JP2002044454A - 画像読取方法および画像読取装置および画像読取装置の制御方法および画像処理装置 - Google Patents

画像読取方法および画像読取装置および画像読取装置の制御方法および画像処理装置

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JP2002044454A
JP2002044454A JP2000228695A JP2000228695A JP2002044454A JP 2002044454 A JP2002044454 A JP 2002044454A JP 2000228695 A JP2000228695 A JP 2000228695A JP 2000228695 A JP2000228695 A JP 2000228695A JP 2002044454 A JP2002044454 A JP 2002044454A
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JP2000228695A
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English (en)
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Kazumasa Koike
和正 小池
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像の読取の目的に応じた読取動作が可
能な画像読取方法および画像読取装置および画像読取装
置の制御方法および画像処理装置を提供することを目的
としている。 【解決手段】 原稿画像を読み取って得た画信号のピー
ク値を補正する際に参照する基準値を、画像読取の目的
に応じて調整できるようにしたので、画像読取の目的に
合致した画質の読取画像を得ることができるという効果
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取方法、お
よび、原稿画像を読み取る画像読取装置、および、画像
読取装置の制御方法、および、原稿画像を読み取って得
た画信号を処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、グループ3ファクシミリ装置な
どの画像処理装置において、原稿画像を読み取る画像読
取装置(スキャナ)では、読取画像の画質を向上するた
めに種々の補正処理を適用している。
【0003】例えば、読取光学系の光量分布やイメージ
センサ(ラインイメージセンサ等)の感度分布特性等の
影響を抑制するためにシェーディング補正処理を行い、
読取画信号のダイナミックレンジを確保するためにピー
ク補正処理を行い、また、読取画像のぼけを解消するた
めにMTF補正処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、ピーク補正処理
では、例えば、基準白板の画像を読み取り、そのときに
得た画信号を基準白レベルとして保存し、その基準白レ
ベルが最も輝度の高い画信号レベルに相当するものとな
るように、ピーク値を補正するようにしているが、実際
の読取原稿の地肌汚れの程度や画像の内容によっては、
地肌汚れが強調されたり、あるいは、白飛びが生じるな
どの不具合を生じることがあった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、原稿画像の読取の目的に応じた読取動作が可
能な画像読取方法および画像読取装置および画像読取装
置の制御方法および画像処理装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像読取方法
において、原稿画像を読み取って得た画信号のピーク値
を補正する際に参照する基準値を、画像読取の目的に応
じて調整できるようにしたものである。
【0007】また、画像読取方法において、原稿画像を
読み取って得た画信号のピーク値を補正する際に参照す
る基準値を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じて
調整できるようにしたものである。
【0008】また、画像読取方法において、原稿画像を
読み取って得た画信号のピーク値を補正する際に参照す
る基準値を、読取原稿の画像部分濃度に応じて調整でき
るようにしたものである。
【0009】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力される画信号の白波形の歪みを補正するシェ
ーディング補正手段と、上記シェーディング補正手段か
ら出力される補正済み画信号のピーク値を、地肌基準レ
ベルに対する正規化された値に補正するピーク値補正手
段を備え、上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベ
ルを保持するとともに、その基準白レベルに所定値を加
算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用
するようにしたものである。また、前記ピーク値補正手
段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベルに応じ
て、前記基準白レベルを更新するようにしたものであ
る。
【0010】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済みデジタル画信号の
ピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化された値に
補正するピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手
段は、読取原稿の地肌白部分の読取レベルを地肌白レベ
ルとして保持するとともに、その地肌白レベルに所定値
を加算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして
適用するようにしたものである。
【0011】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済みデジタル画信号の
ピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化された値に
補正するピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手
段は、所定の基準白画像の読取レベルを地肌基準レベル
として保持するとともに、その地肌基準レベルに所定値
を加算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして
適用するようにしたものである。
【0012】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記アナログ/
デジタル変換手段に与えるリファレンス電圧を制御する
ことで、上記シェーディング補正手段から出力される補
正済みデジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに
対する正規化された値に補正するピーク値補正手段を備
え、上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の
読取レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、そ
の地肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上
記地肌基準レベルとして適用するようにしたものであ
る。
【0013】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記アナログ/
デジタル変換手段に与えるリファレンス電圧を制御する
ことで、上記シェーディング補正手段から出力される補
正済みデジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに
対する正規化された値に補正するピーク値補正手段を備
え、上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取
レベルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その
地肌基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上
記地肌基準レベルとして適用するようにしたものであ
る。
【0014】また、画像読取装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌白レベルを更新するようにしたも
のである。
【0015】また、画像読取装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌基準レベルを更新するようにした
ものである。
【0016】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応じた値が設
定される。
【0017】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じ
た値が設定される。
【0018】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比、および、前記
アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じた値が設
定される。
【0019】また、画像読取装置において、前記所定値
を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じてユーザに
より操作入力される入力値により設定する設定手段をさ
らに備えたものである。
【0020】また、画像読取装置において、前記所定値
を、読取原稿の画像部分濃度に応じてユーザにより操作
入力される入力値により設定する設定手段をさらに備え
たものである。
【0021】また、画像読取装置において、前記ピーク
補正手段に入力される補正済みデジタル画信号のビット
数は、上記ピーク補正手段から出力されるデジタル画信
号のビット数よりも大きい値に設定されているものであ
る。
【0022】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力される画信号の白波形の歪みを補
正するシェーディング補正手段を備え、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済み画信号のピーク値
を、あらかじめ保持している基準白レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に補正するようにしたものである。また、前記基
