JP2002042895A - バッテリの状態検出装置 - Google Patents

バッテリの状態検出装置

Info

Publication number
JP2002042895A
JP2002042895A JP2000219390A JP2000219390A JP2002042895A JP 2002042895 A JP2002042895 A JP 2002042895A JP 2000219390 A JP2000219390 A JP 2000219390A JP 2000219390 A JP2000219390 A JP 2000219390A JP 2002042895 A JP2002042895 A JP 2002042895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
internal resistance
capacity
ratio
memory effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000219390A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Minami
達郎 南
Toshiyuki Sakamoto
俊之 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000219390A priority Critical patent/JP2002042895A/ja
Publication of JP2002042895A publication Critical patent/JP2002042895A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/389Measuring internal impedance, internal conductance or related variables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/392Determining battery ageing or deterioration, e.g. state of health
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/396Acquisition or processing of data for testing or for monitoring individual cells or groups of cells within a battery

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニッケル化合物を正極に用いたバッテリの使
用可能容量の減少がメモリ効果又は劣化のいずれに起因
するかを正しく判断する。 【解決手段】 まず、内部抵抗安定領域における1セル
当たりの内部抵抗が第一の所定抵抗値かを判定し(ステ
ップS2)、「内部抵抗<第一の所定抵抗値(1.3m
Ω/セル)」の場合は、使用可能残容量の比率(初期
比)が所定比率(80%)以下であるかを判定する(ス
テップS3)。そして、「内部抵抗<第一の所定抵抗
値」かつ「初期比<所定比率」の場合はメモリ効果の発
生有りと判断し、リフレッシュ充電を行う(ステップS
4)。他方、「第二の所定抵抗値(2.0mΩ/セル)
≦内部抵抗」の場合は劣化の発生と判断し(ステップS
15)、リフレッシュ充電を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル化合物を
正極に用いたバッテリの使用可能容量の減少がメモリ効
果又は劣化のいずれに起因するかを判断するバッテリの
状態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ニッケル化合物を正極に用いたア
ルカリ系バッテリの充電制御においては、例えば、充電
停止条件が整った場合の残容量を検知し、その時の充電
量もしくは放電量が初期状態よりも減少していた場合に
は、充電停止後にリフレッシュ充電(完全充電)、もし
くはこのリフレッシュ充電よりも若干低い残容量まで追
加充電を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電を
完全充電まで行わずに途中で止める場合や、高温環境化
であるために完全充電まで充電しきれない場合には、充
電不足の状態となり、この状態が続くと、バッテリにい
わゆるメモリ効果が発生する。このメモリ効果が発生す
ると、充電電位に変化が起こり、完全充電停止条件が整
った場合においても、バッテリは完全充電状態に至らな
い。
【0004】すなわち、メモリ効果が発生したバッテリ
は、充電すると酸化還元電位へ早く到達してそれ以上の
