JP2002042355A - プロセッサ - Google Patents

プロセッサ

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JP2002042355A
JP2002042355A JP2001190384A JP2001190384A JP2002042355A JP 2002042355 A JP2002042355 A JP 2002042355A JP 2001190384 A JP2001190384 A JP 2001190384A JP 2001190384 A JP2001190384 A JP 2001190384A JP 2002042355 A JP2002042355 A JP 2002042355A
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克也 渡邊
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクドライブのタイプに関わらず同一のハ
ードウェア構成を有するDSPによる制御が可能である
光学式記録再生装置を提供する。 【構成】光学式記録再生装置の電源投入時やリセット時
直後に、CPU142は、送られて来た装置情報に基づ
いて、DSP141のソフトウェアの種類、光学式記録
再生装置の機種、ヘッドアクチュエータの特性等に応じ
てDSP141上のRAMの設定値を切り換え、DSP
141内の制御系を個々のヘッドアクチュエータ及びド
ライブに適合するように構築する。これによってヘッド
アクチュエータの仕様あるいは機種が変わっても、さら
に複数のヘッド、ドライブを持つ光学式記録再生装置に
おいても、同一のハードウェア構成を有するDSP14
1を用いることができる。その結果、ドライブの種類に
関わらず、同一のCPU142により各ドライブのDS
P141を制御することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ等の光源か
らの光ビームを利用して光学的に記録媒体(ディスク)
上に信号を記録し、この記録された信号を再生する光学
式記録再生装置に関し、特に、光ビームスポットを所定
の収束状態で記録媒体上に収束させるためのフォーカス
サーボ、および光ビームスポットに記録媒体上のトラッ
クを正確に走査させるためのトラッキングサーボ等の光
ビームスポットの制御に用いられる光学式記録再生装置
に搭載されるプロセッサ(特にデジタルシグナルプロセ
ッサ)に関する
【0002】
【従来の技術】光ディスクおよび光磁気ディスク等のデ
ィスク状の記録媒体(以下、単にディスクと称する)に
情報を記録し、あるいは情報を再生する光学式記録再生
装置は、光ビームをディスク上の所望のトラックに照射
し、反射された光ビームから情報を検出する。このた
め、このような装置では光ビームを所定の状態で所望の
トラックに正確に収束させる必要がある。光ビームスポ
ットの制御は、ディスクドライブ制御装置によって行わ
れる。
【0003】ディスクドライブ制御装置は、ディスク上
に光ビームを所定の状態で収束させるためのフォーカス
サーボ、あるいは光ビームにディスク上のトラックを正
確に走査させるためのトラッキングサーボ等をはじめと
するサーボ系のフィルタを備えている。従来のディスク
ドライブ制御装置では、このようなサーボ系のフィルタ
は、演算によるデジタルフィルタで構築されている。ま
た、ディスクドライブ制御装置は、デジタルフィルタを
含むデジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと称す
る)と、DSPを含むディスクドライブ全体の制御、お
よび光学式記録再生装置のホストコンピュータとディス
クドライブとの通信・データ転送を管理するCPUとの
2つのプロセッサを有している。CPUおよびDSPを
備えた従来のディスクドライブ制御装置の構成を図10
に示す。
【0004】CPU303は、光学式記録再生装置のホ
ストコンピュータ301からの要求に応じて、情報の記
録・再生を行うためにフォーカスサーボON(FCO
N)、トラッキングサーボON(TRON)等のコマン
ドをDSP302に送出する。これらのコマンドを受け
取ると、DSP302は、フォーカスサーボおよびトラ
ッキングサーボを動作させ、これにより光ビームがディ
スク上の所定のトラックを追従するようにフォーカスア
クチュエータ131およびトラッキングアクチュエータ
103を制御する。またCPU303からSEEKコマ
ンドが送出されたときには、DSP302は、対物レン
ズ(不図示)、フォーカスアクチュエータ131、およ
びトラッキングアクチュエータ103等をディスクの半
径方向に一体に移動する移動装置、例えばリニヤモータ
304を駆動する。これにより、情報が記録、あるいは
再生される所定のトラックヘの検索を行う。
【0005】DSP302において、フォーカスサーボ
およびトラッキングサーボに用いられるフィルタのゲイ
ンあるいは位相の周波数特性は、ディスクドライブで使
用されているアクチュエータおよびリニヤモータ等の移
動装置の感度、および共振周波数をはじめとする可動部
の周波数特性を考慮して決定されている。DSP302
のソフトウェアは、そのソフトウェアにしたがって演算
処理を行うデジタルフィルタが決定された周波数特性を
有するように設定され、その後マスクROM化される。
したがって、ディスクドライブの機種毎に使用されてい
るアクチュエータ等が異なる場合には、異なる機種間で
