JP2693076B2 - 断路器 - Google Patents

断路器

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JP2693076B2
JP2693076B2 JP3074392A JP3074392A JP2693076B2 JP 2693076 B2 JP2693076 B2 JP 2693076B2 JP 3074392 A JP3074392 A JP 3074392A JP 3074392 A JP3074392 A JP 3074392A JP 2693076 B2 JP2693076 B2 JP 2693076B2
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雅隆 宮崎
靖幸 小林
勝 宮川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受変電設備の構成要素
である断路器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】断路器は、高電圧の閉鎖形配電盤に他の
電気機器(例えば遮断器)と共に収納されるのが一般的
であり、可動接触子(またはブレード)が回動する型式
と可動接触子が軸方向に移動する型式のものがある。と
ころで、近年、閉鎖形配電盤は、経済面から縮小化が強
く要求されており、この縮小化を実現するため、断路器
にも一層の小形化が要請されるようになってきた。
【0003】図3は、従来から用いられている可動接触
子が軸方向に移動する型式の断路器の断面図である。同
図に示すようにこの断路器1は、架台2上に一対の支持
碍子3a,3bを固定して設け、支持碍子3aの上部に
はヒンジ側固定接触子4a、支持碍子3bの上部にはコ
ンタクト側固定接触子4bをそれぞれ設け、ヒンジ側固
定接触子4aとコンタクト側固定接触子4bの間に可動
接触子5を軸方向に移動可能に設けている。ここで、断
路器1にはヒンジは存在しないが、説明の都合上操作機
構側をヒンジ側、反対側をコンタクト側とする。
【0004】また、可動接触子5は、一方の端部に連結
孔5aが設けられ、操作機構と絶縁継手(何れも図示し
ない)を介して連結している。さらに、ヒンジ側固定接
触子4aは、上部に外部からの接続導体(図示しない)
と接続するための端子部を突出して設け、可動接触子5
が貫通する部分に複数の接触子6aを環状に配設し、外
側から環状のばね(図示しない)で押圧することにより
接触圧力を発生させ、可動接触子5との接触を良好に保
持するようにしている。コンタクト側固定接触子4bも
同様に、上部に外部からの接続導体(図示しない)と接
続するための端子部を突出して設け、可動接触子5が貫
通する部分に複数の接触子6bを環状に配設し、外側か
ら環状のばね(図示しない)で押圧することにより接触
圧力を発生させ、可動接触子5との接触を良好に保持す
るようにしている。一方、絶縁媒体としては、空気,
油,SF6 ガスのような絶縁性ガスが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気絶
縁では、その絶縁強度が比較的低いために断路器を小形
化することはできない。油絶縁または絶縁性ガス絶縁で
は、断路器は小形化されるが、それぞれに密閉容器が必
要となり、そのための構造を必要として複雑化するのみ
でなく、構造の一部となるガスケット等は長年の使用に
より劣化するので、これを交換する保守作業が必要とな
る。
【0006】本発明は、上記した課題を解決すべくなさ
れたもので、小形で、かつ保守性に優れた断路器を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器と、この
容器内に収納される一対の固定接触子と、この一対の固
定接触子に軸方向に移動して接離する可動接触子を備
え、この可動接触子は中間に配置した導体部と両側に配
置した絶縁体部を一体に構成すると共に端部側が容器を
貫通し、容器内にはゲル状の絶縁媒体を収容したもので
ある。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、容器内に収容されたゲル
状の絶縁媒体は絶縁油より優れているので、断路器の極
間寸法を縮小し、容器の貫通部から漏洩せず保守作業を
容易にすることができる。また、可動接触子はゲル状の
