JP2002042277A - 心停止・意識不明状態の自動検出・通報システム - Google Patents

心停止・意識不明状態の自動検出・通報システム

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JP2002042277A
JP2002042277A JP2000223234A JP2000223234A JP2002042277A JP 2002042277 A JP2002042277 A JP 2002042277A JP 2000223234 A JP2000223234 A JP 2000223234A JP 2000223234 A JP2000223234 A JP 2000223234A JP 2002042277 A JP2002042277 A JP 2002042277A
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JP
Japan
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cardiac arrest
unconscious state
body motion
automatic detection
sensor
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JP2000223234A
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English (en)
Inventor
Shinji Miyazaki
信次 宮崎
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独居の老齢者などが居宅内で心停止状態にな
ったり,意識不明になった場合,使用者に心理的/物理的
負担の少ない方法で,これを速やかに検知してしかるべ
き箇所に緊急通報をすることにより,孤独死や手遅れに
よる後遺症の発生を予防する. 【解決手段】 対象者の手首に脈波と体動を連続計測す
るセンサーを装着し,心停止と体動の停止を検知する.こ
の情報を無線で建物に設置するコントロールユニットに
送信し,そこで体動の停止が正常な睡眠によるものか病
的な意識不明かを識別し,緊急時にしかるべき場所に通
報を発信する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,独居高齢者などが
心停止もしくは脳卒中などにより意識不明の状態になっ
た場合,速やかにこれを自動検出し,集中管理センタ
ー,消防署,事前に登録した電話などに通報を発するシ
ステムに関するものである.
【0002】
【従来の技術】従来,一人住まいの居住者の生命を脅か
すような病的緊急状態を自動検出する方法としては,複
数のテレビカメラを用いて人間が監視する方法,複数の
赤外線カメラを用いて対象者の動きを自動検出する方法
などが考案されている.
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし,前者の方法は
監視要員が必要なため,きわめて高価なシステムとな
り,一般の家庭で用いることはできない.後者の方法
は,睡眠中など居所が固定している時間帯は,緊急事態
が起きても検出できないという問題を抱えている.本考
案では基本的に脈波と体動を連続測定して,そこから心
停止と(睡眠以外の)意識不明状態を自動検出し,コン
トロールパネルを経由して,集中管理センター,消防
署,予め登録した電話などに通報を発し,孤独死を予防
することを目的とする.
【0004】
【課題を解決するための手段】脈波と体動は小型のコン
デンサマイクロホンもしくは圧電素子を用いて測定し,
センサー/送信器ユニット内部で,覚醒時,睡眠時,心
停止を検出しコントロールユニットに無線電波で意識不
明状態と心停止時に適切な間隔で信号を送る.コントロ
ールユニットでは,意識不明のうちから正常な睡眠を取
り除き病的な意識不明状態と心停止を取り出して通報を
発生する.
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1のシステムは図1のよう
に構成される.センサー/送信器ユニットを駆動する電
池は,請求項2に記述される片方の手首に巻く伸縮性ベ
ルト(1a,1b)を留めるベルクロストラップ(2
a,2b)もしくはスナップに組み込まれたタクトスイ
ッチ(3)により,センサー/送信器ユニットが手首に
装着されているときのみセンサー回路に電源を供給す
る.
【0006】伸縮性ベルトは図2に示されるように,そ
の結合はベルクロストラップ(2a,2b)もしくはス
ナップで行われる.ベルトの片側の端(1b)には薄型
(厚さ約3mm)のタクトスイッチ(3)が付着してお
り,この端が他のベルトの一端(1a)と結合されると
その圧力によりスイッチがON状態になり,ベルトが閉
じてセンサー/送信器ユニットが手首に装着されている
ときのみセンサー回路に電源が供給される.
【0007】脈波および体動の連続計測は,小型で薄い