準白レベルは、実際の原稿画像の読取動作中に検出した
地肌白レベルに応じ更新される。
【0023】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、
上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
規化された値に補正するようにしたものである。
【0024】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段と、上記
シェーディング補正手段から出力される補正済みデジタ
ル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の基準
白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に補正するようにしたものである。
【0025】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、
上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
規化された値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与
えるリファレンス電圧を制御することで補正するように
したものである。
【0026】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段と、上記
シェーディング補正手段から出力される補正済みデジタ
ル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の基準
白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリ
ファレンス電圧を制御することで補正するようにしたも
のである。
【0027】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応
じた値が設定される。
【0028】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/
N比に応じた値が設定される。
【0029】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記イメージセンサ手段のS/N比、お
よび、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応
じた値が設定される。
【0030】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じ
て、ユーザにより操作入力される入力値により設定され
るものである。
【0031】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、読取原稿の画像部分濃度に応じて、ユー
ザにより操作入力される入力値により設定されるもので
ある。
【0032】また、画像読取装置の制御方法において、
前記ピーク補正手段に入力される補正済みデジタル画信
号のビット数は、上記ピーク補正手段から出力されるデ
ジタル画信号のビット数よりも大きい値に設定される。
【0033】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
される画信号の白波形の歪みを補正するシェーディング
補正手段と、上記シェーディング補正手段から出力され
る補正済み画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対す
る正規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、
上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベルを保持す
るとともに、その基準白レベルに所定値を加算または減
算した結果を上記地肌基準レベルとして適用するように
したものである。また、前記ピーク値補正手段は、実際
の読取動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記基
準白レベルを更新するものである。
【0034】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記シェーディング補正手
段から出力される補正済みデジタル画信号のピーク値
を、地肌基準レベルに対する正規化された値に補正する
ピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手段は、読
取原稿の地肌白部分の読取レベルを地肌白レベルとして
保持するとともに、その地肌白レベルに所定値を加算ま
たは減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用する
ようにしたものである。
【0035】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記シェーディング補正手
段から出力される補正済みデジタル画信号のピーク値
を、地肌基準レベルに対する正規化された値に補正する
ピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手段は、所
定の基準白画像の読取レベルを地肌基準レベルとして保
持するとともに、その地肌基準レベルに所定値を加算ま
たは減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用する
ようにしたものである。
【0036】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記アナログ/デジタル変
換手段に与えるリファレンス電圧を制御することで、上
記シェーディング補正手段から出力される補正済みデジ
タル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規
化された値に補正するピーク値補正手段を備え、上記ピ
ーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取レベル
を地肌白レベルとして保持するとともに、その地肌白レ
ベルに所定値を加算または減算した結果を上記地肌基準
レベルとして適用するようにしたものである。
【0037】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記アナログ/デジタル変
換手段に与えるリファレンス電圧を制御することで、上
記シェーディング補正手段から出力される補正済みデジ
タル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規
化された値に補正するピーク値補正手段を備え、上記ピ
ーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベルを地
肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌基準レ
ベルに所定値を加算または減算した結果を上記地肌基準
レベルとして適用するようにしたものである。
【0038】また、画像処理装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌白レベルを更新する。
【0039】また、画像処理装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌基準レベルを更新する。
【0040】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応じた値が設
定される。
【0041】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じ
た値が設定される。
【0042】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比、および、前記
アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じた値が設
定される。
【0043】また、画像処理装置において、前記所定値
を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じてユーザに
より操作入力される入力値により設定する設定手段をさ
らに備えたものである。
【0044】また、画像処理装置において、前記所定値
を、読取原稿の画像部分濃度に応じてユーザにより操作
入力される入力値により設定する設定手段をさらに備え
たものである。
【0045】また、画像処理装置において、前記ピーク
補正手段に入力される補正済みデジタル画信号のビット
数は、上記ピーク補正手段から出力されるデジタル画信
号のビット数よりも大きい値に設定されている。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0047】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0048】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、所定のグループ3ファクシミリ伝送制御手順処理を
行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部
1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログ
ラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶する
とともに、システム制御部1のワークエリアを構成する
ものであり、パラメータメモリ3は、このグループ3フ
ァクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのも
のであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するため
のものである。
【0049】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0050】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0051】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0052】網制御装置11は、このグループ3ファク
シミリ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。
