JP2002043670A - フォトン発生器 - Google Patents
フォトン発生器Info
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- JP2002043670A JP2002043670A JP2001117837A JP2001117837A JP2002043670A JP 2002043670 A JP2002043670 A JP 2002043670A JP 2001117837 A JP2001117837 A JP 2001117837A JP 2001117837 A JP2001117837 A JP 2001117837A JP 2002043670 A JP2002043670 A JP 2002043670A
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- laser
- pulse
- electron
- electron beam
- laser beam
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05G—X-RAY TECHNIQUE
- H05G2/00—Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05H—PLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
- H05H13/00—Magnetic resonance accelerators; Cyclotrons
- H05H13/04—Synchrotrons
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Lasers (AREA)
- X-Ray Techniques (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高輝度の高エネルギーフォトンを生じる小型
のフォトン発生器。 【解決手段】 フォトン発生器は、電子ビームを放出す
る電子銃と、レーザービームを放出するレーザーとを備
える。レーザービームは、電子ビームと繰り返し衝突
し、そこからX線等の高エネルギーフォトンビームを放
出する。
のフォトン発生器。 【解決手段】 フォトン発生器は、電子ビームを放出す
る電子銃と、レーザービームを放出するレーザーとを備
える。レーザービームは、電子ビームと繰り返し衝突
し、そこからX線等の高エネルギーフォトンビームを放
出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米国エネルギー省
により与えられた契約番号DE-AC02-98CH10886による政
府の援助により行われた。本発明について、政府は一定
の権利を有する。本発明は、一般にX線の発生に関し、
より詳しくは、フォトン発生器源に関する。
により与えられた契約番号DE-AC02-98CH10886による政
府の援助により行われた。本発明について、政府は一定
の権利を有する。本発明は、一般にX線の発生に関し、
より詳しくは、フォトン発生器源に関する。
【0002】
【従来の技術】X線は、医療、工業、生物化学、材料科
学に多くの用途がある。しかし、従来のX線を発生する
シンクロトロンは、非常に大きく高価で、そのため広い
用途に使用することができなかった。開発されたより小
さい種類のX線源は、レーザーシンクロトロン源(LS
S)である。LSSでは、レーザービームは、相互作用
セル内で加速された電子ビームと衝突し、コンプトン散
乱又はトムソン散乱に基づきX線等の高エネルギーフォ
トンビームを生じる。
学に多くの用途がある。しかし、従来のX線を発生する
シンクロトロンは、非常に大きく高価で、そのため広い
用途に使用することができなかった。開発されたより小
さい種類のX線源は、レーザーシンクロトロン源(LS
S)である。LSSでは、レーザービームは、相互作用
セル内で加速された電子ビームと衝突し、コンプトン散
乱又はトムソン散乱に基づきX線等の高エネルギーフォ
トンビームを生じる。
【0003】LSSフォトン発生器で生じた高エネルギ
ーフォトンのピークフラックスと輝度は、使用する装置
の特定の構成により制限される。
ーフォトンのピークフラックスと輝度は、使用する装置
の特定の構成により制限される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、高輝度の高エ
ネルギーフォトンを生じる小型のフォトン発生器の必要
がある。
ネルギーフォトンを生じる小型のフォトン発生器の必要
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】フォトン発生器は、電子
ビームを放出する電子銃と、レーザービームを放出する
レーザーとを備える。レーザービームは、電子ビームと
繰り返し衝突し、そこからX線等の高エネルギーフォト
ンビームを放出する。
ビームを放出する電子銃と、レーザービームを放出する
レーザーとを備える。レーザービームは、電子ビームと
繰り返し衝突し、そこからX線等の高エネルギーフォト
ンビームを放出する。
【0006】
【発明の実施の形態及び実施例】好適な実施例により、
別の目的と利点と共に、添付の図面を参照して、本発明
をより詳しく説明する。
別の目的と利点と共に、添付の図面を参照して、本発明
をより詳しく説明する。
【0007】図1は、本発明の好適な実施例によるフォ
トン発生器即ち装置10の概略図である。フォトン発生器
は、LSSの改善であり、相対論的電子ビーム14を放出
するため、高エネルギー電子銃12の形の手段を備える。
レーザービーム18を放出するため、高エネルギーレーザ
ー16の形の手段が設けられる。真空にした相互作用トラ
ック即ちリング20が、電子銃とレーザーに作動的に組み
合わさり、電子ビーム14を閉ループ内を循環させ、レー
ザービーム18と繰り返し衝突し、次に電子とレーザービ
ームの衝突から高エネルギーフォトンを放出する。この