DSPを共通に用いることはできず、各機種に独自のあ
るいは専用のDSPを設ける必要があった。また、DS
Pを制御するCPUのハードウェアやソフトウェアもD
SPに応じて設計しなければならないために、CPUも
各DSPに対応したものを用いる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、光学
式記録再生装置においても、メディアコンバート、ある
いはバックアップなどの用途で、図11に示すように、
1つの筐体にCD、3.5"MO、5"PCR、PD、MDと
いった種々のメディアに対応したヘッドを各自が備えた
複数のドライブを搭載した装置が必要となってきてい
る。このような装置では、ヘッドの特性に対応した独自
のあるいは専用のDSPおよびCPUを各ドライブに設
けた上に、複数のドライブ全体を管理するCPUがさら
に必要となる。このため、このような複数のドライブを
有する装置は、非常にコストが高くなってしまう。
【0007】また一般的なMO記録再生装置あるいはP
D記録再生装置等の1つのメディア専用の記録再生装置
は、1個のヘッド、およびそれを制御する1個のDSP
および1個のCPUを備えている。このような装置にお
いても、例えば、機種展開を図る場合等において、コス
トダウンあるいは特性改善のためにヘッドの仕様、ある
いはアクチュエータの仕様を変えると、それに対応して
DSPのソフトウェアも変える必要がある。しかし、上
述したようにDSPのソフトウェアはマスクROM化さ
れているので変更は非常に困難である。ヘッドおよびア
クチュエータの仕様変更に広く、かつ容易に対応するた
めには、仕様変更を見越した数種類のソフトウェアをD
SPのROM上に予め記憶させておかなければならず、
非常に大容量のメモリが必要となる。したがってDSP
自体のコストが高くなり、その結果、装置のコストもあ
がっていた。
【0008】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、ディスクドライブのタイプに関わらず同
一のCPU及び同一のソフトウェアによる制御を可能と
する、低コストで信頼性の高い光学式記録再生装置に搭
載するためのプロセッサを提供すること、および複数の
ドライブを搭載した、低コストの光学式記録再生装置
搭載するためのプロセッサを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサは、
記録媒体に光学的に情報を記録、または該記録媒体から
光学的に該情報を再生するために、記録媒体上に光ビー
ムを収束させる収束手段、該収束手段を移動させる移動
手段、および主制御部を備えた光学式記録再生装置に搭
載されるプロセッサであって、該収束手段および該移動
手段の特性、または該記録媒体の種類を判別するための
装置情報が格納されており、該記録媒体によって反射さ
れた光ビームから得られた信号に基づいて該収束手段の
移動量を求め、該移動量に応じて該収束手段を移動させ
るように該移動手段を制御する可変制御手段を備えてお
り、該可変制御手段は、電源投入時あるいはリセット時
に、該収束手段および該移動手段の特性、または該記録
媒体の種類に応じて、前記装置情報を、前記主制御部に
転送し、該装置情報に基づいて、該記録媒体の信号から
該移動手段の移動量を求めるための可変制御手段の演算
が、該主制御部によって、規定され、その規定された演
算によって該移動手段を制御することを特徴とする。
【0010】また、本発明のプロセッサは、記録媒体に
光学的に情報を記録、または該記録媒体から光学的に該
情報を再生するために、該記録媒体上に光ビームを収束
させる収束手段、該収束手段を移動させる移動手段、お
よび主制御部を備えた光学式記録再生装置に搭載される
プロセッサであって、該収束手段および該移動手段の特
性、または該記録媒体の種類を判別するための装置情報
が格納されており、該記録媒体によって反射された光ビ
ームから得られた信号に基づいて該収束手段の移動量を
求め、該移動量に応じて該収束手段を移動させるように
該移動手段を制御する可変制御手段を備えており、該可
変制御手段は、電源投入時あるいはリセット時に、該収
束手段および該移動手段の特性、または該記録媒体の種
類に応じて、前記装置情報を、前記主制御部に転送する
とともに、該装置情報に基づく立ち上げ手順を該主制御
部から取得し、その立ち上げ手順で立ち上げられること
を特徴とする。
【0011】さらに、本発明のプロセッサは、記録媒体
に光学的に情報を記録、または該記録媒体から光学的に
該情報を再生するために、該記録媒体上に光ビームを収
束させる収束手段、該収束手段を移動させる移動手段、
および、不揮発性でかつ電気的に内容を書きかえること
ができるEEPROM(Electronically Erasable and
Programmable Read Only Memory)を有する主制御部を
備えた光学式記録再生装置に搭載されるプロセッサであ
って、該記録媒体によって反射された光ビームから得ら
れた信号に基づいて該収束手段の移動量を求め、該移動
量に応じて該収束手段を移動させるように該移動手段を
制御する可変制御手段と、該可変制御手段が該移動量を
求めるための演算の定数セットを格納するRAM(Rand
om Access Memory)とを備えており、前記主制御部によ
って、該収束手段および該移動手段の特性、または該記
録媒体の種類に応じて前記EEPROMにより該RAM
に転送されて、該RAMに転送された定数セットに基づ