【0053】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス12に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス12を介して行われている。
【0054】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0055】図2は、スキャナ6の画信号処理系の一例
を示している。
【0056】同図において、ラインイメージセンサ21
は、所定長(例えば、A4幅)の読取幅を持ち、所定の
読取解像度でライン単位に原稿画像を読み取るものであ
り、センサ駆動部22は、所定の駆動周期でラインイメ
ージセンサ21の読取動作を行わせるためのものであ
る。ラインイメージセンサ21から出力されるアナログ
画信号AINは、アナログ/デジタル変換部23に加え
られている。
【0057】アナログ/デジタル変換部23は、入力さ
れるアナログ画信号AINを、高レベル側のリファレン
ス電圧VRTと低レベル側のリファレンス電圧VRBに
より規定される電圧範囲で、デジタル信号に変換するも
のであり、その出力信号は、デジタル画信号AOUTと
して、シェーディング補正部24に加えられる。
【0058】ここで、濃度が一定の原稿画像(例えば、
全白)を読み込んだ際、ラインイメージセンサ21から
出力されるアナログ画信号AINは、図3(a)に示す
ように、読取光学系やラインイメージセンサ21の入力
感度が原因となる中央が突出する態様のレベル変動(こ
れを、「白波形の歪み」という)を呈しており、シェー
ディング補正部24では、このようなレベル変動を解消
し、同図(b)に示すように平坦化するためのシェーデ
ィング補正処理を適用する。なお、このシェーディング
補正演算は、周知のものなので、ここでは詳述は省略す
る。
【0059】したがって、シェーディング補正部24か
ら出力されるシェーディング補正済みデジタル画信号S
HOUTは、図3(b)に示すように、白波形の歪みが
解消された態様のものとなり、そのシェーディング補正
済みデジタル画信号SHOUTは、ピーク補正部25に
加えられる。
【0060】ピーク補正部25では、図3(c)に示す
ように、あらかじめ保持しているピークレベルPKLV
に、シェーディング補正済みデジタル画信号SHOUT
のピーク値が一致するように、補正演算(比例演算)を
実行する。その演算結果は、ピーク補正済みデジタル画
信号PKOUTとして、画像処理部26に加えられる。
また、ピーク補正部25に入力されるシェーディング補
正済み画信号SHOUTのビット数は10ビットに、ピ
ーク補正部25から出力されるピーク補正済み画信号P
KOUTのビット数は9ビットにそれぞれ規定されてい
る。
【0061】画像処理部26は、ピーク補正済みデジタ
ル画信号PIOUTに対し、画像の明るさを補正するガ
ンマ補正処理、光学系による画像のぼけを補正するMT
F補正処理、出力階調数に応じたビット数のN値化処理
などの種々の画像処理を適宜に実行し、所定ビット数の
出力デジタル画信号を作成する。
【0062】画像処理部26から出力される出力デジタ
ル画信号は、出力回路27を介し、次段装置へ出力され
る。この場合、次段装置としては、画情報送信時には、
内部バス12を介して符号化復号化部8へ出力され、複
写動作時には、内部バス12を介してプロッタ6へ出力
される。
【0063】さて、ラインイメージセンサ21から出力
されるアナログ画信号AINやアナログ/デジタル変換
部23から出力されるデジタル画信号AOUTに、ノイ
ズ成分が重畳されている場合、ピーク補正部25から出
力されるピーク補正済み画信号PKOUTの白波形は、
例えば、図4(a)に示すようなものとなる。
【0064】この場合、ピーク補正部25で保持される
ピークレベルPKLVは、このノイズ成分の値を加味し
たものとなるため、例えば、実際の読取原稿の地肌レベ
ルよりも大きな値が採用され、その結果、最終的に出力
される読取画像に地肌汚れ(いわゆる、「黒ポチ」)が
生じる。
【0065】かかる事態を解消するためには、図4
(b)に示すように、ピーク補正部25がピーク補正演
算を行う際に参照するピーク値として、ピークレベルP
KLVから補正値xだけ減じた値を採用すればよい。
【0066】ここで、補正値xの値は、例えば、ピーク
補正部25の入力データ(シェーディング補正済み画信
号)のフルレンジの(8/256)〜(16/256)
程度の値であり、ラインイメージセンサ21から出力さ
れるアナログ画信号AINのS/N比、および、アナロ
グ/デジタル変換部23から出力されるデジタル画信号
AOUTのS/N比に応じて、実験的に決定することが
できる。
【0067】また、このようにして、ピーク補正部25
が保持するピークレベルPKLVよりも補正値xだけ小
さな値を用いて、ピーク補正部25のピーク補正演算
(比例演算)を行うようにすると、濃度変化に対応して
ピーク補正済み画信号PKOUTにあらわれる信号の変
動の傾きが小さくなり、その結果、画像処理部26にお
いて行われるMTF補正演算の際に黒の独立点が強調さ
れる傾向が小さくなり、読取原稿の地肌汚れが強調され
るような事態を回避できるという副次的な効果もある。
なお、本実施例は、MTF補正演算の前処理のためのも
のではなく、あくまでも、ピーク補正処理を工夫するこ
とで、読取画像に現れる地肌汚れを回避しようとするも
のである。
【0068】一方、低濃度画像(低コントラスト画像)
を読み取った際には、ピーク補正部25から出力される
ピーク補正済み画信号PKOUTは、図5(a)に示す
ように、低濃度画像部IMGLV1の部分の濃度変化が
小さいため、この低濃度画像部IMBLV1の部分がノ
イズ成分に埋もれてしまい、その結果、低濃度画像の読
取画像の画質がかなり劣悪になるという事態を生じる。
【0069】かかる事態を解消するためには、図5
(b)に示すように、ピーク補正部25がピーク補正演
算を行う際に参照するピーク値として、ピークレベルP
KLVに補正値yを加えた値を採用すればよい。
【0070】これにより、ピーク補正済み画信号PKO
UTにあらわれる低濃度画像部IMGLV1の値が、全
体的に黒側に変化するので、低濃度画像の内容が読取画
像にかなり明確に再現されることとなる。
【0071】ここで、補正値yの値は、上述した補正値
xと同様に、ピーク補正部25の入力データのフルレン
ジの(8/256)〜(16/256)程度の値であ
り、ラインイメージセンサ21から出力されるアナログ
画信号AINのS/N比、および、アナログ/デジタル
変換部23から出力されるデジタル画信号AOUTのS
/N比に応じて、実験的に決定することができる。
【0072】また、このようにして、ピーク補正部25
が保持するピークレベルPKLVよりも補正値yだけ大
きな値を用いて、ピーク補正部25のピーク補正演算
(比例演算)を行うようにすると、濃度変化に対応して
ピーク補正済み画信号PKOUTにあらわれる信号の変
動の傾きが大きくなり、その結果、画像処理部26にお
いて行われるMTF補正演算の際に低濃度画像の部分が
より強調され、低濃度画像部分の再現性がより向上する
という副次的な効果もある。なお、本実施例は、MTF
補正演算の前処理のためのものではなく、あくまでも、
ピーク補正処理を工夫することで、読取画像における低
コントラスト画像部分の再現性を向上しようとするもの
である。
【0073】ところで、図4(a),(b)に示したピ
ーク値補正演算の改善方法と、図5(a),(b)に示
したピーク値補正演算の改善方法は、相反しているよう
に見受けられるが、これは、グループ3ファクシミリ装
置のユーザが、どのような原稿画像の読取モードを設定
するかによって、いずれかの方法を採用することができ
るため、これらの2つの改善方法をともに採用すること
ができる。
【0074】例えば、読取モードとして「地肌汚れ解消
モード」および「低コントラスト画像モード」を設け、
ユーザが「地肌汚れ解消モード」を選択した場合には、
図4(a),(b)の方法により、ピーク値補正演算を
行い、ユーザが「低コントラスト画像モード」を選択し
た場合には、図5(a),(b)の方法により、ピーク
値補正演算を行うようにする。また、「地肌汚れ解消モ
ード」や「低コントラスト画像モード」が指定されなか
った場合には、通常のピーク値補正演算を実行する。
【0075】このようにして、ユーザ操作により原稿画
像の読取モードを指定させることで、より画質の良好な
読取画像を得ることができる。
【0076】図6は、ピーク補正部25の構成の一例を
示している。この構成例は、文字原稿読取モードに好適
な構成である。
【0077】同図において、最大値検出部31は、原稿
画像を読み取ったときのシェーディング補正済み画信号
SHOUTのピーク値を検出するためのものであり、そ
の検出されたピーク値は、地肌白レベル保持部32に加
えられて保持される。
【0078】加算演算部33は、システム制御部1より
加えられるモード情報SMにより「地肌汚れ解消モー
ド」が指定された場合には、地肌白レベル保持部32か
ら出力されるピーク値に、補正値として(−x)を加え
た値を算出し、また、システム制御部1より加えられる
モード情報SMにより「低コントラスト画像モード」が
指定された場合には、地肌白レベル保持部32から出力
されるピーク値に、補正値として(y)を加えた値を算
出し、それぞれの算出結果を参照ピーク値としてピーク
補正演算部34に出力する。また、システム制御部1よ
り加えられるモード情報SMにより標準モードが指定さ
れた場合には、地肌白レベル保持部32から出力される
ピーク値をそのまま参照ピーク値としてピーク補正演算
部34に出力する。
【0079】ピーク補正演算部34は、加算演算部33
から加えられる参照ピーク値を用い、原稿画像を読み取
ったときのシェーディング補正済み画信号SHOUTの
出力信号に対し、所定のピーク補正演算を適用するもの
であり、その出力は、ピーク補正済み信号PKOUTと
して、次段装置へ出力される。
【0080】図7は、ピーク補正部25の構成の他の例
を示している。この構成例は、ハーフトーン原稿読取モ
ードに好適な構成である。
【0081】同図において、最大値検出部31は、基準
の白画像を形成する白基準板(図示略)の画像を読み取
ったときのシェーディング補正済み画信号SHOUTの
ピーク値を検出するためのものであり、その検出された
ピーク値は、加算演算部35に加えられる。
【0082】加算演算部35は、システム制御部1より
加えられるモード情報SMにより「地肌汚れ解消モー
ド」が指定された場合には、最大値検出部31から出力
されるピーク値に補正値として(−x)を加えた値を算
出し、システム制御部1より「低コントラスト画像モー
ド」が指定された場合には最大値検出部31から出力さ
れるピーク値に補正値として(y)を加えた値を算出
し、それらの算出結果を参照ピーク値として地肌基準レ
ベル保持部36に出力する。また、システム制御部1よ
