JP2002043430A - 汎用メモリマクロ化処理装置及び汎用メモリマクロ化処理方法 - Google Patents

汎用メモリマクロ化処理装置及び汎用メモリマクロ化処理方法

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JP2002043430A JP2000227682A JP2000227682A JP2002043430A JP 2002043430 A JP2002043430 A JP 2002043430A JP 2000227682 A JP2000227682 A JP 2000227682A JP 2000227682 A JP2000227682 A JP 2000227682A JP 2002043430 A JP2002043430 A JP 2002043430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レイアウト変更が少なくすむ汎用メモリマクロ
化手段を提供する。 【解決手段】本発明の汎用メモリマクロ化処理装置は、
汎用メモリのレイアウトデータであってメモリマクロと
して不要な所定素子及び所定配線部分のレイアウトデー
タをも含むレイアウトデータを格納するデータベース手
段と、前記データベースデータを汎用メモリとして使用
するかメモリマクロとして使用するかを選別する選別手
段と、メモリマクロとして使用する際にメモリマクロと
ロジック間の領域を設定する設定手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用メモリマクロ
化処理装置及び汎用メモリマクロ化処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年シリコンオンチップの需要は伸びて
おり、メモリを搭載するASIC品についても将来の期
待は大きい。
【0003】現在の用途は、CD、MDプレーヤの音飛
び防止機能等が主で、メモリ容量が少量で済んでいる
が、今後は画像処理、音声認識等多量にメモリ(汎用メ
モリ相当)を必要とするDRAMメモリ混載型のシリコ
ンオンチップの需要が見込まれる。
【0004】そこで、従来技術を使用し汎用メモリを大
規模メモリマクロとしてASICチップに搭載する技術
が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、次の様な問題点が生じる。
【0006】第1の問題点として、レイアウト変更が生
じ開発TATが膨大なる。その理由は、汎用メモリの入
出力端子は、リードフレームを介してボンディングで外
部に接続されている。よって、ASICチップに汎用メ
モリをそのまま搭載するとASIC側の信号配線(以下
LOGIC信号)を配線する領域を考えた設計を行って
いないため汎用メモリの入出力端子は接続出来ない為で
ある。
【0007】この解決策として、LOGIC信号線を接
続させるため、従来のメガマクロ設計技術を使用するこ
とを考えると、図8に示す様に汎用メモリ入出力端子を
LOGIC信号と接続出来る位置(側面)に移動する
(引き出す)レイアウト変更が考えられる。
【0008】しかし、ここで第2の問題点として、汎用
メモリからレイアウトの変更に膨大な作成TATが増加
し、側面まで端子を移動する(引き出す)ことによりメ
モリ側でバッファを付加することになり、メモリ内の回
路の再シミュレーションを行う必要が発生し、最悪汎用
メモリと同一の特性を保証出来ないと言う問題点が生じ
る。
【0009】図7は上記内容の配置配線処理フローを示
したものである。汎用メモリレイアウトデータ作成(6
1)後、マスクパターンデータベース(62)を汎用メ
モリとして使用するかメモリマクロとして使用するか判
断(63)、汎用メモリとして使用する場合はそのまま
処理を終了(64)する。メモリマクロとしてASIC
に搭載する場合、ASIC信号と接続出来る様に入出力
端子を側面に配置するマスクパターンデータベースのデ
ータ変更(65)を行い、回路接続情報(66)、自動
配置配線データベース(67)を用いて自動配置配線
(69)、マージ処理(70)を行い、処理を終了(7
1)する。
【0010】また、汎用メモリ入出力端子を側面に配置
