JP4092119B2 - 往復動式ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンやプランジャ等の往復動部材により流体の吸入吐出を行うようにされた往復動式ポンプに係り、特に、流体が吸入されない、目的地まで吐出圧送されない、といった異常を検出するための異常検出手段を付設したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
チェーンソー等の携帯型作業機の動力源として使用される小型空冷2サイクルガソリンエンジン(以下、内燃エンジンと称する)の潤滑等に使用される往復動式ポンプは、例えば図5に示される如くの構成となっている。以下、図示従来例の往復動式ポンプ2を簡単に説明する。この往復動式ポンプ2は、基本的には、吸入口66とボール弁体75により開閉される吐出口67とが形成されたシリンダ部65が内嵌された本体部60と、前記シリンダ部65に摺動自在に嵌挿されたプランジャロッド71と該プランジャロッド71の後端部が圧入固定されたプランジャ本体72とからなる往復動部材70と、前記本体部60の一端側(図では右側)に配設された、前記往復動部材70を駆動するソレノイド80と、前記本体部60の他端側(図では左側螺合部64)に螺合せしめられた出口通路部材90と、を備えている。
【0003】
前記ボール弁体75は、それと前記出口通路部材90との間に介装されたコイばね74により、常時前記吐出口67を閉じる方向に付勢されており、また、前記往復動部材70は、前記シリンダ部65と前記プランジャ本体72との間に介装されたコイルばね78により、図の右方向に付勢されている。
前記ソレノイド80は、前記本体部60とその一端側外周に螺合せしめられた取付固定筒84との間に挟まれるようにして取付固定されており、また、前記取付固定筒84の外周側には、有底円筒状のストッパカバー85が外嵌固定されている。
【0004】
前記ソレノイド80は、図示しない外部の電源(制御装置)から所定の周期をもって供給される駆動パルスによりON(通電励磁)/OFFされるようになっており、前記往復動部材70は、前記ソレノイド80がONからOFFにされると、前記コイルばね78の付勢力により図の右方向に移動せしめられ、前記プラジャロッド71が前記吸入口66を開いて、前記プランジャロッド71と前記ボール弁体75との間に形成された弁室61内に流体(内燃エンジン潤滑用オイル)を吸入するとともに、その後端鍔状部73が前記ストッパカバー85に接当せしめられる(図の実線で示される状態)。
【0005】
この状態から前記ソレノイド80がONにされると、その発生磁力により前記往復動部材70が図の左方向に移動せしめられて、前記プラジャロッド71が前記吸入口66を閉じるとともに、前記弁室61内の流体を押圧して前記ボール弁体75を図の左方向に押動し、前記プランジャ本体72の前記後端鍔状部73が前記取付固定筒84の右端面に貼着された合成樹脂製緩衝板88に接当せしめられる。
これにより、前記吐出口67が開かれて、前記弁室61内の流体が前記出口通路部材90側に吐出される。
【0006】
したがって、前記ソレノイド80のON/OFF作動により、例えば、図示しないオイルタンク内の潤滑用オイルがオイルストレーナ、吸入パイプ等を介して前記吸入口66から前記弁室61に吸入されるとともに、該弁室61から前記吐出口67、前記ボール弁体75、前記出口通路部材90を縦貫するように形成されている出口通路92、該出口通路92の出口側に配設されたチェック弁95、前記出口通路部材90に接続された吐出パイプ等を介して、目的地である前記内燃エンジンの摺動部分に吐出圧送される。
なお、図中の符号68は、前記ソレノイド80に駆動パルスを供給する図示しない電源コードの挿通部である。
【0007】
ところで、前記した如くの往復動式ポンプ2においては、吸入側の詰まり、オイル切れ(空気の吸い込み)等によりオイル(流体)が正常に吸入されなくなる、あるいは、出口側の配管類に詰まりが生じる等してオイルが目的地に送られなくなる等の異常が生じた場合には、例えば、焼き付きを防止すべく前記内燃エンジンを停止させる、警報を発する等の対策をとることが望まれる。
そのため、従来より、前記往復動ポンプに圧力センサを付設し、この圧力センサにより、その吐出側の圧力変動を検出するようになし、この圧力センサの出力(検出信号)に基づいて、前記した如くの異常を検出することが考えられている。
【0008】
