JP2002042842A - 固体高分子電解質型燃料電池システム - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池システム

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JP2002042842A
JP2002042842A JP2000227369A JP2000227369A JP2002042842A JP 2002042842 A JP2002042842 A JP 2002042842A JP 2000227369 A JP2000227369 A JP 2000227369A JP 2000227369 A JP2000227369 A JP 2000227369A JP 2002042842 A JP2002042842 A JP 2002042842A
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discharged
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cooling
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Akinari Nakamura
彰成 中村
Yoshiaki Yamamoto
義明 山本
Shinji Miyauchi
伸二 宮内
Tetsuya Ueda
哲也 上田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気される酸化ガスの熱エネルギーと酸化ガ
スに含まれる水をより高効率に回収することができる固
体高分子電解質型燃料電池システムを提供する。 【解決手段】 燃料電池に酸化剤としての空気を供給す
る流路に、空気供給装置と、湿度交換型熱交換器と、酸
化側水冷凝縮器と、酸化側空冷凝縮器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子電解質
型燃料電池を用いて発電を行う固体高分子電解質型燃料
電池システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の固体高分子電解質型燃料電池シス
テムについて図3を参照して説明する。従来の固体高分
子電解質型燃料電池システムは、燃料電池1と、天然ガ
スなどの原料を水蒸気改質し、水素リッチなガスを生成
して燃料電池1に供給する燃料処理装置2と、酸化剤の
空気を燃料電池1に供給する空気供給装置5とを備えて
いる。そして、燃料電池1に燃料ガスを供給する燃料供
給路2aには、燃料ガスを加湿する燃料側加湿器3を有
し、燃料電池1より排出される燃料ガスを含む排出路2
bには、ガスに含まれる水蒸気を冷却ファンにより冷却
し凝縮させる燃料側水凝縮器4を有する。空気を供給す
る空気供給路5aには、空気を加湿する酸化側加湿器6
を有し、燃料電池1から排出される空気の排出路5bに
は、ガスに含まれる水蒸気を冷却ファンにより冷却し凝
縮させる酸化側水凝縮器7を有する。燃料側水凝縮器4
と酸化側水凝縮器7とは、それらが凝縮した水を蓄える
蓄水タンク8に連結されている。蓄水タンク8は、それ
ぞれポンプ9および10を有する管路により加湿器3お
よび6に接続され、凝縮水を燃料側加湿器3および酸化
側加湿器6に送ることができる。さらに、燃料電池1に
水を送って冷却する冷却水配管には、配管内の水を循環
させる冷却水ポンプ11と、燃料電池1で発生した熱を
外部へ放出する冷却用放熱器12を備えている。
【0003】燃料処理装置2を出た燃料ガスは、燃料側
加湿器3で、蓄水タンク8より燃料側水ポンプ9によっ
て供給される水を用いて加湿され、燃料電池1に送り込
まれる。燃料電池1より排出される発電に用いられなか
った燃料ガスは、燃料側水凝縮器4によって除湿された
後、大気に放出される。一方、酸化剤に用いる空気は、
空気供給装置5によって酸化側加湿器6に送り込まれ、
蓄水タンク8より酸化側水ポンプ10によって供給され
る水を用いて加湿され、燃料電池1に送り込まれる。燃
料電池1より排出される発電に用いられなかった空気
は、酸化側水回収器7によって冷却・除湿された後、大