するメガマクロ設計技術ではなく、従来技術の延長で類
推出来る手法として、汎用メモリの入出力端子、ESD
素子レイアウト変更により削除、この削除した領域を汎
用メモリマクロ〜LOGIC間配置配線領域として使用
することが考えられる。
【0011】しかし、ここで第3の問題点として、この
手法ではレイアウト変更後のメモリマクロ〜LOGIC
間配置配線領域に無駄が生じると言う問題点が発生す
る。この理由を最大使用IO数が16(以下×16とす
る)で、使用IO数が8、4(以下×8、×4とする)
と可変可能な場合の事例を用いて説明する。汎用メモリ
の入出力端子(PAD)、ESD素子配置領域を汎用メ
モリマクロ〜LOGIC間配置配線として使用する場
合、最大使用IO数分、この場合16IO分と自動配線
出来るマージンを含んだ領域を確保したメモリマクロと
なる。しかし、上記メモリマクロで使用IO数が4(以
下×4とする)となる場合、 16−4=12 …(式11) この12IO分メモリマクロ〜LOGIC間配線領域が
余る。メモリ容量128M相当の大規模DRAMメモリ
を考えると、長辺方向が約10mm(10000μ
m)、自動配線格子を0.56μmピッチとした場合 0.56μm×12IO = 6.72μm …(式12) 6.72μm×10000μm = 67200μm2 …(式13) LOGIC側のUnitCellSizeを9.3μm2 とした場
合、 67200μm2 ÷ 9.3μm2 = 約7225 個 …(式14) のUnitCellを配置出来る領域が無駄となっている。上記
内容の解決策として、各使用IO数分(合計3マクロ)
メモリマクロを作成することが考えられる。
【0012】しかし、第4の問題点として、データ管理
が複雑になることが生じる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の汎用メモリマク
ロ化処理装置は、汎用メモリのレイアウトデータであっ
てメモリマクロとして不要な所定素子及び所定配線部分
のレイアウトデータをも含むレイアウトデータを格納す
るデータベース手段と、前記データベースデータを汎用
メモリとして使用するかメモリマクロとして使用するか
を選別する選別手段と、メモリマクロとして使用する際
にメモリマクロとロジック間の領域を設定する設定手段
とを有することを特徴とする。
【0014】前記設定手段は、前記メモリマクロの端子
数及びバッフア数から前記メモリマクロと前記ロジック
間の自動配線格子数を求める手段と、前記格子数分の領
域を空けメモリマクロを配置及び配線し、配線で使用し
た格子数を前記メモリマクロ左右境界部で求める手段
と、前記求められた格子数のうち多い本数をメモリマク
ロとロジック間自動配線格子数と設定し配置及び配線す
る手段とを含む。
【0015】本発明の汎用メモリマクロ化処理装置は、
汎用メモリのレイアウトデータであってメモリマクロと
して不要な所定素子及び所定配線部分のレイアウトデー
タをも含むレイアウトデータを格納するデータベース手
段と、前記データベースデータを汎用メモリとして使用
するかメモリマクロとして使用するかを選別しメモリマ
クロとして使用する際には前記不要なレイアウトデータ
を削除した後にロジック部との配線を行う配線手段を有
することを特徴とする。
【0016】本発明の汎用メモリマクロ化処理方法は、
汎用メモリのレイアウトデータであってメモリマクロと
して不要な所定素子及び所定配線部分のレイアウトデー
タをも含むレイアウトデータを格納する工程と、前記デ
ータベースデータを汎用メモリとして使用するかメモリ
マクロとして使用するかを選別する選別工程と、メモリ
マクロとして使用する際にメモリマクロとロジック間の
領域を設定する設定工程とを有する。
【0017】前記設定工程は、前記メモリマクロの端子
数及びバッフア数から前記メモリマクロと前記ロジック
間の自動配線格子数を求める工程と、前記格子数分の領
域を空けメモリマクロを配置及び配線し、配線で使用し
た格子数を前記メモリマクロ左右境界部で求める工程
と、前記求められた格子数のうち多い本数をメモリマク
ロとロジック間自動配線格子数と設定し配置及び配線す
る工程とを含む。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による半導体集積装置及び