り加えられるモード情報SMにより標準モードが指定さ
れた場合には、最大値検出部31から出力されるピーク
値をそのまま参照ピーク値として地肌基準レベル保持部
36に出力する。
【0083】ピーク補正演算部34は、地肌基準レベル
保持部36から加えられる参照ピーク値を用い、原稿画
像を読み取ったときのシェーディング補正済み画信号S
HOUTの出力信号に対し、所定のピーク補正演算を適
用するものであり、その出力は、ピーク補正済み信号P
KOUTとして、次段装置へ出力される。
【0084】図8は、ピーク補正部25をソフトウェア
的に実現する際の処理の一例を示している。この例は、
文字原稿読取モードの場合に適用されるものである。
【0085】まず、原稿読取前の段階で基準の白画像を
構成する白基準板(図示略)の画像を読み取り(処理1
01)、そのときのピーク値を地肌白レベルとして保持
する(処理102)。
【0086】次いで、原稿読取を開始すると、1ライン
分の読取動作を終了すると(処理103)、そのときに
入力されたシェーディング補正済み画信号SHOUTの
ピーク値で地肌白レベルを更新する(処理104)。
【0087】また、システム制御部1より指定された読
取モードを判定し(処理105)、「地肌汚れ解消モー
ド」が指定された場合には、処理104で更新した地肌
白レベルに補正値として(−x)を加えた値を補正後の
ピーク値として算出し、また、「低コントラスト画像モ
ード」が指定された場合には処理104で更新した地肌
白レベルに補正値として(y)を加えた値を補正後のピ
ーク値として算出し、標準モードが指定された場合に
は、処理104で更新した地肌白レベルをそのまま参照
ピーク値とする(処理106)。
【0088】次いで、処理106で算出した地肌白レベ
ルを用いて、ピーク補正演算処理を実行し(処理10
7)、その演算結果を出力する(処理108)。
【0089】ここで、最終ラインまでの読取動作を終了
したかどうかを調べ(判断109)、判断109の結果
がNOになるときには、処理103へ戻り、次の読取ラ
インについて同様の処理を実行する。また、判断109
の結果がYESになるときには、この動作を終了する。
【0090】図9は、ピーク補正部25をソフトウェア
的に実現する際の処理の他の例を示している。この例
は、ハーフトーン原稿読取モードの場合に適用されるも
のである。
【0091】まず、原稿読取前の段階で基準の白画像を
構成する白基準板(図示略)の画像を読み取り(処理2
01)、そのときのピーク値を検出し、システム制御部
1より指定された読取モードを判定し(処理20
2)、、「地肌汚れ解消モード」が指定された場合に
は、処理201で検出したピーク値に補正値として(−
x)を加えた値を補正後のピーク値として算出し、ま
た、「低コントラスト画像モード」が指定された場合に
は処理201で検出したピーク値に補正値として(y)
を加えた値を補正後のピーク値として算出し、標準モー
ドが指定された場合には、処理201で検出したピーク
値をそのまま参照ピーク値とし(処理203)、処理2
02で算出した結果を地肌基準レベルとして保持する
(処理204)。
【0092】次いで、原稿読取を開始すると、1ライン
分の読取動作を終了すると(処理205)、そのときに
保持している地肌基準レベルを参照してピーク補正演算
処理を実行し(処理206)、その演算結果を出力する
(処理207)。
【0093】ここで、最終ラインまでの読取動作を終了
したかどうかを調べ(判断208)、判断208の結果
がNOになるときには、処理205へ戻り、次の読取ラ
インについて同様の処理を実行する。また、判断208
の結果がYESになるときには、この動作を終了する。
【0094】図10は、本発明の他の実施例にかかるス
キャナ6の画信号処理系の一例を示している。なお、同
図において、図2と同一部分および相当する部分には、
同一符号を付している。
【0095】同図において、ラインイメージセンサ21
は、所定長(例えば、A4幅)の読取幅を持ち、所定の
読取解像度でライン単位に原稿画像を読み取るものであ
り、センサ駆動部22は、所定の駆動周期でラインイメ
ージセンサ21の読取動作を行わせるためのものであ
る。ラインイメージセンサ21から出力されるアナログ
画信号AINは、アナログ/デジタル変換部41に加えら
れている。
【0096】アナログ/デジタル変換部41は、入力さ
れるアナログ画信号AINを、後述するピーク補正部4
2から加えられる高レベル側のリファレンス電圧VRT
と低レベル側のリファレンス電圧VRBにより規定され
る電圧範囲で、デジタル信号に変換するものであり、そ
の出力信号は、デジタル画信号AOUTとして、シェー
ディング補正部43に加えられる。また、アナログ/デ
ジタル変換器41は、オーバーフローを検出すると、オ
ーバーフロー信号OVFを出力し、そのオーバーフロー
信号OVFは、ピーク補正部42のピーク検出部44に
加えられている。
【0097】ここで、濃度が一定の原稿画像(例えば、
全白)を読み込んだ際、ラインイメージセンサ21から
出力されるアナログ画信号AINは、図11(a)に示
すように、読取光学系やラインイメージセンサ21の入
力感度が原因となる中央が突出する態様のレベル変動
(これを、「白波形の歪み」という)を呈しており、シ
ェーディング補正部43では、このようなレベル変動を
解消し、同図(b)に示すように平坦化するためのシェ
ーディング補正処理を適用する。なお、このシェーディ
ング補正演算は、周知のものなので、ここでは詳述は省
略する。
【0098】したがって、シェーディング補正部43か
ら出力されるシェーディング補正済みデジタル画信号S
HOUTは、図11(b)に示すように、白波形の歪み
が解消された態様のものとなり、そのシェーディング補
正済みデジタル画信号SHOUTは、ピーク補正部42
のピーク検出部44に加えられる。また、シェーディン
グ補正部43の出力信号は、後述するようにピーク値補
正がされたものであるので、ピーク補正画信号PKOU
Tとして、画像処理部26に加えられる。
【0099】ピーク検出部44は、シェーディング済み
画信号SHOUTのピーク値を検出するとともに、検出
したピーク値の補正演算を行うものであり、その演算結
果をピーク値信号VRLVとして、デジタル/アナログ
変換部45に出力する。また、ピーク検出部44は、オ
ーバーフロー信号OVFを入力すると、そのときに検出
しているピーク値の値を所定値だけ大きい値に更新す
る。
【0100】デジタル/アナログ変換部45は、入力さ
れるピーク値信号VRLVを対応するアナログ信号に変
換するものであり、その変換後のアナログ信号は、リフ
ァレンス電圧VRTとして、アナログ/デジタル変換部
41に加えられている。
【0101】画像処理部26は、ピーク補正済みデジタ
ル画信号PIOUTに対し、画像の明るさを補正するガ
ンマ補正処理、光学系による画像のぼけを補正するMT
F補正処理、出力階調数に応じたビット数のN値化処理
などの種々の画像処理を適宜に実行し、所定ビット数の
出力デジタル画信号を作成する。
【0102】画像処理部26から出力される出力デジタ
ル画信号は、出力回路27を介し、次段装置へ出力され
る。この場合、次段装置としては、画情報送信時には、
内部バス12を介して符号化復号化部8へ出力され、複
写動作時には、内部バス12を介してプロッタ6へ出力
される。
【0103】ここで、ピーク値補正部42から出力され
るリファレンス電圧VRTは、シェーディング補正済み
画信号SHOUTのピーク値に応じた値であるので、図
11(a)に示すように、アナログ/デジタル変換部4
1から出力されるデジタル画信号AOUTは、ピーク値
補正された値になり、また、シェーディング補正部44
から出力されるシェーディング補正済み画信号SHOU
Tは、同図(b)に示すように、ピーク値補正され、か
つ、シェーディング補正された値となる。
【0104】図12は、ピーク検出部43の一例を示し
ている。この構成例は、上述した実施例における図6に
相当するものであり、文字原稿読取モードに好適な構成
である。
【0105】同図において、最大値検出部51は、シェ
ーディング済み画信号SHOUTの最大値をピーク値と
して検出するとともに、オーバーフロー信号OVFが入
力された場合には、検出しているピーク値を所定値だけ
大きい値に更新するものであり、そのピーク値は、地肌
白レベル保持部52に加えられる。
【0106】加算演算部53は、システム制御部1より
加えられるモード情報SMにより「地肌汚れ解消モー
ド」が指定された場合には、地肌白レベル保持部52か
ら出力されるピーク値に、補正値として(−x)を加え
た値を算出し、また、システム制御部1より加えられる
モード情報SMにより「低コントラスト画像モード」が
指定された場合には、地肌白レベル保持部52から出力
されるピーク値に、補正値として(y)を加えた値を算
出し、それぞれの算出結果をピーク値信号VRLVとし
てデジタル/アナログ変換部45に出力する。また、シ
ステム制御部1より加えられるモード情報SMにより標
準モードが指定された場合には、地肌白レベル保持部5
2から出力されるピーク値をそのままピーク値信号VR
LVとしてデジタル/アナログ変換部45に出力する。
【0107】図13は、ピーク検出部43の他の例を示
している。この構成例は、上述した実施例における図7
に相当するものであり、ハーフトーン原稿読取モードに
好適な構成である。
【0108】同図において、最大値検出部51は、シェ
ーディング済み画信号SHOUTの最大値をピーク値と
して検出するとともに、オーバーフロー信号OVFが入
力された場合には、検出しているピーク値を所定値だけ
大きい値に更新するものであり、そのピーク値は、加算
演算部54に加えられる。
【0109】加算演算部54は、システム制御部1より
加えられるモード情報SMにより「地肌汚れ解消モー
ド」が指定された場合には、最大値検出部51から出力
されるピーク値に、補正値として(−x)を加えた値を
算出し、また、システム制御部1より加えられるモード
情報SMにより「低コントラスト画像モード」が指定さ
れた場合には、最大値検出部51から出力されるピーク
値に、補正値として(y)を加えた値を算出し、それぞ
れの算出結果をピーク値として、地肌基準レベル保持部
55に出力する。また、システム制御部1より加えられ
るモード情報SMにより標準モードが指定された場合に
は、最大値検出部51から出力されるピーク値をそのま
まピーク値として、地肌基準レベル保持部55に出力す
る。
【0110】地肌基準レベル保持部55は、保持してい
るピーク値を、ピーク値信号VRLVとしてデジタル/
アナログ変換部45に出力する。
【0111】なお、地肌白レベル検出は、シェーディン
グ補正用の白波形信号をサンプリングする際のみに検出
する場合と、原稿読取中に随時更新する場合があり、後
者の場合には、オーバーフロー信号OVFが出力されな
い場合には、保持する地肌白レベルを規定値ずつ小さく
