JP2002043000A - ランプソケット - Google Patents

ランプソケット

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JP2002043000A
JP2002043000A JP2000218351A JP2000218351A JP2002043000A JP 2002043000 A JP2002043000 A JP 2002043000A JP 2000218351 A JP2000218351 A JP 2000218351A JP 2000218351 A JP2000218351 A JP 2000218351A JP 2002043000 A JP2002043000 A JP 2002043000A
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Yoshihide Imaoka
善秀 今岡
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプを取付面により一層接近することがで
き、照明器具の薄型化が可能なランプソケットおよび照
明器具を提供する。 【解決手段】ソケット本体1内で取付面5に接近して配
置された第1の一対の導電板9a、9bに接続された第
1の一対の受け金具2a、2bと、第1の一対の導電板
に対して取付面5から離れて配置された第2の一対の導
電板10a、10bに接続された第2の一対の受け金具
3a、3bとを備え、第2の一対の受け金具3a、3b
は第2の一対の導電板10a、10bより延出して傾斜
したピン保持部11と、このピン保持部11の両側部を
取付面5側に向けて折曲するとともにピン保持部11よ
りも先方に延出したピン挟持片12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプソケットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公平6−19175号や実公平6−1
9176号に記載の従来の環形蛍光灯用ランプソケット
を図17に示す。このものにあっては、4本のランプピ
ンに対応した数の受け金具100a、100b、101
a、101bがソケット本体102に設けられている。
また、ランプピンを有する口金が傾いた環形ランプに対
応して器具本体103に取付ける取付面104に対して
受け金具100a、100b、101a、101bが傾
斜して、ランプピンを挿入しやすくしている。
【0003】このランプソケットは、一対の受け金具1
01a、101bがソケット本体102内の取付面10
4側の導電板105に接続され、他の一対の受け金具1
00a、100bが導電板105から所定の絶縁距離を
離れるように取付面104から浮いて配置された導電板
106に接続される。また各受け金具100a、100
b、101a、101bとも、導電板105、106の
端部を延長してランプ保持部107を形成し、このラン
プ保持部107を取付面104から離れる方向に傾斜状
態に折曲し、さらにランプ保持部107の両側を取付面
104と反対向きに折曲するとともにランプ保持部10
7よりも先方に延出しかつ先端部の間隔が狭くなるよう
に屈曲したランプ挟持片108を形成している。109
はソケット本体102の受け金具100a、100b、
101a、101bの両側に突出したランプ支持片であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、導電板10
5、106の相互間の距離を絶縁のため一定以上に確保
する必要があり、またランプ保持力のため受け金具10
0a、100b、101a、101bの長さも一定以上
に確保する必要があるため、取付面104からランプ挟
持片108の先端までの寸法が大きくなり、そのため取
付面104から最も離れるランプ支持片109の先端ま
での距離が大きくなるので大型化し、環形ランプが器具
本体から離れることになるため照明器具が厚型化すると
いう欠点があった。
【0005】したがって、この発明の目的は、ランプを
取付面により一層接近することができ、照明器具の薄型