汎用メモリマクロ化処理方法は、LOC(リードオンチ
ップ)タイプの汎用メモリを、レイアウトデータ作成時
に予めASICメモリマクロとしても使用出来る様に、
不要な部品を取り除くことが可能な階層を持ったレイア
ウトとして作成し、ASICメモリマクロとして使用す
る場合は処理フローに従い不要部分を取り除く事が出来
るレイアウト構成を有する半導体集積装置と、使用メモ
リマクロ全端子数、バッファ数から、メモリマクロ〜L
OGIC間自動配線格子数を求め、その配線格子分を空
けてメモリマクロを配置・配線後、配線で使用した格子
数をメモリマクロ左右境界部で求め、多い本数をメモリ
マクロ〜LOGIC間自動配線格子数と設定、再度配置
・配線することを特徴とする、最適なメモリマクロ〜L
OGIC間領域を求める汎用メモリマクロ化処理方法で
ある。
【0019】まず初めにレイアウト構成の特徴について
説明する。 図1(b)は、図1(a)の8部分を拡大
した、本発明の基本的な実施形態によるレイアウト構成
拡大図である。
【0020】図1(b)において、PAD1、ESD素
子2、入出力信号配線3、通過信号配線4は一括削除出
来るセルデータ階層としておくことで、セルデータを一
括削除後の入出力信号線3は、図1(c)に示す様に、
ブロック配置領域縁端5にのみ存在するようになる。こ
の図1(b)に示す様に、セルデータを一括削除後、入
出力信号線3は、ブロック配置領域縁端5に存在する。
さらに、ブロック配置領域(1)、(2)間を紙面において上
下に通過する通過信号配線4も上記内容と同様に一括削
除出来るセルデータ構成を形成しており、ブロック配置
領域縁端5で、ブロック配置領域(1)に含まれる信号配
線部分、ブロック配置領域(2)に含まれる信号配線部分
と、それ以外(今回対象としている領域:図1(c)の
PAD、ESD素子、入出力信号配線、通過信号配線セ
ル配置領域8)の三つに分割して切り離せる。これらの
領域には、上記に示したデータ以外配置されていない。
【0021】以上の特徴を持ったレイアウト構成に、図
2に示す処理方法を用いて、最適なメモリマクロ〜LO
GIC間領域を求めマクロ化処理を行うことを特徴とし
ている。
【0022】図2において、あらかじめ上記特徴を持っ
たレイアウト構成で作成された上記マスクパターンデー
タベース(14)を、汎用メモリで使用するのかメモリ
マクロとして使用するのか判断(11)し、汎用メモリ
として使用する場合は、そのままレイアウトデータを使
用(12)し、処理を終了(13)する。
【0023】メモリマクロとして使用する場合は、回路
接続情報(15)、自動配置配線データベース(16)
を用いて使用メモリマクロ全端子、バッファ数からメモ
リマクロ〜LOGIC間自動配線格子数を求める。(1
7)次に、メモリマクロ〜LOGIC間領域、バッファ
配置総領域を求める(18)。
【0024】次に、メモリマクロ〜LOGIC間領域と
バッファ配置総領域を比較(19)し、バッファ配置総
領域が大きい場合は、メモリマクロ〜LOGIC間領域
がバッファ配置総領域より大きくなるように、メモリマ
クロ〜LOGIC間領域を配線格子を2本ステップで追
加し(20)、処理(19)に戻る。メモリマクロ〜L
OGIC間領域が大きい場合、自動配置配線データベー
スを作成(21)に進む。
【0025】次に、領域が最適化済みか判断(22)す
る。 判断基準は、(18)の処理で初めに求めたメモ
リマクロ〜LOGIC間領域と、(19)の処理後のメ
モリマクロ〜LOGIC間領域の比較で行う。 (1
9)の処理後の領域が(18)の処理で求めた領域より
大きいか、もしくは同じであれは最適化未了。小さけれ
ば最適化完了と判断する。
【0026】(22)の処理で最適化未了と判断される
と、自動配置配線(23)後、配線で使用した格子数を
メモリマクロ左右境界部で求め多い本数をメモリマクロ
〜LOGIC間自動配線格子数と設定(24)後、先に
説明した(19)に戻り、処理を続ける。
【0027】領域が最適化完了と判断されると、自動配
置配線(25)後、マスクパターンをマージ処理(2
6)し、全ての処理が終了(27)する。以上の特徴を
持った処理方法により、最適なメモリマクロ〜LOGI
C間信号領域で配置・配線を行う事が出来る。
【0028】この図1(b)に示す様に、セルデータを