気に放出される。発電を行う燃料電池1の温度を一定に
保つために、冷却配管を通して、冷却水ポンプ11で水
を循環させ、冷却用放熱器12で燃料電池1で発生した
熱を外部へ放出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の燃料電池発電シ
ステムにおいて、燃料電池より排出される高加湿された
空気は、冷却ファンにより冷却され、それにより水蒸気
が凝縮する。また、酸化側加湿器に用いる水は、水タン
クに蓄水している凝縮水である。この構成によると、水
蒸気を水に凝縮させ、その凝縮水を再度加湿に用いる。
また、高温の空気も冷却ファンにより冷却され、熱エネ
ルギーを大気に放出する。そのため、排気される空気お
よび水蒸気の熱エネルギーを有効には利用せずに放出し
ている。本発明は、上記に鑑み、排出される酸化ガスの
熱エネルギーと酸化ガスに含まれる水をより高効率に回
収することができる固体高分子電解質型燃料電池システ
ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の固体高分子電解
質型燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスを用いて
発電を行う固体高分子電解質型の燃料電池と、燃料電池
へ供給する酸化ガスと燃料電池から排出される酸化ガス
との間で熱交換を行うとともに供給酸化ガスの加湿およ
び排出酸化ガスの除湿を行う湿度交換型熱交換手段と、
湿度交換型熱交換手段から排出される酸化ガスの水蒸気
を冷却し凝縮させる水冷凝縮手段と、水冷凝縮手段から
排出される酸化ガスの水蒸気を冷却し凝縮させる空冷凝
縮手段とを備えている。本発明は、また、燃料ガスと酸
化ガスを用いて発電を行う固体高分子電解質型の燃料電
池と、燃料電池へ供給する酸化ガスと燃料電池から排出
される酸化ガスとの間で熱交換を行うとともに供給酸化
ガスの加湿および排出酸化ガスの除湿を行う湿度交換型
熱交換手段と、湿度交換型熱交換手段から排出される酸
化ガスの水蒸気を冷却し凝縮させる水冷凝縮手段と、水
冷凝縮手段から排出される冷却水を冷却する放熱手段お
よび排出冷却水の熱を蓄熱する蓄熱手段のいずれかまた
は双方とを備えた固体高分子電解質型燃料電池システム
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態におけ
る燃料電池発電システムは、燃料電池と、燃料電池へ供
給する酸化ガスと燃料電池から排出される酸化ガスとの
間で熱交換を行うとともに供給酸化ガスの加湿および排
出酸化ガスの除湿を行う湿度交換型熱交換手段と、湿度
交換型熱交換手段から排出される酸化ガスの水蒸気を冷
却し凝縮させる水冷凝縮手段と、水冷凝縮手段から排出
される酸化ガスの水蒸気を冷却し凝縮させる空冷凝縮手
段とを備えている。
【0007】この実施の形態においては、固体高分子電
解質型燃料電池に供給する酸化ガスは、湿度交換型熱交
換手段により、燃料電池から排出される酸化ガスと熱交
換及び湿度交換をし、高温高湿の酸化ガスとして燃料電
池に供給することができる。固体高分子電解質型燃料電
池での発電による生成熱及び生成水を含んだ高温高湿の
排出酸化ガスは、湿度交換型熱交換手段を用いることに
より、供給する酸化ガスと熱交換及び湿度交換をし、除
湿および冷却することができる。その後、水冷凝縮手段
を用いて排出酸化ガスの冷却と水蒸気の凝縮をし、さら
にその後、空冷凝縮手段で排出酸化ガスの冷却と水蒸気
の凝縮をすることができる。また、水冷凝縮手段に導入
する冷却水を停止することにより、容易に空冷凝縮手段
のみを使用することができる。さらに、空冷凝縮手段の
送風を停止することにより、容易に水冷凝縮手段のみを
使用することができる。
【0008】本発明の第2の実施の形態においては、第
1の実施の形態の空冷凝縮手段の代わりに、水冷凝縮手
段から排出される冷却水を冷却する放熱手段および排出
冷却水の熱を蓄熱する蓄熱手段のいずれかまたは双方を
備えている。この実施の形態によれば、水冷凝縮手段を
用いて排出酸化ガスの冷却と水蒸気の凝縮をする際に、
水冷凝縮手段から排出される排出冷却水は、排熱により
温水として排出される。排出冷却水は、放熱手段を用い