化が可能なランプソケットおよび照明器具を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のランプソケットにあっては、ソケット本体
内で前記取付面に接近して配置された第1の一対の導電
板に接続されかつ器具本体に取付ける取付面から離れる
方向に傾斜したランプピン受け用の第1の一対の受け金
具と、前記第1の一対の導電板に対して前記取付面から
離れて配置された第2の一対の導電板に接続されかつ前
記第1の一対の受け金具にほぼ重なる位置に前記第1の
一対の受け金具とほぼ平行に傾斜したランプピン受け用
の第2の一対の受け金具とを備える。そして、前記第2
の一対の受け金具は前記第2の一対の導電板より延出し
て傾斜したピン保持部と、このピン保持部の両側部を前
記取付面側に向けて折曲するとともに前記ピン保持部よ
りも先方に延出したピン挟持片とを有することを特徴と
する。
【0007】この構成により、第2の一対の受け金具の
ピン挟持片が取付面に向けて折曲されているため、ラン
プソケットの高さを低減でき、ソケット全体を薄型化で
きる。そのためランプが取付面に近づき、照明器具のグ
ローブとの距離が取れるため、ランプの影が出にくくな
り、しかも照明器具全体の薄型化を図れる。
【0008】前記第1の一対の導電板と前記第1の一対
の受け金具、および前記第2の一対の導電板と前記第2
の一対の受け金具をそれぞれ一体形成し、前記第2の一
対の導電板の板厚を前記第1の一対の導電板の板厚より
も薄くすることが好ましい。
【0009】この構成により、口金の傾いた環形ランプ
を装着するとき、先に挿入される取付面から遠い側の受
け金具の板厚が薄いため、挿入力を小さく設定でき、ラ
ンプの装着がしやすい。また口金の傾いた環形ランプを
装着するとき、受金表面に対してずれて挿入されるが、
受け金具のピン保持部とピン挟持片とでなすコの字の開
口側からランプピンが接触するため、コの字形状が開き
やすく、挿入しやすい。
【0010】前記ソケット本体は点灯装置の取付部を有
し、前記第1の一対の導電板の一方は安定器接続端子を
有し、他方は電源接続端子を有し、前記第2の一対の導
電板はそれぞれ点灯装置接続部を有することは好まし
い。この場合、ランプ始動時に高電圧がかかる点灯装置
側の導電板を立体配置しているため、導電板間の沿面距
離が長く確保でき、耐トラッキング性能に優れる。
【0011】ランプソケット部とグローランプソケット
部を並設する前記ソケット本体において、前記ランプソ
ケット部と前記グローランプソケット部を結ぶ線を間に
して一方に電源接続端子を配置し、前記線を間に前記電
源接続端子側に高圧側の安定器接続端子を配置し、前記
線を間に前記電源接続端子側と反対側にグランド側の安
定器接続端子を配置することは好ましい。
【0012】この構成によれば、高圧側の安定器接続端
子をグローランプソケット部に対して電源接続端子側に
配置することにより、安定器接続端子の高圧側の導電板
の大きさを小さくでき、感電の可能性を少なくし、歩留
りも向上でき、導電効率がよい。また、安定器接続用の
端子をグローランプソケット部に対して両側に配置して
いるため、通電による発熱が偏らず、グローランプに与
える影響が少なく、また安定器接続端子をはんだ付けす
る場合のはんだ付け作業性がよい。
【0013】前記ソケット本体は前記安定器接続端子の
電線引出し口を有し、前記安定器接続端子の電線引出し
口までの距離が前記グランド側の方が前記高圧側よりも
長いものとすることは好ましい。
【0014】また、前記ソケット本体は照明器具本体へ
の取付面を有し、前記電線引出し口を、前記取付面から
の距離が前記取付面から前記安定器接続端子までの距離
とほぼ同じ距離に電線を仮保持状態に挟持する鍵穴状と
することは好ましい。この場合、安定器接続用の配線に
張力がかかった場合でも、器具本体に対し平行な力とな
るため、器具本体は垂直な方向に変形することがなく、
絶縁距離を確保できる。
【0015】さらに、同じ側が前記ソケット本体に片持
ち保持され、その間に一対のグローピンを挟持する一対
の点灯装置接続部を互いに略平行に前記ソケット本体に
配置し、前記一対の点灯装置接続部が前記グローピンを
挟持した状態に開いた状態と、前記グローピンを挟持し