一括削除後、入出力信号線3は、ブロック配置領域縁端
5に存在する。さらに、ブロック配置領域(1)、(2)間を
紙面において上下に通過する通過信号配線4も上記内容
と同様に一括削除出来るセルデータ構成を形成してお
り、ブロック配置領域縁端5で、ブロック配置領域(1)
に含まれる信号配線部分、ブロック配置領域(2)に含ま
れる信号配線部分と、それ以外(今回対象としている領
域:図1(a)のPAD、ESD素子、入出力信号配
線、通過信号配線セル配置領域8)の三つに分割して切
り離せる。
【0029】ところで、自動配置配線データベース(1
6)にはASIC用の自動配置配線データベースの他に
汎用メモリと同一サイズの配線禁止領域、入出力端子を
持ったデータ、汎用メモリ時のPAD、ESD配置領域
サイズを備えている。自動配線禁止領域は、汎用メモリ
の周辺回路を含むメモリセル部とし、入出力端子は、汎
用メモリ時のPAD位置近傍に設けるが、その位置は、
図1(b)において、初段ブロックが配置されているブ
ロック配置領域(1)もしくはブロック配置領域(2)のブロ
ック配置領域縁端5とする。
【0030】次に、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0031】図3から図5は、本発明の1実施形態によ
る汎用メモリマクロ化処理方法である。
【0032】適用具体例としては、使用IO数16(×
16)、その他の端子数34、全入出力端子数合計50
端子の汎用メモリをASICチップに搭載することを考
えるものとする。
【0033】図3において、予めメモリマクロに変更可
能な構成で作成した汎用メモリのマスクパターンデータ
ベース(14)を用い、汎用メモリとして使用するの
か、メモリマクロとして使用するのかを判断(11)す
る。
【0034】ここでメモリマクロとして使用することが
判断されると、回路接続情報(15)、自動配置配線デ
ータベース(16)を読み込む処理に入る。
【0035】汎用メモリとして使用すると判断した場合
について説明しておくと、マスクパターンデータベース
をそのまま使用12することとし、処理を終了13す
る。
【0036】メモリマクロとして使用することとし説明
を続ける。
【0037】回路接続情報(15)、自動配置配線デー
タベース(16)の読み込み(37)後、その読み込ん
だ情報からメモリマクロの使用構成、使用IO数を検索
(38)する。 使用IO数は、回路接続情報(15)
のメモリマクロ部の接続記述に書かれている出力端子数
を検索することにより行われる。今回の例では使用IO
数は16端子である。
【0038】次に、メモリマクロ〜LOGIC間の総格
子数を求める(39)。総格子数は、使用IO数にその
他のメモリマクロ使用端子数を足すこと求められる。今
回の例では、 16+34=50 …(式1) と算出される。次に、メモリマクロ〜LOGIC間に配
置されるバッファ数とその領域を求める。(40) バ
ッファ数は、回路接続情報(15)のメモリマクロ前段
に接続されているバッファ回路から検索する。 領域
は、自動配置配線データベースのセル構成から導き、最
後に全使用バッファ数から使用総領域を算出する。
【0039】例えば、1バッファあたりの領域を10μ
m2、全使用バッファ数を100個とすると、 10μm2×100=1000μm2 …(式2) となる。次に図4に移り、メモリマクロ〜LOGIC間
領域を求める。(41) 求める式は、メモリマクロ〜LOGIC間の短辺=(メ
モリマクロ〜LOGIC間信号総本数 )×(自動配置配線データベース内に記述されている配線ピッチ) …(式3) メモリマクロ〜LOGIC間の長辺=メモリマクロ長辺長 …(式4) 故に、 メモリマクロ〜LOGIC間領域=メモリマクロ〜LOGIC間の短辺×メモリ マクロ〜LOGIC間の長辺 …(式5) となる。
【0040】今回、自動配置配線データベース内に記述
されている配線格子ピッチを0.56μm、メモリマク
ロ長辺長を10000μm、メモリマクロ短辺長を40
00μm、汎用メモリ時のPAD、ESD配置領域短辺
サイズを200μmとすると、 メモリマクロ〜LOGIC間の短辺=50本×0.56μm=28μm …(式 6) メモリマクロ〜LOGIC間の長辺=10000μm …(式7) メモリマクロ〜LOGIC間領域=28μm×10000μm=280000μ m2 …(式8) となる。
