JP2002046835A - ラウンドコンベヤベルトの接合部構造 - Google Patents

ラウンドコンベヤベルトの接合部構造

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JP2002046835A
JP2002046835A JP2000267723A JP2000267723A JP2002046835A JP 2002046835 A JP2002046835 A JP 2002046835A JP 2000267723 A JP2000267723 A JP 2000267723A JP 2000267723 A JP2000267723 A JP 2000267723A JP 2002046835 A JP2002046835 A JP 2002046835A
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joint
woven cloth
nested
round conveyor
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Nobuhiko Ishii
信彦 石井
Naoki Kobayashi
小林  直樹
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長円弧状ベルト帆布素材の端縁同士を接合す
ることからなる平面視扇形のラウンドコンベヤベルトを
走行せしめるに、ベルトの外周寄り部分をベルトの表裏
両面を一対のローラーにて挟持走行せしめるに当り、ベ
ルトの屈曲性およびローラーと圧接するベルト外周部分
の強靱化、さらにローラーとベルトの安定した圧接状態
の確保が求められる。 【解決手段】 扇形のベルト素材は、その端縁接合にあ
って、雷光状端縁4,4同士を突き合してなる入れ子状
接合部5をもってなし、この接合部5のうち、少なくと
もローラーが圧接転動するベルト外周寄り部分に、ベル
ト素材との厚さの比較にあってその1/2以下の補強用
織布片6を貼着せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はラウンドコンベヤ
ベルトの接合部構造に関し、より詳しくは、このベルト
は、その外周部分をベルト表裏両面から一対の回転駆動
ローラーにて挟持してベルトを走行せしめる装置を付設
せしめるに特に適したラウンドコンベヤベルトの接合部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ラウンドコンベヤベルトは平行する一対
のコンベヤベルトの両端部に、あるいは、互いにその端
部にて交叉する一対のコンベヤベルトの、該両端部ある
いは交叉部に配され、ベルトにて搬送される被搬送物の
円滑な方向変換移動に貢献している。
【0003】平面視扇形を呈するこの種のベルトは、展
開状態において扇形の帆布素材の端縁同士を接合してエ
ンドレス状に接続することにより、ベルト全体は截頭円
錐形に近似した構造となる。截頭円錐体の側面を一側に
押しつぶされて平面視扇形に偏平化されたラウンドコン
ベヤベルトは、コンベヤフレームに装置された一対のプ
ーリーに巻装され、一連のベルト群中に組込まれてベル
トコンベヤが組立てられる。
【0004】この特殊形状のラウンドコンベヤベルトの
内外両縁の周速は当然同一ではなく、ベルト駆動時、ベ
ルトの内外両周縁部にそれぞれ係る負荷状態も相違し、
これに対応してベルト扇形の帆布素材の端縁同士の接合
態様も種々相違している。
【0005】例えば、実公平2−21449号公報に開
示されたラウンドコンベヤベルトの接合部構造は、ベル
トのガイド部材取付部たる外側ガイド部分はベルトの帆
布素材同士が重ね合されたオーバーラップ構造を、また
内側本体部分はジグザグ状端縁同士を入れ子状に突き合
せたジョイント構造を呈し、ベルトの接合部にて、ベル
トの部分毎に接合構造の異なる手段を採用している。
【0006】前記実公平2−21449号公報に開示さ
れたベルトは、ベルトのジグザグ状端縁同士の入れ子状
突き合せよりなる本体の内側部分は外周部に比べて柔軟
性に富み、円滑なベルト走行を助長し、ベルトの帆布素
材のラップ状の接合外周部は剛性によりガイド部材との
係合にあってベルトの強靱性を確保する上で大きく貢献
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ラウンドコンベヤベル
トのエンドレス化のための帆布素材端縁同士の接合態様