ていない狭まった状態との間の前記一対の点灯装置接続
部をたわませた位置に支持する支持部を前記ソケット本
体に付加することは好ましい。
【0016】この構成によれば、一対の点灯装置接続部
を撓ませた状態に支持部で支持することにより、グロー
ピンと点灯装置接続部との接触荷重が大きくでき、導通
を安定にできる。このため、充電部をピン挿入穴に大き
く露出することなく十分な接触力を与えることができ
る。またグロー管の回動挿着時のグローピンと導電板の
点灯装置接続部との接触範囲が短いため、グロー管の回
動量が少ないので中途半端な位置での接触がない。
【0017】前記一対の点灯装置接続部の少なくとも一
方であって、前記グローピンの回動により前記点灯装置
接続部に接触する部位における前記グローピンの正常装
着位置の直前位置に凸部を設けることは好ましい。この
場合、グロー管の回動挿着時に接触する点灯装置接続部
に凸部があるため、装着の感触がよく、しかもグロー管
が外れにくく、凸部が両方の点灯装置接続部にある場合
はさらに外れにくくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に示すランプソケットは、ラ
ンプソケット部1aとグローランプソケット部1bを並
設する。また、ランプソケットは、ソケット本体1と、
第1の一対の受け金具2a、2bと、第2の一対の受け
金具3a、3bと、器具本体4に取付ける取付面5を有
する。
【0019】このランプソケットは、取付面5を有する
平板状の樹脂ボディ6と、この樹脂ボディ6に被さる樹
脂カバー7と、樹脂ボディ6と樹脂カバー7に挟持され
る栓受体8とを有する。樹脂ボディ6の外面を照明器具
本体への取付面6aとしている。18は点灯装置のソケ
ットでありグロー管用の取付部、21は速結端子解錠釦
装着穴、22は解錠ボタン、23は導電板位置決め部
群、24はカバー取付爪、25、26はランプ支持片、
27は取付爪24の係止孔である。
【0020】第1の一対の受け金具2a、2bは、ソケ
ット本体1内で取付面5に接近して配置された第1の一
対の導電板9a、9bに接続されかつ取付面5から離れ
る方向に傾斜している。第1の一対の受け金具2a、2
bは、第1の一対の導電板9a、9bより延出したピン
保持部11と、このピン保持部11の両側部を取付面5
に向けて折曲するとともにピン保持部11の先方より延
出したピン挟持片12とを有する。ピン保持部11の先
端は図3(a)に示すように、相互間が狭くなるように
屈曲部13を形成している。
【0021】第2の一対の受け金具3a、3bは、第1
の一対の導電板9a、9bに対して取付面5から離れて
配置された第2の一対の導電板10a、10bに接続さ
れかつ第1の一対の受け金具2a、2bに重なる位置に
第1の一対の受け金具2a、2bとほぼ平行に傾斜して
いる。第2の一対の受け金具3a、3bは第1の一対の
受け金具2a、2bと同構造であり、第2の一対の導電
板10a、10bより延出して傾斜したランプ保持部1
1と、このランプ保持部11の両側部を取付面5に向け
て折曲するとともにランプ保持部11より先方に延出し
たピン挟持片12とを有する。
【0022】また、第1の一対の導電板9a、9bと第
1の一対の受け金具2a、2b、および第2の一対の導
電板10a、10bと第2の一対の受け金具3a、3b
は、それぞれ一体形成されたものであり、第2の一対の
導電板10a、10bの板厚を第1の一対の導電板9
a、9bの板厚よりも薄くしている。第1の導電板9
a、9bは例えば約0.6mm厚、第2の導電板10
a、10bは例えば約0.4mm厚である。
【0023】さらに、ソケット本体1は上記したように
点灯装置の取付部18を有するものであり、第2の一対
の導電板10a、10bはそれぞれ点灯装置接続部16
を有し、第1の一対の導電板9a、9bの一方は安定器
接続端子14を有し、他方は電源接続端子15を有する
ものである。安定器接続端子14ははんだ付け端子、電
源接続端子15は速結端子である。点灯装置接続部16
は導電板10a、10bより取付面5に垂直となるよう
に折曲延出したもので、先端にグロー管のピンを受ける
凹部17をわん曲している。19は速結端子で形成した
もう一方の電源接続端子であり、電源接続端子15と並