充電ができなくなるので、適正温度環境下で充電停止条
件を満足するまで充電をしても充電不足になり、結果と
して使用可能容量が低下する。また、一定量の追加充電
を行う場合も、バッテリ劣化を考慮しつつメモリ効果解
消に至る十分な充電量を設定することが難しく、結果と
してバッテリが完全充電されていないことがあった。
【0005】このように、ニッケル化合物を正極とした
アルカリ系バッテリは、メモリ効果を残したまま使用可
能容量が減少した状態で使用されることが多く、さらに
は、メモリ効果による充電電圧の変化がバッテリ劣化と
同じような充電電位挙動を示すために、メモリ効果の発
生による使用可能容量の減少を早期劣化によるものと誤
って判断してしまう場合があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ニッケル化合物を
正極に用いたバッテリの使用可能容量の減少がメモリ効
果又は劣化のいずれに起因するかを正しく判断し得る装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、以下の構成を採用した。ニッケル化合物
を正極に用いたバッテリ(例えば、実施の形態における
バッテリ6)にメモリ効果又は劣化のいずれが発生して
いるかを判断するバッテリの状態検出装置であって、充
電から放電に至る過程においてバッテリから放電可能な
残容量、あるいは放電から充電に至る過程においてバッ
テリに充電可能な残容量を、バッテリ使用可能残容量と
して検出する手段(例えば、実施の形態における演算処
理部22)と、バッテリの内部抵抗を検出する内部抵抗
検出手段(例えば、実施の形態における演算処理部2
2)と、バッテリの最大残容量である定格容量に対す
る、該検出されたバッテリ使用可能残容量の比率と、該
検出されたバッテリ内部抵抗とに基づいて、バッテリに
メモリ効果または劣化のいずれかが生じたことを検出す
る。
【0008】ここで、「バッテリ使用可能残容量の比
率」とは、最大残容量(すなわち、バッテリメーカが言
う「定格」)に対して、現在そのバッテリが何%の実容
量を持っているか、を表す。以下、この比率を「初期
比」と略記することがある。
【0009】また、本発明は、このような構成におい
て、前記内部抵抗が第一所定抵抗値(例えば、実施の形
態では1.3mΩ/セル)以下かつ前記使用可能残容量
の比率(例えば、実施の形態では80%)が所定比率以
下の場合はメモリ効果の発生と判断し、前記内部抵抗が
第二所定抵抗値(例えば、実施の形態では2.0mΩ/
セル)以上の場合は劣化の発生と判断する。
【0010】以上の構成によれば、使用可能残容量の比
率だけでなく、バッテリ内部抵抗も判断要素に加わるの
で、バッテリにメモリ効果が発生していることを早期劣
化と誤ることなく正しく判断することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の一実施の形態について説明する。本実施の形態
によるバッテリの状態検出装置は、例えば電気自動車や
ハイブリッド車両等に備えられ、図1に示すように、電
流センサ1と、制御装置2と、残容量計3と、電圧セン
サ4と、例えば冷却媒体として水や空気等を利用する冷
却装置5と、バッテリ6と、バッテリ温度センサ7と、
冷却温度センサ8と、例えばモータや発電機等からなる
負荷11とを備えて構成されている。
【0012】バッテリ6は、Ni化合物を正極に用いた
アルカリ系の電池が用いられ、本実施の形態では、水素
吸蔵合金を負極に用いたNi−MH電池により構成され
ている。制御装置2は、記憶部21と、演算処理部(内
部抵抗検出手段を兼ねる)22と、タイマー23とを備
えて構成されており、バッテリ6の充放電制御を行う
他、表示パネル等に設けられた残容量計3への残容量表
示等を行う。
【0013】制御装置2には、バッテリ6からモータや
発電機等の負荷11へ供給される放電電流、及び、負荷
11からバッテリ6へ供給される充電電流を検出する電
流センサ1から出力される電流Ibの信号と、バッテリ
6の端子電圧を検出する電圧センサ4から出力される電
圧Vbの信号と、バッテリ6の温度を検出するバッテリ
温度センサ7から出力されるバッテリ温度Tbの信号
と、冷却装置5の冷却媒体の温度を検出する冷却温度セ
ンサ8から出力される冷却温度Twの信号とが入力され
る。
【0014】記憶部21は、例えば初期状態等のメモリ
効果や劣化の無い状態での電圧特性を予め実験により求
めて作成した残容量修正マップ、言い換えれば、バッテ
リ6の所定残容量における電流値及び温度に対する電圧
値の関係を示すマップを備えている。このマップは、電
流積算により算出したバッテリ6の残容量を一定条件下
でリセットするためのものであり、また、後述する図3
のステップS3において、使用可能残容量の比率を算出
する際にも参照される。
【0015】演算処理部22は、例えば、バッテリ6の
