JP2002042615A - 接地開閉器 - Google Patents

接地開閉器

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JP2002042615A
JP2002042615A JP2000225133A JP2000225133A JP2002042615A JP 2002042615 A JP2002042615 A JP 2002042615A JP 2000225133 A JP2000225133 A JP 2000225133A JP 2000225133 A JP2000225133 A JP 2000225133A JP 2002042615 A JP2002042615 A JP 2002042615A
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tank
movable
contact portion
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fixed
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JP2000225133A
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English (en)
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Hideaki Shirai
英明 白井
Kotaro Akiyama
光太郎 秋山
Yuji Arima
祐二 有馬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクから分岐される分岐ケースの小径化を
図ることにより、コンパクトで経済的な接地開閉器を提
供する。 【解決手段】 両端相用の可動電極4a,4cはZ字形
から構成され、固定側接触部2a,2b,2c寄りの相
間より可動側接触部3a,3b,3c寄りの相間の方が
小さくなるように構成されている。また、可動電極4
a,4b,4cには3相一括して接離動作を行うように
接合部材7が絶縁して接続されている。そして、可動側
接触部3a,3b,3cには接合部材7が通過するため
の切欠部19が形成されている。さらに、接合部材7は
ネジ駆動部8と接合されており、可動電極4a,4b,
4cはネジ駆動するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクから分岐さ
れるケースの小径化を図った接地開閉器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、機器点検の際の主回路の接地用
として、あるいは各種測定のための接地絶縁端子として
接地開閉器が採用されている。ここで図11の断面図及
び図12の平面図を参照して、従来の接地開閉器の構成
について具体的に説明する。
【0003】図11に示すように、接地開閉器には円筒
形のタンク1が設けられている。タンク1内には絶縁ガ
ス12が充墳されると共に充電部17が3相収納されて
いる。各々の充電部17には固定側接触部2a,2b,
2cが各々絶縁距離を保って配置されている。固定側接
触部2a,2b,2cには接触子6が設けられている。
【0004】タンク1の上部にはタンク1から分岐され
た円筒形の分岐ケースとして開閉機構ケース5が連結さ
れている。この開閉機構ケース5内には後述する可動電
極4a,4b,4cに駆動力を伝える駆動力伝達機構1
3が収納されている。また、開閉機構ケース5には上蓋
9が設けられており、この上蓋9に絶縁貫通する接地端
子10が配置されている。接地端子10の下部には通電
部材18が接続され、さらに通電部材18の下部には可
動側接触部3a,3b,3cが接続されている。つま
り、通電部材18及び接地端子10を介して可動側接触
部3a,3b,3cが開閉機構ケース5のタンク1外部
へ導出されている。
【0005】また、各相の可動側接触部3a,3b,3
cは前記タンク1内の固定側接触部2a,2b,2cに
対向して配置されている。可動側接触部3a,3b,3
cにはそれぞれ、固定側接触部2a,2b,2cの接触
子6と接離可能な可動電極4a,4b,4cが取付けら
れている。なお、可動側接触部3a,3b,3cと可動
電極4a,4b,4cとは常時接触する形で設けられて
いる。可動電極4a,4b,4cが接離動作を行うため
の駆動力は、タンク1の外部に配置された操作機構(図
示せず)から前記駆動力伝達機構13を通じて与えられ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成を有する接