設されている。20は電源接続端子19に一体に形成さ
れたもう一方の安定器接続端子である。
【0024】これらの導電板9a、9b、10a、10
bは板ばねを用い、樹脂ボディ6の位置決め部23にそ
れぞれ位置決めされている。速結端子に対しては樹脂カ
バー7に設けた解錠釦22が対向し、解錠釦22を押す
ことにより解錠可能に構成している。また各端子は他の
端子構造にすることができる。
【0025】なお、30は電源電線挿入穴、31は電源
接続端子15、19に入力される電力を確認する電気検
査穴、32はソケット本体の取付ねじ穴、33は栓受体
8のランプピン挿入穴、34はグロー管55の取付部1
8のグローピン挿入穴、35は第1の受け金具2a、2
b、第2の受け金具3a、3bに挿着される環形ランプ
のランプピンである。
【0026】上述した構成によれば、第2の一対の受け
金具2a、2bのピン挟持片12が取付面5に向けて折
曲されているため、ランプソケットの高さを低減でき、
ソケット全体を薄型化できる。すなわち、図2(b)に
示す従来例と比較すると、導電板2a、2bと3a、3
b間の絶縁距離L1、およびランプ保持力を得るための
ピン挟持片12の長さL2を同じとすると、取付面5側
の導電板9a、9bからピン挟持片12の先端までの寸
法L3、L3′は、L3<L3′となり、導電板9a、
9bからランプ支持片26の先端までの距離L4、L
4′は、L4<L4′となる。このため、ランプが取付
面5に近づいた取付状態となり、照明器具の後述のグロ
ーブとの距離が取れるため、ランプの影が出にくくな
り、しかも照明器具全体の薄型化を図れる。
【0027】なお、図3(b)に示すように、ランプ保
持部11′を取付面5側に接近するように傾斜し、その
両側より挟持片12′をほぼ直角に折曲するようにして
もよい。
【0028】また、口金の傾いた環形ランプを装着する
とき、先に挿入される取付面5から遠い側の受け金具3
a、3bの板厚が薄いため、挿入力を小さく設定でき、
ランプピン35の装着がしやすい。すなわち、環形ラン
プをランプソケットに装着するとき、ランプ口金が垂直
に対して斜めになっているため、取付面5から離れた側
のランプピン35を先にピン挟持片13に入れて、位置
合わせをしながら4つのランプピンを挿入する。このと
きピン挟持片13の板厚が薄いので、挿入力が小さくラ
ンプの装着が容易になる。一方、ランプの環形の径に対
して外側である、取付面5に近いピン挟持片13は取付
面5から離れたピン挟持片13よりも振動などによる負
荷がかかるが、第1の受け金具2a、2bおよび導電板
9a、9bの板厚が厚くランプピン保持力が大きくでき
る。
【0029】また、口金の傾いた環形ランプを装着する
とき、受金表面に対してずれて挿入されるが、受け金具
3a、3bのピン保持部11とピン挟持片12とでなす
コの字の開口側からランプピン35が接触するため、コ
の字形状が開きやすく、挿入しやすい。
【0030】さらに、ランプ始動時に高電圧がかかる点
灯装置側の導電板10a、10bを立体配置しているた
め、導電板10a、10bと9a、9b間の沿面距離が
長く確保でき、耐トラッキング性能に優れる。従来は始
動時に高電圧がかかる点灯装置側の導電板を取付面側に
配置しているため、十分な絶縁距離を確保するため、リ
ブなどを設置する必要があったが、本発明では点灯装置
側の導電板を取付面から浮かせて配置することで絶縁距
離を確保した。
【0031】従来、電子スタータを複合化した場合は、
電子スタータ自身がグロー管に比べて大きいため、ソケ
ット全体を小形化することができなかった。また、E型
受け金のグローソケットを複合化した場合は、ねじ込み
部の高さがあるためソケット全体を薄くすることができ
なかった。これに対し、本発明にあっては、点灯装置に
グロー管を用いることで、受け金部を薄くでき、ソケッ
ト全体を小型化できるとともに照明器具全体の薄型化が
可能になる。
【0032】また、電源接続端子15側の導電板9a、
9bの板厚が厚いことから、例えば速結端子としても電
線を確実に固定できるとともに、ランプ点灯時の電流に
よる発熱も小さくできる。
【0033】このランプソケットは、図6に示すよう
に、ランプソケット部1aとグローランプソケット部1