残容量,内部抵抗,使用可能残容量の比率等を算出す
る。バッテリ6の残容量は、充電電流及び充電電流の電
流Ibを積算して積算充電量及び積算放電量を算出し、
これらの積算充電量及び積算放電量を初期状態或いは充
放電開始直前の残容量に加算或いは減算して得た電流積
算残容量を適宜上記マップでリセットしながら算出す
る。
【0016】内部抵抗は、例えば、無負荷時の開路電
圧から所定の電流値で充電もしくは放電し、開路電圧か
らの変化電位を電流値で割って求めたり、充放電時の
電流電圧特性を直線回帰してその傾きから求める。
【0017】ところで、本発明の発明者は、バッテリ容
量の劣化(完全充電後容量)と内部抵抗との関係を解析
したところ、容量劣化が進むと内部抵抗も増加するとの
知見を得た。一例として、Ni−MHバッテリ(1.2
V/セル)を0.2C(定格容量の5分の1)で充放電
した場合におけるサイクル数の変化に伴う使用可能残容
量の比率、すなわち初期比(実線)と内部抵抗(破線)
の推移を図2に示す。
【0018】この図より明らかなように、サイクル数の
増加に従って容量劣化も徐々に進み、バッテリ劣化と見
なせる使用可能残容量の比率(初期比)が80%の付近
では、内部抵抗が急増していることがわかる。図より、
この実験に使用したNi−MHバッテリについては、内
部抵抗が2.0mΩ/セル以下であれば、初期比100
%までの回復が可能であることがわかった。
【0019】また、発明者は、容量劣化等の無い初期状
態での充放電電位と内部抵抗との関係を解析したとこ
ろ、充電領域では残容量が90%以下、放電領域では残
容量が20%以上であれば内部抵抗が安定する(変化し
ない)ため、この領域内で測定した内部抵抗をバッテリ
特性値として採用できるとの知見を得た。以下、この領
域を「内部抵抗安定領域」という。
【0020】さらに、発明者は、メモリ効果の発生して
いるNi−MHバッテリと発生していないNi−MHバッ
テリのそれぞれについて、内部抵抗安定領域における充
電電位と内部抵抗との関係を解析したところ、メモリ効
果無しのNi−MHバッテリでは、内部抵抗と充電電位
が共に安定しているのに対し、メモリ効果有りのNi−
MHバッテリでは、内部抵抗が安定しているにも拘わら
ず充電電位が上昇していることから、劣化バッテリと同
じような電位挙動を示すとの知見も得た。
【0021】以上より、残容量が「内部抵抗安定領域」
である場合において、使用可能残容量の比率(初期比)
が所定比率(図2では、80%)以下、かつ、内部抵抗
が第一所定抵抗値(図2では、1.3mΩ/セル)以下
であれば、使用可能容量の減少原因がメモリ効果の発生
によるものであると正しく判断することが可能になり、
また、使用可能残容量の比率(初期比)にかかわらず、
内部抵抗が第二所定抵抗値(図2では、2mΩ/セル)
以上であれば、使用可能容量の減少原因がバッテリ劣化
によるものと正しく判断することが可能になる。
【0022】次に、図3を用いて、以上の知見を踏まえ
た制御装置2によるメモリ効果解消のための充電制御フ
ローを説明する。まず、ステップS1において、内部抵
抗測定前条件の成否を判定する。具体的には、電気化学
反応時に内部抵抗が安定した状態にあるかを残容量によ
って判定し、「20%≦残容量≦90%」の場合、すな
わち、内部抵抗測定前条件が成立する場合は、ステップ
S2に進み、「残容量<20%」又は「90%<残容
量」の場合は、本フローによる処理を終了する。
【0023】ステップS2では、測定した1セル当たり
の内部抵抗が第一の所定抵抗値(例えば、1.3mΩ/
セル)以下であるかを判定し、「内部抵抗<第一の所定
抵抗値」の場合は、ステップS3に進み、「第一の所定
抵抗値≦内部抵抗」の場合は、ステップS11に進む。
ステップS3では、使用可能残容量の比率(初期比)を
算出し、この初期比が所定比率(例えば、80%)以下
であるかを判定する。
【0024】使用可能残容量の比率(初期比)は、例え
ば、定格残容量の90%に相当するバッテリ電圧V1
と、定格残容量の10%に相当するバッテリ電圧V2と
を、上記マップより予め求めておき、バッテリを充電ま
たは放電させ、電圧センサ4でバッテリ電圧V1,V2を
検知するまでの間に、最大残容量である定格容量に対し
て何%の充電電流あるいは放電電流が流れたかを電流セ
ンサ1で検知することにより推定する。この場合におい
て、所定残容量幅で検知する(0%から100%の間で
測定しない)のは、検知精度の問題と、バッテリ保護の
観点からである。
【0025】そして、「初期比<所定比率」の場合は、
メモリ効果の発生有りと判断してステップS4に進み、
「所定比率≦初期比」の場合は、正常であると判断し
(ステップS5)、本フローによる処理を終了する。ス
テップS4では、図4に示す制御マップに従い、残容量
に応じたリフレッシュ充電量を求め、メモリ効果解消の
ためのリフレッシュ充電を行う。