く演算によって、該可変制御手段が、前記移動手段を制
御することを特徴とする。
【0012】本発明のプロセッサを用いた光学式記録再
生装置は、主制御部によって規定された演算を行う可変
制御手段によって、記録媒体からの反射光から得られた
電気信号の処理を行い、それにより光ビームを所定の状
態で記録媒体上に収束させるような制御、および光ビー
ムを記録媒体上のトラックを正確に走査させるような制
御を行う。主制御部は、収束手段、移動手段および記録
媒体の特性に応じた処理が実行されるように演算を規定
する。このため、従来のように収束手段、移動手段およ
び記録媒体の特性に応じた演算が予め規定されているD
SPを制御手段として用いる必要はなくなる。この結
果、収束手段および移動手段の仕様の変更に起因する特
性の変化、ならびに記録媒体の特性のちがいにかかわら
ず、同一のハードウェア構成および同一のソフトウェア
構成を有する可変制御手段を用いて、光ビームが所定の
収束状態で所定の位置に正確に収束されるように、かつ
目的とするトラックを正確に走査するように制御するこ
とができる。
【0013】主制御部には、複数セットの定数のセット
が予め記憶されており、その中から収束手段、移動手段
および記録媒体の特性に応じて選ばれた1セヅトを可変
制御手段に与え、可変制御手段が行うべき演算を規定す
る。このため、1つの主制御部により複数の可変制御手
段を管理することが可能となる。したがって、1種類の
記録媒体専用の記録再生装置では、収束手段および移動
手段の仕様変更等によりこれらの特性が変化しても、新
しい特性に応じて選ばれたセットの定数が新たに主制御
部により可変制御手段に与えられるので、可変制御手段
自体のハードウェア構成およびソフトウェア構成を変更
する必要はない。したがって、光学式記録再生装置の生
産性を高めることができる。
【0014】また、複数個のドライブを搭載した複数種
類の記録媒体対応の装置では、それぞれのドライブの可
変制御手段に、その可変制御手段に対応した収束手段、
移動手段および記録媒体の特性に応じて選択されたセッ
トの定数が与えられ、これによりドライブ毎に最適な制
御系が構築される。このため、各可変制御手段の構成を
予めドライブ毎に異ならせておく必要はなく、同一の構
成にすることができる。したがって各ドライブの可変制
御手段を1つのCPUで制御することが可能となり、複
数のドライブを搭載した光学式記録再生装置を低コスト
で実現することができる。
【0015】
【実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明する。なお図面中、上記従来例と同様の部材
には同一の参照符号を付す。
【0016】図1は、本実施例の光学式記録再生装置1
00のディスクドライブ制御部の構成を示すブロック図
である。この光学式記録再生装置100は、1個のヘッ
ドアクチュエータおよび1個のDSPを有するドライブ
を複数個備えており、この複数個のドライブを1個のC
PUによって管理し、制御する。複数のヘッドアクチュ
エータ1〜5は、互いに異なるメディアの記録・再生を
行うために設けられており、それぞれの仕様は異なる。
以下、この明細書では、「ヘッドアクチュエータ」は、
ヘッドと、それを駆動するためのアクチュエータとを含
む部分を指すものとする。DSP6〜10は同一のハー
ドウェアおよびソフトウェアによって構成されている。
しかし、ヘッドアクチュエータ1〜5の仕様、および記
録・再生の対象であるメディアがそれぞれ異なっている
ので、DSP6〜10における様々な定数、例えばデジ
タルフィルタの係数等もDSP毎に異なる。
【0017】CPU11はROMを有しており、そこに
メディアの種類、およびヘッドアクチュエータの仕様に
応じた定数のセットを複数個予め格納している。CPU
11は、各DSPからの情報に基づいて複数個のセット
のうちからそのDSPに最適なセットを選択し、DSP
に転送する。各DSPは受け取った定数のセットを用い
てデジタルフィルタ等が実際に行う処理を確定する。
【0018】定数のセットの転送は以下のようにして行
われる。光学式記録再生装置100の電源が投入される
と、またはリセットがなされるとこれに応じてCPU1
1、DSP6〜10は、電源の投入またはリセットがな
され、CPU11は、DSP6〜10のそれぞれがRE
ADY状態にあるか否かを確認する信号を各DSPに送
出する。READY状態であれば、DSP6〜10は、
それぞれが制御するヘッドアクチュエータの仕様、およ
び対応するメディアの種類を示す信号をそのレスポンス
として送出する。CPU11は、これらのレスポンスに
基づいて、フィルタの係数値およびゲインの値等を含む
定数のセットを各DSPに転送する。このようにしてC
PU11は、複数のDSPのそれぞれに、対応するヘッ
ドアクチュエータの仕様、およびメディアの種類に応じ
た定数を転送する。本実施例では、定数の1個のセット
に、各DSP内のフィルタの係数値、およびゲインの値
が含まれている例を説明する。
【0019】次に、1個のヘッドおよび1個のDSPを
含む1個のディスクドライブの構成および動作を図2お
よび図3を参照しながら説明する。なお他のドライブの
構成および動作は、それぞれのヘッドの仕様が異なり、
それに応じてDSP内のフィルタおよび回路等の特性を
変更するための定数が異なる以外は、以下に説明するド
ライブの構成および動作と同様である。
【0020】図2は、光学式記録再生装置100の1個
のドライブの構成を示すブロック図である。
