JP2002044989A - 電動パワーステアリング装置のための電子制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のための電子制御装置

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JP2002044989A
JP2002044989A JP2000219639A JP2000219639A JP2002044989A JP 2002044989 A JP2002044989 A JP 2002044989A JP 2000219639 A JP2000219639 A JP 2000219639A JP 2000219639 A JP2000219639 A JP 2000219639A JP 2002044989 A JP2002044989 A JP 2002044989A
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Japan
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drive circuit
control circuit
signal line
control
electronic control
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JP2000219639A
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Motoo Nakai
基生 中井
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動回路部から発生するノイズおよび信号線か
らの輻射ノイズが制御回路に悪影響を及ぼすおそれのな
い電動パワーステアリング装置用の電子制御装置を提供
する。 【解決手段】駆動回路部71と制御回路基板72との間
には、駆動回路部71とほぼ同じ面積を有する遮蔽板7
5が介在されている。この遮蔽板75は、たとえば金属
板で構成されていて、アース76に接続されることによ
り接地電位に落とされている。また、遮蔽板75には、
複数の貫通孔77が形成されている。各貫通孔77に
は、貫通コンデンサ78が嵌められていて、この貫通コ
ンデンサ78に信号線74が挿通されることにより、信
号線74は遮蔽板75を貫通して駆動回路部71と制御
回路基板72とを接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動パワーステ
アリング装置を制御するための電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電動パワーステアリング装置
では、車両のステアリング機構に与えるべき操舵補助力
の発生源として電動モータが用いられている。そして、
この電動モータは、ステアリングホイールに加えられた
操舵トルクを検出するためのトルクセンサの出力信号な
どに基づいて、電子制御装置によって駆動制御されるよ
うになっている。
【0003】電子制御装置は、電動モータに電流を供給
するための駆動回路部と、この駆動回路部から電動モー
タに供給される電流を制御するための制御回路とを有し
ている。駆動回路部には、たとえば、電動モータの各相
に接続された複数個のパワー素子が備えられており、制
御回路は、駆動回路部の複数個のパワー素子に制御信号
を与えて、各パワー素子をオン/オフさせることによ
り、電動モータに供給される電流を制御する。これら駆
動回路部および制御回路は、駆動回路部から発生するノ
イズ(たとえば、パワー素子のスイッチングノイズな
ど)が他の電子機器などに悪影響を与えることを防止す
るために、1つのユニットケース内に収容されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、駆動回路部
と制御回路とが1つのユニットケースに収容されている
と、駆動回路部からのノイズが制御回路に悪影響を及ぼ
すおそれがあり、その結果、制御回路の誤動作を招くお
それがあった。また、制御回路から駆動回路部に与えら
れる制御信号に含まれるノイズが、制御信号を制御回路
から駆動回路部に伝達するための信号線から輻射され、
この輻射ノイズが制御回路に悪影響を及ぼすおそれもあ
った。
【0005】そこで、この発明の目的は、駆動回路部か
ら発生するノイズおよび信号線からの輻射ノイズが制御
回路に悪影響を及ぼすおそれのない電動パワーステアリ
ング装置用の電子制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、電動モー
タ(4)が発生するトルクをステアリング機構(3)に
与えて操舵補助を行う電動パワーステアリング装置のた
めの電子制御装置(7)であって、上記電動モータの駆
動電流を制御するためにオン/オフされる駆動素子を有
する駆動回路部(71)と、上記駆動素子をオン/オフ
させるための制御信号を出力する制御回路(72)と、
この制御回路から出力される制御信号を上記駆動回路部
に伝達するための信号線(74)と、上記駆動回路部お
よび制御回路の間に設けられて、接地電位に接続された
導電性を有する遮蔽板(75)と、上記信号線が挿通さ
れており、上記遮蔽板に貫通して設けられて上記信号線
を通る制御信号に混入しているノイズを上記遮蔽板に逃
がすための貫通コンデンサ(78)とを含むことを特徴
とする電子制御装置である。
【0007】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じである。この発明によれば、駆動回路部と制御回路
との間に遮蔽板が介在されている。これにより、駆動回
路部を制御回路基板から遮蔽することができ、駆動回路
部の駆動素子から発生するスイッチングノイズなどが制
御回路に悪影響を及ぼすことを防止できる。また、信号
線が貫通コンデンサに挿通されていることにより、信号
線を通る制御信号に混入したノイズを遮蔽板に逃がすこ
とができる。したがって、制御信号に混入したノイズが
信号線から輻射されることを防止でき、信号線からの輻
射ノイズが制御回路に悪影響を及ぼすことを防止でき
る。
【0008】ゆえに、制御回路の誤動作を招くおそれを
なくすことができる。また、ノイズを除去するためのフ
ィルタ回路などを制御回路に設ける必要がなくなるか
ら、制御回路のコストを低減させることができ、ひいて
は電子制御装置のコストを低減させることができる。な
お、請求項2に記載のように、上記貫通コンデンサは、
上記信号線を通る制御信号に混入している1MHz以上
のノイズを上記遮蔽板に逃がすものであることが好まし
く、この場合、制御回路の誤動作の原因となる周波数帯
域のノイズの輻射を良好に抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の
