JP2002042961A - コネクタ支持装置 - Google Patents
コネクタ支持装置Info
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- JP2002042961A JP2002042961A JP2000226459A JP2000226459A JP2002042961A JP 2002042961 A JP2002042961 A JP 2002042961A JP 2000226459 A JP2000226459 A JP 2000226459A JP 2000226459 A JP2000226459 A JP 2000226459A JP 2002042961 A JP2002042961 A JP 2002042961A
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- holding portion
- connector holding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数の少ないコネクタ支持装置を提供す
る。 【解決手段】 パネル10には、部分的に肉抜きするこ
とによってコネクタ保持部13と弾性支持部14とが一
体に形成され、コネクタ15がコネクタ保持部13に対
し一体的に変位するように保持されている。調芯許容空
間11内においては、コネクタ15が、弾性支持部14
を弾性変形させつつコネクタ保持部13と一体となって
貫通方向と交差する方向へ変位することで調芯される。
パネル10にコネクタ保持部13と弾性支持部14を一
体形成したので、パネル10とコネクタ15の2つの部
品だけで済んでいる。また、コネクタ保持部13と弾性
支持部14はパネル10を肉抜きして形成しているの
で、全体として薄肉となっている。
る。 【解決手段】 パネル10には、部分的に肉抜きするこ
とによってコネクタ保持部13と弾性支持部14とが一
体に形成され、コネクタ15がコネクタ保持部13に対
し一体的に変位するように保持されている。調芯許容空
間11内においては、コネクタ15が、弾性支持部14
を弾性変形させつつコネクタ保持部13と一体となって
貫通方向と交差する方向へ変位することで調芯される。
パネル10にコネクタ保持部13と弾性支持部14を一
体形成したので、パネル10とコネクタ15の2つの部
品だけで済んでいる。また、コネクタ保持部13と弾性
支持部14はパネル10を肉抜きして形成しているの
で、全体として薄肉となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルに対しコネ
クタを貫通させるとともに調芯可能な状態で支持するコ
ネクタ支持装置に関するものである。
クタを貫通させるとともに調芯可能な状態で支持するコ
ネクタ支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネルに対しコネクタを貫通させるとと
もに調芯可能な状態で支持する手段としては、従来、実
開昭62−27982号公報に開示されているものがあ
る。これは、下端縁に凹部を有する上部パネルと、上端
縁に凹部を有する回転部材パネルとを、その凹部同士が
対応して1つの取付孔を形成するように合体させること
でパネルを構成し、コネクタについては、そのハウジン
グの外周にリング状の弾性支持部を一体形成し、組付け
に際しては、上下両パネルをコネクタを挟むように合体
させるとともに、凹部に沿って形成した溝に弾性支持部
を嵌合させた構造になる。
もに調芯可能な状態で支持する手段としては、従来、実
開昭62−27982号公報に開示されているものがあ
る。これは、下端縁に凹部を有する上部パネルと、上端
縁に凹部を有する回転部材パネルとを、その凹部同士が
対応して1つの取付孔を形成するように合体させること
でパネルを構成し、コネクタについては、そのハウジン
グの外周にリング状の弾性支持部を一体形成し、組付け
に際しては、上下両パネルをコネクタを挟むように合体
させるとともに、凹部に沿って形成した溝に弾性支持部
を嵌合させた構造になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の支持手段
は、上部パネル、下部パネル及びコネクタの3部品が必
要であるが、さらなる部品点数の削減が望まれていた。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、部品点数の少な
いコネクタ支持装置を提供することを目的としている。
は、上部パネル、下部パネル及びコネクタの3部品が必