地開閉器には次のような問題点があった。すなわち、開
閉機構ケース5は円筒形であり、可動側接触部3a,3
b,3cの相間が固定側接触部2a,2b,2cと同じ
相間で配置されるため、開閉機構ケース5の径寸法は大
きくならざるを得なかった。また、開閉機構ケース5は
タンク1の円筒分岐として設けられているので、タンク
1自体の長手方向も長大化した。したがって、接地開閉
器は全体として大形化した。この結果、製造コストの増
大を招き、経済的にも不利であった。
【0007】本発明は、以上の問題点を解消するために
提案されたものであり、その目的は、タンクから分岐さ
れる分岐ケースの小径化を図ることにより、コンパクト
で経済的な接地開閉器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、絶縁ガスが充墳されたタンクが設けら
れ、このタンク内に充電部が3相収納され、各々の充電
部には固定側接触部が各々絶縁距離を保って配置され、
さらに前記タンクには該タンクから分岐された分岐ケー
スが連結され、この分岐ケース内には可動側接触部が配
置され、前記可動側接触部には前記固定側接触部と接離
可能な可動電極が取付けられた接地開閉器において、以
下の特徴を有するものである。
【0009】請求項1記載の接地開閉器においては、前
記可動電極は、前記固定側接触部寄りの相間よりも前記
可動側接触部寄りの相間の方が小さくなるように構成さ
れたことを特徴としている。
【0010】以上の請求項1記載の発明によれば、可動
電極を、固定側接触部側から可動側接触部側に向って窄
まるように構成することができる。このため、固定側接
触部は各々絶縁距離を保ちつつ、3相分の可動側接触部
を狭いスペースにコンパクトに配置することが可能とな
る。これにより、可動側接触部を収納している分岐ケー
スの径を小さくすることができる。したがって、タンク
の長手方向の寸法も縮小化でき、全体として接地開閉器
の小型化を図ることができる。
【0011】請求項2記載の発明による接地開閉器は、
請求項1記載の発明において、3相の前記可動電極のう
ち、両端相の可動電極はZ字形から構成されたことを特
徴としている。
【0012】以上の請求項2記載の発明によれば、両端
相の可動電極を分岐ケース内の可動側接触部側で中相の
可動電極に近づけて配置することができる。そのため、
可動側接触部相間を最小にすることが可能となり、可動
側接触部を収納する分岐ケースの径を小さくして機器を
小型化することができる。
【0013】請求項3記載の発明による接地開閉器は、
請求項1または2記載の発明において、前記可動電極に
は3相一括して接離動作を行うように接合部材が絶縁し
て接続され、前記可動側接触部には前記接合部材が通過
するための切欠部が形成されたことを特徴としている。
【0014】以上の請求項3記載の発明によれば、可動
電極駆動用の接合部材が切欠部を通過する長さの分だ
け、可動側接触部を小さくすることができる。したがっ
て、分岐ケースは長手方向に小さくなり、機器の小型化
に寄与することができる。
【0015】請求項4記載の発明による接地開閉器は、
請求項1、2または3記載の発明において、前記固定側
接触部は接触子同士が対向するように配置されたことを
特徴としている。
【0016】以上の請求項4記載の発明によれば、接触
子同士が対向するように固定側接触部を配置したので、
タンク内の固定側接触部側において両端相の可動電極を
中相の可動電極に近づけて配置することができる。その
ため、タンクの径を小さくすることができ、機器の小型
化を図ることができる。
【0017】請求項5記載の発明による接地開閉器は、
前記可動側接触部は可とう性を有する通電部材から構成
されたことを特徴としている。
【0018】以上の請求項5記載の発明によれば、可動
電極を直接、可とう性を有する通電部材に取付けること
が可能となる。すなわち、従来では可動側接触部と通電
部材とは別部材から構成していたが、本発明では両部材
を一体化している。このため、可動側接触部の構成を簡
略化することができる。したがって、分岐ケースの長手
方向寸法及び径寸法を縮小化でき、機器を小型化でき
る。
【0019】請求項6記載の発明による接地開閉器は、
前記分岐ケースは前記充電部の各相毎に平行に並んで配
置され、前記分岐ケース毎に前記可動側接触部が配置さ
れたことを特徴としている。
【0020】以上の請求項6記載の発明によれば、各相
毎に分岐ケースを設けたので、3相分の可動側接触部を
1つの分岐ケースに配置していた場合と比べて、各分岐
ケースの径を大幅に小さくすることができ、タンク長手
方向の寸法の縮小化も可能となる。これにより、接地開
閉器の小型化を進めることができる。
【0021】請求項7記載の発明による接地開閉器は、
前記可動電極に駆動力を与える操作機構が前記タンクの