bを結ぶ線60を間にして一方に電源接続端子19を、
線60を間に電源接続端子19側に高圧側の安定器接続
端子20を配置し、線60を間に電源接続端子19側と
反対側にグランド側の安定器接続端子14を配置してい
る。これらの端子14、20ははんだ付け用であり、ソ
ケット本体1の照明器具本体への取付面6aと反対側
に、安定器接続端子14、20の先端を折り曲げてい
る。安定器接続端子20と電源接続端子19の他方とが
一体に形成され、安定器接続端子14と導電板9bとが
一体に形成されている。
【0034】また、ソケット本体1が安定器接続端子1
4、20の電線引出し口40、41を有し、安定器接続
端子14、20の電線引出し口40、41までの距離L
5、L6がグランド側の方が高圧側よりも長くL5<L
6としている。さらに、安定器接続端子14、20に電
線42をはんだ等により接続するための開口43、44
をソケット本体1の安定器接続端子14、20から電線
引出し口40、41の範囲に形成しているが、距離L5
<L6の関係から、高圧側の安定器接続端子20から電
線引出し口40までの開口44が開口43よりも小さく
なっている。
【0035】図7に示すように、電線引出し口40、4
1は、ソケット本体1の照明器具本体への取付面6aと
垂直な方向において、取付面6aからの距離H1が取付
面6aから安定器接続端子14、20までの距離H2と
ほぼ同じ距離に電線42を仮保持状態に挟持する鍵穴状
としている。なお、電線引出し口40、41は切欠によ
り形成している。
【0036】この構成によれば、高圧側の安定器接続端
子20を、グローランプソケット部1bに対して電源接
続端子19側に配置したため、安定器接続端子20の高
圧側の導電板の大きさを図8に示すように小さくでき、
感電の可能性を少なくし、歩留りも向上でき、導電効率
がよい。また、安定器接続端子14、20をグローラン
プソケット部1bに対して両側に配置しているため、通
電による発熱が偏らず、グロー管55に与える影響が少
なく、安定器接続端子14、20をはんだ付けする場合
のはんだ付け作業性がよい。
【0037】また器具内配線の電線42に張力がかかっ
た場合でも、器具本体50に対し平行な力となるため、
器具本体50に垂直な方向に変形することがなく、絶縁
距離を確保できる。
【0038】安定器接続端子14、20の先端を取付面
6aから離れる方向に曲げているため、はんだ付けする
場合図7に示すように取付面6aからの距離H1が小さ
くならないので、はんだ付け45による絶縁距離の増加
を吸収できる。
【0039】図9に示すように、一対の点灯装置接続部
16、16は、互いに略平行にソケット本体1に配置さ
れかつ同じ側がソケット本体1に片持ち保持されてその
間に一対のグローピン57を挟持する。点灯装置接続部
16、16の導電板接続側をソケット本体1に設けた片
持部59の溝に差し込んで保持し、先端を自由端16a
としている。また点灯装置接続部16、16は略中央部
にグローピンを受ける凹部17を曲げ形成し、自由端1
6aを若干開くように外向きに傾斜させている。この点
灯装置接続部16、16は対称な形状に形成されてい
る。なお、グロー管取付時の一対のグローピン57の並
び方向は蛍光灯ソケットの受け金具2a、2b、3a、
3bの軸方向を含む平面またはランプソケット部47と
グロー管用の取付部18を結ぶ直線に対して垂直に配置
している。
【0040】また、ランプソケットは支持部46を有す
る。支持部46は、一対の点灯装置接続部16、16が
図10(a)に拡大して示すように、グローピン57
(57b)を挟持した状態に開いた状態A(想像線)
と、グローピン57(57a)を挟持していない狭まっ
た状態B(想像線)との間の一対の点灯装置接続部1
6、16をたわませた位置に保持するもので、一対の点
灯装置接続部16、16の自由端16a側でソケット本
体1に有する。本実施の形態では樹脂ボディ6に棒状の
突起(だぼ)により形成し、点灯装置接続部16、16
をソケット本体1に組み込んだときに所定量撓ませるた
めのストッパの役割をする。
【0041】状態Aはグロー管装着時の最大変形の点灯
装置接続部16、16の形状である。状態Bはソケット
