JP2002044789A - 超音波合成による可聴帯音波発生方法及び装置 - Google Patents
超音波合成による可聴帯音波発生方法及び装置Info
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Abstract
帯音波を発生することができる可聴帯音波発生方法及び
装置を提供することにある。 【解決手段】 マイク3から音声入力された三角波信号
を音声増幅器4で増幅後、信号加算器5及び6に入力す
る。また信号加算器の出力をフィードバック回路7及び
8で超音波基本周波数で180度位相が遅れたフィード
バックをかけ、互に反対側の信号加算器5、6に入力す
る。これにより信号加算器5、6はフィードバックした
信号に三角波信号が加算し振幅変調する。また信号加算
器5、6は基本周波数の半周期毎に交互に有効になり、
180度位相差のある+側変調パルス信号を出力する。
この各パルス信号は正弦波作成回路9及び10で各々正
弦波超音波に作成され、スピーカ11及び12に入力す
る。スピーカ11、12で2方向から空間の1点で交叉
するよう放射され、交叉点で合成される。
Description
間内で合成することにより可聴帯音波を発生する方法及
び装置に関するものである。
例えば特開昭58−120305号公報に記載のものが
知られている。これは、相異なる周波数をもった2つの
クロック信号をフィルタを介して加算、或は乗算した
後、整流した上、ローパスフィルタを通して高周波成分
を除去することによって正弦波信号を得るものである。
方法は、あくまでも電気回路上での周波数合成に係るも
のであり、空間内で超音波を合成することにより可聴帯
音波を発生することはできない。
ることによって可聴帯音波を発生することのできる可聴
帯音波発生方法及び装置を提供することにある。
を超音波基本周波数で互に180度位相が遅れたフィー
ドバックがかけられた2つの信号に各々外部可聴帯音波
信号の振幅を加算して振幅変調した後、基本周波数で標
本化して作成した2つの超音波を作成する手段を設け、
この2つの超音波を2方向から空間の任意の1点で交叉
するように放射し、交叉点で2つの超音波が合成される
ことによって可聴帯音波を発生するようにしたことによ
って達成される。
号に超音波基本周波数で互に180度位相の遅れたフィ
ードバックをかけるフィードバック回路と、該フィード
バック回路によって互の出力に180度位相が遅れたフ
ィードバックがかけられた2つの信号に各々外部可聴帯
音波信号の振幅を加算して振幅変調する信号加算器と、
該各信号加算器を超音波基本周波数の半周期毎に交互に
有効にする信号加算器選択信号発生回路と、上記各信号
加算器の出力振幅変調信号から正弦波を作成する正弦波
作成回路と、該作成された2つの超音波を2方向から空
間の任意の1点で交叉するように放射する電気音響変換
装置とを備えたことによって達成される。
によって2つの信号加算器の互の出力が基本周波数で1
80度位相の遅れたフィードバックがかけられ、反対側
の信号加算器に入力する。いずれの信号加算器にも他の
入力端子には外部からの可聴帯音波信号が入力してお
り、上記フィードバックした180度位相が遅れた信号
に外部可聴帯音波信号の振幅が加算され振幅変調が行な
われる。上記の2つの信号加算器には、信号加算器選択
信号発生回路から選択信号が加えられ基本周波数の半周
期毎に交互に有効に制御される。これにより2つの信号
加算器から基本周波数で標本化された振幅変調パルス信
号が交互に180度の位相差で出力する。正弦波作成回
路は各信号加算器から出力する各振幅変調パルス信号が
+側パルス信号であるから、この+側パルスが180度
位相が遅れた−側パルスを付加して正弦波超音波を作成
する。こうして作成された正弦波超音波は180度位相
差を有する超音波Aと超音波Bが得られる。
を2つの電気音響変換装置(スピーカ)に入力し、2方
向から空間に放射する。放射方向は空間の任意の1点で
放射された超音波AとBが交叉するように放射させる。
こうして交叉点では2つの超音波が合成される。2つの
超音波AとBは、同一周波数で、180度位相が異なり
振幅変調されて振幅が異なっており、これが合成される
ことによって他の超音波Cに合成される。この合成超音
波Cには可聴音波帯域の変調成分が含まれており、耳の
ローパスフィルタ特性を介して聴けば可聴帯音波を聴取
できる。2つのスピーカによる放射方向は空間内の任意
の点に交叉させることができ、任意の点に可聴帯音波を
発生させることができる。
により説明する。
発生装置の概略構成図を示し、図2が、その超音波を合
成して可聴帯音波を発生する原理を説明するものであ
る。
た三角波信号を音声増幅器4で増幅して後、信号加算器
5及び6の入力端子に各々入力する。また、2つの信号
加算器5、6の出力をフィードバック回路7及び8で超
音波基本周波数で180度位相が遅れたフィードバック
をかけ、それに互に反対側の信号加算器5、6の入力端
子に入力する。基本信号発振器1は超音波基本周波数信
号を発生し、この基本信号を基に信号加算器選択信号発
生回路2で半周期毎に2つの信号加算器5、6を交互に
有効にする信号を作り、信号加算器5、6に加える。ま
た基本信号発振器1の基本周波数信号はフィードバック
回路7、8に加えられ、信号加算器5、6の出力に基本
周波数で180度位相が遅れたフィードバックがかけら
れるよう制御する。信号加算器5、6の出力は正弦波作
成回路9及び10で正弦波に作成され、スピーカ11及
び12から超音波A及びBとして空間に放射される。
音波の発生動作を図2を用いて説明する。音声の三角波
信号はマイク3から入力し音声増幅器4によって増幅さ
れる。マイク入力信号は基本周期超音波の180度位相
毎に+,+,+,+,+,0,−,−,
−,−,−,0,+,…と変化するものとす
る。
でフィードバック回路7、8からのフィードバック信号
に加算される。フィードバック回路7、8には基本信号
