JP2002048073A - 往復動式ポンプ - Google Patents

往復動式ポンプ

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JP2002048073A JP2001139879A JP2001139879A JP2002048073A JP 2002048073 A JP2002048073 A JP 2002048073A JP 2001139879 A JP2001139879 A JP 2001139879A JP 2001139879 A JP2001139879 A JP 2001139879A JP 2002048073 A JP2002048073 A JP 2002048073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入
吐出の異常を、安価な検出手段を用いて比較的簡単な構
成のもとで確実に検出できるようにされた往復動式ポン
プを提供する。 【解決手段】 往復動部材(20)により流体の吸入吐
出が行われるようにされた往復動式ポンプ(1)におい
て、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出すべ
く、その吐出側(40)の圧力変動を検知する圧電素子
からなる異常検出手段(50)を付設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンやプラン
ジャ等の往復動部材により流体の吸入吐出を行うように
された往復動式ポンプに係り、特に、流体が吸入されな
い、目的地まで吐出圧送されない、といった異常を検出
するための異常検出手段を付設したものに関する。
【0002】
【従来の技術】チェーンソー等の携帯型作業機の動力源
として使用される小型空冷2サイクルガソリンエンジン
(以下、内燃エンジンと称する)の潤滑等に使用される
往復動式ポンプは、例えば図7に示される如くの構成と
なっている。以下、図示従来例の往復動式ポンプ2を簡
単に説明する。この往復動式ポンプ2は、基本的には、
吸入口66とボール弁体75により開閉される吐出口6
7とが形成されたシリンダ部65が内嵌された本体部6
0と、前記シリンダ部65に摺動自在に嵌挿されたプラ
ンジャロッド71と該プランジャロッド71の後端部が
圧入固定されたプランジャ本体72とからなる往復動部
材70と、前記本体部60の一端側(図では右側)に配
設された、前記往復動部材70を駆動するソレノイド8
0と、前記本体部60の他端側(図では左側螺合部6
4)に螺合せしめられた出口通路部材90と、を備えて
いる。
【0003】前記ボール弁体75は、それと前記出口通
路部材90との間に介装されたコイばね74により、常
時前記吐出口67を閉じる方向に付勢されており、ま
た、前記往復動部材70は、前記シリンダ部65と前記
プランジャ本体72との間に介装されたコイルばね78
により、図の右方向に付勢されていいる。
【0004】前記ソレノイド80は、前記本体部60と
その一端側外周に螺合せしめられた取付固定筒84との
間に挟まれるようにして取付固定されており、また、前
記取付固定筒84の外周側には、有底円筒状のストッパ
カバー85が外嵌固定されている。
【0005】前記ソレノイド80は、図示しない外部の
電源(制御装置)から所定の周期をもって供給される駆
動パルスによりON(通電励磁)/OFFされるように
なっており、前記往復動部材70は、前記ソレノイド8
0がONからOFFにされると、前記コイルばね78の
付勢力により図の右方向に移動せしめられ、前記プラジ
ャロッド71が前記吸入口66を開いて、前記プランジ
ャロッド71と前記ボール弁体75との間に形成された
弁室61内に流体(内燃エンジン潤滑用オイル)を吸入
するとともに、その後端鍔状部73が前記ストッパカバ
ー85に接当せしめられる(図の実線で示される状
態)。
【0006】この状態から前記ソレノイド80がONに
されると、その発生磁力により前記往復動部材70が図
の左方向に移動せしめられて、前記プラジャロッド71
が前記吸入口66を閉じるとともに、前記弁室61内の
流体を押圧して前記ボール弁体75を図の左方向に押動
し、前記プランジャ本体72の前記後端鍔状部73が前
記取付固定筒84の右端面に貼着された合成樹脂製緩衝
板88に接当せしめられる。これにより、前記吐出口6
7が開かれて、前記弁室61内の流体が前記出口通路部
材90側に吐出される。
【0007】したがって、前記ソレノイド80のON/
OFF作動により、例えば、図示しないオイルタンク内
の潤滑用オイルがオイルストレーナ、吸入パイプ等を介