具体的には、例えば、図5に示される如くに、前記出口通路部材90に取出口97を設け、吐出側のオイルの一部(吐出圧)を剛性パイプ98等を介して圧力センサ100に導入するようになし、この圧力センサ100により、その吐出側の圧力変動を検知する。
【0009】
前記圧力センサ100としては、従来、ダイアフラム等で圧力を他の物理量(変位等)に変えて電気信号を取り出す間接変換式のものが一般的であり、例えば、ダイアフラムにストレインゲージを貼り付けたもの、磁性材料のダイアフラムの両面にコイルとコアを対称配置して平衡な磁気回路を構成したもの、導電性のダイアフラムとこれに対向する電極とで一対のコンデンサを形成した方式のもの等が市販されている。
【0010】
ここで、前記圧力センサ100の出力は、図6に示される如くに、前記ソレノイド80のON/OFF(前記往復動部材70による吐出・吸入動作)に同期して、前記した如くの異常が生じていない正常時には、図6(A)に示される如くの波形となり、オイル切れのときには、図6(B)に示される如くに、正常時より出力の変化が表れる時期が(空気吸込みため)若干遅れるとともに、出力が若干小さくなり、出口側に詰まり等が生じたときには、図6(C)に示される如くに、出力が極めて大きくなる。したがって、かかる圧力センサ100の出力(検出信号)を、例えばコンピュータで処理することにより、前記異常の種別を検出できる。
【0011】
しかしながら、前記した如くの、一般に市販されている圧力センサは、チェーンソー等の携帯型作業機の動力源として使用される内燃エンジンの潤滑等に使用される往復動式ポンプの、オイル切れや出口側の詰まり等の異常を検出するための検出手段として用いるにしては、高価過ぎる嫌いがあり、また、圧力センサに直接オイル等の流体(吐出圧)を導く必要があり、それを設置する場所、スペース等にも制約が課されるので、実際には、前記圧力センサを前記往復動ポンプに付設することは難しかった。
【0012】
このような従来の問題を解消すべく、本発明の発明者等は、特開2002−48073号公報に所載(図1に示す第一実施形態)の如く、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出するための異常検出手段として、市販の安価なリング状乃至筒状の圧電素子単体を用い、この圧電素子を、例えば、出口通路部材に外嵌して、該出口通路部材に設けられた鍔状部と本体部との間に、絶縁部材を介装したもとで、挟圧保持させた往復動式ポンプを提案した。
【0013】
かかる提案の往復動式ポンプでは、吸入吐出される流体の吐出側の流体の圧力変動により、前記出口通路部材が膨縮し、その変形力が、前記出口通路部材及び前記絶縁部材を介して前記圧電素子に伝達され、これによって、該圧電素子が伸縮せしめられ、その出力(検出信号)が前記圧力変動に応じて変化する。
【0014】
この場合、前記圧電素子の出力は、前記した圧力センサの出力と基本的には同様なものとなり、そのため、前記圧電素子の出力を、例えばコンピュータ等で処理すれば、オイル切れや出口側の詰まり等の異常の種別を自動的に検出することができる。
【0015】
ここで、前記リング状乃至筒状の圧電素子は、前記した圧力センサに比して極めて安価で市販されており、また、前記圧電素子に直接オイル等の流体(吐出圧)を導く必要はなく、さらに、その取り付けは、例えば出口通路部材に外嵌してそれと本体部との間に挟圧保持させればよいので、極めて簡単容易である。
その結果、前記提案の往復動式ポンプは、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、安価な圧電素子を用いて比較的簡単な構成のもとで検出できる。
【0016】
しかしながら、前記提案の往復動式ポンプでは、前記出口通路部材の膨縮による変形力を圧電素子に伝達、言い換えれば、流体の圧力変化を圧電素子に間接的に伝達するようにしているので、流体の圧力変化に対して前記圧電素子が敏感に反応せず、また、前記出口通路部材に接続される可撓性ホース等に流体の圧力変化が吸収されてしまう可能性もあるので、前記圧電素子の出力変化が弱小となり、異常検出の確実性及び精度が充分ではなかった。
そこで、本発明の発明者等は、前記公報に所載(図3に示す第二実施形態)の如くに、改良案を提案した。
【0017】
かかる改良案の往復動式ポンプは、基本的には、前記異常検出手段としての前記圧電素子に、前記吐出口から吐出される流体の圧力変化が直接伝達されるように構成される。具体的には、前記吐出口側に連結された出口通路部材が、内部に通路兼圧力検出室が貫通せしめられた筒状とされていて、その外周側に前記圧電素子が取付固定され、前記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化が圧力伝達通路部を介して前記圧電素子に直接伝達されるようになっている。
