JP2002044313A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2002044313A
JP2002044313A JP2000230051A JP2000230051A JP2002044313A JP 2002044313 A JP2002044313 A JP 2002044313A JP 2000230051 A JP2000230051 A JP 2000230051A JP 2000230051 A JP2000230051 A JP 2000230051A JP 2002044313 A JP2002044313 A JP 2002044313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モードメモリ機能又は送信先登録機能に、ユ
ーザ固有の情報を割り当てることにより、複雑な画像処
理機能をワンタッチで実行可能な、ユーザの利便性の高
い装置を作成する。 【解決手段】 入力された画像データに対して所望の処
理を実行するための処理モードを選択し、一方、身体的
情報から抽出した特徴データを予め登録された管理者基
準データと照合し、該照合された管理者単位の特徴デー
タを所望の処理モードと関連付けをしてモード関連情報
として登録し、その後、該モード関連情報に含まれる処
理モードを実行する際には、該処理モードに関連付けて
登録されている特徴データを用いて画像処理を実行する
管理者の照合を行い、照合された管理者の指定する処理
モードに基づいて画像データの画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法に関し、特に、原稿画像をデジタル画像
信号として処理を行うデジタル画像入出力装置、およ
び、画像処理の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来例)まず、第1の従来例
を、図18に基づいて説明する。
【0003】従来、画像の入出力を行うシステムとして
は、図18に示すような、コピー機能,プリンタ機能,
さらにはファクシミリ機能等を有する複合画像処理を実
行することが可能な画像入出力処理装置、いわゆるマル
チファンクションデジタル複写機1500のようなもの
が知られている。
【0004】このマルチファンクションデジタル複写機
1500は、紙などに記録されている原稿画像を読み取
るスキャナー1520と、読み取った画像、或いはホス
トコンピュータ1600から送られてくる画像を紙など
のメディアに出力するプリンタ1530と、原稿画像を
遠隔地のファックス送受信機へ送信したり、受信するフ
ァクシミリ送受信装置1540と、さらにこれらのスキ
ャナー1520、プリンタ1530、ファクシミリ15
40の動作を制御したり、或いは種々の画像処理を施す
デバイスコントローラ1550と、機器の操作を使用者
に提供する操作部1510と、画像データや処理プログ
ラムを一時的或いは恒久的に記憶するメモリ1560
と、ハードディスク1570とを備えている。
【0005】このようなマルチファンクションデジタル
複写機1500では、単に原稿画像入出力、画像送受信
を行うということだけでなく、原稿画像に種々の画像処
理を施して複写、送信することもできる。
【0006】例えば、原稿の白黒を反転させるネガポジ
反転処理、原稿の一部のみを複写するトリミング処理、
原稿を任意の倍率で拡大/縮小を行うズーム機能、複数
の原稿を縮小して一枚の出力用紙に上に合成する縮小レ
イアウト処理、カラー機の場合には、色味の補正を行う
カラーバランス調整、濃度調整などといった多種多様な
処理を行うことが可能である。
【0007】また、原稿の複写以外にスキャナ1520
で読み込んだ画像データをLAN(ネットワーク)15
80経由でホストコンピュータ1600に転送したり、
逆に、ホストコンピュータ1600上でワープロなどで
作成した文書をプリンタ1530でプリント出力させた
りすることもできる。
【0008】このようにマルチファンクションデジタル
複写機1500は、実行可能な処理機能が多岐に渡って
いるため、任意の処理機能を実行される際に操作部15
10上での操作が複雑になってしまう。
【0009】そこで、マルチファンクションデジタル複
写機1500の操作部1510には、“モードメモリ機
能”などが搭載されていることが多い。
【0010】モードメモリ機能とは、操作部1510上
のハードキー若しくはタッチパネルキーとして用意され
ているモードメモリキー1510a(例えば、ここでは
9個のM1〜M9のキーがあるとする)に、コピー枚
数、ズーム機能の倍率、カラーバランス調整のパラメー
タ、イメージクリエイトなどのコピーモードの組み合わ
せを、登録することができる。
【0011】一度登録したコピーモードは、マルチファ
ンクションデジタル複写機1500の電源を切っても消
えることはなく、また、登録者が任意に書き換えること
ができる。
【0012】例えば、“イメージクリエイト→文字加工
→色文字→カラーパレットA?58”と、“倍率115
%”、“用紙A3”という設定で何度もコピー出力を行
う場合、毎回毎回、こうした複数の設定を行うと、非常
に手間がかかると同時に、処理設定を行うキーを何度も
押したりするため、間違える可能性も大きい。
【0013】そこで、上述の設定処理を、モードメモリ
キー(例えば、M1)に予め登録させておくことで、登
録後は、モードメモリキー(例えば、M1)を選択する
だけで、上述の処理をワンタッチで実行させることがで
きる。
【0014】(第2の従来例)次に、第2の従来例を、
図18に基づいて説明する。
【0015】マルチファンクションデジタル複写機15
00では、ファクシミリ1540の送信先などを予め操
作部1510上などに設置されるハードキー若しくはタ
ッチパネルキーなどのキー1510bを用いて記憶、割
り当てを行わせることが多い。
【0016】例えば、比較的頻繁に送信先として指定す
る送信先のファクシミリナンバーを任意のキー1510
bに割り当てておくことによって、その送信先にファク
シミリを送信する際には、そのキー1510bを押すだ
けでワンボタンでファクシミリ送信動作を行える。
【0017】一度登録した送信先は、マルチファンクシ
ョンデジタル複写機1500の電源を切っても消えるこ
とはなく、また登録者が任意に書き換えることができ
る。
【0018】また、マルチファンクションデジタル複写
機1500では、原稿の複写以外にスキャナー1520
で読み込んだ画像データをLAN(ネットワーク)15
80経由でネットワーク1580上のホストコンピュー
タ1600に転送したり、逆に、ホストコンピュータ1
600上でワープロなどで作成した文書をプリンタ15
30でプリント出力させたりすることもできる。
【0019】ネットワーク1580上のホストコンピュ
ータ1600などの送信先アドレスなどを予め操作部1
510上などに設置されるハードキー若しくはタッチパ
ネルキーなどのキー1510bを用いて記憶、割り当て
を行わせることによって、その送信先に画像データやテ
キストデータなどの電子データを送信する際には、その
キー1510bを押すだけでワンボタンで送信動作を行
える。
【0020】一度登録した送信先は、マルチファンクシ
ョンデジタル複写機1500の電源を切っても消えるこ
とはなく、また、登録者が任意に書き換えることができ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】(第1の従来例に対す
る課題)しかしながら、上記第1の従来例においては、
以下に示す問題点がある。
【0022】上述のようなマルチファンクションデジタ
ル複写機1500では、単に原稿画像を複写するコピー
機能だけでなく、プリンタ機能、ファクシミリ機能など
を持つため、実行可能な処理の種類、また、それを行う
ための操作方法が複雑化してしまうことは述べた。ま
た、マルチファンクションデジタル複写機1500は、
その性格上、不特定多数の人に使用されることが多く、
処理機能が多い上に、それを使用する人数も多いため
に、モードメモリキー1510aも、倍々的に必要とさ
れてしまう。
【0023】しかしながら、元々マルチファンクション
デジタル複写機1500では、様々な処理機能を行った
り、原稿画像に種々の画像処理を施したりするため、そ
れを実現するための画像処理機能の複雑化も招き、それ
ら実行プログラムなどを記憶する記憶装置、また、画像
ハンドリングのために一時的に画像データを記憶するた
めにワークエリアメモリなどの記憶容量が増加してしま
っているので、モードメモリキー1510aを簡単に増
やすことはできない。
【0024】また、限られた操作部上では、モードメモ
リキー1510aの数は限られており、仮に複数のモー
ドメモリキー1510aを階層構造にして、登録できる
ようにしても、元々ワンタッチで処理機能が実行できる
というモードメモリキー1510aの利便性はなくな
り、かえってユーザインターフェースの複雑化を招いて
しまう。
【0025】(第2の従来例に対する課題)また、しか
しながら、上記第2の従来例においては、以下に示す問
題点がある。
【0026】上述のようなマルチファンクションデジタ
ル複写機1500は、その性格上、不特定多数の人に使
用されることが多いために、送信先を登録しておくキー
1510bも、倍々的に必要とされてしまう。
【0027】しかしながら、マルチファンクションデジ
タル複写機1500の限られた操作部上では、送信先登
録キーの数は限られており、仮に複数の送信先登録キー
を階層構造にして、登録できるようにしても、元々ワン
タッチで処理機能が実行できるという送信先登録キーの
利便性はなくなり、かえってユーザインターフェースの
複雑化を招いてしまう。
【0028】そこで、上記第1の従来例の課題に対し
て、本発明の第1の目的は、マルチファンクションデジ
タル複写機において、操作部上のハードキー若しくはタ
ッチパネルキーなどに登録していたモードメモリ機能
を、個々のユーザ特有の情報である指紋に割り当てるこ
とによって、ユーザの利便性の高いモードメモリ機能を
提供することにある。
【0029】そこで、上記第2の従来例の課題に対し
て、本発明の第2の目的は、本発明は、マルチファンク
ションデジタル複写機において、操作部上のハードキー
若しくはタッチパネルキーなどに登録していた送信先登
録機能を、個々のユーザ特有の情報である指紋に割り当
てることによって、ユーザの利便性の高い送信先登録機
能を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
処理する装置であって、画像データを入力する画像入力
手段と、前記画像入力手段により入力された画像データ
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像
データに対して所望の処理を実行するための処理モード
を選択するモード選択手段と、身体的情報を入力する身
体的情報入力手段と、前記身体的情報に含まれる特徴デ
ータを抽出する抽出手段と、前記抽出された特徴データ
を、予め登録された管理者基準データと照合する照合手
段と、前記照合された管理者単位の特徴データを、前記
モード選択手段によって選択された処理モードと関連付
けしてモード関連情報として登録する処理モード登録手
段と、前記登録されたモード関連情報に含まれる処理モ
ードを実行する際、該処理モードに関連付けて登録され
ている前記特徴データを用いて、画像処理を実行する管
理者の照合を行う処理モード実行手段と、前記処理モー
ド実行手段によって照合された管理者の指定する処理モ
ードに基づいて、前記画像データの画像処理を行う画像
処理手段とを具えることによって、画像処理装置を構成
する。
【0031】ここで、前記画像データを他の接続機器よ
り送受信する通信手段と、前記通信手段の通信アドレス
を、前記照合手段によって照合された特徴データと関連
付けしてアドレス関連情報として登録する通信アドレス
登録手段と、前記登録されたアドレス関連情報に含まれ
る通信アドレスにより通信処理を実行する際、該通信ア
ドレスに関連付けて登録されている前記特徴データを用
いて、通信処理を実行する管理者の照合を行う通信アド
レス実行手段と、前記通信アドレス実行手段によって照
合された管理者の指定する通信アドレスに基づいて、前
記画像データの送受信を行う通信制御手段をさらに具え
てもよい。
【0032】前記画像入力手段は、原稿を光学的にスキ
ャンして画像データを得るイメージスキャナとしてもよ
い。
【0033】前記画像入力手段は、ページ記述言語で記
述された画像データを得る画像コントローラ若しくはイ
メージサーバとしてもよい。
【0034】前記画像処理手段は、前記画像入力手段に
より入力された画像信号に対して色処理、解像度変換、
MTF補正などの所定の画像処理を実行するために、入
力画像信号を電気的に処理してもよい。
【0035】前記画像処理手段は、前記画像入力手段に
より入力された画像信号に対して所定の画像処理を実行
し、かつ、LAN、インターネット、ファクシミリ、無
線などの通信手段のいずれか1つ以上を含むネットワー
クにより受信した画像に対して所定の画像処理を実行し
てもよい。
【0036】前記画像処理手段は、所定の画像処理を実
行した後、該画像処理された画像を出力し、かつ、LA
N、インターネット、ファクシミリ、無線などの通信手
段のいずれか1つ以上を含むネットワークにより送信し
てもよい。
【0037】前記処理モード登録手段は、前記モード選
択手段において選択した画像処理を実行するための複数
の処理モードの内容を、一連の画像処理項目として連続
して実行できるように登録してもよい。
【0038】前記通信手段は、画像データ、テキストデ
ータを含むデジタルデータを、LAN、インターネッ
ト、ファクシミリ、無線などの通信手段のいずれか1つ
以上を含むネットワークを介して他の接続機器との間で
通信してもよい。
【0039】前記通信アドレス登録手段は、前記通信手
段において送受信先として接続可能な送受信先を登録
し、ネットワーク上のアドレスとして記憶してもよい。
【0040】前記通信アドレス登録手段は、前記通信手
段において送受信先として接続可能な送受信先を登録
し、ファクシミリの電話番号として記憶してもよい。
【0041】前記通信アドレス登録手段は、前記通信手
段において送受信先として接続可能な送受信先を登録
し、識別名として記憶してもよい。
【0042】前記身体的情報入力手段は、指紋の模様か
ら個人を認証する指紋認証に関する身体的情報を入力し
てもよい。
【0043】前記身体的情報入力手段は、眼底の毛細血
管の模様から個人を認証する網膜認証に関する身体的情
報を入力してもよい。
【0044】前記身体的情報入力手段は、黒目の中の模
様から個人を認証する虹彩認証に関する身体的情報を入
力してもよい。
【0045】前記身体的情報入力手段は、顔の形から個
人を認証する顔認証に関する身体的情報を入力してもよ
い。
【0046】前記身体的情報入力手段は、音声の特徴、
声紋から個人を認証する音声認証に関する身体的情報を
入力してもよい。