して前記吸入口66から前記弁室61に吸入されるとと
もに、該弁室61から前記吐出口67、前記ボール弁体
75、前記出口通路部材90を縦貫するように形成され
ている出口通路92、該出口通路92の出口側に配設さ
れたチェック弁95、前記出口通路部材90に接続され
た吐出パイプ等を介して、目的地である前記内燃エンジ
ンの摺動部分に吐出圧送される。なお、図中の符号68
は、前記ソレノイド80に駆動パルスを供給する図示し
ない電源コードの挿通部である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した如
くの往復動式ポンプにおいては、吸入側の詰まり、オイ
ル切れ(空気の吸い込み)等によりオイル(流体)が正
常に吸入されなくなる、あるいは、出口側の配管類に詰
まりが生じる等してオイルが目的地に送られなくなる等
の異常が生じた場合には、例えば、焼き付きを防止すべ
く前記内燃エンジンを停止させる、警報を発する等の対
策をとることが望まれる。
【0009】そのため、従来より、前記往復動ポンプに
圧力センサを付設し、この圧力センサにより、その吐出
側の圧力変動を検出するようになし、この圧力センサの
出力(検出信号)に基づいて、前記した如くの異常を検
出することが考えられている。
【0010】具体的には、例えば、図7に示される如く
に、前記出口通路部材90に取出口97を設け、吐出側
のオイルの一部(吐出圧)を剛性パイプ98等を介して
圧力センサ100に導入するようになし、この圧力セン
サ100により、その吐出側の圧力変動を検知する。
【0011】前記圧力センサ100としては、従来、ダ
イアフラム等で圧力を他の物理量(変位等)に変えて電
気信号を取り出す間接変換式のものが一般的であり、例
えば、ダイアフラムにストレインゲージを貼り付けたも
の、磁性材料のダイアフラムの両面にコイルとコアを対
称配置して平衡な磁気回路を構成したもの、導電性のダ
イアフラムとこれに対向する電極とで一対のコンデンサ
を形成した方式のもの等が市販されている。
【0012】ここで、前記圧力センサ100の出力は、
図8に示される如くに、前記ソレノイド80のON/O
FF(前記往復動部材70による吐出・吸入動作)に同
期して、前記した如くの異常が生じていない正常時に
は、図8(A)に示される如くの波形となり、オイル切
れのときには、図8(B)に示される如くに、正常時よ
り出力の変化が表れる時期が(空気吸込みため)若干遅
れるとともに、出力が若干小さくなり、出口側に詰まり
等が生じたときには、図8(C)に示される如くに、出
力が極めて大きくなる。したがって、かかる圧力センサ
100の出力(検出信号)を例えばコンピュータで処理
することにより、前記異常の種別を検出できる。
【0013】しかしながら、前記した如くの、一般に市
販されている圧力センサは、チェーンソー等の携帯型作
業機の動力源として使用される内燃エンジンの潤滑等に
使用される往復動式ポンプの、オイル切れや出口側の詰
まり等の異常を検出するための検出手段として用いるに
しては、高価過ぎる嫌いがあり、また、圧力センサに直
接オイル等の流体(吐出圧)を導く必要があり、それを
設置する場所、スペース等にも制約が課されるので、実
際には、前記圧力センサを前記往復動ポンプに付設する
ことは難しかった。
【0014】本発明は、前記した如くの要望に応えるべ
くなされたもので、その目的とするところは、オイル切
れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、安価
な検出手段を用いて比較的簡単な構成のもとで確実に検
出できるようにされた往復動式ポンプを提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る往復動式ポンプは、往復動部材により
流体の吸入吐出が行われるようにされ、流体の吸入吐出
に異常が生じたか否かを検出すべく、その吐出側の圧力
変動を検知する圧電素子からなる異常検出手段を付設し
たことを特徴としている。前記圧電素子は、好ましく
は、リング状乃至筒状とされていて、前記ポンプの吐出
側である出口通路部材に外嵌される。
【0016】本発明に係る往復動式ポンプは、具体的な
好ましい態様では、吸入口と弁体により開閉される吐出
口とが形成されたシリンダ部を有する本体部と、前記シ
リンダ部内を往復動せしめられて、前記吸入口から流体
を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口から
出口通路に押し出す前記往復動部材と、該往復動部材を
駆動するソレノイドと、を具備する。
【0017】この場合、前記圧電素子は、好ましくは、
