JP2002044282A - コンピュータを用いた通話用電話システム - Google Patents

コンピュータを用いた通話用電話システム

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JP2002044282A
JP2002044282A JP2000223373A JP2000223373A JP2002044282A JP 2002044282 A JP2002044282 A JP 2002044282A JP 2000223373 A JP2000223373 A JP 2000223373A JP 2000223373 A JP2000223373 A JP 2000223373A JP 2002044282 A JP2002044282 A JP 2002044282A
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Akira Yoneda
明 米田
Takuya Atari
卓也 當
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな装置を構築することなく、コンピ
ュータのディスプレイ上に表示された電話番号に対し、
作業者が電話機のダイヤルキーを直接操作することなし
に、簡単且つ正確に電話をかけることができるシステム
を実現する。 【解決手段】 送受話器(5)を備えた電話機(6)及び通
話用電話回線(7)に接続されたアダプター(4)と、当該
アダプター(4)に接続されディスプレイ(2)を備えたコ
ンピュータ(3)と、電話接続ソフトウエアプログラムと
から構成する。電話接続ソフトウエアプログラムは、デ
ィスプレイ(2)上に表示された電話番号を取り込み、こ
の電話番号をダイヤルさせるための接続指令をアダプタ
ー(4)へ出力する。アダプター(4)は上記接続指令を受
けて上記電話番号をダイヤルし、上記通話用電話回線
(7)を介して通話先と上記電話機(6)とを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータと通
話用電話機の連携利用を簡便・安価に実現する、コンピ
ュータを用いた通話用電話システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットのホームページや
電子メールなどコンピュータのディスプレイ上に表示さ
れた電話番号にダイヤルする場合、相手の番号にコンピ
ュータを直接接続する場合はコンピュータが自動的にダ
イヤルする場合がある。しかしながら、先方の電話へ通
話のためにかける場合は、インターネット用の回線とは
別の通話用の回線に接続された電話機を用意して、ある
いはインターネット用の回線を一旦切断したのちこの回
線に通話用の電話機を接続して、作業者が上記電話番号
を手動でダイヤルしている。
【0003】また、特に企業のコールセンター等にあっ
ては、コンピュータと電話の連携利用のため、例えば図
13に示すような、電話交換用のPBX(構内交換機)と
専用サーバーコンピュータを連動させるCTI(Compute
r Telephony Integration)と呼ばれる大がかりなシステ
ムを構築している。即ち、このCTIシステム(51)は、
PBX(52)とCTIサーバー(53)とを接続するととも
に、このCTIサーバー(53)と各作業者が操作するコン
ピュータ(54)とをLAN(55)を介して接続してある。各
作業者はコンピュータ(54)のディスプレイ(56)に表示さ
れた電話番号のデータベース等を画面上で操作すること
により、CTIサーバー(53)がPBX(52)を介して所定
の電話番号へ接続し、これを作業者がPBX(52)に接続
された電話機(57)により通話するように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電話システ
ムにあっては、インターネットのホームページや電子メ
ールなど、コンピュータのディスプレイ上に表示された
電話番号に電話をかける場合、作業者がディスプレイに
表示された電話番号を読み取り、コンピュータの操作を
中断した上で、電話機のダイヤルキーを操作をする必要
があり、ダイヤル操作が煩雑であるうえ、電話番号を間
違えてしまい易い問題があった。一方、コンピュータに
表示されたデータベース画面と電話機との連携利用を図