【0018】
より具体的には、吸入口と前記吐出口とが形成されたシリンダ部を有する本体部と、該本体部の前記吐出口側に第一調圧弁を介して連結された前記出口通路部材と、該出口通路部材の下流側に配設された第二調圧弁と、前記シリンダ部内を往復動せしめられて、前記吸入口から流体を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口から前記通路兼圧力検出室に押し出す前記往復動部材と、該往復動部材を駆動するソレノイドと、を具備し、前記第二調圧弁の調圧値が前記第一調圧弁の調圧値より高く設定されるとともに、前記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化が前記圧力伝達通路部(の流体)を介して前記圧電素子に直接伝達されるようになされる。
【0019】
このような構成とされた改良案の往復動式ポンプにおいては、圧電素子に、吐出口から吐出される流体の圧力変化が直接伝達されるので、前記提案(第一実施形態)のように、出口通路部材の膨縮による変形力を圧電素子に伝達するようにした場合、つまり、流体の圧力変化を圧電素子に間接的に伝達するようにした場合に比して、流体の圧力変化に対して前記圧電素子が敏感に反応する。
【0020】
また、前記提案(第一実施形態)の往復動式ポンプでは、前記出口通路部材に接続される可撓性ホース等に流体の圧力変化が吸収されて前記圧電素子の出力変化が弱小となるおそれもあったが、改良案のように、第一の調圧弁(通常、備えられているもの)に加えて出口通路部材に第二の調圧弁を設け、それらの間の流体の圧力変化を前記圧電素子に圧力伝達通路部(の流体)を介して直接伝達するようにしたことでも、前記圧電素子の流体の圧力変化に対する敏感度が上がる。そのため、改良案の往復動式ポンプでは、異常検出の確実性及び精度が向上し、信頼性が増す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記改良案の往復動式ポンプにおいても、次のような改善すべき課題があった。すなわち、一般に、往復動式ポンプにおいては、その構造上、吸入吐出される流体(潤滑用オイル等)中に空気(気泡)が混入することが避けられない。この場合、ポンプ駆動時において、前記通路兼圧力検出室の気泡を含んだ流体は順次吐出口側に圧送されるので問題は生じないが、前記圧力伝達通路部内の流体は流されずに残留するので、そこからは気泡が抜けない。
【0022】
前記圧力伝達通路部内の残留気泡は、流体の圧力如何によってその大きさ(体積)を変えるので、その残留気泡の量によって、前記圧電素子の検出信号レベル(出力電圧)が大きくばらつく。つまり、気泡が多量に残っている場合には、前記圧電素子には、実際の流体圧力より小さな圧力しか伝達されない。そのため、流体の圧力変化を前記圧力伝達通路部の気泡を含んだ流体を介して前記圧電素子に伝達するようにされた改良案の往復動式ポンプでも、異常検出の確実性及び精度が十分とはいえなかった。
【0023】
また、前記改良案の往復動式ポンプでは、前記圧力伝達通路部と前記圧電素子との間に、ドーナツ形のシール材が介装されているが、このシール材が流体の圧力変化によって、不所望に変形(その内径を狭める如くの変形等)し、流体が外部にリークしてしまうことがある。
【0024】
さらに、当該往復動式ポンプ(本体)や流体(潤滑用オイル)供給先となる内燃エンジン等の往復運動等による外部振動が前記圧電素子に伝わり、この外部振動が前記圧電素子により検出すべき流体の圧力変化(検出信号)のノイズとなって、異常検出の確実性及び精度が低下してしまうという問題もあった。
【0025】
本発明は、前記した如くの問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、安価な検出手段を用いて比較的簡単な構成のもとで検出できるようにされ、しかも、流体に含まれる気泡による悪影響を受け難くされるとともに、外部振動によるノイズが低減されて、異常検出の確実性及び精度を向上させ得、さらに、流体の外部へのリーク等の不具合も確実に防止できるようにされた往復動式ポンプを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成すべく、本発明に係る往復動式ポンプは、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出すべく、その吐出側の圧力変動を検知する圧電素子からなる異常検出手段が付設され、前記圧電素子に、吐出口から吐出される流体の圧力変化が剛体からなる受圧部材を介して直接伝達されるように構成される。