ることにより、冷却することができる。または、蓄熱手
段を用いて熱交換することにより、排出冷却水を冷却水
とともに排熱を蓄熱することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の具体的実施例について図面を
参照しながら説明する。 《実施例1》図1は、第1の本発明の具体的実施例の固
体高分子電解質型燃料電池システムを示す構成図であ
る。本実施例における固体高分子電解質型燃料電池シス
テムは、燃料ガスと酸化ガスを用いて発電を行う固体高
分子電解質型の燃料電池1と、天然ガスなどの原料を水
蒸気改質し、水素リッチなガスを生成して燃料電池1に
供給する燃料処理装置2と、酸化剤の空気を燃料電池1
に供給する空気供給装置5とを備えている。燃料電池1
に燃料ガスを供給する燃料ガス供給路2aには、燃料ガ
スを加湿する燃料側加湿器3を有し、燃料電池1より排
出される燃料ガスの排出路2bには、燃料ガスに含まれ
る水蒸気を冷却ファンにより冷却し凝縮させる燃料側水
凝縮器4を有する。燃料電池1へ空気を供給する空気供
給路5aと燃料電池から排出される空気の排出路5bと
にまたがって、燃料電池へ供給する空気と燃料電池から
排気される空気との間で熱交換を行う湿度交換型熱交換
器21が設けられている。空気排出路5bには、湿度交
換型熱交換器21から排出される排気空気に含まれる水
蒸気を凝縮器用冷却水により冷却し凝縮させる酸化側水
冷凝縮器22と、酸化側水冷凝縮器22から排出される
排気空気に含まれる水蒸気を冷却ファンにより冷却し凝
縮させる酸化側空冷凝縮器23が設けられている。
【0010】燃料側水凝縮器4は、蓄水タンク8に接続
され、凝縮器4で凝縮した水はタンク8に蓄えられる。
また、酸化側水冷凝縮器22および酸化側空冷凝縮器2
3で凝縮した水を蓄水タンク8に蓄えるための管路を有
する。蓄水タンク8は、ポンプ9を有する管路により加
湿器3と接続され、蓄えている凝縮水を燃料側加湿器3
に送ることができる。発電を行う燃料電池1の温度を一
定に保つために、冷却配管を通して、燃料電池用冷却水
ポンプ11により燃料電池用冷却水を循環させ、燃料電
池1で発生した熱を冷却用放熱器12により外部へ放出
する。なお、上記の各部材において、図3で示した従来
の固体高分子電解質型燃料電池システムのものと同じ機
能を有するものについては、同一符号を付与しており、
それらの機能の詳細は、図3で示した従来の固体高分子
電解質型燃料電池システムのものに準ずるものとする。
また、湿度交換型熱交換器21と酸化側水冷凝縮器22
と酸化側空冷凝縮器23とは、本実施例の空気側流路を
構成している。
【0011】次に、本実施例における空気側流路の動作
を説明する。酸化ガスとして、空気供給装置5によって
燃料電池1に供給される空気は、湿度交換型熱交換器2
1により温度調整と加湿が行われる。湿度交換型熱交換
器21によって温度および湿度が調整された空気は、燃
料電池1に供給され、燃料電池1内での電気化学反応に
より、さらに高温・高加湿空気として燃料電池1より排
出される。燃料電池1より排出された空気は、再び湿度
交換型熱交換器21に入り、排気空気の持つ熱と水蒸気
が湿度交換型熱交換器21を通して、供給空気の温度調
整と加湿に用いられる。すなわち、湿度交換型熱交換器
21は、供給空気と排出空気との間の熱交換を行うとと
もに、供給空気の加湿および排出空気の除湿を同時に行
う。湿度交換型熱交換器21を出た排出空気は、酸化側
水冷凝縮器22に入り、凝縮器用の冷却水と熱交換する
ことにより、冷却されるとともに排出空気に含まれる水
蒸気は凝縮され水として排出される。酸化側水冷凝縮器
22を出た排出空気は、酸化側空冷凝縮器23に導か
れ、外気と熱交換することにより温度が低下し、排出空
気に含まれる水蒸気は凝縮して水として排出される。酸
化側水冷凝縮器22と酸化側空冷凝縮器23とで凝縮さ
れた水は、回収水として蓄水タンク8に蓄えられる。
【0012】本実施例における空気側流路構成をとるこ
とにより、酸化側水冷凝縮器22と酸化側空冷凝縮器2
3の双方の使用、またはいずれか一方の使用の変更が容
易に行うことができる。すなわち、双方使用の場合は酸
化側水冷凝縮器22に凝縮用の冷却水を流すとともに、