【0021】半導体レーザーなどの光源104から発生
された光ビームは、カップリングレンズ105により平
行光にされ、偏光ビームスプリッタ106により反射さ
れる。反射された光ビームは対物レンズ102によっ
て、光ディスク101上に収束される。
【0022】収束された光ビームは、光ディスク101
によって反射され、対物レンズl02、偏光ビームスプ
リッタ106をこの順に透過して、コリメータレンズ1
07に入射する。コリメータレンズ107によって光ビ
ームは絞られ、続いてハーフミラーl08によって2分
割される。分割された光ビームの一方は、光検出器10
9に、他方は光検出器110に入力される。光検出器1
09および110はともに、2分割光検出器である。光
検出器109、110は、それぞれ入力された光ビーム
を電気信号に変換し、出力する。光検出器110からの
電気信号は、プリアンプl11および112を介して差
動増幅器115に入力され、一方、光検出器109から
の電気信号は、プリアンプ113および114を介して
差動増幅器116に入力される。また、両光検出器10
9および110からの電気信号は加算増幅器117にも
入力される。差動増幅器115の出力TEは、光ディス
ク101上に収束された光ビームと目的とするトラック
との位置関係を表すトラックずれ信号として用いられ、
差動増幅器116の出力FEは、光ディスク101上の
光ビームの収束状態を表すフォーカスずれ信号として用
いられる。さらに、加算増幅器l17の出力ASは、光
ディスク101からの全戻り光量を表す信号となる。
【0023】これらの信号TE、FEおよびASはDS
P141に入力され、まず減衰器118、119および
120によって適正レベルに減衰される。DSP141
は、これらの信号のうちの信号TEおよびFEに対して
所定の演算処理を施した後に、処理された信号をそれぞ
れトラッキング駆動回路129およびフォーカス駆動回
路134に与える。トラッキング駆動回路129は、D
SP141によって処理されたトラックずれ信号TEに
応じて、トラッキングアクチュエータ103を駆動し、
対物レンズ102をディスクの半径方向に移動させる。
このようにして、光ビームを目的とするトラック上に正
確に収束させるトラッキングサーボが行われる。また、
フォーカス駆動回路134は、DSP141によって処
理されたフォーカスずれ信号FEに応じてフォーカスア
クチュエータ131を駆動し、対物レンズ102を光デ
ィスク101に対して垂直な方向に移動させる。このよ
うにして、光ビームを常に所定の収束状態で光ディスク
101上に収束させるようにフォーカスサーボが行われ
る。
【0024】DSP141において、減衰器からの信号
TE、FEおよびASは、それぞれ、アナログディジタ
ル変換器(以下、AD変換器と称す)121、122お
よび123に入力される。各AD変換器は、入力された
アナログ信号を、例えば8ビットのデジタル値に変換
し、出力する。AD変換器122から出力されたフォー
カスずれ信号FEは、フィルタ132、152および1
33をこの順に経て、ゲイン調整を行うゲイン切り換え
回路135に入力される。ここで、フィルタ132は高
域のノイズを除去する低域通過フィルタ、フィルタ15
2はフォーカスサーボ系の位相を補償するための位相補
償フィルタ、フィルタ133はフォーカスアクチュエー
タ131が有する高次共振をトラップし、ゲイン余有を
確保するための帯域阻止フィルタである。これらのフィ
ルタ132、152および133はいずれも、DSP1
41のソフトウェアにより演算処理を行うデジタルフィ
ルタである。また、ゲイン切り換え回路135も同様に
ソフトウェアにしたがって演算処理を行う乗算器、また
はバレルシフタ等で構成されている。ゲイン切り換え回
路135においてゲイン調整されたフォーカスずれ信号
は、DA変換器154を介してフォーカス駆動回路13
4へ出力される。
【0025】AD変換器121から出力されたトラック
ずれ信号TEは、トラッキングの極性を反転、非反転す
る極性切り換え回路124を介し、低域通過フィルタ1
25、位相補償フィルタ151および帯域阻止フィルタ
127をこの順に経てゲイン切り換え回路128に入力
される。ゲイン切り換え回路128においてゲイン調整
されたトラックずれ信号は、DA変換器153を介して
DSP141から出力され、トラッキング駆動回路12
9へ与えられる。
【0026】また、AD変換器123によってデジタル
値に変換された信号ASは、光ディスク101からの光
量の和をとして用いられる。例えば、この光量の和によ
ってわり算を実行することにより、信号FEおよびTE
は正規化される。
【0027】DSP141およびCPU142のハード
ウェア構成を図3に示す。図3に示すように、DSP1
41は、ソフトウェアを実行するためのRAM516お
よびROM517を備えている。ROM517は、ソフ
トウェアをコード化したプログラムを不揮発的に格納し
ている。また、ROM517は、そのDSPのバージョ
ン、種類等を表す情報、あるいはそのDSPを動作させ
るソフトウェアのバージョン、種類等を表す情報をコー
ド化したものを装置情報として格納している。DSPの
バージョン等を表す情報もソフトウェアのバージョン等
を表す情報も、ヘッドアクチュエータの特性およびメデ
ィアの種類に応じて異なる。このため、この装置情報に
基づけば、ヘッドアクチュエータの特性およびメディア
の種類を判断することができる。
【0028】先に述べたように光学式記録再生装置10