【0047】前記身体的情報入力手段は、手の大きさや
形から個人を認証する手形認証若しくは掌紋認証に関す
る身体的情報を入力してもよい。
【0048】前記身体的情報入力手段は、文字の書き
方、筆圧から個人を認証する筆跡認証に関する身体的情
報を入力してもよい。
【0049】前記処理モード登録手段は、前記画像処理
手段とは別体に設けてもよい。
【0050】前記処理モード登録手段は、LAN、イン
ターネット、ホストコンピュータ、イメージサーバを含
むネットワークに接続された外部記憶装置でもよい。
【0051】前記処理モード実行手段は、前記身体的情
報入力手段により入力された身体的情報を、前記処理モ
ード登録手段に登録されたモード関連情報の特徴データ
と照合し、その照合結果に応じて前記選択された処理モ
ードの内容を実行してもよい。
【0052】前記通信アドレス実行手段は、前記身体的
情報入力手段により入力された身体的情報を、前記通信
アドレス登録手段に登録されたアドレス関連情報と照合
し、その照合結果に応じて前記通信アドレスに登録され
ている送受信先への送受信を実行してもよい。
【0053】前記処理モード登録手段は、登録時に予め
登録されている管理者の照合を行い、管理者であると認
証された場合にのみ登録してもよい。
【0054】前記処理モード登録手段は、既に登録され
た身体的情報の特徴データであると判断した場合には、
上書き若しくは他の特徴データで行ってもよい。
【0055】前記処理モード登録手段は、既に登録され
た身体的情報の特徴データであると判断した場合には、
管理者の認証を受けずに設定を登録してもよい。
【0056】管理者の認証を受けずに設定を登録した場
合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを含む
情報を記憶手段に記憶してもよい。
【0057】管理者の認証を受けずに設定を登録した場
合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを含む
情報をネットワーク接続された少なくとも外部記憶装
置、ホストコンピュータ、イメージサーバに記憶しても
よい。
【0058】管理者の認証を受けずに設定を登録した場
合には、該設定できる画像処理の機能を限定、すなわち
前記操作手段上で操作できる内容を限定してもよい。
【0059】管理者の認証を受けずに送受信先を登録し
た場合には、該登録できる送受信先を限定してもよい。
【0060】前記処理モード登録手段は、ネットワーク
接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピュー
タ、イメージサーバに記憶してもよい。
【0061】前記処理モード実行手段は、ネットワーク
接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピュー
タ、イメージサーバに記憶された実行内容を参照し、実
行してもよい。
【0062】前記通信アドレス実行手段は、ネットワー
ク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピュ
ータ、イメージサーバに記憶された送受信先内容を参照
し、該内容に従って送受信を実行してもよい。
【0063】前記モード選択手段による命令時にも身体
的特徴と関連づけ、登録、実行許可を行ってもよい。
【0064】前記身体的情報入力手段は、少なくとも、
LAN、インターネット、ホストコンピュータ、イメー
ジサーバのネットワークに接続された入力手段としても
よい。
【0065】本発明は、画像データを処理する画像処理
方法であって、画像データを入力する画像入力工程と、
前記入力された画像データを記憶する記憶工程と、前記
記憶された画像データに対して所望の処理を実行するた
めの処理モードを選択するモード選択工程と、身体的情
報を入力する身体的情報入力工程と、前記身体的情報に
含まれる特徴データを抽出する抽出工程と、前記抽出さ
れた特徴データを、予め登録された管理者基準データと
照合する照合工程と、前記照合された管理者単位の特徴
データを、前記選択された処理モードと関連付けしてモ
ード関連情報として登録する処理モード登録工程と、前
記登録されたモード関連情報に含まれる処理モードを実
行する際、該処理モードに関連付けて登録されている前
記特徴データを用いて、画像処理を実行する管理者の照
合を行う処理モード実行工程と、前記照合された管理者
の指定する処理モードに基づいて、前記画像データの画
像処理を行う画像処理工程とを具えることによって、画
像処理方法を提供する。
【0066】ここで、前記画像データを他の接続機器よ
り送受信する通信工程と、前記通信に用いられる通信ア
ドレスを、前記照合された特徴データと関連付けしてア
ドレス関連情報として登録する通信アドレス登録工程
と、前記登録されたアドレス関連情報に含まれる通信ア
ドレスにより通信処理を実行する際、該通信アドレスに
関連付けて登録されている前記特徴データを用いて、通
信処理を実行する管理者の照合を行う通信アドレス実行
工程と、前記照合された管理者の指定する通信アドレス
に基づいて、前記画像データの送受信を行う通信制御工
程とをさらに具えてもよい。
【0067】本発明は、コンピュータによって、画像デ
ータの処理を制御するためのプログラムを記録した媒体
であって、該制御プログラムはコンピュータに、画像デ
ータを入力させて記憶させ、前記記憶させた画像データ
に対して所望の処理を実行するための処理モードを選択
させ、身体的情報を入力させて、該身体的情報に含まれ
る特徴データを抽出させ、前記抽出させた特徴データ
を、予め登録させた管理者基準データと照合させ、前記
照合させた管理者単位の特徴データを、前記選択させた
処理モードと関連付けをしてモード関連情報として登録
させ、前記登録させたモード関連情報に含まれる処理モ
ードを実行する際、該処理モードに関連付けて登録させ
ている前記特徴データを用いて、画像処理を実行する管
理者の照合を行わせ、前記照合された管理者の指定する
処理モードに基づいて、前記画像データの画像処理を行
わせることによって、画像処理制御プログラムを記録し
た媒体を提供する。
【0068】ここで、前記画像データを他の接続機器よ
り送受信させ、前記通信に用いられる通信アドレスを、
前記照合させた特徴データと関連付けしてアドレス関連
情報として登録させ、前記登録させたアドレス関連情報
に含まれる通信アドレスにより通信処理を実行する際、
該通信アドレスに関連付けて登録させている前記特徴デ
ータを用いて、通信処理を実行する管理者の照合を行わ
せ前記照合させた管理者の指定する通信アドレスに基づ
いて前記画像データの送受信を行わせてもよい。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0070】[第1の例]まず、本発明の第1の実施の
形態を、図1〜図10に基づいて説明する。 (画像処理装置)図1は、本発明に係る画像入出力機能
を有する画像処理装置としてのマルチファンクションデ
ジタル複写機100(ここでは、カラー機)の構成を示
す。なお、本機の基本的なシステム構成は、前述した図
17のマルチファンクションデジタル複写機1500と
同様である。
【0071】図1におけるマルチファンクションデジタ
ル複写機1500は、原稿画像を読み取るイメージリー
ダ部101(画像入力部)と、イメージリーダ部101
で読み取った画像データを再現するプリンタ部102
(画像出力部)とに大きく分けられる。
【0072】イメージリーダ部101は、400dpi
(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デ
ジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部102
は、イメージリーダ部101によって読み取られた原稿
画像に対応した画像を400dpiの解像度で指定用紙
にフルカラープリント出力する部分である。
【0073】イメージリーダ部101において、原稿台
ガラス(以下、プラテン)103上の原稿104は、ラ
ンプ105で照射され、ミラー106,107,108
に導かれ、レンズ109によって、集光された光を電気
信号に変換する3ラインセンサ(以下、CCD)110
上に像を結び、フルカラー情報レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)成分として信号処理部111に送
られる。
【0074】なお、105,106を固定しているキャ
リッジは速度vで、107,108は速度1/2vでラ
インセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方
向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走
査)する。
【0075】信号処理部111においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部102に送る。また、イメージリー
ダ部101における一回の原稿走査につき、M,C,
Y,Bkのうちの1つの成分がプリンタ部102に送ら
れ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウト
が完成する。
【0076】イメージリーダ部101より送られてくる
M,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザドライバ11
2に送られる。レーザドライバ112は、送られてきた
画像信号に応じ、半導体レーザ113を変動駆動する。
【0077】レーザ光は、ポリゴンミラー114、f−
θレンズ115、ミラー116を介し、感光ドラム11
7上を走査する。118は回転現像器であり、マゼンタ
現像部119、シアン現像器120、イエロー現像器1
21、ブラック現像部122より構成され、4つの現像
部が交互に感光ドラム117に接し、感光ドラム117
上に形成された潜像現像をトナーで現像する。123は
転写ドラムであり、用紙カセット124又は125より
供給される用紙をこの転写ドラム123に巻き付け、感
光ドラム上に現像された像を用紙に転写する。
【0078】このようにして、M,C,Y,Bkの4色
が順次転写された後に、用紙は定着ユニット126を通
過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0079】(イメージリーダ部)図2は、図1のイメ
ージリーダ部101内に設けられた信号処理部111の
構成を示す。
【0080】画像処理部201は、イメージリーダ部1
01からの信号に対して種々の画像処理を行う。画像処
理部201で種々の画像処理を施された画像信号は、プ
リンタ部102に送られ出力される。
【0081】また、ファクシミリ部207により、画像
データやテキストデータなどの電子情報の送受信を行え
ることもできる。
【0082】イメージリーダ部101で読み込んだ画像
データをLAN206経由でホストコンピュータ160
0に転送したり、逆に、ホストコンピュータ1600上
でワープロなどで作成した文書を取り込み画像処理部2
01で処理を施したり、プリンタ部102でプリント出
力させたり、ファクシミリ部207によりファクシミリ
送信をすることもできる。
【0083】200は、後述する指紋登録および認証を
行う指紋照合装置である。202は、本装置の制御を司
るマイクロコンピュータ(以下、CPU)である。20
3は、CPU202を動作させるプログラムを格納した
ROM、204は各種プログラムを実行する、また各処
理部の係数を記憶するワークエリアとして用いるRAM
である。205は、これらの処理実行をオペレータが指
示する際に使う操作部である。
【0084】(指紋認証部)図3は、指紋照合装置20
0の電気的構成を示す。
【0085】指紋照合装置200には、CPU301と
ROM302、RAM303とを含む指紋検索照合処理
部304が設けられる。このCPU301とROM30
2、RAM303は、本例では、指紋検索照合処理部3
04内に設けているが、図2のCPU202、ROM2
03、RAM204で代用する構成としてもよい。
【0086】指紋検索照合処理部304は、予め登録さ
れている指紋データパケットを検索して読取られた指紋
データとの照合を行なうものである(指紋データパケッ
トに関しては後述する。)ROM302、RAM303
は、指紋データパケットを記憶する他、後述する図6
(a),図6(b)および図7に示すようなフローチャ
ートに基づくCPU301の動作プログラムを格納した
ものである。
【0087】指紋検索照合処理部304には、指紋読取
装置305と、制御信号送出部306と電源部307と
が接続されている。指紋読取装置305は、複数指の指
紋データを読取るためのものである。制御信号送出部3
06は、当該指紋照合装置200による指紋照合の結
果、読み取った指紋データが記憶している指紋データパ
ケットの中の一つと一致したときには、その旨の信号を
信号処理部111の各構成ブロックに送出するものであ
る。電源部307は、上述の各電気的構成に必要な電源
を供給するものであるが、指紋照合装置200内に設け
ずに、マルチファンクションデジタル複写機100の電
源と共用しても構わない。
【0088】また、指紋検索照合処理部304には、次
のようなものが接続されていてもよい。すなわち、操作
部205以外に指紋照合装置200固有の表示を必要と
する場合には、表示装置308が接続される。
【0089】また、さらに大量の指紋データパケットを
扱う場合には、伝送制御部309、外部記憶装置310
が接続される。この伝送制御部309は、LAN206
によりネットワーク接続された記憶装置、ホストコンピ
ュータ1600、サーバ1610などにデータを転送す
る場合に使用する。外部記憶装置310は、指紋照合装
置200の中に設置されたり、指紋照合装置200の外
に接続されたり、LAN206を介してネットワーク上
に設置されたりする。
【0090】(指紋データパケット)図4は、指紋照合
装置200で扱う指紋データパケット構成の1例を示
す。
【0091】指紋データパケット400は、ヘッダ部4
01と指紋照合用データエリア402とを含む。ヘッダ
部401は、後で説明する特徴データ1および2を格納
するものであり、指紋照合用データエリア402は、指
紋データを格納するものである。
【0092】ここで、指紋データは、例えば、指紋画像
イメージでもよいし、指紋画像から抽出する特徴点であ
る端点(指紋の模様を作っている線のうち、途中で切れ
ている部分)や分岐点(指紋の模様を作っている線のう
ち、途中で分岐している部分)の位置、方向や、ある特
徴点と特徴点の間にある隆線(指紋の模様を作っている
線)の数の情報を記憶させてもよい。
【0093】(指紋データの抽出方法)図5は、図4に
示した指紋データパケット400のヘッダ部401に格
納される特徴データ1および2の抽出方法を説明するた
めのものである。
【0094】指Aは例えば人指し指であり、指Bは例え
ば中指である。指A,Bを指紋読取装置305のプラテ