【0027】
そして、前記吐出口側に連結された出口通路部材が、内部に通路兼圧力検出室が貫通せしめられた筒状とされていて、その外周側に前記圧電素子を内部保持するホルダ筺体が取付固定されているとともに、前記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化を前記圧電素子に伝達すべく、前記通路兼圧力検出室と前記圧電素子との間に、前記受圧部材が摺動自在に嵌挿される挿通穴が形成され、前記受圧部材は、好ましくは、棒状嵌挿部と盤状押圧部とからなる側面視T字状とされる。
【0028】
具体的な好ましい態様では、吸入口と前記吐出口とが形成されたシリンダ部を有する本体部と、該本体部の前記吐出口側に第一調圧弁を介して連結された出口通路部材と、該出口通路部材の下流側に配設された第二調圧弁と、前記シリンダ部内を往復動せしめられて、前記吸入口から流体を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口から通路兼圧力検出室に押し出す往復動部材と、該往復動部材を駆動するソレノイドと、を具備し、前記第二調圧弁の調圧値が前記第一調圧弁の調圧値より高く設定され、前記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化が前記圧電素子に前記受圧部材を介して直接伝達されるようになされている。
また、前記通路兼圧力検出室の流体の圧力変化を前記圧電素子に伝達すべく、前記通路兼圧力検出室と前記圧電素子との間に、前記受圧部材が摺動自在に嵌挿される挿通穴が形成されており、前記受圧部材は、棒状嵌挿部と盤状押圧部とからなる側面視T字状とされ、前記出口通路部材の外周側に取付固定されたホルダ筺体内に保持されている。
【0029】
他の好ましい態様では、前記通路兼圧力検出室と前記圧電素子との間を封止すべく、ドーナツ形のシール材が、前記受圧部材の前記棒状嵌挿部に外嵌されるとともに、前記盤状押圧部に密着した状態で介装される。
別の好ましい態様では、外部振動が前記圧電素子に伝達されるのを防止すべく、前記ホルダ筺体と前記圧電素子との間に、ゴム等からなる防振材が介装される
【0030】
本発明に係る往復動式ポンプは、吸入吐出する流体が内燃エンジン潤滑用オイルである、オイルポンプとして使用するのに好適である。
前記した如くの構成とされた本発明に係る往復動式ポンプの好ましい態様においては、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出する異常検出手段として圧電素子を用い、この圧電素子に、吐出口から吐出される流体の圧力変化を剛体からなる受圧部材を介して直接伝達するようにされるので、前記圧電素子が、流体の圧力変化に応じて前記受圧部材により直接押圧されて伸縮せしめられ、その出力(検出信号)が前記圧力変動に応じて変化する。この場合、前記圧電素子の出力は、前記した圧力センサの出力と基本的には同様なものとなり、そのため、前記圧電素子の出力を、例えばコンピュータ等で処理すれば、オイル切れや出口側の詰まり等の異常の種別を自動的に検出することができる。ここで、前記圧電素子は、前記した圧力センサに比して極めて安価で市販されているので、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、安価にかつ比較的簡単な構成のもとで確実に検出できる。
【0031】
また、流体の圧力変化を前記圧電素子に剛体からなる受圧部材を介して伝達するようにされているので、先に提案された改良案の往復動式ポンプのように、流体の圧力変化を圧力伝達通路部の気泡を含んだ流体を介して伝達するようにされたものに比して、異常検出の確実性及び精度が格段に向上する。
【0032】
さらに、前記出口通路部材と前記圧電素子との間に、ゴム等からなる防振材が介装されることにより、当該往復動式ポンプ(本体)や流体(潤滑用オイル)供給先となる内燃エンジン等の往復運動等による外部振動が、前記防振材により吸収緩和されて前記圧電素子に伝わり難くなり、そのため、前記外部振動によるノイズが低減され、これによっても、異常検出の確実性及び精度が向上する。
【0033】