0の電源が投入されると、CPU142は、FLASH
ROM500に記憶されているプログラムにしたがっ
て、DSP141内の定数の設定動作を開始する。ま
ず、制御演算部524は、READY信号をポートAを
介してDSP141に送出する。READY信号は、D
SP141のポート1に入力され、コア518に送られ
る。READY信号を受け取ると、コア518は、RO
M517に記憶されているプログラムにしたがい、同じ
くROM517に格納されている装置情報を信号VER
としてポート2からCPU142に送出する。信号VE
Rは、CPU142のポートBに入力され、ここから制
御演算部524に送られる。制御演算部524は、上述
した装置情報に基づいて、ヘッドアクチュエータの特
性、およびそのドライブが記録・再生を行うメディアの
種類を判断し、判断結果に応じて、FLASHROM5
00に格納されているデジタルフィルタの係数、および
ゲイン切り換え回路の切り換え値を含む定数の複数個の
セットのうちから1つを選択する。選択されたセットの
定数は、順次ポートCからDSP141に転送される。
DSP141は、ポート3によって順次転送されてくる
定数を受け取り、これらをRAM516に格納する。D
SP141は、RAMに格納された定数を用いて各フィ
ルタの特性を確定し、これにより、ヘッドアクチュエー
タの特性およびメディアの特性に最適な制御系を自動的
に構築する。
【0029】DSP141への定数の転送が終了する
と、CPU142は、ポートAから、スピンドルモータ
ON、フォーカスサーボON、トラッキングサーボON
等のコマンドをDSP141に送出する。DSP141
は、これらのコマンドに応じて、ディスクドライブ装置
を起動させる。また、CPU142は、ディスクドライ
ブ装置が起動すると、I/F525を介して、ディスク
ドライブ装置が起動したことを示すOK信号を光学式記
録再生装置100のホストコンピュータ501に送出す
る。
【0030】次に、上述したようにして転送された定数
を用いた、DSP141のフィルタ及び回路等の特性の
設定を図4〜図9を参照しながら説明する。
【0031】図4は低域通過フィルタの構成の一例を示
すブロック図である。図4に示すように、低域通過フィ
ルタは、Zで表される遅延器161、乗算器162、1
63および加算器164、165を有している。乗算器
162、163の乗数a、bがヘッドアクチュエータの
特性に応じて変更される値であり、これらの値はCPU
142から転送される。これらの乗数a及びbを変更す
ることにより、低域通過フィルタのカットオフ周波数を
ヘッドアクチュエータの特性に応じて変更することがで
きる。図5(a)および図5(b)には、カットオフ周
波数をf1からf2に変更したときの図4の低域通過フ
ィルタの周波数特性を例として示している。
【0032】図6は位相補償フィルタの構成の一例を示
すブロック図である。図6に示すように、位相補償フィ
ルタは、Zで表される遅延器171、乗算器172、1
73及び加算器174、175を有している。乗算器1
72、173の乗数c、dがCPU142によって設定
される値である。これらの乗数cおよびdを変更するこ
とにより、位相の遅延または進みが最大となる周波数を
ヘッドアクチュエータの特性に応じて変更することがで
きる。図7(a)および図7(b)には、位相の遅延ま
たは進みが最大となる周波数をf3からf4に変更した
ときの位相補償フィルタの周波数特性を例として示して
いる。
【0033】図8は帯域阻止フィルタの構成の一例を示
すブロック図である。図8に示すように、帯域阻止フィ
ルタは、Zで表される遅延器181、182、乗算器1
83、184、185、186及び加算器187、18
8、189、190を有している。乗算器183〜18
6の乗数e、f、g、hがCPU142によって設定さ
れる定数であり、これらを変更することにより、トラッ
プ中心周波数をヘッドアクチュエータの特性に応じて変
更することができる。図9(a)および図9(b)に
は、トラップ中心周波数をf5からf6に変更したとき
の帯域阻止フィルタの周波数特性を例として示してい
る。
【0034】フィルタの特性を決定するこれらの定数
は、上述したように、CPU142によってヘッドアク
チュエータの特性に応じて選択されたものであり、DS
P141のRAM上に書き込まれている。RAM上に書
き込まれたこれらの定数を、CPU142により書き換
えれば、DSP141の各フィルタの特性を自由に変更
することができる。なお、DSP141の各フィルタの
構成は、上述した構成には限られない。ソフトウェアに
よる処理を変えれば、それに対応してフィルタの構成も
変更され得るのはもちろんである。
【0035】また、図2に示されているゲイン切り換え
回路128及び135のゲインも、ヘッドアクチュエー
タの特性、特にフォーカスアクチュエータ、トラッキン
グアクチュエータおよびリニヤモータの駆動感度に応じ
て変更される。ゲイン切り換え回路128および135
のゲインの変更は、上述したフィルタの場合と同様に、
その回路を構成する乗算器の乗数を変更することにより
行われる。
【0036】上述した例では、説明を簡単にするため
に、CPU142から転送され、DSP141のRAM
上に設定される定数にフィルタの係数値およびゲインの
設定値が含まれている場合を説明した。しかし、実際に
は、ディスクの種類にあわせて設定される定数も含まれ
る。このような定数の1つは減衰器118、119及び
120の減衰量である。ディスクによっては反射率が異