する。
【0112】ところで、上述した実施例では、基準の白
画像を読み取ったときのピーク値を直接使用している
が、例えば、基準の白画像を構成する白基準板の反射率
と、通常使用される読取原稿の反射率とがかなり異なる
場合には、ピーク値を所定値だけ補正するようにするこ
とができる。
【0113】また、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、それ以外の画像処理装置についても、本発明を同
様にして適用することができる。
【0114】また、上述した実施例では、ピーク補正部
の入力データを10ビットとし、ピーク補正部の出力デ
ータを9ビットにしているが、このビット数の値は、こ
れに限ることはない。また、このように、ピーク補正部
の入力データビット数よりも出力データビット数を小さ
い値に設定しているのは、ピーク補正部における比例演
算(ピーク補正演算)を行った際に、出力されない階調
値が出るような事態を回避するとともに、比例演算のま
るめ誤差を小さくするためである。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読取方法において、原稿画像を読み取って得た画信
号のピーク値を補正する際に参照する基準値を、画像読
取の目的に応じて調整できるようにしたので、画像読取
の目的に合致した画質の読取画像を得ることができると
いう効果を得る。
【0116】また、画像読取方法において、原稿画像を
読み取って得た画信号のピーク値を補正する際に参照す
る基準値を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じて
調整できるようにしたので、地肌汚れが多い場合などで
も読取画像の画質を良好にすることができるという効果
も得る。
【0117】また、画像読取方法において、原稿画像を
読み取って得た画信号のピーク値を補正する際に参照す
る基準値を、読取原稿の画像部分濃度に応じて調整でき
るようにしたので、低コントラスト等の画像の再現性を
向上できるという効果も得る。
【0118】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力される画信号の白波形の歪みを補正するシェ
ーディング補正手段と、上記シェーディング補正手段か
ら出力される補正済み画信号のピーク値を、地肌基準レ
ベルに対する正規化された値に補正するピーク値補正手
段を備え、上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベ
ルを保持するとともに、その基準白レベルに所定値を加
算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用
するようにしたので、読取画像の画質を向上できるとい
う効果を得る。また、前記ピーク値補正手段は、実際の
読取動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記基準
白レベルを更新するようにしたので、読取画像の画質を
より向上できる。
【0119】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済みデジタル画信号の
ピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化された値に
補正するピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手
段は、読取原稿の地肌白部分の読取レベルを地肌白レベ
ルとして保持するとともに、その地肌白レベルに所定値
を加算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして
適用するようにしたので、読取画像の画質を向上できる
という効果を得る。
【0120】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済みデジタル画信号の
ピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化された値に
補正するピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手
段は、所定の基準白画像の読取レベルを地肌基準レベル
として保持するとともに、その地肌基準レベルに所定値
を加算または減算した結果を上記地肌基準レベルとして
適用するようにしたので、読取画像の画質を向上できる
という効果を得る。
【0121】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記アナログ/
デジタル変換手段に与えるリファレンス電圧を制御する
ことで、上記シェーディング補正手段から出力される補
正済みデジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに
対する正規化された値に補正するピーク値補正手段を備
え、上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の
読取レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、そ
の地肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上
記地肌基準レベルとして適用するようにしたので、読取
画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0122】また、画像読取装置において、原稿画像を
読み取るイメージセンサ手段と、上記イメージセンサ手
段から出力されるアナログ画信号を対応するデジタル画
信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記ア
ナログ/デジタル変換手段から出力される白波形の歪み
を補正するシェーディング補正手段と、上記アナログ/
デジタル変換手段に与えるリファレンス電圧を制御する
ことで、上記シェーディング補正手段から出力される補
正済みデジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに
対する正規化された値に補正するピーク値補正手段を備
え、上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取
レベルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その
地肌基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上
記地肌基準レベルとして適用するようにしたので、読取
画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0123】また、画像読取装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌白レベルを更新するようにしたの
で、読取画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0124】また、画像読取装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌基準レベルを更新するようにした
ので、読取画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0125】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応じた値が設
定されるので、読取画像の画質を向上できるという効果
を得る。
【0126】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じ
た値が設定されるので、読取画像の画質を向上できると
いう効果を得る。
【0127】また、画像読取装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比、および、前記
アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じた値が設
定されるので、読取画像の画質を向上できるという効果
を得る。
【0128】また、画像読取装置において、前記所定値
を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じてユーザに
より操作入力される入力値により設定する設定手段をさ
らに備えたので、ユーザの画像読取の目的に合致した画
質の読取画像を得ることができるという効果を得る。
【0129】また、画像読取装置において、前記所定値
を、読取原稿の画像部分濃度に応じてユーザにより操作
入力される入力値により設定する設定手段をさらに備え
たので、ユーザの画像読取の目的に合致した画質の読取
画像を得ることができるという効果を得る。
【0130】また、画像読取装置において、前記ピーク
補正手段に入力される補正済みデジタル画信号のビット
数は、上記ピーク補正手段から出力されるデジタル画信
号のビット数よりも大きい値に設定されているので、ピ
ーク補正手段におけるピーク補正演算を行った際に、出
力されない階調値が出るような事態を回避するととも
に、演算結果のまるめ誤差を小さくすることができると
いう効果を得る。
【0131】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力される画信号の白波形の歪みを補
正するシェーディング補正手段を備え、上記シェーディ
ング補正手段から出力される補正済み画信号のピーク値
を、あらかじめ保持している基準白レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に補正するようにしたので、読取画像の画質を向
上できるという効果を得る。また、前記基準白レベル
は、実際の原稿画像の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じ更新されるので、読取画像の画質をより向上で
きる。
【0132】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、
上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
規化された値に補正するようにしたので、読取画像の画
質を向上できるという効果を得る。
【0133】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段と、上記
シェーディング補正手段から出力される補正済みデジタ
ル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の基準