ように、高エネルギーフォトンは、コンプトン散乱又は
トムソン散乱に基づき、相対論的電子で、レーザー光を
散乱することにより発生する。結果のフォトンビーム22
は、X線、ガンマ線、可視光、紫外線光、又は他の狭帯
域電磁放射線であり、高輝度である。
トン発生器即ち装置10の概略図である。フォトン発生器
は、LSSの改善であり、相対論的電子ビーム14を放出
するため、高エネルギー電子銃12の形の手段を備える。
レーザービーム18を放出するため、高エネルギーレーザ
ー16の形の手段が設けられる。真空にした相互作用トラ
ック即ちリング20が、電子銃とレーザーに作動的に組み
合わさり、電子ビーム14を閉ループ内を循環させ、レー
ザービーム18と繰り返し衝突し、次に電子とレーザービ
ームの衝突から高エネルギーフォトンを放出する。この
ように、高エネルギーフォトンは、コンプトン散乱又は
トムソン散乱に基づき、相対論的電子で、レーザー光を
散乱することにより発生する。結果のフォトンビーム22
は、X線、ガンマ線、可視光、紫外線光、又は他の狭帯
域電磁放射線であり、高輝度である。
【0008】図1に示す電子銃12は、高エネルギー電子
を生じリング内で散乱させるため、色々の構成を有す
る。同様に、散乱レーザー16は、高エネルギーレーザー
ビームを生じ、相互作用リング内で電子との衝突により
散乱させるため、色々の構成を有する。
を生じリング内で散乱させるため、色々の構成を有す
る。同様に、散乱レーザー16は、高エネルギーレーザー
ビームを生じ、相互作用リング内で電子との衝突により
散乱させるため、色々の構成を有する。
【0009】好適な実施例では、散乱レーザー16は、所
定の好ましくは一定の繰返し速度で、パルスの列のレー
ザービーム18を放出するように構成されている。電子銃
12は、また電子パルスの列の電子ビーム14を放出するよ
うに構成されている。これに応じて、相互作用リング20
は個々の電子ビームパルスを所定の期間即ち周期で循環
させるような大きさでに構成されている。この周期は、
リングの内側で繰り返し衝突を起こすため、レーザービ
ームパルスの繰返し速度に対応する周期にほぼ等しい。
電子ビームパルスのレーザービームパルスの列との各衝
突で、トムソン散乱により対応する数のフォトンが生じ
る。それゆえ、結果のフォトンビーム22は、高い平均輝
度となる。
定の好ましくは一定の繰返し速度で、パルスの列のレー
ザービーム18を放出するように構成されている。電子銃
12は、また電子パルスの列の電子ビーム14を放出するよ
うに構成されている。これに応じて、相互作用リング20
は個々の電子ビームパルスを所定の期間即ち周期で循環
させるような大きさでに構成されている。この周期は、
リングの内側で繰り返し衝突を起こすため、レーザービ
ームパルスの繰返し速度に対応する周期にほぼ等しい。
電子ビームパルスのレーザービームパルスの列との各衝
突で、トムソン散乱により対応する数のフォトンが生じ
る。それゆえ、結果のフォトンビーム22は、高い平均輝
度となる。
【0010】図1に示す相互作用リング20は、好ましく
は長円形で、一対の対向する直線部分即ちレッグ20a
と、2つのレッグに結合した一対の対向する弓形彎曲部
即ちベンド20bを備え、閉じた長円形となるようになっ
ている。電子銃12は、電子ビームパルス14を相互作用リ
ング20内の第1回転方向に放出するように配置され、こ
の方向は図1で時計回り方法である。散乱レーザー16
は、好適な折り曲げミラーを使用して、レーザービーム
パルス18を相互作用リング20内の反対の第2方向に放出
するようになっていて、これは図1の上側レッグの反時
計回り方向で、対向する電子ビームパルスと衝突するよ
うになっている。
は長円形で、一対の対向する直線部分即ちレッグ20a
と、2つのレッグに結合した一対の対向する弓形彎曲部
即ちベンド20bを備え、閉じた長円形となるようになっ
ている。電子銃12は、電子ビームパルス14を相互作用リ
ング20内の第1回転方向に放出するように配置され、こ
の方向は図1で時計回り方法である。散乱レーザー16
は、好適な折り曲げミラーを使用して、レーザービーム
パルス18を相互作用リング20内の反対の第2方向に放出
するようになっていて、これは図1の上側レッグの反時
計回り方向で、対向する電子ビームパルスと衝突するよ
うになっている。
【0011】それゆえ相互作用リングは、電子ビームパ
ルスが、長円閉ループ内で第1方向に循環し、レーザー
ビームパルスが反対の第2方向へ向けられ、電子ビーム
パルスと正面から衝突し、トムソン散乱を起こすように
なっている。このように、電子パルスがリング内を循環
すると、同じ電子パルスが、列内のレーザーパルスに繰
り返しぶつかるかもしれない。
ルスが、長円閉ループ内で第1方向に循環し、レーザー
ビームパルスが反対の第2方向へ向けられ、電子ビーム
パルスと正面から衝突し、トムソン散乱を起こすように
なっている。このように、電子パルスがリング内を循環
すると、同じ電子パルスが、列内のレーザーパルスに繰
り返しぶつかるかもしれない。
【0012】基本的な相互作用リングは、電子が最小限
のエネルギー損失で循環する従来の電子ビームストレー
ジリングの改良された形でも良い。リングは十分高真空
レベルまで真空引きされ、また改良されたリング内で電
子とレーザーパルスを受け取り、排出するため、好適な
ウィンドーが設けられる。
のエネルギー損失で循環する従来の電子ビームストレー
ジリングの改良された形でも良い。リングは十分高真空
レベルまで真空引きされ、また改良されたリング内で電
子とレーザーパルスを受け取り、排出するため、好適な
ウィンドーが設けられる。
【0013】図1に示す実施例では、相互作用リング
は、例えばベンド20bの周りにリングに作動的に結合し
た複数の集束要素即ちマグネット24を備え、電子ビーム
14を集束し、好ましくは両方の直線レッグ20aの中間の
衝突ゾーン26で狭いウェスト部を形成するようにする。
は、例えばベンド20bの周りにリングに作動的に結合し
た複数の集束要素即ちマグネット24を備え、電子ビーム
14を集束し、好ましくは両方の直線レッグ20aの中間の