るためには、図13に示すようなPBX(52)と一体化し
た大がかりなCTIシステムを構築しなければならず、
設備コストやランニングコストが極めて高価につくた
め、一般家庭やSOHOなど小規模に通話用電話システ
ムを構築する場合には容易に採用することができない問
題点があった。
【0005】本発明は、インターネットのホームページ
や電子メールなど、コンピュータのディスプレイ上に表
示された電話番号に、作業者が電話機のダイヤルキーを
直接操作することなしに、簡単且つ正確に電話をかける
ことができるシステムを実現するとともに、コンピュー
タと電話機の連携利用を図るためのシステムを、大がか
りな装置を構築することなく、一般家庭やSOHOでも
導入可能な簡便・安価なシステムとして実現することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、例えば本発明の実施の形態を示す図1から
図2に基づいて説明すると、コンピュータを用いた通話
用電話システムを次のように構成したものである。即ち
請求項1に記載の発明は、送受話器(5)を備えた電話機
(6)及び通話用電話回線(7)に接続されたアダプター
(4)と、当該アダプター(4)に接続されディスプレイ
(2)を備えたコンピュータ(3)と、電話接続ソフトウエ
アプログラムとからなり、上記電話接続ソフトウエアプ
ログラムは上記ディスプレイ(2)上に表示された電話番
号(17)を取り込んで、この電話番号(17)をダイヤルさせ
るための接続指令を上記アダプター(4)へ出力可能に構
成し、上記アダプター(4)は上記電話接続ソフトウエア
プログラムから出された接続指令を受けて上記電話番号
(17)をダイヤルし、上記通話用電話回線(7)を介して通
話先と上記電話機(6)とを接続するように構成したこと
を特徴とする。
【0007】上記アダプターと電話機は互いに別体に構
成してこれらを接続線等で接続可能に構成してもよい
が、電話機本体と上記アダプターとを一体化させたもの
であってもよい。即ち、請求項2に記載の発明は上記請
求項1に記載の発明において、上記アダプター(4)と電
話機(6)の少なくとも電話機本体とを一体化させたもの
である。
【0008】上記アダプターは上記コンピュータとケー
ブル等を介して接続してもよいが、コンピュータの入出
力ポートに直接接続するものであってもよく、また、ア
ダプターをコンピュータ内に組み込んだりコンピュータ
とアダプターとを一体に構成したものであってもよい。
さらに、上記アダプターと電話機の少なくとも電話機本
体と上記コンピュータとを一体に組み付けてもよい。こ
れらにより各装置間の接続ケーブル等を省略でき、装置
全体を簡略にすることができる。即ち、請求項3に記載
の発明は上記請求項1に記載の発明において、上記アダ
プター(4)と上記コンピュータ(3)とを一体に組み付け
たものである。また請求項4に記載の発明は上記請求項
1に記載の発明において、上記アダプター(4)と電話機
(6)の少なくとも電話機本体と上記コンピュータ(3)と
を一体に組み付けたものである。
【0009】上記コンピュータのディスプレイ上に表示
された電話番号は、例えばこれをコピーして所定位置へ
貼り付けることにより、上記電話接続ソフトウエアプロ
グラムにこの電話番号を取り込んでもよいし、上記ディ
スプレイ上に表示された電話番号を単にクリックするこ
とにより、当該電話番号を取り込むように構成してもよ
い。即ち請求項5に記載の発明は、上記請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記電話
接続ソフトウエアプログラムは、上記ディスプレイ(2)
上に表示された電話番号(17)をクリックすることによ
り、当該電話番号(17)を取り込むように構成したもので
ある。
【0010】また請求項6に記載の発明は、送受話器
(5)が接続されたコンピュータ(3)に通話用電話回線
(7)を接続可能に構成し、このコンピュータ(3)のディ
スプレイ(2)に表示された電話番号(17)をクリックする
ことにより、当該電話番号(17)に通話用の電話をかける
ように構成したことを特徴とする。なおこの場合、上記
コンピュータにはインターネット用の電話回線と通話用
電話回線との両回線を接続しておいてもよく、あるいは
インターネット用の電話回線と通話用電話回線とを自動
的に切り替え可能に構成してもよい。
【0011】上記各発明において、上記コンピュータは