前記に加え、前記通路兼圧力検出室と前記圧電素子との間を封止すべく、ドーナツ形のシール材が、前記受圧部材の前記棒状嵌挿部に外嵌されるとともに、前記盤状押圧部に密着した状態で介装されるので、前記した改良案の往復動式ポンプのように、シール材が流体の圧力変化によって、不所望に変形(その内径を狭める如くの変形等)することが無くなり、そのため、流体が外部にリークすることが防止される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る往復動式ポンプの第一実施形態を示す断面図である。図示の往復動式ポンプ3は、チェーンソー等の携帯型作業機の動力源として使用される小型空冷2サイクルガソリンエンジン(以下、内燃エンジンと称する)の潤滑等に使用されるもので、前述した図5に示される従来例の往復動式ポンプ2と基本的には同様な構成となっている。
【0035】
すわわち、図示実施形態の往復動式ポンプ3は、吸入口116とボール弁体125により開閉される吐出口117とが形成されたシリンダ部115が内嵌された本体部110と、前記シリンダ部115に摺動自在に嵌挿されたプランジャロッド21と該プランジャロッド21の後端部が圧入固定されたプランジャ本体22からなる往復動部材20と、前記本体部110の一端側(図では右側)に配設された、前記往復動部材20を駆動するソレノイド30と、前記本体部110の他端側(図では左側螺合部14)に螺合せしめられた出口通路部材140と、を備えている。
【0036】
前記ボール弁体125は、それと前記出口通路部材140との間に介装されたコイルばね124により、常時前記吐出口117を閉じる方向に付勢されており、また、前記往復動部材20は、前記シリンダ部115と前記プランジャ本体22との間に介装されたコイルばね28により、図の右方向に付勢されている
【0037】
前記ソレノイド30は、前記本体部110とその一端側外周に螺合せしめられた取付固定筒34との間に挟まれるようにして取付固定されており、また、前記取付固定筒34の外周側には、有底円筒状のストッパカバー35が外嵌固定されている。
【0038】
前記ソレノイド30は、図示しない外部の電源(制御装置)から所定の周期をもって供給される駆動パルスによりON(通電励磁)/OFFされるようになっており、前記往復動部材20は、前記ソレノイド30がONからOFFにされると、前記コイルばね28の付勢力により図の右方向に移動せしめられ、前記プラジャロッド21が前記吸入口116を開いて、前記プランジャロッド21と前記ボール弁体125との間に形成された弁室11内に流体(内燃エンジン潤滑用オイル)を吸入するとともに、その後端鍔状部23が、前記ストッパカバー35に接当せしめられる(図の実線で示される状態)。
【0039】
この状態から前記ソレノイド30がONにされると、その発生磁力により前記往復動部材20が図の左方向に移動せしめられて、前記プラジャロッド21が前記吸入口116を閉じるとともに、前記弁室11内の流体を押圧して前記ボール弁体125を図の左方向に押動し、前記プランジャ本体22の前記後端鍔状部23が前記取付固定筒34の右端面に貼着された合成樹脂製緩衝板38に接当せしめられる。
これにより、前記吐出口117が開かれて、前記弁室11内の流体が前記出口通路部材140側に吐出される。
【0040】
したがって、前記ソレノイド30のON/OFF作動により、例えば、図示しないオイルタンク内の潤滑用オイルがオイルストレーナ、吸入パイプ等を介して前記吸入口116から前記弁室11に吸入されるとともに、該弁室11から前記吐出口117、後述する第一調圧弁120、前記出口通路部材140に設けられた通路兼圧力検出室141、第二調圧弁130、前記出口通路部材140に接続された図示しない吐出パイプ等を介して、目的地である前記内燃エンジンの摺動部分に吐出圧送される。
【0041】
そして、本実施形態の往復動式ポンプ3においては、異常検出手段としての圧電素子250に、前記吐出口117から吐出される流体の圧力変化が剛体(金属又はセラミック等)からなる受圧部材180を介して直接伝達されるように構成されている。また、前記吐出口117側に連結された出口通路部材140が、内部に通路兼圧力検出室141が貫通せしめられた筒状とされていて、その外周側に前記圧電素子250が取付固定されている。
【0042】