は、ベルトの一連のコンベヤベルト装置中での設置形態
あるいはベルト自体の駆動形態などの変化に対応するこ
とが望ましい。この発明はベルトの駆動形態の一つとし
て、ベルトの外周寄り部分をベルト表裏両面において、
一対のローラーにて挟持し、ローラーの回転駆動により
ベルトを伴走行せしめるに適したラウンドコンベヤベル
トの接合部構造を提供せんとするものである。
【0008】ベルトの表裏両面を一対のローラーにて強
圧下にて挟持し、ローラーの回転駆動により、ベルトを
強制走行せしめる装置に、前記実公平2−21449号
公報に開示されたベルトを装着した場合、オーバーラッ
プ型を採用したベルト外周部分は、その剛性および強靱
性によりベルト走行途中にて割れ現象などの発生もなく
ベルトの走行を十分確保しうるも、ベルト外周寄り部分
のベルト帆布素材自体を重ねたオーバーラップ部の存在
は、該部に大きい段差部を派生せしめ、その結果ベルト
走行時、ローラーのはね上りを生じ、その結果異音、騒
音を発し、作業環境を乱す一因ともなった。
【0009】この発明はラウンドコンベヤベルトの走行
駆動源として、ベルトの外周寄り部分をベルト表裏両面
よりローラー群にて挟持し、ベルトを強制走行せしめる
装置、即ちローラー式ベルト挟持ユニットに対応しうる
ベルト、より詳しくは駆動ローラーによる強圧下走行に
順応しうる接合部を有するコンベヤベルトを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、つぎのような構成を採用している。すな
わち、この発明に係るラウンドコンベヤベルトの接合部
構造は、長円弧状(扇形)の帆布製ベルト素材の端縁同
士を接合してなるラウンドコンベヤベルトのエンドレス
化において、該接合全長部は、共にその端縁は雷光状を
呈し、該端縁同士を入れ子状に突き合せたジョイント構
造となし、この入れ子状ジョイント部のうち、少なくと
もベルト駆動用ローラーによるベルト挟持用ユニットの
うち、ローラーが交叉状に圧接転動するベルト外周寄り
のジョイント領域には、織布片を貼着せしめ、補強して
なることを特徴とする。
【0011】補強用織布片の具体的貼着構成は種々提案
され、この織布片の貼着領域は、ローラーの転動域に一
致する雷光端縁の入れ子状突き合せ部分のうち、ベルト
の外周寄り部分の最小の領域に限定することにより、ベ
ルトの主要部の補強と共にベルトの屈曲性を最大に確保
することができる。
【0012】あるいは、この織布片の貼着領域をベルト
中心方向に一致するベルト幅方向の入れ子状突き合せ部
の全長に及ぼし、ベルトの入れ子状接合部の全体を強固
に補強することができる。
【0013】さらには、この織布片の貼着領域を入れ子
状接合部の外端部分を当然含んでベルトの外周寄りの全
周長に亘って実施し、ベルト駆動用ローラーが常時圧接
するベルトの全外周部分を補強でき、結果的にベルトの
全体的補強が実現できる。
【0014】さらには又、この織布片の貼着領域をベル
トの外周寄りの全長に亘り、かつベルト幅方向にのびる
入れ子状ジョイント部の全面に及ぼしめる。これによ
り、このベルトにおける懸念される脆弱個所は完全に補
強される。
【0015】入れ子状突き合わせジョイント部に貼着さ
れる織布片の布片幅はベルト周方向に一致する入れ子状
幅以上の幅広のものが、またベルトの外周寄り部分に貼
着される織布片は、ローラー群のベルトとの圧接領域を
十分カバーしうるものであることが、織布片の短期間
の、あるいは不測の剥離現象の発生を予防する上からも
好ましい。
【0016】また、この織布片の厚さはベルト本体の厚
との比較において約1/2以下であることが、ローラー
がベルトの入れ子状ジョイント部分と交叉する折のロー
ラーのはね上り、騒音の発生を抑制する上で好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。ベルト素材を構成する帆布は、伸
びの少ないポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン
繊維、アラミド繊維あるいはこれらの混紡繊維を単独又
は混繊してなる繊維糸をもって織製され、この帆布には
ウレタン樹脂あるいはPVC樹脂などの熱可塑性樹脂が
含浸あるいはその表面がコーティング処理され、さらに
その表面には熱可塑性樹脂カバー層が形成され、この帆
布は扇形に裁断されて、図6に示すベルト素材が形成さ
れる。
【0018】扇形ベルト帆布素材(イ)の両端縁同士
は、エンドレス化のために互いに突き合わされて、ポリ