絶縁媒体が収容された容器を絶縁体部で貫通しているの
で、抵抗が小さく操作力を低減できる。さらに、固定接
触子に設けた接触子はばね力で接触圧力を発生している
が、絶縁媒体は柔難であるため、接触圧力の発生が損な
われることはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例の構成を示す断面図
である。同図において、10は断路器で、この断路器10
は、絶縁材で形成された容器11と、この容器11内に取付
けられたヒンジ側固定接触子12aおよびコンタクト側固
定接触子12bと、ヒンジ側固定接触子12aとコンタクト
側固定接触子12b間を軸方向に移動可能で、かつ端部側
が容器11を貫通するようにした可動接触子13と、容器11
内に充満するように収容したゲル状の絶縁媒体14で構成
されている。
【0010】しかして、上記した容器11は、上方が開口
しており、底部にヒンジ側固定接触子12aとコンタクト
側固定接触子12bを取付けるための突出部11a,11aを
設け、両側部の内面側に可動接触子13を貫通させるため
の貫通部11b,11bを設け、貫通部11bには可動接触子
13の貫通孔と、絶縁媒体14がゲル化する前の液状シリコ
ンを注入したとき漏洩するのを防止するガスケット15を
設けている。
【0011】上記したヒンジ側固定接触子12a,コンタ
クト側固定接触子12bは、それぞれ上述した従来のヒン
ジ側固定接触子4a,コンタクト側固定接触子4bとほ
ぼ同様の構造としており、それぞれに複数の接触子6
a,6bを環状に配設すると共に、環状のばね(図示し
ない)で押圧することにより接触圧力を発生させ、可動
接触子本体との接触を良好に保持し、上部には端子部を
突出している。
【0012】上記した可動接触子13は、中間に導電材よ
り形成された可動接触子本体部13aを配置し、操作機構
(図示しない)側にエポキシ樹脂等の絶縁材により形成
された操作ロッド部13b、コンタクト側固定接触子12b
側に案内ロッド部13cを配置してこれらを一体の棒状に
構成したもので、操作ロッド部13bの端部に操作機構
(図示しない)と連結するための連結孔13dを設けてい
る。ここで、可動接触子本体部13aの長さは、断路器10
を“入”状態にしたとき、両接触子6a,6bに接触す
ることができる寸法とし、案内ロッド部13cの長さは、
断路器10を“切”の状態にしたとき、端部が容器11のコ
ンタクト側の固定接触子12b側の貫通部11bより若干外
部に突出する寸法とする。
【0013】さらに、上記した絶縁媒体14は、断路器10
の主要部の組立が終った容器11内に、上方の開口部から
液状のシリコン樹脂等を主成分とする液状の合成樹脂材
と凝固剤を注入し、化学反応によって流動性を示さない
ゲル状に硬化させたものである。
【0014】一方、上記した可動接触子13の可動接触子
本体部13a,操作ロッド部13b,案内ロッド部13cの表
面には、ゲル状とした絶縁媒体14との接着,粘着を防止
するため、液状炭化フッ素樹脂材等を極く薄く塗布して
いる。
【0015】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。操作機構(図示しない)を介して可動接
触子13を同図に示すように左側に移動させると、可動接
触子本体部13aがコンタクト側固定接触子12bの接触子
6bから外れ、断路器10が“切”の状態になる。反対
に、可動接触子13を操作機構(図示しない)を介して同
図において右側に移動(二点鎖線で一部を示す)させる
と、可動接触子本体部13aがヒンジ側固定接触子12aの
接触子6aとコンタクト側固定接触子12bの接触子6b
の両方に接触するので、断路器10が“入”の状態にな
る。
【0016】以上のような動作において、容器11内は液
体ではないが、ゲル状の絶縁媒体14で満たされており、
かつ操作ロッド部13b,案内ロッド部13cにて容器11内
を貫通しているため、殆ど抵抗がなく可動接触子13を操
作することができる。また、接触子6a,6bは、環状
のばね(図示しない)で押圧することにより接触圧力を
発生させているが、絶縁媒体14はゲル状で柔軟なため、
環状のばね(図示しない)のばね力の発生が損なわれる
こともない。
【0017】以上のように構成された実施例によれば、
ゲル状の絶縁媒体は絶縁油より絶縁性が優れているた
め、断路器極間寸法を縮小し、断路器の口出部(端子