衝突ゾーン26で狭いウェスト部を形成するようにする。
【0014】複数の曲げ要素即ちマグネット28が、対応
する4つのコーナー即ちレッグとベンドの結合部で、リ
ングに作動的に結合し、電子ビームを曲げ即ち方向付
け、リング内を循環するようにする。曲げマグネット
は、リングの内側で電子ビームの環状循環軌道を保持す
るため電力を与えられ、電子ビームが十分な数の回転即
ちサイクルだけ回るようにする。個々の電子パルスは、
対応する曲げマグネットの電力を断つことにより、リン
グの4つのコーナーの任意のところで導入しても良く、
また個々の電子パルスは、曲げマグネットの電力をそこ
で断つことにより、リングの4つのコーナーの任意のと
ころで排出しても良い。
する4つのコーナー即ちレッグとベンドの結合部で、リ
ングに作動的に結合し、電子ビームを曲げ即ち方向付
け、リング内を循環するようにする。曲げマグネット
は、リングの内側で電子ビームの環状循環軌道を保持す
るため電力を与えられ、電子ビームが十分な数の回転即
ちサイクルだけ回るようにする。個々の電子パルスは、
対応する曲げマグネットの電力を断つことにより、リン
グの4つのコーナーの任意のところで導入しても良く、
また個々の電子パルスは、曲げマグネットの電力をそこ
で断つことにより、リングの4つのコーナーの任意のと
ころで排出しても良い。
【0015】電子パルスがリングの内側で循環すると、
マグネット24により直線のレッグ内の2つの衝突ゾーン
26で集束される。これに対応して、散乱レーザー16は好
適な光学機器即ち集束レンズを使用して、レーザービー
ムパルスを電子ビームパルスのウェスト部に集束させ、
2つのレッグの少なくとも1つで、対応する衝突ゾーン
26に集束させる。
マグネット24により直線のレッグ内の2つの衝突ゾーン
26で集束される。これに対応して、散乱レーザー16は好
適な光学機器即ち集束レンズを使用して、レーザービー
ムパルスを電子ビームパルスのウェスト部に集束させ、
2つのレッグの少なくとも1つで、対応する衝突ゾーン
26に集束させる。
【0016】このように、電子パルス14は、相互作用リ
ングの内側の衝突ゾーン26で狭いウェスト部に集束さ
れ、レーザーパルス18は、衝突ゾーン26の内側で電子ビ
ームのウェストで集束し、そこで衝突とトムソン散乱を
起こさせる。
ングの内側の衝突ゾーン26で狭いウェスト部に集束さ
れ、レーザーパルス18は、衝突ゾーン26の内側で電子ビ
ームのウェストで集束し、そこで衝突とトムソン散乱を
起こさせる。
【0017】図1に示すレーザービームは、所望により
相互作用リングの内側を循環してもしなくてもよい。例
示した好適な実施例では、複数の反射即ち循環ミラー30
の形の手段が相互作用リングと光学的に整列し、ループ
内のレーザーパルス18を循環させ、衝突ゾーンの2つの
ウェスト部のそれぞれの1つで、繰り返し電子ビームパ
ルスと衝突するようにする。このように、同じ電子ビー
ムパルス14が、リングの両方のレッグ20a内でレーザー
ビームパルスと次々に衝突し、それに応じて高エネルギ
ーのフォトンを生じることができる。レーザービームの
エネルギーはミラーからの複数回の反射により低下する
ので、光学アンプ(図示せず)を直列に使用して、エネ
ルギーロスを補償しても良い。
相互作用リングの内側を循環してもしなくてもよい。例
示した好適な実施例では、複数の反射即ち循環ミラー30
の形の手段が相互作用リングと光学的に整列し、ループ
内のレーザーパルス18を循環させ、衝突ゾーンの2つの
ウェスト部のそれぞれの1つで、繰り返し電子ビームパ
ルスと衝突するようにする。このように、同じ電子ビー
ムパルス14が、リングの両方のレッグ20a内でレーザー
ビームパルスと次々に衝突し、それに応じて高エネルギ
ーのフォトンを生じることができる。レーザービームの
エネルギーはミラーからの複数回の反射により低下する
ので、光学アンプ(図示せず)を直列に使用して、エネ
ルギーロスを補償しても良い。
【0018】さらに、2つのベンド20bの1つにオプシ
ョンのブースター20cを配置し、循環する電子パルスの
散乱によるエネルギーロスを補償しても良い。2つの電
子ブースター12bと20cが図3に示すシンクロナイザー48
に作動的に結合し、電力を上げた電子ビームパルスと同
期した動作をするようにしても良い。
ョンのブースター20cを配置し、循環する電子パルスの
散乱によるエネルギーロスを補償しても良い。2つの電
子ブースター12bと20cが図3に示すシンクロナイザー48
に作動的に結合し、電力を上げた電子ビームパルスと同
期した動作をするようにしても良い。
【0019】上述したように、電子銃12と散乱レーザー
16は、比較的小型の組立体内で、協働する相互作用リン
グの性能を最大限にするように構成されていても良い。
電子銃12は、相対論的エネルギーが約1〜10Mevの範
囲で、相対論的電子ビーム14をリング20内に放出し、高
輝度電子ビームになるように構成されているのが好まし
い。
16は、比較的小型の組立体内で、協働する相互作用リン
グの性能を最大限にするように構成されていても良い。
電子銃12は、相対論的エネルギーが約1〜10Mevの範
囲で、相対論的電子ビーム14をリング20内に放出し、高
輝度電子ビームになるように構成されているのが好まし
い。
【0020】これに対応して、レーザー16は、レーザー
ビーム18を約100mJまでのエネルギーで約750nmの波
長で、またパルスの継続時間約3psで放出するように
構成されているのが好ましい。このような高エネルギー
レーザービームパルスが例えば100fsの継続時間、約5
MeVのエネルギーで100pCの電子束を有する電子ビ
ームと正面衝突すると、衝突ごとに約1.6nmの波長で
約800eVの106のフォトンを、生じることができる。
結果のフォトンビームのピーク輝度は、約1022フォト
ン/(s0.1%BW領域立体角)であり、これは第2世
代シンクロトロン光源に匹敵する。
ビーム18を約100mJまでのエネルギーで約750nmの波
長で、またパルスの継続時間約3psで放出するように
構成されているのが好ましい。このような高エネルギー