コンデンサマイクロホンもしくは圧電素子を上記伸縮性
ベルトに埋め込み片側の手首の脈を触れるところに適度
な圧力をもって押し当て,その出力をアナログ電子回路
で処理することにより行う.体動がないとき(=意識不
明状態のとき)は基線が安定した脈波が観測される.体
動が少しでもあると脈波に重畳してこれと同じかそれ以
上の振幅の不規則な雑音が観測される.心停止が起これ
ば脈波成分は瞬時に消失し,またしばらくして意識不明
状態に陥るので体動が無くなり増幅器のわずかな雑音の
みを残して信号が無い状態になる.
【0008】意識不明状態でないこと(つまり体動があ
り生きていること)は,ある程度以上の振幅の信号が得
られていることで検出可能であり,意識不明状態で体動
が無くなって心臓は動いているときは周期的な脈波成分
が信号として検出される.この信号はコンデンサマイク
ロホンもしくは圧電素子と脈を触れる部位との接触状態
が経時的に微妙に変化することにより多少小さくなるこ
とも有り得るが,PLL回路などを用いて概周期性があ
ることを検出する方法を併用すれば増幅回路自体の雑音
とは区別できる.
【0009】センサー/送信器ユニットでは,通常時は
センサー回路のみに通電されているが,そこで信号がま
ったく検出されないとき(以下,ケースAという)には
速やかに(たとえば無信号状態が10秒続いたら),ま
た体動が無く脈波のみが検出される場合には(以下,ケ
ースBという)20―30分に1回,自動給電回路を介
して送信器を活動状態にして,外部のコントロールユニ
ットに無線電波で2種類の緊急信号を送信させる.
【0010】この緊急信号を受信するコントロールユニ
ットでは,2種類の信号を識別し,ケースAかケースBか
を判別する.ケースAは明らかに心停止を意味する.た
だし,もし請求項2のように装着時のみ給電するように
していなければ,入浴,洗面その他でベルトをはずした
とき給電スイッチを切り忘れてセンサー/送信器ユニッ
トを置き放しにするとケースBの信号が発生することに
なり,段落番号0011で説明するように病的意識不明
状態と判定され緊急通報が発信されてしまうことにな
る.
【0011】ケースBは正常な睡眠状態,もしくは病的
な意識不明状態のいずれかを意味する.ここで,たとえ
ば通常覚醒している時間帯をコントロールユニットに予
め登録しておけば,その時間帯にケースBの信号が入れ
ば病的な意識不明状態と判断することにする.
【0012】心停止/病的な意識不明が判定された場合
には,集中管理センター,消防署,予め登録していた電
話等にコントロールユニットから緊急通報を発信する.
【発明の効果】本発明の効果としては,現在既に発生し
今後急速に増加して行くと予想される独居高齢者などの
孤独死の一部を防ぎまた脳卒中などの早期治療を可能に
することが期待される.たとえ卒中や死そのものを防ぐ
ことができなくても,発見が遅れることにより予後が悪
化したり,死亡後数週間も人知れず放置されてから発見
されるといった事態は回避できるようになる.
【図面の簡単な説明】
【図1】 システムの構成図
【図2】 装着により給電が開始される仕組み
【符号の説明】
1a,b 伸縮性ベルト 2a,b ベルクロストラップ 3 タクトスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手首につける脈波・体動センサー/送信
    器ユニットと建物の壁等に取り付けるコントロールユニ
    ットからなる,心停止・意識不明状態の自動検出・通報
    システム.
  2. 【請求項2】 上記センサー/送信器ユニットは,使用
    時のみ電源が入ることを特徴とする請求項1に記載の心
    停止・意識不明状態の自動検出・通報システム.
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2のセンサー/送信器ユニ
    ットは,心停止と意識不明(睡眠時を含む)状態を自動
    検出できることを特徴とする,心停止・意識不明状態の
    自動検出・通報システム.
  4. 【請求項4】 請求項1のコントロールユニットは,睡
    眠と病的な意識不明を識別できることを特徴とする心停
    止・意識不明状態の自動検出・通報システム.
JP2000223234A 2000-07-25 2000-07-25 心停止・意識不明状態の自動検出・通報システム Pending JP2002042277A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051516A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Olympus Corp 触覚検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008051516A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Olympus Corp 触覚検出装置

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