部)以外はゲル状の絶縁媒体および絶縁性の容器で覆わ
れることになるので、絶縁寸法が縮小し、断路器を小形
にすることができる。さらに、ゲルは流動性がないた
め、従来の断路器のように油や絶縁ガスの漏洩する恐れ
がなく、ガスケットの交換等の保持も不要となる。
【0018】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、図2に示すように構成してもよい。
すなわち、同図において、断路器20は、金属材で形成さ
れた容器21と、この容器21の底部を貫通して取付けられ
た一対のブッシング22a,22bと、ブッシング22aの上
部に中心導体22cと接続されるように取付けられたヒン
ジ側固定接触子23aと、ブッシング22bの上部に中心導
体22dと接続されるように取付けられたコンタクト側固
定接触子23bと、ヒンジ側固定接触子23aとコンタクト
側固定接触子23b間を軸方向に移動可能で、かつ端部側
は容器21を貫通する可動接触子13と、容器21内に収容し
たゲル状の絶縁媒体14で構成されている。
【0019】しかして、上記した容器21は、上面を開口
部とし、この開口部に絶縁媒体14中に埋込まれるように
金網24を設け、底部には上述したようにブッシング22
a,22bの貫通孔21a,21aを設け、両側面部にはそれ
ぞれの内側に可動接触子13の貫通部21b,21bを設け、
貫通部21bには可動接触子13の貫通孔とガスケット15を
設けている。また、上記したヒンジ側固定接触子23aと
コンタクト側固定接触子23bは、それぞれ上部に端子部
を突出して設けていないこと以外は上述したヒンジ側固
定接触子12a,コンタクト側固定接触子12bとほぼ同様
の構造である。
【0020】以上のように構成された他の実施例によれ
ば、ゲル状の絶縁媒体は、温度による膨脹・収縮で容積
が変化するが、金網の網目によりこれを許容し、容器に
有害な圧力を作用させることがない。また、ブッシング
部以外は全面が金属で覆われることになって接地電位と
なるので、接地電位にある構造物に直接接触して取付け
ることが可能となり、断路器を収納する閉鎖形配電盤の
小形化に有利である。なお、ゲル状の絶縁媒体の絶縁性
能が優れていることから断路器が小形化され、ゲル状の
絶縁媒体に流動性のないことから保守性に優れているこ
とは、上述した実施例と同様である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、容
器内にゲル状の絶縁媒体を収容し、この絶縁媒体中で可
動接触子を動作させるようにしているので、小形で、か
つ保守性に優れた断路器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図3】従来の可動接触子が軸方向に移動する型式の断
路器を示す断面図。
【符号の説明】
6a,6b…接触子、11,21…容器、12a,23a…ヒン
ジ側固定接触子、12b,23b…コンタクト側固定接触
子、13…可動接触子、13a…可動接触子本体部、13b…
操作ロッド部、13c…案内ロッド部、14…絶縁媒体、15
…ガスケット、22a,22b…ブッシング、24…金網。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、この容器内に収納される一対の
    固定接触子と、この一対の固定接触子に軸方向に移動し
    て接離する可動接触子を備え、前記可動接触子は中間に
    配置した導体部と両側に配置した絶縁体部を一体に構成
    すると共に端部側が前記容器を貫通し、前記容器にはゲ
    ル状の絶縁媒体を収容したことを特徴とする断路器。
JP3074392A 1992-02-18 1992-02-18 断路器 Expired - Lifetime JP2693076B2 (ja)

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JP3074392A JP2693076B2 (ja) 1992-02-18 1992-02-18 断路器

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JPH05225868A JPH05225868A (ja) 1993-09-03
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