ウレタン系接着剤などを用いて接合され、全体形状截頭
円錐形に形成されたベルト素材はその素材面を押しつぶ
されて、表面側に搬送面2を、裏面側に復帰面3を形成
した平面視扇形のラウンドコンベヤベルト1が形成さ
れ、該ベルトは進行側および後方側両端部をそれぞれ一
対のプーリ ロ,ロに掛巻きされている(図1参照)。
【0019】この発明における特徴部は扇形ベルト帆布
素材(イ)のエンドレス化のための両端縁同士の接合個
所にあり、接合されるベルト素材(イ)の両端部の雷光
状端縁4,4同士は互いに入れ子状に突き合され、ベル
ト素材は面一状に接着剤などを用いて接合され、この入
れ子状接合部5はベルトの中心方向に伸びるベルト全幅
に亘って設けられている。
【0020】さらに、この入れ子状接合部5のうち、少
なくともベルトの強制駆動源となる、ベルトの外周寄り
部分に設置される駆動ローラー(ハ)および押えローラ
ー(ニ),(ホ)から構成されるローラー式ベルト挟持
ユニット(ヘ)のローラーと交叉するベルトの外周寄り
部分には補強用織布片6がポリウレタン系接着剤などを
用いて貼着されている。
【0021】この補強用織布片6は耐久性に優れたポリ
エステル、ナイロンあるいはビニロンなどからなるマル
チフィラメントもしくはモノフィラメントの平織布ある
いは綾織布からなり、織布片の織密度は30本〜80本
/5cm、フィラメントのデニール数は250d〜10
00dの範囲に限定されている。
【0022】即ち、織密度30本/5cm以下では織布
片に求められる十分の補強効果が期待できず、又反対に
80本/5cm以上では織布片の剛性が大きくなりす
ぎ、ベルト自体の屈曲性が悪くなる。さらに、フィラメ
ントのデニール数において、250d以下では織布片に
求められる十分の補強効果が期待できず、又反対に10
00d以上では織布片の剛性が大きくなりすぎ、ベルト
自体の屈曲性が悪くなる。
【0023】
【実施例】図1に示す(実施例:1)にあって、ベルト
全幅方向に伸びる入れ子状接合部5に貼着される織布片
6Aはベルト外周寄りのごく一部分に限定され、ベルト
外周寄り部分をベルト両面より挟持するベルト駆動用ロ
ーラーの圧接転動域を完全にカバーする範囲にて、ベル
ト外周縁よりベルト幅方向に伸びる織布片6Aの長さ
(L)、またベルト周方向に一致する織布片幅(W)
は、入れ子状接合部5の外周側一部をカバーする範囲に
限定され、ベルト内周側に位置する入れ子状接合部5は
そのままの露出状に残されている。この実施例にあって
は、ベルト1の屈曲性は良好に保たれる。
【0024】図2に示す(実施例:2)にあっては、織
布片6Bは前記(実施例:1)の織布片6Aをベルト全
幅にまで延長し、ベルトの入れ子状接合部5の全面を被
覆貼着せしめる。この実施例にあってはベルトの入れ子
状接合部全体の補強強化が期待できる。
【0025】図3に示す(実施例:3)にあっては、織
布片6Cは前記(実施例:1)の織布片6Aをベルト周
方向全長に亘って延長せしめ、ベルト内周側に位置する
入れ子状接合部5はそのままの露出状に残されている。
この実施例:3にあっては、ベルト駆動用ローラー群が
常時圧接するベルトの全外周寄り部分を補強でき、かつ
ベルト面でのローラーのはね上り現象は完全に阻止さ
れ、これに伴う異音、騒音の発生を確実に抑止できる。
【0026】図4に示す(実施例:4)にあっては、織
布片6D,6Eは前記(実施例:2)および(実施例:
3)に示す織布片6B,6Cの貼着形態を一体化したも
ので、織布片6Dはベルト外周寄り部分にてベルト全周
に亘って延出し、また他の織布片6Eはベルトの入れ子
状接合部5の全面に被覆貼着されている。この実施例:
4にあっては、ベルト全体の屈曲性は他の実施例と比べ
て劣るも、ベルトの脆弱個所は全面全体的に補強され
る。
【0027】前記実施例1〜4にあって、これら織布片
はベルトの表面側のみに一枚、またはベルトの裏面側に
のみ一枚、あるいはベルトの表裏両面に計2枚貼着され
ている。織布片をベルト裏面にのみ貼着した場合は、ベ
ルト自体の見栄え、外観が良好なものとなり、またベル
ト表面にのみ貼着した場合は、補強布としての目視によ
る保守管理を容易に行うことができ、またベルトの表裏
両面に貼着した場合、ベルト自体の屈曲性は悪くなる
も、ベルトの補強効果は一段と高められ、ラウンドコン
ベヤベルトの設置形態、設置態様に応じて適宜適した構
成を採用することができる。
【0028】(実験例)つぎにベルトの表裏両面の外周
寄り部分を一対の駆動用ローラーにて挟持してなる走行