ディスプレイを備え上記電話接続ソフトウエアプログラ
ムが組み込まれておればよく、デスクトップのような比
較的大形のコンピュータはもとより、ラップトップやノ
ートパソコンなどの小形のコンピュータ、パームトップ
コンピュータや携帯情報端末などであってもよい。
【0012】上記電話機の本体は、通話用電話回線に接
続してダイヤルすることにより通話先と通信できる機能
があればよく、これ以外に電話回線を保留したり、転送
機能などを備えていてもよい。この電話機本体は受話器
と有線または赤外線や電波による無線で接続してもよ
く、また例えば携帯型電話機のように電話機本体と送受
話器とを一体に形成したものであってもよい。
【0013】また、上記送受話器は送話器と受話器とが
必ずしも一体に構成されていなくてもよく、別体に形成
したものであってもよい。この送話器は音声を電気信号
に変換して通話先へ送ることができればよく、マイクな
どの集音装置で構成される。一方、受話器は通話先から
の信号を受取って音声に再生できればよく、イヤホンや
スピーカなどの装置であってもよい。
【0014】上記各発明において、互いに別体に構成さ
れた各機器同士の接続には、物理的に有線で結線するほ
か、赤外線や電波を利用した無線接続を利用することも
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1から図4は本発明の第1実施形
態を示し、図1は通話用電話システムの概略構成図であ
り、図2はアダプターの外観を示し、図2(a)は正面側
から見た斜視図、図2(b)は背面側から見た斜視図であ
り、図3は電話接続ソフトウエアプログラムの操作画面
の表示例であり、図4は電話接続ソフトウエアプログラ
ムへの電話番号の取り込み手順を示す説明図である。
【0016】図1に示すように、この通話用電話システ
ム(1)は、ディスプレイ(2)を備えたコンピュータ(3)
にアダプター(4)を接続して構成されており、このアダ
プター(4)には送受話器(5)を備えた電話機(6)と通話
用電話回線(7)とが接続されている。即ち、図2に示す
ように、上記アダプター(4)には前側面に電源スイッチ
(8)を設けてあり、左側面に上記通話用電話回線(7)用
のモジュラージャック(9)が、右側面に上記電話機(6)
用のモジュラージャック(10)が、後側面に上記コンピュ
ータ(3)との接続ポート(11)がそれぞれ設けてある。
【0017】上記コンピュータ(3)には、電話接続ソフ
トウエアプログラムを組み込んである。この電話接続ソ
フトウエアプログラムは、コンピュータ(3)のディスプ
レイ(2)上に、図3に示すような操作画面(12)を表示す
る。作業者は電話番号の入力窓(13)に所定の電話番号を
取り込み、接続ボタン(14)をクリックする。これにより
上記電話接続ソフトウエアプログラムが上記アダプター
(4)に電話をかける指令を発するので、作業者は通話用
電話回線(7)が通じるのを待って、電話機(6)の送受話
器(5)で通話すればよい。通話終了後は、送受話器(5)
を戻してもよいが、切断ボタン(15)をクリックすれば上
記電話接続ソフトウエアプログラムが電話を切る指令を
発し、通話用電話回線(7)が切断される。
【0018】上記入力窓(13)への電話番号の取り込み操
作は、例えば図4に示すように、インターネットのホー
ムページ(16)や電子メール上に表示された電話番号(17)
を指定してこれをコピーし、上記操作画面(12)の入力窓
(13)にこれをペーストすることにより行うことができ
る。なお、この電話接続ソフトウエアプログラムの入力
窓(13)は、修正入力や再入力などために、コンピュータ
(3)のキーボードから直接入力することにも対応してい
る。また、上記電話番号の取込み操作は、他のソフトウ
エアプログラムの画面上に表示された電話番号を上記と
同様の操作で上記入力窓(13)に取込むことができること
はいうまでもない。
【0019】上記接続ソフトウエアプログラムは、必要
に応じてリダイヤルボタン(18)や、構内電話からの外線
発信番号の指定、接続電話会社の指定など他の機能をオ
プションボタン(19)等に備えていてもよく、また電話帳
ボタン(20)に電話番号データベースを連携させることも
できる。この場合、上記電話帳ボタン(20)をクリックす
ることによりコンピュータ(3)上に保管されたデータベ
ース等を表示し、このデータベースの所定の電話番号を