本体1に組み込み前(フリー状態)の点灯装置接続部1
6、16の形状である。この状態では支持部46に支持
されていないのでグローピン57をグローピン挿入穴3
4に挿入するときの邪魔になるとともに、充電部がグロ
ーピン挿入穴34に大きく露出するので人が触れやすく
なり危険である。状態Cが組み込み時(ランプ装着前)
に支持部46に支持されたときの形状である。
【0042】L7は点灯装置接続部16、16の実際の
たわみ量、L8は点灯装置接続部16、16をソケット
本体1に組み込み支持部46に支持させたときのたわみ
量、L9はグロー管のグローピン57を凹部17に挟持
したときのたわみ量である。組立時は導電板10a、1
0bを樹脂ボディ6の位置決め部23により位置決めす
るとき、点灯装置接続部16、16の挿入方向の自由端
16aのテーパによって図10(c)に示すように挿入
時に矢印の方向にたわませながら組み込みできる。この
ように組み込み時のたわみがあるため、グロー管装着時
の小さなたわみでも大きな接触力を得ることができる。
【0043】グロー管を装着するときは、グローピン5
7を想像線57aのように一方を点灯装置接続部16の
付け根側に位置し、他方を他の点灯装置接続部16の自
由端側に位置するようにグローピン挿入穴34に差し込
み、つぎに図10の矢印のように回動して想像線57b
の位置にし、凹曲部18に係合する。外すときはグロー
管を前記と逆に回転しグローピン挿入穴34より抜き出
す。
【0044】上述した構成によれば、一対の点灯装置接
続部16、16を撓ませた状態に支持部で支持すること
により、グローピン57と点灯装置接続部16、16と
の接触荷重が大きくでき、導通を安定にできる。このた
め、充電部をピングローピン挿入穴34に大きく露出す
ることなく十分な接触力を与えることができる。またグ
ロー管55の回動挿着時のグローピン57と導電板10
a、10bの点灯装置接続部16、16との接触範囲が
短いため、グロー管55の回動量が少ないので中途半端
な位置での接触がない。
【0045】なお、図11に示すように、一方の点灯装
置接続部16のグローピン57の回動により点灯装置接
続部16に接触する部位におけるグローピン57の正常
装着位置の直前位置に凸部58を設けるようにしてもよ
い。グローピン57がグローピン57aの位置にあるよ
うにグローピン挿入穴34より挿入され、その位置か
ら、凹曲部18にグローピン57が係合するようにグロ
ーピン57bの位置となるように回動するとき、グロー
ピン57が凸部58を乗り越えるので、クリック感触が
得られる。また凸部58があるためグローピン57は外
れる方向に回動しにくい。
【0046】このように、グロー管55の回動挿着時に
接触する点灯装置接続部16に凸部58があるため、装
着の感触がよく、グローピン57が凸部58に引っ掛か
ってグロー管55が外れにくい。
【0047】また、図12に示すように、一対の点灯装
置接続部16、16の両方の、グローピン57の回動に
より接触する部位に凸部58を設けるようにしてもよ
い。これにより、一層グロー管が外れにくくなる。
【0048】図16は上記のランプソケットを照明器具
に適用した状態の斜視図である。器具本体50は円板形
をなし、中央部に天井取付具51を設け、天井の引掛シ
ーリングに取付けている。52は上記のランプソケッ
ト、53は安定器、54は環形ランプ、55はグロー
管、56は器具本体50の下面を被覆するグローブであ
る。
【0049】なお、本発明のランプソケットは、上述し
たもののみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。例えば、第1の受け金具2a、2bのピン挟持
片12は取付面5と反対側に向いたものでもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載のランプソケットによれ
ば、第2の一対の受け金具のピン挟持片が取付面に向け
て折曲されているため、ランプソケットの高さを低減で
き、ソケット全体を薄型化できる。そのためランプが取
付面に近づき、照明器具のグローブとの距離が取れるた
め、ランプの影が出にくくなり、しかも照明器具全体の
薄型化を図れる。
【0051】請求項2記載のランプソケットによれば、