前記出口通路部材に外嵌されて、該出口通路部材に設け
られた鍔状部と前記本体部との間に挟圧保持され、さら
に好ましい態様では、前記圧電素子と前記出口通路部材
及び前記本体部との間に絶縁部材が介装される。本発明
に係る往復動式ポンプは、吸入吐出する流体が内燃エン
ジン潤滑用オイルである、オイルポンプとして使用する
のに好適である。
【0018】前記した如くの構成とされた本発明に係る
往復動式ポンプの好ましい態様においては、流体の吸入
吐出に異常が生じたか否かを検出する異常検出手段とし
て、リング状乃至筒状の圧電素子単体を用い、この圧電
素子を、好ましい態様では、前記出口通路部材に外嵌し
て、該出口通路部材に設けられた鍔状部と前記本体部と
の間に、絶縁部材を介装したもとで、挟圧保持させる。
【0019】これにより、前記往復動式ポンプで吸入吐
出される流体の吐出側の流体の圧力変動により、例え
ば、前記出口通路部材が膨縮し、その変形力が、前記出
口通路部材及び前記絶縁部材を介して前記圧電素子に伝
達され、これによって、該圧電素子が伸縮せしめられ、
その出力(検出信号)が前記圧力変動に応じて変化す
る。
【0020】この場合、前記圧電素子の出力は、前記し
た圧力センサの出力と基本的には同様なものとなり、そ
のため、前記圧電素子の出力を例えばコンピュータ等で
処理すれば、オイル切れや出口側の詰まり等の異常の種
別を自動的に検出することができる。
【0021】ここで、前記リング状乃至筒状の圧電素子
は、前記した圧力センサに比して極めて安価で市販され
ており、また、前記圧電素子に直接オイル等の流体(吐
出圧)を導く必要はなく、さらに、その取り付けは、例
えば出口通路部材に外嵌してそれと本体部との間に挟圧
保持させればよいので、極めて簡単容易である。このよ
うに、本発明によれば、オイル切れや出口側の詰まり等
の流体の吸入吐出の異常を、安価な圧電素子を用いて比
較的簡単な構成のもとで確実に検出できる。
【0022】一方、本発明に係る往復動式ポンプの別の
好ましい態様では、前記異常検出手段としての前記圧電
素子に、前記吐出口から吐出される流体の圧力変化が直
接伝達されるように構成される。この場合、好ましく
は、前記吐出口側に連結された出口通路部材が、内部に
通路兼圧力検出室が貫通せしめられた筒状とされてい
て、その外周側に前記圧電素子が取付固定される。
【0023】さらに具体的な好ましい態様では、吸入口
と前記吐出口とが形成されたシリンダ部を有する本体部
と、該本体部の前記吐出口側に第一調圧弁を介して連結
された前記出口通路部材と、該出口通路部材の下流側に
配設された第二調圧弁と、前記シリンダ部内を往復動せ
しめられて、前記吸入口から流体を吸入するとともに、
吸入された流体を前記吐出口から前記通路兼圧力検出室
に押し出す前記往復動部材と、該往復動部材を駆動する
ソレノイドと、を具備し、前記第二調圧弁の調圧値が前
記第一調圧弁の調圧値より高く設定されるとともに、前
記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化が前記圧電素子に
直接伝達されるようになされる。
【0024】このような構成とされた往復動式ポンプの
好ましい態様においては、圧電素子に、吐出口から吐出
される流体の圧力変化が直接伝達されるので、前記した
態様のように、出口通路部材の膨縮による変形力を圧電
素子に伝達するようにした場合、つまり、流体の圧力変
化を圧電素子に間接的に伝達するようにした場合に比し
て、流体の圧力変化に対して前記圧電素子が敏感に反応
する。
【0025】また、前記したリング状乃至筒状の圧電素
子を出口通路部材に外嵌する態様では、前記出口通路部
材に接続される可撓性ホース等に流体の圧力変化が吸収
されてしまう可能性があり、前記圧電素子の出力変化は
弱小であったが、本態様のように、第一の調圧弁(通
常、備えられているもの)に加えて出口通路部材に第二
の調圧弁を設け、それらの間の流体の圧力変化を前記圧
電素子に直接伝達するようにしたことでも、前記圧電素
子の流体の圧力変化に対する敏感度が上がる。そのた
め、本態様の往復動式ポンプでは、異常検出の確実性及
び精度が向上し、信頼性が増す。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る往復動
式ポンプの第一実施形態を示す断面図である。図示の往
復動式ポンプ1は、チェーンソー等の携帯型作業機の動
力源として使用される小型空冷2サイクルガソリンエン
ジン(以下、内燃エンジンと称する)の潤滑等に使用さ
れるもので、前述した図7に示される従来例の往復動式
ポンプ2と基本的には同様な構成となっている。
