JP2002047820A - プール又は浴槽底面の改修方法 - Google Patents

プール又は浴槽底面の改修方法

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JP2002047820A
JP2002047820A JP2000234639A JP2000234639A JP2002047820A JP 2002047820 A JP2002047820 A JP 2002047820A JP 2000234639 A JP2000234639 A JP 2000234639A JP 2000234639 A JP2000234639 A JP 2000234639A JP 2002047820 A JP2002047820 A JP 2002047820A
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JP
Japan
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tiles
mat
bathtub
tile
pool
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JP2000234639A
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Kenichi Yamazaki
健一 山崎
Keisuke Sugiura
圭介 杉浦
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プール又は浴槽の底面を短期間で容易にタイ
ル施工面に改修する。 【解決手段】 プール又は浴槽1の底面2にゴム又は樹
脂製のマット3を敷設した後、このマット3上面にタイ
ル4を並列載置する。マット3にはエンボス加工が施さ
れている。大形のタイルであれば、そのまま敷き並べ
る。小形のタイルであれば、予め複数枚のタイルが接着
樹脂で連結されたタイルシートを用いるのが、施工効率
の面においても、施工後のタイルの安定性の面において
も好ましい。タイル4をマット3上に敷設した後は、そ
のまま使用に供することができる。なお、隣接するタイ
ル4,4間に形成される目地部5はシール剤を充填しな
い目地無し施工として使用に供しても良いが、この目地
部5にシール剤6を充填しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプール又は浴槽底面
の改修方法に係り、特に、プール又は浴槽の底面を短期
間で容易に改修する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プールの底面には、樹脂コーティング仕
上げのものとタイル貼りのものとがある。このうち、底
面が樹脂コーティング仕上げのプールは、施工費が安価
で防水性にも優れるが、表面が傷付き易く、消毒剤とし
て使用されている塩素により色落ちする。また、屋外プ
ールの場合には紫外線による退色で劣化する場合もあ
る。
【0003】このようにプールの底面が劣化、損傷した
場合には、底面の改修工事を行う必要がある。また、劣
化等が生じていなくても、模様替え等のための改修が所
望されることがある。
【0004】従来、樹脂コーティング仕上げのプールを
改修してタイル施工面とする場合には、表面のコーティ
ング層を剥離除去するか或いは適宜補修した後、タイル
下地を設けて養生後、タイル貼り施工が行われていた。
【0005】これに対して、底面がタイル貼りのプール
では、樹脂コーティング仕上げのもののように傷付きや
色落ちの問題はないが、タイルの欠け、割れなどが発生
する。一般に、タイル貼りのプールは会員制のスポーツ
クラブや、高級ホテル等では多く採用されており、この
ようにタイルの欠けや割れが発生した場合には底面のタ
イルを全面的に貼り替えることとなる。
【0006】一方、浴槽の底面にも樹脂コーティング仕
上げのものとタイル貼りのものとがあり、いずれの場合
にも、底面が劣化又は損傷した場合には、プールの場合
と同様にして改修工事が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】底面が樹脂コーティン
グ仕上げのプールや浴槽を改修してタイル貼りにする場
合にも、底面がタイル貼りのプールや浴槽のタイル貼り
替えを行う場合にも、既存の仕上げ材の除去、下地の補
修、養生などの後にタイル貼りを行う必要があり、工期
が著しく長期化する。工期の長期化は、使用不能期間の
長期間につながり、特にスポーツクラブにおいて、プー
ルが長期間使用できないと、会員が他のスポーツクラブ
に移転してしまう恐れがあり、経営上大きな問題とな
る。健康ランドの浴槽などの改修工事においても、同様
の問題がある。また、このような営業用プールや浴槽に
限らず、家庭用のプールや浴槽であっても工期の短縮が
望まれる。
【0008】しかも、従来法では、改修作業も容易では