なるために再生時あるいは記録時に必要なレーザ発光パ
ワーにも差異がある。このため、光検出器109、11
0によって検出される光量がディスクによって異なる。
したがって、レーザの発光パワーに応じて、減衰器11
8、119および120の減衰量を変更する必要があ
る。また、ディスクの種類によってはランド部をデータ
領域として使用するもの、グルーブ部をデータ領域とし
て使用するものがある。このため、ランド部およびグル
ーブ部のいずれをデータ領域として使用するかに応じ
て、極性切り換え回路124の極性を適合させる必要が
ある。極性の変更は、公知のどのような方法によって行
ってもよい。上述したように極性切り換え回路124に
与えられる信号がデジタル信号であれば、例えば2の補
数をとるという処理により簡単に極性を変更することが
できる。
【0037】このようにCPU142は、各DSPから
受け取った装置情報に基づいて、そのDSPによって制
御されるヘッドアクチュエータの特性を判断し、その判
断結果に応じて各DSP内のフィルタ等の定数を設定す
る。この設定は、予めCPU142のROMに格納され
ている定数の複数個のセットのうちから、ヘッドアクチ
ュエータの特性に応じた1つのセットを選択し、そのセ
ットの定数をCPU142から各DSPのRAMに転送
することによって行われる。これにより、各DSPのフ
ィルタの定数、ゲイン切り換え回路のゲイン値、減衰器
の減衰量等はそのDSPが制御するヘッドアクチュエー
タの特性に応じた最適な値に設定される。このようにし
て、CPU142は、全てのDSPに対して、それが制
御するヘッドアクチュエータの特性に応じた定数のセッ
トを転送する。したがって、1個のヘッドと1個のDS
Pとをそれぞれが有するドライブを複数個備えていて
も、1個のCPUのみで制御することが可能である。そ
の結果、低コストで多機能な光学式記録再生装置を実現
することができる。
【0038】また、ドライブを1個しか備えていない場
合であっても、DSPに装置情報を格納しておきさえず
れば、DSPの各フィルタの定数等は光学式記録再生装
置の立ち上げ時に自動的に設定される。したがって、用
いられるヘッドアクチュエータに応じた特性を有するフ
ィルタや回路を予めDSPにおいて確定しておく必要は
ない。このため、仕様が異なるヘッドアクチュエータ毎
にDSPのハードウェアおよびソフトウェアを設計する
必要はなく、どのような仕様のヘッドアクチュエータに
対しても同一のハードウェアおよびソフトウェアによっ
て構成されたDSPを用いることができる。
【0039】以上説明したように、本発明によれば、C
PUは、ドライブ毎に付加された特定の装置情報を受け
取り、これに基づいて、DSP内のフィルタおよび回路
等の特性を決定するための定数をDSPのRAMに設定
する。これにより、DSPは、制御するヘッドアクチュ
エータの特性に最適な特性を有するようにフィルタおよ
び回路等を自動的に構築し、その結果、DSP内の制御
系をヘッドアクチュエータの特性に最適な制御系を構築
する。したがって、これまでのように装置の種類(記録
・再生の対象となるメディアの種類)、バージョンアッ
プ、ヘッドアクチュエータの仕様変更等に応じてCPU
のプログラムあるいはDSPのプログラムを書き換えた
り、DSP自体を取り換えたりする等の作業がなくな
り、それにより光学式記録再生装置の生産性を大きく向
上することができる。
【0040】また、上述したように、DSP内のフィル
タおよび回路等の定数は、装置立ち上げ時にCPUによ
って設定されるので、各ヘッドアクチュエータの特性に
応じた独自のDSPを用いる必要はない。そのような特
性のヘッドアクチュエータに対しても、同一のハードウ
ェア構成およびソフトウェア構成を有するDSPを用い
ることができる。この結果、DSPを制御するためのC
PUとこれらのCPUを管理するためのCPUとを設け
る必要はなくなり、1つのCPUによって全てのDSP
の制御・管理を行うことが可能となる。したがって、こ
のような複雑で多機能な装置においても低コスト化を図
ることができる。
【0041】上述したような手順でDSP141内のフ
ィルタおよび回路の特性が確定されると、次に、CPU
142は情報の記録・再生を行うことができる状態へ装
置を立ち上げる制御を開始する。この制御では、従来の
光学式記録再生装置と同様に、CPU142は、まず、
DSP141に対してフォーカスサーボON(FCO
N)、トラッキングサーボON(TRON)等の一連の
コマンドを送出する。コマンドを受け取ると、DSP1
41はフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを動
作させ、これにより光ビームをディスク101上の所定
のトラックに追従させる。ただし、一連のコマンドを送
出するシーケンスは、ディスクの種類、装置の種類によ
って変えることができる。例えばCDなどを再生する場
合には、まず内周のTOC領域を読む必要がある。この
ため、立ち上げ時には最初に内周にヘッドを移動すれ
ば、光学式記録再生装置の立ち上げを速く、かつ効率よ
く行うことができる。また、記録可能なディスクでは、
ディスクの種類によって調整領域、コントロールトラッ
クの位置が変化するので、そのディスクのフォーマット
に応じて最初に外周または内周に移動するような立ち上
げ手順を実施する。
【0042】なお、装置の製造時に、EEPROM14
3に半導体レーザ104、カップリングレンズ105、
偏光ビームスプリッタ106、対物レンズ102、コリ