【0041】求めたメモリマクロ〜LOGIC間領域
と、先に求めたバッファ配置総領域を比較(19)し、
メモリマクロ〜LOGIC間領域の方が大きければ次の
処理(42)に進み、バッファ配置総領域の方が大きけ
れば、メモリマクロ〜LOGIC間領域がメモリマクロ
〜LOGIC間領域より大きくなるように、メモリマク
ロ〜LOGIC間領域を、配線格子を2本ステップで追
加(20)し、処理(19)に戻る。この目的は、バッ
ファブロックを配置する為に必要な領域を確保すること
にある。
【0042】次に、自動配置配線を行うため、求めたメ
モリマクロ〜LOGIC間領域を反映したメモリマクロ
自動配置配線データベースを作成(42)する。メモリ
マクロ自動配置配線データベースの内容は先に説明した
通りであり説明を省略する。
【0043】まず、上記基本メモリマクロ自動配置配線
データの高さ方向(メモリマクロ短辺長)の1/2より
上に存在する基本メモリマクロ自動配置配線データを、
汎用メモリ時のPAD、ESD配置領域短辺サイズか
ら、先に求めたメモリマクロ〜LOGIC間領域短辺サ
イズを引いた値分移動する。 ここで、メモリマクロ短
辺長を4000μm、汎用メモリ時のPAD、ESD配
置領域短辺サイズは200μmであるから、 4000μm÷2=2000μm …(式9) 200μm−28μm=172μm …(式10) よって、基本メモリマクロ自動配置配線データの高さ方
向(メモリマクロ短辺長)の1/2より上に存在する基
本メモリマクロ自動配置配線データの中の2000μm
より大きな値を持ったデータを、高さ方向のみ172μ
m分減算する。
【0044】さらに、マスクパターンデータベース14
中の図1(b)のブロック領域(1)、(2)間を紙面におい
て上下に通過する通過信号配線4も調整する。 調整
は、図1(b)のブロック配置領域縁端5で三つに分割
し切り離された配線セルデータの紙面において縦方向の
長さは、(式6)で求めたメモリマクロ〜LOGIC間
領域短辺サイズ長、今回の場合28μmとなる。
【0045】次に、領域が最適化されたか判断(22)
し、自動配置配線に進む。判断基準は、上述したのでこ
こでは説明を省略する。初めは最適化されていないた
め、最適化を行う自動配置配線処理に進む。処理手順は
フロー通りに、メモリマクロの配置(43)、メモリマ
クロ〜LOGIC間領域にバッファ配置(44)、メモ
リマクロ〜LOGIC間領域配置禁止定義(45)後、
その他のLOGICブロックの配置(46)、メモリマ
クロ〜LOGIC間優先配線(47)の順で行う。
【0046】メモリマクロ〜LOGIC間優先配線完了
後、図9に示す、メモリマクロ右辺境界部11、メモリ
マクロ左辺境界部12で、この境界部を通る信号配線本
数をカウントし、左右辺で信号配線本数が多い側をメモ
リマクロ〜LOGIC間自動配置配線格子数と設定(2
4)する。 これが最適化領域となる。
【0047】例えば、メモリマクロ右辺境界部11を通
る信号配線本数が10本、メモリマクロ左辺境界部12
を通る信号配線本数が40本であれば、メモリマクロ〜
LOGIC間自動配置配線格子数は40となる。
【0048】最適化領域決定後、メモリマクロ〜LOG
IC間領域がバッファ総領域より大きいか比較(19)
を行い、問題あればメモリマクロ〜LOGIC間領域が
メモリマクロ〜LOGIC間領域より大きくなるように
メモリマクロ〜LOGIC間領域を、配線格子を2本ス
テップで追加(20)し処理(19)に戻る。問題なけ
ればメモリマクロ自動配置配線データベースの作成(4
2)を再度行う。 今回の例では、(式8)からメモリ
マクロ〜LOGIC間領域は280000μm2 、
(式2)からバッファ総領域は1000μm2で、配線
格子を追加する処理は行われない。
【0049】次に、メモリマクロ〜LOGIC間領域が
最適化されているか判断(22)、最適化されているの
で、最終配置配線に進む。
【0050】最初に行った配置配線同様、メモリマクロ
〜LOGIC間領域が最適化されたメモリマクロの配置
(48)、メモリマクロ〜LOGIC間領域にバッファ
を配置(49)、メモリマクロ〜LOGIC間領域配置