【0027】すわわち、図示実施形態の往復動式ポンプ
1は、吸入口16とボール弁体25により開閉される吐
出口17とが形成されたシリンダ部15が内嵌された本
体部10と、前記シリンダ部15に摺動自在に嵌挿され
たプランジャロッド21と該プランジャロッド21の後
端部が圧入固定されたプランジャ本体22からなる往復
動部材20と、前記本体部10の一端側(図では右側)
に配設された、前記往復動部材20を駆動するソレノイ
ド30と、前記本体部10の他端側(図では左側螺合部
14)に螺合せしめられた出口通路部材40と、を備え
ている。
【0028】前記ボール弁体25は、それと前記出口通
路部材40との間に介装されたコイばね24により、常
時前記吐出口17を閉じる方向に付勢されており、ま
た、前記往復動部材20は、前記シリンダ部15と前記
プランジャ本体22との間に介装されたコイルばね28
により、図の右方向に付勢されていいる。
【0029】前記ソレノイド30は、前記本体部10と
その一端側外周に螺合せしめられた取付固定筒34との
間に挟まれるようにして取付固定されており、また、前
記取付固定筒34の外周側には、有底円筒状のストッパ
カバー35が外嵌固定されている。
【0030】前記ソレノイド30は、図示しない外部の
電源(制御装置)から所定の周期をもって供給される駆
動パルスによりON(通電励磁)/OFFされるように
なっており、前記往復動部材20は、前記ソレノイド3
0がONからOFFにされると、前記コイルばね28の
付勢力により図の右方向に移動せしめられ、前記プラジ
ャロッド21が前記吸入口16を開いて、前記プランジ
ャロッド21と前記ボール弁体25との間に形成された
弁室11内に流体(内燃エンジン潤滑用オイル)を吸入
するとともに、その後端鍔状部23が、前記ストッパカ
バー35に接当せしめられる(図の実線で示される状
態)。
【0031】この状態から前記ソレノイド30がONに
されると、その発生磁力により前記往復動部材20が図
の左方向に移動せしめられて、前記プラジャロッド21
が前記吸入口16を閉じるとともに、前記弁室11内の
流体を押圧して前記ボール弁体25を図の左方向に押動
し、前記プランジャ本体22の前記後端鍔状部23が前
記取付固定筒34の右端面に貼着された合成樹脂製緩衝
板38に接当せしめられる。これにより、前記吐出口1
7が開かれて、前記弁室11内の流体が前記出口通路部
材40側に吐出される。
【0032】したがって、前記ソレノイド30のON/
OFF作動により、例えば、図示しないオイルタンク内
の潤滑用オイルがオイルストレーナ、吸入パイプ等を介
して前記吸入口16から前記弁室11に吸入されるとと
もに、該弁室11から前記吐出口17、前記ボール弁体
25、前記出口通路部材40を縦貫するように形成され
ている出口通路42、該出口通路42の出口側に配設さ
れたチェック弁45、前記出口通路部材40に接続され
た吐出パイプ等を介して、目的地である前記内燃エンジ
ンの摺動部分に吐出圧送される。
【0033】前記構成に加え、本実施形態では、潤滑用
オイルの吸入吐出に異常が生じたか否かを検出する異常
検出手段として、市販の筒状の圧電素子50が、前記出
口通路部材40に外嵌せしめられて、該出口通路部材4
0に設けられた鍔状部43と前記本体部10に設けられ
た鍔状部13との間に、リーク等の発生により前記圧電
素子50の性能が損なわれたりせぬよう、筒状の内周絶
縁部材55及び円板状の端面絶縁部材56、57を介し
て挟圧保持されている。
【0034】この圧電素子50の出力(検出信号)は、
その一端面に銀溶着又ははんだ付けされたリード線(図
示せず)を介して取り出される。なお、この圧電素子5
0は、前記鍔状部43−13間で所定圧で予圧縮されて
いる。なお、図中の符号18は、前記ソレノイド30に
駆動パルスを供給する図示しない電源コードの挿通部で
ある。
【0035】このような構成とされた本実施形態の往復
動式ポンプ1においては、潤滑用オイルが吐出されると
き(前記ソレノイド30がONにされたとき)の圧力変
動により、前記出口通路部材40が膨縮し、その変形力
が、前記出口通路部材40及び前記絶縁部材55、5
6、57を介して前記圧電素子50に伝達され、これに
よって、該圧電素子50が伸縮せしめられ、その伸縮の
度合い(変化速度)に比例した電圧(出力)が発生す
る。
【0036】この場合、前記圧電素子50の出力は、図
2に示される如くに、前記した従来例の圧力センサ10
0の出力(図8)と基本的には同様に、前記ソレノイド
30のON/OFF(前記往復動部材20による吐出・
吸入動作)に同期して、前記した如くの異常が生じてい