レーザービームパルスが例えば100fsの継続時間、約5
MeVのエネルギーで100pCの電子束を有する電子ビ
ームと正面衝突すると、衝突ごとに約1.6nmの波長で
約800eVの106のフォトンを、生じることができる。
結果のフォトンビームのピーク輝度は、約1022フォト
ン/(s0.1%BW領域立体角)であり、これは第2世
代シンクロトロン光源に匹敵する。
【0021】図2のフローチャートに示すように、散乱
レーザー16は、好ましくは第1繰返し速度の複数のマク
ロパルス18bを含む列18aでレーザービーム18を放出する
ように構成されている。各マクロパルスは、異なる約80
MHzの第2繰返し速度の複数のマイクロパルス18cを
含み、対応する周期約12nsを有し、これは相互作用リ
ングの内側を循環する電子ビームの循環周期即ち周期と
実質的に同じである。
レーザー16は、好ましくは第1繰返し速度の複数のマク
ロパルス18bを含む列18aでレーザービーム18を放出する
ように構成されている。各マクロパルスは、異なる約80
MHzの第2繰返し速度の複数のマイクロパルス18cを
含み、対応する周期約12nsを有し、これは相互作用リ
ングの内側を循環する電子ビームの循環周期即ち周期と
実質的に同じである。
【0022】これに対応して、電子銃12は、個々の又は
1つの電子ビームパルス14bの電子パルス列14aを生じる
ように構成されている。電子銃と散乱レーザーは、好適
に同期し、電子とレーザーパルス列を協働して作る。
1つの電子ビームパルス14bの電子パルス列14aを生じる
ように構成されている。電子銃と散乱レーザーは、好適
に同期し、電子とレーザーパルス列を協働して作る。
【0023】結果のレーザーマクロパルス18bは、第1
繰返し速度約100Hz、継続時間約1msが好ましい。各
マクロパルス18bは、継続時間約3psのマイクロパルス
18cを100有するのが好ましい。各マイクロパルスは、電
子ビームパルスと衝突し、衝突当たり、継続時間約100
fsで約106のX線フォトンを有するフォトンビームを
生じ、その結果1秒当たり1010のフォトンを生じる。
繰返し速度約100Hz、継続時間約1msが好ましい。各
マクロパルス18bは、継続時間約3psのマイクロパルス
18cを100有するのが好ましい。各マイクロパルスは、電
子ビームパルスと衝突し、衝突当たり、継続時間約100
fsで約106のX線フォトンを有するフォトンビームを
生じ、その結果1秒当たり1010のフォトンを生じる。
【0024】結果のフォトンビーム22の波長は、レーザ
ー波長を同調させることにより、小さいステップで同調
させることができ、電子ビームのエネルギーを変化させ
ることにより大きいステップで同調させることができ
る。散乱レーザー16は、750〜850nmの範囲に同調で
き、電子エネルギーを1〜10MeVの範囲で可変なの
で、結果のフォトンビームの狭帯域放射は、約53nmか
ら0.4nmに連続的に同調できる。
ー波長を同調させることにより、小さいステップで同調
させることができ、電子ビームのエネルギーを変化させ
ることにより大きいステップで同調させることができ
る。散乱レーザー16は、750〜850nmの範囲に同調で
き、電子エネルギーを1〜10MeVの範囲で可変なの
で、結果のフォトンビームの狭帯域放射は、約53nmか
ら0.4nmに連続的に同調できる。
【0025】レーザーにより生じるマクロパルス18bと
同じ繰返し速度で、単一の電子ビームパルス14bが電子
銃により生じる。電子ビームパルス14bは、相互作用リ
ング20に注入され、そこで各マクロパルスのマイクロパ
ルス18cと協働して繰返し回転して、循環する。
同じ繰返し速度で、単一の電子ビームパルス14bが電子
銃により生じる。電子ビームパルス14bは、相互作用リ
ング20に注入され、そこで各マクロパルスのマイクロパ
ルス18cと協働して繰返し回転して、循環する。
【0026】単一の電子ビームパルスが相互作用リング
内を循環すると、それは各回転で、個々のマイクロパル
ス18cと衝突し、各マクロパルスのマイクロパルスの全
数が同じ電子ビームパルスとトムソン散乱を行うのに使
用される。
内を循環すると、それは各回転で、個々のマイクロパル
ス18cと衝突し、各マクロパルスのマイクロパルスの全
数が同じ電子ビームパルスとトムソン散乱を行うのに使
用される。
【0027】例示の実施例では、マイクロパルス18cの
繰返し速度は、約12nsの周期と対応し、相互作用リン
グ20は、電子ビームパルスをマイクロパルスの周期と一
致する12nsの周期で旋回させるように構成され、電子
パルスは、相互作用リング内の電子パルスの各軌道即ち
回転に同期して、次のマイクロパルスと衝突するように
なっている。1つのマクロパルス内の全てのマイクロパ
ルスが共通の電子パルスと衝突するのが完了すると、使
用された電子パルスは相互作用リングから排出され、次
の電子パルスがその中へ注入され、次のマクロパルスに
ついて衝突サイクルを再度繰り返す。
繰返し速度は、約12nsの周期と対応し、相互作用リン
グ20は、電子ビームパルスをマイクロパルスの周期と一
致する12nsの周期で旋回させるように構成され、電子
パルスは、相互作用リング内の電子パルスの各軌道即ち
回転に同期して、次のマイクロパルスと衝突するように
なっている。1つのマクロパルス内の全てのマイクロパ
ルスが共通の電子パルスと衝突するのが完了すると、使
用された電子パルスは相互作用リングから排出され、次
の電子パルスがその中へ注入され、次のマクロパルスに
ついて衝突サイクルを再度繰り返す。
【0028】上述したように、電子銃12は、対応して構
成された散乱レーザー16と協働するように構成された色
々の構成を有していてもよい。図3は、相互作用リング
20及び電子銃12と協働するレーザーシステム32を例示す
る。電子銃12の詳細を図4に示す。
成された散乱レーザー16と協働するように構成された色
々の構成を有していてもよい。図3は、相互作用リング
20及び電子銃12と協働するレーザーシステム32を例示す
る。電子銃12の詳細を図4に示す。