禁止定義(50)後、その他のLOGICブロックの配
置(51)を行い、メモリマクロ〜LOGIC間優先配
線(52)、優先配線を固定(53)後、その他の配線
を行い(54)、配置配線結果出力(55)、マスクパ
ターンデータベースをマージ処理(26)し、処理を終
了(27)する。
【0051】本発明では、汎用メモリのレイアウト作成
時に、予めASICメモリマクロとして不要な部品を取
り除くことが可能な階層を持ったレイアウトとして作成
し、ASICメモリマクロとして使用する場合は、処理
フローに従い不要部分を取り除く事が出来る処理方法を
説明したが、逆にASICメモリマクロのレイアウト作
成時に、予め汎用メモリとして必要な部品を取り込むこ
とが可能なレイアウト構成として作成し、汎用メモリと
して使用する場合の処理方法について説明する。
【0052】図10は、上記内容の処理方法を示すもの
である。 ここで、予め汎用メモリとして必要な部品を
取り込むことが可能なレイアウト構成については、本発
明のレイアウト構成を逆に考えれば良いことなので説明
は省略する。
【0053】図10において、あらかじめ上記特徴を持
ったレイアウト構成で作成された上記マスクパターンデ
ータベース(14)を、汎用メモリで使用するのかメモ
リマクロとして使用するのか判断(11)し、メモリマ
クロとして使用する場合は、そのままレイアウトデータ
を使用(12)し、回路接続情報(15)、自動配置配
線データベース(16)を用いて、自動配置配線(2
5)を行い、マージ処理(26)を経て終了(27)す
る。
【0054】汎用メモリとして使用する場合は、データ
ベース(81)中に予め記述されているPAD、ESD
素子、入出力信号配線、通過信号配線セル配置領域サイ
ズを読み込み(82)、読み込んだサイズ分領域を広
げ、PAD、ESD素子、入出力信号配線、通過信号配
線セルを配置し(83)、処理が終了(13)する。
【0055】
【発明の効果】第1の効果は、汎用メモリのレイアウト
をASICに搭載可能なメモリマクロとして使用する場
合、不要な部品を予め取り除くことが出来るレイアウト
構成になっているおり、またメモリマクロとして使用す
る場合、処理フローに従って自動で作成される為、レイ
アウト変更による開発TATは発生しない。
【0056】第2の効果は、汎用メモリ時と変わらない
位置でASIC側の信号配線と接続されるため、メモリ
側で再度回路シミュレーションは必要無く、汎用メモリ
と同一スペックに出来る。
【0057】第3の効果は、自動配置配線領域をメモリ
構成、使用バッファ数によって可変に出来るため、メモ
リマクロ〜LOGIC間配置配線領域に無駄が生じるこ
とはなく、使用IO構成によってはLOGIC配置領域
を従来のマクロより増加させることが出来る。
【0058】第4の効果は、使用IO構成毎にマスクパ
ターンを作成、登録する必要がないため、データ管理が
容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施形態による汎用メモリレ
イアウト構成拡大図
【図2】本発明の基本的な実施形態による汎用メモリマ
クロ化処理方法のフローを示す図
【図3】本発明の1実施形態による汎用メモリマクロ化
処理方法のフローを示す図
【図4】本発明の1実施形態による汎用メモリマクロ化
処理方法のフローを示す図
【図5】本発明の1実施形態による汎用メモリマクロ化
処理方法のフローを示す図
【図6】本発明の1実施形態による汎用メモリマクロ化
処理方法のフローを示す図
【図7】従来例による汎用メモリマクロ化処理方法のフ
ローを示す図
【図8】従来例によるマクロ接続を示す図
【図9】メモリマクロを示す図
【図10】本発明の他の実施例による処理方法のフロー
を示す図
【符号の説明】
1 PAD 2 ESD素子 3 入出力信号配線 4 通過信号配線 5 ブロック配置領域縁端 6 メモリセル 9 入出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 C Fターム(参考) 5B046 AA08 BA05 BA06 KA05 5F064 AA01 BB02 BB12 DD02 DD04 DD05 DD20 DD25 DD32 DD42 EE02 EE13 EE15 HH06 HH12 5F083 AD00 LA06 LA07 LA11 LA25 ZA12 ZA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用メモリのレイアウトデータであって