メータレンズ107、ハーブミラー108、光検出器l
09、110といったヘッドに含まれる光学素子の種類
あるいはその特性を表すパラメータ、あるいはフォーカ
スアクチュエータ、トラッキングアクチュエータの種類
あるいはその特性を表すパラメータが書き込んでおくこ
ともできる。このような場合には、CPU142は、装
置の起動時に上述したDSP141内のフィルタおよび
回路等の定数の設定を行った後に、EEPROM143
に書き込まれているパラメータを読み込む。続いて、C
PU142内のFLASHROM等にアクセスし、先に
DSP141に転送された定数のセットよりもふさわし
い定数のセット、あるいは既にDSP141に設定され
た定数以外の定数のセットを選択し、それをDSP14
1に向けて転送する。このようにして、EEPROM1
43からのパラメータに応じて、DSP141の装置情
報に基づいて設定された定数を更新、あるいは追加す
る。これにより、DSP141内の各フィルタおよび回
路の特性を個々のヘッドアクチュエータのばらつきに適
合させることができ、DSP141内の制御系をよりヘ
ッドアクチュエータの特性に適した制御系とすることが
できる。
【0043】特に、装置の製造工程のうちのヘッドユニ
ットの製造調整工程において、ヘッドのその時点での調
整値あるいはヘッドの特性等を表すパラメータをEEP
ROM143に書き込んでおけば、完成したヘッドユニ
ットをそのままディスクドライブに搭載するだけで、D
SP141内の各フィルタおよび回路等の定数が自動的
にそのヘッドにあわせて調整される。このため、ヘッド
ユニットをディスクドライブに搭載した後に、ヘッドに
合わせて装置側で再度調整あるいは学習等をする必要が
なくなる。また、ヘッドユニット内の半導体レーザ10
4やアクチュエータ103および131が破損した場合
でも、ヘッドユニットを交換するだけでDSP141内
のフィルタおよび回路等の特性を決定する定数は自動的
に交換後のヘッドユニットにあわせて変更されるので、
調整作業を特に行う必要はない。このため、光学式記録
再生装置のメンテナンスを非常に容易に行うことができ
る。
【0044】なお、上記実施例では、光ディスクを記録
・再生する光学式記録再生装置を例として本発明を説明
したが、例えば光磁気ディスク記録再生装置のような記
録媒体に光学的に記録・再生を行う装置であれば、記録
媒体の種類を問わず、上記実施例で述べた効果と同様の
効果が得られるのはもちろんである。
【0045】また、上記実施例では、DSP141内の
各フィルタおよび回路等の特性を変更しなければならな
い主な要因として、ヘッドアクチュエータの特性が異な
ること、およびメディアの種類が異なることを挙げてい
る。しかし、ディスクドライブの制御系を構築する際に
考慮しなければならない要因が増えれば、それに応じて
CPUのFLASHROMに予め格納する定数のセット
の数を増やせばよいだけで上記実施例で述べたのと同様
の効果が得られるのはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセッ
サが搭載された光学式記録再生装置では、各ドライブの
ヘッドアクチュエータの特性および各ドライブが記録・
再生を行う記録媒体の特性に関する装置情報を各ドライ
ブのDSPに付加しておき、CPUは各ドライブの装置
情報に基づいて、DSP内のフィルタおよび回路等の特
性を決定するための定数を、本発明のプロセッサである
DSPのRAMに設定する。これにより、DSPは、対
応するヘッドアクチュエータおよび記録媒体に最適な特
性を有するようにフィルタおよび回路等を自動的に構築
し、その結果、DSP内の制御系をヘッドアクチュエー
タの特性に最適な制御系を構築する。したがって、これ
までのように装置の種類(記録・再生の対象となるメデ
ィアの種類)、バージョンアップ、ヘッドアクチュエー
タの仕様変更等に応じてCPUのプログラムあるいはD
SPのプログラムを書き換えたり、DSP自体を取り換
えたりする等の作業がなくなり、それにより光学式記録
再生装置の生産性を大きく向上することができる。
【0047】また、上述したDSP内のフィルタおよび
回路等の定数の設定は、装置立ち上げ時にCPUによっ
て行われる。このため、各ヘッドアクチュエータの特性
および記録媒体の特性に応じた独自のDSPをドライブ
毎に用いる必要はない。どのような特性のヘッドアクチ
ュエータに対しても、同一のハードウェア構成およびソ
フトウェア構成を有するDSPを用いることができる。
この結果、DSPを制御するためのCPUとこれらのC
PUを管理するためのCPUとを設ける必要はなくな
り、1つのCPUによって全てのDSPの制御・管理を
行うことが可能となる。したがって、このような複雑で
多機能な装置においても低コスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセッサが搭載されるとともに、複
数のディスクドライブが搭載された光学式記録再生装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】ディスクドライブ制御装置の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明におけるDSPおよびCPUのハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のDSPにおける低域通過フィルタの構