ン(図示せず)に押し当てると、指紋画像a,bが得ら
れる。
【0095】1)まず、読取った指紋画像a,bによ
り、指紋画像有無の境界条件を用い、指Aと指Bの指紋
データに分離する。たとえば、x>x3の場合、指Bに
関するデータであり、x<x3の場合には、指Aに関す
るデータである。
【0096】2)次に、指Aおよび指B各々の指紋中心
点の座標を求める。
【0097】3)次に、座標の原点を指Aの中心点に移
動する。
【0098】4)次に、指Aと指Bの中心点間の距離を
求める。
【0099】中心点間の距離Dは、下記の式(1)で与
えられる。
【0100】
【数1】
【0101】ここで、(x0,y0)は指Aの指紋中心
線であり、(x1,y1)は指Bの指紋中心点である。
距離Dを特徴データ1とする。
【0102】5)次に、各指の指紋画像の指先側の端部
とx軸ないしy軸に平行な線との交点座標(x0,y
2)および(x1,y3)を求め、下記の式(2)で与
えられる比Rを求める。
【0103】R = y3 / y2 …(2) この比Rを特徴データ2とする。特徴データ2は、距離
の比であるため、指の押圧の仕方や、指の傾きの影響を
受けにくい。
【0104】(指紋照合装置の登録処理動作)図6
(a),図6(b)は、指紋照合装置200の登録処理
動作を説明するフローチャートである。
【0105】図6(a)および図6(b)に示す例で
は、指紋照合装置200には、予めシステム管理者の指
紋データパケット400が登録されていて、マルチファ
ンクションデジタル複写機100において、ある者がそ
の指紋のデータ登録を行なう際には、必ずシステム管理
者が自己の指紋照合を行ない、システム管理であること
が確認されたとき、使用者などの指紋のデータ登録がで
きるようになっている。
【0106】すなわち、図6(a)において、システム
管理者が指紋読取装置305に所定の複数の指を置く
と、CPU301は、指が置かれたことを検知(ステッ
プS701)し、複数指の指紋のデータを読取る(ステ
ップS702)。
【0107】続いて、CPU301は、図5において説
明したように、複数指紋間の特徴データ1,2を抽出
(ステップS703)し、抽出した特徴データ1,2を
用い、ROM302、RAM303或いは外部記憶装置
310に予め登録されている指紋データパケット400
を検索(ステップS704)し、検索した指紋データパ
ケット400と読取られた指紋データとの照合(ステッ
プS705)を行う。
【0108】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS706)し、指紋データが一致しな
い場合(ステップS707)には、照合不可のメッセー
ジを表示装置308に表示し、一致する場合には、登録
者レベルか否かを判別(ステップS708)する。
【0109】登録者レベルは、使用者などが登録を行な
うレベルである。登録者レベルでなければ(ステップS
709)、登録者レベルではない旨のメッセージを表示
装置308に表示し、登録者レベルであれば、登録モー
ドに移行する(ステップS710)。
【0110】登録モードでは、図6(b)に示すよう
に、使用者などが指紋読取装置305に所定の複数の指
を置くと、CPU301は指の置かれたことを検知(ス
テップS711)、複数指の指紋データを読取る(ステ
ップS712)。
【0111】続いて、CPU301は複数指紋間の特徴
データ1,2を抽出(ステップS713)し、指紋デー
タパケット400を作成するために、指紋データパケッ
ト400のヘッダ部に当該特徴データ1,2を付加する
(ステップS714)。
【0112】続いて、CPU301は指紋データパケッ
ト400をROM302、RAM303又は外部記憶装
置310に設けたデータベースに転送(ステップS71
5)し、格納する(ステップS716)。
【0113】(指紋照合装置の指紋照合動作)図7は、
指紋照合装置200の指紋照合動作を説明するフローチ
ャートである。
【0114】指紋照合を行う者が認証を受けるために、
所定の複数指を指紋読取装置305に置く。すると、C
PU301は、指が指紋読取装置305に置かれたこと
を検知(ステップS801)し、複数指の指紋データを
読取る(ステップS802)。
【0115】続いて、CPU301は、複数指紋間の特
徴データ1,2を抽出(ステップS803)し、ROM
302、RAM303又は外部記憶装置310から特徴
データ1,2の一致するヘッダ部を持つ指紋データパケ
ット400を読出(ステップS804)し、読取られた
指紋データとの照合を行なう(ステップS805)。
【0116】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS806)し、指紋データが一致しな
い場合(ステップS807)には、照合不可の旨のメッ
セージを表示装置308に表示するが、指紋データが一
致する場合には、本人確認後の処理を行なう(ステップ
S808)。
【0117】すなわち、制御信号送出部306から、そ
の旨の信号を信号処理部111の各構成ブロックに送出
するものである。
【0118】(モードメモリ登録動作)図8は、マルチ
ファンクションデジタル複写機100上でモードメモリ
設定および登録を行う際の動作を説明するフローチャー
トである。
【0119】コピーモードをモードメモリとして、指紋
に登録させる者が、所望のコピーモードを選択(ステッ
プS901)する。例えば、“イメージクリエイト→文
字加工→色文字→カラーパレットA?58”と、“倍率
115%”、“用紙A3”という設定で登録したい場合
には、上述の設定内容を、操作部205上で一度設定す
る。
【0120】次に、その設定を指紋に登録する動作に入
るが、本例の指紋照合装置200には、予めシステム管
理者の指紋データパケット400が登録されていて、マ
ルチファンクションデジタル複写機100において、あ
る者がその指紋のデータ登録を行なう際には、必ずシス
テム管理者が自己の指紋照合を行ない、システム管理で
あることが確認されたとき、使用者などの指紋のデータ
登録ができるようになっているため、システム管理者の
指紋照合を行う(ステップS902)。
【0121】すなわち、図6(a)で説明したように、
システム管理者が指紋読取装置305に所定の複数の指
を置くと、CPU301は、指が置かれたことを検知
(ステップS701)し、複数指の指紋データを読取る
(ステップS702)。
【0122】続いて、CPU301は、図5において説
明したように、複数指紋間の特徴データ1,2を抽出
(ステップS703)し、抽出した特徴データ1,2を
用い、ROM302、RAM303或いは外部記憶装置
310に予め登録されている指紋データパケット400
を検索(ステップS704)し、検索した指紋データパ
ケット400を読取られた指紋データとの照合(ステッ
プS705)を行う。
【0123】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS706)し、指紋データが一致しな
い場合(ステップS707)には、照合不可のメッセー
ジを表示装置308に表示し、一致する場合には、登録
者レベルか否かを判別(ステップS708)する。
【0124】登録者レベルは、使用者などが登録を行う
レベルである。登録者レベルでなければ(ステップS7
09)、登録者レベルではない旨のメッセージを表示装
置308に表示し、登録者レベルであれば、ここでは、
ステップS903〜ステップS909の登録モードに移
行する(ステップS710)。
【0125】また、登録モードでは、図6(b)で説明
したように、使用者指紋の登録を行う(ステップS71
1〜ステップS716)。
【0126】そして、図8において、モードメモリ設定
内容を自分の所定の指、すなわち指紋に登録したい使用
者が指紋読取装置305に所定の複数の指を置くと、C
PU301は指の置かれたことを検知(ステップS90
3)し、複数の指紋データを読取る(ステップS90
4)。
【0127】続いて、CPU301は、複数指紋間の特
徴データ1,2を抽出(ステップS905)し、指紋デ
ータパケット400を作成するために、指紋データパケ
ット400のヘッダ部に当該特徴データ1,2を付加す
る(ステップS906)。
【0128】そして、予め設定したコピーモードの設定
情報を指紋データパケット400に付加する(ステップ
S907)。ここでは、コピーモードの設定情報を付加
された指紋データパケット400を拡張指紋データパケ
ットと呼ぶ。
【0129】続いて、CPU301は、拡張指紋データ
パケットをROM302、RAM303又は外部記憶装
置310若しくはネットワークに接続された外部記憶装
置310に設けたデータベースに転送(ステップS90
8)し、格納する(ステップS909)。
【0130】(拡張指紋データパケット)図9は、拡張
指紋データパケットの構成例を示す。
【0131】拡張指紋データパケット1000の、ヘッ
ダ部401と指紋照合用データエリア402は、前述し
た図4の指紋データパケット400と同様の情報であ
り、検索、登録、照合などの各種処理の際に、同じよう
に扱われる。
【0132】本例では、コピーモード設定情報データエ
リア1001がさらに設けられている。このコピーモー
ド設定情報データエリア1001には、コピーモード設
定情報が格納される。
【0133】(モードメモリ実行時の指紋照合動作)図
10は、マルチファンクションデジタル複写機100上
でモードメモリ設定内容を実行させる際の指紋照合動作
を説明するフローチャートである。
【0134】モードメモリとして、そのコピーモード設
定の内容を、指紋登録を行った者が、そのコピーモード
設定内容を実行させるために、指紋照合を行い、認証を
受けるために、所定の複数指を指紋読取装置305に置
く。すると、CPU301は、指が指紋読取装置305
に置かれたことを検知(ステップS1101)し、複数
指の指紋データを読取る(ステップS1102)。
【0135】続いて、CPU301は、複数指紋間の特
徴データ1,2を抽出(ステップS1103)し、RO
M302,RAM303又は外部記憶装置310から特
徴データ1,2の一致するヘッダ部を持つ拡張指紋デー
タパケット1000(図9参照)を読み出し(ステップ
S1104)、読取られた指紋データとの照合を行う
(ステップS1105)。
【0136】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS1106)し、指紋データが一致し
ない場合(ステップS1107)には、照合不可の旨の
メッセージを表示装置308に表示する。
【0137】一方、指紋データが一致する場合には、拡
張指紋データパケット1000からコピーモード設定情
報1001aを読み出し(ステップS1108)、本人
確認後の処理内容を表示装置308に表示(ステップS
1109)し、拡張指紋データパケット1000内のコ
ピーモード設定情報1001aに基づき、コピーモード
を実行する(ステップS1110)。
【0138】すなわち、制御信号送出部306から、コ
ピーモード実行する旨の信号が信号処理部111の各構
成ブロックに送出され、該当するコピーモードが実行さ
れる。
【0139】上述したように、第1の例では、マルチフ
ァンクションデジタル複写機100において、モードメ
モリ機能を、個々のユーザ特有の情報である指紋に割り
当てることで、複雑な画像処理機能の設定でも、ワンタ
ッチで実行を行うことを可能とし、ユーザの利便性の高
いモードメモリ機能を提供することができる。
【0140】[第2の例]次に、本発明の第2の実施の
形態を、図11に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一
符号を付す。
【0141】(モードメモリ実行時の指紋照合動作)前
述した第1の例においては、図10に示したようなモー
ドメモリ実行時の指紋照合動作について説明した。
【0142】本例においては、図11に示すように、モ
ードメモリ実行時の指紋照合動作について説明する。
【0143】図11において、ステップS1101〜ス
テップS1109までの動作フローは、図10と同等で
ある。
【0144】本人確認後の処理内容を表示装置308に
表示(ステップS1109)した後、その処理内容が、
その指紋登録したはずの内容と合っているか否かを、そ
の指紋照合を行った者に対して確認するメッセージを表
示装置308に表示(ステップS1201)する。
【0145】処理内容が一致しない場合(ステップS1
202)には、設定内容不可の旨のメッセージを表示装
置308に表示するが、処理内容が一致する場合には、
拡張指紋データパケット1000からコピーモード設定
情報を読み出し、拡張指紋データパケット1000内の
コピーモード設定情報に基づき、コピーモードを実行す
る(ステップS1110)という構成としてもよい。
【0146】[第3の例]次に、本発明の第3の実施の
形態を、図8に基づいて説明する。なお、前述した第1
の例と同一部分については、その説明を省略し、同一符
号を付す。
【0147】(モードメモリ登録動作)前述した第1の
例においては、図8に示したようなモードメモリ登録時
の指紋登録動作フローを説明した。
【0148】本例においては、以下に示すようなモード
メモリ登録時の指紋登録動作フローを持つ構成を説明す
る。
【0149】図8において、使用者指紋の登録を行うた
めに、モードメモリ設定内容を自分の所定の指、すなわ
ち指紋に登録したい使用者が指紋読取装置305に所定
の複数の指を置き、ステップS903〜ステップS90
9の各処理フローを経て、登録を完了する。
【0150】しかしながら、ステップS905の特徴デ
ータを抽出した際に、その特徴データを用いて指紋デー
タパケット400、および拡張指紋データパケット10
00を検索し、検索データと読み取りデータとを照合す
ることで、既に拡張指紋データパケット1000として
登録済みの指紋であった場合には、既に登録済みとの警
告メッセージを表示装置308に表示し、上書きする
か、他の指でやり直すかを選択させ、上書きの場合に
は、そのまま登録を続け、他の指でやり直す場合には、
再度登録フローをやり直すという構成としてもよい。
【0151】[第4の例]次に、本発明の第4の実施の
形態を、図12に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一
符号を付す。
【0152】(モードメモリ登録動作)前述した第1の
例においては、図8に示したようなモードメモリ登録時
の指紋登録動作フローを説明した。
【0153】本例においては、第1の例で説明した図8
に対して、より利便性を高めるため、図12に示すよう
に、モードメモリ登録時の指紋登録動作について説明す
る。
【0154】図12は、第1の例によるマルチファンク
ションデジタル複写機100上でモードメモリ設定およ
び登録を行う際の動作を示すものである。
【0155】図8においては、所望のコピーモードを選
択(ステップS901)した後、システム管理者の指紋
照合を行った(ステップS902)。
【0156】このため、第1の例では、図8に示すよう
に、一般使用者が、ステップS901〜ステップS90