白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に補正するようにしたので、読取画像の画質を向
上できるという効果を得る。
【0134】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、
上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
規化された値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与
えるリファレンス電圧を制御することで補正するように
したので、読取画像の画質を向上できるという効果を得
る。
【0135】また、画像読取装置の制御方法において、
原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、上記イメー
ジセンサ手段から出力されるアナログ画信号を対応する
デジタル画信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白
波形の歪みを補正するシェーディング補正手段と、上記
シェーディング補正手段から出力される補正済みデジタ
ル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の基準
白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値を加
算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規化さ
れた値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリ
ファレンス電圧を制御することで補正するようにしたの
で、読取画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0136】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応
じた値が設定されるので、読取画像の画質を向上できる
という効果を得る。
【0137】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/
N比に応じた値が設定されるので、読取画像の画質を向
上できるという効果を得る。
【0138】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、前記イメージセンサ手段のS/N比、お
よび、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応
じた値が設定されるので読取画像の画質を向上できると
いう効果を得る。
【0139】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じ
て、ユーザにより操作入力される入力値により設定され
るので、ユーザの画像読取の目的に合致した画質の読取
画像を得ることができるという効果を得る。
【0140】また、画像読取装置の制御方法において、
前記所定値は、読取原稿の画像部分濃度に応じて、ユー
ザにより操作入力される入力値により設定されるので、
ユーザの画像読取の目的に合致した画質の読取画像を得
ることができるという効果を得る。
【0141】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
される画信号の白波形の歪みを補正するシェーディング
補正手段と、上記シェーディング補正手段から出力され
る補正済み画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対す
る正規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、
上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベルを保持す
るとともに、その基準白レベルに所定値を加算または減
算した結果を上記地肌基準レベルとして適用するように
したので、読取画像の画質を向上できるという効果を得
る。また、前記ピーク値補正手段は、実際の読取動作中
に検出した地肌白レベルに応じて、前記基準白レベルを
更新するようにしたので、読取画像の画質をより向上で
きる。
【0142】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記シェーディング補正手
段から出力される補正済みデジタル画信号のピーク値
を、地肌基準レベルに対する正規化された値に補正する
ピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手段は、読
取原稿の地肌白部分の読取レベルを地肌白レベルとして
保持するとともに、その地肌白レベルに所定値を加算ま
たは減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用する
ようにので、読取画像の画質を向上できるという効果を
得る。
【0143】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記シェーディング補正手
段から出力される補正済みデジタル画信号のピーク値
を、地肌基準レベルに対する正規化された値に補正する
ピーク値補正手段を備え、上記ピーク値補正手段は、所
定の基準白画像の読取レベルを地肌基準レベルとして保
持するとともに、その地肌基準レベルに所定値を加算ま
たは減算した結果を上記地肌基準レベルとして適用する
ようにしたので、読取画像の画質を向上できるという効
果を得る。
【0144】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記アナログ/デジタル変
換手段に与えるリファレンス電圧を制御することで、上
記シェーディング補正手段から出力される補正済みデジ
タル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規
化された値に補正するピーク値補正手段を備え、上記ピ
ーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取レベル
を地肌白レベルとして保持するとともに、その地肌白レ
ベルに所定値を加算または減算した結果を上記地肌基準
レベルとして適用するようにしたので、読取画像の画質
を向上できるという効果を得る。
【0145】また、原稿画像を読み取って得た画信号を
処理する画像処理装置において、原稿画像を読み取るイ
メージセンサ手段と、上記イメージセンサ手段から出力
されるアナログ画信号を対応するデジタル画信号に変換
するアナログ/デジタル変換手段と、上記アナログ/デ
ジタル変換手段から出力される白波形の歪みを補正する
シェーディング補正手段と、上記アナログ/デジタル変
換手段に与えるリファレンス電圧を制御することで、上
記シェーディング補正手段から出力される補正済みデジ
タル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規
化された値に補正するピーク値補正手段を備え、上記ピ
ーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベルを地
肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌基準レ
ベルに所定値を加算または減算した結果を上記地肌基準
レベルとして適用するようにしたので、読取画像の画質
を向上できるという効果を得る。
【0146】また、画像処理装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌白レベルを更新するようにしたの
で、読取画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0147】また、画像処理装置において、前記ピーク
値補正手段は、実際の読取動作中に検出した地肌白レベ
ルに応じて、前記地肌基準レベルを更新するようにした
ので、読取画像の画質を向上できるという効果を得る。
【0148】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比に応じた値が設
定されので、読取画像の画質を向上できるという効果を
得る。
【0149】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じ
た値が設定されので、読取画像の画質を向上できるとい
う効果を得る。
【0150】また、画像処理装置において、前記所定値
は、前記イメージセンサ手段のS/N比、および、前記
アナログ/デジタル変換手段のS/N比に応じた値が設
定されるので、読取画像の画質を向上できるという効果
を得る。
【0151】また、画像処理装置において、前記所定値
を、読取原稿の地肌部分濃度の均一性に応じてユーザに
より操作入力される入力値により設定する設定手段をさ
らに備えたので、ユーザの画像読取の目的に合致した画
質の読取画像を得ることができるという効果を得る。
【0152】また、画像処理装置において、前記所定値
を、読取原稿の画像部分濃度に応じてユーザにより操作
入力される入力値により設定する設定手段をさらに備え
たので、ユーザの画像読取の目的に合致した画質の読取
画像を得ることができるという効果を得る。
【0153】また、画像処理装置において、前記ピーク
補正手段に入力される補正済みデジタル画信号のビット
数は、上記ピーク補正手段から出力されるデジタル画信
号のビット数よりも大きい値に設定されているので、ピ
ーク補正手段におけるピーク補正演算を行った際に、出
力されない階調値が出るような事態を回避するととも
に、演算結果のまるめ誤差を小さくすることができると
いう効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】スキャナ6の画信号処理系の一例を示したブロ
ック図。
【図3】シェーディング補正を説明するための波形図。
【図4】ピーク補正の一例を説明するための波形図。
【図5】ピーク補正の他の例を説明するための波形図。
【図6】ピーク補正部25の構成の一例を示したブロッ
ク図。
【図7】ピーク補正部25の構成の他の例を示したブロ
ック図。
【図8】ピーク補正部25をソフトウェア的に実現する
際の処理の一例を示したフローチャート。
【図9】ピーク補正部25をソフトウェア的に実現する
際の処理の他の例を示したフローチャート。
【図10】本発明の他の実施例にかかるスキャナ6の画
信号処理系の一例を示したブロック図。
【図11】アナログ/デジタル変換部の出力を説明する
ための波形図。
【図12】ピーク検出部43の一例を示したブロック
図。
【図13】ピーク検出部43の他の例を示したブロック
図。
【符号の説明】