【0029】図4に示すように、電子銃12は、通常の構
成のレーザー励起光電陰極電子銃が好ましい。又は、電
子銃は、例えばRF銃、熱イオン銃、電界放射銃でも良
い。
成のレーザー励起光電陰極電子銃が好ましい。又は、電
子銃は、例えばRF銃、熱イオン銃、電界放射銃でも良
い。
【0030】好適な実施例では、高電圧パルス発生器34
は、SF−6ガスを充填し、圧力をかけたトリガスパー
クギャップ34bと協働する共鳴トランスフォーマ34aを備
える。トリガスパークギャップ34bは、トランスフォー
マとフォーミング即ち導電ライン34cの間に形成され
る。フォーミングライン34cは、インピーダンス即ちロ
ードマッチングトランスフォーマ34eと共にパルスを尖
らせるスパークギャップ34dを形成する。真空ダイオー
ド36は、インピーダンストランスフォーマに結合したカ
ソード36aと、そこから所定の距離をおいたアノード36b
を備える。
は、SF−6ガスを充填し、圧力をかけたトリガスパー
クギャップ34bと協働する共鳴トランスフォーマ34aを備
える。トリガスパークギャップ34bは、トランスフォー
マとフォーミング即ち導電ライン34cの間に形成され
る。フォーミングライン34cは、インピーダンス即ちロ
ードマッチングトランスフォーマ34eと共にパルスを尖
らせるスパークギャップ34dを形成する。真空ダイオー
ド36は、インピーダンストランスフォーマに結合したカ
ソード36aと、そこから所定の距離をおいたアノード36b
を備える。
【0031】パルス発生器34は、約0.5〜1MVのパルス
化した高電圧を真空ダイオード36の電極間にかけ、約1
GV/mの加速勾配を達成する。同時に、カソード36a
を約1psより短いレーザーパルスで照射することによ
り、カソードは、光電子を放出し、その特性はレーザー
ビームにより制御される。高い電界が電子を非相対論的
エネルギーに加速する結果、高輝度電子ビームパルス14
bができる。この電子ビームのエネルギーは、必要によ
りダイオードと協働する従来の構成のオプションのブー
スター空洞12bにより、約10Mevに増加させることが
できる。
化した高電圧を真空ダイオード36の電極間にかけ、約1
GV/mの加速勾配を達成する。同時に、カソード36a
を約1psより短いレーザーパルスで照射することによ
り、カソードは、光電子を放出し、その特性はレーザー
ビームにより制御される。高い電界が電子を非相対論的
エネルギーに加速する結果、高輝度電子ビームパルス14
bができる。この電子ビームのエネルギーは、必要によ
りダイオードと協働する従来の構成のオプションのブー
スター空洞12bにより、約10Mevに増加させることが
できる。
【0032】図3に示すフォトン発生器10の色々の構成
要素は、高エネルギーパルスを放出するように構成され
ているので、性能を最大にするためには、これらのパル
スの同期が必要である。レーザーシステム32は、カソー
ドレーザービーム38を放出するように構成されるのが好
ましく、電子銃のカソード36aを照射して電子を放出す
る。レーザーシステムはまた、トリガーレーザービーム
40を放出するように構成され、SF−6ガスを充填し圧
力をかけたスパークギャップ34bをカソードレーザービ
ーム38と同期してトリガーする。
要素は、高エネルギーパルスを放出するように構成され
ているので、性能を最大にするためには、これらのパル
スの同期が必要である。レーザーシステム32は、カソー
ドレーザービーム38を放出するように構成されるのが好
ましく、電子銃のカソード36aを照射して電子を放出す
る。レーザーシステムはまた、トリガーレーザービーム
40を放出するように構成され、SF−6ガスを充填し圧
力をかけたスパークギャップ34bをカソードレーザービ
ーム38と同期してトリガーする。
【0033】また、レーザーシステムは、カソードレー
ザービームと同期して散乱レーザービーム18を放出する
ように構成され、この散乱レーザービームは相互作用リ
ング20内で電子ビームパルスと衝突する。
ザービームと同期して散乱レーザービーム18を放出する
ように構成され、この散乱レーザービームは相互作用リ
ング20内で電子ビームパルスと衝突する。
【0034】従って、図3に示すレーザーシステム32
は、フォトン発生器10を同期して動作させるため、3つ
の異なる別のレーザービームを送るように構成されてい
る。カソードレーザービーム38は、約10〜100マイクロ
ジュールの比較的低いエネルギーで、約1ps以下の非
常に短いパルス継続時間、約4〜5eVの紫外線フォトン
エネルギーで、カソード36aを照射し電子を放出する。
は、フォトン発生器10を同期して動作させるため、3つ
の異なる別のレーザービームを送るように構成されてい
る。カソードレーザービーム38は、約10〜100マイクロ
ジュールの比較的低いエネルギーで、約1ps以下の非
常に短いパルス継続時間、約4〜5eVの紫外線フォトン
エネルギーで、カソード36aを照射し電子を放出する。
【0035】トリガーレーザービーム40は、約50mJよ
り大きい高エネルギーで、約1〜10nsの比較的長いパ
ルス継続時間で、紫外線波長で、パルス発生器のスパー
クギャップ34bをトリガーし、高電圧パルスをカソード
レーザービーム38と同期させる。
り大きい高エネルギーで、約1〜10nsの比較的長いパ
ルス継続時間で、紫外線波長で、パルス発生器のスパー
クギャップ34bをトリガーし、高電圧パルスをカソード
レーザービーム38と同期させる。
【0036】散乱レーザービーム18は、約10〜100mJの
比較的高エネルギーで、10psまでの短いパルス継続時
間で、これは相互作用リング20内の電子ビームパルスに
より、トムソン散乱に好適に同調できる
比較的高エネルギーで、10psまでの短いパルス継続時
間で、これは相互作用リング20内の電子ビームパルスに
より、トムソン散乱に好適に同調できる
【0037】図3に示す3つの異なるレーザービーム1
8,38,40は、好適な実施例では2つの異なって構成され
たレーザーを使用して、同期して形成することができ
る。例えば、第1レーザー42は、トリガーレーザービー