指定することにより、入力することができる。
【0020】上記実施形態では電話接続ソフトウエアプ
ログラムをコンピュータに予め組み込んであるが、この
電話接続ソフトウエアプログラムはブラウザやウェブ言
語に組み込んでもよい。即ち図5は本発明の第2実施形
態を示し、ブラウザ及びウェブ言語に電話接続ソフトウ
エアプログラムの機能を組み込んだ場合の表示画面の一
例である。ブラウザの電話番号入力窓(13)に入力し接続
ボタン(14)をクリックしたり、もしくは画面上の電話番
号(17)を直接クリックする。これにより電話接続ソフト
ウエアプログラムはインターネット用の電話回線とは別
の、通話用電話回線を接続したり、あるいはインターネ
ット用の電話回線と通話用電話回線とを自動的に切り替
えて相手先に電話をかける。通話用の電話回線が接続さ
れると、コンピュータに接続されているマイクやスピー
カ等を用いて相手先と通話をしてもよく、あるいは専用
の送受話器をコンピュータに接続しておいてこの送受話
器を用いることにより通話してもよい。
【0021】上記のような機能を有する電話接続ソフト
ウエアプログラムを、電子メールソフトウエアやデータ
ベースソフトウエアに組み込めば、電子メールで送付さ
れてきた電話番号やデータベース画面上などに表示され
る電話番号をクリックするだけで、通話用の電話をかけ
ることができる。
【0022】図6は本発明の第3実施形態を示し、複数
台のコンピュータ(3…)をLAN(21)に接続し、各コン
ピュータ(3)にそれぞれ通話用電話システム(1)を設け
た場合の概略構成図である。これにより、LAN(21)上
に設置された他のコンピュータ(22)等のデータを使用し
て電話をかけることが可能となり、前記従来技術の大が
かりな設備を用いることなく同等のCTIシステムを構
築でき、企業のコールセンター等で安価に実施すること
ができる。なお、上記LAN(21)はインターネット用回
線に接続することができる。従ってこの場合には本発明
の通話用電話システムとインターネット接続とを併用す
ることができ、インターネットのホームページに表示さ
れた電話番号等にも容易に電話することができる。
【0023】図7は第4実施形態を示し、一般家庭など
個人で実施するに好適な通話用電話システムの概略構成
図である。ISDN回線(23)に接続されたターミナルア
ダプター(24)にはデジタル回線(25)を介してコンピュー
タ(3)が接続され、電話機(6)はアダプター(4)とアナ
ログ回線(26)を順に介して上記ターミナルアダプター(2
4)に接続されている。上記デジタル回線(25)を通じてコ
ンピュータ(3)をインターネットに接続するとともに、
本発明の通話用電話システムを用いることにより画面上
に表示された電話番号へ上記アナログ回線(26)を通じて
通話用の電話をかけることができる。なお、この実施形
態ではISDN回線を用いたが、本発明はこれに代え
て、例えばDSL回線などを用いてもよいことは言うま
でもない。
【0024】図8は第5実施形態を示し、小規模なSO
HOタイプのオフィスに好適な本発明の通話用電話シス
テムの概略構成図を示す。この実施形態では小規模のL
AN(21)が形成されており、それぞれ通話用電話システ
ムを備えた複数のコンピュータ(3…)が上記LAN(21)
に接続され、各コンピュータ(3)に接続されたアダプタ
ー(4)は、それぞれダイヤルアップルータ(27)にアナロ
グ回線(26)を介して接続してある。一方、上記LAN(2
1)はデジタル回線(25)を介して上記ダイヤルアップルー
タ(27)に接続されており、各コンピュータ(3)は上記第
4実施形態と同様、インターネットに接続するとともに
画面上に表示された電話番号へ上記アナログ回線(26)を
通じて通話用の電話をかけることができる。
【0025】図9は本発明の第6実施形態を示すアダプ
ターの斜視図である。この第6実施形態では、アダプタ
ー(4)はPCカードタイプのアダプター本体(28)と、こ
のアダプター本体(28)に接続されたコネクタ(29)とで構
成され、コネクタ(29)には2つのモジュラージャック
(9・10)が組み込まれている。一方のモジュラージャッ
ク(9)は通話用電話回線が接続され、他方のモジュラー
ジャック(10)には電話機が接続される。そしてコンピュ
ータのPCカードスロットに上記アダプター本体(28)を
装着することにより、アダプター(4)とコンピュータと
が接続され、コンピュータに組み込まれた電話接続ソフ