前記第一調圧弁120は、ポンプには通常吐出弁として備えられているもので、前記ボール弁体125とこれを閉方向に付勢する前記圧縮コイルばね124とからなっている。それに対し、前記第二調圧弁130は、新たに付設されたもので、前記通路兼圧力検出室141の下流端の第二吐出口147を開閉するボール弁体135とこれを閉方向に付勢する圧縮コイルばね134とからなっている。前記出口通路部材140の下流端側には、ホース類を接続するための継手部材145が螺合せしめられ、該継手部材145のねじ込み量により前記圧縮コイルばね134の圧縮量が調整され、これにより、前記調圧弁130の調圧値が設定されるようになっている。
【0043】
ここでは、前記第二調圧弁130の調圧値が前記第一調圧弁120の調圧値より高く設定されている。言い換えれば、前記第一調圧弁120が前記吐出口117を開く圧力より、前記第二調圧弁130が前記第二吐出口147を開く圧力の方が高くなるように設定されている。前記出口通路部材140の断面外周は、図2(A)に示される如くに、両面平行面取り形となっており、その中央部上側に設けられた嵌入部144に、前記圧電素子250を保持するホルダ筐体160の挿着部162が圧入等により強固に挿着固定されている。前記ホルダ筐体160は、圧電素子装着口167が下部に横向きに形成された円筒形の保持筒部161と、前記挿着部162と、からなっており、前記保持筒部161の下部に、前記圧電素子250が合成樹脂製円筒状絶縁ホルダ256の中央穴257に摺動自在に挿入された状態で装着固定されている。前記圧電素子250は、図2(A)、(B)に加えて図3を参照すればよくわかるように、断面正方形の角棒状をしており、その外周にそれより高さ(長さ)がわずかに短い前記絶縁ホルダ256が緩く外嵌され、かつ、その上下両端面に、しゃもじ形の電極板151、152が貼着されている。
【0044】
前記保持筒部161の底部となる前記挿着部162には、前記通路兼圧力検出室141の流体の圧力変化を前記圧電素子250に伝達するための前記受圧部材180(の棒状嵌挿部181)が摺動自在に嵌挿される挿通穴164が縦貫されている。
【0045】
前記受圧部材180は、金属製の剛体とされ、棒状嵌挿部181と盤状押圧部182とからなる側面視T字状となっており、前記棒状嵌挿部181の下端部が前記通路兼圧力検出室141に臨むようにされている。したがって、この受圧部材180は、前記通路兼圧力検出室141における流体の圧力を直接受けて前記圧電素子250(前記下側電極152)を押圧する方向に押し上げられる。
【0046】
また、前記通路兼圧力検出室141と前記圧電素子250との間を封止すべく、前記保持筒部161の底部(前記挿着部162)と前記圧電素子250(前記下側電極152)との間には、ドーナツ形のシール材258が、前記受圧部材180の前記棒状嵌挿部181に外嵌されるとともに、前記盤状押圧部182及び前記保持筒部161(の底部)に密着した状態で介装されている。
さらに、前記圧電素子250は、前記保持筒部161の上部に形成された雌ねじ部166にねじ込まれた押しねじ部材165により、前記シール材258側に向け押し付けられて、所定圧力で予圧されている。
【0047】
このような構成とされた本実施形態の往復動式ポンプ3においては、流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出する異常検出手段として圧電素子250が用いられ、この圧電素子250に、吐出口117から吐出される流体の圧力変化を剛体からなる受圧部材180を介して直接伝達するようにされるので、前記圧電素子250が、流体の圧力変化に応じて前記受圧部材180により直接押圧されて伸縮せしめられ、その出力(検出信号)が前記圧力変動に応じて変化する。この場合、前記圧電素子250の出力は、基本的には従来の圧力センサを用いたものと同様なものとなり、そのため、前記圧電素子の出力を、例えばコンピュータ等で処理すれば、オイル切れや出口側の詰まり等の異常の種別を自動的に検出することができる。
ここで、前記圧電素子250は、前記した圧力センサに比して極めて安価で市販されているので、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、安価にかつ比較的簡単な構成のもとで確実に検出できる。
【0048】
また、流体の圧力変化を前記圧電素子250に剛体からなる前記受圧部材180を介して伝達するようにされているので、先に提案された改良案の往復動式ポンプのように、流体の圧力変化を圧力伝達通路部の気泡を含むことがある流体を介して伝達するようにされたものに比して、異常検出の確実性及び精度が格段に向上する。
【0049】