外側に配置され、前記可動電極には可捻性・可曲性を有
する駆動力伝達部材が接続され、前記駆動力伝達部材は
前記分岐ケースからガスシールされて外部に導出され前
記操作機構に接続されたことを特徴としている。
【0022】以上の請求項7記載の発明によれば、駆動
力伝達部材が可捻性・可曲性を有するので、操作機構を
どこに配置しても、操作機構からの駆動力を確実に可動
電極に伝えることができる。したがって、操作機構の配
置可能範囲が広がり、有効なスペース利用が可能とな
る。この結果、接地開閉器のコンパクト化に貢献するこ
とができる。
【0023】請求項8記載の発明による接地開閉器は、
請求項7記載の発明において、前記分岐ケースは前記充
電部の各相毎に配置され、前記各分岐ケースは各充電部
との距離が最短となる位置に配置されたことを特徴とし
ている。
【0024】以上の請求項8記載の発明によれば、充電
部との距離が最短となる位置に各分岐ケースを配置する
ので、分岐ケース内の可動側接触部及びタンク内の固定
側接触部の構成を簡略化することができる。これによ
り、分岐ケース及びタンクの縮小化を図ることが可能と
なる。このとき、分岐ケースの配置に応じて、操作機構
と可動電極との位置が離れたとしても、可捻性・可曲性
を有する駆動力伝達部材に用いて操作機構と可動電極を
連結しているため、操作機構からの駆動力は確実に可動
電極に伝わる。したがって、可動電極の接離動作に関す
る動作信頼性が低下するおそれはない。
【0025】請求項9記載の発明による接地開閉器は、
請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の発明
において、前記可動電極はネジ駆動するように構成され
たことを特徴としている。
【0026】以上の請求項9記載の発明によれば、可動
電極をネジ駆動とすることで容易に分岐ケースより駆動
軸を導出することができる。そのため、タンクや分岐ケ
ースに設けられる駆動軸導出用の座を省略することがで
き、分岐ケース及びタンクの縮小化を図ることが可能と
なる。
【0027】請求項10記載の発明による接地開閉器
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記
載の発明において、前記分岐ケースの下部には一体的に
絶縁部材が形成されており、この絶縁部材により前記タ
ンクと連結されたことを特徴としている。
【0028】以上の請求項10記載の発明によれば、分
岐ケースは一体的に形成された絶縁部材によってタンク
と連結するので、連結用の部材を簡略化することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による接地開閉器の
実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図
11及び図12に示した従来例と同一の部材に関しては
同一符号を付して説明は省略する。
【0030】(1)第1の実施の形態…図1及び図2参
照 [構成]第1の実施の形態は、請求項1、2、3及び9
に記載の発明を適用した接地開閉器であり、図1は第1
の実施の形態の断面図、図2は図1におけるA−A矢視
図である。図に示すように、第1の実施の形態では、可
動電極4a,4b,4cにおいて、両端相用の可動電極
4a,4cはZ字形から構成され、固定側接触部2a,
2b,2c寄りの相間より可動側接触部3a,3b,3
c寄りの相間の方が小さくなるように構成されている。
また、可動電極4a,4b,4cには3相一括して接離
動作を行うように接合部材7が絶縁して接続されてい
る。そして、可動側接触部3a,3b,3cには接合部
材7が通過するための切欠部19が形成されている。さ
らに、接合部材7はネジ駆動部8と接合されており、可
動電極4a,4b,4cはネジ駆動するように構成され
ている。
【0031】[作用効果]以上のような構成を有する第
1の実施の形態の作用効果は次の通りである。すなわ
ち、両端相可動電極4a,4cを可動側接触部3a,3
b,3c側で中相可動電極4bに近づけて配置すること
ができる。このため、可動側接触部3a,3b,3cの
相間を最小にすることが可能となる。また、可動電極4
a,4b,4c駆動用の接合部材7が切欠部19を通過
する長さの分だけ、可動側接触部3a,3b,3c自体
を小さくすることができる。
【0032】したがって、可動側接触部3a,3b,3
cを収納する開閉機構ケース5の径寸法を小さくし、機
器の小型化を図ることができる。これにより、製造コス
トの削減も可能となり、経済的にも有利となる。さら
に、第1の実施の形態では可動電極4a,4b,4cを
ネジ駆動としているので、開閉機構ケース5の上蓋9か
ら容易に駆動軸を導出することができる。そのため、タ