トウエアプログラムの指令に基づいて、アダプター(4)
が所定の電話番号をダイヤルするように構成されてい
る。
【0026】図10は第7実施形態を示し、アダプター
を一体的に組み込んだ電話機の斜視図である。この実施
形態では、アダプター一体型電話機(30)の後側面に、コ
ンピュータとの接続ポート(11)と、通話用電話回線のモ
ジュラージャック(9)とが設けてある。
【0027】図11及び図12は本発明の第8実施形態
を示し、図11は携帯型コンピュータをアダプターに装
着した状態の斜視図、図12は通話用電話をかける手順
を説明する概略構成図である。
【0028】図11に示すように、このアダプター(4)
には電話機の本体機能が組み込まれており、上部には携
帯型コンピュータ(3)の装着部(31)が、下部には通話用
電話回線に接続するモジュラージャック(9)と送受話器
に接続するモジュラージャック(32)とがそれぞれ設けて
ある。
【0029】上記携帯型コンピュータ(3)とアダプター
(4)を用いて通話用の電話をかける場合、図12(a)に
示すように、まず携帯型コンピュータ(3)をホストコン
ピュータ(22)に接続し、図12(b)に示すようにホスト
コンピュータ(22)から必要な電話番号のデータを携帯型
コンピュータ(3)に転送する。次に上記携帯型コンピュ
ータ(3)をホストコンピュータ(22)から取り外し、図1
2(c)に示すように上記アダプター(4)に接続する。こ
のアダプター(4)にはヘッドホンとマイクからなる送受
話器(5)と、通話用電話回線(7)とをそれぞれ接続して
おく。
【0030】そして図12(d)に示すように、携帯型コ
ンピュータ(3)のディスプレイ(2)に表示された電話番
号をクリックすることにより、アダプター(4)がこの電
話番号をダイヤルし、通話用電話回線が通じると作業者
が送受話器(5)により先方と通話する。この通話用電話
システムの場合、自由に持ち運びできる携帯型コンピュ
ータにホストコンピュータから必要なデータを容易に取
り込めるので、LAN構築を省略することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】インターネット画面など、コンピュータの
画面上に表示された電話番号に電話をかける場合も、コ
ンピュータの操作を中断することなく、コンピュータ上
から電話をかけることができる。
【0033】画面上に表示された電話番号をそのまま使
用するため、基本的にはマウスやキーボードの操作だけ
で電話をかけることができる。従って、電話機のダイヤ
ルキーを操作する場合に発生するダイヤルミスを避ける
ことができ、正確にダイヤルすることができる。
【0034】前記従来技術のPBXを用いた大がかりな
システムを構築しなくても、簡便・安価にコンピュータ
と電話の連携システムを構築することができる。このた
め、これまで資金面などの理由から本格的CTIの導入
が困難であった中小企業のコールセンターなどでも、デ
ータベース等を利用したコンピュータによる通話用電話
システムとして容易に安価に導入することができ、コー
ルセンター等の業務効率を大幅に改善できるばかりでな
く、作業者であるテレコミュニケーターの作業負担を大
きく低減させることができる。
【0035】また、一般家庭などでは、インターネット
ウェブ上で情報検索中のユーザーが画面上に表示された
電話番号に問い合わせや予約の電話をする場合や、電子
メールで送付されてきた電話番号に電話をする場合に、
マウスの操作だけでも電話をかけることができる。この
ような機能は、従来のPBXを用いた大がかりなCTI
システムでも実現されておらず、本発明の通話用電話シ
ステムを採用することにより、インターネットの利便性
が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す、通話用電話シス
テムの概略構成図である。
【図2】第1実施形態のアダプターの外観を示し、図2
(a)は正面側から見た斜視図、図2(b)は背面側から見
た斜視図である。
【図3】電話接続ソフトウエアプログラムの操作画面の
表示例である。
【図4】電話接続ソフトウエアプログラムへの電話番号
の取り込み手順を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、ブラウザ及びウ
ェブ言語に電話接続ソフトウエアプログラムの機能を組