要であるが、さらなる部品点数の削減が望まれていた。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、部品点数の少な
いコネクタ支持装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パネ
ルに対し、コネクタを貫通させるとともにその貫通方向
と交差する方向への調芯可能な状態で支持するものであ
って、前記パネルには、その表裏両面間を貫通するよう
に部分的に肉抜きすることで、調芯許容空間と、この調
芯許容空間内においてコネクタ貫通方向と交差する方向
への変位を可能とされたコネクタ保持部と、前記調芯許
容空間の内周縁と前記コネクタ保持部の外周縁との間を
連結する弾性撓み可能な弾性支持部とが一体に形成さ
れ、前記コネクタが前記コネクタ保持部に対し一体的に
変位するように保持されている構成とした。
ルに対し、コネクタを貫通させるとともにその貫通方向
と交差する方向への調芯可能な状態で支持するものであ
って、前記パネルには、その表裏両面間を貫通するよう
に部分的に肉抜きすることで、調芯許容空間と、この調
芯許容空間内においてコネクタ貫通方向と交差する方向
への変位を可能とされたコネクタ保持部と、前記調芯許
容空間の内周縁と前記コネクタ保持部の外周縁との間を
連結する弾性撓み可能な弾性支持部とが一体に形成さ
れ、前記コネクタが前記コネクタ保持部に対し一体的に
変位するように保持されている構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記調芯許容空間の内周縁又はコネクタ保持部の外
周縁には、前記弾性支持部の弾性限度を超えた過度の撓
みを規制可能な過度撓み規制部が形成されている構成と
した。
て、前記調芯許容空間の内周縁又はコネクタ保持部の外
周縁には、前記弾性支持部の弾性限度を超えた過度の撓
みを規制可能な過度撓み規制部が形成されている構成と
した。
【0006】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]調芯許容空
間内においては、コネクタが、弾性支持部を弾性変形さ
せつつコネクタ保持部と一体となって貫通方向と交差す
る方向へ変位することで調芯される。パネルに、コネク
タ保持部と弾性支持部を一体に形成したので、パネルと
コネクタの2つの部品だけで済んでいる。
間内においては、コネクタが、弾性支持部を弾性変形さ
せつつコネクタ保持部と一体となって貫通方向と交差す
る方向へ変位することで調芯される。パネルに、コネク
タ保持部と弾性支持部を一体に形成したので、パネルと
コネクタの2つの部品だけで済んでいる。
【0007】[請求項2の発明]過度撓み規制部を設け
たので、弾性支持部がその弾性限度を越えて過度に撓む
ことが防止される。
たので、弾性支持部がその弾性限度を越えて過度に撓む
ことが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタ支持装置は、パネル10に対
し、コネクタ15を貫通状態で支持するとともに、その
貫通支持したコネクタ15をパネル10に対して貫通方
向と交差する二次元方向へ変位させることで調芯機能を
持たせたものであり、パネル10とコネクタ15との2
つの部品から構成される。
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタ支持装置は、パネル10に対
し、コネクタ15を貫通状態で支持するとともに、その
貫通支持したコネクタ15をパネル10に対して貫通方
向と交差する二次元方向へ変位させることで調芯機能を
持たせたものであり、パネル10とコネクタ15との2
つの部品から構成される。
【0009】パネル10は、厚さが一定であって、比較
的厚肉(本実施形態ではコネクタ15の前後方向の寸法
のほぼ1/4程度の厚さ)とされている。パネル10に
は、その前後両面間(前後両面間)を貫通するようにプ
レスにより部分的に肉抜き(切欠)加工が施され、この
肉抜き加工により、調芯許容空間11、コネクタ保持部
13、及び弾性支持部14が形成されている。調芯許容
空間11は、その開口縁が全体として略方形をなす空間
であって、その四隅には、夫々、小さく方形に突出する
過度撓み規制部12が形成されている。
的厚肉(本実施形態ではコネクタ15の前後方向の寸法
のほぼ1/4程度の厚さ)とされている。パネル10に
は、その前後両面間(前後両面間)を貫通するようにプ
レスにより部分的に肉抜き(切欠)加工が施され、この
肉抜き加工により、調芯許容空間11、コネクタ保持部
13、及び弾性支持部14が形成されている。調芯許容
空間11は、その開口縁が全体として略方形をなす空間