また、前記通路兼圧力検出室141と前記圧電素子250との間を封止すべく、ドーナツ形のシール材258が、前記受圧部材180の前記棒状嵌挿部181に外嵌されるとともに、前記盤状押圧部182に密着した状態で介装されるので、前記した改良案の往復動式ポンプのように、シール材が流体の圧力変化によって、不所望に変形(その内径を狭める如くの変形等)することが無くなり、そのため、流体が外部にリークすることが確実に防止される。
【0050】
図4は、本発明に係る往復動式ポンプの第二実施形態を示している。図示の往復動式ポンプ3’は、前述した図1に示される第一実施形態の往復動式ポンプ3と基本的には同様な構成となっており、以下においては、第一実施形態と同一機能部分には同一符号を付して、重複説明を省略し、相違点を重点的に説明する。
【0051】
本第二実施形態の往復動式ポンプ3’では、異常検出手段としての圧電素子250に、前記吐出口117から吐出される流体の圧力変化が剛体からなる受圧部材180を介して直接伝達されるように構成されている点は第一実施形態と同じであるが、それに加えて、当該往復動式ポンプ(本体)3’や流体(潤滑用オイル)供給先となる内燃エンジン等の往復運動等による外部振動が前記圧電素子250に伝達されるのを防止すべく、前記出口通路部材140と前記圧電素子250との間に、ゴム等からなる防振材190、260、258が介装されている。
【0052】
詳細には、前記押しねじ部材165と前記圧電素子250の上側電極151との間に板状の防振材190が介装され、前記圧電素子250に外嵌されている絶縁ホルダ256’の外周に円筒状の防振材260が外嵌され、かつ、前記したシール材258も防振材を兼ねるようになっている。
【0053】
このように、前記出口通路部材140と前記圧電素子250との間に、ゴム等からなる防振材190、260、258が介装されることにより、当該往復動式ポンプ(本体)3’や流体(潤滑用オイル)供給先となる内燃エンジン等の往復運動等による外部振動が前記防振材により吸収緩和されて前記圧電素子250に伝わり難くなり、そのため、前記外部振動によるノイズが低減され、これによっても、異常検出の確実性及び精度が向上する。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更ができるものである。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明によれば、オイル切れや出口側の詰まり等の流体の吸入吐出の異常を、圧電素子という安価な検出手段を用いて比較的簡単な構成のもとで検出できるようにされ、しかも、流体に含まれる気泡による悪影響を受け難くされるとともに、外部振動によるノイズも低減できるので、異常検出の確実性及び精度を格段に向上させることができ、さらに、流体の外部へのリーク等の不具合も確実に防止できる往復動式ポンプの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動式ポンプの第一実施形態を示す断面図。
【図2】(A)は図1のII(A)−II(A)矢視断面図、(B)は図1のII(B)−II(B)矢視断面図。
【図3】図1に示される往復動式ポンプに使用された圧電素子ユニットを示す斜視図。
【図4】本発明に係る往復動式ポンプの第二実施形態を示す断面図。
【図5】従来の往復動式ポンプの一例を示す断面図。
【図6】図5に示される往復動式ポンプに用いられた圧力センサの、正常時と異常時の出力変化の説明に供されるグラフ。
【符号の説明】
3、3’ 往復動式ポンプ
20 往復動部材
30 ソレノイド
110 本体部
115 シリンダ部
116 吸入口
117 吐出口
120 第一調圧弁
130 第二調圧弁
140 出口通路部材
141 通路兼圧力検出室
164 挿通穴
180 受圧部材
181 棒状嵌挿部
182 板状押圧部
190 防振材
250 圧電素子(異常検出手段)
258 シール材兼防振材
260 防振材

Claims (6)

  1. 流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出すべく、その吐出側の圧力変動を検知する圧電素子(250)からなる異常検出手段が付設されており、前記圧電素子(250)に、吐出口(117)から吐出される流体の圧力変化が剛体からなる受圧部材(180)を介して直接伝達されるように構成されている往復動式ポンプであって、