ム40を放出するように構成されている。第2レーザー44
は、カソードレーザービーム38を放出するように構成さ
れている。また、パワーアンプ46が、第2レーザーの作
動的に結合し、それと同期して散乱レーザービーム18を
放出する。
8,38,40は、好適な実施例では2つの異なって構成され
たレーザーを使用して、同期して形成することができ
る。例えば、第1レーザー42は、トリガーレーザービー
ム40を放出するように構成されている。第2レーザー44
は、カソードレーザービーム38を放出するように構成さ
れている。また、パワーアンプ46が、第2レーザーの作
動的に結合し、それと同期して散乱レーザービーム18を
放出する。
【0038】マスタークロックを有する好適なシンクロ
ナイザ48が、2つのレーザー42,44と作動的に結合し、
従来の方法で協働して動作する。
ナイザ48が、2つのレーザー42,44と作動的に結合し、
従来の方法で協働して動作する。
【0039】図3に示す好適な実施例では、第1レーザ
ー42は、Nd:YAGレーザーで、紫外線レーザービー
ムパルス42aを放出し、これは2回対応するハーモニッ
ククリスタル(HC)50で周波数を2倍にされ、電子銃
に送られるトリガーレーザービーム40を形成する。
ー42は、Nd:YAGレーザーで、紫外線レーザービー
ムパルス42aを放出し、これは2回対応するハーモニッ
ククリスタル(HC)50で周波数を2倍にされ、電子銃
に送られるトリガーレーザービーム40を形成する。
【0040】第2レーザー44は、初めに赤外レーザービ
ーム44aを放出するためのモード固定レーザーで、約100
fsより短い継続時間で、波長約800nmで、繰返し速
度約80MHzであり、これは周期約12nmに対応する。
モード固定レーザーは、例えばチタンサファイア固体レ
ーザーである。
ーム44aを放出するためのモード固定レーザーで、約100
fsより短い継続時間で、波長約800nmで、繰返し速
度約80MHzであり、これは周期約12nmに対応する。
モード固定レーザーは、例えばチタンサファイア固体レ
ーザーである。
【0041】パルスストレッチャ52が第2レーザー44に
作動的に結合し、パルス継続時間を約100psまで増加
させる。第1レーザー42は、好ましくはカソードレーザ
ービーム38を増幅するため第2レーザー44に作動的に結
合し、またパワーアンプ46をポンピングして、散乱レー
ザービーム18を増幅する。
作動的に結合し、パルス継続時間を約100psまで増加
させる。第1レーザー42は、好ましくはカソードレーザ
ービーム38を増幅するため第2レーザー44に作動的に結
合し、またパワーアンプ46をポンピングして、散乱レー
ザービーム18を増幅する。
【0042】これは、第2ハーモニッククリスタル50と
光学的に整列した第1スプリットミラー54を使用するこ
とにより、第1レーザービーム42aからのエネルギーの
一部を分割し、プリアンプ56内の伸長した第2レーザー
ビーム44aをポンピング又は増幅する。このプリアンプ
は、ストレッチャ及びスプリットミラー54と光学的に整
列している。
光学的に整列した第1スプリットミラー54を使用するこ
とにより、第1レーザービーム42aからのエネルギーの
一部を分割し、プリアンプ56内の伸長した第2レーザー
ビーム44aをポンピング又は増幅する。このプリアンプ
は、ストレッチャ及びスプリットミラー54と光学的に整
列している。
【0043】第2スプリットミラー58は、第1スプリッ
トミラー54と光学的に整列し、第1レーザービーム42a
からのエネルギーの別の一部を取り除き、作動的に結合
されたパワーアンプ46をポンピングする。
トミラー54と光学的に整列し、第1レーザービーム42a
からのエネルギーの別の一部を取り除き、作動的に結合
されたパワーアンプ46をポンピングする。
【0044】第1パルスコンプレッサ60が、プレアンプ
56と作動的に結合し、レーザービームを当初のパルス継
続時間約100fsに圧縮し、これは次に作動的に結合し
た他のハーモニッククリスタル52で周波数を2倍にさ
れ、カソードレーザービーム38を生じる。
56と作動的に結合し、レーザービームを当初のパルス継
続時間約100fsに圧縮し、これは次に作動的に結合し
た他のハーモニッククリスタル52で周波数を2倍にさ
れ、カソードレーザービーム38を生じる。
【0045】第2パルスコンプレッサ62が、パワーアン
プ46に作動的に結合し、増幅されたレーザービームを部
分的に圧縮し、散乱レーザービーム18を約100fsより
長いパルス継続、好ましくは約1〜10psの範囲で同調
する。
プ46に作動的に結合し、増幅されたレーザービームを部
分的に圧縮し、散乱レーザービーム18を約100fsより
長いパルス継続、好ましくは約1〜10psの範囲で同調
する。
【0046】好適な実施例に従って上述したフォトン発
生器は、従来の非フォトン発生器に匹敵するピークと平
均輝度を有する出力フォトンビームを生じるのに有効で
ある。しかし、フォトン発生器は、例えば約200平方フ
ィートより小さく、大きさが従来のシンクロトロンより
比較的小さく、それに応じて資本金と動作コストが少な
い。フォトンエネルギーは、1〜10MeVの電子ビーム
パルスについて、約53nmから約0.4nmまで連続的に
同調させることができる。また、狭帯域フォトンビーム
放射のパルス継続時間は、約50fsから約3psまで変
えることができる。
生器は、従来の非フォトン発生器に匹敵するピークと平
均輝度を有する出力フォトンビームを生じるのに有効で
ある。しかし、フォトン発生器は、例えば約200平方フ
ィートより小さく、大きさが従来のシンクロトロンより
比較的小さく、それに応じて資本金と動作コストが少な
い。フォトンエネルギーは、1〜10MeVの電子ビーム
パルスについて、約53nmから約0.4nmまで連続的に
同調させることができる。また、狭帯域フォトンビーム
放射のパルス継続時間は、約50fsから約3psまで変
えることができる。
【0047】相互作用リングは、高エネルギーレーザー
ビームを高エネルギー電子ビームと繰り返し衝突させる