方式を採用したラウンドコンベヤ装置における走行実験
を、下記の共通する諸条件を備えた各ラウンドコンベヤ
ベルトを用いて実施した。
【0029】(共通条件) ベルトの品種:NS41UR0/5G(三ツ星ベルト
製) 帆布製ベルト本体の厚さ:1.0mm ベルト幅(接合幅):250mm ベルトの開拡角度:90° ベルトの速度:36m/min(ベルト幅略中央部にて
計速)
【0030】(実験に使用されるベルト形態) (比較例:1) ベルト幅方向に伸びる全接合部を雷光
状端縁同士の入れ子状突き合せ方式を採用したベルト。 (比較例:2) 本出願人所有に係る実公平2−214
49号公報に開示せる、ベルト内側本体部分を雷光状端
縁の入れ子状突き合せのジョイント構造にて、一方ベル
ト外周寄りの本体部分をベルト帆布素材の一部延長部を
重ね合せたオーバーラップの長さ50mmのオーバーラ
ップ構造を採用したベルト。 (本実施例) 補強用織布片として幅(W)100m
m、長さ(L)60mmの大きさを有しポリエステルマ
ルチフィラメント糸からなる縦方向に太さ250d、密
度45本/5cm、一方横方向に太さ250d、密度4
9本/5cmで厚さ0.2mmの平織布を用いた前記実
施例:1からなるジョイント構造を採用してなるベル
ト。
【0031】(実験結果) 比較例:1のベルトにあっては、336時間経過後ロー
ラーと圧接するベルト外周寄りの入れ子状突き合せ接合
部に割れ現象発生。 比較例:2のベルトにあっては、336時間経過後もベ
ルトには割れ現象発生せず、しかし、接合部の帆布素材
の重ね合せにより生ずる帆布素材の重み量に相当する段
差のため、顕著なローラーのはね上り、異音、騒音の発
生が認められた。本実施例のベルトにあっては、336
時間経過後もベルト接合部に変化なく、ローラーのベル
ト面への圧接に伴う異音、騒音の発生も少なく円滑なベ
ルトの走行を持続した。
【0032】なお、ローラーのはね上り現象の発生は、
ベルト本体の厚みが1mmの場合、補強用織布片の厚み
が0.1mm〜0.5mmの範囲内では抑止でき、織布
片の厚み0.1mm以下にては十分な補強効果が期待で
きず、反対に0.5mm以上ではローラーのはね上りと
発音が発生した。このことからベルト本体の厚みに対
し、織布片の厚みは少なくともその1/2以下であるこ
とが必要である。
【0033】
【発明の効果】この発明に係るラウンドコンベヤベルト
は平面視扇形の帆布素材の端縁同士を接合することによ
りエンドレス状に仕上げられる。そしてこのベルトは、
その走行駆動をベルト外周寄り部分をベルト両面より一
対のローラーにて挟持し、ローラーの圧接駆動により実
現する。このベルトはエンドレス化のために必要なベル
ト幅方向に伸びるジョイント構造をベルト素材の両端縁
に設けた雷光状端縁同士を突き合せ入れ子状とすること
により、屈曲疲労度の大きいこの種のベルトの屈曲性を
大幅に改善し、併せて駆動用ローラーとの圧接により、
その脆弱化の進行度の最も大きいベルト外周寄りの入れ
子状接合部には織布片を貼着せしめ、該部を局部的に補
強することにより、ベルトの延命化が実現でき、さらに
ごく薄手の織布片の貼着は、該部にて繰り返されるロー
ラーによる交叉転動にもローラーのはね上り現象あるい
はローラーによる異音、騒音の発生を極力抑制すること
ができる。
【0034】請求項2のラウンドコンベヤベルトにあっ
ては、織布片の貼着領域は入れ子状接合部の外端部にの
み限定することにより、その貼着作業は簡略化され、織
布片の貼着域の限定は入れ子状接合部の他の部分はその
ままの状態に残されるため、ベルトの屈曲性はより良好
に保たれる。
【0035】請求項3のラウンドコンベヤベルトにあっ
ては、織布片の貼着領域を入れ子状接合部の全域に及ぼ
すことにより、この種のベルトにあって最も劣化の進行
が早いこの接合部分全体が補強され、ベルトの延命化に
大きく貢献できる。
【0036】請求項4のラウンドコンベヤベルトにあっ
ては、織布片の貼着領域は入れ子状接合部の外端部を含
み、ベルトの外周寄りのベルトの全周をカバーすること
により、入れ子状接合部を含むベルト外周寄り部分の全
体的補強と共に、ベルトに常時圧接して回転するローラ
ーのはね上り現象はベルト全周に亘り完全に抑止するこ
とができる。
【0037】請求項5のラウンドコンベヤベルトにあっ
ては、織布片の貼着領域をベルト外周寄り部分のベルト
全周に、さらにベルト幅方向に一致する入れ子状接合部
の全長に亘って実行することにより、この種のベルトに
あって最も劣化の進行する接合部の全体の補強、ベルト