口金の傾いた環形ランプを装着するとき、先に挿入され
る取付面から遠い側の受け金具の板厚が薄いため、挿入
力を小さく設定でき、ランプの装着がしやすい。また、
口金の傾いた環形ランプを装着するとき、受金表面に対
してずれて挿入されるが、受け金具のピン保持部とピン
挟持片とでなすコの字の開口側からランプピンが接触す
るため、コの字形状が開きやすく、挿入しやすい。
【0052】請求項3記載のランプソケットによれば、
ランプ始動時に高電圧がかかる点灯装置側の導電板を立
体配置しているため、導電板間の沿面距離が長く確保で
き、耐トラッキング性能に優れる。
【0053】請求項4及び請求項5記載のランプソケッ
トによれば、安定器接続端子の高圧側の導電板の大きさ
を小さくでき、感電の可能性を少なくし、歩留りも向上
でき、導電効率がよい。安定器接続用の端子をグローラ
ンプソケット部に対して両側に配置しているため、通電
による発熱が偏らず、グローランプに与える影響が少な
く、また安定器接続端子をはんだ付けする場合のはんだ
付け作業性がよい。
【0054】請求項6記載のランプソケットによれば、
器具内配線に張力がかかった場合でも、器具本体に対し
平行な力のため、器具本体に垂直な方向に変形すること
がなく、絶縁距離を確保できる。
【0055】請求項7記載のランプソケットによれば、
一対の点灯装置接続部を撓ませた状態に支持部で支持す
ることにより、グローピンと点灯装置接続部との接触荷
重が大きくでき、導通を安定にできる。このため、充電
部をピン挿入穴に大きく露出することなく十分な接触力
を与えることができる。またグロー管の回動挿着時のグ
ローピンと導電板の点灯装置接続部との接触範囲が短い
ため、グロー管の回動量が少ないので中途半端な位置で
の接触がない。
【0056】請求項8記載のランプソケットによれば、
グロー管の回動挿着時に接触する点灯装置接続部に凸部
があるため、装着の感触がよく、しかもグロー管が外れ
にくく、凸部が両方の点灯装置接続部にある場合はさら
に外れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランプソケットの分解斜視図である。
【図2】(a)は本発明に係るランプソケットの要部断
面図、(b)は従来の部分断面図である。
【図3】(a)は受け金具の部分斜視図、(b)は参考
例の部分斜視図である。
【図4】導電板の配置状態の斜視図である。
【図5】ランプソケットの取付面側からみた斜視図であ
る。
【図6】ランプソケットの取付面側からみた底面図であ
る。
【図7】ランプソケットの断面図である。
【図8】安定器接続端子の一方の斜視図である。
【図9】樹脂カバーを外した状態の平面図である。
【図10】(a)はその部分拡大図、(b)は一方の点
灯装置接続部の部分斜視図、(c)は突起と点灯装置接
続部の係合状態の斜視図である。
【図11】照明器具のグローブを外した状態の斜視図で
ある。
【図12】点灯装置接続部の拡大平面図である。
【図13】ランプソケットの外観斜視図である。
【図14】ランプソケットの平面図である。
【図15】その側面図である。
【図16】環形ランプ照明器具のグローブを外した状態
の斜視図である。
【図17】(a)は従来例の部分断面図、(b)はその
受け金具の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 ソケット本体 1a ランプソケット部 1b グローランプソケット部 2a、2b 第1の一対の受け金具 3a、3b 第2の一対の受け金具 4 器具本体 5 取付面 6 樹脂ボディ 6a 取付面 7 樹脂カバー 8 栓受体 9a、9b 第2の一対の導電板 10a、10b 第1の一対の導電板 11 ピン保持部 12 ピン挟持片 13 屈曲部 14 安定器接続端子 15 電源接続端子 16 点灯装置接続部 16a 自由端 17 凹部 18 取付部 19 電源接続端子 20 安定器接続端子 21 速結端子解錠釦装着穴 22 解錠ボタン 23 導電板位置決め部 24 カバー取付爪 25、26 ランプ支持片 27 係止孔 30 電源電線挿入穴 31 電気検査穴 32a、32b 取付ねじ穴 33 ランプピン挿入穴 34 グローピン挿入穴 35 ランプピン 40、41 電線引出し口 42 電線 43、44 開口 45 はんだ付け 46 支持部 47 ランプソケット部 50 器具本体 51 天井取付具 52 ランプソケット 53 安定器 54 環形ランプ 55 グロー管 56 グローブ 57 グローピン 58 凹部 59 片持部 60 線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体に取付ける取付面を有するソケ