であって、その四隅には、夫々、小さく方形に突出する
過度撓み規制部12が形成されている。
【0010】コネクタ保持部13は、全体として方形の
枠状をなし、その上下両辺部13Aと左右両辺部13B
は、夫々、調芯許容空間11の開口縁のうちの上下両縁
部11Aと左右両縁部11Bに対して平行とされてい
る。コネクタ保持部13の高さ寸法は、上下方向に対応
する過度撓み規制部12同士の間隔よりも少し小さい寸
法とされており、この寸法差によって、コネクタ保持部
13が調芯許容空間11内においてパネル10に対して
相対的に上下方向(パネル10に対するコネクタ15の
貫通方向と交差する方向)へ変位することができるよう
になっている。尚、コネクタ保持部13の上下方向の変
位に伴って後述する弾性支持部14が弾性変形するので
あるが、コネクタ保持部13が過度撓み規制部12に当
接するまで最大に変位しても、弾性支持部14の弾性変
形量はその弾性限度の範囲を越えないようになってい
る。
枠状をなし、その上下両辺部13Aと左右両辺部13B
は、夫々、調芯許容空間11の開口縁のうちの上下両縁
部11Aと左右両縁部11Bに対して平行とされてい
る。コネクタ保持部13の高さ寸法は、上下方向に対応
する過度撓み規制部12同士の間隔よりも少し小さい寸
法とされており、この寸法差によって、コネクタ保持部
13が調芯許容空間11内においてパネル10に対して
相対的に上下方向(パネル10に対するコネクタ15の
貫通方向と交差する方向)へ変位することができるよう
になっている。尚、コネクタ保持部13の上下方向の変
位に伴って後述する弾性支持部14が弾性変形するので
あるが、コネクタ保持部13が過度撓み規制部12に当
接するまで最大に変位しても、弾性支持部14の弾性変
形量はその弾性限度の範囲を越えないようになってい
る。
【0011】また、コネクタ保持部13の左右方向の寸
法は、調芯許容空間11の開口縁のうちの左右両縁部1
1B同士の間の間隔よりも少し小さい寸法とされてお
り、この寸法差によって、コネクタ保持部13が調芯許
容空間11内においてパネル10に対して相対的に左右
方向(パネル10に対するコネクタ15の貫通方向と交
差する方向)へ変位することができるようになってい
る。尚、コネクタ保持部13の左右方向の変位に伴って
弾性支持部14が弾性変形するのであるが、このコネク
タ保持部13が調芯許容空間11の左右の開口縁に当接
するまで最大に変位しても、弾性支持部14の弾性変形
量はその弾性限度の範囲を越えないようになっている。
法は、調芯許容空間11の開口縁のうちの左右両縁部1
1B同士の間の間隔よりも少し小さい寸法とされてお
り、この寸法差によって、コネクタ保持部13が調芯許
容空間11内においてパネル10に対して相対的に左右
方向(パネル10に対するコネクタ15の貫通方向と交
差する方向)へ変位することができるようになってい
る。尚、コネクタ保持部13の左右方向の変位に伴って
弾性支持部14が弾性変形するのであるが、このコネク
タ保持部13が調芯許容空間11の左右の開口縁に当接
するまで最大に変位しても、弾性支持部14の弾性変形
量はその弾性限度の範囲を越えないようになっている。
【0012】弾性支持部14は、調芯許容空間11の開
口縁(内周縁)のうちの上下両縁部11Aと、コネクタ
保持部13の外周縁のうちの上下両辺部13Aとの間を
連結するように上下各一対ずつ形成されている。上側の
弾性支持部14は、半円形をなすとともに、その円弧の
曲げの内側同士を互いに対向させるように左右方向に離
間して設けられている。尚、この上側の一対の弾性支持
部14は、コネクタ保持部13の左右方向の中心線(図
示せず)に関して左右対称となっている。一方、下側に
設けた一対の弾性支持部14は、その左右方向の離間寸
法及び径寸法(上下寸法)が上側の一対の弾性支持部1
4と同一とされ、したがって、上側の弾性支持部14と
下側の弾性支持部14とは互いに対称となっている。
口縁(内周縁)のうちの上下両縁部11Aと、コネクタ
保持部13の外周縁のうちの上下両辺部13Aとの間を
連結するように上下各一対ずつ形成されている。上側の
弾性支持部14は、半円形をなすとともに、その円弧の
曲げの内側同士を互いに対向させるように左右方向に離
間して設けられている。尚、この上側の一対の弾性支持
部14は、コネクタ保持部13の左右方向の中心線(図
示せず)に関して左右対称となっている。一方、下側に
設けた一対の弾性支持部14は、その左右方向の離間寸
法及び径寸法(上下寸法)が上側の一対の弾性支持部1
4と同一とされ、したがって、上側の弾性支持部14と
下側の弾性支持部14とは互いに対称となっている。