8間の指紋照合を受けた場合には、登録者レベルではな
いという照合不可のメッセージが表示され、その後、登
録を行うことができない。
【0157】本例では、図12に示すように、システム
管理者に限定したものではなく、一般使用者についても
指を置き、指紋照合を行うことができるようにしたもの
である。
【0158】すなわち、図12において、システム管理
者照合(ステップS901〜ステップS908)におい
て、図8に示した通りシステム管理者が指紋照合を行
い、正しいと判断されたば場合には、図8で説明した通
りのフローを行うが、システム管理者照合(ステップS
901〜ステップS908)において、一般使用者が指
紋照合を行い、不適当と判断された場合においても、ス
テップS901〜ステップS906間、特にステップS
904の指紋データ検索、ステップS905の指紋照合
において、既に登録済みの指紋であると判断されていれ
ば、そのまま登録可能とする。
【0159】すなわち、ステップS901〜ステップS
908間の検索照合で、既にその指紋の指紋データパケ
ット400若しくは拡張指紋データパケット1000を
得ているので、その指紋データパケット400若しくは
拡張指紋データパケット1000に対して、ステップS
901で予め設定したコピーモードの設定情報を指紋デ
ータパケット4000若しくは拡張指紋データパケット
1000に付加する(ステップS907)。
【0160】ここで、指紋データパケット400として
登録されていた場合には、ステップS907でコピーモ
ード設定情報が付加されるが、拡張指紋データパケット
1000として登録されている場合には、既に登録済み
の拡張指紋データパケット1000に記憶されている旧
コピーモード設定情報を表示装置308に表示(ステッ
プS1301)し、書き換えても良いのか確認(ステッ
プS1302)を行い、よい場合に、新しいコピーモー
ド設定情報を書き換える。
【0161】続いて、拡張指紋データをROM302、
RAM303または外部記憶装置310に設けたデータ
ベースに転送(ステップS908)し、格納する(ステ
ップS909)という構成にすることで、既に登録済み
の使用者は、システム管理者の照合をしなくても、モー
ドメモリの指紋登録を行うことが可能になるので、より
利便性の高いシステムの構築が可能になる。
【0162】[第5の例]次に、本発明の第5の実施の
形態を、図12に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一
符号を付す。
【0163】(モードメモリ登録動作)前述した第4の
例においては、図12に示したようなモードメモリ登録
時の指紋照合動作について説明した。
【0164】本例では、一般使用者がシステム管理者を
通さずにモードメモリを指紋登録する際には、その登録
した内容、日時、登録者の内容などを、ROM302、
RAM303または外部記憶装置310に設けたデータ
ベースに転送し、格納してもよいし、LAN206を用
いて、ネットワーク上のサーバなどに格納できる構成と
してもよく、後にシステム管理者が、この内容を確認す
ることができる構成としてもよい。
【0165】[第6の例]次に、本発明の第6の実施の
形態を、図12に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一
符号を付す。
【0166】(モードメモリ登録動作)前述した第4の
例においては、図12に示したようなモードメモリ登録
時の指紋登録動作について説明した。
【0167】本例では、一般使用者がシステム管理者を
通さずにモードメモリを指紋登録する際には、その登録
できるコピーモードの種類を限定する構成とした場合の
例である。
【0168】[第7の例]次に、本発明の第7の実施の
形態について説明する。なお、前述した第1の例と同一
部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
【0169】本例では、モードメモリとして登録、実行
を行う際にのみ指紋認証を行うのではなく、所望の画像
処理機能の実行時に、例えば、カラーバランス調整を行
う際に、カラーバランスを実行させるキーを押す際に認
証を行い、許可された場合のみにカラーバランス機能を
使用することが可能になる構成としてもよい。
【0170】[第8の例]次に、本発明の第8の実施の
形態を、図13に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一
符号を付す。
【0171】前述した第1の例においては、図3に示す
ような指紋照合装置200の電気的構成を説明した。
【0172】本例では、指紋照合装置200は、信号処
理部111に含まれる構成ではなく、LAN206を介
してネットワーク上のイメージサーバ、ホストコンピュ
ータ内に含まれている構成とした場合の例である。
【0173】図13は、指紋照合装置200をネットワ
ーク上に設置させる構成の1例を示す。
【0174】図13において、マルチファンクション複
写機MFP100はLAN206に接続されており、指
紋読取装置305が接続されている。予め登録された指
紋データパケット400および、拡張指紋データパケッ
ト1000は、外部記憶装置310に記憶されており、
マルチファンクション複写機MFP100に接続されて
いる指紋読取装置305若しくはネットワーク上に設置
されている指紋読取装置305によって新規に登録され
る指紋データに関しても外部記憶装置310によって記
憶される。
【0175】また、予め登録されている指紋データパケ
ットを検索して読取られた指紋データとの照合を行う指
紋検索照合処理部304が設置されており、マルチファ
ンクション複写機MFP100に接続されている指紋読
取装置305若しくはネットワーク上に設置されている
指紋読取装置305によって入力される指紋データを照
合する際に、検索し照合を行い、照合結果をネットワー
ク上の所望の機器へ送信する。
【0176】このような構成とすることで、マルチファ
ンクション複写機MFP100に接続した指紋読取装置
305からの入力だけでなく、ネットワーク上に接続さ
れた他の指紋読取装置305からの入力によってもマル
チファンクション複写機MFP100上のモードメモリ
設定の操作を行うことが可能となる。
【0177】また、指紋データの管理をマルチファンク
ション複写機MFP100内とは切り離すことで、マル
チファンクション複写機MFP100がダウンしている
場合にも、他のネットワーク上のデバイスから登録およ
び認証を行うことができる。
【0178】その他、認証サーバ1401として、指紋
検索照合処理部304と外部記憶装置310を同時にも
つサーバとしてネットワーク上に存在し、指紋読取装置
305からの指紋データを一括管理、認証を行う構成と
しても良いし、ホストコンピュータ1402に同様な機
能を持たせる構成としてもよい。
【0179】以上、第1の例〜第8の例について説明し
たが、本発明に関する指紋照合は、指紋だけに限ったも
のではなく、他の身体的特徴を用いた方式で行ってもよ
い。
【0180】すなわち、指紋の他、眼底カメラなどを使
用することによって網膜(眼底の毛細血管の模様)、虹
彩(黒目の中の模様)から判別したり、ビデオカメラや
カメラによる顔(顔の形)によって判別したり、小型マ
イクなどを設置して音声(音声の特徴、声紋)によって
判別する。
【0181】また、手形や掌紋(手の大きさや形)、筆
跡(文字の書き方、筆圧)などの特徴、形、模様を利用
して、個人を認証、照合してもよい。
【0182】[第9の例]次に、本発明の第9の実施の
形態を、図14〜図16に基づいて説明する。なお、前
述した第1の例と同一部分については、その説明を省略
し、同一符号を付す。
【0183】(指紋認証部)前述した第1の例で説明し
た指紋照合装置200(図3参照)において、指紋検索
照合処理部304に加え、以下の構成要件を追加しても
よい。
【0184】すなわち、操作部205以外に指紋照合装
置200固有の表示を必要とする場合には、表示装置3
08を接続する。また、外部に指紋データパケットなど
を伝送する場合には、伝送制御部309を接続する。さ
らに、例えば大量の指紋データパケットを扱う場合に
は、外部記憶装置310を接続する。
【0185】また、これらの各機器を使用し、前述した
図2に示すように、LAN206によりネットワーク接
続されたホストコンピュータ1600、サーバ161
0、記憶装置1620などに、データを転送することも
可能である。
【0186】(指紋照合を使用しない場合の画像送受信
動作)図14は、前述した第1の例によるマルチファン
クションデジタル複写機100において、画像送受信を
行う際の動作を説明するものである。
【0187】マルチファンクション複写機MFP100
は、LAN206に接続されており、その他に、イメー
ジサーバ901、ホストコンピュータ902、別のMF
P903、プリンタ904、スキャナ905などの機器
がネットワーク接続されている。また、電話回線などを
通じて、ファクシミリ906が接続されている。
【0188】そして、マルチファンクションデジタル複
写機100のイメージリーダ部101によって入力され
た原稿画像を、イメージサーバ901に送信する場合に
は、操作部205上で、イメージサーバ901のアドレ
スを入力する。
【0189】例えば、“¥¥bluto¥image¥
temp”などと指定することで、入力した画像データ
を、DPFフォーマットの画像ファイルとして、指定さ
れたアドレス、ここではイメージサーバ901内のim
ageというフォルダ内のtempというフォルダ内に
所望のファイル形式、例えばJPEGやPDF形式など
で送信される。ホストコンピュータ902、別のMFP
903、プリンタ904などに画像送信を行う際も、同
様にアドレスを指定して送信を行う。
【0190】同様にして、受信を行う際にも、アドレス
を指定して画像データなどを受信することができる。
【0191】また、ファクシミリ送受信の場合には、相
手先電話番号などを“03−123−4567”のよう
に入力して、動作を実行させる。
【0192】(送受信先登録動作)図15は、第1の例
によるマルチファンクションデジタル複写機100上で
送受信先登録を行う際の動作を説明するフローチャート
である。
【0193】所望の送受信先を送受信先メモリとして、
指紋に登録させる者が、所望の送受信先を選択若しくは
入力する(ステップS1001)。
【0194】例えば、上述の“¥¥bluto¥ima
ge¥temp”という送受信先の登録したい場合に
は、上述の送受信先内容を、操作部205上で一度選択
若しくは入力する。
【0195】前述した図2に示すように、操作部205
上のアドレス表示部205aでは、ネットワークに接続
している通信先の機器のアドレスを表示する。この際、
アドレス表示部205aに表示された機器の中から所望
の機器を、選択、若しくは、その機器のアドレスを入力
することによって、所望のアドレスの機器を決定でき
る。
【0196】次に、その送受信先を指紋に登録する動作
に入る。
【0197】本例の指紋照合装置200には、予めシス
テム管理者の指紋データパケット400(図4参照)が
登録されていて、マルチファンクションデジタル複写機
100において、ある者がその指紋のデータ登録を行な
う際には、必ずシステム管理者が自己の指紋照合を行
い、システム管理であることが確認されたとき、使用者
などの指紋のデータ登録ができるようになっているた
め、システム管理者の指紋照合を行う(ステップS10
02)。
【0198】すなわち、図6(a)で説明したように、
システム管理者が指紋読取装置305に所定の複数の指
を置くと、CPU301は、指が置かれたことを検知
(ステップS701)し、複数指の指紋データを読取る
(ステップS702)。
【0199】続いて、CPU301は、図5において説
明したように、複数指紋間の特徴データ1,2を抽出
(ステップS703)し、抽出した特徴データ1,2を
用い、ROM2、RAM303あるいは外部記憶装置3
10に予め登録されている指紋データパケット400の
検索(ステップS704)し、検索した指紋データパケ
ット400と読取られた指紋データとの照合(ステップ
S705)を行う。
【0200】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS706)し、指紋データが一致しな
い場合(ステップS707)には、照合不可のメッセー
ジを表示装置308に表示し、一致する場合には、登録
者レベルか否かを判別(ステップS708)する。登録
者レベルは、使用者などが登録を行なうレベルである。
登録者レベルでなけれは(ステップS709)、登録者
レベルではない旨のメッセージを表示装置308に表示
し、登録者レベルであれば、ここでは、ステップS10
03〜ステップS1009の登録モードに移行する(ス
テップS710)。
【0201】図15において、登録モードでは、使用者
指紋の登録を行う。送受信先内容を自分の所定の指、す
なわち指紋に登録したい使用者が指紋読取装置305に
所定の複数の指を置くと、CPU301は指の置かれた
ことを検知(ステップS1003)し、複数指の指紋デ
ータを読取る(ステップS1004)。
【0202】続いて、CPU301は、複数指紋間の特
徴データ1,2を抽出(ステップS1005)し、指紋
データパケット400を作成するために、指紋データパ
ケット400のヘッダ部に当該特徴データ1,2を付加
する(ステップS1006)。
【0203】そして、予め設定した送受信先情報を指紋
データパケット400に付加する(ステップS100
7)。ここでは、送受信先情報を付加された指紋データ
パケット400を拡張指紋データパケットと呼ぶ。
【0204】続いて、CPU301は拡張指紋データパ
ケットをROM302、RAM303または外部記憶装
置310に設けたデータベースに転送(ステップS10
08)し、格納する(ステップS1009)。
【0205】(拡張指紋データパケット)図16は、拡
張指紋データパケット1100の構成例を示す。
【0206】拡張指紋データパケット1100の、ヘッ
ダ部401と指紋照合用データエリア402は、前述し
た図4の指紋データパケット400と同様の情報であ
り、検索、登録、照合などの各種処理の際に、同じよう
に扱われる。
【0207】本例では、前述した図9のコピーモード設
定情報データエリア1001に代わって、送受信先情報
データエリア1101が新たに設けられている。この送
受信先情報データエリア1101には、送受信先情報が
格納される。
【0208】(送受信実行時の指紋照合動作)マルチフ
ァンクションデジタル複写機100上で送受信を実行さ
せる際の指紋照合動作を、前述した図10のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0209】送受信先情報として、その送受信先の内容
を指紋登録を行った者が、その送受信先へ送信、若しく
は、送受信元から受信を行う際に、指紋照合を行い、認
証を受けるために、所定の複数指を指紋読取装置305