1 システム制御部 5 スキャナ 23 アナログ/デジタル変換部 24,43 シェーディング補正部 25,42 ピーク補正部 31,51 最大値検出部 32,52 地肌白レベル保持部 33,35,54 加算演算部 34 ピーク補正演算部 36,55 地肌基準レベル保持部 44 ピーク検出部 45 デジタル/アナログ変換部

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取って得た画信号のピー
    ク値を補正する際に参照する基準値を、画像読取の目的
    に応じて切り換えられるようにしたことを特徴とする画
    像読取方法。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取って得た画信号のピー
    ク値を補正する際に参照する基準値を、読取原稿の地肌
    部分濃度の均一性に応じて調整できるようにしたことを
    特徴とする画像読取方法。
  3. 【請求項3】 原稿画像を読み取って得た画信号のピー
    ク値を補正する際に参照する基準値を、読取原稿の画像
    部分濃度に応じて調整できるようにしたことを特徴とす
    る画像読取方法。
  4. 【請求項4】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段
    と、 上記イメージセンサ手段から出力される画信号の白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済み画
    信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化され
    た値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベルを保持す
    るとともに、その基準白レベルに所定値を加算または減
    算した結果を上記地肌基準レベルとして適用することを
    特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取動
    作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記基準白レベ
    ルを更新することを特徴とする請求項1記載の画像読取
    装置。
  6. 【請求項6】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段
    と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正
    規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取
    レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、その地
    肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像読取
    装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段
    と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正
    規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベ
    ルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌
    基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段
    と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリファレンス
    電圧を制御することで、上記シェーディング補正手段か
    ら出力される補正済みデジタル画信号のピーク値を、地
    肌基準レベルに対する正規化された値に補正するピーク
    値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取
    レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、その地
    肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像読取
    装置。
  9. 【請求項9】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段
    と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリファレンス
    電圧を制御することで、上記シェーディング補正手段か
    ら出力される補正済みデジタル画信号のピーク値を、地
    肌基準レベルに対する正規化された値に補正するピーク
    値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベ
    ルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌
    基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像読取
    装置。
  10. 【請求項10】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取
    動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記地肌白レ
    ベルを更新することを特徴とする請求項6または請求項
    8記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取
    動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記地肌基準
    レベルを更新することを特徴とする請求項7または請求
    項9記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項4または請求項5または請求項6または請求項7
    または請求項8または請求項9または請求項10または
    請求項11記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記所定値は、前記アナログ/デジタ
    ル変換手段のS/N比に応じた値が設定されることを特
    徴とする請求項6または請求項7または請求項8または
    請求項9または請求項10または請求項11記載の画像
    読取装置。
  14. 【請求項14】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比、および、前記アナログ/デジタル変換手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項6または請求項7または請求項8または請求項9
    または請求項10または請求項11記載の画像読取装
    置。
  15. 【請求項15】 前記所定値を、読取原稿の地肌部分濃
    度の均一性に応じてユーザにより操作入力される入力値
    により設定する設定手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項4または請求項5または請求項6または請求項
    7または請求項8または請求項9または請求項10また
    は請求項11記載の画像読取装置。
  16. 【請求項16】 前記所定値を、読取原稿の画像部分濃
    度に応じてユーザにより操作入力される入力値により設
    定する設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    4または請求項5または請求項6または請求項7または
    請求項8または請求項9または請求項10または請求項
    11記載の画像読取装置。
  17. 【請求項17】 前記ピーク補正手段に入力される補正
    済みデジタル画信号のビット数は、上記ピーク補正手段
    から出力されるデジタル画信号のビット数よりも大きい
    値に設定されていることを特徴とする請求項6または請
    求項7または請求項8または請求項9または請求項10
    または請求項11記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手
    段と、 上記イメージセンサ手段から出力される画信号の白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済み画
    信号のピーク値を、あらかじめ保持している基準白レベ
    ルに所定値を加算または減算して得た地肌基準レベルに
    対する正規化された値に補正するようにしたことを特徴
    とする画像読取装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記基準白レベルは、実際の原稿画像
    の読取動作中に検出した地肌白レベルに応じ更新される
    ことを特徴とする請求項18記載の画像読取装置の制御
    方法。
  20. 【請求項20】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手
    段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
    稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
    値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
    規化された値に補正するようにしたことを特徴とする画
    像読取装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手
    段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の
    基準白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値
    を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規
    化された値に補正するようにしたことを特徴とする画像
    読取装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手