酸化側空冷凝縮器23のファンを駆動することにより容
易に実現できる。また、酸化側水冷凝縮器22のみを使
用する場合は、酸化側水冷凝縮器22に凝縮用の冷却水
を流す一方、酸化側空冷凝縮器23のファンを停止する
ことにより容易に実現できる。さらに、酸化側空冷凝縮
器23のみを使用する場合は、酸化側水冷凝縮器22へ
の凝縮用冷却水の流入を停止し、酸化側空冷凝縮器23
のファンを駆動することにより容易に実現できる。した
がって、上記の本実施例における空気側流路構成をとる
ことにより、燃料電池1から排出される排出空気の熱と
水蒸気を湿度交換型熱交換器21で効果的に回収し、燃
料電池1へ供給する空気の温度調整と加湿に用いること
ができる。また、湿度交換型熱交換器21から排出され
る空気は、酸化側水冷凝縮器22および酸化側空冷凝縮
器23で効果的に冷却されるとともに、水蒸気を凝縮さ
せ水として回収することができる。また、酸化側水冷凝
縮器22と酸化側空冷凝縮器23の双方使用といずれか
一方使用の変更を容易にすることができる。
【0013】《実施例2》図2は、第2の本発明の具体
的実施例の固体高分子電解質型燃料電池システムを示す
構成図である。本実施例における固体高分子電解質型燃
料電池システムは、実施例1のシステムと空気側流路構
成が異なっている。燃料電池1へ空気を供給する空気供
給路5aと燃料電池から排出される空気の排出路5bと
にまたがって、燃料電池へ供給する空気と燃料電池から
排気される空気との間で熱交換を行う湿度交換型熱交換
器31が設けられている。空気排出路5bには、湿度交
換型熱交換器31から排出される排気空気に含まれる水
蒸気を凝縮器用冷却水により冷却し凝縮させる酸化側水
冷凝縮器32が設けられている。酸化側水冷凝縮器32
で凝縮された水は蓄水タンク8に蓄えられる。
【0014】凝縮器32には、冷却水を循環するための
凝縮器用冷却水ポンプ33を有する循環路(凝縮器用冷
却水回路)が連結されている。この循環路には、凝縮器
32より排出される凝縮器用冷却水の熱を蓄熱するため
の蓄熱器34、放熱するための放熱器35、および蓄熱
器34と放熱器35とに凝縮用冷却水の流れを切り替え
るための切り替え弁36を備えている。他の構成は、実
施例1と同様である。
【0015】次に、本実施例における空気側流路と凝縮
器用冷却水回路の動作を説明する。酸化ガスとして、空
気供給装置5によって燃料電池1に供給される空気は、
湿度交換型熱交換器31によって温度調整と加湿が行わ
れる。湿度交換型熱交換器31によって温度および湿度
が調整された空気は、燃料電池1に供給され、燃料電池
1内での電気化学反応により、さらに高温・高加湿空気
として燃料電池1より排出される。燃料電池1より排出
された空気は、再び湿度交換型熱交換器31に入り、排
出空気の持つ熱と水蒸気は、湿度交換型熱交換器31を
通して、供給空気の温度調整と加湿に用いられる。すな
わち、湿度交換型熱交換器31は、供給空気と排出空気
との間の熱交換を行うとともに、供給空気の加湿および
排出空気の除湿を同時に行う。湿度交換型熱交換器31
を出た排出空気は、酸化側水冷凝縮器32に入り、凝縮
器用の冷却水と熱交換することにより、冷却されるとと
もに排出空気に含まれる水蒸気は凝縮され水として排出
される。酸化側水冷凝縮器32で凝縮された水は、回収
水として蓄水タンク8に蓄えられる。
【0016】一方、凝縮器用冷却水回路を流れる凝縮器
用冷却水は、凝縮器用冷却水ポンプ33により凝縮器用
冷却水回路を循環する。凝縮器用冷却水ポンプ33によ
り酸化側水冷凝縮器32に流入した凝縮器用冷却水は、
酸化側水冷凝縮器32に導かれる排出空気と熱交換する
ことにより、高温の温水として排出される。酸化側水冷
凝縮器32によって温水として回収した熱を蓄熱する時
は、切り替え弁36により凝縮器用冷却水を蓄熱器34
に流入し、凝縮器用冷却水の熱を蓄熱器34に回収する
とともに凝縮器用冷却水を冷却する。また、酸化側水冷
凝縮器32によって温水として回収した熱を放熱する時
は、切り替え弁36により凝縮器用冷却水を放熱器35
に流入し、大気と熱交換することにより凝縮器用冷却水
を冷却する。蓄熱器34または放熱器35よって冷却さ
れた凝縮器用冷却水は、凝縮器用冷却水ポンプ33によ