【0013】また、弾性支持部14の径方向の幅寸法
は、コネクタ保持部13の幅寸法(上下各辺部13Aに
おいては上下方向の寸法であり、左右各辺部13Bにお
いては左右方向の寸法である)よりも幅狭の寸法とさ
れ、弾性支持部14の撓み剛性はコネクタ保持部13の
各辺部13A,13Bよりも低くなっている。したがっ
て、コネクタ保持部13の全体に上下左右方向への変位
力が作用したときには、コネクタ保持部13の各辺部1
3A,13Bは変形を生じることなく、弾性支持部14
が弾性変形するようになる。尚、コネクタ保持部13の
上下両辺部13Aに対し、上下方向に離間させようとす
る外力が作用したときには、弾性支持部14の弾性変形
を伴いつつ、辺部13A自身が弾性変形するようにな
る。
は、コネクタ保持部13の幅寸法(上下各辺部13Aに
おいては上下方向の寸法であり、左右各辺部13Bにお
いては左右方向の寸法である)よりも幅狭の寸法とさ
れ、弾性支持部14の撓み剛性はコネクタ保持部13の
各辺部13A,13Bよりも低くなっている。したがっ
て、コネクタ保持部13の全体に上下左右方向への変位
力が作用したときには、コネクタ保持部13の各辺部1
3A,13Bは変形を生じることなく、弾性支持部14
が弾性変形するようになる。尚、コネクタ保持部13の
上下両辺部13Aに対し、上下方向に離間させようとす
る外力が作用したときには、弾性支持部14の弾性変形
を伴いつつ、辺部13A自身が弾性変形するようにな
る。
【0014】コネクタ15は、パネル10を前後方向
(パネル10の板厚方向)に貫通する形態で取り付けら
れる。コネクタ15内には端子金具(図示せず)が収容
されているとともに、その端子金具の後端部に固着した
電線16がコネクタ15の後端面から延出されている。
コネクタ15の正面側(前面側)から視た形状及び上下
左右の外形寸法は、コネクタ保持部13の内周縁の形状
及び内周縁の上下左右の寸法と同じとされている。ま
た、コネクタ15の上下両面には一対の抜止め突起17
が形成されており、この抜止め突起17の前面は、パネ
ル10に対するコネクタ15の貫通方向(前後方向)に
対して傾斜したガイド斜面17Fとされているととも
に、抜止め突起17の後面は、コネクタ15の貫通方向
と直交する係止面17Rとされている。さらに、コネク
タ15の後端部外周にはフランジ状に張り出すストッパ
18が形成されている。また、抜止め突起17とストッ
パ18との間の前後方向に間隔は、パネル10(コネク
タ保持部13)の板厚と同じ寸法とされている。
(パネル10の板厚方向)に貫通する形態で取り付けら
れる。コネクタ15内には端子金具(図示せず)が収容
されているとともに、その端子金具の後端部に固着した
電線16がコネクタ15の後端面から延出されている。
コネクタ15の正面側(前面側)から視た形状及び上下
左右の外形寸法は、コネクタ保持部13の内周縁の形状
及び内周縁の上下左右の寸法と同じとされている。ま
た、コネクタ15の上下両面には一対の抜止め突起17
が形成されており、この抜止め突起17の前面は、パネ
ル10に対するコネクタ15の貫通方向(前後方向)に
対して傾斜したガイド斜面17Fとされているととも
に、抜止め突起17の後面は、コネクタ15の貫通方向
と直交する係止面17Rとされている。さらに、コネク
タ15の後端部外周にはフランジ状に張り出すストッパ
18が形成されている。また、抜止め突起17とストッ
パ18との間の前後方向に間隔は、パネル10(コネク
タ保持部13)の板厚と同じ寸法とされている。
【0015】次に、本実施形態の作用を説明する。パネ
ル10にコネクタ15を組み付ける際には、パネル10
の後方からコネクタ保持部13に対してコネクタ15を
貫通させる。このとき、コネクタ保持部13の上下両辺
部13Aが互いに離間するように(各辺部13Aがコネ
クタ15の外面から離間するように)上下方向へ弾性変
形することで抜止め突起17を通過させる。そして、抜
止め突起17がコネクタ保持部13の上下両辺部13A
を通過すると、その各辺部13Aがその弾性復元力によ
りコネクタ15の上下両面に当接するように弾性復帰す
る。また、コネクタ15の左右両面には、コネクタ保持
部13の左右両辺部13Bの内面が当接しており、これ
によって、コネクタ15のコネクタ保持部13に対する
上下左右方向(貫通方向と直交する方向)への遊動が規
制され、コネクタ15とコネクタ保持部13とが一体に
変位し得るようになる。
ル10にコネクタ15を組み付ける際には、パネル10
の後方からコネクタ保持部13に対してコネクタ15を
貫通させる。このとき、コネクタ保持部13の上下両辺
部13Aが互いに離間するように(各辺部13Aがコネ