に置く。すると、CPU301は、指が指紋読取装置3
05に置かれたことを検知(ステップS1101)し、
複数指の指紋データを読取る(ステップS1102)。
【0210】続いて、CPU301は、複数指紋間の特
徴データ1,2を抽出(ステップS1103)し、RO
M302、RAM303又は外部記憶装置310から特
徴データ1,2の一致するヘッダ部を持つ拡張指紋デー
タパケット1100(図16参照)を読み出し(ステッ
プS1104)、読取られた指紋データとの照合を行う
(ステップS1105)。
【0211】照合の結果、指紋データが一致するか否か
を判定(ステップS1106)し、指紋データが一致し
ない場合(ステップS1107)には、照合不可の旨の
メッセージを表示装置308に表示する。
【0212】一方、指紋データが一致する場合には、拡
張指紋データパケット1100から送受信先情報110
1を読み出し(ステップS1108)、本人確認後の処
理内容すなわち送受信先を表示装置308に表示(ステ
ップS1109)し、拡張指紋データパケット1100
内の送受信先情報1101に基づき、送受信を実行する
(ステップS1110)。
【0213】すなわち、送信を行う際には、指定された
送受信先への送信を実行する旨の信号が信号処理部11
1の各構成ブロックに送出され、受信の場合には、受信
を実行する旨の信号が信号処理部111の各構成ブロッ
クに送出され、該当する動作が実行される。
【0214】上述したように、第9の例では、マルチフ
ァンクションデジタル複写機において、送受信先を、個
々のユーザ特有の情報である指紋に割り当てることで、
ネットワーク、電話線などを介して、ネットワークアド
レス設定、電話番号などの送受信先をワンタッチで選択
することを可能とし、ユーザの利便性の高い画像送受信
機能を提供することができる。
【0215】[第10の例]次に、本発明の第10の実
施の形態を、図11に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0216】(送受信実行時の指紋照合動作)前述した
第9の例においては、図10に示したような送受信実行
時の指紋照合動作フローを説明した。
【0217】本例においては、図11に示すような送受
信実行時の指紋照合動作について説明する。
【0218】図11のステップS1101〜1109ま
での動作は、前述した図11のフローチャートと同等で
ある。
【0219】本人確認後の処理内容を表示装置308に
表示(ステップS1109)した後、その処理内容が、
その指紋登録したはずの内容と合っているか否かを、そ
の指紋照合を行った者に対して確認するメッセージを表
示装置308に表示(ステップS1201)する。
【0220】処理内容が一致しない場合(ステップS1
202)には、設定内容不可の旨のメッセージを表示装
置308に表示するが、処理内容が一致する場合には、
拡張指紋データパケット1100から送受信先情報を読
み出し、拡張指紋データパケット1100内の送受信先
情報に基づき、送受信を実行する(ステップS111
0)という構成としてもよい。
【0221】[第11の例]次に、本発明の第11の実
施の形態を、図15に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0222】(送受信先登録動作)前述した第9の例に
おいては、図15に示したような送受信先登録時の指紋
登録動作について説明した。
【0223】本例においては、以下に示すような送受信
先登録時の指紋登録動作について説明する。
【0224】図15において、使用者指紋の登録を行う
ために、送受信先内容を自分の所定の指、すなわち指紋
に登録したい使用者が指紋読取装置305に所定の複数
の指を置き、ステップS1003〜ステップS1009
の各処理を経て、登録を完了する。
【0225】しかしながら、ステップS1005の特徴
データを抽出した際に、その特徴データを用いて指紋デ
ータパケット400、および拡張指紋データパケット1
100を検索し、検索データと読み取りデータとを照合
することによって、既に拡張指紋データパケット110
0として登録済みの指紋であった場合には、既に登録済
みとの警告メッセージを表示装置308に表示し、上書
きするか、他の指でやり直すかを選択させる。
【0226】上書きの場合には、そのまま登録を続け、
他の指でやり直す場合には、再度登録フローをやり直す
という構成としてもよい。
【0227】[第12の例]次に、本発明の第12の実
施の形態を、図17に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0228】(送受信先登録動作)前述した第9の例に
おいては、図15に示したような送受信先登録時の指紋
登録動作について説明した。
【0229】本例においては、第1の例で説明した図1
4に対して、より利便性を高めるため、図17に示すよ
うな送受信先登録時の指紋登録動作について説明する。
【0230】図17は、第1の例によるマルチファンク
ションデジタル複写機100上で送受信先登録を行う際
の動作を説明するフローチャートである。
【0231】前述した図15においては、所望の送受信
先を選択(ステップS1001)若しくは入力した後、
システム管理者の指紋照合を行う(ステップS100
2)が、このため、第1の例では、一般使用者が、図6
のステップS701〜ステップS708間の指紋照合を
受けた場合には、登録者レベルではないという照合不可
のメッセージが表示され、その後、登録を行うことがで
きない。
【0232】本例では、図17に示すように、システム
管理者だけでなく、一般使用者が指を置き、指紋照合を
行うことができるようにした場合の例である。
【0233】図17において、システム管理者照合(ス
テップS701〜ステップS708)において、図15
に示した通りシステム管理者が指紋照合を行い、正しい
と判断された場合には、図15で説明した通りのフロー
を行うが、システム管理者照合(ステップS701〜7
08)において、一般使用者が指紋照合を行い、不適当
と判断された場合においても、ステップS701〜ステ
ップS706間、特にステップS704の指紋データ検
索、ステップS705の指紋照合において、既に登録済
みの指紋であると判断されていれば、そのまま登録可能
とする構成を持つ。
【0234】すなわち、ステップS701〜ステップS
708間の検索照合で、既にその指紋の指紋データパケ
ット400若しくは拡張指紋データパケット1100を
得ているので、その指紋データパケット400若しくは
拡張指紋データパケット1100に対して、ステップS
1001で予め設定した送受信先情報を指紋データパケ
ット400若しくは拡張指紋データパケット1100に
付加する(ステップS1007)。
【0235】ここで、指紋データパケット400として
登録されていた場合には、ステップS1007で送受信
先情報が付加されるが、拡張指紋データパケット110
0として登録されている場合には、既に登録済みの拡張
指紋データパケット1100に記憶されている送受信先
情報を表示装置308に表示(ステップS1401)
し、書き換えてもよいのか確認(ステップS1402)
を行い、よい場合に、新しいコピーモード設定情報を書
き換える。
【0236】続いて、拡張指紋データをROM302、
RAM303または外部記憶装置310に設けたデータ
ベースに転送(ステップS1008)し、格納する(ス
テップS1009)という構成にすることによって、既
に登録済みの使用者は、システム管理者の照合をしなく
ても、送受信先情報の指紋登録を行うことが可能になる
ので、より利便性の高いシステムの構築が可能になる。
【0237】[第13の例]次に、本発明の第13の実
施の形態を、図17に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0238】(送受信先登録動作)前述した第12の例
においては、図17に示したような送受信先登録時の指
紋登録動作について説明した。
【0239】本例では、一般使用者がシステム管理者を
通さずに送受信先情報を指紋登録する際には、その登録
した内容、日時、登録者の内容などを、ROM302、
RAM303又は外部記憶装置310に設けたデータベ
ースに転送し、格納してもよい。
【0240】また、LAN206を用いて、ネットワー
ク上のサーバなどに格納できる構成としてもよく、後に
システム管理者が、この内容を確認することができる構
成としておいてもよい。
【0241】[第14の例]次に、本発明の第14の実
施の形態を、図17に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0242】(送受信先登録動作)前述した第12の例
においては、図17に示したような送受信先登録時の指
紋登録動作について説明した。
【0243】本例では、一般使用者がシステム管理者を
通さずに送受信先情報を指紋登録する際には、その登録
できる送受信先の種類を限定する構成にしてもよい。
【0244】[第15の例]次に、本発明の第15の実
施の形態を、図13に基づいて説明する。なお、前述し
た第9の例と同一部分については、その説明を省略し、
同一符号を付す。
【0245】前述した第9の例においては、図3に示す
ような指紋照合装置200の電気的構成を説明した。
【0246】本例では、指紋照合装置200は、信号処
理部111に含まれる構成ではなく、LAN206を介
してネットワーク上のイメージサーバ1610、ホスト
コンピュータ1600内に含まれている構成としてもよ
い。
【0247】図13は、指紋照合装置200をネットワ
ーク上に設置させる構成例を示す。
【0248】マルチファンクション複写機MFP100
はLAN206に接続されており、指紋読取装置305
が接続されている。予め登録された指紋データパケット
400、および、拡張指紋データパケット1100は、
外部記憶装置310に記憶されており、マルチファンク
ション複写機MFP100に接続されている指紋読取装
置305若しくはネットワーク上に設置されている指紋
読取装置305によって新規に登録される指紋データに
関しても外部記憶装置310によって記憶される。
【0249】また、予め登録されている指紋データパケ
ットを検索して読取られて指紋データとの照合を行う指
紋検索照合処理部304が設置されており、マルチファ
ンクション複写機MFP100に接続されている指紋読
取装置305若しくはネットワーク上に設置されている
指紋読取装置305によって入力される指紋データを照
合する際に、検索し照合を行い、照合結果をネットワー
ク上の所望の機器へ送信する。
【0250】このような構成とすることによって、マル
チファンクション複写機MFP100に接続した指紋読
取装置305からの入力だけでなく、ネットワーク上に
接続された他の指紋読取装置305からの入力によって
もマルチファンクション複写機MFP100上のモード
メモリ設定の操作を行うことが可能となる。
【0251】また、指紋データの管理をマルチファンク
ション複写機MFP100内とは切り離すことによっ
て、マルチファンクション複写機MFP100がダウン
している場合にも、他のネットワーク上のデバイスから
登録および認証を行うことができる。
【0252】その他、認証サーバ1501として、指紋
検索照合処理部304と外部記憶装置310を同時にも
つサーバとしてネットワーク上に存在し、指紋読取装置
305からの指紋データを一括管理、認証を行う構成と
してもよいし、ホストコンピュータ1502に同様な機
能を持たせる構成としてもよい。
【0253】以上、本特許に関する実施例を説明した
が、本特許に関する指紋照合は、指紋だけに限ったもの
ではなく、他の身体的特徴を用いた方式で行ってもよ
い。すなわち、指紋の他、眼底カメラなどに使用するこ
とで網膜(眼底の毛細血管の模様)、虹彩(黒目の中の
模様)から判別したり、ビデオカメラやカメラによる顔
(顔の形)による判別。また小型マイクなどを設置する
ことにより音声(音声の特徴、声紋)による判別。そし
て手形や掌紋(手の大きさや形)、筆跡(文字の書き
方、筆圧)などの特徴、形、模様を利用し、個人を認
証、照合してもよい。
【0254】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器(例えば、PDA(個人情報管理)機器のよう
な小型の画像処理機器、複写機、ファクシミリ装置)か
らなる装置に適用してもよい。
【0255】また、本発明は、システム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、本発明の効果を享受するこ
とが可能となる。
【0256】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0257】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモ
リカード)、ROM(マスクROM、フラッシュEEP
ROMなど)などを用いることができる。
【0258】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0259】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0260】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された画像データに対して所望の処理を実行するた
めの処理モードを選択し、一方、身体的情報から抽出し
た特徴データを予め登録された管理者基準データと照合
し、該照合された管理者単位の特徴データを所望の処理
モードと関連付けをしてモード関連情報として登録し、
その後、該モード関連情報に含まれる処理モードを実行
する際には、該処理モードに関連付けて登録されている
特徴データを用いて画像処理を実行する管理者の照合を
行い、照合された管理者の指定する処理モードに基づい
て画像データの画像処理を行うようにしたので、例え
ば、マルチファンクションデジタル複写機において、モ
ードメモリ機能に、個々のユーザ特有の情報である指紋
を割り当てることによって、複雑な画像処理機能の設定
でも、ワンタッチで実行を行うことが可能となり、これ
により、ユーザの利便性の高いモードメモリ機能を有す
る画像処理装置を構成することができる。
【0261】また、本発明によれば、画像データを他の
接続機器より送受信し、通信に用いられる通信アドレス
を照合した特徴データと関連付けしてアドレス関連情報
として登録しその後、登録したアドレス関連情報に含ま
れる通信アドレスにより通信処理を実行する際には、該
通信アドレスに関連付けて登録させている特徴データを
用いて、通信処理を実行する管理者の照合を行い、照合
された管理者の指定する通信アドレスに基づいて画像デ
ータの送受信を行うようにしたので、例えば、マルチフ
ァンクションデジタル複写機において、操作部上のハー
ドキー若しくはタッチパネルキーなどに登録していた送
信先登録機能に、個々のユーザ特有の情報である指紋を
割り当てることによって、複雑な画像処理機能の設定で