なく、熟練した作業員を要し、改修費が著しく高いとい
う問題もある。
【0009】また、一旦タイル施工面に改修した後は、
模様変え等のためにタイルの貼り替えを行うことは容易
ではないため、一般的には、再び施工面が損傷するまで
は、タイルの貼り替えは行われない。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解消し、損傷
ないし劣化したプール又は浴槽の底面を短期間で容易に
タイル施工面に改修することができ、その後のタイル交
換も容易なプール又は浴槽底面の改修方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプール又は浴槽
底面の改修方法は、プール又は浴槽の底面を改修する方
法において、該底面にゴム又は樹脂製のマットを敷設し
た後、このマット上面にタイルを配置することを特徴と
する。
【0012】本発明の方法によれば、プール又は浴槽の
底面に、マットを敷き、その上にタイルを載置するのみ
で、下地の養生等を行うことなく、また熟練した作業員
を必要とすることなく、短期間に容易に新しいタイル施
工面に改修することができる。
【0013】即ち、プール又は浴槽の底面にマットを介
してタイルを載置することにより、マットの摩擦とタイ
ルの自重で、単に載置したのみのタイルの位置ずれを防
止して安定なタイル施工面を形成することができる。
【0014】しかも、本発明方法に従って改修されたタ
イル施工面は、単にタイルがマット上に載置されている
のみであるため、補修又は模様替えのためのタイル交換
も容易に行える。
【0015】本発明において、マットはプール又は浴槽
の底面及びタイルとの滑り止めのために、表裏両面にエ
ンボス加工が施されていることが好ましい。
【0016】また、マットは、水中での浮き上がり防止
のために、比重1以上、特に1.1以上であることが好
ましい。
【0017】また、タイルの少なくとも一部は複数枚が
連結されたタイルシートであっても良く、特に小形タイ
ルの場合にはこのようなタイルシートを用いることによ
り、施工性、施工後の安定性が高められ、好ましい。
【0018】なお、隣接するタイル間に形成される目地
部はシール剤を充填しない目地無し施工であっても良い
が、目地部にシール剤を充填することにより、タイル同
士を接着して施工安定性を高めるようにすることもでき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明のプール又は浴槽底面の改修
方法の実施の形態を示す断面図である。この方法では、
まず、プール又は浴槽1の底面2にゴム又は樹脂製のマ
ット3を全面的に敷設する(図1(a))。このマット
としては、水中での浮き上がり防止のために比重1以
上、特に1.1以上、とりわけ取り扱い性を考慮した場
合比重1.1〜1.6のものが好ましい。
【0021】マットを構成する樹脂又はゴム材料には特
に制限はなく、ゴムとしては合成ゴム、天然ゴム、或い
はこれらの2種以上のブレンドゴムなどが挙げられる。
なお、合成ゴムとしては、ポリイソプレンゴム、ポリブ
タジエンゴム、スチレンブタジエン共重合ゴム、アクリ
ロニトリルブタジエン共重合ゴム、ポリクロロプレンゴ
ム、ポリイソブチレンブタジエン共重合ゴム、エチレン
プロピレン共重合ゴム等が挙げられる。また、樹脂とし
てはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、
シリコン樹脂、塩ビ樹脂、エポキシ樹脂或いはこれらの
2種類以上のブレンド樹脂等が挙げられる。
【0022】これらのゴムや樹脂には、通常の用途にお
いて用いられる各種添加剤等が含有されていても良く、
例えば比重調整のために高比重の充填材が含有されてい
ても良い。また、カビや細菌の発生を防止するために防
カビ剤や抗菌剤が含有されていても良い。防カビ剤や抗
菌剤は樹脂又はゴムに混練されていても良く、マットの
表面に塗工されていても良い。
【0023】また、マット3は、プール又は浴槽1の底
面2に対する滑り止め、及び、このマット3上に並列載
置されたタイル4のマット3に対する滑り止めのため
に、両面にエンボス加工が施されていることが好まし
い。エンボス加工が施されたマットであれば、底面2に
砂粒等の異物が存在する場合でもこれによる凹凸を吸収
して平坦面とすることができる。
【0024】マット3の厚さが過度に薄いと、マット自
体の強度も不足する上に、上面に載置するタイルの保持
性能が十分でなく、逆に過度に厚いと施工時の取り扱い
性が悪くなる上に材料費も高くつくことから、マット3
の厚さは0.5〜3.0mm程度であることが好まし
い。
【0025】プール又は浴槽1の底面2にマット3を敷
設した後は、このマット3の上面にタイル4を配置する
(図1(b))。このタイル4としては、通常の床タイ
ルを用いることができるが、特に表面が滑り防止加工と
されているものが好ましい。
【0026】タイル4は300mm角以上の大形タイル