【0026】この場合において、特に夏場のような高温
度環境下では、バッテリ温度Tbが上昇し、リフレッシ
ュ充電によるメモリ効果解消の効果が不十分となる虞れ
があるため、バッテリ温度Tbをバッテリ温度センサ7
で検知しながら、リフレッシュ充電量をコントロールす
る。
【0027】なお、バッテリ温度Tbが高く、リフレッ
シュ充電を実施してもメモリ効果解消の効果が不十分と
なる虞れのある場合には、その効果が十分に発揮し得る
まで環境温度が下がった時点で、リフレッシュ充電を再
実施する。この場合には、充電しきれなかったリフレッ
シュ充電量の残量を記憶部21に記憶しておき、再実施
の際にその残量相当分を充電する。
【0028】ステップS2において、「第一の所定抵抗
値≦内部抵抗」の場合は、ステップS11において、1
セル当たりの内部抵抗が第二の所定抵抗値(例えば、2
mΩ)以下であるかを判定し、「内部抵抗<第二の所定
抵抗値」の場合はステップS12に進み、「第二の所定
抵抗値≦内部抵抗」の場合は、劣化と判断し(ステップ
S15)、本フローによる処理を終了する。
【0029】ステップS12では、ステップS3で求め
た使用可能残容量の比率(初期比)が第二の所定比率
(例えば、70%)以下であるかを判定し、「初期比<
第二の所定比率」の場合は、メモリ効果の発生有りと判
断してステップS13に進み、「第二の所定比率≦初期
比」の場合は、正常(但し、やや劣化傾向)と判断し
(ステップS14)、本フローによる処理を終了する。
ステップS13では、図5に示す制御マップに従い、残
容量に応じたリフレッシュ充電量を求め、メモリ効果解
消のためのリフレッシュ充電を行う。
【0030】この図5に示す制御マップは、図4の制御
マップと比較して、同一残容量に対するリフレッシュ充
電量が低めに設定されている。これは、「第一の所定抵
抗値≦内部抵抗」の場合は、バッテリが若干劣化傾向に
あると考えられるため、新品バッテリよりも少なめのリ
フレッシュ充電量にしないと、過充電になる虞れがある
からである。
【0031】また、ステップS12において、ステップ
S3よりもリフレッシュ充電の要否判定閾値を低めに設
定したのは、以下の理由による。すなわち、バッテリが
若干劣化傾向にあると、それが使用可能残容量の初期比
減少に影響する虞れがある一方で、「内部抵抗<第二の
所定抵抗値」の場合は、バッテリ劣化のみによって、
「初期比<第二の所定比率」にまで低下することはな
い。
【0032】そこで、ステップS12での判定閾値をス
テップS3よりも低めに設定することにより、バッテリ
が劣化傾向にあり、かつメモリ効果が発生している状態
においても、メモリ効果の発生を正しく検知してリフレ
ッシュ充電を行えるようにしている。この場合に、図4
に示す制御マップに基づくリフレッシュ充電を行うと、
過充電となってバッテリ寿命の低下を来す虞れがあるた
め、ステップ4のそれよりもリフレッシュ充電量を低め
に設定している。
【0033】また、高温度環境下でバッテリ温度Tbを
バッテリ温度センサ7で検知しながら、リフレッシュ充
電量をコントロールする点と、バッテリ温度Tbが高
く、リフレッシュ充電を実施してもメモリ効果解消の効
果が不十分となる虞れのある場合は、環境温度が下がっ
てからリフレッシュ充電を実施する点については、ステ
ップS4における充電制御と同様である。
【0034】以上説明したように、本実施の形態による
バッテリの状態検出装置によれば、使用可能残容量の減
少に対し、その原因をバッテリ劣化によるものと誤るこ
となく、正しくメモリ効果の発生によるものと判断する
ことができるので、メモリ効果が解消するまでリフレッ
シュ充電を実施することにより、バッテリ使用可能容量
を効果的に回復させることが可能になる。
【0035】特に、電気自動車用のバッテリにあって
は、高温環境下に晒される頻度が民生用より多く、しか
もドライバによる使い勝手の関係で完全充電頻度が少な
くなるため、メモリ効果発生による走行距離の減少を招
き易い。かかる走行距離の減少は、商品性を著しく損な
うことになるから、本実施の形態によるバッテリの状態
検出装置は、電気自動車用バッテリに対して特に有効で
ある。
【0036】なお、本発明は上記実施の形態に限られる
ものではなく、また、上述した各具体的数値は、あくま
でも一例であって、これに限られるものではない。従っ
て、本発明における第一所定抵抗値及び第二所定抵抗値
や所定比率に関しては、バッテリの種類や、同種のバッ
テリにおいても固体差に応じて、適宜の値に設定するこ
とが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリにメモリ効果が発生していることを早期劣化と
誤ることなく正しく判断することができる。これによ
り、使用開始後初期の段階でメモリ効果の発生有りと判
断した場合には、リフレッシュ充電を実施してメモリ効