ことを改善し、トムソン散乱によりフォトン放射を生じ
る。フォトン放射は単色で、スペクトロメータ、回折格
子、冷却要素の必要がない。これらは、典型的なシンク
ロトロンでは必要である。
ビームを高エネルギー電子ビームと繰り返し衝突させる
ことを改善し、トムソン散乱によりフォトン放射を生じ
る。フォトン放射は単色で、スペクトロメータ、回折格
子、冷却要素の必要がない。これらは、典型的なシンク
ロトロンでは必要である。
【0048】ここに本発明の好適な実施例を記載した
が、ここの教示から他の実施例は当業者には明らかであ
ろう。それゆえ、特許請求の範囲にはこれらの変形例は
本発明の範囲に入る。
が、ここの教示から他の実施例は当業者には明らかであ
ろう。それゆえ、特許請求の範囲にはこれらの変形例は
本発明の範囲に入る。
【図1】本発明の実施例のフォトン発生器の概略図であ
る。
る。
【図2】図1のフォトン発生器を動作させる好適な実施
例のフローチャートである。
例のフローチャートである。
【図3】図1に示す実施例のフォトン発生器を表すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】図3に示す実施例の電子銃の概略図である。
10 フォトン発生器 12 電子銃 14 電子ビーム 16 散乱レーザ 18 レーザビーム 20 相互作用リング 22 フォトンビーム 24 集束要素 26 衝突ゾーン 28 曲げ要素 30 循環ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G085 AA14 BA01 BA14 BA15 BE09 CA05 CA24 DA03 EA06 EA10 5F072 HH07 JJ04 JJ20 PP02 RR03 RR05 RR07 RR10 SS06
Claims (19)
- 【請求項1】 電子ビームを放出する電子銃、 レーザービームを放出するレーザー、及び、 前記電子銃とレーザーに作動的に結合した相互作用リン
グであって、前記電子ビームを閉ループ内で循環させ
て、前記レーザービームと繰り返し衝突させ、それらの
間の衝突からフォトンビームを放出する相互作用リング
を備えることを特徴とするフォトン発生器。 - 【請求項2】 前記レーザーは、前記レーザービームを
ある繰返し速度のパルスの列で放出し、 前記電子銃は、前記電子ビームを電子パルスで放出し、 前記相互作用リングは、前記繰返し衝突を行うため、前
記繰返し速度に対応する周期とほぼ等しい周期で、前記
電子ビームパルスを循環させる大きさと構成になってい
る請求項1に記載のフォトン発生器。 - 【請求項3】 前記相互作用リングは長円形で、一対の
直線レッグと一対の対向するベンドを有し、 前記電子銃は、前記電子ビームパルスを前記相互作用リ
ング内の第1方向に放出するように配置され、 前記レーザーは、前記電子ビームパルスと衝突させるた
め、前記レーザービームパルスを前記相互作用リング内
の反対の第2方向に放出するように配置される請求項2
に記載のフォトン発生器。 - 【請求項4】 前記直線レッグ内の狭いウェスト部で、
前記電子ビームパルスを集束させるため、前記相互作用
リングと作動的に結合した複数の集束マグネット、 前記電子ビームパルスを前記リング内で循環するように
方向付けるため、前記レッグとベンドの結合部で前記相
互作用リングに作動的に結合した複数の曲げマグネット
を備え、 前記レーザーは、前記レッグの一方の前記ウェスト部
で、前記レーザーパルスを集束するように構成された請
求項3に記載のフォトン発生器。 - 【請求項5】 前記相互作用リングに作動的に結合した
複数の循環ミラーを備え、前記レーザーパルスを前記ル
ープ内で循環させ、前記一対のレッグの前記ウェスト部
のそれぞれの1つにおいて、前記電子パルスと繰り返し
衝突させる請求項4に記載のフォトン発生器。 - 【請求項6】 前記電子銃はレーザー励起フォトカソー
ド電子銃であり、 トリガースパークギャップを有する高電圧パルス発生
器、及び、 電子を放出し、アノードから間隔をおいたカソードを含
むダイオードを備え請求項2に記載のフォトン発生器。 - 【請求項7】 レーザーシステムを備え、該レーザーシ
ステムは、 電子を放出するため、前記電子銃内の前記カソードを照
射するためのカソードレーザービーム、 前記カソードレーザービームと同期して、前記スパーク
ギャップをトリガーするためのトリガーレーザービー
ム、及び、 前記カソードレーザービームと同期して、前記相互作用
リング内で前記電子ビームと衝突するための、散乱レー
ザービーム、を放出する請求項6に記載のフォトン発生
器。 - 【請求項8】 前記レーザーシステムは、 前記トリガーレーザービームを放出する第1レーザー、 前記カソードレーザービームを放出する第2レーザー、
及び、 前記散乱レーザービームを放出するため、前記第2レー
ザーに作動的に結合したアンプを備える請求項7に記載
のフォトン発生器。 - 【請求項9】 前記第1レーザーは、前記第2レーザー
に作動的に結合し、前記カソードレーザービームを増幅
し、前記アンプをポンピングして、前記散乱レーザービ
ームを増幅する請求項8に記載のフォトン発生器。 - 【請求項10】 前記第1レーザーはNd:YAGレー
ザーであり、 前記第2レーザーはモード固定レーザーである請求項9
に記載のフォトン発生器。 - 【請求項11】 フォトンビームを生じる方法におい
て、 電子ビームを放出し、 レーザービームを放出し、 前記電子ビームを前記レーザービームと繰り返し衝突さ
せ、それらの間の衝突からフォトンビームを放出するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項12】 前記レーザービームをある繰返し速度
でレーザーパルスの列で放出し、 前記電子ビームを電子ビームパルスで放出し、 前記繰返し衝突を行うため、前記繰返し速度に対応する
周期とほぼ等しい周期で、前記電子ビームパルスを循環
させる請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 前記電子ビームパルスを閉ループ内の