成の一例を示すブロック図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ、図4の低域
通過フィルタの周波数特性の例を示す図である。
【図6】本発明のDSPにおける位相補償フィルタの構
成の一例を示すブロック図である。
【図7】(a)および(b)は、それぞれ、図6の位相
補償フィルタの周波数特性の例を示す図である。
【図8】本発明のDSPにおける帯域阻止フィルタの構
成の一例を示すブロック図である。
【図9】(a)および(b)は、それぞれ、図8の帯域
阻止フィルタの周波数特性の例を示す図である。
【図10】従来のディスクドライブ制御装置の構成の一
部を示すブロック図である。
【図11】従来の複数のディスクドライブを搭載した装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 ヘッドアクチュエータ 6、7、8、9、10 DSP ll CPU 100 ディスクドライブ制御装置 118、119、120 減衰器 121、122、123 AD変換器 124 極性切換回路 125、132 低域通過フィルタ 127、133 帯域阻止フィルタ 128、135 ゲイン切換回路 141 DSP 142 CPU 143 EEPROM 151、152 位相補償フィルタ 153、154 DA変換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に光学的に情報を記録、または
    該記録媒体から光学的に該情報を再生するために、記録
    媒体上に光ビームを収束させる収束手段、該収束手段を
    移動させる移動手段、および主制御部を備えた光学式記
    録再生装置に搭載されるプロセッサであって、 該収束手段および該移動手段の特性、または該記録媒体
    の種類を判別するための装置情報が格納されており、該
    記録媒体によって反射された光ビームから得られた信号
    に基づいて該収束手段の移動量を求め、該移動量に応じ
    て該収束手段を移動させるように該移動手段を制御する
    可変制御手段を備えており、 該可変制御手段は、電源投入時あるいはリセット時に、
    該収束手段および該移動手段の特性、または該記録媒体
    の種類に応じて、前記装置情報を、前記主制御部に転送
    し、該装置情報に基づいて、該記録媒体の信号から該移
    動手段の移動量を求めるための可変制御手段の演算が、
    該主制御部によって、規定され、その規定された演算に
    よって該移動手段を制御することを特徴とするプロセッ
    サ。
  2. 【請求項2】 記録媒体に光学的に情報を記録、または
    該記録媒体から光学的に該情報を再生するために、該記
    録媒体上に光ビームを収束させる収束手段、該収束手段
    を移動させる移動手段、および主制御部を備えた光学式
    記録再生装置に搭載されるプロセッサであって、 該収束手段および該移動手段の特性、または該記録媒体
    の種類を判別するための装置情報が格納されており、該
    記録媒体によって反射された光ビームから得られた信号
    に基づいて該収束手段の移動量を求め、該移動量に応じ
    て該収束手段を移動させるように該移動手段を制御する
    可変制御手段を備えており、 該可変制御手段は、電源投入時あるいはリセット時に、
    該収束手段および該移動手段の特性、または該記録媒体
    の種類に応じて、前記装置情報を、前記主制御部に転送
    するとともに、該装置情報に基づく立ち上げ手順を該主
    制御部から取得し、その立ち上げ手順で立ち上げられる
    ことを特徴とするプロセッサ。
  3. 【請求項3】 記録媒体に光学的に情報を記録、または
    該記録媒体から光学的に該情報を再生するために、該記
    録媒体上に光ビームを収束させる収束手段、該収束手段
    を移動させる移動手段、および、不揮発性でかつ電気的
    に内容を書きかえることができるEEPROM(Electr
    onically Erasable and ProgrammableRead Only Memor
    y)を有する主制御部を備えた光学式記録再生装置に搭
    載されるプロセッサであって、 該記録媒体によって反射された光ビームから得られた信
    号に基づいて該収束手段の移動量を求め、該移動量に応
    じて該収束手段を移動させるように該移動手段を制御す
    る可変制御手段と、 該可変制御手段が該移動量を求めるための演算の定数セ
    ットを格納するRAM(Random Access Memory)とを備
    えており、 前記主制御部によって、該収束手段および該移動手段の
    特性、または該記録媒体の種類に応じて前記EEPRO
    Mにより該RAMに転送されて、該RAMに転送された
    定数セットに基づく演算によって、該可変制御手段が、
    前記移動手段を制御することを特徴とするプロセッサ。
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US9975966B2 (en) 2014-09-26 2018-05-22 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Cytotoxicity-inducing theraputic agent
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