のローラーとの圧接により劣化量の大きいベルトの外周
寄り部分を全体的に補強でき、さらにローラーのはね上
り転動に伴う異音、騒音の発生を確実に抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施(実施例:1)したラウンドコ
ンベヤベルトの平面図である。
【図2】他の実施例(実施例:2)を示す図1に相当す
る図である。
【図3】さらに他の実施例(実施例:3)を示す図1に
相当する図である。
【図4】またさらに他の実施例(実施例:4)を示す図
1に相当する図である。
【図5】ローラー式挟持ユニットを用いてのベルトの走
行態様を示す説明図である。
【図6】この発明に係るベルトの帆布素材のジョイント
前の展開図である。
【符号の説明】
1 ラウンドコンベヤベルト 4,4 雷光状端縁 5 入れ子状接合部 6 補強用織布片 イ 扇形ベルト帆布素材 ハ 駆動ローラー ニ 押えローラー ホ 押えローラー ヘ ローラー式ベルト挟持ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長円弧状(扇形)のベルト帆布素材の端
    縁同士を接合し、エンドレス化してなるラウンドコンベ
    ヤベルトの該接合部は、雷光状端縁同士を入れ子状に突
    き合せて接合し、かつ該入れ子状接合部にあって、ベル
    ト外周寄り部分を挟持してベルトを駆動せしめるローラ
    ー群から構成される挟持ユニットのローラーと交叉す
    る、少なくとも入れ子状接合外周寄り部分を、織布片を
    もって被覆貼着してなるラウンドコンベヤベルトの接合
    部構造。
  2. 【請求項2】 ベルトの雷光状端縁同士の入れ子状接合
    部分に貼着される織布片は、ベルト外周縁よりベルト内
    周縁に至る、ベルト幅方向への織布片長さ(L)はロー
    ラー式挟持ユニットを構成するローラーとの圧接領域を
    カバーし、又織布片のベルト周方向への織布片幅(W)
    は、入れ子状接合部の接合幅をカバーして貼着され、ベ
    ルト内側の入れ子状接合部は露出したまま残されている
    請求項1記載のラウンドコンベヤベルトの接合部構造。
  3. 【請求項3】 ベルトの雷光状端縁同士の入れ子状接合
    部分に貼着される織布片は、ベルト外周縁よりベルト内
    周縁に至るベルト全幅をカバーし、又織布片のベルト周
    方向にのびる織布片幅は、入れ子状接合部の接合幅をカ
    バーして貼着されている請求項1記載のラウンドコンベ
    ヤベルトの接合部構造。
  4. 【請求項4】 ベルトの雷光状端縁同士の入れ子状接合
    部分に貼着される織布片は、入れ子状接合部の一部を含
    み、挟持ローラーの圧接領域に一致するベルトの外周寄
    り全周をカバーし、入れ子状接合部のうち、ベルト内側
    部分は露出したまま残されている請求項1記載のラウン
    ドコンベヤベルトの接合部構造。
  5. 【請求項5】 ベルトの雷光状端縁同士の入れ子状接合
    部分に貼着される織布片は、ベルト外周縁よりベルト内
    周縁に至るベルト全幅をカバーし、かつ挟持ローラーの
    圧接領域に一致するベルトの外周寄りのベルト全周をカ
    バーしてなる請求項1記載のラウンドコンベヤベルトの
    接合部構造。
  6. 【請求項6】 織布片の厚みはベルト本体の厚みの1/
    2以下に設定されている請求項1乃至5のうち1項に記
    載のラウンドコンベヤベルトの接合部構造。
  7. 【請求項7】 織布片の織密度は30本〜80本/5c
    m、フィラメントのデニール数は250d〜1000d
    の範囲にある請求項1乃至6のうち1項に記載のラウン
    ドコンベヤベルトの接合部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092475A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Nitta Corporation Convoyeur a bande courbe
JP2009525935A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 サーモドライヴ エルエルシー ベルトの半径方向移動を防止するガイドを備えるカーブコンベヤ

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