クタ15の外面から離間するように)上下方向へ弾性変
形することで抜止め突起17を通過させる。そして、抜
止め突起17がコネクタ保持部13の上下両辺部13A
を通過すると、その各辺部13Aがその弾性復元力によ
りコネクタ15の上下両面に当接するように弾性復帰す
る。また、コネクタ15の左右両面には、コネクタ保持
部13の左右両辺部13Bの内面が当接しており、これ
によって、コネクタ15のコネクタ保持部13に対する
上下左右方向(貫通方向と直交する方向)への遊動が規
制され、コネクタ15とコネクタ保持部13とが一体に
変位し得るようになる。
【0016】この状態では、コネクタ保持部13の上下
両辺部13Aに対してコネクタ15の抜止め突起17の
係止面17Rが前方から係止することにより、コネクタ
15はコネクタ保持部13に対して後方へ戻ることが規
制される。また、ストッパ18がコネクタ保持部13の
上下左右の各辺部13A,13Bに対して後方から当接
することにより、コネクタ15のそれ以上の貫通方向
(前方)への変位を規制される。以上により、コネクタ
15は、コネクタ保持部13に対して前後方向(貫通方
向)への遊動を規制された状態で保持される。
両辺部13Aに対してコネクタ15の抜止め突起17の
係止面17Rが前方から係止することにより、コネクタ
15はコネクタ保持部13に対して後方へ戻ることが規
制される。また、ストッパ18がコネクタ保持部13の
上下左右の各辺部13A,13Bに対して後方から当接
することにより、コネクタ15のそれ以上の貫通方向
(前方)への変位を規制される。以上により、コネクタ
15は、コネクタ保持部13に対して前後方向(貫通方
向)への遊動を規制された状態で保持される。
【0017】このようにパネル10に組み付けたコネク
タ15に対し、相手側コネクタ(図示せず)が上下左右
方向に位置ずれした状態で嵌合されようとした場合に
は、コネクタ15がその位置ずれを矯正する上下左右に
コネクタ保持部13と一体に変位し、これによってコネ
クタ15が相手側コネクタに対して調芯され、正しく嵌
合することができるようになる。また、このコネクタ1
5が調芯のためにコネクタ保持部13と一体に変位する
と、それに伴って弾性支持部14が弾性変形する。尚、
この弾性変形の一例として、コネクタ15とコネクタ保
持部13がパネル10に対して斜め左上方へ変位した様
子を図3に示す。
タ15に対し、相手側コネクタ(図示せず)が上下左右
方向に位置ずれした状態で嵌合されようとした場合に
は、コネクタ15がその位置ずれを矯正する上下左右に
コネクタ保持部13と一体に変位し、これによってコネ
クタ15が相手側コネクタに対して調芯され、正しく嵌
合することができるようになる。また、このコネクタ1
5が調芯のためにコネクタ保持部13と一体に変位する
と、それに伴って弾性支持部14が弾性変形する。尚、
この弾性変形の一例として、コネクタ15とコネクタ保
持部13がパネル10に対して斜め左上方へ変位した様
子を図3に示す。
【0018】上述のように、本実施形態のコネクタ支持
装置においては、パネル10に、コネクタ保持部13と
弾性支持部14を一体に形成したので、パネル10とコ
ネクタ15の2つの部品だけで済んでいる。また、コネ
クタ保持部13と弾性支持部14は、パネル10を肉抜
きして形成しているので、パネル10の厚さの範囲内に
収まっており、パネル10の前後両面から突出する形態
のものに比べると厚さ方向においてコンパクトになって
いる。また、過度撓み規制部12を設けたので、弾性支
持部14がその弾性限度を越えて過度に撓むことが防止
されている。
装置においては、パネル10に、コネクタ保持部13と
弾性支持部14を一体に形成したので、パネル10とコ
ネクタ15の2つの部品だけで済んでいる。また、コネ
クタ保持部13と弾性支持部14は、パネル10を肉抜
きして形成しているので、パネル10の厚さの範囲内に
収まっており、パネル10の前後両面から突出する形態
のものに比べると厚さ方向においてコンパクトになって
いる。また、過度撓み規制部12を設けたので、弾性支
持部14がその弾性限度を越えて過度に撓むことが防止
されている。
【0019】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では弾性支持部を上下2カ所に設け
たが、本発明によれば、上下左右の4箇所に弾性支持部
を設けてもよい。 (2)上記実施形態では弾性支持部を半円形に形成した
が、本発明によれば、楕円形、三角形等の他の形状とし
てもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では弾性支持部を上下2カ所に設け