第1方向に放出循環させ、 前記レーザービームパルスを前記閉ループ内の反対の第
2方向に向ける請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記電子ビームパルスを前記ループ内
の狭いウェスト部で集束させ、 前記レーザービームパルスを、そこで衝突させるため、
前記電子ビームパルスのウェスト部で集束させる請求項
13に記載の方法。 - 【請求項15】 前記ループ内の複数の前記ウェスト部
で、前記電子ビームパルスを集束させ、 前記レーザービームパルスを前記ループ内で循環させ、
前記ウェスト部のそれぞれの1つで、前記電子ビームパ
ルスと繰り返し衝突させる請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】 前記ループ内に、1〜10Mevの範囲
のエネルギーで、非相対論的電子ビームを放出し、 約100mJまでのエネルギー、波長約750nm、パルス継
続時間約3psで、前記レーザービームを放出する請求
項13に記載の方法。 - 【請求項17】 前記レーザービームを、第1繰返し速
度の複数のマクロパルスを含む前記列18a内に放出し、
各マクロパルスは異なる第2繰返し速度の複数のマイク
ロパルスを備え、該第2繰返し速度は前記電子ビームパ
ルス循環周期とほぼ同じ対応する周期を有する請求項1
3に記載の方法。 - 【請求項18】 前記マクロパルスは、約100Hzの第
1繰返し速度を有し、継続時間は約1マイクロ秒で、各
マクロパルスは約100のマイクロパルスを含み、 前記マクロパルスの各々は、約12nsの周期を有し、衝
突当たり約106の前記フォトンビームを生じ、継続時間
は約100fsである請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 前記電子ビームのエネルギーを調節
し、 前記レーザービームの波長を同調させ、前記フォトンビ
ームを約53nmから約0.4nmの狭帯域照射に同調させ
る請求項13に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/551,236 US6459766B1 (en) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | Photon generator |
US09/551236 | 2000-04-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002043670A true JP2002043670A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=24200416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001117837A Pending JP2002043670A (ja) | 2000-04-17 | 2001-04-17 | フォトン発生器 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6459766B1 (ja) |
EP (1) | EP1148769A3 (ja) |
JP (1) | JP2002043670A (ja) |
KR (1) | KR20020003802A (ja) |
CN (1) | CN1318970A (ja) |
AU (1) | AU3341501A (ja) |
CA (1) | CA2342567A1 (ja) |
HU (1) | HUP0101534A2 (ja) |
IL (1) | IL142578A0 (ja) |
MX (1) | MXPA01003787A (ja) |
NO (1) | NO20011832L (ja) |
ZA (1) | ZA200103005B (ja) |
Cited By (2)
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JP2008546152A (ja) * | 2005-06-02 | 2008-12-18 | マデイ,ジョン・エム・ジェイ | 光アンジュレータを使用する高効率単色x線源 |
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WO2002054743A2 (en) * | 2000-12-29 | 2002-07-11 | Bellsouth Intellectual Property Corporation | Web based messaging system with personalized caller specific messages |
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DE102009023305B4 (de) * | 2009-05-29 | 2019-05-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Kaskadenbeschleuniger |
DE102010008995A1 (de) | 2010-02-24 | 2011-08-25 | Siemens Aktiengesellschaft, 80333 | Gleichspannungs-Hochspannungsquelle und Teilchenbeschleuniger |
DE102010008992A1 (de) * | 2010-02-24 | 2011-08-25 | Siemens Aktiengesellschaft, 80333 | Gleichspannungs-Hochspannungsquelle und Teilchenbeschleuniger |
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-
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