JP2002047175A - テープ製剤 - Google Patents

テープ製剤

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JP2002047175A
JP2002047175A JP2000237523A JP2000237523A JP2002047175A JP 2002047175 A JP2002047175 A JP 2002047175A JP 2000237523 A JP2000237523 A JP 2000237523A JP 2000237523 A JP2000237523 A JP 2000237523A JP 2002047175 A JP2002047175 A JP 2002047175A
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pressure
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tape
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JP2000237523A
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English (en)
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Yoshifumi Hosaka
美文 保坂
Jun Harima
潤 播摩
Masahiko Ando
雅彦 安藤
Yasuyuki Tokunaga
泰之 徳永
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ポリカーボネート構造を持つポリマー
(例えば、ポリエステル)および薬物(例えば、エスト
ラジオール)を含む粘着剤組成物を支持体上に塗布して
粘着剤層を形成し、テープ製剤を得る。テープ製剤の透
湿度が600g/m 2 ・日以上となるように設定する。 【効果】 高い透湿性を有し、長期間貼付しても皮膚刺
激性が低い。貼付後において脱落し難く、また皮膚から
剥離する際の刺激が弱い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体皮膚上に貼付
して使用することを目的としたテープ製剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、傷、熱傷、褥瘡などの治癒を
促進するために、あるいは皮膚面から薬物を経皮投与し
て治療または予防をおこなうために、薬物を含む粘着剤
組成物からなる層を支持体上に形成したテープ状または
シート状の製剤(本明細書において「テープ製剤」とい
う)が提案されている。テープ製剤は比較的長期間にわ
たって貼付する場合があるので、皮膚面への貼付後の皮
膚に対する刺激を発現しないことが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のテープ
製剤では、長時間皮膚面に貼付した場合、貼付面が発汗
などによって蒸れて、それによって痒み、気触が生じ、
ときにはただれることもある。特に1日以上の長期間の
連続貼付を行なう場合においても、皮膚刺激性の低いテ
ープ製剤が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ポリカーボネ
ート構造を持つポリマーを含む粘着剤組成物をテープ製
剤の粘着剤層に使用することによって、高い透湿性を有
し、長期間貼付しても皮膚刺激性の低いテープ製剤を提
供できることを見出した。本発明は以下の通りである。
【0005】(1) ポリカーボネート構造を持つポリ
マーおよび薬物を含む粘着剤組成物からなる層(以下、
粘着剤層ともいう)が支持体上に形成されたテープ製剤
であって、該テープ製剤の透湿度が600g/m2 ・日
以上であるテープ製剤。 (2) 該テープ製剤の透湿度が3000g/m2 ・日
以下である上記(1)記載のテープ製剤。 (3) プローブタックの測定値が0.3N/5mmφ
以上である上記(1)記載のテープ製剤。 (4) 粘着剤組成物にポリアクリレートを含む上記
(1)記載のテープ製剤。 (5) 粘着剤組成物に脂肪酸エステルを含む上記
(1)記載のテープ製剤。
【0006】本発明のテープ製剤は、支持体上に粘着剤
層を有する構造物であり、特定の透湿度を有するので、
貼付面が蒸れ難く、痒みなどの皮膚刺激性が低減され