果の解消を図り、バッテリの使用可能容量を効果的に回
復させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバッテリの状態検出装置の一実
施の形態を示す全体構成図である。
【図2】 使用可能残容量の比率(初期比)及び内部抵
抗とサイクル数の変化との相関図である。
【図3】 メモリ効果解消のために実施される充電制御
の内容を示すフローチャートである。
【図4】 図3のステップS4で実施されるリフレッシ
ュ充電の制御マップ図である。
【図5】 図3のステップS13で実施されるリフレッ
シュ充電の制御マップ図である。
【符号の説明】
1 電流センサ 2 制御装置 4 電圧センサ 6 バッテリ 7 バッテリ温度センサ 22 演算処理部(内部抵抗検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB06 CB12 CB31 CC01 CC04 CC06 CC13 CC27 CC28 CE08 5G003 BA01 DA04 EA09 GC05 5H030 AS20 BB01 BB21 FF41 FF43 FF44 FF51

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニッケル化合物を正極に用いたバッテ
    リにメモリ効果又は劣化のいずれが発生しているかを判
    断するバッテリの状態検出装置であって、 充電から放電に至る過程においてバッテリから放電可能
    な残容量、あるいは放電から充電に至る過程においてバ
    ッテリに充電可能な残容量を、バッテリ使用可能残容量
    として検出する手段と、 バッテリの内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段と、 バッテリの最大残容量である定格容量に対する、該検出
    されたバッテリ使用可能残容量の比率と、該検出された
    バッテリ内部抵抗とに基づいて、バッテリにメモリ効果
    または劣化のいずれかが生じたことを検出するバッテリ
    の状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記内部抵抗が第一所定抵抗値以下か
    つ前記使用可能残容量の比率が所定比率以下の場合はメ
    モリ効果の発生と判断し、 前記内部抵抗が第二所定抵抗値以上の場合は劣化の発生
    と判断することを特徴とする請求項1記載のバッテリの
    状態検出装置。
JP2000219390A 2000-07-19 2000-07-19 バッテリの状態検出装置 Withdrawn JP2002042895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000219390A JP2002042895A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 バッテリの状態検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000219390A JP2002042895A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 バッテリの状態検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002042895A true JP2002042895A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18714185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000219390A Withdrawn JP2002042895A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 バッテリの状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002042895A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7675291B2 (en) 2003-08-25 2010-03-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and device for monitoring deterioration of battery
CN102282477A (zh) * 2009-03-24 2011-12-14 松下电器产业株式会社 电池异常检测电路及电源装置
CN101425698B (zh) * 2007-10-30 2012-09-05 索尼株式会社 电池组、给蓄电池充电的方法以及电池充电器