電気的構成を示すブロック図である。ステアリングホイ
ール1に加えられた操舵トルクは、ステアリングシャフ
ト2を介してステアリング機構3に機械的に伝達され、
このとき、ステアリング機構3に電動モータ4からトル
ク(操舵補助力)が与えられることによって操舵補助が
達成されるようになっている。
【0010】ステアリングシャフト2は、ステアリング
ホイール1側に結合された入力軸2Aと、ステアリング
機構3側に結合された出力軸2Bとに分割されていて、
これらの入力軸2Aおよび出力軸2Bは、トーションバ
ー5によって互いに連結されている。トーションバー5
は、操舵トルクに応じてねじれを生じるものであり、こ
のねじれの方向および量は、トルクセンサ6によって検
出されるようになっている。トルクセンサ6の検出信号
は、電子制御ユニット(ECU)7に入力されている。
【0011】電子制御ユニット7は、トルクセンサ6に
よって検出される操舵トルクに応じた駆動電流を電動モ
ータ4に与え、操舵トルクに応じた操舵補助力がステア
リング機構3に与えられるように電動モータ4を駆動制
御する。図2は、電子制御ユニット7の構成を一部破断
して模式的に示す斜視図である。電子制御ユニット7
は、電動モータ4(図1参照)に電流を供給するための
駆動回路部71と、この駆動回路部から電動モータに供
給される電流を制御するための制御回路が形成された制
御回路基板72とを有している。
【0012】駆動回路部71は、電動モータ4の各相に
接続された複数個のパワー素子(駆動素子)やリレー、
電流センサ、大容量電解コンデンサ、配線用バスバーな
どで構成されており、パワー素子などから発生する熱を
効率よく放熱できるように、放熱ブロック73上に載置
されている。制御回路基板72は、駆動回路部71の上
方に、駆動回路部71との間に所定の間隔をおいて設け
られている。制御回路基板72に形成された制御回路に
は、トルクセンサ6(図1参照)の検出信号などが入力
されており、この検出信号などに応じた適切な電流が電
動モータ4に供給されるように、制御回路は、駆動回路
部71の複数個のパワー素子をオン/オフさせるための
制御信号(PWM信号)を出力する。また、制御回路基
板72は、複数本の信号線74で駆動回路部71と電気
的に接続されており、制御回路から出力される制御信号
などは信号線74を介して駆動回路部71に与えられ、
また、制御回路の駆動電力は駆動回路部71から別の信
号線74を介して制御回路基板72に与えられるように
なっている。
【0013】駆動回路部71と制御回路基板72との間
には、駆動回路部71とほぼ同じ面積を有する遮蔽板7
5が介在されている。この遮蔽板75は、たとえば金属
板で構成されていて、アース76に接続されることによ
り接地電位に落とされている。これにより、駆動回路部
71を制御回路基板72から遮蔽することができ、駆動
回路部71のパワー素子から発生するスイッチングノイ
ズなどが制御回路基板72の制御回路に悪影響を及ぼす
ことを防止できる。
【0014】また、遮蔽板75には、それぞれ1本の信
号線74を貫通させるための貫通孔77が形成されてい
る。各貫通孔77には、たとえば円筒状の貫通コンデン
サ78が嵌められていて、この貫通コンデンサ78に信
号線74が挿通されることにより、信号線74は遮蔽板
75を貫通して駆動回路部71と制御回路基板72とを
接続している。貫通コンデンサ78は、信号線74を通
る制御信号に混入した1MHz以上のノイズを遮蔽板7
5に逃がすためのものである。したがって、制御信号に
混入したノイズは、信号線74の貫通コンデンサ78に
挿通された部分を通過する際に、信号線74から貫通コ
ンデンサ78を介して遮蔽板75へと逃がされる。ゆえ
に、信号線74からノイズが輻射されることを防止で
き、信号線74からの輻射ノイズが制御回路基板72の
制御回路に悪影響を及ぼすことを防止できる。
【0015】さらに、駆動回路部71、制御回路基板7
2および遮蔽板75などは、放熱ブロック73上で金属
製のユニットケース79によって覆われている。これに
より、駆動回路部71や信号線74から発生するノイズ
が電子制御ユニット7以外の電子機器に悪影響を及ぼす
ことを防止できる。以上のようにこの実施形態によれ
ば、駆動回路部71から発生するノイズおよび信号線7
4からの輻射ノイズが制御回路基板72の制御回路に悪
影響を及ぼすことを防止でき、制御回路の誤動作を招く
おそれをなくすことができる。
【0016】また、ノイズを除去するためのフィルタ回
路などを制御回路基板72に設ける必要がなくなるか
ら、制御回路基板72のコストを低減させることがで
き、ひいては電子制御ユニット7のコストを低減させる
ことができる。この発明の一実施形態の説明は以上のと
おりであるが、この発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、上述の実施形態には、特許請求の範囲に
記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電動パワーステア
リング装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】電子制御ユニット(電子制御装置)の構成を一
部破断して示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ステアリング機構 4 電動モータ 7 電子制御ユニット(電子制御装置) 71 駆動回路部 72 制御回路基板 74 信号線 75 遮蔽板 78 貫通コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータが発生するトルクをステアリン
    グ機構に与えて操舵補助を行う電動パワーステアリング
    装置のための電子制御装置であって、 上記電動モータの駆動電流を制御するためにオン/オフ
    される駆動素子を有する駆動回路部と、 上記駆動素子をオン/オフさせるための制御信号を出力
    する制御回路と、 この制御回路から出力される制御信号を上記駆動回路部
    に伝達するための信号線と、 上記駆動回路部および制御回路の間に設けられて、接地
    電位に接続された導電性を有する遮蔽板と、 上記信号線が挿通されており、上記遮蔽板に貫通して設
    けられて上記信号線を通る制御信号に混入しているノイ
    ズを上記遮蔽板に逃がすための貫通コンデンサとを含む
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】上記貫通コンデンサは、上記信号線を通る
    制御信号に混入している1MHz以上のノイズを上記遮
    蔽板に逃がすものであることを特徴とする請求項1記載
    の電子制御装置。
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