たが、本発明によれば、上下左右の4箇所に弾性支持部
を設けてもよい。 (2)上記実施形態では弾性支持部を半円形に形成した
が、本発明によれば、楕円形、三角形等の他の形状とし
てもよい。
【0020】(3)上記実施形態では過度撓み規制部を
調芯許容空間の内周縁に形成したが、本発明によれば、
過度撓み規制部を調芯許容空間の内周縁とコネクタ保持
部の外周縁の双方に形成してもよく、コネクタ保持部の
外周縁のみに形成してもよい。 (4)上記実施形態ではコネクタ保持部をコネクタを全
周に亘って取り囲む形態の枠状としたが、本発明によれ
ば、枠状に限らず、コネクタを部分的に係合させる形態
としてもよい。
調芯許容空間の内周縁に形成したが、本発明によれば、
過度撓み規制部を調芯許容空間の内周縁とコネクタ保持
部の外周縁の双方に形成してもよく、コネクタ保持部の
外周縁のみに形成してもよい。 (4)上記実施形態ではコネクタ保持部をコネクタを全
周に亘って取り囲む形態の枠状としたが、本発明によれ
ば、枠状に限らず、コネクタを部分的に係合させる形態
としてもよい。
【0021】(5)上記実施形態ではコネクタ保持部と
弾性支持部をパネルと同じ板厚としたが、本発明によれ
ば、コネクタ保持部と弾性支持部に相当する領域を他の
領域よりも厚肉としたパネルを用いることで、コネクタ
保持部と弾性支持部を他の部分よりも厚肉としてもよ
い。
弾性支持部をパネルと同じ板厚としたが、本発明によれ
ば、コネクタ保持部と弾性支持部に相当する領域を他の
領域よりも厚肉としたパネルを用いることで、コネクタ
保持部と弾性支持部を他の部分よりも厚肉としてもよ
い。
【図1】パネルにコネクタを組み付けた状態の正面図
【図2】コネクタを外した状態のパネルの正面図
【図3】コネクタが調芯変位した状態の正面図
【図4】パネルにコネクタを組み付けた状態の断面図
【図5】パネルとコネクタを分離した状態の断面図
10…パネル 11…調芯許容空間 12…過度撓み規制部 13…コネクタ保持部 14…弾性支持部 15…コネクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 パネルに対し、コネクタを貫通させると
ともにその貫通方向と交差する方向への調芯可能な状態
で支持するものであって、 前記パネルには、その表裏両面間を貫通するように部分
的に肉抜きすることで、調芯許容空間と、この調芯許容
空間内においてコネクタ貫通方向と交差する方向への変
位を可能とされたコネクタ保持部と、前記調芯許容空間
の内周縁と前記コネクタ保持部の外周縁との間を連結す
る弾性撓み可能な弾性支持部とが一体に形成され、 前記コネクタが前記コネクタ保持部に対し一体的に変位
するように保持されていることを特徴とするコネクタ支
持装置。 - 【請求項2】 前記調芯許容空間の内周縁又はコネクタ
保持部の外周縁には、前記弾性支持部の弾性限度を超え
た過度の撓みを規制可能な過度撓み規制部が形成されて
いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226459A JP2002042961A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | コネクタ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226459A JP2002042961A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | コネクタ支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002042961A true JP2002042961A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18720070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000226459A Pending JP2002042961A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | コネクタ支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002042961A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000226459A patent/JP2002042961A/ja active Pending
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