る。本発明のテープ製剤の透湿度は、600g/m2
日以上であり、好ましくは700g/m2 ・日以上であ
る。テープ製剤の透湿度が600g/m2 ・日未満で
は、長期間の貼付により皮膚面の水分が滞留し、蒸れが
生じることがあり、これが皮膚刺激または使用中に剥が
れ易くなる原因となることがある。また、テープ製剤の
透湿度の上限は特に限定されるものではないが、300
0g/m2 ・日以下、好ましくは2500g/m2 ・日
以下、さらに好ましくは2000g/m2 ・日以下であ
る。透湿度が3000g/m2 ・日を超えると、十分な
量の薬剤を皮膚に吸収させることができず、満足な治療
効果が得られないことがある。したがって、好適なテー
プ製剤の透湿度は、600〜3000g/m2 ・日、さ
らに好ましくは800〜2000g/m2 ・日である。
【0007】テープ製剤の透湿度は、JIS L109
9に規定する繊維製品の透湿度試験方法に準じて測定す
ることができる。具体的にはJIS L1099A法に
規定する透湿カップに塩化カルシウム(吸湿剤)約15
gを採り、カップに振動を与え均一にする。テープ製剤
を66mmφ(直径66mmの円形)に打ち抜いて試験
片を調製し、粘着面を吸湿剤側に向けて透湿カップに対
して同心円になるようにカップ開口側に貼りつけ、パッ
キン及びリングを順次装着し、ちょうナットで固定した
後、装着側面をビニル粘着テープでシールして試験体と
する。
【0008】この試験体の質量(a)gを秤量した後、
温度40±2 ℃、湿度90±5 %RHの恒温恒湿器内に4時間
置き、取り出して室温まで放冷して質量(b)gを秤量
し、次式により透湿度を求める。
【0009】透湿度(g/m2 ・日)=(b−a)×2
123
【0010】本発明のテープ製剤における粘着剤層を構
成する粘着剤組成物は、ポリカーボネート構造を持つポ
リマーを含む。ポリカーボネート構造を持つポリマーと
して、次の式;
【0011】
【化1】
【0012】(式中、Rは炭素数2〜20の直鎖状また
は分枝状の炭化水素基である)で表わされる繰り返し単
位を有するセグメントを主として含んでなるポリマーが
挙げられる。上記ポリマーの分子量は、重量平均で1万
以上、好ましくは3万以上、より好ましくは5万以上で
あり、また通常は30万以下が好ましい。
【0013】上記のポリマーとしては、ポリカーボネー
トジオール(その誘導体を含む。以下同じ)とジカルボ
ン酸(その誘導体を含む。以下同じ)とから合成される
ポリエステル、ポリカーボネートジカルボン酸(その誘
導体を含む。以下同じ)とジオール(その誘導体を含
む。以下同じ)とから合成されるポリエステル、ポリカ
ーボネートジオールとジイソシアネート(その誘導体を
含む。以下同じ)とから合成されるポリウレタンなどが
挙げられ、これらの中でも、とくにポリカーボネートジ
オールとジカルボン酸とから合成されるポリエステルが
好ましい。
【0014】このポリエステルは、ポリカーボネートジ
オールを必須としたジオール成分と、炭素数が2〜20
の脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジ
カルボン酸を必須としたジカルボン酸成分とを、常法に
従って、無触媒または適宜の触媒を用いてエステル化反
応させることによって得られるものである。この反応に
際し、ジオール成分とジカルボン酸成分とは、得られる
ポリエステルの分子量が上記範囲となるように、両方を
等モル濃度で反応させるのが望ましいが、エステル化反
応を促進するために、どららかを過剰に用いて反応させ
てもよい。エステル化反応は、常套の条件下で行われ
る。
【0015】ここで用いられるポリカーボネートジオー
ルは、次の式;
【0016】
【化2】
【0017】(式中、Rは炭素数2〜20の直鎖状また
は分枝状の炭化水素基である)で表わされるジオール
で、数平均分子量が400以上、好ましくは900以上
であり、また通常は1万以下が好ましい。このようなポ
リカーボネートジオールとしては、ポリヘキサメチレン
カーボネートジオール、ポリ(3−メチルペンテンカー
ボネート)ジオール、ポリプロピレンカーボネートジオ
ール、それらの混合物またはそれらの共重合物などがあ
る。市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業
(株)製の「PLACCEL CD205PL」、「同
CD208PL」、「同CD210PL」、「同CD2