ンク1・開閉機構ケース5等に設けられる駆動軸導出用
の座を省略することができ、タンク1及び開閉機構ケー
ス5をいっそう縮小化することが可能となる。
【0033】(2)第2の実施の形態…図3及び図4参
照 [構成]第2の実施の形態は、請求項4及び5に記載の
発明を包含する接地開閉器であり、図3は第2の実施の
形態の断面図、図4は図3におけるB−B矢視図であ
る。図に示すように、固定側接触部2a,2b,2cに
は接触子6が並列に対向して配置され、可動電極4a,
4b,4cは接触子6の列間を直線的に摺動するように
構成されている。また、可動電極4a,4b,4cには
可とう性通電部材11が接続されている。可とう性通電
部材11はタンク1と絶縁されて配置された接地端子1
0と接続されている。
【0034】[作用効果]上記の構成を有する第2の実
施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、接
触子6同士が対向するように固定側接触部2a,2b,
2cを配置するため、タンク1内の固定側接触部2a,
2b,2c側において両端相の可動電極4a,4cを中
相の可動電極4bに近づけて配置することができる。そ
のため、タンク1の径寸法を小さくすることができる。
また、可とう性通電部材11によって可動電極4a,4
b,4cを直接、接地端子10と接続しているため、従
来では可動側接触部3a,3b,3cと通電部材18と
いう2つの部材から構成していた部分を、可とう性通電
部材11だけで構成することができる。したがって、開
閉機構ケース5の簡略化が実現し、長手方向寸法・径を
を小さくして、機器の小型化及びコストの低減化が可能
となる。
【0035】(3)第3の実施の形態…図5参照 [構成]第3の実施の形態は、請求項1、2及び5に記
載の発明を適用した接地開閉器で、図5は第3の実施の
形態の断面図である。第3の実施の形態は、前記第1の
実施の形態の構成に、上記第2の実施の形態における可
とう性通電部材11を組合わせたことを特徴としてい
る。すなわち、可動電極4a,4b,4cにおいて、両
端相用の可動電極4a,4cはZ字形から構成され、固
定側接触部2a,2b,2c寄りの相間より可動側接触
部3a,3b,3c寄りの相間の方が小さくなるように
構成されている。また、可動電極4a,4b,4cは可
とう性通電部材11により接地端子10と接続されてい
る。
【0036】[作用効果]以上の構成を有する第3の実
施の形態は、上記第1及び第2の実施の形態の作用効果
を兼ね備えている。すなわち、両端相可動電極4a,4
cを開閉機構ケース5側で中相可動電極4bに近づけて
構成することができ、開閉機構ケース5の径を小さくす
ることができる。また、可とう性通電部材11により可
動電極4a,4b,4cを直接接地端子10と接続可能
なため、従来例における可動側接触部3a,3b,3c
を省略できる。
【0037】(4)第4の実施の形態…図6及び図7参
照 [構成]第4の実施の形態は、請求項5及び6に記載の
発明を包む接地開閉器であり、図6は第4の実施の形態
の断面図、図7は同じく平面図である。同図に示すよう
に、第4の実施の形態では、タンク1に充電部17の各
相毎の開閉機構ケース5が連結されている。各開閉機構
ケース5は平行に並んで配置されている。また、各可動
電極4a,4b,4cは接合部材7により絶縁して接続
されており、3相一括駆動するように構成されている。
さらに、各開閉機構ケース5には可とう性通電部材11
が配置されており、それぞれの可とう性通電部材11に
より可動電極4a,4b,4cが接地端子10に接続さ
れている。
【0038】[作用効果]以上の構成を有する第4の実
施の形態では、各相毎に開閉機構ケース5を設けている
ため、3相分の可動側接触部3a,3b,3cを収納し
ていた従来の開閉機構ケース5に比べて、各開閉機構ケ
ース5の径を大幅に小さくすることができる。そのた
め、タンク1の長手方向寸法も小さくすることができ、
機器の小型化及び低コスト化を図ることができる。ま
た、可とう性通電部材11によって各可動電極4a,4
b,4cを直接、接地端子10と接続できるので、可動
側接触部3a,3b,3cは省略可能となり、さらなる
機器のコンパクト化が実現する。
【0039】(5)第5の実施の形態…図8参照 [構成]図5に示す第5の実施の形態は、前記第4の実
施の形態の改良例であり、請求項10に記載の発明を適
用したものである。すなわち、第5の実施の形態は、第
4の実施の形態の構成に加えて、開閉機構ケース5の下
部には絶縁板15が一体的に形成されており、この絶縁
板15によりタンク1に連結されている。
【0040】[作用効果]以上の第5の実施の形態は、
上記第4の実施の形態における作用効果に加えて、次の
ような独自の作用効果を持つことができる。すなわち、