    段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段を備え、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した読取原
    稿の地肌白部分の読取レベルである地肌白レベルに所定
    値を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正
    規化された値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与
    えるリファレンス電圧を制御することで補正するように
    したことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 原稿画像を読み取るイメージセンサ手
    段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、あらかじめ保持した所定の
    基準白画像の読取レベルである地肌基準レベルに所定値
    を加算または減算して得た地肌基準レベルに対する正規
    化された値に、上記アナログ/デジタル変換手段に与え
    るリファレンス電圧を制御することで補正するようにし
    たことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項18または請求項19または請求項20または請
    求項21または請求項22または請求項23記載の画像
    読取装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記所定値は、前記アナログ/デジタ
    ル変換手段のS/N比に応じた値が設定されることを特
    徴とする請求項20または請求項21または請求項22
    または請求項23記載の画像読取装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比、および、前記アナログ/デジタル変換手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項20または請求項21または請求項22または請
    求項23記載の画像読取装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記所定値は、読取原稿の地肌部分濃
    度の均一性に応じてユーザにより操作入力される入力値
    により設定されることを特徴とする請求項18または請
    求項19または請求項20または請求項21または請求
    項22または請求項23記載の画像読取装置の制御方
    法。
  28. 【請求項28】 前記所定値は、読取原稿の画像部分濃
    度に応じてユーザにより操作入力される入力値により設
    定されることを特徴とする請求項18または請求項19
    または請求項20または請求項21または請求項22ま
    たは請求項23記載の画像読取装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 原稿画像を読み取って得た画信号を処
    理する画像処理装置において、 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、 上記イメージセンサ手段から出力される画信号の白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済み画
    信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正規化され
    た値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白レベルを保持す
    るとともに、その基準白レベルに所定値を加算または減
    算した結果を上記地肌基準レベルとして適用することを
    特徴とする画像処理装置。
  30. 【請求項30】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取
    動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記基準白レ
    ベルを更新することを特徴とする請求項29記載の画像
    処理装置。
  31. 【請求項31】 原稿画像を読み取って得た画信号を処
    理する画像処理装置において、 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正
    規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取
    レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、その地
    肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像処理
    装置。
  32. 【請求項32】 原稿画像を読み取って得た画信号を処
    理する画像処理装置において、 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング補正手段から出力される補正済みデ
    ジタル画信号のピーク値を、地肌基準レベルに対する正
    規化された値に補正するピーク値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベ
    ルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌
    基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像処理
    装置。
  33. 【請求項33】 原稿画像を読み取って得た画信号を処
    理する画像処理装置において、 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリファレンス
    電圧を制御することで、上記シェーディング補正手段か
    ら出力される補正済みデジタル画信号のピーク値を、地
    肌基準レベルに対する正規化された値に補正するピーク
    値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、読取原稿の地肌白部分の読取
    レベルを地肌白レベルとして保持するとともに、その地
    肌白レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像処理
    装置。
  34. 【請求項34】 原稿画像を読み取って得た画信号を処
    理する画像処理装置において、 原稿画像を読み取るイメージセンサ手段と、 上記イメージセンサ手段から出力されるアナログ画信号
    を対応するデジタル画信号に変換するアナログ/デジタ
    ル変換手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段から出力される白波形
    の歪みを補正するシェーディング補正手段と、 上記アナログ/デジタル変換手段に与えるリファレンス
    電圧を制御することで、上記シェーディング補正手段か
    ら出力される補正済みデジタル画信号のピーク値を、地
    肌基準レベルに対する正規化された値に補正するピーク
    値補正手段を備え、 上記ピーク値補正手段は、所定の基準白画像の読取レベ
    ルを地肌基準レベルとして保持するとともに、その地肌
    基準レベルに所定値を加算または減算した結果を上記地
    肌基準レベルとして適用することを特徴とする画像処理
    装置。
  35. 【請求項35】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取
    動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記地肌白レ
    ベルを更新することを特徴とする請求項31または請求
    項33記載の画像処理装置。
  36. 【請求項36】 前記ピーク値補正手段は、実際の読取
    動作中に検出した地肌白レベルに応じて、前記地肌基準
    レベルを更新することを特徴とする請求項32または請
    求項34記載の画像処理装置。
  37. 【請求項37】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項29または請求項30または請求項31または請
    求項32または請求項33または請求項34または請求
    項35または請求項36記載の画像処理装置。
  38. 【請求項38】 前記所定値は、前記アナログ/デジタ
    ル変換手段のS/N比に応じた値が設定されることを特
    徴とする請求項31または請求項32または請求項33
    または請求項34または請求項35または請求項36記
    載の画像処理装置。
  39. 【請求項39】 前記所定値は、前記イメージセンサ手
    段のS/N比、および、前記アナログ/デジタル変換手
    段のS/N比に応じた値が設定されることを特徴とする
    請求項31または請求項32または請求項33または請
    求項34または請求項35または請求項36記載の画像
    処理装置。
  40. 【請求項40】 前記所定値を、読取原稿の地肌部分濃
    度の均一性に応じてユーザにより操作入力される入力値
    により設定する設定手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項29または請求項30または請求項31または
    請求項32または請求項33または請求項34または請
    求項35または請求項36記載の画像処理装置。
  41. 【請求項41】 前記所定値を、読取原稿の画像部分濃
    度に応じてユーザにより操作入力される入力値により設
    定する設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    29または請求項30または請求項31または請求項3
    2または請求項33または請求項34または請求項35
    または請求項36記載の画像処理装置。
  42. 【請求項42】 前記ピーク補正手段に入力される補正
    済みデジタル画信号のビット数は、上記ピーク補正手段
    から出力されるデジタル画信号のビット数よりも大きい
    値に設定されていることを特徴とする請求項31または
    請求項32または請求項33または請求項34または請
    求項35または請求項36記載の画像処理装置。
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