であれば1枚ずつ並べて載置すれば良いが、10mm角
程度の小形タイルの場合には、1枚ずつ並べて載置する
よりも、予め複数枚のタイルが接着樹脂で連結されたタ
イルシートを用いるのが、施工効率の面においても、施
工後のタイルの安定性の面においても好ましい。
【0027】なお、プール又は浴槽1の底面2の縁部や
隅部にあっては、必要に応じてタイルを切断加工した
り、タイルシートの連結部の樹脂を切断して寸法合わせ
をする。
【0028】このようにしてタイル4をマット3上に敷
設した後は、そのまま使用に供することができる。な
お、隣接するタイル4,4間に形成される目地部5はシ
ール剤を充填しない目地無し施工として使用に供しても
良いが、この目地部5にシール剤6を充填しても良く
(図1(c))、これにより、タイル4,4同士をシー
ル剤6で接着して施工安定性を高めることができる。
【0029】本発明の方法により、タイルや樹脂コーテ
ィングが損傷ないし劣化したプール又は浴槽の底面の改
修を行う場合、損傷ないし劣化した底面に何ら処置を施
すことなく、単にマット及びタイルを敷設して改修を行
うことができるが、大きな損壊又は劣化により、マット
では吸収し得ない不陸が存在する場合には、適宜凹部を
充填剤で塞いだり、凸部をはつり処理するなどして、表
面をある程度平坦化するのが好ましい。
【0030】本発明の方法は、損傷ないし劣化したプー
ルや浴槽の底面の改修のみならず、損傷ないし劣化して
いないプールや浴槽の底面を模様替えによるイメージア
ップやリフレッシュ効果を狙って改修する場合にも有利
であり、更に本発明の方法に従って改修を行ったタイル
施工面は、単にタイルが載置されているのみであるた
め、容易にタイル交替を行って補修又は模様替えを行う
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のプール又は
浴槽底面の改修方法によれば、プール又は浴槽の底面
に、マットを敷き、その上にタイルを載置するのみで、
下地の養生等を行うことなく、また熟練した作業員を必
要とすることなく、短期間に容易にタイル施工面に改修
することができる。このため、スポーツクラブ等のプー
ルや健康ランドの浴槽などの改修に当たり、使用できな
い工事期間を著しく短縮することができる。
【0032】しかも、マット及びタイルは、単にプール
又は浴槽の底面に敷設、載置されているだけであり、脱
着は自在であることから、改修後の模様替えのためのタ
イル交換も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプール又は浴槽底面の改修方法の実施
の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プール又は浴槽 2 底面 3 マット 4 タイル 6 シール剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プール又は浴槽の底面を改修する方法に
    おいて、該底面にゴム又は樹脂製のマットを敷設した
    後、このマット上面にタイルを配置することを特徴とす
    るプール又は浴槽底面の改修方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該マットは表裏両面
    にエンボス加工が施されていることを特徴とするプール
    又は浴槽底面の改修方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該マットの比
    重が1以上であることを特徴とするプール又は浴槽底面
    の改修方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、少なくとも一部の該タイルは複数のタイルが連結さ
    れたタイルシートであることを特徴とするプール又は浴
    槽底面の改修方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、隣接するタイル間に形成される目地部にシール剤を
    充填することを特徴とするプール又は浴槽底面の改修方
    法。
JP2000234639A 2000-08-02 2000-08-02 プール又は浴槽底面の改修方法 Pending JP2002047820A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2356443A1 (es) * 2009-01-23 2011-04-08 Juan Manuel Escanez Amate Piscina y procedimiento para rehabilitar una piscina.
CN110522329A (zh) * 2019-09-24 2019-12-03 金螳螂精装科技(苏州)有限公司 一种淋浴房浴缸结构及其施工方法

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