開閉機構ケース5の絶縁板15が従来の接地端子10の
役割を果たすことができる。そのため、接地端子を省略
することができ、開閉機構ケース5を小型化できる。
【0041】(6)第6の実施の形態…図9参照 [構成]第6の実施の形態は、請求項1、2、4及び7
に記載の発明を適用した接地開閉器であり、図9は第6
の実施の形態の断面図である。第6の実施の形態は、前
記第1の実施の形態の構成に加えて、請求項7に記載の
発明を適用したものである。ここで、第1の実施の形態
の構成に関しては重複するので説明は省略する。第6の
実施の形態では、請求項7に記載の発明に対応する構成
として、次のような特徴を有している。
【0042】すなわち、可動電極4a,4b,4cに駆
動力を与える操作機構16がタンク1の外側に配置され
ている。また、可動電極4a,4b,4cには駆動力伝
達部材14が接続されている。駆動力伝達部材14は押
引力の伝達が可能となるよう可捻性・可曲性を有してい
る。駆動力伝達部材14は分岐ケース5からガスシール
されて外部に導出され、操作機構16の駆動軸16aに
接続されている。
【0043】[作用効果]以上の第6の実施の形態は、
上記第1の実施の形態における作用効果に加えて、次の
ような独自の作用効果を持つ。すなわち、駆動力伝達部
材14が可捻性・可曲性を有するので、操作機構16を
どこに配置しても、操作機構16からの駆動力を確実に
可動電極4a,4b,4cに伝えることが可能である。
したがって、操作機構16の配置に関する自由度が高ま
り、効率良くスペースを利用でき、接地開閉器のコンパ
クト化に貢献することができる。
【0044】(7)第7の実施の形態…図10 [構成]図10に示す第7の実施の形態は、前記第6の
実施の形態の改良例であり、請求項8に記載の発明を包
含している。すなわち、第7の実施の形態では、操作機
構16及び駆動力伝達部材14が設けられていると同時
に、分岐ケース5は充電部17の各相毎に配置され、各
分岐ケース5は各充電部17との距離が最短となる位置
に配置されている。
【0045】[作用効果]以上の構成を有する第7の実
施の形態によれば、充電部17との距離が最短となる位
置に各分岐ケース5を配置するので、分岐ケース5内の
可動側接触部3a,3b,3c及びタンク1内の固定側
接触部2a,2b,2cの構成を簡略化することができ
る。これにより、分岐ケース5及びタンク1の縮小化を
図ることが可能となる。このとき、分岐ケース5が操作
機構16と離れたとしても、可捻性・可曲性を有する駆
動力伝達部材14に用いて操作機構16と可動電極4
a,4b,4cを連結しているため、操作機構16から
の駆動力を確実に可動電極4a,4b,4cに伝えるこ
とができる。したがって、可動電極4a,4b,4cの
接離動作に関し、優れた動作信頼性を確保することがで
きる。
【0046】(8)他の実施の形態 なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものでは
なく、各部材の構成や配置、あるいは各請求項の組合わ
せなどは適宜選択自在であり、例えば、請求項5と請求
項7の発明を組合わせ、可とう性通電部材11及び駆動
力伝達部材14を有する実施の形態であっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
定側接触部寄りの相間より記可動側接触部寄りの相間の
方が小さくなるように可動電極を構成するといった極め
て簡単な構成により、タンクから分岐される分岐ケース
の小径化を図ることができ、コンパクトで経済的な接地
開閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の断面図。
【図4】図3のB−B矢視図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の断面図。
【図7】図7の平面図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の断面図。
【図9】本発明の第6の実施の形態の断面図。
【図10】本発明の第7の実施の形態の断面図。
【図11】従来の接地開閉器の断面図。
【図12】図11の平面図。
【符号の説明】
1…タンク 2a,2b,2c…固定側接触部 3a,3b,3c…可動側接触部 4a,4b,4c…可動電極 5…開閉機構ケース 6…接触子 7…接合部材 8…ネジ駆動部 9…上蓋 10…接地端子 11…可とう性通電部材 12…絶縁ガス 13…駆動力伝達機構 14…駆動力伝達部材 15…絶縁板 16…操作機構 17…充電部 18…通電部材 19…切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 祐二 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 5G017 BB03 FF05 HH03 JJ01 5G365 DB04 DC01 DH03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが充墳されたタンクが設けら