み込んだ場合の表示画面の一例である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す、通話用電話シス
テムの概略構成図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示す、通話用電話シス
テムの概略構成図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示す、通話用電話シス
テムの概略構成図を示す。
【図9】本発明の第6実施形態を示す、アダプターの斜
視図である。
【図10】本発明の第7実施形態を示す、アダプターを
一体的に組み込んだ電話機の斜視図である。
【図11】本発明の第8実施形態を示す、携帯型コンピ
ュータをアダプターに装着した状態の斜視図である。
【図12】本発明の第8実施形態において、通話用電話
をかける手順を説明する概略構成図である。
【図13】従来技術を示す、PBXを用いたCTIシス
テムの概略構成図である。
【符号の説明】 1…通話用電話システム、2…ディスプレイ、3…コン
ピュータ、4…アダプター、5…送受話器、6…電話
機、7…通話用電話回線、17…電話番号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA14 CC07 5K101 LL01 NN18 NN21 PP03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受話器(5)を備えた電話機(6)及び通
    話用電話回線(7)に接続されたアダプター(4)と、当該
    アダプター(4)に接続されディスプレイ(2)を備えたコ
    ンピュータ(3)と、電話接続ソフトウエアプログラムと
    からなり、 上記電話接続ソフトウエアプログラムは上記ディスプレ
    イ(2)上に表示された電話番号(17)を取り込んで、この
    電話番号(17)をダイヤルさせるための接続指令を上記ア
    ダプター(4)へ出力可能に構成し、 上記アダプター(4)は上記電話接続ソフトウエアプログ
    ラムから出された接続指令を受けて上記電話番号(17)を
    ダイヤルし、上記通話用電話回線(7)を介して通話先と
    上記電話機(6)とを接続するように構成したことを特徴
    とする、コンピュータを用いた通話用電話システム。
  2. 【請求項2】 上記アダプター(4)と電話機(6)の少な
    くとも電話機本体とを一体化させた、請求項1に記載の
    コンピュータを用いた通話用電話システム。
  3. 【請求項3】 上記アダプター(4)と上記コンピュータ
    (3)とを一体に組み付けた、請求項1に記載のコンピュ
    ータを用いた通話用電話システム。
  4. 【請求項4】 上記アダプター(4)と電話機(6)の少な
    くとも電話機本体と上記コンピュータ(3)とを一体に組
    み付けた、請求項1に記載のコンピュータを用いた通話
    用電話システム。
  5. 【請求項5】 上記電話接続ソフトウエアプログラム
    は、上記ディスプレイ(2)上に表示された電話番号(17)
    をクリックすることにより、当該電話番号(17)を取り込
    むように構成した、請求項1から請求項4のいずれか1
    項に記載のコンピュータを用いた通話用電話システム。
  6. 【請求項6】 送受話器(5)が接続されたコンピュータ
    (3)に通話用電話回線(7)を接続可能に構成し、このコ
    ンピュータ(3)のディスプレイ(2)に表示された電話番
    号(17)をクリックすることにより、当該電話番号(17)に
    通話用の電話をかけるように構成したことを特徴とす
    る、コンピュータを用いた通話用電話システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268954A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Nec Infrontia Corp Ctiシステム
JP2013247427A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発呼支援装置、プログラム、および方法

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