円錐部を一体に形成
したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では弁室と入口通路との間
に形成した円錐状の弁座に対して、逆止弁の弁体の弁座
に対する接触面は半球形であり、接触面から入口通路の
中心軸線へ突出する円錐部を一体に形成する。これによ
り、通路面積が変化する入口通路から弁室に至る通路区
間が長く、しかも通路面積が次第に狭くなるように構成
されるので、圧縮空気が入口通路から弁室へ流入する時
の流動騒音が抑えられる。
【0010】
【実施例】図1,2に示すように、本発明による逆止弁
13はハウジング23の基端部にねじ部25を、中間部
に断面6角形をなす工具係合部26を、先端部にねじ部
27をそれぞれ形成される。入口通路28と出口24と
の間に弁室29が形成され、弁室29と入口通路28と
の間に円錐形の弁座29aが形成される。弁体35は弁
座29aに接触する半球形の接触面35cの中心から入
口通路28の中心軸線へ向かつて突出する円錐部35d
が一体に形成され、ばね34の力により通常は接触面3
5cを弁座29aへ付勢係合される。弁室29の基端部
には径方向の工具係合溝31aを有する係止環31が螺
合され、該係止環31の内端面に停止部材32が当接さ
れ、停止部材32の中間部に形成したばね座と、弁体3
5の軸部35aを取り囲むばね座35bとの間にばね3
4が介装される。停止部材32は弁室29の内部へ突出
して、弁体35の過剰な後退を抑える。停止部材32に
は弁室29へ連通する径方向の通路33とこれに連なる
軸方向の通路33aが備えられる。
【0011】本発明による逆止弁13の弁体35は、弁
座29aに接触する接触面35cの中心から入口通路2
8の中心軸線へ向かつて突出する円錐部35dを一体に
形成されるので、入口通路28から弁室29に至る通路
面積の変化する通路区間sが、従来の逆止弁の弁体に比
べて大幅に長くなる。すなわち、入口通路28から弁座
29aに至るまでの通路区間sの円錐部35dでは、環
状の通路面積が次第に増加し、かつ接触面35cと弁座
29aとの間の環状の通路面積を経て弁室29へ連なる
ので、通路面積の急激な変化による圧縮空気の流れの乱
れや、圧縮空気の流れの乱れによる流動騒音が大幅に抑
えられる。
【0012】図3に示すように、逆止弁13の弁体35
は、弁座29aに接触する接触面35cと、接触面35
cの中心から入口通路28の中心軸線へ向かつて突出す
る円錐部35dとが、緩やかにかつ一体的に連なるよう
に形成してもよい。
【0013】図4,5に示すように、逆止弁13の弁体
35は、フランジ35eの一端にばね34を案内支持す
る軸部35aを形成し、フランジ35eの他端に弁座2
9aに接触する接触面35cと、接触面35cの中心か
ら入口通路28の中心軸線へ向かつて突出する円錐部3
5dとを、緩やかにかつ一体的に連なるように形成して
もよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、入口通路と出口
との間に弁室を形成し、前記入口通路と前記弁室との間
に形成した円錐状の弁座に対する弁体の接触面が半球形
であり、前記弁体の接触面から前記入口通路へ突出する
円錐部を一体に形成したものであり、入口通路から弁座
に至るまでの通路区間で、円錐部では環状の通路面積が
次第に増加し、かつ接触面と弁座との間の環状の通路面
積を経て弁室へ連なるので、通路面積の急激な変化によ
る圧縮空気の流れの乱れや、圧縮空気の流れの乱れによ
る流動騒音が大幅に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体用無騒音逆止弁の側面断面図
である。
【図2】同流体用無騒音逆止弁の開弁時の側面断面図で
ある。
【図3】本発明の変更実施例に係る流体用無騒音逆止弁
の弁体の側面図である。
【図4】本発明の変更実施例に係る流体用無騒音逆止弁
の弁体の側面図である。
【図5】本発明の変更実施例に係る流体用無騒音逆止弁
の弁体の側面図である。
【図6】従来の流体用無騒音逆止弁の側面断面図であ
る。
【図7】従来の流体圧回路に挿入接続される逆止弁の側
面断面図である。
【符号の説明】
2:空気圧縮機 3:作動室 4:ピストン 5:ピン
6:連接棒 7:ピン8:腕 9:クランク軸 1
0:シリンダ 12:通路 13:逆止弁 14:空気
乾燥器 14a:通路 14b:排出口 14c:通路
15:空気槽23:ハウジング 24:出口 25:
ねじ部 26:工具係合部 27:ねじ部 28:入口
通路 29:弁室 29a:弁座 31:係止環 31
a:工具係合溝 32:停止部材 33:通路 33
a:通路 34:ばね 35:弁体35a:軸部 35
b:ばね座 35c:接触面 35d:円錐部 35
e:フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 司 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 Fターム(参考) 3H058 AA05 BB35 CA01 CB06 CD04 EE03 EE04 EE13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口通路と出口との間に弁室を形成し、前
    記入口通路と前記弁室との間に形成した円錐状の弁座に
    対する弁体の接触面が半球形であり、前記弁体の接触面
    から前記入口通路へ突出する円錐部を一体に形成したこ
    とを特徴とする、流体用無騒音逆止弁。
  2. 【請求項2】前記弁座に対する弁体の接触面と、該接触
    面の中心から前記入口通路の中心軸線へ突出する円錐部
    とを前記弁体に一体に形成した、請求項1に記載の流体
    用無騒音逆止弁。
JP2000234184A 2000-08-02 2000-08-02 流体用無騒音逆止弁 Pending JP2002048255A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170433A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Fuji Techno Industries Corp 弁装置
JP2013500417A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 ゲタス ゲゼルシャフト フル サーモダイナミシェ アントリーブッシステメ エムベーハー 軸方向ピストンエンジン、軸方向ピストンエンジンを動作させるための方法、および軸方向ピストンエンジンの熱交換器を製造するための方法

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