    れ、このタンク内に充電部が3相収納され、各々の充電
    部には固定側接触部が各々絶縁距離を保って配置され、
    さらに前記タンクには該タンクから分岐された分岐ケー
    スが連結され、この分岐ケース内には可動側接触部が配
    置され、前記可動側接触部には前記固定側接触部と接離
    可能な可動電極が取付けられた接地開閉器において、 前記可動電極は、前記固定側接触部寄りの相間よりも前
    記可動側接触部寄りの相間の方が小さくなるように構成
    されたことを特徴とする接地開閉器。
  2. 【請求項2】 3相の前記可動電極のうち、両端相の可
    動電極はZ字形から構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の接地開閉器。
  3. 【請求項3】 前記可動電極には3相一括して接離動作
    を行うように接合部材が絶縁して接続され、 前記可動側接触部には前記接合部材が通過するための切
    欠部が形成されたことを特徴とする請求項1または2記
    載の接地開閉器。
  4. 【請求項4】 前記固定側接触部には接触子が並列に対
    向して配置され、 前記可動電極は前記接触子の列間を直線的に摺動するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の接地開閉器。
  5. 【請求項5】 絶縁ガスが充墳されたタンクが設けら
    れ、このタンク内に充電部が3相収納され、各々の充電
    部には固定側接触部が各々絶縁距離を保って配置され、
    さらに前記タンクには該タンクから分岐された分岐ケー
    スが連結され、この分岐ケース内には可動側接触部が配
    置され、前記可動側接触部には前記固定側接触部と接離
    可能な可動電極が取付けられた接地開閉器において、 前記可動側接触部は可とう性を有する通電部材から構成
    されたことを特徴とする接地開閉器。
  6. 【請求項6】 絶縁ガスが充墳されたタンクが設けら
    れ、このタンク内に充電部が3相収納され、各々の充電
    部には固定側接触部が各々絶縁距離を保って配置され、
    さらに前記タンクには該タンクから分岐された分岐ケー
    スが連結され、この分岐ケース内には可動側接触部が配
    置され、前記可動側接触部には前記固定側接触部と接離
    可能な可動電極が取付けられた接地開閉器において、 前記分岐ケースは前記充電部の各相毎に平行に並んで配
    置され、 前記分岐ケース毎に前記可動側接触部が配置されたこと
    を特徴とする接地開閉器。
  7. 【請求項7】 絶縁ガスが充墳されたタンクが設けら
    れ、このタンク内に充電部が3相収納され、各々の充電
    部には固定側接触部が各々絶縁距離を保って配置され、
    さらに前記タンクには該タンクから分岐された分岐ケー
    スが連結され、この分岐ケース内には可動側接触部が配
    置され、前記可動側接触部には前記固定側接触部と接離
    可能な可動電極が取付けられた接地開閉器において、 前記可動電極に駆動力を与える操作機構が前記タンクの
    外側に配置され、 前記可動電極には可捻性・可曲性を有する駆動力伝達部
    材が接続され、 前記駆動力伝達部材は前記分岐ケースからガスシールさ
    れて外部に導出され前記操作機構に接続されたことを特
    徴とする接地開閉器。
  8. 【請求項8】 前記分岐ケースは前記充電部の各相毎に
    配置され、 前記各分岐ケースは対向する各充電部と前記タンク内周
    面との距離が最短となる位置に配置されたことを特徴と
    する請求項7記載の接地開閉器。
  9. 【請求項9】 前記可動電極はネジ駆動するように構成
    されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7または8記載の接地開閉器。
  10. 【請求項10】 前記分岐ケースの下部には一体的に絶
    縁部材が形成されており、この絶縁部材により前記タン
    クと連結されたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8または9記載の接地開閉器。
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