発振器1から超音波の基本波(図2)が加わっており、
これに信号加算器5、6の出力が入力し基本周波数で1
80度位相が遅れたフィードバックがかけられ、互に反
対側の信号加算器5、6に入力する。
の選択信号によって超音波基本波の正の半周期毎に有効
となり、他方の信号加算器5の出力(3,8,9,6,
1,0,…)がフィードバック回路7で180度位相が
遅れたフィードバック信号に音声増幅器4からの三角波
入力信号の振幅(+,+,+,−,−,−
,+…)を加算し振幅変調して出力する。したがっ
て、この信号加算器6の出力信号は、超音波基本波で標
本化された三角波信号で振幅変調された図2に示す超音
波Aの+側パルス信号(+=1,3+=6,8+
=9,9−=8,6−=3,1−=0,0+=
1,…)が作成されることになる。
2からの選択信号によって超音波基本波の負の半周期毎
に有効となり、他方の信号加算器6の出力(1,6,
9,8,3,0,1,…)がフィードバック回路8で1
80度位相が遅れたフィードバック信号に音声増幅器4
からの三角波入力信号の振幅(+,+,0,−,
−,0,…)を加算し振幅変調して出力する。したが
って、この信号加算器5の出力信号は、超音波Aと18
0度の位相差を有する三角波信号で振幅変調された図2
に示す超音波Bの+側パルス信号(1+=3,6+
=8,9+0=9,8−=6,3−=1,0+0=
0,…)が作成されることになる。
号加算器6から正弦波作成回路9に入力して、+側パル
スが180度位相が遅れた−側パルス信号を付加して正
弦波超音波A(図2)を作成し、スピーカ11に入力す
る。また超音波Bの+側パルス信号を信号加算器5から
正弦波作成回路10に入力して、+側パルスが180度
位相が遅れた−側パルス信号を付加して正弦波超音波B
(図2)を作成し、スピーカ12に入力する。
音波)で180度の位相差で振幅変調により振幅が異な
る超音波Aと超音波Bを空間に放射するが、このときス
ピーカ11と12は放射方向が可変に設けられ、スピー
カ11、12を放射超音波A、Bが空間の1点で交叉す
るように指向させると、その交叉点で超音波AとBが合
成される。超音波AとBの合成波は図2に示す合成波C
の如くの超音波波形となる。この合成波Cには図2に点
線で示すような三角波の可聴音波帯域の変調成分が含ま
れているから、これを耳のローパスフィルタ特性を介す
ることによって可聴帯音波(三角波)のみを聴取するこ
とができる。
2つの放射超音波の交叉点の位置を変えることによって
空間の任意の位置にマイク3に入力した音声(三角波)
を伝達させることができ、イヤホンなしでイヤホンのよ
うな使い方で、集会場等での呼び出しや、個々の人々に
個別にメッセージを伝えること等が可能となる。
超音波の合成によって可聴帯音波を発生させるこがで
き、これを利用して音声を空間内の任意の点に伝達させ
ることができる。
路、3…マイク、4…音声増幅器、5、6…信号加算
器、7、8…フィードバック回路、9、10…正弦波作
成回路、10、11…スピーカ。
Claims (2)
- 【請求項1】 超音波の合成により空間内の任意の点に
可聴帯音波を発生させる方法において、加算出力を超音
波基本周波数で互に180度位相が遅れたフィードバッ
クがかけられた2つの信号に各々外部可聴帯音波信号の
振幅を加算して振幅変調した後、超音波基本周波数で標
本化して作成した2つの超音波を作成する手段を設け、
該2つの超音波を2方向から空間の任意の1点で交叉す
るように放射し、交叉点で2つの超音波が合成されるこ
とによって可聴帯音波を発生するようにしたことを特徴
とする超音波合成による可聴帯音波発生方法。 - 【請求項2】 超音波の合成により空間内の任意の点に
可聴帯音波を発生させる装置において、加算出力の2つ
の信号に超音波基本周波数で互に180度位相の遅れた
フィードバックをかけるフィードバック回路と、該フィ
ードバック回路によって互の出力に180度位相が遅れ
たフィードバックがかけられた2つの信号に各々外部可
聴帯音波信号の振幅を加算して振幅変調する信号加算器
と、該各信号加算器を超音波基本周波数の半周期毎に交
互に有効にする信号加算器選択信号発生回路と、上記各
信号加算器の出力振幅変調信号から正弦波の超音波を作
成する正弦波作成回路と、該作成された2つの超音波を
2方向から空間の任意の1点で交叉するように放射する
電気音響変換装置とを備えたことを特徴とする超音波合
成による可聴帯音波発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000227561A JP3947649B2 (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 超音波合成による可聴帯音波発生方法及び装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100626521B1 (ko) | 2004-01-06 | 2006-09-20 | 주식회사 팬택앤큐리텔 | 이동통신 단말기에서의 극초음파를 이용한 음향 출력 장치 |
CN106210973A (zh) * | 2015-04-30 | 2016-12-07 | 美特科技(苏州)有限公司 | 一种近距离定点还原声波形成方法及装置 |
CN108370462A (zh) * | 2016-09-16 | 2018-08-03 | 卡西欧计算机株式会社 | 骨传导波生成装置及方法、骨传导波生成装置用程序、以及骨传导波输出机 |
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- 2000-07-24 JP JP2000227561A patent/JP3947649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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