20PL」、「同CD205HL」、「同CD208H
L」、「同CD210HL」、「同CD220HL」な
どが挙げられる。
【0018】上記ポリカーボネートジオールの他に、他
のジオール成分として、必要により、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオール、オクタンジオール、デカンジオール、オクタ
デカンジオールなどの直鎖状または分枝状のジオール成
分を併用してもよい。これら他のジオール成分は、ジオ
ール成分全体の50重量%以下、好ましくは30重量%
以下の使用量とするのがよい。また、さらに必要によ
り、ポリマーを高分子量化するために、3官能以上のポ
リオール成分を少量添加してもよい。
【0019】ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格としたもの
で、上記の炭化水素基が直鎖状のものでも分枝状のもの
でもよい。具体的には、コハク酸、メチルコハク酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
1,12−ドデカン二酸、1,14−テトラデカン二
酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、これらの酸無水物および低級アルキルエス
テルなどが挙げられる。
【0020】本発明における粘着剤組成物は、ポリカー
ボネート構造を持つ上記のポリマー単独で構成されてい
てもよいが、粘着性を保ち、かつテープ製剤の透湿度が
600g/m2 ・日以上であることを阻害しない限りに
おいて、他の成分が適当な割合で混合された混合物とし
て構成されていてもよい。他の成分としては、ポリアク
リレート、ポリイソブチレン、シリコーン系樹脂などの
他のポリマー、ミリスチン酸イソプロピル、セバシン酸
ジエチル、カプリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ポ
リオキシエチレンなどの脂肪酸エステル、ステアリルア
ルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコールな
どの高級アルコールなどが挙げられ、これら他の成分を
1種または2種以上混合して用いることができる。他の
成分として、ポリアクリレートを粘着剤組成物に含ませ
た場合には、皮膚接着力の向上が期待され、高級アルコ
ールを粘着剤組成物に含ませた場合には、薬物の溶解性
向上が期待される。
【0021】本発明における粘着剤組成物には、傷、熱
傷、褥瘡などの治癒を促進するための薬剤、または経皮
投与によって治療または予防をおこなうための経皮投与
用薬物が、1種類、必要に応じて2種類以上含まれる。
かかる薬物としては以下のものが例示される。
【0022】1)コルチコステロイド類:例えばヒドロ
コルチゾン、プレドニゾロン、ベクロメタゾンプロピオ
ネート、フルメタゾン、トリアムシノロン、トリアムシ
ノロンアセトニド、フルオシノロン、フルオシノロンア
セトニド、フルオシノロンアセトニドアセテート、プロ
ピオン酸クロベタゾールなど、
【0023】2)消炎鎮痛剤:例えばアセトアミノフェ
ン、メフェナム酸、フルフェナム酸、インドメタシン、
ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、アルクロ
フェナック、オキシフェンブタゾン、フェニルブタゾ
ン、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフ
ェン、サリチル酸、サリチル酸メチル、l−メントー
ル、カンファー、スリンダク、トルメチンナトリウム、
ナプロキセン、フェンブフェンなど、
【0024】3)催眠鎮静剤:例えばフェノバルビター
ル、アモバルビタール、シクロバルビタール、ロラゼパ
ム、ハロペリドールなど、 4)精神安定剤:例えばフルフェナジン、チオリダジ
ン、ジアゼパム、フルニトラゼパム、クロルプロマジン
など、
【0025】5)抗高血圧剤:例えばクロニジン、塩酸
クロニジン、ピンドロール、プロプラノロール、塩酸プ
ロプラノロール、ブプラノロール、インデノロール、ブ
クモロール、ニフェジピンなど、 6)降圧利尿剤:例えばヒドロクロロチアジド、ベンド
ロフルメチアジド、シクロペンチアジドなど、
【0026】7)抗生物質:例えばペニシリン、テトラ
サイクリン、オキシテトラサイクリン、硫酸フラジオマ
イシン、エリスロマイシン、クロラムフェニコールな
ど、 8)麻酔剤:例えばリドカイン、ベンゾカイン、アミノ