も、ワンタッチで実行を行うことが可能となり、これに
より、ユーザの利便性の高い送信先登録機能を有する画
像処理装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、画像処理装
置としてのマルチファンクションデジタル複写機の構成
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である、信号処理部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態である、指紋照合装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態である、指紋照合装
置で扱う指紋データパケットの構成例を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第1の実施の形態である、指紋データ
パケットのヘッダ部に格納される特徴データの抽出方法
を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示すものであり、
(a)は、指紋照合装置の登録処理動作を説明するフロ
ーチャート、(b)は指紋照合装置の登録処理動作を説
明するフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態である、指紋照合装
置の指紋照合動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第1,3の実施の形態である、モード
メモリ設定および登録を行う際の動作を説明するフロー
チャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態である、拡張指紋デ
ータパケットの構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態である、モードメ
モリ設定内容を実行させる際の指紋照合処理および送受
信実行時の指紋照合処理を説明するフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第2,10の実施の形態である、モ
ードメモリ登録時の指紋照合処理および送受信実行時の
指紋照合処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の第4,5,6,7の実施の形態であ
る、モードメモリ登録時の指紋登録処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の第8,15の実施の形態である、指
紋照合装置をネットワーク上に設置させる構成例を示す
ブロック図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態である、マルチフ
ァンクションデジタル複写機において、画像送受信を行
う際の動作を説明するブロック図である。
【図15】本発明の第9,11の実施の形態である、送
受信先登録を行う際の登録処理を説明するフローチャー
トである。
【図16】本発明の第9の実施の形態である、拡張指紋
データパケット構成例を示すブロック図である。
【図17】本発明の第12,13,14の実施の形態で
ある、送受信先登録時の指紋登録処理を説明するフロー
チャートである。
【図18】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
100 マルチファンクションデジタル複写機 101 イメージリーダ部 102 プリンタ部 111 信号処理部 200 指紋照合装置 201 画像処理部 207 ファクシミリ 304 指紋検索照合処理部 305 指紋読取装置 306 制御信号送信部 309 伝送制御部 310 外部記憶装置 400 指紋データパケット 401 ヘッダ部 402 指紋照合用データエリア 402a 指紋照合用データ 1000 拡張指紋データパケット 1001 コピーモード設定情報データエリア 1001a コピーモード設定情報 1600 ホストコンピュータ 1610 サーバ 1620 記憶装置

Claims (105)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを処理する装置であって、 画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データを記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データに対して所望の処
    理を実行するための処理モードを選択するモード選択手
    段と、 身体的情報を入力する身体的情報入力手段と、 前記身体的情報に含まれる特徴データを抽出する抽出手
    段と、 前記抽出された特徴データを、予め登録された管理者基
    準データと照合する照合手段と、 前記照合された管理者単位の特徴データを、前記モード
    選択手段によって選択された処理モードと関連付けして
    モード関連情報として登録する処理モード登録手段と、 前記登録されたモード関連情報に含まれる処理モードを
    実行する際、該処理モードに関連付けて登録されている
    前記特徴データを用いて、画像処理を実行する管理者の
    照合を行う処理モード実行手段と、 前記処理モード実行手段によって照合された管理者の指
    定する処理モードに基づいて、前記画像データの画像処
    理を行う画像処理手段とを具えたことを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データを他の接続機器より送受
    信する通信手段と、 前記通信手段の通信アドレスを、前記照合手段によって
    照合された特徴データと関連付けしてアドレス関連情報
    として登録する通信アドレス登録手段と、 前記登録されたアドレス関連情報に含まれる通信アドレ
    スにより通信処理を実行する際、該通信アドレスに関連
    付けて登録されている前記特徴データを用いて、通信処
    理を実行する管理者の照合を行う通信アドレス実行手段
    と、 前記通信アドレス実行手段によって照合された管理者の
    指定する通信アドレスに基づいて、前記画像データの送
    受信を行う通信制御手段とをさらに具えたことを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段は、原稿を光学的にス
    キャンして画像データを得るイメージスキャナであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入力手段は、ページ記述言語で
    記述された画像データを得る画像コントローラ若しくは
    イメージサーバであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、前記画像入力手段
    により入力された画像信号に対して色処理、解像度変
    換、MTF補正などの所定の画像処理を実行するため
    に、入力画像信号を電気的に処理することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、前記画像入力手段
    により入力された画像信号に対して所定の画像処理を実
    行し、かつ、LAN、インターネット、ファクシミリ、
    無線などの通信手段のいずれか1つ以上を含むネットワ
    ークにより受信した画像に対して所定の画像処理を実行
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段は、所定の画像処理を
    実行した後、該画像処理された画像を出力し、かつ、L
    AN、インターネット、ファクシミリ、無線などの通信
    手段のいずれか1つ以上を含むネットワークにより送信
    することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理モード登録手段は、前記モード
    選択手段において選択した画像処理を実行するための複
    数の処理モードの内容を、一連の画像処理項目として連
    続して実行できるように登録することを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段は、画像データ、テキスト
    データを含むデジタルデータを、LAN、インターネッ
    ト、ファクシミリ、無線を含む複数の通信経路のうちの
    いずれか1つを少なくとも含むネットワークを介して他
    の接続機器との間で通信することを特徴とする請求項2
    ないし8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記通信アドレス登録手段は、前記通
    信手段において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、ネットワーク上のアドレスとして記憶することを
    特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の画像処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記通信アドレス登録手段は、前記通
    信手段において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、ファクシミリの電話番号として記憶することを特
    徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の画像処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記通信アドレス登録手段は、前記通
    信手段において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、識別名として記憶することを特徴とする請求項2
    ないし8のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記身体的情報入力手段は、指紋の模
    様から個人を認証する指紋認証に関する身体的情報を入
    力することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記身体的情報入力手段は、眼底の毛
    細血管の模様から個人を認証する網膜認証に関する身体
    的情報を入力することを特徴とする請求項1ないし12
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記身体的情報入力手段は、黒目の中
    の模様から個人を認証する虹彩認証に関する身体的情報
    を入力することを特徴とする請求項1ないし12のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記身体的情報入力手段は、顔の形か
    ら個人を認証する顔認証に関する身体的情報を入力する
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記身体的情報入力手段は、音声の特
    徴、声紋から個人を認証する音声認証に関する身体的情
    報を入力することを特徴とする請求項1ないし12のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記身体的情報入力手段は、手の大き
    さや形から個人を認証する手形認証若しくは掌紋認証に
    関する身体的情報を入力することを特徴とする請求項1
    ないし12のいずれかに記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記身体的情報入力手段は、文字の書
    き方、筆圧から個人を認証する筆跡認証に関する身体的
    情報を入力することを特徴とする請求項1ないし12の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記処理モード登録手段は、前記画像
    処理手段とは別体に設けたことを特徴とする請求項1な
    いし19のいずれかに記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記処理モード登録手段は、LAN、
    インターネット、ホストコンピュータ、イメージサーバ
    を含むネットワークに接続された外部記憶装置であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし20のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記処理モード実行手段は、前記身体
    的情報入力手段により入力された身体的情報を、前記処
    理モード登録手段に登録されたモード関連情報の特徴デ
    ータと照合し、その照合結果に応じて前記選択された処
    理モードの内容を実行することを特徴とする請求項1な
    いし21のいずれかに記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記通信アドレス実行手段は、前記身
    体的情報入力手段により入力された身体的情報を、前記
    通信アドレス登録手段に登録されたアドレス関連情報と
    照合し、その照合結果に応じて前記通信アドレスに登録
    されている送受信先への送受信を実行することを特徴と
    する請求項1ないし21のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  24. 【請求項24】 前記処理モード登録手段は、登録時に
    予め登録されている管理者の照合を行い、管理者である
    と認証された場合にのみ登録することを特徴とする請求
    項1ないし23のいずれかに記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記処理モード登録手段は、既に登録
    された身体的情報の特徴データであると判断した場合に
    は、上書き若しくは他の特徴データで行うことを特徴と
    する請求項1ないし23のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  26. 【請求項26】 前記処理モード登録手段は、既に登録
    された身体的情報の特徴データであると判断した場合に
    は、管理者の認証を受けずに設定を登録することを特徴
    とする請求項1ないし23のいずれかに記載の画像処理
    装置。
  27. 【請求項27】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを
    含む情報を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