WO2019159584A1 (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 株式会社デンソー 二次電池の異常判定装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7675291B2 (en) 2003-08-25 2010-03-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and device for monitoring deterioration of battery
CN101425698B (zh) * 2007-10-30 2012-09-05 索尼株式会社 电池组、给蓄电池充电的方法以及电池充电器
CN102282477A (zh) * 2009-03-24 2011-12-14 松下电器产业株式会社 电池异常检测电路及电源装置
WO2019159584A1 (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 株式会社デンソー 二次電池の異常判定装置
JP2019138852A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 株式会社デンソー 二次電池の異常判定装置
EP3754351A4 (en) * 2018-02-14 2021-04-07 Denso Corporation DEVICE FOR DETERMINING ANOMALIES IN A SECONDARY BATTERY
US11340277B2 (en) 2018-02-14 2022-05-24 Denso Corporation Abnormality determination device for secondary battery

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10386420B2 (en) Secondary battery degradation determination method and secondary battery degradation determination device
JP4606846B2 (ja) 電池監視装置
JP6300000B2 (ja) 充電状態推定装置、充電状態推定方法
JP5273794B2 (ja) 二次電池のsoc値を推定する方法及び装置並びに劣化判定方法及び装置
US7317299B2 (en) Method of calculating aging factor of battery for hybrid vehicle
US20100066377A1 (en) Method for determining the battery capacity with the aid of capacity-dependent parameters
US5723971A (en) Apparatus for charging a battery for a charge time determined based on the depth of discharge
US20140111214A1 (en) Electric storage condition detecting apparatus
JP5598869B2 (ja) 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法
JP2007178215A (ja) 二次電池の充電状態推定装置および充電状態推定方法
JP3006298B2 (ja) 電池残存容量計
JP3715265B2 (ja) バッテリ状態判定装置
JP2007017357A (ja) 電池残存容量検出方法及び電池残存容量検出装置
JP2003035755A (ja) 電池蓄電量検出方法
JP2020079723A (ja) 二次電池システム
JP2009037962A (ja) 二次電池の異常検出装置および異常検出方法
JP4304923B2 (ja) 二次電池の残存容量推定装置および残存容量推定方法
JP2008298643A (ja) パック電池の内部消費電流異常の検出方法
JP2004226393A (ja) 電池の残量計測装置
JP2003168489A (ja) アルカリ蓄電池の充放電状態の検知方法
JP2014109535A (ja) 内部抵抗推定装置、充電装置、放電装置、内部抵抗推定方法
JP2002042895A (ja) バッテリの状態検出装置
JP2001015180A (ja) 電池の寿命判定装置
JP2002042896A (ja) バッテリの状態検出装置
JP2005274214A (ja) 車両用バッテリの残存容量検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002