ない正常時には、図2(A)に示される如くの波形とな
り、オイル切れのときには、図2(B)に示される如く
に、正常時より出力の変化が表れる時期が(空気吸込み
ため)若干遅れるとともに、振幅が若干小さくなり、出
口側に詰まり等が生じたときには、図2(C)に示され
る如くに、振幅が極めて大きくなる。したがって、かか
る圧電素子50の出力(検出信号)を例えばコンピュー
タで処理することにより、オイル切れや出口側の詰まり
等の異常を自動的に検出することができる。
【0037】ここで、前筒状の圧電素子50は、前記し
た従来例の圧力センサ100に比して極めて安価で市販
されており、また、前記圧電素子50に直接オイル等の
流体(吐出圧)を導く必要はなく、さらに、その取り付
けは、前記出口通路部材40に外嵌してそれと前記本体
部10との間に挟圧保持させればよいので、極めて簡単
容易である。このように、本実施形態の往復動式ポンプ
1では、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐
出の異常を、安価な圧電素子を用いて比較的簡単な構成
のもとで確実に検出できる。
【0038】図3は、本発明に係る往復動式ポンプの第
二実施形態を示す断面図である。図示の往復動式ポンプ
1’は、前述した図1に示される第一実施形態の往復動
式ポンプ1と基本的には同様な構成となっており、以下
においては、第一実施形態と同一機能部分には同一符号
を付して、重複説明を省略し、相違点を重点的に説明す
る。
【0039】本実施形態の往復動式ポンプ1’は、異常
検出手段としての圧電素子150に、吐出口117から
吐出される流体の圧力変化が直接伝達されるように構成
されている。また、前記吐出口117側に連結された出
口通路部材140が、内部に通路兼圧力検出室141が
貫通せしめられた筒状とされていて、その外周側に前記
圧電素子150が取付固定されている。
【0040】詳細には、吸入口116と前記吐出口11
7とが形成されたシリンダ部115を有する本体部1
0’と、該本体部10’の前記吐出口117側に第一調
圧弁120を介して連結された前記出口通路部材140
と、該出口通路部材140の下流側に配設された第二調
圧弁130と、前記シリンダ部115内を往復動せしめ
られて、前記吸入口116から流体を吸入するととも
に、吸入された流体を前記吐出口117から前記通路兼
圧力検出室141に押し出す前記往復動部材20と、該
往復動部材20を駆動するソレノイド30と、を具備す
る。
【0041】前記第一調圧弁120は、ポンプには通常
備えられているもので、ボール弁体125とこれを閉方
向に付勢する圧縮コイルばね124とからなっている。
それに対し、前記第二調圧弁130は、新たに付設され
たもので、前記通路兼圧力検出室141の下流端の第二
吐出口147を開閉するボール弁体135とこれを閉方
向に付勢する圧縮コイルばね134とからなっている。
前記出口通路部材140の下流端側には、ホース類を接
続するための継手部材145が螺合せしめられ、該継手
部材145のねじ込み量により前記圧縮コイルばね13
4の圧縮量が調整され、これにより、前記調圧弁130
の調圧値が設定されるようになっている。
【0042】ここでは、前記第二調圧弁130の調圧値
が前記第一調圧弁120の調圧値より高く設定されてい
る。言い換えれば、前記第一調圧弁120が前記吐出口
117開く圧力より前記第二調圧弁が前記第二吐出口1
47を開く圧力の方が高くなるように設定されている。
【0043】前記出口通路部材140の断面外周は、図
4(A)に示される如くに、両面平行面取り形となって
おり、その中央部上側に設けられた嵌入部144に、前
記圧電素子150を保持するホルダ160の挿着部16
2が圧入等により強固に挿着固定されている。前記ホル
ダ160は、圧電素子装着口167が下部に横向きに形
成された円筒形の保持筒部161と前記挿着部162と
からなっており、前記保持筒部161の下部に、前記圧
電素子150が装着固定されている。該圧電素子150
は中実円柱状をしており、図4(A)、(B)に加えて
図5を参照すればよくわかるように、その外周にそれよ
り高さ(長さ)の短い絶縁筒体155が緩く外嵌され、
かつ、その両端面にしゃもじ形の電極板151、152
が貼着されている。
【0044】前記保持筒部161の底部(前記挿着部1
62)と前記圧電素子150(前記下側電極152)と
の間には、ゴム製のドーナツ形のシール材158が配置
され、前記前記挿着部162には、前記通路兼圧力検出
室141の流体の圧力変化を前記圧電素子150に伝達
するための圧力伝達通路部163が縦貫されている。ま
た、前記圧電素子150は、前記保持筒部161の上部