安息香酸エチルなど、
【0027】9)抗菌性物質:例えば塩化ベンザルコニ
ウム、ニトロフラゾン、ナイスタチン、アセトスルファ
ミン、クロトリマゾールなど、 10)抗真菌物質:例えばペンタマイシン、アムホテリ
シンB、ピロールニトリン、クロトリマゾールなど、
【0028】11)ビタミン剤:例えばビタミンA、エ
ルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、オクト
チアミン、リボフラビン酪酸エステルなど、 12)抗てんかん剤:例えばニトラゼパム、メプロバメ
ート、クロナゼパムなど、
【0029】13)環血管拡張剤:例えばニトログリセ
リン、ニトログリコール、硝酸イソソルビド、四硝酸エ
リスリチル、四硝酸ペンタエリスリチルなど、 14)抗ヒスタミン剤:例えば塩酸ジフェンヒドラミ
ン、クロルフェニラミンなど、
【0030】15)鎮咳剤:例えばデキストロメトルフ
ァン、テルブタリン、エフェドリン、塩酸エフェドリン
など、16)性ホルモン:例えばプロゲステロン、エス
トラジオールなど、
【0031】17)その他:例えば塩酸イソプロテレノ
ール、5 −フルオロウラシル、ジヒドロエルゴタミン、
フェンタニール、デスモプレシン、ジゴキシン、メトク
ロプラミド、ドンペリドン、スコポラミン、臭化水素酸
スコポラミンなど。
【0032】上記薬物は粘着剤組成物の薬物放出能力、
薬物の種類および薬理効果などによって含有量を任意に
設定することができるが、期待される効果、貼付感を考
慮すれば1〜50重量%が好ましい。1重量%未満では
十分な薬理効果が得られないことがあり、50重量%を
越えると皮膚接着性および製剤の透湿性に影響を与え、
使用時のハガレ、ウキなどを生じることがある。
【0033】本発明において粘着剤組成物に対して、皮
膚面へののり残りを防ぐために架橋処理を施すことも可
能である。架橋処理はいずれの方法でもよいが、一般
に、架橋剤を用いる方法が望ましい。架橋剤は、ポリマ
ーに含まれる水酸基および/またはカルボキシル基と反
応しうる官能基を有する化合物であり、架橋剤として
は、ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジ
リジン化合物、金属キレート化合物、金属アルコキシド
化合物などがあるが、これらの中でも特にポリイソシア
ネート化合物または金属キレート化合物が好ましく用い
られる。
【0034】このポリイソシアネート化合物としては、
たとえば、エチレンジイソシアネート、ブチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの低
級脂肪族ポリイソシアネート類、シクロペンチレンジイ
ソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートなどの脂環族ポリイソシアネ
ート類、2,4−トリレンジイソシアネート、4,4´
−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート類などが
あり、そのほかに、トリメチロールプロパンのトリレン
ジイソシアネート付加物〔例えば日本ポリウレタン
(株)製の「コロネートL」〕、トリメチロールプロパ
ンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物〔例えば日
本ポリウレタン(株)製の「コロネートHL」〕なども
用いられ得る。
【0035】これらの架橋剤は、その1種を単独でまた
は2種以上の混合系で使用される。使用量は、架橋すべ
きポリエステルなどのポリマーとのバランスにより、ま
た粘着剤組成物の使用目的により、適宜選択される。一
般には、ポリエステルなどのポリマー100重量部に対
し、0.5〜5重量部の割合とするのがよく、これによ
り凝集力と接着力とのバランス特性に好結果が得られ
る。架橋剤を用いた架橋処理は、一般に60〜80℃に
て、24〜72時間の加熱熟成にて行われる。
【0036】本発明において粘着剤組成物は、さらに各
種の粘着付与剤、無機または有機の充填剤、顔料、老化
防止剤、薬物の溶解補助剤などを含んでいてもよい。
【0037】上記粘着剤組成物からなる層が形成される
支持体は、粘着剤層を保持するものであり、皮膚面に貼
付した際にその動きに追従でき、屈曲面に貼付した際に
も違和感がなく適用するために、適度な柔軟性を有する
ものが選択される。また、テープ製剤として600g/
2 ・日以上の透湿度を確保するために、少なくとも1