    メモリマクロとして不要な所定素子及び所定配線部分の
    レイアウトデータをも含むレイアウトデータを格納する
    データベース手段と、前記データベースデータを汎用メ
    モリとして使用するかメモリマクロとして使用するかを
    選別する選別手段と、メモリマクロとして使用する際に
    メモリマクロとロジック間の領域を設定する設定手段と
    を有することを特徴とする汎用メモリマクロ化処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記メモリマクロの端
    子数及びバッフア数から前記メモリマクロと前記ロジッ
    ク間の自動配線格子数を求める手段と、前記格子数分の
    領域を空けメモリマクロを配置及び配線し、配線で使用
    した格子数を前記メモリマクロ左右境界部で求める手段
    と、前記求められた格子数のうち多い本数をメモリマク
    ロとロジック間自動配線格子数と設定し配置及び配線す
    る手段とを含む請求項1記載の汎用メモリマクロ化処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記選別手段で汎用メモリとして使用す
    ると選別された際に前記データベースのデータをそのま
    ま汎用メモリのマスクパターンとして使用する手段を有
    する請求項1記載の汎用メモリマクロ化処理装置。
  4. 【請求項4】 汎用メモリのレイアウトデータであって
    メモリマクロとして不要な所定素子及び所定配線部分の
    レイアウトデータをも含むレイアウトデータを格納する
    データベース手段と、前記データベースデータを汎用メ
    モリとして使用するかメモリマクロとして使用するかを
    選別しメモリマクロとして使用する際には前記不要なレ
    イアウトデータを削除した後にロジック部との配線を行
    う配線手段を有することを特徴とする汎用メモリマクロ
    化処理装置。
  5. 【請求項5】 汎用メモリのレイアウトデータであって
    メモリマクロとして不要な所定素子及び所定配線部分の
    レイアウトデータをも含むレイアウトデータを格納する
    工程と、前記データベースデータを汎用メモリとして使
    用するかメモリマクロとして使用するかを選別する選別
    工程と、メモリマクロとして使用する際にメモリマクロ
    とロジック間の領域を設定する設定工程とを有すること
    を特徴とする汎用メモリマクロ化処理方法。
  6. 【請求項6】 前記設定工程は、前記メモリマクロの端
    子数及びバッフア数から前記メモリマクロと前記ロジッ
    ク間の自動配線格子数を求める工程と、前記格子数分の
    領域を空けメモリマクロを配置及び配線し、配線で使用
    した格子数を前記メモリマクロ左右境界部で求める工程
    と、前記求められた格子数のうち多い本数をメモリマク
    ロとロジック間自動配線格子数と設定し配置及び配線す
    る工程とを含む請求項5記載の汎用メモリマクロ化処理
    方法。
  7. 【請求項7】 前記選別工程で汎用メモリとして使用す
    ると選別された際に前記データベースのデータをそのま
    ま汎用メモリのマスクパターンとして使用する工程を有
    する請求項5記載の汎用メモリマクロ化処理方法。
  8. 【請求項8】 汎用メモリのレイアウトデータであって
    メモリマクロとして不要な所定素子及び所定配線部分の
    レイアウトデータをも含むレイアウトデータを格納す工
    程と、前記データベースデータを汎用メモリとして使用
    するかメモリマクロとして使用するかを選別しメモリマ
    クロとして使用する際には前記不要なレイアウトデータ
    を削除した後にロジック部との配線を行う配線工程を有
    することを特徴とする汎用メモリマクロ化処理方法。
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