    26記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを
    含む情報をネットワーク接続された少なくとも外部記憶
    装置、ホストコンピュータ、イメージサーバに記憶する
    ことを特徴とする請求項26記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定できる画像処理の機能を限定、すな
    わち前記操作手段上で操作できる内容を限定することを
    特徴とする請求項26記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 管理者の認証を受けずに送受信先を登
    録した場合には、該登録できる送受信先を限定すること
    を特徴とする請求項26記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 前記処理モード登録手段は、ネットワ
    ーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピ
    ュータ、イメージサーバに記憶することを特徴とする請
    求項1ないし30のいずれかに記載の画像処理装置。
  32. 【請求項32】 前記処理モード実行手段は、ネットワ
    ーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピ
    ュータ、イメージサーバに記憶された実行内容を参照
    し、実行することを特徴とする請求項1ないし30のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 前記通信アドレス実行手段は、ネット
    ワーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコン
    ピュータ、イメージサーバに記憶された送受信先内容を
    参照し、該内容に従って送受信を実行することを特徴と
    する請求項2ないし30のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  34. 【請求項34】 前記モード選択手段による命令時にも
    身体的特徴と関連づけ、登録、実行許可を行うことを特
    徴とする請求項1ないし33のいずれかに記載の画像処
    理装置。
  35. 【請求項35】 前記身体的情報入力手段は、少なくと
    も、LAN、インターネット、ホストコンピュータ、イ
    メージサーバのネットワークに接続された入力手段であ
    ることを特徴とする請求項1ないし34のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  36. 【請求項36】 画像データを処理する画像処理方法で
    あって、 画像データを入力する画像入力工程と、 前記入力された画像データを記憶する記憶工程と、 前記記憶された画像データに対して所望の処理を実行す
    るための処理モードを選択するモード選択工程と、 身体的情報を入力する身体的情報入力工程と、 前記身体的情報に含まれる特徴データを抽出する抽出工
    程と、 前記抽出された特徴データを、予め登録された管理者基
    準データと照合する照合工程と、 前記照合された管理者単位の特徴データを、前記選択さ
    れた処理モードと関連付けしてモード関連情報として登
    録する処理モード登録工程と、 前記登録されたモード関連情報に含まれる処理モードを
    実行する際、該処理モードに関連付けて登録されている
    前記特徴データを用いて、画像処理を実行する管理者の
    照合を行う処理モード実行工程と、 前記照合された管理者の指定する処理モードに基づい
    て、前記画像データの画像処理を行う画像処理工程とを
    具えたことを特徴とする画像処理方法。
  37. 【請求項37】 前記画像データを他の接続機器より送
    受信する通信工程と、 前記通信に用いられる通信アドレスを、前記照合された
    特徴データと関連付けしてアドレス関連情報として登録
    する通信アドレス登録工程と、 前記登録されたアドレス関連情報に含まれる通信アドレ
    スにより通信処理を実行する際、該通信アドレスに関連
    付けて登録されている前記特徴データを用いて、通信処
    理を実行する管理者の照合を行う通信アドレス実行工程
    と、 前記照合された管理者の指定する通信アドレスに基づい
    て、前記画像データの送受信を行う通信制御工程とをさ
    らに具えたことを特徴とする請求項36記載の画像処理
    方法。
  38. 【請求項38】 前記画像入力工程は、原稿を光学的に
    スキャンして画像データを得るイメージスキャナを用い
    て身体的情報を入力することを特徴とする請求項36又
    は37記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】 前記画像入力工程は、ページ記述言語
    で記述された画像データを得る画像コントローラ若しく
    はイメージサーバを用いて身体的情報を入力することを
    特徴とする請求項36又は37記載の画像処理方法。
  40. 【請求項40】 前記画像処理工程は、前記画像入力工
    程により入力された画像信号に対して色処理、解像度変
    換、MTF補正などの所定の画像処理を実行するため
    に、入力画像信号を電気的に処理することを特徴とする
    請求項36ないし39のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  41. 【請求項41】 前記画像処理工程は、前記画像入力工
    程により入力された画像信号に対して所定の画像処理を
    実行し、かつ、LAN、インターネット、ファクシミ
    リ、無線などの通信手段のいずれか1つ以上を含むネッ
    トワークにより受信した画像に対して所定の画像処理を
    実行することを特徴とする請求項36ないし40のいず
    れかに記載の画像処理方法。
  42. 【請求項42】 前記画像処理工程は、所定の画像処理
    を実行した後、該画像処理された画像を出力し、かつ、
    LAN、インターネット、ファクシミリ、無線などの通
    信手段のいずれか1つ以上を含むネットワークにより送
    信することを特徴とする請求項36ないし41のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  43. 【請求項43】 前記処理モード登録工程は、前記モー
    ド選択工程において選択した画像処理を実行するための
    複数の処理モードの内容を、一連の画像処理項目として
    連続して実行できるように登録することを特徴とする請
    求項36ないし42のいずれかに記載の画像処理方法。
  44. 【請求項44】 前記通信工程は、画像データ、テキス
    トデータを含むデジタルデータを、LAN、インターネ
    ット、ファクシミリ、無線などの通信手段のいずれか1
    つ以上を含むネットワークを介して他の接続機器との間
    で通信することを特徴とする請求項37ないし43のい
    ずれかに記載の画像処理方法。
  45. 【請求項45】 前記通信アドレス登録工程は、前記通
    信手段において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、ネットワーク上のアドレスとして記憶することを
    特徴とする請求項37ないし43のいずれかに記載の画
    像処理方法。
  46. 【請求項46】 前記通信アドレス登録工程は、前記通
    信手段において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、ファクシミリの電話番号として記憶することを特
    徴とする請求項37ないし43のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  47. 【請求項47】 前記通信アドレス登録工程は、前記通
    信工程において送受信先として接続可能な送受信先を登
    録し、識別名として記憶することを特徴とする請求項3
    7ないし43のいずれかに記載の画像処理方法。
  48. 【請求項48】 前記身体的情報入力工程は、指紋の模
    様から個人を認証する指紋認証に関する身体的情報を入
    力することを特徴とする請求項36ないし47のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  49. 【請求項49】 前記身体的情報入力工程は、眼底の毛
    細血管の模様から個人を認証する網膜認証に関する身体
    的情報を入力することを特徴とする請求項36ないし4
    7のいずれかに記載の画像処理方法。
  50. 【請求項50】 前記身体的情報入力工程は、黒目の中
    の模様から個人を認証する虹彩認証に関する身体的情報
    を入力することを特徴とする請求項36ないし47のい
    ずれかに記載の画像処理方法。
  51. 【請求項51】 前記身体的情報入力工程は、顔の形か
    ら個人を認証する顔認証に関する身体的情報を入力する
    ことを特徴とする請求項36ないし47のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  52. 【請求項52】 前記身体的情報入力工程は、音声の特
    徴、声紋から個人を認証する音声認証に関する身体的情
    報を入力することを特徴とする請求項36ないし47の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  53. 【請求項53】 前記身体的情報入力工程は、手の大き
    さや形から個人を認証する手形認証若しくは掌紋認証に
    関する身体的情報を入力することを特徴とする請求項3
    6ないし47のいずれかに記載の画像処理方法。
  54. 【請求項54】 前記身体的情報入力工程は、文字の書
    き方、筆圧から個人を認証する筆跡認証に関する身体的
    情報を入力することを特徴とする請求項36ないし47
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  55. 【請求項55】 前記処理モード登録工程と、前記画像
    処理工程とは、別体に設けられた筐体において処理する
    ことを特徴とする請求項36ないし54のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  56. 【請求項56】 前記処理モード登録工程は、LAN、
    インターネット、ホストコンピュータ、イメージサーバ
    を含むネットワークに接続された外部記憶装置において
    登録する処理を行うことを特徴とする請求項36ないし
    55のいずれかに記載の画像処理方法。
  57. 【請求項57】 前記処理モード実行工程は、前記身体
    的情報入力工程において入力した身体的情報を、前記処
    理モード登録工程において登録したモード関連情報の特
    徴データと照合し、その照合結果に応じて前記選択され
    た処理モードの内容を実行することを特徴とする請求項
    36ないし56のいずれかに記載の画像処理方法。
  58. 【請求項58】 前記通信アドレス実行工程は、前記身
    体的情報入力工程において入力した身体的情報を、前記
    通信アドレス登録工程において登録したアドレス関連情
    報と照合し、その照合結果に応じて前記通信アドレスに
    登録されている送受信先への送受信を実行することを特
    徴とする請求項36ないし56のいずれかに記載の画像
    処理装置。
  59. 【請求項59】 前記処理モード登録工程は、登録時に
    予め登録されている管理者の照合を行い、管理者である
    と認証された場合にのみ登録することを特徴とする請求
    項36ないし58のいずれかに記載の画像処理方法。
  60. 【請求項60】 前記処理モード登録工程は、既に登録
    された身体的情報の特徴データであると判断した場合に
    は、上書き若しくは他の特徴データで行うことを特徴と
    する請求項36ないし58のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  61. 【請求項61】 前記処理モード登録工程は、既に登録
    された身体的情報の特徴データであると判断した場合に
    は、管理者の認証を受けずに設定を登録することを特徴
    とする請求項36ないし58のいずれかに記載の画像処
    理方法。
  62. 【請求項62】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを
    含む情報を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
    61記載の画像処理方法。
  63. 【請求項63】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを
    含む情報をネットワーク接続された少なくとも外部記憶
    装置、ホストコンピュータ、イメージサーバに記憶する
    ことを特徴とする請求項61記載の画像処理方法。
  64. 【請求項64】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定できる画像処理の機能を限定、すな
    わち前記操作手段上で操作できる内容を限定することを
    特徴とする請求項61記載の画像処理方法。
  65. 【請求項65】 管理者の認証を受けずに送受信先を登
    録した場合には、該登録できる送受信先を限定すること
    を特徴とする請求項61記載の画像処理方法。
  66. 【請求項66】 前記処理モード登録工程は、ネットワ
    ーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピ
    ュータ、イメージサーバに記憶することを特徴とする請
    求項36ないし65のいずれかに記載の画像処理方法。
  67. 【請求項67】 前記処理モード実行工程は、ネットワ
    ーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコンピ
    ュータ、イメージサーバに記憶された実行内容を参照
    し、実行することを特徴とする請求項36ないし65の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  68. 【請求項68】 前記通信アドレス実行工程は、ネット
    ワーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコン
    ピュータ、イメージサーバに記憶された送受信先内容を
    参照し、該内容に従って送受信を実行することを特徴と
    する請求項37ないし65のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  69. 【請求項69】 前記モード選択工程による命令時にお
    いて身体的特徴と関連づけ、登録、実行許可を行うこと
    を特徴とする請求項36ないし68のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  70. 【請求項70】 前記身体的情報入力工程は、少なくと
    も、LAN、インターネット、ホストコンピュータ、イ
    メージサーバのネットワークを介して入力することを特
    徴とする請求項36ないし69のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  71. 【請求項71】 コンピュータによって、画像データの
    処理を制御するためのプログラムを記録した媒体であっ
    て、 該制御プログラムはコンピュータに、 画像データを入力させて、記憶させ、 前記記憶させた画像データに対して所望の処理を実行す
    るための処理モードを選択させ、 身体的情報を入力させて、該身体的情報に含まれる特徴
    データを抽出させ、 前記抽出させた特徴データを、予め登録させた管理者基
    準データと照合させ、 前記照合させた管理者単位の特徴データを、前記選択さ
    せた処理モードと関連付けをしてモード関連情報として
    登録させ、 前記登録させたモード関連情報に含まれる処理モードを
    実行する際、該処理モードに関連付けて登録させている
    前記特徴データを用いて、画像処理を実行する管理者の
    照合を行わせ、 前記照合させた管理者の指定する処理モードに基づい
    て、前記画像データの画像処理を行わせることを特徴と
    する画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  72. 【請求項72】 前記画像データを他の接続機器より送
    受信させ、 前記通信に用いられる通信アドレスを、前記照合させた
    特徴データと関連付けしてアドレス関連情報として登録
    させ、 前記登録させたアドレス関連情報に含まれる通信アドレ
    スにより通信処理を実行する際、該通信アドレスに関連
    付けて登録させている前記特徴データを用いて、通信処
    理を実行する管理者の照合を行わせ、 前記照合させた管理者の指定する通信アドレスに基づい
    て、前記画像データの送受信を行わせることを特徴とす
    る請求項71記載の画像処理制御プログラムを記録した
    媒体。
  73. 【請求項73】 原稿を光学的にスキャンさせて画像デ
    ータを得るイメージスキャナを用いて身体的情報を入力
    させることを特徴とする請求項71又は72記載の画像
    処理制御プログラムを記録した媒体。
  74. 【請求項74】 ページ記述言語で記述された画像デー
    タを得る画像コントローラ若しくはイメージサーバを用
    いて身体的情報を入力させることを特徴とする請求項7
    1又は72記載の画像処理制御プログラムを記録した媒
    体。
  75. 【請求項75】 前記入力させた画像信号に対して色処
    理、解像度変換、MTF補正などの所定の画像処理を実
    行するために、入力画像信号を電気的に処理させること
    を特徴とする請求項71ないし74のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  76. 【請求項76】 前記入力させた画像信号に対して所定
    の画像処理を実行させ、かつ、LAN、インターネッ
    ト、ファクシミリ、無線などの通信手段のいずれか1つ
    以上を含むネットワークにより受信した画像に対して所
    定の画像処理を実行させることを特徴とする請求項71
    ないし75のいずれかに記載の画像処理制御プログラム
    を記録した媒体。
  77. 【請求項77】 所定の画像処理を実行した後、該画像
    処理させた画像を出力させ、かつ、LAN、インターネ
    ット、ファクシミリ、無線などの通信手段のいずれか1
    つ以上を含むネットワークにより送信させることを特徴
    とする請求項71ないし76のいずれかに記載の画像処
    理制御プログラムを記録した媒体。
  78. 【請求項78】 選択した画像処理を実行するための複
    数の処理モードの内容を、一連の画像処理項目として連
    続して実行できるように登録させることを特徴とする請
    求項71ないし77のいずれかに記載の画像処理制御プ
    ログラムを記録した媒体。
  79. 【請求項79】 画像データ、テキストデータを含むデ
    ジタルデータを、LAN、インターネット、ファクシミ
    リ、無線などの通信手段のいずれか1つ以上を含むネッ
    トワークを介して他の接続機器との間で通信させること
    を特徴とする請求項72ないし78のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  80. 【請求項80】 前記通信アドレスの登録に際して、前
    記通信における送受信先として接続可能な送受信先を登
    録させ、ネットワーク上のアドレスとして記憶させるこ
    とを特徴とする請求項72ないし78のいずれかに記載
    の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  81. 【請求項81】 前記通信アドレスの登録に際して、前
    記通信における送受信先として接続可能な送受信先を登
    録させ、ファクシミリの電話番号として記憶させること
    を特徴とする請求項72ないし78のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  82. 【請求項82】 前記通信アドレスの登録に際して、前
    記通信における送受信先として接続可能な送受信先を登
    録させ、識別名として記憶させることを特徴とする請求
    項72ないし78のいずれかに記載の画像処理制御プロ
    グラムを記録した媒体。
  83. 【請求項83】 前記身体的情報の入力に際して、指紋
    の模様から個人を認証する指紋認証に関する身体的情報
    を入力させることを特徴とする請求項71ないし82の
    いずれかに記載の画像処理制御プログラムを記録した媒
    体。
  84. 【請求項84】 前記身体的情報の入力に際して、眼底
    の毛細血管の模様から個人を認証する網膜認証に関する
    身体的情報を入力させることを特徴とする請求項71な
    いし82のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを
    記録した媒体。
  85. 【請求項85】 前記身体的情報の入力に際して、黒目
    の中の模様から個人を認証する虹彩認証に関する身体的
    情報を入力させることを特徴とする請求項71ないし8
    2のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを記録し
    た媒体。
  86. 【請求項86】 前記身体的情報の入力に際して、顔の
    形から個人を認証する顔認証に関する身体的情報を入力
    させることを特徴とする請求項71ないし82のいずれ
    かに記載の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  87. 【請求項87】 前記身体的情報の入力に際して、音声
    の特徴、声紋から個人を認証する音声認証に関する身体
    的情報を入力させることを特徴とする請求項71ないし
    82のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを記録
    した媒体。
  88. 【請求項88】 前記身体的情報の入力に際して、手の
    大きさや形から個人を認証する手形認証若しくは掌紋認
    証に関する身体的情報を入力することを特徴とする請求
    項71ないし82のいずれかに記載の画像処理制御プロ
    グラムを記録した媒体。
  89. 【請求項89】 前記身体的情報の入力に際して、文字
    の書き方、筆圧から個人を認証する筆跡認証に関する身
    体的情報を入力させることを特徴とする請求項71ない
    し82のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを記
    録した媒体。
  90. 【請求項90】 前記処理モードの登録処理と、前記画
    像処理とを、別体に設けられた筐体において実行させる
    ことを特徴とする請求項71ないし89のいずれかに記
    載の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  91. 【請求項91】 前記処理モードの登録処理は、LA
    N、インターネット、ホストコンピュータ、イメージサ
    ーバを含むネットワークに接続された外部記憶装置にお
    いて実行させることを特徴とする請求項71ないし90
    のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを記録した
    媒体。
  92. 【請求項92】 前記処理モードの実行処理は、前記入
    力させた身体的情報を、前記登録させたモード関連情報
    の特徴データと照合させ、その照合結果に応じて前記選
    択させた処理モードの内容を実行させることを特徴とす
    る請求項71ないし91のいずれかに記載の画像処理制
    御プログラムを記録した媒体。
  93. 【請求項93】 前記通信アドレスの実行処理は、前記
    入力させた身体的情報を、前記登録させたアドレス関連
    情報と照合させ、その照合結果に応じて前記通信アドレ
    スに登録させている送受信先への送受信を実行させるこ
    とを特徴とする請求項71ないし91のいずれかに記載
    の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  94. 【請求項94】 前記処理モードの登録処理は、登録時
    に予め登録させている管理者の照合を行わせ、管理者で
    あると認証させた場合にのみ登録させることを特徴とす
    る請求項71ないし93のいずれかに記載の画像処理制
    御プログラムを記録した媒体。
  95. 【請求項95】 前記処理モードの登録処理は、既に登
    録された身体的情報の特徴データであると判断させた場
    合には、上書き若しくは他の特徴データで行わせること
    を特徴とする請求項71ないし93のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  96. 【請求項96】 前記処理モードの登録処理は、既に登
    録させた身体的情報の特徴データであると判断させた場
    合には、管理者の認証を受けずに設定を登録させること
    を特徴とする請求項71ないし93のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  97. 【請求項97】 管理者の認証を受けずに設定を登録し
    た場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データを
    含む情報を記憶手段に記憶させることを特徴とする請求
    項96記載の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  98. 【請求項98】 管理者の認証を受けずに設定を登録さ
    せた場合には、該設定内容、日時、身体的な特徴データ
    を含む情報をネットワーク接続された少なくとも外部記
    憶装置、ホストコンピュータ、イメージサーバに記憶さ
    せることを特徴とする請求項96記載の画像処理制御プ
    ログラムを記録した媒体。
  99. 【請求項99】 管理者の認証を受けずに設定を登録さ
    せた場合には、該設定できる画像処理の機能を限定、す
    なわち前記操作手段上で操作できる内容を限定させるこ
    とを特徴とする請求項96記載の画像処理制御プログラ
    ムを記録した媒体。
  100. 【請求項100】 管理者の認証を受けずに送受信先を
    登録させた場合には、該登録できる送受信先を限定させ
    ることを特徴とする請求項96記載の画像処理制御プロ
    グラムを記録した媒体。
  101. 【請求項101】 前記処理モードの登録処理は、ネッ
    トワーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコ
    ンピュータ、イメージサーバにおいて実行させることを
    特徴とする請求項71ないし100のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  102. 【請求項102】 前記処理モード実行処理は、ネット
    ワーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコン
    ピュータ、イメージサーバに登録させた実行内容を参照
    して、実行させることを特徴とする請求項71ないし1
    00のいずれかに記載の画像処理制御プログラムを記録
    した媒体。
  103. 【請求項103】 前記通信アドレス実行処理は、ネッ
    トワーク接続された少なくとも外部記憶装置、ホストコ
    ンピュータ、イメージサーバに登録させた送受信先内容
    を参照して、該内容に従って送受信を実行させることを
    特徴とする請求項71ないし100のいずれかに記載の
    画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  104. 【請求項104】 前記モード選択処理による命令時に
    おいて身体的特徴と関連づけ、登録、実行許可を行わせ
    ることを特徴とする請求項71ないし103のいずれか
    に記載の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
  105. 【請求項105】 前記身体的情報入力処理は、少なく
    とも、LAN、インターネット、ホストコンピュータ、
    イメージサーバのネットワークを介して入力させること
    を特徴とする請求項71ないし104のいずれかに記載
    の画像処理制御プログラムを記録した媒体。
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