000g/m2 ・日以上、好ましくは2000g/m2
・日以上の透湿度を有する支持体が選択される。支持体
の透湿度は、テープ製剤の透湿度を測定する際の条件と
同じ条件にて、JIS L1099に規定する繊維製品
の透湿度試験方法に準じて測定することができる。
【0038】かかる支持体としては、微細な通気孔を有
するフィルムが用いられ、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエステルなどの
プラスチックフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体などのプラス
チックフィルム、織布、不織布、あるいはこれらを積層
してなる各種積層フィルムなどが挙げられる。
【0039】支持体上に粘着剤層を形成する方法として
は、いずれの方法を採用してもよく、例えばベーカーア
プリケータまたはドクターブレードなどを用いて、粘着
剤組成物を含む溶液を支持体上に一定の厚みで塗布した
後、加熱により溶媒を除去する方法、支持体と膏面被覆
材との間に挟んだ粘着剤組成物を加圧により一定の厚み
に延伸する方法などが挙げられる。
【0040】支持体上に形成される粘着剤層の厚みは、
テープ製剤の透湿度が600g/m 2 ・日以上であるこ
とを阻害しない限りにおいて特に制限されないが、好ま
しくは10〜500μmであり、さらに好ましくは20
〜100μmである。粘着剤層の厚みが10μm未満の
場合には、十分な皮膚接着力が得られず、使用中に脱落
することがある。500μmを越える場合には、目的と
する透湿度が得られず、また含有する薬物の利用効率が
低下することがある。
【0041】本発明のテープ製剤には、粘着剤層の露出
した面を保護するために、膏面被覆材として、シリコー
ン樹脂などで適当な剥離処理を施したフィルムが用いら
れ得る。膏面被覆材の例としては、シリコーン樹脂薄膜
を設けた紙またはポリエステルフィルムなどが挙げられ
る。
【0042】本発明のテープ製剤は、ヒトを含めた哺乳
動物の皮膚に貼付されるものであるから、貼付後におい
て自然に脱落しないことが望まれ、また皮膚から剥離す
る際の刺激性が可及的に低いことが望まれる。かかる特
性を評価するための試験として、プローブタックの測定
が挙げられる。プローブタックの値は、下限が0.3N
/5mmφ以上、さらに0.4N/5mmφ以上が好ま
しく、上限は6N/5mmφ以下、さらに4N/5mm
φ以下が好ましい。
【0043】本明細書において、プローブタックの値
は、ASTM D2979(転倒試験機械による接着剤
の感圧粘着性試験法)に準じて測定される。具体的に述
べれば、円形のプローブをテープ製剤の粘着面に一定荷
重をかけながら一定時間接触させた後、プロープを粘着
面から垂直方向に引き離すのに要する力を求め、これを
プローブタックの値とする。測定条件は、プローブ直径
を5mm、接触速さを10mm/分、引き離し速さを1
0mm/分、接触荷重を0.196N/5mmφ(20
gf/5mmφ)、接触時間を1秒とする。
【0044】
【実施例】つぎに、本発明の実施例、比較例、試験例を
記載して、より具体的に説明する。以下、部とあるのは
重量基準である。また、重合体の重量平均分子量は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチ
レン換算の値である。
【0045】実施例1 四つ口セパラブルフラスコに攪はん機、温度計および水
分離管を付し、ポリカーボネートジオール〔ダイセル化
学工業(株)製の「PLACCEL CD210P
L」〕200.0g、無水コハク酸20.51g、触媒
としてのジブチルチンオキサイド(以下、DBTOとい
う)102mgを仕込み、反応水排出溶剤としての少量の
トルエンの存在下、攪はんを開始しながら180℃まで
昇温し、この温度で保持した。しばらくすると水の流出
分離が認められ、反応が進行し始めた。約27時間反応
を続けて、重量平均分子量が56,000となるポリエ
ステルを得た。
【0046】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル98部(固形
分)に対して、テトラヒドロフランに溶解したエストラ
ジオール2部を混合した。架橋剤としてトリメチロール
プロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物〔日
本ポリウレタン(株)製の「コロネートHL」〕を1.