に形成された雌ねじ部166にねじ込まれた押圧ナット
部材165により前記シール材158に押し付けられて
所定圧で予圧されている。
【0045】このような構成とされた第二実施形態の往
復動式ポンプ1’においても、前述した第一実施形態の
ものと同様な流体の吐出動作が行われるが、本実施形態
では、前記圧電素子150に、前記吐出口117から吐
出される流体の圧力Pの変化が前記通路兼圧力検出室1
41から前記挿着部162の前記圧力伝達通路部163
を介して直接伝達されるので、前述の第一実施形態のよ
うに、出口通路部材40の膨縮による変形力を圧電素子
50に伝達するようにした場合、つまり、流体の圧力変
化を圧電素子50に間接的に伝達するようにした場合に
比して、流体の圧力変化に対して前記圧電素子150が
敏感に反応する。
【0046】また、前記した第一の態様では、前記出口
通路部材40に接続される可撓性ホース等に流体の圧力
変化が吸収されてしまう可能性があり、前記圧電素子の
出力変化は弱小であったが、本態様のように、第一調圧
弁120(通常、備えられているもの)に加えて前記出
口通路部材140に第二の調圧弁130を設け、それら
の間の流体の圧力変化を前記圧電素子150に直接伝達
するようにしたことでも、前記圧電素子150の流体の
圧力変化に対する敏感度が上がる。
【0047】そのため、本実施形態の往復動式ポンプ
1’では、図6に示される如くに、正常時(A)、オイ
ル切れ時(B)及び、出口側の詰まり時(C)における
前記圧電素子150の出力波形がより大きく異なるもの
となって、第一実施形態より識別性が増し、その結果、
異常検出の確実性及び精度が向上し、信頼性が増す。以
上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計に
おいて、種々の変更ができるものである。
【0048】例えば、前記第一実施形態では、出口通路
部材(40)に筒状の圧電素子(50)を外嵌した構成
とされているが、本発明はそれに限られる訳ではなく、
例えば、図7に示される従来例の往復動式ポンプ2にお
いて、それに付設されている圧力センサ100(ダイア
フラムを用いたもの)に代えて、圧電素子を用いた圧力
センサ(圧電センサ)を付設してもよい。この場合は、
本発明第二実施形態と似た構成となり、価格的には前記
圧力センサ100を用いた場合に比して安価となる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸
入吐出の異常を、安価な圧電素子を用いて比較的簡単な
構成のもとで確実に検出できる往復動式ポンプの提供が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動式ポンプの第一実施形態を
示す断面図。
【図2】図1に示される往復動式ポンプに用いられた圧
電素子の、正常時と異常時の出力変化の説明に供される
グラフ。
【図3】本発明に係る往復動式ポンプの第二実施形態を
示す断面図。
【図4】(A)は図3のIV(A)−IV(A)矢視断
面図、(B)は図3のIV(B)−IV(B)矢視断面
図。
【図5】図3に示される往復動式ポンプに使用された圧
電素子ユニットを示す斜視図。
【図6】図3に示される往復動式ポンプに用いられた圧
電素子の、正常時と異常時の出力変化の説明に供される
グラフ。
【図7】従来の往復動式ポンプの一例を示す断面図。
【図8】図7に示される往復動式ポンプに用いられた圧
力センサの、正常時と異常時の出力変化の説明に供され
るグラフ。
【符号の説明】
1、1’ 往復動式ポンプ 10、10’ 本体部 15 シリンダ部 16 吸入口 17 吐出口 20 往復動部材 25 ボール弁体 30 ソレノイド 40 出口通路部材(吐出側) 42 出口通路 43 鍔状部 50 圧電素子(異常検出手段) 55〜57 絶縁部材 115 シリンダ部 116 吸入口 117 吐出口 120 第一調圧弁 130 第二調圧弁 140 出口通路部材 141 通路兼圧力検出室 150 圧電素子(異常検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 榎本 清重 東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式 会社共立内 Fターム(参考) 2F055 AA25 BB19 CC59 DD19 EE23 FF31 GG49 3G013 BB15 BB25 CA00 3H045 AA03 AA12 AA24 AA31 BA44 CA03 EA13 EA50 3H069 AA03 BB02 CC04 DD21 EE04 EE05 EE41 3H071 AA04 BB01 CC34 CC44 DD11 DD84