    ット本体と、前記ソケット本体内で前記取付面に接近し
    て配置された第1の一対の導電板に接続されかつ前記取
    付面から離れる方向に傾斜したランプピン受け用の第1
    の一対の受け金具と、前記第1の一対の導電板に対して
    前記取付面から離れて配置された第2の一対の導電板に
    接続されかつ前記第1の一対の受け金具にほぼ重なる位
    置に前記第1の一対の受け金具とほぼ平行に傾斜したラ
    ンプピン受け用の第2の一対の受け金具とを備え、前記
    第2の一対の受け金具は前記第2の一対の導電板より延
    出して傾斜したピン保持部と、このピン保持部の両側部
    を前記取付面側に向けて折曲するとともに前記ピン保持
    部よりも先方に延出したピン挟持片とを有することを特
    徴とするランプソケット。
  2. 【請求項2】 前記第1の一対の導電板と前記第1の一
    対の受け金具、および前記第2の一対の導電板と前記第
    2の一対の受け金具は、それぞれ一体形成されたもので
    あり、前記第2の一対の導電板の板厚を前記第1の一対
    の導電板の板厚よりも薄くした請求項1記載のランプソ
    ケット。
  3. 【請求項3】 前記ソケット本体は点灯装置の取付部を
    有し、前記第1の一対の導電板の一方は安定器接続端子
    を有し、他方は電源接続端子を有し、前記第2の一対の
    導電板はそれぞれ点灯装置接続部を有する請求項1記載
    のランプソケット。
  4. 【請求項4】 前記ソケット本体はランプソケット部と
    グローランプソケット部を並設し、前記ランプソケット
    部と前記グローランプソケット部を結ぶ線を間にして一
    方に配置された電源接続端子と、前記線を間に前記電源
    接続端子側に配置された高圧側の安定器接続端子と、前
    記線を間に前記電源接続端子側と反対側に配置されたグ
    ランド側の安定器接続端子とを備えた請求項1記載のラ
    ンプソケット。
  5. 【請求項5】 前記ソケット本体は前記安定器接続端子
    の電線引出し口を有し、前記安定器接続端子の電線引出
    し口までの距離が前記グランド側の方が前記高圧側より
    も長い請求項4記載のランプソケット。
  6. 【請求項6】 前記ソケット本体は照明器具本体への取
    付面を有し、前記電線引出し口を、前記取付面からの距
    離が前記取付面から前記安定器接続端子までの距離とほ
    ぼ同じ距離に電線を仮保持状態に挟持する鍵穴状とした
    請求項4記載のランプソケット。
  7. 【請求項7】 前記ソケット本体は、互いに略平行に前
    記ソケット本体に配置されかつ同じ側が前記ソケット本
    体に片持ち保持されてその間にグローランプの一対のグ
    ローピンを挟持する一対の点灯装置接続部を備え、前記
    ソケット本体は前記一対の点灯装置接続部が前記グロー
    ピンを挟持した状態に開いた状態と、前記グローピンを
    挟持していない狭まった状態との間の前記一対の点灯装
    置接続部をたわませた位置に支持する支持部を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のランプソケット。
  8. 【請求項8】 前記一対の点灯装置接続部の少なくとも
    一方であって、前記グローピンの回動により前記点灯装
    置接続部に接触する部位における前記グローピンの正常
    装着位置の直前位置に凸部を設けた請求項7記載のラン
    プソケット。
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