8部(固形分)添加し、粘着剤組成物とした。この粘着
剤組成物を、アプリケータにより、片面を剥離処理した
厚さが75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
の剥離処理面上に塗布し、100℃で5分間乾燥して、
厚さが80μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘
着剤層の表面に、微細な通気孔を有するポリテトラフル
オロエチレン支持体(厚さ60μm)を貼り合わせて、
70℃、24時間の加熱熟成を行い、透湿度1300g
/m2 ・日のテープ製剤を得た。
【0047】実施例2 四つ口セパラブルフラスコに攪はん機、温度計および水
分離管を付し、ポリカーボネートジオール〔ダイセル化
学工業(株)製の「PLACCEL CD210P
L」〕250g、セバシン酸51.8g、触媒としての
DBTOを127mg仕込み、反応水排出溶剤としての少
量のトルエンの存在下、攪はんを開始しながら180℃
まで昇温し、この温度で保持した。しばらくすると、水
の流出分離が認められ、反応が進行し始めた。約24時
間反応を続けて、重量平均分子量が55,000となる
ポリエステルを得た。このポリエステルをトルエンで固
形分濃度50重量%に希釈した。
【0048】別に攪はん棒、温度計、環流冷却器、不活
性ガス導入管および滴下ろうとを取りつけた5つ口フラ
スコ中にアクリル酸2−エチルヘキシル190g、アク
リル酸10gを取り、攪はんしながら充分に窒素置換を
行なった後、重合開始剤としてアゾビスイソブチルニト
リル0.4gを添加し、攪はん速度、外浴の冷却、希釈
液としての酢酸エチルの滴下などによって反応温度を6
0〜65℃に制御し、5時間反応後さらに75〜80℃
に昇温して2時間熟成してポリアクリレートを得た(固
形分40重量%)。
【0049】前記ポリエステル88部(固形分)に対し
て、このポリアクリレートを10部(固形分)、テトラ
ヒドロフランに溶解したエストラジオール2部を混合し
た。架橋剤としてトリメチロールプロパンのへキサメチ
レンジイソシアネート付加物〔日本ポリウレタン(株)
製の「コロネートHL」〕を1.8部(固形分)添加
し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、アプリ
ケータにより、片面を剥離処理した厚さが75μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムの剥離処理面上に塗
布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが80μmの粘
着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に、微
細な通気孔を有するポリテトラフルオロエチレン支持体
(厚さ60μm)を貼り合わせて、70℃、24時間の
加熱熟成を行い、透湿度850g/m2 ・日のテープ製
剤を得た。
【0050】実施例3 四つ口セパラブルフラスコに攪はん機、温度計および水
分離管を付し、ポリカーボネートジオール〔ダイセル化
学工業(株)製の「PLACCEL CD220P
L」〕250g、アゼライン酸23.5g、触媒として
のDBTOを62mg仕込み、反応水排出溶剤としての少
量のトルエンの存在下、攪はんを開始しながら180℃
まで昇温し、この温度で保持した。しばらくすると水の
流出分離が認められ、反応が進行し始めた。約25時間
反応を続けて、重量平均分子量が78,000となるポ
リエステルを得た。
【0051】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル80部(固形
分)に対して、実施例2で調製したポリアクリレート5
部(固形分)、ミリスチン酸イソプロピル10部を加
え、さらにテトラヒドロフランに溶解したクロニジン5
部を混合した。架橋剤としてアルミニウムエチルアセト
アセテートジイソプロピレート〔川研ファインケミカル
(株)製の「ALCH」〕を1.4部(固形分)添加
し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、アプリ
ケータにより、片面を剥離処理した厚さが75μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムの剥離処理面上に塗
布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが80μmの粘
着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に、微