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動部材(20)により流体の吸入吐
    出が行われるようにされた往復動式ポンプ(1)におい
    て、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出すべ
    く、その吐出側(40)の圧力変動を検知する圧電素子
    からなる異常検出手段(50)を付設したことを特徴と
    する往復動式ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子(50)は、リング状乃至
    筒状とされていて、前記ポンプ(1)の吐出側である出
    口通路部材(40)に外嵌されていることを特徴とする
    請求項1に記載の往復動式ポンプ。
  3. 【請求項3】 吸入口(16)と弁体(25)により開
    閉される吐出口(17)とが形成されたシリンダ部(1
    5)を有する本体部(10)と、前記シリンダ部(1
    5)内を往復動せしめられて、前記吸入口(16)から
    流体を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口
    (17)から出口通路(42)側に押し出す前記往復動
    部材(20)と、該往復動部材(20)を駆動するソレ
    ノイド(30)と、を具備することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の往復動式ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記圧電素子(50)は、前記出口通路
    部材(40)に外嵌されて、該出口通路部材(40)に
    設けられた鍔状部(43)と前記本体部(10)との間
    に挟圧保持されていることを特徴とする請求項3に記載
    の往復動式ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記圧電素子(50)と前記出口通路部
    材(40)及び前記本体部(10)との間に絶縁部材
    (55、56、57)が介装されていることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の往復動式ポンプ。
  6. 【請求項6】 吸入吐出する流体が内燃エンジン潤滑用
    オイルであることを特徴とする請求項1乃至5に記載の
    往復動式ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記異常検出手段としての前記圧電素子
    (150)に、前記吐出口(117)から吐出される流
    体の圧力変化が直接伝達されるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の往復動式ポンプ。
  8. 【請求項8】 前記吐出口(117)側に連結された出
    口通路部材(140)が、内部に通路兼圧力検出室(1
    41)が貫通せしめられた筒状とされていて、その外周
    側に前記圧電素子(150)が取付固定されていること
    を特徴とする請求項7に記載の往復動式ポンプ。
  9. 【請求項9】 吸入口(116)と前記吐出口(11
    7)とが形成されたシリンダ部(115)を有する本体
    部(10’)と、該本体部(10’)の前記吐出口(1
    17)側に第一調圧弁(120)を介して連結された前
    記出口通路部材(140)と、該出口通路部材(14
    0)の下流側に配設された第二調圧弁(130)と、前
    記シリンダ部(115)内を往復動せしめられて、前記
    吸入口(116)から流体を吸入するとともに、吸入さ
    れた流体を前記吐出口(117)から前記通路兼圧力検
    出室(141)に押し出す前記往復動部材(20)と、
    該往復動部材(20)を駆動するソレノイド(30)
    と、を具備し、前記第二調圧弁(130)の調圧値が前
    記第一調圧弁(120)の調圧値より高く設定されると
    ともに、前記通路兼圧力検出室(141)の流体の圧力
    変化が前記圧電素子(150)に直接伝達されるように
    なされていることを特徴とする請求項7又は8に記載の
    往復動式ポンプ。
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