    前記吐出口(117)側に連結された出口通路部材(140)が、内部に通路兼圧力検出室(141)が貫通せしめられた筒状とされていて、その外周側に前記圧電素子(250)を内部保持するホルダ筺体(160)が取付固定されているとともに、
    前記通路兼圧力検出室(141)の流体の圧力変化を前記圧電素子(250)に伝達すべく、前記通路兼圧力検出室(141)と前記圧電素子(250)との間に、前記受圧部材(180)が摺動自在に嵌挿される挿通穴(164)が形成されており、
    前記受圧部材(180)は、棒状嵌挿部(181)と盤状押圧部(182)とからなる側面視T字状とされていることを特徴とする往復動式ポンプ。
  2. 流体の吸入吐出に異常が生じたか否かを検出すべく、その吐出側の圧力変動を検知する圧電素子(250)からなる異常検出手段が付設されており、前記圧電素子(250)に、吐出口(117)から吐出される流体の圧力変化が剛体からなる受圧部材(180)を介して直接伝達されるように構成されている往復動式ポンプであって、
    吸入口(116)と前記吐出口(117)とが形成されたシリンダ部(115)を有する本体部(110)と、該本体部(110)の前記吐出口(117)側に第一調圧弁(120)を介して連結された出口通路部材(140)と、該出口通路部材(140)の下流側に配設された第二調圧弁(130)と、前記シリンダ部(115)内を往復動せしめられて、前記吸入口(116)から流体を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口(117)から通路兼圧力検出室(141)に押し出す往復動部材(20)と、該往復動部材(20)を駆動するソレノイド(30)と、を具備し、前記第二調圧弁(130)の調圧値が前記第一調圧弁(120)の調圧値より高く設定され、前記通路兼圧力検出室(141)の流体の圧力変化が前記圧電素子(250)に前記受圧部材(180)を介して直接伝達されるようになされているとともに、
    前記通路兼圧力検出室(141)の流体の圧力変化を前記圧電素子(250)に伝達すべく、前記通路兼圧力検出室(141)と前記圧電素子(250)との間に、前記受圧部材(180)が摺動自在に嵌挿される挿通穴(164)が形成されており、
    前記受圧部材(180)は、棒状嵌挿部(181)と盤状押圧部(182)とからなる側面視T字状とされ、前記出口通路部材(140)の外周側に取付固定されたホルダ筺体(160)内に保持されていることを特徴とする往復動式ポンプ。
  3. 吸入口(116)と前記吐出口(117)とが形成されたシリンダ部(115)を有する本体部(110)と、該本体部(110)の前記吐出口(117)側に第一調圧弁(120)を介して連結された前記出口通路部材(140)と、該出口通路部材(140)の下流側に配設された第二調圧弁(130)と、前記シリンダ部(115)内を往復動せしめられて、前記吸入口(116)から流体を吸入するとともに、吸入された流体を前記吐出口(117)から前記通路兼圧力検出室(141)に押し出す往復動部材(20)と、該往復動部材(20)を駆動するソレノイド(30)と、を具備し、前記第二調圧弁(130)の調圧値が前記第一調圧弁(120)の調圧値より高く設定されるとともに、前記通路兼圧力検出室(141)の流体の圧力変化が前記圧電素子(250)に前記受圧部材(180)を介して直接伝達されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の往復動式ポンプ。
  4. 前記通路兼圧力検出室(141)と前記圧電素子(250)との間を封止すべく、ドーナツ形のシール材(258)が、前記受圧部材(180)の前記棒状嵌挿部(181)に外嵌されるとともに、前記盤状押圧部(182)に密着した状態で介装されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の往復動式ポンプ。
  5. 外部振動が前記圧電素子(250)に伝達されるのを防止すべく、前記ホルダ筺体(160)と前記圧電素子(250)との間に、ゴム等からなる防振材(190、258、260)が介装されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の往復動式ポンプ。
  6. 吸入吐出する流体が内燃エンジン潤滑用オイルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の往復動式ポンプ。
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