細な通気孔を有するポリテトラフルオロエチレン支持体
(厚さ60μm)を貼り合わせて、70℃、24時間の
加熱熟成を行い、透湿度950g/m2 ・日のテープ製
剤を得た。
【0052】比較例1 攪はん棒、温度計、環流冷却器、不活性ガス導入管およ
び滴下ろうとを取りつけた5つ口フラスコ中にアクリル
酸2−エチルヘキシル190g、アクリル酸10gを取
り、攪はんしながら充分に窒素置換を行なった後、重合
開始剤としてアゾビスイソブチルニトリル0.4gを添
加し、攪はん速度、外浴の冷却、希釈液としての酢酸エ
チルの滴下などによって反応温度を60〜65℃に制御
し、5時間反応後さらに75〜80℃に昇温して2時間
熟成しポリアクリレートを得た(固形分30重量%)。
【0053】このポリアクリレート98部(固形分)に
対して、テトラヒドロフランに溶解したエストラジオー
ル2部を混合し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成
物を、アプリケータにより、片面を剥離処理した厚さが
75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの剥離
処理面上に塗布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが
80μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層
の表面に、微細な通気孔を有するポリテトラフルオロエ
チレン支持体(厚さ60μm)を貼り合わせて、透湿度
300g/m2 ・日のテープ製剤を得た。
【0054】比較例2 攪はん棒、温度計、環流冷却器、不活性ガス導入管およ
び滴下ろうとを取りつけた5つ口フラスコ中にアクリル
酸2−エチルヘキシル190g、アクリル酸10gを取
り、攪はんしながら充分に窒素置換を行なった後、重合
開始剤としてアゾビスイソブチルニトリル0.4gを添
加し、攪はん速度、外浴の冷却、希釈液としての酢酸エ
チルの滴下などによって反応温度を60〜65℃に制御
し、5時間反応後さらに75〜80℃に昇温して2時間
熟成しポリアクリレートを得た(固形分30重量%)。
【0055】このポリアクリレート85部(固形分)に
対して、ミリスチン酸イソプロピル10部を加え、テト
ラヒドロフランに溶解したクロニジン5部を混合した。
さらに架橋剤としてアルミニウムエチルアセトアセテー
トジイソプロピレート〔川研ファインケミカル(株)製
の「ALCH」〕を1.4部(固形分)添加し、粘着剤
組成物とした。この粘着剤組成物を、アプリケータによ
り、片面を剥離処理した厚さが75μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの剥離処理面上に塗布し、10
0℃で5分間乾燥して、厚さが80μmの粘着剤層を形
成した。さらに、この粘着剤層の表面に、微細な通気孔
を有するポリテトラフルオロエチレン支持体(厚さ60
μm)を貼り合わせて、70℃、24時間の加熱熟成を
行い、透湿度350g/m2 ・日のテープ製剤を得た。
【0056】比較例3 ポリイソブチレン(VISTANEX MML-140、エクソン化学社
製)50部、ポリイソブチレン(HIMOL 6H、日本石油化学
社製)30部および脂環族系石油樹脂(軟化点100
℃、アルコンP-100 、荒川化学社製)20部をトルエン
に溶解して、ゴム系高分子溶液を調製した。このゴム系
高分子溶液49部(固形分)に対して、実施例1で調製
したポリエステル溶液50部(固形分)、テトラヒドロ
フランに溶解したエストラジオール1部を混合した。
【0057】さらに架橋剤としてトリメチロールプロパ
ンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物〔日本ポリ
ウレタン(株)製の「コロネートHL」〕を1部(固形
分)添加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物
を、アプリケータにより、片面を剥離処理した厚さが7
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの剥離処
理面上に塗布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが8
0μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の
表面に、微細な通気孔を有するポリテトラフルオロエチ
レン支持体(厚さ60μm)を貼り合わせて、70℃、
24時間の加熱熟成を行い、透湿度100g/m2 ・日
のテープ製剤を得た。