って再び凝縮器用冷却水回路を循環する。
【0017】本実施例における空気側流路構成をとるこ
とにより、燃料電池1から排出される空気の熱と水蒸気
を湿度交換型熱交換器31で効果的に回収し、燃料電池
1への供給空気の温度調整と加湿に用いることができ
る。また、湿度交換型熱交換器31から排出される空気
は、酸化側水冷凝縮器32で効果的に冷却されるととも
に、水蒸気を凝縮させ水として回収することができる。
また、本実施例における凝縮器用冷却水回路構成をとる
ことにより、酸化側水冷凝縮器32で排出空気の熱を回
収し、温水として凝縮器用冷却水を取り出すことができ
る。凝縮器用冷却水に回収された熱は、容易に蓄熱また
は放熱することができる。実運転において燃料電池1で
1.5kWの発電をすると、本実施例の空気側流路と凝
縮器用冷却水回路の構成によって、排出空気からの熱回
収として500Wの熱量を蓄熱器34に蓄熱することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、燃料電池から排出される酸化ガスの熱エ
ネルギーと酸化ガスに含まれる水をより高効率に回収で
きる固体高分子電解質型燃料電池システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における固体高分子電解質型
燃料電池システムを示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例における固体高分子電解質
型燃料電池システムを示す構成図である。
【図3】従来の固体高分子電解質型燃料電池システムを
示す構成図である。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 燃料処理装置 3 燃料側加湿器 4 燃料側水凝縮器 5 空気供給装置 6 酸化側加湿器 7 酸化側水凝縮器 8 蓄水タンク 9 燃料側水ポンプ 10 酸化側水ポンプ 11 冷却水ポンプ 12 冷却用放熱器 21、31 湿度交換型熱交換器 22、32 酸化側水冷凝縮器 23 酸化側空冷凝縮器 33 凝縮器用冷却水ポンプ 34 蓄熱器 35 放熱器 36 切り替え弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 伸二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上田 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 MM03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと酸化ガスを用いて発電を行う
    固体高分子電解質型の燃料電池と、前記燃料電池へ供給
    する酸化ガスと燃料電池から排出される酸化ガスとの間
    の熱交換を行うとともに供給酸化ガスの加湿および排出
    酸化ガスの除湿を行う湿度交換型熱交換手段と、前記湿
    度交換型熱交換手段から排出される排出酸化ガスの水蒸
    気を水冷により冷却し凝縮させる水冷凝縮手段と、前記
    水冷凝縮手段から排出される排出酸化ガスの水蒸気を空
    冷により冷却し凝縮させる空冷凝縮手段とを具備する固
    体高分子電解質型燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 燃料ガスと酸化ガスを用いて発電を行う
    固体高分子電解質型の燃料電池と、前記燃料電池へ供給
    する酸化ガスと燃料電池から排出される酸化ガスとの間
    の熱交換を行うとともに供給酸化ガスの加湿および排出
    酸化ガスの除湿を行う湿度交換型熱交換手段と、前記湿
    度交換型熱交換手段から排出される排出酸化ガスの水蒸
    気を水冷により冷却し凝縮させる水冷凝縮手段と、前記
    水冷凝縮手段から排出される排出冷却水を冷却する放熱
    手段および前記排出冷却水の熱を蓄熱する蓄熱手段のい
    ずれかまたは双方とを具備する固体高分子電解質型燃料
    電池システム。
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