【0058】比較例4 撹はん棒、温度計、環流冷却器、不活性ガス導入管およ
び滴下ろうとを取りつけた5つ口フラスコ中にアクリル
酸2−エチルヘキシル70g、アクリル酸2−メトキシ
エチル50g、酢酸ビニル80gを取り、攪はんしなが
ら充分に窒素置換を行なった後、重合開始剤としてアゾ
ビスイソブチルニトリル0.4gを添加し、攪はん速
度、外浴の冷却、希釈液としての酢酸エチルの滴下など
によって反応温度を60〜65℃に制御し、5時間反応
後さらに75〜80℃に昇温して2時間熟成しポリアク
リレートを得た(固形分40重量%)。
【0059】このポリアクリレート98部(固形分)に
対して、テトラヒドロフランに溶解したエストラジオー
ル2部を混合し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成
物を、アプリケータにより、片面を剥離処理した厚さが
75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの剥離
処理面上に塗布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが
80μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層
の表面に、微細な通気孔を有するポリテトラフルオロエ
チレン支持体(厚さ60μm)を貼り合わせて、透湿度
700g/m2 ・日のテープ製剤を得た。
【0060】各実施例、比較例のテープ製剤について、
下記の方法によりプローブタック、皮膚接着性、脱落
率、皮膚刺激性を調べ、得られた結果を表1にまとめ
た。実施例1〜3で得られるテープ製剤は、いずれも長
期間にわたって貼付可能であり、比較例1〜4のものに
比して、皮膚刺激性も低い結果となった。
【0061】〔プローブタック〕上述の通り、ASTM
D2979(転倒試験機械による接着剤の感圧粘着性
試験法)に準じて測定した。すなわち、円形のプローブ
をテープ製剤の粘着面に一定荷重をかけながら一定時間
接触させた後、プローブを粘着面から垂直方向に引き離
すのに要する力を求め、これをプローブタックの値とし
た(プローブ直径5mm、接触速さ10mm/分、引き
離し速さ10mm/分、接触荷重0.196N/5mm
φ(20gf/5mmφ)、接触時間1秒)。
【0062】〔皮膚接着性〕テープ製剤を12mm×1
00mmの大きさに調製し、ボランティアの上腕部内側
に貼付した。1時間後、300mm/分の速度で引き剥
がす時の荷重を引張り試験により測定した。
【0063】〔脱落率〕テープ製剤を6名のボランティ
アの胸部に3日間貼付して、自然に脱落した場合、およ
び耐え難い痒みまたは刺激により意図的に剥離した場合
の割合を求めた。
【0064】〔皮膚刺激性〕テープ製剤をボランティア
の胸部に24時間貼付し、剥離した後の刺激を本邦パッ
チテスト基準に従って判定した。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明のテープ製剤は、高い透湿性を有
し、長期間貼付しても皮膚刺激性が低い。貼付後におい
て脱落し難く、また皮膚から剥離する際の刺激が弱い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 雅彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 徳永 泰之 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA74 BB31 DD45 DD48 EE10A EE24A FF56 4J004 AA02 AA10 AA11 AA15 AA17 FA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート構造を持つポリマーお
    よび薬物を含む粘着剤組成物からなる層が支持体上に形
    成されたテープ製剤であって、該テープ製剤の透湿度が
    600g/m2 ・日以上であるテープ製剤。
  2. 【請求項2】 該テープ製剤の透湿度が3000g/m
    2 ・日以下である請求項1記載のテープ製剤。
  3. 【請求項3】 プローブタックの測定値が0.3N/5
    mmφ以上である請求項1記載のテープ製剤。
  4. 【請求項4】 粘着剤組成物にポリアクリレートを含む
    請求項1記載のテープ製剤。
  5. 【請求項5】 粘着剤組成物に脂肪酸エステルを含む請
    求項1記載のテープ製剤。
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